
2006.12.1
昨夜は担当さんとの電話打ち合わせ中に、コマと猫三兄弟が運動会をしていて、うなり声でにぎやかでした。
電話の途中で退場者続出。
コマは私が電話に出ると、落ち着かなくなってそわそわと歩き回ります。
かみついてきたりもします。
そういえばこの前の電話打ち合わせ中には、コマが吐いたんでした。
空気を読んでいるのか、単に間が悪いのか。
打ち合わせ中は静かにしてほしいです。

仕事部屋にひきこもっているコマをみかけると、猫三兄弟は
「おばちゃん、遊んでー!」
とまとわりつきます。
けんかっ早い母猫ハルは
「出てこんかい、うらぁああ」
と呼びかけます。
ハルがコマを窓越しに威嚇して、いつも網戸にしがみつくので、網が外れそうです。
5kgもあるのに、若鮎のような身のこなしの軽さ。
見習いたいものです。

2006.12.2
某誌の描き下ろし原稿2ページが完成。
昨夜、編集部に見本を送ったら、その場でOKが出ました。
ありがたいことです。
この喜びを猫達とも分かち合いたい。
たぶん、説明してもわかっていないとは思いますが。
早く本が出ないかなあ。
原稿料で猫缶何個買えるかな^^

2006.12.3
我が家の玄関に鎮座する70リットルの猫トイレを、4頭の母子が共有しています。
少しでも快適に使ってもらえるよう、ひんぱんに掃除したり、新しい砂を追加して、猫の下の世話に追われる日々です。
先日、「通販生活」で「猫砂のピカイチ」に輝いたドイツのリッターマイヤー社製「キャッツ・エコ」を試してみたところ、猫達の反応は上々でした。
砂を入れるや我先にトイレにかけこみ、順番待ちが出る人気でした。
さわやかな針葉樹の香りもすがすがしく、世話係も気持ちよかったです。
しかし、天然凝固成分が長毛猫アキのふさふさしたしっぽにからまり、家中に散らばるため、使用を断念しました。

今はアイリスオーヤマ製の「お茶の猫砂」を使っています。
お茶の匂いが嫌な匂いを消すといううたい文句で、袋を開けるとデパートの新茶売り場の匂いが玄関にひろがります。
飲食物の匂いとトイレはあまりセットにしてほしくないのですが、確かにトイレの匂いはまぎれる気がしました。
ようやく猫砂を次々と試して失敗する「猫砂ジプシー」状態から解放されるかと思ったのもつかの間。
母猫ハルはこの新茶の匂いがダメなようです。トイレでない場所に粗相をし、一度は植木鉢にまたがっていたこともありました。(未遂です)
やむなくハルだけ別のトイレに新聞紙を敷いて使ってもらっています。
猫砂ジプシー、もうしばらく続きます。

2006.12.4
秋深き 隣は何を する人ぞ(芭蕉)
ずっと「秋深し」だと思い込んでいたのですが、「秋深き」が本来の句なんですね。
隣人のコマが気になる猫母子は、ベランダから仕事部屋をのぞきこんでいます。
ハルが植木鉢をしょっちゅうひっくり返すので、重くて倒れにくい鉢を集中的に並べてみました。
たまには菊の花でも愛でて、心をなごませてほしいものです。



2006.12.6
借りている畑から昨日、人参を収穫してきました。
人参にしては丈が短いです。
ちゃんと根菜用の肥料をあげたのですが、耕し方が足りなかったのかもしれません。
農業のプロの両親に見せたら、たぶん鼻で笑われるでしょう。
9歳になる黒うさぎのばんじろうは
「置いといて。後で食べるから」
と、あごですりすり匂い付けしていました。
歯が弱くなって食べられないのかと心配しましたが、後で見たらきれいに完食。
我が家のうさぎ達は、根っこも葉っぱも全部食べてくれるので、短足の人参でもノープロブレムです。

2006.12.7
米吐き娘の登場人物の天野です。
夏しか出番がなかったので冬バージョンを描いてみました。
この人はマイナス20度位は平気そうな気がします。
「触られたくなかったら腕まくりなんかしてんなよ」
と担当氏がツッコミを入れていましたが、そういうのは野暮というものではないでしょうか。

2006.12.8
米吐き娘のネームをさきほど送りました。
プロットとネームを合わせると、今シリーズ21回目の挑戦です。
順調に没の記録が伸びています。
昨日今日と、雨模様で寒いので、仕事部屋でエアコンを稼働しています。
それでも足下が冷えるので、ひざかけと猫のコマが手放せません。
昨夜のニュースで、野良猫が木に登って下りられなくなったと報じていました。
飲まず食わずで数日間。
この寒さで体調を崩したのか、マコトちゃんのように鼻水を垂らしていました。
どうやら救出されたらしいです。>詳細
とりあえず良かった...

2006.12.9
友人さちち嬢がお友達のしゃいさんを連れて遊びに来てくれました。
3人とも猫好きなので猫談義に花が咲きました。
日頃私やトッコさんにつれない仕打ちをしている母猫ハルは、なぜか初対面のしゃいさんが気に入った様子。
なでてもらって「まんざらでもない」という顔でお腹を見せて寝ていました。
来客大歓迎モードの黒猫フユも、1頭で3頭分位はしゃいで大ジャンプを連発。
日頃一人で家にひきこもって机に向かっている私も、いい気分転換になりました。
やはり外界からの刺激は必要ですね。

2006.12.10
久しぶりに晴天。
たまっていた洗濯物が片付いてすっきりしました。
昨日まで室温16度位だったのが、今日は24度。
猫もうさぎも油断する暖かさです。
合計8頭が気持ち良さそうに寝ているなか、一人仕事するのはさびしいものです。
誰かひとりくらい、起きてつきあってくれてもいいのに。
まあ、起きていたからといって、ネームがはかどるということはありません。
仕事中に猫のおなかをつつきたくなって困ります。

2006.12.11
米吐き娘第25話のネームを編集部に送信。それからちょっと買い出しに行きました。
行きつけの園芸店のスクラッチカードで1,000円当たったので、猫用のイネ科植物パンパスグラスと鉢を購入。
それから画材を買いに遠出しました。
姫路市内のアークオアシスという郊外型の大型小売店で、画材やクラフト用品がたくさんたくさん売られています。
眺めているだけで2、3時間はあっという間に過ぎてしまいます。
物欲が枯れたはずの私でも、たがが外れそうです。
ぐっとこらえて、前々から買うと決めていた物に厳選しました。
唯一の衝動買いは、赤いリボン(30cmで23円)。
これで黒猫フユにコスプレしてもらう予定です。
うまくいくかな〜?

2006.12.12
友人さちち嬢のリクエストにお応えして、昨日買った赤いリボンを黒猫フユに装着してみました。
30cmではぜんぜん足りませんでした。
物のサイズや車幅を見積もるのがほんとうに下手です。
仕事の段取りの悪さもこのへんに起因しているのかも。
それはさておき、「魔女の宅急便」のジジに見えるでしょうか?
猫がほうきに乗るのはすごく難しそうです。
ジジはなぜ振り落とされないのでしょうか。
本猫がリボンを食ってしまいそうだったので、撮影が終わったらすぐにはずしました。


2006.12.13
この秋、六甲山で遭難した公務員の男性が、たまたま手に持っていた焼き肉のたれを命綱に、3週間生き延びて救出されていたそうです。>詳細
非常食は持っておくものですね。
先日、清水玲子さんの「22XX」という漫画を読みました。
文化として人間を食べる習慣を持つ種族の少女と、食欲を持つようプログラムされたロボットの悲しいお話です。
要約が苦手なわたくしが紹介すると、味もそっけもないものになってしまいますが、色々考えさせられる作品でした。
正月の冬ごもりにむけて、読みたい本がたまってきています。でも米吐き娘のネームが一段落しないことには。
逃避している時の方が、読む物観るものがおもしろくて頭に入る気がするのは何ででしょう。

2006.12.14
今週2度目のネームの直しを送りました。
それから近所に買い出し。あちこちの店がクリスマスツリーで奇麗に飾られています。
我が家も何か飾りたい所ですが、きらきらしたものや小さい物が大好きな猫達が、オーナメントをかっぱらっていきそうです。
先日も魚の干物のぬいぐるみが被害に遭いました。
いっそ煮干しや猫用ジャーキーを木に飾って、食べられるツリーにするのもいいかもしれません。
ツリーじゃなくて、モズのはやにえみたいですね...



2006.12.16
このところ黒猫三兄弟が、仕事場にちょくちょくショートステイしています。
部屋の主コマの動向をチェックしたいというのもありますが、布団やコマの食べ残したカリカリにひかれているようです。
ドアを開けるとなだれのように三兄弟がかけこんできます。
コマはいい迷惑です。
でも最近は、「しょうがないわね」という感じで、しぶしぶ受け入れているようです。
じゃれあって遊び疲れると皆、思い思いの場所で寝てしまいます。
ハルとコマは犬猿の仲ですが、三兄弟が間をとりもってくれれば...
と、いまだに淡い希望を捨てきれません。
来年、初詣をするとしたら、願い事は「家内安全」かな。
いや、「連載再開」のほうが先か...

2006.12.17
明日は黒猫アキに去勢手術を受けてもらう予定です。
兄弟のナツ・フユといっしょに、先月手術を受ける予定でしたが、膀胱炎で延期になっていたのでした。
膀胱炎の症状が治まったと思ったら、また病院。
アキにとっては、一難去ってまた一難です。
無事に済みますように。

2006.12.18
予定通り黒猫アキを動物病院へ連れて行きました。
去勢手術は動物の手術の中では比較的簡単な部類に入るそうです。
でも、傷が完治するまでは気が抜けません。
同じ道を通って来た兄弟のナツとフユがフォローしてくれるといいのですが...
猫のことなので、自分の体験はすっかり忘れて、消毒くさいアキをいじめるかもしれません。
猫友達の愛猫が少し前に交通事故で亡くなって、お香典を包んだのですが、忘れた頃に香典返しが届きました。
かつお節が入っていました。
我が家の猫達がかつお節を食べながら、亡き同胞の身の上を案じてくれるかどうかはわかりませんが、ありがたくお相伴したいと思います。

2006.12.19
伊藤理佐さんの猫エッセイ漫画『女いっぴき猫ふたり』を読みました。
単純な線ですが、猫の生態をすごく的確にとらえていると思いました。
黒猫のクロの首輪がさるぐつわになって、情けなさそうな顔で無言で伊藤さんを見上げているところなど、ほほえましくも身につまされました。
つかずはなれずな猫との距離のとりかたも、親近感がわきました。
本棚の増設に320万円もつぎこむような甲斐性は、私にはありませんが。
黒猫アキの手術もぶじ終わり、いつものメンバーがそろいました。
母猫ハルの反応は予想通りでした。
アキが近寄れば「病院臭いわ」と猫パンチをくらわせ、それでも近寄ろうとすると、うなる始末です。
一方、兄弟達はいつものように仲良しぶりを発揮しています。
特に白黒猫のナツは、アキの毛づくろいをしてやったり、患部の様子を気にかけたりと、人間でもできないような細やかな気配りぶりです。
ナツ、お前、そんなに優しいやつだったのか。
びびりとか言って、悪かったよ。
※当初、「伊藤理沙さん」と書いていましたが、正しくは「伊藤理佐さん」でした。おわびして訂正いたします。

2006.12.20
猫達が破いたふすまに、紙を貼って補修しました。
これでたしか3度目です。
ほころびていると、猫の破きたい衝動を刺激してしまうらしいので、早めに修復したほうが被害が少ないようです。
コピー用紙とゴムのりでぺたぺたやっている横で、猫達が興味深そうに見守っています。
まるでひとごとです。
「誰がやったのかな?」
ときくと、さりげなく視線をそらす猫達。
うちに和室が十部屋位あったら、猫達に好き放題やらせてあげたいところなのですが、あいにく一部屋しかありません。

劇的ビフォーアフター。
...とはいきませんね。
とりあえず、これ以上やられないよう、鉢植えの入った箱でバリケードを作ってみました。
ハルはたいへん不服そうです。

2006.12.21
本格的に寒くなって来ました。
網戸とガラス戸の間に入り込んで動けなくなったハエをみつけて、猫三兄弟が歯をかちかちいわせています。
毎日、死にかけの虫が家のあちこちに転がっています。
寒くなると「アリとキリギリス」という童話を思い出します。
働きも蓄えもせずに創作活動に専念していたキリギリスが、冬が来て困って働き者のアリに助けられるという設定が、いかにも労働は美徳といった感じでした。
でも好きな音楽に打ち込んでいたキリギリスにも共感をおぼえ、自分が退職して投稿に専念する時には「しばらくキリギリス生活に入ります」と職場の人達に報告しました。
どうにかデビューできたものの、いまだにキリギリス生活です。

2006.12.22
今週2度目のネームの直しをさきほど送りました。
トッコさんが出張しているので、家の中が静かです。
騒ぐのは猫達ばかりです。
電子機器がたくさんあるので猫禁止になっているトッコ部屋に、主がいないのをいいことに猫達が闖入していました。
ドアが開いていることに気づいて、猫を追い出してからふと足下をみると...
出張先に持って行くはずの菓子折りが、なぜか置き忘れられています。
携帯電話のメールで事情をたずねると、「置き忘れたので出先で買った、自宅にあるのは食ってよし」とのこと。
トッコさんはどこへ旅行しても手ぶらで帰宅します。
「お土産は元気な私」と言ってはばかりません。
何ももらえずにがっかりしている私に、神様がプレゼントしてくれたのでしょうか。

2006.12.23
久々に作品掲載のおしらせです^^
12月25日発行の『彷書月刊』2007年1月号
<特集:みんなでふるほんまんが>
本体700円+ 税
に、新作2ページを掲載していただきました。
月刊アフタヌーンで「アンダーカレント」を連載されていた豊田徹也さんほか、豪華執筆陣が寄稿されています。
私の描いたぶんは「百円の古本で変わる人生」というタイトルです。洋裁用の古本にまつわるできごとをつづっております。米吐き娘と愉快な仲間達も、講談社の出演許可をもらって友情出演。
上の画像は『彷書月刊』にて好評連載中の「ブンブン堂のグレちゃん」をまねて描いてみたものです。あまりに似ていないので却下されました。最終原稿では、みのりが代役を務めています。
今回のお仕事は、去年私がとある大学の先生にファンレターを出したことから、ひょんな出会いが続き、お仕事につながりました。
機会を与えてくださった皆様、ありがとうございます。
とくにこの仕事を紹介してくださった通称”助教授さん”。お世話になりました。
なお、本の概要は版元の彷徨舎のサイトにて、そのうち掲載されるのではと思います。
Amazonでもバックナンバーを扱っていますので、そのうちエントリーされるのではと期待しております。
手に入れるのが難しいかもしれませんが、書店で見かけられた方は、ぜひお手にとってみてください。
『彷書月刊』取り扱い書店

2006.12.24
さかむけがなかなか治りません。
「さかむけは親不孝のしるし」という言い伝えの由来を、ネットで検索してみました。
「親からもらった身体を大切にしないから」
という説と、
「さかむけが痛くて水仕事や薪割りなど親の手伝いができないから」
という説がありました。
このへんはまだわからなくもないですが、言い伝えの中には意味不明なものもたくさんあるようです。
たとえば「カニをいじめると歯が痛くなる」という言い伝え。
どんな生き物もいじめたら可哀想なのは同じでしょうに、なぜカニなのでしょうか。
カニならこの間、いじめたというか食べてしまいました。
歯が痛くならなければいいのですが。

2006.12.25
酔狂な人の話が好きです。
人がやらないようなことを、好奇心のおもむくままにやってしまう物好きな人は、せちがらい世の中のオアシスです。
身内にそういう人がいると、色々苦労がたえないかもしれませんが...
私の亡くなった祖父もそういうタイプでした。庭に奇妙な植物を植えて悦にいったり、50センチ位ある草履を作って人にプレゼントしてもらった人が困るのを見て楽しんだり、工事現場で捨てられそうになっていた水神様の石像を拾って来たり。
祖父が作詞作曲した「◯玉の七不思議」という謎の歌がありますが、今にして思えば録音しておけば良かったと悔やまれます。
最近お気に入りのサイト、@nifty:デイリーポータルZには、酔狂な人達が日々、自分で発見・創作したネタを発表しています。
動画「笛吹く姉妹」とか、
子犬によるワルツなど、疲れた時に鑑賞するとたいへん脱力します。
肩の力がとれたところで、またネームを直します。
早くネーム地獄を抜け出して、年末年始は原稿にとりかかれるといいなあ。


当初予定されていた、漫画界の妖怪、M御大との夢の競演がかなわなかったのは非常に残念ですが、載せていただけただけで光栄でございます。
本のサイズはコマとの対比をご参考になさってください。
<付記>
掲載誌の概要は版元の彷徨舎のサイトで、
メニューバーの「Magazine」をクリックして
いただくと、ご覧になれます。

2006.12.27
10年前、父の還暦祝いに十年連用日記帳を送りました。
毎日少しずつ書き物をすれば、少しはぼけ封じになるのではという期待もあったのです。
先日「もうすぐ使い終わるので、次を送ってくれ」と催促がありました。
農業一筋で筆無精な父が、毎日何を書いているのか不思議に思ってきいてみると、農事暦として活用しているらしいです。
老眼でも書きやすいように、書くスペースの大きくてかつ頑丈なものを選んで買いました。
他の物とあわせて送るつもりで、部屋に置いていたら、カバーが猫の歯形だらけに。
そういえば最近、歯が生え変わってかゆいのか、色んな物をかじっているなあと思っていたところでした。

2006.12.28
今年も残すところあと3日。
ここでの日記もあと3日ぶんでひとまず終結します。
そこでこの機会に、一年をふりかえってみたいと思います。
題して「2006年をふりかえる」
第一回うさぎ編。
白と灰色のパンダうさぎ「かるかん」は、私の実家で保護したうさぎの子孫です。
温厚で気弱な性格が災いし、年下のぽちには足をダンダン鳴らして威嚇され、長老ばんじろうには雄同士なのに後ろからのっかられて、最も弱い立場に立たされています。
食欲旺盛で大柄なかるかんは、もっと自信を持って、ばんじやぽちに立ち向かってもいいんじゃないかと思います。

それからうさぎ達の中で紅一点の垂れ耳うさぎの「ぽち」。
この子も私の実家で保護したうさぎの子孫です。
ぽちが来る前に一緒に暮らしていた垂れ耳うさぎの「六風」の親戚にあたります。
六風を家庭内の事故で亡くして落ち込んでいた私は、六風そっくりのぽちを眺めているだけでとても癒されました。
たびたび後頭部にハゲをこさえましたが、ムトーハップを薄めて塗って治しました。
再発しないか気がかりで、可愛い顔よりも後頭部ばかり見てしまいます。
連れて来た当初はぬいぐるみのようだったのですが、成長した今、性格的には般若です。

掃除や食事のお世話をするわたくしも、何度噛まれそうになったかわかりません。
お茶やお花をたしなまなくてもいいから、もう少し外見にふさわしい穏やかなうさぎになってほしいです。
ラストは、来春10歳になる黒うさぎの「ばんじろう」です。
老いてなお盛んなばんじですが、最近、トイレの場所を間違えたり、日に何度も食事の催促をするようになりました。
まあ、嫌がらせのおしっことか、食事が気に入らない時のちゃぶ台返しは若い頃からでしたけど。
熟睡する姿を見るたびに、呼吸しているかどうか確かめずにはいられません。
これからも元気で長生きしてほしいものです。

2006.12.29
「2006年をふりかえる」
第二回、ねこ編です。
まず古参のコマから。
コマは動物保護施設アニマルメリーランド出身です。
生後約3ヶ月できょうだい猫と別れて、里子として我が家にやってきました。2002年、私が公務員を退職した年のことです。以来ずっと、猫としては一人っ子でした。
昼も夜も飼い主を独占し、たまの来客にびびる以外は、我が物顔の暮らしを送っていました。
そんな穏やかな生活をくつがえす事件が、ある日とつぜん起こったのです。
(おおげさ)
2006年4月15日。
近くの書店に車で、よしながふみさんの新刊を買いに出かけた日でした。
雨がしとしと降る中、やたら胴回りの太いキジトラ猫が、行き交う車の間を縫うようにして、道行く人々に何か訴えながらすりすりしていたのです。

「大変そうだな。
でもうちにはもうコマがいるし」
と視線をそらし、買い物を済ませて車に戻りました。
それでも気になって立ち去れず、視野のはしで彼女の挙動を1時間ほど観察していましたが、飼い主は現れず。
ふと目が合ったら、まっすぐ私の方へ歩いて来たのです。
観念して車に乗せました。
その足で動物病院へ向かい、健康診断を済ませ、寄生虫や伝染病のキャリアでないことを確認。
お腹に子がいて、しかも出産寸前だとわかりました。
「太ってるわけじゃなかったんだ...」
ショックに追い打ちをかけるように、獣医師さんは言いました。
「安静にできていないので、出口に一番近い子は死産かもしれません」

自分の見通しの甘さを痛感しましたが、今さら拾った場所に戻すわけにもいきません。
自宅に着いて納戸に隔離。寝床とトイレを用意する横で、すぐに出産が始まりました。
で、出て来たのがこの白黒猫3兄弟です。出産は私が目を離したほんのちょっとの間に終わり、出て来た順番まではわかりませんでした。
名前は、四字熟語をいろいろ比較してつけました。
お母さんがハル。子猫はナツ、アキ、フユ。
写真付きで里親募集もしましたが、黒猫は地味ということも手伝って、飼い主現れず。情が移って、飼う事にしました。
白黒猫のナツは一番小さくて、おそらく死産ではないかと言われていた子です。でもいつの間にか母親より大きくなりました。
肝っ玉はちっちゃいですが、態度は大きいです。

セピアがかった黒い長毛のアキは、生まれた頃からわりと大きかったです。
成長するにつれ毛がどんどん伸びて、母とも兄弟とも似ない不思議猫になりました。
晩秋に尿路疾患で通院しましたが、薬で良くなりました。
アキも少し気が小さく、来客時にはどこかに隠れています。
長毛らしいおっとりした性格とゴージャスな見た目なので、人見知りがもう少し改善されれば、モテモテになること間違いなしです。
でも飼い主にしかなつかない猫というのも捨てがたいので、今のままでもいいです。

黒くて短毛のフユは、性格が明るく、誰にでも体当たりで甘えます。
見た目は地味ですが、やることなすこと笑いのネタになる芸人気質です。
掃除機でおなかを吸われたがったり、お風呂のお湯を飲もうとして湯船に落ちたり。コスプレにも笑顔(?)で応じてくれます。
猫がいっきに増えたおかげで、漫画の仕事が進展しないときでも、日記のネタに事欠かなくなりました。
ありがたいことです。
公式サイトにこんなに猫のことばかり書いていていいのか、とも思われますが...
来年の日記は、テーマのジャンルを分けて、もう少し読みやすいものにしたいと思います。
猫が生活の一部になっているので、どのジャンルにも猫の話題が混入するかもしれませんが、ご容赦ください。


2006.12.31
今日でここでの日記はひとまず最後です。
明日からはブログの方へ移行します。
何か総括らしいことを述べたいのですが、うまくまとまらないので通常モードでいきます。
この青空の画像は、今パソコンのデスクトップに貼り付けているものです。
頭の中はとっちらかったままですが、仕事の道具だけでもすがすがしくありたい。
やりかけのネームをああでもないこうでもないと直しながら、時々目を休めています。
ちっぽけな自分を、鳥の目で広い視野で眺めてみる余裕につながればいいなあ。

このとりとめもない日記と、作者の海月を暖かく見守ってくださった皆様、ありがとうございました。
ひきつづきブログのほうもご愛顧ください。
それでは皆様、良いお年を。