雑誌     2004年中心(青塗り部は現在廃刊 *は1980年頃の雑誌)

小学館 講談社 集英社 その他 アニメ系 アニメ系
少年 週刊サンデー 週刊マガジン* 週刊ジャンプ* 週刊チャンピオン* 電撃大王 ガンガン
サンデー超 月刊マガジン 月刊ジャンプ 月刊チャンピオン 電撃ガオ ガンガンWINGS
サンデーGX 月刊マガジンZ ウルトラジャンプ 週刊キング* ゼロサム ガンガンパワード
IKKI アフターヌーン コミックばく バーズ エース Gファンタジー
コロコロコミック シリウス コミックDuo コミックビーム エース桃組 ブレイド
少年ビッグコミック コミックりゅう ラッシュ ガム マサムネ
マンガ少年 コミックトム ドラゴンエイジ アライブ コミックハイ
その他 マンガ奇想天外 ブラッド フラッパー H系
男性 ヤングサンデー ヤングマガジン ヤングジャンプ ヤングチャンピオン 大人向け 姫盗人
ビッグコミック* モーニング 漫革 アワーズ 漫画アクション ドルフィン
オリジナル* イヴニング プレイコミック 慙鬼 メガプラス
スペリオール アッパーズ ヤングアニマル 漫画サンデー erotics
スピリッツ* *カスタムコミック ガンガンYG 漫画ゴラク 大快楽
少女 ちゃお なかよし* りぼん* その他 白泉社 劇画アリス
少女コミック* 別冊フレンド* マーガレット* ASUKA LALA エロジェニカ
プチコミック* デザート デラックスマーガレット プリンセス* 別冊花とゆめ エロトピア
チーズ 月刊mimi 別冊マーガレット その他 花とゆめ* レモンピープル
ベツコミ ザマーガレット メロディ *ぶりっこ
*ぶーけ リリカ BL系 *エロティスト
女性 flowers ビーラブ コーラス フィールヤング 花音 アダルトその他
*プチフラワー KISS クッキー ネムキ ビーボーイ タブー
*フォアレディ ユー フォアミセス ピアス 百合
凛花 *セブンティーン ヤングユー *ボニータ JUNE グレープフルーツ


月刊誌と週刊誌による未来予測図
月刊誌はとても読むのに骨おれる、というのもぶ厚いだけじゃなくて絵柄や一話から内容がつかめないのが多い
週刊誌は逆にちょっと読むとだいたいわかってしまうというの多い、少年誌もビジネス誌も
悪く言や週刊誌はまんねり、月刊誌は自分勝手
月刊誌作者さんっておそらく20歳前後多いんでしょう問題点は次の2つ
・ストーリー全体を見渡して現在の頁の内容を作らない、これは勢いと解釈しましょう
・20代くらいまでの人物描写抜群のくせ、30以降下手すぎ、これって自世界以外の生活感覚ないためでしょう
後の方が致命的で物語世界を成立させられない理由になっている
自世界で充足できるほどめぐまれちゃってるんでしょうか
でもみんな、絵はうまいから、今後は期待できそう
今のところはこの中間取って各週週刊誌(青年系)が勢いいいか(041101)

昭和50年以降
以前昭和40年代少女まんがをピックアップして昭和50年まで
次いで1980年代を男性女性まんがくるめて読んでみようと雑誌なども購入
80年(昭和55年)になるまでの状況を少しみてから進めましょう
この間、有力少女まんが雑誌が次々創刊されている
74年「花とゆめ」75年「プリンセス」「月刊mimi」76年「ララ」77年「プチコミック」「ちゃお」78年「ぶーけ」
なんといっても73年集英社から分岐して白泉社の役割が大きい
男性ものでは78年まで少年チャンピオン、そこであだち、高橋さんが登場して少年サンデー、80年になると鳥山さん登場でジャンプ時代へという流れか、青年ものでは「漫画アクション」がユニークな存在
(070520)

雑誌絶頂期77年78年
次に「少年チャンピオン」79年もの挙げますがこの少し前頃がチャンピオンだけでなくまんが界全体の絶頂期だったみたい
77年には「地球へ」が「マンガ少年」に連載、78年には「百億の昼と千億の夜」がチャンピオンに掲載
女性(まあ竹宮、萩尾と例外的だけど)陣が男性誌に最高作に近いものを発表
少年誌も77年には「すすめパイレーツ」「マカロニほうれんそう」という新傾向のギャグまんがが出て
少女誌では大島さんが「バナナブレッドのプディング」(78年はもちろん「綿の国星」)
成人誌には石井隆「天使のはらわた」が始まり
少女誌で少し前からのラブコメディブームは数年後少年誌を襲い、80年代中には成人誌に劇画以外の絵柄を蔓延させることになる
新傾向が洗い流したものは最高潮の24年組も含め旧来のまんが形式ということになるのだろう
(070605)


少年ジャンプ」2004年43号
68年創刊、「ハレンチ学園」「男一匹ガキ大将」
70年代、「プレイボール」「庖丁人味平」
80年代、「キン肉マン」「キャプテン翼」「北斗の拳」「ドラゴンボール」「聖闘士星矢」「シティハンター」
90年代、「スラムダンク」「幽遊白書」
00年代、「ヒカルの碁」(99年だけど)、「ワンピース」
以上が歴代印象に残る作品
ジャンプを代表するまんがは自分的には「こちら亀有派出所」
2作ずつあげるつもりが全然おさまらない80年代がジャンプの黄金期かな
マガジンに部数抜かれたとか話題もあるが、06年43号にもなかなかレベル高いまんがが集まっている
ただ絵と内容があいまっての展開はどれもふつう
「ワンピース」と「こち亀」はアニメの方がすっきりしている
「デスノート」は絵柄や話が期待大だが、せりふ多すぎで小説を絵入りで読まされてる気分
結局、今号代表はアニメより見せる「ナルト」か、ドラゴンボールのフリーザとの戦闘に似た白っぽい絵だけど
「Bleach」、玉石混淆だが「やちるちゃん」が感じいい
各連載20頁ずつだが、新人漫画賞が原野洋二郎一挙45頁(鬼より申す、図)、新人と思えない慣れた絵・構成で楽しめる
「未確認少年ゲドー」(岡野剛)はジャンプ風絵でないが、キャラがいい
「いちご100%」はまだるっこしい恋愛感覚が、ジャンプって小学生向けに雑誌作ってんのと思わせられ(040921)

 「少年ジャンプ」85年33号(集英社)
「CITY HUNTER」、「DRAGON BALL」、「北斗の拳」、「キン肉マン」「キャプテン翼」
と説明必要ない名作が並ぶ
「こち亀」はそこまで威力なかったはずだが後のアニメ化で人気上昇
「魁!!男塾」「シェイプアップ乱」とか「ハイスクール!奇面組」とか変なまんがもジャンプの専門
高橋よしひろ「銀河-流れ星銀-」とう犬が格闘するのもあるし
まつもと泉「きまぐれオレンジロード」はラブコメ新展開、桂正和「ウイングマン」はデビュー作でまだ練れてないがアニメ感覚あって新しい
(89年「電映少女」で実力発揮)


少年サンデー」2004年43号
最初に創刊された少年週刊誌「サンデー」
59年創刊、「スポーツマン金太郎」「海の王子」
60年代、「伊賀の影丸」「おそ松くん」「おばけのQ太郎」「カムイ外伝」
70年代、「漂流教室」
80年代、「タッチ」、78年から始まってるが「うる星やつら」
90年代、「うしおととら」「名探偵コナン」
97年からの「犬夜叉」
87年からの「らんま1/2」もあげると80年以降、高橋留美子の雑誌みたい(あだち充が一番という人もいるかも)
黄金期は創刊から10年というとこかしら

現在、「コナン」「犬夜叉」ともTVの方がきれい
絵が今ひとつの作がいくつかあるのと、紙質悪いせいか黒部分がにごってるとマイナス要因あり
TV化してる「金色のガッシュ」は楽しむことできなかった
パン職人バトル「焼きたてジャぱん」、獣医もの「WildLife」、女競艇もの「DanDoh」と目新しい素材は興味深い
皆川亮二はさすがの絵でおもしろいかもしれない
「クロザクロ」がもう少しぎこち持って動いてくれるとこれが一番なんかも(040922)

  「少年サンデー」81年6号190円(小学館)
小山ゆう「がんばれ元気」
高橋留美子「うる星やつら」
原秀則「さよなら三角」
細野不二彦「みるくちゃんご用心」
林哲郎「才太郎旋風」
六田登「ダッシュ勝平」
池上遼一「男大空」
岡崎つぐお「ただいま授業中!」
楳図かずお「まことちゃん」
内山まもる「番外甲子園」
やまさき拓味「ズウ」
古谷三敏「ダメおやじ」
原田久仁信「プロレススーパースター列伝」
石渡治「スーパーライダー」
石森章太郎「サイボーグ009」
村上もとか「ドロファイター」

こんなラインアップですが、ラブコメ誌としての存在意義が大きい
高橋さんはまだ絵が練れていないか
「さよなら三角」の頼りなげな恋愛、「ただいま授業中」のどたばた気味恋愛ざた なども良い
読み切り出演(当時「サンデー増刊」に「さすがの猿飛」連載)細野さん「みるくちゃんご用心」
女のみるくちゃんがラグビー部に入って活躍
他の男子にタックルされるのがしゃくの洋平くんが大ハッスルという今で言う萌えもの元祖みたいな優良作品

「サイボーグ009」は「キング」から「マガジン」と移って今度は「サンデー」、「COM」でやったような雰囲気だけの「009」になっていて興ざめ
林さんはできばえがいい絵でコメディを作る、急にリアル絵になったりアイデアにも意表をつくものがあり、これで新人とはという出来
この後あまり作品がないのか全く他作品がわからずネット検索しても同年「漫画アクション増刊」に「姫子ちゃんSOS」というのを描いたのしかわかりません
村上さんのはカーレースもの、丁度「赤いペガサス」が終わって「六三四の剣」が始まるまでの合い間、元々レーシングカーのファンだった訳ね
(070622)


少年マガジン」2004年43号
59年創刊、60年代はちばてつやがひっぱった感じ
「ちかいの魔球」「紫電改のタカ」「ハリスの旋風」
でも「ゲゲゲの鬼太郎」「天才バカボン」があったし、「あしたのジョー」「巨人の星」が終わる70年代前半までが圧倒的に光った時代
70年代は「デビルマン」「愛と誠」
80年代は「コータローまかり通る」
90年代は89年からの「はじめの一歩」、「金田一少年の事件簿」「GTO」
「コータロー」はほとんど印象なくわたしの「マガジン」は70年途中で消えている

現在のは「ジャンプ」「サンデー」より旧来の絵をそろえているよう
グラビアあり、最後に5、6頁のショートギャグを置いているところも特徴
新連載テニスもの「ふるたま」72頁というのが目をひく、なかなかの出来(テニスは「ステイゴールド」とかぶる)
「はじめの一歩」がまだ続いていて、バスケ、野球ものも
「金田一」くんもまだ続いているが、せりふが多すぎ読むのしんどい
「ネギま」「魁クロマティ」「RAVE」「ツバサ」と有名作をそろえたところで部数のばしているのは理解できるわ
「RAVE」が一番好みだけど、人物の顔、ワンピースにかなり似てるよ
「ツバサ」(絵がきれい)は大人の体型かさあげしてるのが違和感
中高校生向けにばっちりという陣容になってるのに、政治まんが「クニミツの政」、株まんが「MIQ]、麻雀まんが「哲也」なんてのも入っているのは可笑し(040924)

  「少年マガジン」80年20号170円(講談社)
野球・ボクシング・サッカーとスポーツもの多い中、
ギャグ風味まじえた小林まこと「1・2の三四郎」と
怪奇じみた永井豪「凄ノ王」が目立ち
珍しいマラソンものが恋愛まじえて小野新二「初恋物語」
この号はちばてつや「おれは鉄兵」の最終回、鉄平って仲間と一緒に航海に出るんですね
ギャグもの「いとしのボッチャー」もそこそこ笑えるが
ラブコメの柳沢きみお「翔んだカップル」ほのぼの進む恋愛がいい
(これは進むに従って暗くなるそうですが)
人によっては一番記憶に残る作品は矢口高雄「釣りキチ三平」か
勢いある線は当時光っていたが、形が四角すぎるし釣りに興味がないと少し辛い
(070608)

少年キング
まんが雑誌巡りを少年週刊誌から始めて、「少年キング」はどうなっているのか、多分なくなってるんだろうとネットを調べてみる
なにしろ少年画報社だからないがしろにはできないね
「少年画報社のあゆみ」の丁寧な解説で、そうか「少年キング」は20年前に廃刊になったのか
http://www.shonengahosha.co.jp/outline/walking_02.html

見事に始めと終わりに名作があって他作はあまり知らない
64年「サイボーグ009」
1975年スタッフ入れ替え、従来の連載を切り新規に変更したのがたたり部数半減とか
81年秋「銀河鉄道999」の終了がきっかけで翌年廃刊となる(040927)

  「少年KING」83年9号200円(少年画報社)
人気連載ものは
五十嵐浩一「ペリカンロード」
吉田聡「湘南爆走族」
聖悠紀「超人ロック」
超人ロックがなんといっても話題作
湘南は「薔薇のために」頃の吉村さんの絵みたい、かなりコミカル
ペリカンもバイクものだがコミカル
内山亜紀「ア・ウォ・ナ・エッガー」、松本零士「漂流幹線000」は本人の二番煎じか
一番楽しかったのが巻頭作村主ミオ「情熱!オンリー・ユー」
高校二年の杉本くん、女子大半という学校の息抜きに週末は原宿に女装して踊りに出る
知り合った女の子が同級生で、そんなラブコメ、からっとしておもしろい、読み切りなのは残念

少年キングは他誌に押されて「銀河鉄道999」終了と共に部数を減らし82年に「KING」と改名して挽回を期すが88年休刊
「999」読んだことなく「キング」というと望月三起也さんが思い浮かぶ
(1964年、少年画報、単行本:1964年、ビッグアクションシリーズ、若木書房)
「戦国忍法帳」1964年「秘密探偵JA」64年〜「ワイルド7」69年〜
絵が整っていたのが64年なので「少年画報」での「最前線」「荒鷲少年隊」


少年チャンピオン」2004年43号
69年創刊、
72年「ドカベン」73年「ブラックジャック」、
74年「がきデカ」、
77年「マカロニほうれん荘」
と創刊から70年代が驚異的なヒットラッシュ
80年代「本気」90年代「浦安鉄筋家族」というが印象派薄い
高橋陽一はサッカーまんがを、水島新司は「ドカベン」を続けているが、昔のままでは迫力不足
「浦安」が絵がこなれていて読めるが描き込みの多いギャグはつかれる
競い合いものは「輪道」、「スウィッチ」、「アクメツ」、「番長連合」、「いっぽん」どれも絵が粗い
キュート娘が出てくる「かりんと」「舞−Hime」「ドールガン」「ラブバスケット」あたりがチャンピオンの特色になるのかな
グラビアもつけてることだし
で、一番気になったのは「マスターガン」
週刊少年誌4つ読んだ限りでは、やはり少年向け誌かなっていう気が
アクション派手な割に性・暴力表現に制約があって、人物の行動をかえって浅く醜いものにしているよ(040928)

  「少年チャンピオン」79年12号150円(秋田書店)
内崎まさよし「らんぽう」
山上たつひこ「がきデカ」
柳沢きみお「月とスッポン」
巻頭からこの3作
「マカロニほうれん荘」「ドカベン」は相変わらずだが絶頂期は少し前
「マカロニ」の方は絵が伸びていて初期より堅い感じ
吾妻ひでお「シャン・キャット」は内容支離滅裂すぎ
政岡としや「千代の介が来た!」ちょっと人情もの、なんと「750ライダー」もバイク話より人情味が主
望月あきら「ゆうひが丘の総理大臣」というちょっと古めの少女マンガ内容のものがあったり
古賀新一「エコエコアザラク」は怪奇もので
加藤唯史「ロン先生の虫眼鏡」博物学だけに説明多いのが難点
全体にギャグ要素強い雑誌、そんな中でもラブコメ「月とスッポン」が今見ると楽しめる
絵柄は「トイレット博士」みたいで赤塚人脈から出てきた人なんだ
(070606)


ウルトラジャンプ」2004年10月号
月刊少年ジャンプを購入のつもりが小さな本屋だから?なくてその代わり
500円と高い
少年誌の月刊化という予想と違い青年誌「ヤングジャンプ」の増刊から99年に月刊誌化したものね(ねらいは高校・大学生)
絵がどれも丁寧で話もしっかりして、紙質・カラーとも値段だけのことがある

基調はロリ系美少女に重きをおいて格闘の激しさは控えめ
絵を見せることが優先されていて、話の流れが犠牲になっている
再開「BASTARD」が一番期待作、スケッチ風の粗い線が印象的(設定が「ロードオヴリング」なんがいらないが)
次が「銃夢」絵も動きも好感、敵キャラがさえない風貌が大きく減点だが後読んでみよと思わせられ
うたたねひろゆき「天獄」が少女まんが風コマわり、独白を使っていて見せる、絵もセンスあり
「皇国の守護者」絵がうまいだけ今後に期待、今の話はじみ
唯登詩樹はここで連載してたんだ、魅惑の女性書ける人だけにミステリアスな話でやってほしい
「源氏物語」、これだけ綺麗な人物作るんだから、原作をなぞらずもっと妖艶にやってほしい
一作目かなり期待して読んだのにちっとも進展せず、この号なぞ字(くずしたのだが)多すぎて流れ止まってるじゃない
(今見ると大暮維人「天上天下」紹介抜かしたとはとんまね)(040929)

月刊少年マガジン」2004年10月号
月刊少年誌の中でも特ぶ厚う、400円、830頁もある
ストーリー物は21本、だいたい週刊誌の延長で中学生くらいねらいか
どのまんがも週刊誌よりはゆったりしたコマ取りで隙間も多いがその分楽しめるかってえと、う〜ん?絵柄は古くてストーリーがもう一つ
ハロルド作石「BECK」は64頁もとっているのにロンドンのNAFFレコードと契約するお話にくらいでとまっていて展開遅い、絵も動きなくて、やっぱり高校はなれてバンド風景だけになると世界が狭まって魅力に欠けるって(041001)

月刊マガジンZ」2004年11月号
表紙からヒーローもの、雑誌全体もその路線に忠実な連載多い
「魔神天使」「仮面ライダーゼロクス」「超星神グランセイザー」なんてあり、絵は古め
「鉄人28号」(かわいい正太郎が合わない)とか「サクラ大戦」(人物ばかりの描写たいくつ)が読めるが原作・アニメ以上の発見ない
「ガンダムシード」は細い線で丁寧に描いてる
魔術格闘系の「式神の城」はアップ多いこと除くと好感の絵で今後注目
モビルスーツの「キングオブバンディットジン」が粗い線を駆使していいかんじ、トップの彩色みると全部色ついていたらもっといいかも
「緑の王」近未来SFは若者とおじさんの顔タッチちぐはぐで、発想がおもしろそうだが
超能力もの「クラウ」やはり粗い線の絵だがいけそう
「コゼットの肖像」は今話だけではよくわからない、絵がメルヘン幻想的だからいいかも
「薬師寺涼子の事件簿」は設定がすてき、女流絵師だから格闘シーンの絵がすっきりしすぎだが(041012)

月刊少年ジャンプ」2004年10月号
少年誌の月刊版ではこれが一番好感
P622で15本、390円、他誌に比べると少し薄め
1970創刊、名のある作品は90年代になってから
期待の稲田浩司「冒険王ビート」、絵が堅くてなじめない
週刊ジャンプの少年まんが雰囲気ひきずってるのやっぱりだめか、鳥山明「魔神ブブル」読み切りで入ってる値打ち少なし
「わたるがぴゅん」も今号で最終だけど
幻想冒険物が光ってる、「ロザリオとバンパイア」(池田晃久)妖怪学園ものなんだけど、赤夜萌香がいいキャラでウルトラバンパイアに変わった時の顔がさらによい
「クレイモア」(八木教広)の絵も少年誌を超えてる、龍の姿素晴らしく多少ストーリとろいの許せる
「レジェンズ」(春日まこと)もなかなか、ちょっと族の別が複雑だけど、シロンって龍かわいい(041004)

月刊少年チャンピオン」2004年
15本掲載、420円
週刊系に続いて月刊でも一番テンション低い
格闘、けんか、スポーツの男まんが系はどれも平凡
「ぷりぷり」(千明太郎)看護婦もの、「若右京メイド隊」(もりしげ)といったコスプレ系が月刊チャンピオンの特色と見たが絵質不十分(041004)

サンデー超」2004年9月25日号
390円、550頁、18本は薄手の方ミニ外伝除くと15本だし新人の力が図抜けて充実している点、4大週刊誌の月刊では一番いいのでは
「超」はスポーツまんがはだめだぁ、ワイルドライフの藤崎聖人「ああ気にいらねえ」とか野球ものは「ボールパークにつれてって」「カグヤ」半分ラブコメになってる、サッカーもの「ラブラジル」もギャグね
推薦作は
金田達也「あやかし堂のホウライ」、話がいいし、人形のルウゲさんが切々として好感
緒里たばさ「クナイ伝」、いづなさんってかわいい、クナイ君もいいね、彼が吸血忍者?に変化すると少し大人びるのいらないけど、これが読み切りは惜しすぎ
「サンデー超」のすごくいいのは新人さんがばっちりなこと、吉野英人「ADAYA」入選作だけど、諸星のようなラフ線で拳法描くのいい感じ川村好家「ハッピースマイル」入選作、誰かを守ることで痛みの無い半人間から人間になれるという設定もよく、楽しめる
池野雅博「アキュラ」もいい:なんでも屋のシバのところに逃げ込んだカナメはアキュラを埋め込まれた超人間追っ手もアキュラで消える能力を持つがシバも瞬間回復力をアキュラで備わった少年、それをカナメが心を読む力で助けるという話これも新人さんの読み切りだがとても惜し、3本ともレギュラーとれそう(041018)

サンデーGX」2004年10月号
460円、厚さも他誌と同じくらい、少年誌にしてはかわいめのまんがが多いのが特徴
犬上すくね「ラバーズ7」純愛物、絵がかわいい
国樹由季「くり+かの」くり丸が彼女と同居してなになにという話
花見沢Q太郎「R&C」同居始めた松丸と赤だが愛が控えめ
真島悦也「コイネコ」中学生ギャグ、猫娘の彼女という設定、
楠桂「ガールズザウルスDX」少しH系
クリス正孝「はるのさくら」はるとさくら、ほのぼのした姉弟話、キャラよく設定いいのに、展開がゆるくてじれったい難
梁慶一「新暗行御史」が話題、あいかわらず線引きすぎの背景は気持ち悪いけど、絵はうまいし、脇キャラ変化あって(おそらく別の絵師さん加わってるんだろ)おもしろい次々作あたり期待できそう
「アクエイリアス」描いてる空論って気になり、完成度高いがもう後編と終わっちゃってるんで連載物で出くわしたい人
島本和彦「吼えろペン」が一番目立ったが最終回だ(041005)

IKKI」2004年11月号
小学館「スピリッツ」の増刊として出発して去年春から月刊化だから基本は青年ものということ
470頁、540円、20本付録付だからこんなもの
林田「ドロヘドロ」特異でえぐい絵、でも話展開は遅くてわかりにくくて
鬼頭莫宏「ぼくらの」も絵が見れるだけでOK(「なるたる」の続きみたい)
松本大洋「吾(ナンバーファイブ)」、クレヨンみたいな線でメルヘン風、やはりわけわかんない話
新人作「麦と三宅くん」がひきこもり描いて暗くならないいい出来、こんなとこにもIKKIの勢い見える
斬新絵もいいけど、多国籍幼稚園で保父隆星の奮闘描く「アカシヤの星」やマンガ古本店の「金魚屋古書店」みたいなほんわかしたのがかえっておもしろいな
吉野朔美「period」はぐっとラフな線で少年達の不安を描く、背景もっと見せてくれるとうれしい、書庫にしても森にしてもすばらしい背景数箇所見える
「竜宮殿」忘れてない、白い絵で抜群の描写、人物がへんなのもいいかも話全体知ってからでないとコメントしにくいけど、期待大
「平凡ぽんち」なんてのも捨てて置けない、普通のと女系の絵柄混在してかつふつうの性描写入れるという発想へんでいい

山本直樹も描いてるけどちょっとマンネリかな、つや少ない、
付録日本橋ヨヲコ「マンガ教則本」もとてもいい、IKKIはよかった、編集の姿勢が潔い、巻末詞まで光ってる(041026)

月刊アフタヌーン」2004年11月号
87年創刊、月刊まんが誌でも古いほう、売れ行きいいようでまんが喫茶やキオスク風のとこでも見かける
620円って高いのはフィギュア(ああ女神さま)が付録なせい
アニメ系雑誌が少年週刊誌並の粗い紙なのに比べ、青年週刊誌並の薄い紙使ってるから800頁以上ある、よって30本も連載のってる
基本は青年誌系の絵だけどマンネリになってなく、意欲的な絵柄も多くてのれる
いちおしが「セラフィック・フェザー」、カードキャプターさくらみたいな表紙から性的遊技、一転してハードアクションに、わずか10頁では何のことか不明多いが続き見たし
有名タイトル「ああ女神さま」、初期より絵がさえている、いたずらにじれったい展開はそのままだけど
「げんしけん」がオタクの日々を描いていて気になる話
「無限住人」は時代劇に神秘世界を含むような設定がよく、劇画風粗い絵も合ってる、ちょっと連載長かったけどね

他、木村紺「巨娘」181Cmのジョーと150ちょいの美樹くんのデート話が楽しい
遠藤浩輝「EDEN」、絵はふつーだけど現実に超常世界が入り込んでいて興味ある単行本も可
豊田徹也「アンダーカレント」今話は日常描いているだけだが、裏に不安がしのびよっていてどう決着するか
永井ホトケ監修のブルーズまんが「俺と悪魔のブルーズ」なんてある、悪魔がからむので単なる音楽まんがじゃないようだし
「ぺし」のなんとなくロリ風味もおもしろく、「ラブロマ」星野くんの猫目もなんだか
将棋まんが「しおんの王」は「ヒカルの碁」の女版みたい(041008)

コミックバーズ」2004年12月号
冬幻社刊、430頁、490円、16本
この社は10年くらい前に出来た会社で「永遠の仔」などベストセラー狙い
コミック部門にも進出して、レディース向けの雑誌も創刊してるそんな社が2002年創刊した青少年向け月刊誌
少し大人向けのもの、女流作家によるものも入り、あまりゲーム系・同人系要素はない
玉置勉強「東京あかずきん」:筆頭作、黒い魔法もの、絵はラフ、猫さん登場するがもっとかわいいほうがよい
PeachPit「ローゼンメイデン」:薔薇乙女たちの格闘もの、可愛い絵がみせる、ちょっとラフにしたカードキャプターさくら風かな
格闘シーンに工夫ほしい
桑田乃梨子「888」:こんなところに描いてるんですね、いつもどおり据わった目の登場人物がギャグをはなつことばが多すぎか
江川達也「家畜人ヤプー」:ここで連載してたのね、内容は「日露戦争物語」よりあってます、「源氏物語」も同じだがことばが多いなぁ
ここから期待作
志水アキ「夜刀(やと)の神つかい」:バンパイアとの格闘もの、シャープな絵が気持ちよい
コザキユースケ「烏丸響子の事件簿」:鬼神と戦う女性刑事という設定、今話は格闘シーンないので確実ではないがなにかおもしろくなりそう
秋吉風鈴「消えた幸運の謎」:万請負人が消えた幸運の象を探しに城館で閉じ込められる、そこには館主の妻、執事も閉じ込められていて
という不思議な設定、新人漫画賞出身とあるから出てきたばかりの作家さんでしょうの読みきり構成力・画力とも高水準でこれが12月号で一番楽しめた(041107)

コミックビーム」2004年11月号
はじめて漫画喫茶に入ったとき、新刊で印象深かった「恋風」「エマ」「いばらの王」、そのうち2つが「ビーム」に載ってるわけ
この誌については、しばたたかひろ氏が詳細に作品リストを作ってる
http://picnic.to/~ohp/beam/beam2004.htm
で、見ると95年12月創刊、唐沢なをき「カスミ伝」、しりあがり寿「弥次喜多inDeep」くらいしか知らないのが2002年に1月「エマ」10月「いばらの王」と話題作が連載されて雑誌の価値が高まった感じ

エンターブレイン社だからPC・ゲーム系との読者共通ねらいかな
年齢的に少年誌より少し上にしても、絵柄はそうマニアックにはしないにしても、ふつうの月刊誌からは図抜けた存在だわ
うすね正俊「砂ぼうず」が創刊くらいからの雑誌筆頭まんがらしい、かなりの構想あると見えるが人物の顔線入りすぎでニュアンスに欠けるのでは?もっとラフにしたほうが内容の不気味さに合うよう
岩原祐二「いばらの王」あいかわらず飛んだ内容がいい、絵は初めより線が雑に見えた
森薫「エマ」線がとがっているみたい、もっと丸みがあったんじゃというのは気のせいか
竹本泉:萌え系の彼女好きなんですが、いつも同じ顔でアップ多すぎでしょ
唐沢なをき:斜線なくスクリーントーンだけで影つける、線は単一、変化少なく引く、こういう絵柄は苦手
しりあがり寿:朝日新聞夕刊4コマでいつも見てるがそこには真価なかったんだ、「真夜中の水戸黄門」のラスト「小人、理を語り、君子逆ギレす」には納得
桜玉吉「漫玉日記」も苦手な絵柄だけど、しりあがりのこともあるからそのうちおもしろいと思うかも予感
須藤真澄「庭先案内」やはりメルヘン路線、描線に隙間あるという独特の線ですね、かわいい絵で好きです
志村貴子「放浪息子」初見の人、この絵も好きいやあ、これが一番気に入ったかな
小池桂一「ウルトラヘブン」絵柄は苦手な方、ラスト4頁の少年が水玉にくずれ覆われるシーン、ここだけ愛してしまう(041030)

ガンガン」2004年11月号
490円、860頁、20本格安、有名作多いが600頁以降カットでもいいって
「ソウルイーター」、以前読んだ時も気になったがさらに好感、普段冷静なキッド、冷血な目してるくせに、聖剣エクスかリバーを前にすると「欲しい欲しい」ってうわずっちゃうのかわいい、背景、宮殿の様式もなかなかおもしろく、いい作品になりそうな予感
「ハレグゥ」もよかった、色づけがいい、年配者以外は絵も安心して見れる
「スターオーシャン」「流されて藍蘭島」「円盤皇女ワるきゅーレ」と有名作がかえって絵が練れてない
藤原カムイ作は今回もまずまず、ライラの踊り素敵、もうちょっと激しい展開望む

6月ころ「ガンガン」初めて買った時はあまりの雑さに絶句したが、雑誌読みながら少しは現体制に慣らされたか、まあまあ
鋼錬金術、話題してないけど、人物おっきいのでは?少しこまくして動きいれたらいいのにせっかくの術がしっかり把握できない(041019)

ガンガンパワード」秋季号
年4回発行の「ガンガン」増刊800頁、540円、27本とこれもぶ厚い「ガンガン未来形」と謳ってるから新人多めに、「ガンガン」のアニメ冒険ものと違う内容も入れてるんでしょ、外伝は不要

アニメ化決定で巻頭になった「これが私の御主人様」ってメイドお仕えものなんだが、萌えない
いやし系のまんがいくつかあるのが素敵、「陽だまりのピニュ」「君と僕」「たそがれのにわ」
スターゲイザーの存在によって月太陽が延命するって「メランコリーメランコリア」の流れるような破片の絵がいい
「精霊綺想曲」の線もきれいで動きをうまくあらわしてる、水や髪や衣の長くのびる線が美しい
服屋さんの格闘モノって変な「仕立屋工房」がまとまってるね
ギャグ系まんが「みかにハラスメント」「くわまん」「はと塾」「宇宙刑事ヒカルちゃん」、へたうまの「くわまん」はおいて、どれも絵が今ひとつ、「ヒカルちゃん」が一番可愛い

決定作ないんかよ、未来形を押して
イクシス「シューピアリア」:女まんがかな、魔王を倒す勇者って設定絵が整っていて動きもあり、読み切りがもったいないなぁ
塩沢天人志「ガンズエンジェル」:少女2人連れのガン使い、子供から大人に変身しては戻るというの流行かな?キャラ立ってます(041020)

ガンガンGファンタジー」2004年10月号
「ガンガン」に対して「ウィング」がロリアニメより、「ファンタジー」が幻想色強いからマニア向け?表紙はよりロリってる
600頁、580円、21本10月号は「私の救世主様」下敷き付き
「私の救世主(メシア)様」が新降臨して話題作、怪物・背景に激しい絵柄見えるが、人物の動き頼りなげ
巻頭「ソンビローン」はキャラ達の顔がよさそう、悪役の顔もすてきというのが変わってる、少し期待
「ES」「カミヨミ」「テイルズオブデスティニ」とかけっこうふつーの絵が多くてねらい目がわかりにくい
「エルナサーガ」が怪物や騎士の絵優れていていい
「宇宙賃貸サルガッ荘」ロリ系ギャグ絵も楽しい

新し傾向作では
鎌谷悠希「隠の王」:現代舞台に忍者集団どうしの戦いって変な設定人物がかっこいい、きれいに描けている、にしても動きはすべるようにしてほし
天乃咲耶「現神姫」:生き神の末裔の高校生たちをめぐっていろいろ事件が持ち上がる設定、人物がきれい、それ以外は絵もしょぼく話も通ってない
NakedApe「Switch」:ちょっとボーイズ系の絵でサイコ的話、展開おそくてだるくなる
「ガンガン」ヒットしたから増刊、Wing、ファンタジーとゆとりの刊行続けてるスクエアエニックスさん、このファンタジーが雑誌の路線一番わかりにくいガンガン、Wingに整理してその上で本数絞るのがいいか(041021)

ガンガンWING」2004年11月号
エンタメ至上主義宣言って題ついてるがアニメ系雑誌はほとんど同じ、半分はしろうとっぽい絵同人誌延長ののりか
「D線上のアリス」がおもしろい、死人回収の死神が女の子(アリス)に憑依して骸骨(死神)にアリスの心が入るという設定
TVアニメ化で盛り上がってる「まほらば」って、絵柄、塗り、パースペクティブなど好みだけど、細部もっと立体感だすようにしてほしい「MortiqueJoker」(読み切り)、「彼女のまにまに」、「瀬戸の花嫁」がお薦め
モルティークは主キャラの黒目が印象的、細部の描き込みがあと一歩
「瀬戸」の学園ラブコメにわけのわからん限りの設定をほりこんでる発想楽しい、主キャラのアニメ絵髪には違和感残るが
「彼女のまにまに」は画面が白すぎ、バックの線も手抜き気味、一番萌えるまんがだから許すの
というわけで思ったより楽しめるアニメ路線なの(041007)

Blade」2004年11月号
2001年春創刊で通算42号目、アニメ・ゲームの会社マッグガーデンが出した月刊誌だからそれ系のまんがで占められている
ストーリーものが22本、800頁ほどもの分厚さには弱る
創刊からの単行本を見てみると知った名前がない
11月号でも美少女アニメ風のもの、おんなまんが系のもので線がきれい
ほとんと飛線は使われていなくて動きは少なく人物を見せる
あまり美形にかたよらず、人物にかげりがないため感情移入しにくい、あるいは萌えにくい
冒険や幻想を見せるが、最大の問題点としてストーリーが弱く、人物見せすぎで展開が遅くなってテンポ悪い
少女まんがのように心理描写でもないし中途半端という感じがぬぐえない

ジャンクヤード・マグネティック(村山渉):人物の魅力ほど、背景や動物に活きがない
AGirls(イタバシマサヒロ+玉越博幸)も同じ
お伽草子(瀬都ナルミ):レディスコミックから出てきたような絵柄で源頼光(らいこう:酒呑童子退治の人)描いてるねらい目おもしろい
ダンスダンスダンス(森田柚花):かわいい絵、でも話がわかりにくい、展開不足

つまりに、これだけ魅力的な絵そろえておいてなんのときめきも起こせないのは編集が悪いということだぁ、ゲーム会社はまんがわかってないということ?(040930)

ブレイドMASAMUNE」2004年11月号
700頁、580円、22本ブレイド売れたから増刊を毎月刊行にしたもの
この雑誌は「ガンガン」の作家さんつれてきて始まった「ブレイド」の姉妹編だからどれも作家・絵柄、同じ傾向あるわけね
22本中半分の絵が美しい素地あるから後はどんだけ話盛り上がるか
「tactics」は楽しい、戦闘シーン今ひとつだがキャラよくギャグ味もおもしろい
三国志を女性にするという「dragon sister」が注目、戦闘シーン後一歩にしても視角度変化もたす絵が好感
「コクーン」もかわいい系の絵で、よくなりそう
「アルカイック・チェイン」もボーイズ風絵柄ながら刀で影切るとかなかなか発想おもしろい、和風伝奇というのはちょっとね
「「片神名(カタカムナ)」スクリーントーンで色きれいに出してます
「Agirl」もなかなかいい絵、特に女の子顔、桃山霧虎(きりこ)がとってもすてき(041023)

コミックゼロサム」2004年11月号
一賽舎から2年前創刊されたファンタジー、アニメ系まんが雑誌この会社コミックはこれだけだから何でもつめこんだんだろうが、いい方向ある、頁数半分にして読みやすくして(ぶ厚すぎるぅ)770頁、580円を500頁、450円くらいがキボウ
27本中10人以上女性作家というのが他誌と違う大きな特色、ファンタジーの持ち味をくずさず、変化も出ている
全体に完成した絵が少なくどれも物足りない
巻頭新連載、なるしまゆり「鉄壱智」が見せる絵で楽しみ
高河ゆん「ラブレス」も絵うまくなってる
堤抄子「アダ戦記」も絵がいい
「最遊記リロード」が一番名高いかな、いい線でてるのにやたら顔アップばっかりはどうも
夢路行「モノクロームガーデン」はメルヘンとして読ます、少年とおばあさんの恋愛という素材はむつかしいとこだけど特筆
「拝み屋横丁顛末記」は青年誌の絵柄だが話しがいい
おがきちかって、冒頭の少女絵がすごくかわいいのに、後半格闘シーンになるとぐっとへたっちゃうのが残念(041012)

コミックラッシュ」2004年11月号
ジャイブ刊行、この会社はキャラコンテンツ販売のため昨年設立されたようで、雑誌も一周年
17本、490頁、490円は少し高め
貴島煉瓦「ブラフマン」超能力戦闘ものが巻頭作、これが一番良い作のようだけど、他誌なら以上の作を数本入れてる
「キングスブレイカー」の鞠音という戦う女キャラが妖艶
「アバータルチューナー」異界戦闘もの、カラー絵がいいわりにふつうのところでは顔平凡
他いろいろ載ってるが完成度低いのは原稿料が安いのか、編集者がまんが向きでないのかが原因
「オカルトD3」御茶漬海苔(永井豪原作)はこの雑誌向きじゃないがとっても変な作品(041015)

ドラゴンエイジ」2004年11月号
富士見書房刊、800頁、540円、23本、ともかく辞書みたいにぶ厚い
巻数からして2003年春創刊か
巻頭「かりん」次作「ゼロイン」からして絵できてない」
次の「俺フェチ」とか「ついてる彼女」なんかのロリコンぽいのがいい
「デビル17」って、女を貪り男を血まみれにする最悪の高校生という主人公、この種の雑誌にしては珍しくセックスシーンありで相手の女の子はすぐ敵に殺されるというけっこう無慈悲ハードな設定、ふつう青年誌に載るやつです
温泉旅館の改装屋さんなんて変わったまんが「のどかnobody」はモーニングでもやる話じゃない
「ワンダリングPT」がキャラ好みだけどちっとも動きがない(041022)

電撃ガオ」2004年11月号
570頁、22本、750円高いのは「Dears」フィギュア付きだから、これは少しできてる
雑誌一応すんだつもりでも新しく発見週刊誌始めたので買って置いてると、雨の合間の外出時12月号出てるの見つけまあ、少し遅れたレビューで
知ってる作は全くなし、フィギュアするくらいだから「Dears」が名通ってるんでしょう
「サムライガン1・2探しに寄ったブックオフでも数巻ありましたフィギュア決まってるのに絵の方統一感ないなぁ
ギャグ2本除くと、SF、魔法ものも含めファンタジー系が14本の大半ふつうの設定でもコスプレ風味とかいかにもアニメファンねらい絵・構成の完成度低くまた求めることないだろな
で、気になる作を整理しておくと、
コスプレ系2作の萌え度高い
加藤小判「僕とあの娘と全身タイツ」大学学園祭にホボレンジャーで出演するお姉さんたちのハプニング
長友良充「あかねちゃん七変化」めがねっ子大学生茜のコスプレ

矢上裕「Go West」ふるえ線で描かれる西部劇先住民衣装の敵がモンスターになってるのが変、話が中途
衣谷遊「リヴァイアサン」事故死をロボットとして生き返ったという鉄腕のぼる君がとてもかわいい(041101)

電撃大王」2004年11月号
650頁、650円、28本
電撃って謳うだけに月刊誌に珍しく胸だしもある、アニメ系絵やもう少しやわらかな萌え系の絵柄が多いよぅ
「木漏れ日の並木道」「ゴーダンナー」とか、ぱんちらやビキニも多い
「神無(かんな)」のキャラはエルフなんだが、もっとあってもよさそうなのに雑誌では初めて見る
TVでアニメ化されたはちゃめちゃな「ににんがしのぶ伝」や「蒼穹のファフナー」もこの雑誌(「ファフナー」は絵さえないからアニメの方がいい)
推薦作は「ToHeart」、絵めちゃかわい(年配者は急に絵へたあになってる)
「よつばと」とてもかわいい、ストーリーないけど
「苺ましまろ」もなごみ路線
この雑誌的じゃないが以下も気になったもの
「Blood Alone」高野真之:絵普通、姉を慕う話が切ない、それよりコマ割しないのが気に入った
「ステラ デウス」サブゼロ:ナウシカの原画みたいな粗めの絵、キャラの顔はすっきりしてるが
「コミックパーティ」犬威赤彦:同人誌争いというオタクの世界をわりと普通のすっきりきれいな絵でかいてる
「ぷりてぃまにーず」栗橋伸祐:オタク道にまいしんする少女たちのはなし、絵は普通すぎるけど
一読したときよりよさそに見えるのは、けっこう好きなように描いてるからっでしょね(041014)

コミックフラッパー」2005年3月号
メディアファクトリー社刊行この誌に「スピカ」掲載されてたんだぁ
女性雑誌巡ってた時「ネムキ」を買えないで、3月号が12日に発売ってんで本屋寄ったところ求めるものは入荷してなくかわりに「フラッパー」初めて店頭で見つけ。ちょうど昨日ログの「スピカ」も載ってるので
450頁、490円、16本
「スピカ」柳沼行はあすみの顔が幼稚園児みたいで辛い、頬の乱れ斜線というのも、アニメのべた塗りの方がいいか
ともかく放映で「スピカ」が目玉なんでしょ、スピカ絵入りショッピングバッグが付録についてます
名前知る作家さんでは和田慎二「忍者飛翔」、新谷かおる「刀神妖緋伝」(なぜか短い)、竹本泉「さくらの境」、ますむらひろし「アタゴオルは猫の森」
興味深いのは新連載、岡本一広「トランスルーセント」
中学生、白山しずかは体が透明病で半透明という設定、透けてる彼女という絵が効いてる
完全透明の恵子さんとかでてきておもしろい、これで絵が練れてきたらすごくなりそう
田代琢也「アトリ抄」も絵のバランス悪いけど、妖鬼がとりついた少年少女という設定がいい
特にナルミに取り付いている大型リスみたいな妖鬼が秀逸キャラ、これは単行本見たくなる
あと一つ、小原慎司「二十面相の娘」、怪人二十面相と明智探偵出てくる話だがラフな絵がみせる
(050213)


エース桃組」2004年秋号
「少年エース」と同じ角川出版の萌え版、しかし中途半端
370頁、680円、20本は高い
確かに桃少女絵を集めているけどコスプレの設定だけ作りゃすむものでなし、きゅんとくるきかしがほしい
中カラー「ただいまつばくろ6丁目」キャラが特にかわいくてよい、ここでもおじさん絵はまずい
大岩ケンヂ「小悪魔のギターフリーク」他でも名前聞いたことあるだけ絵うまいわ、夢とる設定がもう一つ生かされてないな
「鋼鉄の少女たち」戦争の現実も知らず戦士になった少女たちは戦ううちに神経が麻痺したのか、敵地の少年少女を民兵と決めつけていたぶるようになる、ザキ軍曹は捕虜を百人殺せば亡くした恋人が戻ってくると少年少女を殺してしまう戦争で何かが狂い始めたという終わり方だけど、他のまんがと比べてあまりに落差があってあと味悪い(041024)

少年エースA」2004年11月号
22本、674頁少年月刊誌は20本600頁標準、
これもアニメ系の雑誌でキャラや設定がいいのにストーリーがついていってない
作者さん若いから生活実感がないのは仕方ないとしても状況・背景がてきとーで勢いで描いてるって感じ
なんといっても「ケロロ軍曹」、冬樹・夏美キャラがいいんだ(ケロロってちょっとなじめないが)
多重重人格探偵っていう田島昭宇×大塚英志「サイコ」、魔女もの伊藤砕虎「Magi」あたりが良
それと天王寺きつね「Eben's Bowy」、ヨルンやシーダという主キャラがいい
他「サムライチャンプルー」ってよく聞くけど外伝になってるな、全体に白っぽい絵だけどよく描き込んである(041006)

コロコロコミック」2004年11月号
一回り小さいA5版雑誌480円、760頁、21本
小学校低学年までの層を狙っているんだろう、内容が幼い
さすがにこの雑誌買うのためらわれて漫画喫茶で読んだ
「ドラえもん」は再掲
「星のカービィ」「サルゲッチュ」「スーパーマリオ」「ポケモン」と有名作が並ぶがどれもねえ
ポケモンはもっと子供風に丸い線だと思っていたら、四角いごつごつした感じで意外
「金色のガッシュベル」は小学館つながりでここにも登場してるけど
巻頭「デュエルマスターズ」はそれなりの作、カード勝負というのが単調、主人公の切札勝舞、白凰がいい
「ロックマンエグゼ」は正確な絵で塗りもきれい、動きもいいロックマンが女の子の方があってるんでは?低学年向きにもときめくような男キャラ、女キャラ必要だわ(041025)

ビッグコミック」2004年11月10日号
1968年創刊って一番古手かな330頁、250円、短いナンセンスもの4つ除いて11本
青年誌筆頭だけあって知ってる名前並ぶなぁ、だけど劇画パターンでどれも説明的なのがくどい
筆頭作「ゴルゴ13」ですね、読まないでもだいたいタイトルでわかるというマンネリだが、ストーリー自前で続けてるのが偉い「太陽の黙示録」とかね言葉多し
星野之宣「宗像教授」はなかなかではないか、「2001年夜」ほど素敵じゃないが他の中途な作よりすっきりしてる
「海峡を渡るバイオリン」から話しとってる「天上の弦」はいろんな角度からの絵作って幾分救いあり
細野不二彦が「ダブルフェイス」でひさびさ力出してるのが一番びっくり、ずっとおじさんくさい絵ばかりだったから
絵柄、キャラとも柴門ふみ「小早川伸木の恋」が光ってる
「魚河岸三代目」も多彩な絵でよかった、でも食べるもんにあれこれごたくはうざい(041027)

  「ビッグコミック」創刊号68年(小学館)
ビッグコミックついでに創刊号
白土三平「野犬」
手塚治虫「地球を呑む」
石森章太郎「さぶと市捕り物控え」
水木しげる「妖花アラウネア」
さいとうたかを「カウント10に弔いの詩を(探し屋はげ鷹シリーズ)」
本格的青年誌創刊ということで描き手もかなり力が入っている
手塚はゼフィルスという男を狂わせるセクシー度高い女神を登場させる、絵柄はまだ劇画とまではいかないが内容は大人向け
石森は背景描きこみの丁寧さを見ても新味を狙っている
白土は犬には犬の世界があると、飼うことを認められずいっしょに電車に飛び込む少年サブを描いて、まんが的世界観と距離をとっている
水木はどこで描いても彼の世界、マンドラゴラを介して向こうの世界へ入って幸せに暮らす山本を描く
一番おもしろかったのがさいとうたかを
ビッグコミック創刊から「ゴルゴ」やってると思っていたらそうじゃなく、元ボクサーの探し屋、鷹木を主人公に一話読みきりシリーズを
ゴルゴみたいに冷静でなく、熱血漢
白人売買組織からの脱走した女性を助けたことで事件に巻き込まれ、向こうにやとわれる元ボクサーと対決するというおまけまでつけて、少々なかせてすかっと解決という理想的な展開、ねこというガールフレンドまで登場して、助けた女性が鷹木の恋人と勘違いしたねこの嫉妬もからめて随分読ませる内容になっている
さいとうさんなら「007シリーズ」を最高と思っているが少し恋愛色少ないのを不満に思う者だから、本作は拾い物です
  「ビッグコミック」81年7号 円(小学館)
さいとう・たかを「ゴルゴ13」
ちばてつや「のたり松太郎」
石森章太郎「さんだらぼっち」
青柳裕介「土佐の一本釣り」
楳図かずお「マリコさん、事件ですよ」
68年創刊でしたか
さいとうたかを、手塚治虫が創刊号以来主要掲載誌とした意義は大きい(描いていない時が多いが白土三平も)
そういうわけで少年まんがを正統的に引き継いだ雑誌と言える
さすがにこの頃は初期の芳香・色艶がない
しばらくすれば手塚では「陽だまりの樹」が掲載されるが「地球を呑む」のようなミステリアスさは見られない
光っているのが「土佐の一本釣り」
自意識の過剰さに悩んだ青柳さんが風土に落ち着きを見いだしたと言えばていがいいが、形式的に逃げ場を求めたという所でしょう
(070705)


「ビッグコミックオリジナル」2004年30周年号
表紙は村松誠ずっとこの人がしてるような、猫が覗いている今号かわいい
350頁、250円、19本(ショート6本)
「浮浪雲」「釣りバカ日誌」「あぶさん」「三丁目の夕日」ってまだつづいてる
「プルートウ」がやはり注目、よくこんなおっさんくさいキャラばかりでSF漫画みごとに作る、地上最大のロボットねたでどこまでひっぱれるのかと思ってたが、ロボットが結婚してたり、感情持ったりと内容も深い
まんが絵と劇画絵合わせて落ち着いてしまった絵柄で最先端のまんがを生み出すってのはまんが界の不思議
「龍」の絵がとてもきれい、甘粕大尉も出てくるが、映画からみだから奇怪な方面にあまり進まないんじゃ残念(041110)

  「ビッグコミックオリジナル」81年13号230円(小学館)
一号間違って買ってこれはオール読み切り増刊だった
普段の連載陣、弘兼憲史・北見けんいち・木村えいじがゴルフもの、時代劇、ギャグものの趣向
「三丁目の夕日」の西岸良平さんが番外編でも描いてくれていればよかったが上の陣容では少しがっかり
みやはら啓一が一番気になる作家さんだが「雀のお宿」という麻雀からみで乗り切れない
普段の連載は「あぶさん」「釣りバカ日誌」「女かじきEXP」「人間交差点」
ラインアップを見ると本家BCに比べより人情味豊かなものを収録してじっくり読ませる雑誌をめざした様子
「釣りバカ」は映画の方が有名になったけれど、キャラはまんがの方が豊かな表情を持つ
斬新さ不足を補うため「スピリッツ」が創刊されたんでしょうね


ビッグミックスペリオール」2004年23号
346頁、300円、18本
「あずみ」が長期連載かつ話題作、展開ゆるいけど小山ゆう代表作になるわ、あずみにもう少し色気があればもっといい
次は「医龍」ですね、ちょっと説明的すぎで権力争いも煩雑だけど
池上遼一の「覇−Load」、この人の絵には三国志くらいの大規模物語があいそう
新連載の「エグジスタンス」は韓国ハ・スンナム絵六本木舞台に韓国帰国子女がテコンドー使った武闘やるという設定おもしろい
漱石小説を絵にした榎本ナリコ「こころ」は、Kを出し抜いてお嬢さん(シズちゃん)とセックスしちゃう現代的展開はラスト見たい気分
他のビックコミック派生誌に比べ少し地味かな(041113)

週刊スピリッツ」2004年49号
ビックコミックの派生誌80年創刊で86年週刊に
250円、390頁で短いギャグもの除いて19本だから、一本あたり短いめの連載
グラビア8頁、さらに浦沢と三谷幸喜の対談がカラーであってと余裕の本作りだが、かんじんのまんが低調かな
「めぞん一刻」「東京ラブストーリー」「YAWARA」「ピンポン」「最終兵器彼女」など話題作を生みつづけてる
「二十世紀少年」はそれに続く名作となるでしょ
「おいしんぼ」がまだ続いてる
「ホムンクルス」は絵画的に注目だったけれど内容が散漫か、再開してもう今回休み(作者、逮捕とかうわさあるけど)
「オメガトライブ」っていかしたタイトルだけど内容がふつう、第一絵が硬い
平安時代、島巫女を描く異色作「鬼虫」も絵の硬いね、「つゆだく」だってそうだな
江川達也「日露戦争物語」も軍人がぎすぎすした絵で亡霊みたく見える
高校野球マンガ「ラストイニング」が一番すっきり読めるというのも問題、この絵って、浦沢氏のアシスタントしてたのかな、桐生監督のにらみ顔はモンスターの刑事にそっくり(041101)

  「ビッグコミックスピリッツ」82年11/15号200円(小学館)
創刊3周年となってる号
「ぼっけもん」「なぜか笑介」「かっとび米熊氏」(北見さんのバイクものあったのね)が表紙に大文字

「ぼっけもん」42回目
頂点は加奈子と四国で結ばれる頃
今号で加奈子は東京で記者をめざし、義男は鹿児島に帰って仲間と事業を立ち上げようと分裂気味
結局は義男の夢に折れる加奈子だが、義男優柔不断で現在なら加奈子さんに置いて行かれても仕方ない
そんな無理筋が絵にも表れ、初期より頼りないぎすぎすの人物絵に変わってしまっている

柳沢きみお「瑠璃色ゼネレーション」は主人公がサラリーマンに移動中
「軽井沢シンドローム」も変わった絵柄で特徴的だが
なんといっても「めぞん一刻」と「わたしは慎吾」
当時「めぞん」は知らないわけでなかったが、じれったい展開で読み続けようという気が起こらず
数年後、結婚した知人のプロポーズ(女性側からだけど)の文句が、誕生日のプレゼントを聞いた彼女の返事が「あなたの残りの人生」だったっていうのに大いに感激するだけで、ここに出典があるなんて全く気づかず最近に至る


モーニング」2004年49号
講談社82年創刊、450頁、280円、24本(うち4こまなど6本)
「島耕作」「ハートカクテル」「バガボンド」「沈黙の艦隊」「ナニワ金融道」と歴史ある週刊誌
能條純一「愛の殺人者」が新連載、泣かせる話をしたら殺してやるという男が登場する、不思議な設定
「ジパング」は始まったばかりのTVアニメは線がすっきりしてるし、色きれいだから兵器見るのはアニメがいい
「はるか17」っほっとするまんが?単行本買うまでの萌え度はないかな
岩重孝「青春の門」、絵がよいですね、顔ばかりでてくるのが残念
「大使閣下の料理人」がグルメものにしてはかわいい絵でいい
池上遼一「ベスティア」、エロい中カラーで始まるが画力は素晴らしい、手馴れた感じがいやみになるときもあるが、これはいいのでは、ネガで驚きを表現した267頁も意欲的、やる気つたわってくる
たなか亜希夫がどれだけ深く潜れるかというダイビングものに挑んでいますがこんな素材をこの後どう処理するか興味
サライネス「誰も寝てはならん」好きな絵ですが、せりふ・背景と合わせて書き込み多すぎて疲れる
モーニングは悪くない能條純一が期待大(041108)


●ヤングまんが誌
「ヤングサンデー」87年創刊
創刊号は「お〜い!竜馬」「東京探偵団」「しあわせのゆくえ」を引き継いで喜国雅彦「傷だらけの天使たち」、原秀則「冬物語」、六田登「TWIN」、野部利雄「ミュウの伝説」というラインアップ
比較的新しいので今でも単行本見るの多い
ただ同年創刊「ヤングキング」翌年「ヤングチャンピオン」では吉田聡「湘南爆走族」(キング)、立原あゆみ「JINGI」(チャンピオン)を知るくらい、集英社・講談社は早い時期にヤング誌を始めている
「ヤングジャンプ」79年創刊
本宮ひろ志「 俺の空 刑事編」、手塚治虫「どついたれ」、とりいかずよし「一丁目のスナミちゃん」、永井豪「花平バズーカ」、コンタロウ 「MADキャラバン」、川崎のぼる「ナイトジョッキー 」、星野之宣 「妖女伝説」、小林よしのり 「世紀末研究所」というラインアップ、単行本では本宮・星野作を見るくらいか
「ヤングマガジン」80年創刊
柳沢きみお 「Good Girl:」、手塚治虫「こじき姫ルンペネラ」、史村翔「OH!タカラヅカ」、柴門ふみ「P.S.元気です俊平」、ちばてつや「練馬のイタチ」、弘兼憲史「ハロー張りネズミ」というラインアップ、柴門・弘兼が単行本で見かける
(070710)


  少年ビッグコミック」77-87(小学館)
ビックコミックついでに、買えてないんだが、ネット情報で「少年ビックコミック」も追跡
「まんがくん」という名前で77年創刊
「エスパー魔美」掲載が特筆(82年まで)
79年には「少年ビックコミック」と改名、新谷さんの「エリア88」、80年にはあだちさん「みゆき」
81年には尾瀬「結婚ゲーム」村生「初恋スキャンダル」が加わりこの頃が最盛期か
「ヤングジャンプ」「ヤングマガジン」など青年誌も多く刊行される中、87年「ヤングサンデー」と改編、軽いタッチの恋愛ものから成人向けの内容に変わっていく
83年9/23の内容は、「エリア88」「みゆき」「結婚ゲーム」「初恋スキャンダル」「ポップコーン・ブギ」(むつ利之)「愛がゆく」(小山ゆう)「一撃伝」(大島やすいち)
87年1/9は「おーい竜馬」「東京探偵団」(細野不二彦)など、中島史雄「微熱フレンズ」、内田春菊「しあわせのゆくえ」なんてのも
(070709)

ヤングマガジン」2004年51号
460頁、280円、27本(どれも短い)講談社1980年創刊「AKIRA」「攻殻機動隊」を生んだ雑誌
ヤング向けだから車もの、バイクもの多い、「頭文字D」複数線で輪郭描くやり方はアニメより納得、車の動きはアニメかな
望月峯太郎が「万祝」で鮫とか海の怪物を出して、「ドラゴンヘッド」に続いて意欲作
なんていっても「×××Holic」、CLAMPって絵がきれい、スクリーントーン使わずすっきりした画面になってる
安達哲が巻末カラーでやってるショート、絵柄も全然変わっててちょっとアメリカの絵師さんと見える(041115)

週刊誌については
少年誌では集英社ジャンプ、講談社マガジン、小学館サンデー、(秋田書店チャンピオン)って順
ヤング誌は同じ順だがどこも今ひとつ
青年誌になると小学館ビックコミック系、講談社モーニング系、(集英社・秋田書店は番外)
これは量であって青年誌の質は講談社が上かもしれない(041115)

アッパーズ」2004年最終号
講談社「ヤングマガジン」増刊で月2回発行、290円、450頁、21本で最終号
8年続いて、その間「バジリスク」や「ピアノの森」なんて掲載されていた
短いのや4コマ除くと14本、うち格闘もの、暴力ものが半分占める、絵は劇画タッチの旧来のもの
アニメ絵風の新し図柄は吉永裕介「ランペイジ」くらいかな、三国志人物を使ったこれは展開遅いがなかなかおもしろそう
刑事ものをセリフで説明していく「強行」みたいなビジネス誌向きのと、根性女子バレー「ジョバレ」みたいなこども誌向きのと混在してるところポリシーか
エロティックホラーていうのか、SFっていうのか、射精エネルギーで異世界に通じる穴があくというサガノヘルマー「ザ・ボーラーズ」はこれで終わるの惜しい(041028)

ヤングジャンプ」2004年50号
440頁、280円、24本(うち6本はショート)、グラビア巻頭6頁、中6頁だから格安
格闘もの3本巻頭に持ってきて若者ねらい
「タフ」のような正統派よりは「もなこの空」(ボクシング)みたいなかわいい顔のキャラのがいい
「gantz」が最注目作ね、筋は格闘繰り返しになったからどうでもいいけど、P119のような塗りぼかして飛んでる感じ出してる絵が魅力的
最終回だけど「晴れゆく空」で谷口ジロー、青春もの描いてる、これは単行本読みたあ
「カウンタック」ではカーレースの相手が女とか
「いぬばか」ペットショップラブコメだが女の子がイヌに超能力を持つとか
「極道つぶし」というやくざ相手の闘いをアニメ系絵柄で描くとか
「国境を越える医師イコマ」ではサラエボの銃撃を想起したりとか
なかなか新しい設定を繰り出している「ヤンジャン」には期待

「男祭り」読みきりになってるが花岡暁生「信虎」、学園けんかものものだが、滅法つよい主人公、将来のために時間を使おうとけんかに手を出さずいたが、姉貴格をいためつけられてキレ、逆襲にという読ませる設定、ちょっとエッチなシーンも混ぜという王道路線でこれが一番おもしろかったりして(041112)

漫革-ヤングジャンプ増刊」2004年11月20日号
470頁、300円、17本
吉田ひろゆき「G氏の憂鬱」漫画太郎「つっぱり桃太郎」なんて変則な絵柄があるのはジャンプ系
かわいい系まんが健闘してる、みやすのんき「桃番クリニック」ちょっとエッチな内容入れながらほろりとさせる
読みきりだけど、きたがわ翔「ジンジャーさんがゆく」、女装で本当の自分を演出する中年男の話だがほろりとさせる
「私のケサランパサラン」幸運を呼ぶ不思議生物をメルヘンチックに描き、2部ではブラックユーモアに仕立てる粋な設定、ちょっとギョロ目の人物がなかなかいい味
「立小便の街」ってこわいまんがまで入ってる、これって最後ほろりとさせるけど
たなかかなこ「忍者シラノ」、読み切りみたいだけど、髪や飛線がおおげさな絵だけど、キャラよくおもしろい、とくに鼻のシラノはいいよ、これ別設定でも読みたいキャラ
中里宣「魔の山」も硬い線だがいい出来、グランプリ佳作っていうけど連載ほしい新人
加藤マユミ「ふわふわばーん」もいい、着ぐるみアルバイトの男女がいい仲となる話でめがね娘というやつ
増刊というので読みきり大半だが読めます

一方、「スーパージャンプ」「ビジネスジャンプ」という本体の方は核を失っているよう「ビジネス」の「民俗学者八雲樹」が話題だが絵自体はじみ、推理ものだから字の多いのもつらい(041112)

ヤングキング アワーズ」2005年1月号
420頁、380円、2本短編除いて15本、青年誌読んでた時もれてたみたい
「超人ロック」が最有名だけど、ロック以外の人物の顔が頼りない
最近のお気に入りでは、石田敦子の「アニメがお仕事」がここ連載もう少しアニメ作業が微に入り触れられていると満足だが
志村貴子「ラブ・バズ」女子プロレスラーの話だというが、かわいいし格闘シーンないので今話ではわかりません
「光と水のダフネ」がなかなかいかした絵、アニメより凝ってるアニメの方は色がきれいだけど単行本買いか
やはり話題作は平野耕太「ヘルシング」でしょうちょっと書き込みすぎだけど、なかなかユニークな線、これはまず喫茶で
「エクセル・サーガ」という作は筋がわからないエルガーラとハイアット女史の任務が今話ではなんのこと?状態(041205)

プレイコミック」2004年21号
秋田書店から68年に創刊、ビックコミックと同じ年だから随分の歴史がある
有名作は石森章太郎「009の1」松本零士「キャプテンハーロック」くらいなのかな?
今号は280頁、270円、16本(うち四コマ4つ)中グラビアがヌードであってかなり大人向きになってる、そういうの質低いわけだが
SM系作家団鬼六原作が2つもあるので誌風わかりますね、「聖女教師」はおんな絵風、「紅地獄」は劇画だが粗め
劇画風のが大半でどれも話をなぞってる
ケン月影はさすがで「寝取りの由兵衛」は話は別として絵は美しい
人生トワイライトロマンと副題ある「ヘイタクシー」がなかなか読ませる話、絵はまずまず今話は暴走バイクで友人も巻き添えで死なせた20代の男があの世行きタクシーの運転手の前で、巻き添えにした友と順順に思い、思い出を語り誤解も解け、最後一人が生き返るということがわかった時、友の命を優先して自分は納得してあの世に運行されるというもの
ノスタルジックロマン「たけし君の純情」、設定は昭和30年代かな、小学生たけし君はお遍路さん父娘(母はなくなっている)の娘に淡い思いをいだきながら別れるという話、どこかであったような少年誌絵がまわりの劇画、大人絵になじまないかな
ともかく秋田書店のまんが誌はどれも編集方針一貫性ない(041106)

ヤングチャンピオン」2004年22号
月2だから22号、330頁、290円、16本少し高いのは表と中とじに水着グラビア入れてるからまんがはそうでもないが広告みても他ヤング誌よりH志向
絵柄はかわいいのからビジネス向き劇画風からさまざま、一頭抜けたのない
何人かの絵師さんに競作してもらうブラックジャック何本勝負ってのが今回の目玉
今号は田口雅之(バトルロワイヤルの)、ランプを悪画商にし、ひげおやじも出るのおもしろいけど、美談でまとめすぎ
立原ゆみの「本気」って未だ続いてるんだ(今は作者療養中で休載)
「みつゲッツ」:もて男とさえない君の二重人格って設定、少しロリ路線も入って注目作
「一本木守」が泌尿器科を舞台にした点いい、ギャグ路線で医者としてのシーンではまじ顔になるのもよいんじゃない
秋田書店系って編集筋通ってないか、「ヤングチャンピオン」あたりから徹底的に読者リサーチしてねらい目決めて欲しい(041102)

週刊漫画サンデー」2004年11月16日号
280頁、280円、11本、昔から平板な大人雑誌の代表だが同じ作りでよく続く
新田たつお「静かなドン」、この人もギャグなくなって一本調子
格闘もの、野球もの、グルメもの(「蒼太の包丁」絵よいがうんちくが)刑事ものとか、わりと他種にわたり色気も控え目
「女優」は背景に写真を使ったような工夫あり、「沙也可」は日韓関連の戦国ものとジャンル以上のひろがりもあり、この辺が一応売れつづけている理由か?(041106)

おじさん系の雑誌見てるとどれも同じ劇画タッチ、設定しけたもので、ざっと報告
「週刊漫画タイムズ」2004年11月12日号
14本、260円、280頁うち4本は4こま
恋物語の「ラストラス」「ナイショ」を除いて劇画系筆頭の「女監察医」は女まんが絵風だが話は劇画もの
「なみだ橋診療所」みたいな人情っぽいのは少しいける
なんといってもこの誌の利き作は「蔵の酒」では?素朴な絵ながら造り酒屋の設定がよいし、酒造のおかみ神尾茜の顔が印象的
「別冊週刊漫画タイムズ」12月号
10本(4こまうち2)、300円、260頁まあまあ作くらい、女刑事もの「デコイ」
食品商社マンがかかわるグルメコミックだから洋風、おいしそう、でも話わかってますね「幸福のディッシュ」
「週漫スペシャル」2004年11月号
11本、300円、280頁どれも劇画タッチでヌード入る絵で飽きる絵に裸が入ったって露骨であっても「みだら」にはなりません
かわだ寛「花図鑑」がかわいい系絵で唯一ほっとする(ヌードシーンありますが)
ここまで芳文社系3誌
日本文芸社系2誌は
週刊マンガゴラク」2004年11月12日号
16本、280円、300頁9本までが劇画有名作「ミナミの帝王」も含めて劇画系はどれも食傷
高橋よしひろがあいかわらず同じ犬絵で「銀牙伝説」、立原あゆみもあの顔のやくざを「弱虫」、これも絵だけでパス
板前もの「江戸前の旬」は題材がまずまずか、酒をめぐるうんちくものラズウェル細木「酒の細道」が絵の雰囲気いい
小編「55歳の地図」というお遍路ものが変わった逸品で、有名な作を持ってるわりにさえない印象
「別冊マンガゴラク」12月1日号
12本、280円、350頁、ほとんで劇画系
ギャグ系エッチまんが「またたび家の人々」がまずまず
中島史雄が「恋一夜」を読み切りで絵はすっきりしてますね、なんか弓月光のキャラみたいで個性ない(041104)


漫画アクション」2004年14号
韓国映画「オールド・ボーイ」がカンヌ受賞をとったので、その原作まんが(嶺岸信明)を50頁掲載してる
設定よくて続き読みたくなる筋書きだが今見ると絵はまずまず
「拉致」にしても「17歳(監禁殺人)」にしても現実に迫り切れてない
さそうあきら「こどものこども」、絵はわざとラフにしてある、小学生が子ども産んでというちょっと厳しい設定
こうの史代「さんさん録」、妻に死なれた参平さん(妻にはさんさんと呼ばれてた)が息子夫婦の所に同居する話、やっかいもので家を逃げ出して妻の残した日記を読むという今回だけど、「夕凪」では美しい人物ばかり描いていたからこういう辛辣に人間関係をとらえることもうまいんだと知って尊敬できる

67年創刊で「ルパン3世」「柔侠伝」「子連れ狼」「花の応援団」「じゃりんこチエ」「軍鶏案」「クレヨンしんちゃん」とそうそうたるまんが群を生み出した雑誌、劇画系の粗い線で成功を収めた代表誌ですね、復刊して焦点絞りきれないところが残念(041109)


  「漫画アクション」78年12/21号180円(双葉社)
本号での一番作はどおくまん「嗚呼!!花の応援団」でしょう
10/12号で初登場した「じゃりん子チエ」はまだ定期連載は翌4月からのようで載ってませんね
バロン吉元とモンキー・パンチは連載最盛期は過ぎた「日本柔侠伝」「新ルパン三世」
長谷川法世「博多っ子純情」も有名作だけど、アクションには劇画の見本を見る感じ

小島剛夕が小池一夫原作で「ケイの凄春」、子連れ狼の粗く描いた絵です
御厨さと美「シンデレラ・ボーイ」ちょっとコミカルに描いているので写実さ薄れているかな
梶原一騎原作、影丸譲也「武夫原頭に草萌えて」は影丸さんらしい野太い絵だが少し筆が速いか
素晴らしいのが松久由宇さん「スカイ・ロード」
女性絵顔の影が凄い、一番いいときの池上絵に近くて、「I・餓男 アイウエオボーイ」最後を描いたというのもなるほど

そうそう新田たつお「怪人アッカーマン」は双葉社の単行本で78年連載なんだが「別冊アクション」だったということでこれには載っていません
(070604)

ガンガンYG」2004年参号
500頁、300円、19本、ロトの紋章別冊についてだからサービス価格、冬には「ヤングガンガン」として再出発するらしい
藤原カムイ「ロトの紋章」が筆頭作(付録にもなってる)、ドラゴンボールに似すぎなのが惜しいのと、この人全般に言えることで展開がゆるい
この雑誌の凄いとこは、ギャグ系除いたストーリーもの、どれも絵がよくて展開もそこそこで大人顔にもくずれない
筒井哲也「リセット」殺人ゲームといった変な話、サイコ的?
塩野干支郎次「ユーベルブラット」魔法戦士ものだが、絵も動きもシャープ
極楽院櫻子「セキレイ」コスプレ萌え娘もの、ヌードもあり
TAGRO「グラグラ」ギャグ味萌え娘もの
パク・ソンウ「黒神」作も韓国人で東京の話かよ、人情っぽすぎるけどキャラと設定いい
ゴツボマサル「犬神ゲル」少年探偵もの、ラフな絵にしてるが随所でシャープに決める
ハレグウの金田一蓮十郎「アストロベリー」不純異星交遊ラブコメってなってるがかわいい系の絵がいきてる
天乃咲耶「月見てハネる」月の姫が男の部屋に降臨するギャグもの、絵がかわいい、ヌードあり
ここまでどれもいい、終わり方の「恋がしたい」も平板な絵ながらギャグ味いきてるし、「やさしい悪魔」くどい線ながら話おもしろい
飛びぬけ作ないものの、どれも合格レベルという雑誌みたことないから、これは「ヤングガンガン」買うかな、というのとスクエアエニックス侮れない(041116)

ヤングアニマル」2004年22号
340頁、270円、17本白泉社の男性誌なんだ
アニマルって名前だけあって「もてね?」「職業殺し屋」「動物恋愛絵巻」とかちょっとエッチな内容
三浦健太郎の「ベルセルク」続いてますね、でもあの書き込みはどの線目で追っていいかわからん
変わってるのは「ホーリーランド」、動きも少ない格闘まんががうけるのはなぜか?弱そうなわれらの分身が勝つとこがすっかとするということかな
「藍より青し」は顔ばっかりというのも今ひとつ萌えない
4コマだけど、川島よしお「くじごじ(9時5時)」が萌え系の絵柄で変な話というのでいちばんおもしろかった(041117)

斬鬼」2004年10月最終号
専門誌はどうも、特に劇画、時代劇苦手だからふつうなら買わない雑誌だが最終号というので入手、読んでみたらかなりよかったので驚いている
平田弘史「怪力の母」ちょっと硬い絵で敬遠ぎみの作家さんだが、太っちょ怪力女という設定がおもしろく、取材も力入ってる
神田たけ志「御用牙」有名作ですが、再録ですか?この手の絵には萌えません
バロン吉元「つばめがえし」ま、この中で一番の作家さん酷い話のあっさり描く姿勢変わってませんが、絵柄がポップというか飾り絵的になっているのが驚き成功しているかはもう少し読まないとわからりません
ふくしま政美「ケミストリー」幕末の化学もの、魔術や錬金術も関わりそうな話で60頁続きあってもよさそうだが本誌休刊でどうなるのか伝説の劇画家完全復活とあるからふくしま政美はしばらく描いてなかったみたいこれだけの力量の作品・作家が続き無いとすると惜しい
もりもと崇「難波鉦異本」単行本でも読みたい一番の話題作でしょ、言うことないです
荒木俊明「新選組凄春記」たんたんとした絵だけど、刀の柄が頬肉にくいこむのとか、口に腕つっこんでるとことか細部がやけに印象的な作家さん
みやわききようこ「忍夜骨曲者」歌舞伎の隈取りで人物の顔描いてるという変わった絵柄だけどなかなかいい
大人雑誌ってたいてい変哲ないものばかり並ぶが、この誌は時代劇だけでこれだけ幅があるというのは、編集サイドの意欲なんでしょう(041118)


マンガ少年」79年9月号:朝日ソノラマ
手塚治虫「火の鳥第9部」
永島慎二「愉しかりし日々」
石森章太郎「サイボーグ009」
竹宮恵子「宇宙へ 4部」
ますむらひろし「ファンタジーゾーン」
倉多江美「宇宙を作るオトコ」
石坂啓「下北なぁなぁイズム」
高橋葉介「ライヤー教授の午後」
細野不二彦「クラッシャー・ジョー」
と読み切り岡田史子「タンタ・リンドの場所」
冒頭3作はすでに完結した作品の余芸みたいな感じ
やはり「宇宙へ」が問題作なんでしょうが、線が細くて読みづらい
倉多さん、高橋さんが気鋭の新人というところか
石坂さんはこの年本誌でデビューしたばかり、かわいい絵柄でコミカルな学園もの
このままいけば「月とスッポン」みたいになりそうだが、すぐ高橋留美子風に変転
細野さんも本作でデビュー、本格的SFで新谷さん風絵柄
細野さん独自の丸みある人物像は翌年サンデー「みるくちゃん」からか(080522)


マンガ奇想天外」82年MAY10号
80年代雑誌を巡っていた時、通向けの雑誌をコメントし忘れていた

御厨さと美
坂口尚
ますむらひろし
いしかわじゅん
福山庸治
松久由宇
鳥図明児
吾妻ひでお
というのが代表的布陣
読み切り作がほとんどなのが少々物足りない
吾妻さんは巻頭カラーで美少女並べただけだがどれも雰囲気違うし可愛い、当時の人気の程がわかる
御厨さんがSF編、人類を超えて存在するティナという少女、意味が飲み込めないが絵柄が実にいい
それに松久さん「バンパイヤロード」、人類も存在しなくなった後の、最後のバンパイアたちの生き様を描いたもの
坂口さんのはこの頃の彼らしい叙情作
ますむらさんもいつもどおり
福山さんは大友風絵のちょっと変な少女を描いた小品
鳥図さん「光を見た男」が単行本で読んだときより印象的
いしかわさんもこの頃がおもしろい(080521)


コミックばく」春号85年600円(日本文芸社)
「ばく」というだけ、夢が食われてしまったような空虚な話が続く
つげ義春「石を売る」、ラストで主人は自分の子どもに「虫けら」の意味を聞かれて「虫けらとは自分のことだ」を言わざるを得ない
永松潔「浅き夢みし」、人のけんかを買って出てアルバイトしてる青山、三角関係の妻がらみで関係持っちゃうが、相手の仕返しとかけっこう危ない橋渡っていて、「いつまでもこげな生活しとられんな」と、翌年からとぼけた味生きた「ツヨシしっかりしなさい」連載
近藤ようこ「ラストダンス」も浮気してやると飛び出したものの結局夫の所へ戻る妻の話

勝又進「木魂」は山の娘、もえが切られる栃の木の霊を送るという民話仕立て
宮脇要子「青柳」は歌舞伎の隈取りみたいに太い線が印象的な江戸物、昨年の「斬鬼」最終号で同じ江戸物を描いているので記憶している
特徴的な絵柄は20年たっても変わっていない、単行本は出ていないようでとっても残念
ユズカズキ「枇杷の木の下で」は病気で寝込む少年の周囲を描写した短編、中学生の姉が友達を連れてきて枇杷取ろうと木に登り足をはだけている、なんとなく性的倦怠漂う作、線画中心
作家も絵柄も内容もガロを引き継いでいる
「はる子のお見合い考」
末永史(スエナガアヤ) イラストレーター・エッセイスト。仙台市生まれ。武蔵野美大、中央大中退後、漫画家として「りぼん」「ヤングコミック」などで活躍。現在は雑誌でイラストエッセイを連載する一方、精神科クリニックで精神保健福祉士として医療に ...


月刊マンガデュオ」82年1号350円(朝日ソノラマ)
吉田秋生さんのパンクロッカー表紙絵からは斬新狙いだろうが
たがみ、高橋葉介、ますむらの柔らかい線を見ると少年まんがものになっている
諸星さん「ロトパゴイの難船」がギリシア時代の北アフリカ砂漠地帯を描いて神秘的だが短編
なんといっても山田ミネコ「最終戦争伝説」が連載されていることでしょう
新田たつお「ザ・助清」はこの号が最終、でも少し強引な内容
石坂啓「エルフ」は手塚絵になっている
特筆ものは
内田美奈子「百万人の数学変格活用」
とってもハードな絵柄、乾いた感じの内容も素晴らしく、内田さんの最高作じゃないかな
「Duo」はこういう作品をメインに据えるべきだったんだ
ところで内田絵は三原順さんの系譜になるんでしょう


リュウ」82年1月15号450円 
アニ
メージュ別冊として始まったのでアクション・SF作多いが、旧来の作風も強く狙いがはずれたよう
宇宙物の聖悠紀、道原かつみ、真乃呼諸氏は竹宮「地球へ」譲りの絵柄
安彦良和「アリオン」は絵が不安定(それがこの人の特徴なんだけど)
吾妻ひでお「ぶらっとバニー」、山田ミネコ「雨のふる日は天気も悪い」はまずまず
あすなひろし「なつかしいうた」、絵は群を抜くが内容が感傷的すぎ、あすなさんにもっとストレートな愛情ものがほしい
冒険ファンタジー「どぅーわっぷ☆らぷそでい」の仲村計さん、絵が優れている上、ギャグ絵もなじんでいてかなり期待できるのに
最近描いてられないみたい、単行本がどれも品切れでした
他に
作家別SFまんが史第12回で花都悠紀子さんが14Pに渡って取り上げられています


コミックトム」80年9月号
藤子不二雄「T・Pぼん」
坂口尚「12色物語」
手塚治虫「ブッダ」
横山光輝「三国志」
みなもと太郎「風雲児たち」
創価学会系出版「潮」からのまんが雑誌「希望の友」(1965年創刊、78年「少年ワールド」に改名)が80年に改名したもの(97年まで)
だから「ブッダ」とか歴史物とか入るんでしょうね
この出版社、横山さんとの付き合いから現在完全版「鉄人」出してくれているのには感謝
なんといっても坂口さんが印象的小品から長編ものへ変わるきっかけを作った雑誌として記憶される
86年から奇跡的な連載「石の花」ついで「Version」へと


「カスタムコミック」80年新年号
執筆陣が気になり、まんだらけで購入した雑誌
日本文芸社からビッグ作家陣による読切オリジナル劇画誌と銘打たれている
川崎のぼる「100分の1の陽だまり」100P
牧美也子「浅の川雪五彩」40P
政岡としや「喫茶人」50P
個性派の競作として
諸星大二郎「砂漠の真Lン中に」
つげ忠男「釣り師熱唱」
永島慎二「人生激情」
三大新連載として
平田弘史「大垣藩治水魂」
みやはら啓一「いっちょん」
はるき悦巳「日の出食堂の青春」

川崎さんが「巨人の星」絵柄で青年向け人情物を描くというのがおもしろい
平田さんのはいつものごっつい絵柄で尋常ならざる武士の生き様を描く
永島さんは「ガロ」での作品、筋があいまいで乗れなかったがここでは流れが見えそう
諸星さんはミステリアスな素材をコミカルに仕上げていて楽しい
一番の注目作は牧さん
加賀友禅染めに弟子入りして10年の舞、妻をなくした師匠と関係を持つようになったが彼女を慕う弟弟子の夏生にも引かれるところがある
夏生の思いをかみしめながら冬の川に染め布をさらすラストがいいコマ
「源氏物語」の頃の劇画調になって枯れた絵柄で、もう少し艶やかさがあれば・・


ちゃお」2005年1月号
小学館77年創刊、510頁、420円、12本
少年誌で「ブンブン」「ボンボン」パスしたのにこっち買ったわけは「魔法少女隊アルス」が載ってたから
で、だまされちゃったわけ、なんだ2頁だけって、ひど、それも迫力ない幼児向け絵だし
新連載「チェリッシュ」がいい男前魔法をかけられたチェリー姫、男勝りの剣腕でおれおれの男言葉でもミスエメラルドに試合で負けて腹立て、風呂で油断してるところをおそってやろうとすると実は男だったってエメラルドの言いは「競わなくてもいい、わたしの心はあなたに奪われてる」っていやいや、小学校低学年向けにも男に頼らない女が登場するかと思ったのにでも、絵もかわいいしいけるまんがです
魔法かける男の子リオが登場する「ルナティックハニー」憧れの祥ちゃんにふられた梨世はリオに祥と両想いになる魔法をかけてやろうかという申しを断り元気をもらっただけでもありがとうと去るその翌日街頭でカメラに映った梨世がTVで話題になっている祥とはどうなるという含みをもたせてなかなかの展開
「ラブリーデコレーション」もなかなかかわいい絵、ケーキ職人を子供誌に持ち込んでるしね(041224)

りぼん」2005年1月号
集英社55年創刊ととんでもない伝統誌60年代に「魔法使いサリー」
70年代後半から一条ゆかりが「デザイナー」「砂の城」さらには82年から「有閑倶楽部」
80年代には池野恋、岡田あーみん、柊あおい
90年代に矢沢あいが「ご近所物語」「天使なんかじゃない」
86年には「ちびまる子ちゃん」も連載されてますね

それが現在はいきおいない全盛期の半分の部数みたい、でも少女誌では多い方
小学生がターゲットの中学生学園ものが大半をしめ、どれもにたりよったり
武内こずえの「アゲハ100%」という放課後女の子をメイクアップして変身させる藤原凛のお話これが一番の話題作
槙ようこ「愛してるぜベイベ」で、結平に保護者役をしてもらってたゆずゆちゃんに母親が現れ、この話も最終回この物語では子を捨てた母に娘を育てる資格があるかと迫る深刻な場面があるが、この誌全体は予定通り調和する内容で溢れていて、そりゃ小学生向けだといえばそれまでだけど、ちょっとしょぼいんじゃないの、「りぼん」(041206)

  「りぼん」84年9月号380円集英社
小椋冬美さんの「砂漠の夜へどうぞ」が巻頭
ぼさっとした髪型、目の下濃い眉毛なんかが時代に即した感覚
高校生文芸部高口有人は先輩女子からデートに誘われるが、もう卒業した元部長さんを変わらず慕っている
街で偶然出会った彼女に出演する詩の朗読ライブに誘われ、という彼女作としてはわりとさらっとした恋愛もの
「リップスティックグラフティ」「さよならなんていわない」連載した後だから一番のっていた頃
太刀掛さんの「秋への小径」は彼女としては比較的後期作
80年前後「おとめちっく」という作風のころより線がきっちりしている分見やすい
一条ゆかり「有閑倶楽部」はギャグものですが、背景や時々の人物リアル顔が違和感あり
「砂の城」ファンとしてはうーん
佐々木潤子さんの出世作でしょうか「エース!」、粗い絵は後もそう変わらないか
池野恋「ときめきトゥナイト」
以前一話読んだときかわいい系と思っていたが、この頃は真壁くんがのランゼためにアロン側に挑むかなり真剣な顔つきが意外
けっこうハードな物語と見直しました
萩岩睦美「銀曜日のおとぎばなし」はいつも風のファンタジー
本田恵子「月の夜星の朝」少しポイントくずれた恋愛もの
この2作とも展開じれったい
有名作並んでいますが雑誌としては80年前後が最盛期かな


なかよし」2005年1月号50周年号
講談社54年創刊、480頁、440円、10本「りぼん」と並ぶ古さ、なにせ少女まんが発祥の「りぼんの騎士」からですね
80年代に「セーラームーン」、90年代に「カードキャプター」とくればNo1誌も文句ない
「りぼん」もこれも付録がポシェットとかネックレスとか飾りもので小学生の好み反映ね

武内直子「ときめか」、ちょっとさえない双子の姉の方をサポートするように遣わされたメカロボット登場人物がみなかわいくまばゆいのも気にならないほど、きらきら輝くハッピーストーリーになりそう、少女版「ドラえもん」みたいだけど、この初回成功してる
「ふたりはプリキュア」もこの誌、アニメほどきれいじゃない、なぎさはまだしも、ほのかの男の子っぽい感じが消えてるメイプルたちはまんがの方がかわいいかな
安野ももよの「シュガシュガルーン」って可愛い系魔界ものくらい、気になるの
ともかく学園もの限定でなく幅あるので集英社の「りぼん」「マーガレット」系より楽しめる(041207)

  「なかよし」80年12月号370円(講談社)
巻頭作、いがらしゆみこ「メイミーエンジェル」は最終回
いがらしさんらしい活劇もの(西部劇)苦労の末ジョニーとの幸せつかむ
高橋千鶴「ミルキー☆レディー」も元気よい女の子の物語、この人の絵をもう少し細長くきっちり線にすると川原さんになるのかな
カルフォリニア舞台の演劇夢見るハイスクール女子もの

佐藤まり子「あこがれ二重奏」ふたご姉妹の恋愛ものだが少し幼い
あさぎり夕「きらら星の大予言」中学生きららの彬彦との恋愛もの、絵が抜群にうまい
一番有名なのはたかなししずえ「おはよう!スパンク」でしょうね
犬のスパンク、これが四角顔でなんとも変
飼い主の愛は自分に似ているクラスメイトの男の子、耕平と微妙な仲
耕平の兄との恋のゆらぎがユーモラスに描かれる

初めての作家さんだが絵が達者、牧村ジュン「シンデレラボーイに乾杯」
低年齢向け少女誌として早い時期から出ていたが、「りぼん」に追いつけず、後発の「ちゃお」(小学館)に差を付けられていく


リリカ」7年7月号サンリオ発行380円
そうそう秋に購入の雑誌も紹介しておく、「リリカ」というの
珍しい左開き、版も普通のA4タイプより幅3Cm程広い
小学低学年向けでサンリオだからかわいくまとめてあるはずが、時代劇ものが入ってるのがちょっと変
時代劇ものとは
山内左智子「初恋絵草紙」
大谷てるみ「緋色の花衣」どちらも読み切り
メルヘン調が
白石あい「朝の光を小びんにつめて」かなり乙女チック
柏谷紀子「ちっちゃなちっちゃなものがたり」西洋館での人形たちの恋の物語、女の子人形が王子様より優しいムーア人人形を選ぶ物語、オールカラーでけっこう読ませます(柏谷さん、こんな頃から描いてたんだ)
睦月とみ「はるか」は現代物だが、蝶の収集家、樹山森のところに、結婚できなかった花絵の娘が母の思いを伝えにやってくる、これもオールカラーでメルヘン調です
手塚治虫「ユニコ」、永島慎二「リリイのブルース」なんて載ってるし
挿絵物語
名香智子「大理石の花嫁」、まつざきあけみ「緑の騎士」、内田善美「若草物語」などは内容はともかく挿絵はマニアック
いちごの王さま「あにばば」のベッキー・ミルズ挿絵も幻想的
ふんだんなカラー部分が低年齢層にはもったいないくらいか、3年しか続かなかったみたい(76−79年)
(071106)

マーガレット」2005年1・2合併号
集英社63年創刊、460頁、310円、14本とおとく
60年代は西谷祥子、わたなべまさこ70年代は池田理代子(ベルばらね)80年代、くらもちふさこ、紡木たく90年代に多田かおる、神尾葉子(花より男子)と常に最良の作を提供していたが
2005年リニューアルって銘打ってるのは何が変わったの?
大阪弁で話題の「ハツカレ」は絵柄も悪くないけど表紙に一番でっかくのせる程じゃないか
巻頭「パフェちっく!番外編」は表裏の女の子って少しおもしろそう
「学校のおじかん」ですなおじゃない2人の男の子ってわりと造形いい、マキの方の正面顔はいまいち
「新アタックNo1」が筋一番おもしろいというのもどうか
これ以外では上田倫子「月のしっぽ」と長沢智「マリア様がみてる」を除くと絵が不足なのも残念
少女誌毎週というのはなくて隔週の3大誌「マ」「花とゆめ」「少女コミック」どれも主力作家さん少ない、その中で「マ」が一番従来の少女まんが路線かな(041208)

  「週刊マーガレット」81年49号170円(集英社)
いよいよマーガレット、少女誌というとまずこれが思い浮かぶが
このころの作品を並べて見ると、当時雑誌を買ったならきっと集英社「ぶーけ」、小学館「少女コミック」を購入していたろうと思われる(少年誌はチャンピオンからそろそろジャンプへの切り替えか)
塩森恵子「海のあいつ」
児島みどり「翔ばない 跳ぶ 飛びます」
山下和美「ハイスクール☆コネクション」
ひたか良「裸足のスーパーギャル」
星野めみ「笑って!殿下」
岩館真理子「ガラスの花束にして」
永井豪「シンデレラ騎士」
有吉京子「アプローズ」
西谷祥子「HEY☆坊や」

塩森さんといえば「希林館通り」、これが最長編の名作
続く長編が、同じマーガレットに続いて掲載された「響子」「海のあいつ」
彼女作はカップルこじれる所がポイントでこの作もその様子
巻頭作カラーで、主人公高柳くんの顔は前作よりより整っている

ひたかさんは古めの絵柄
永井豪、弓月光と男性まんがからも助っ人来てるし
山下和美、青沼貴子(ポップ)、星野めみ(立原風)が新しめ
湯沢直子さんのは野球漫画と変わっている
「アプローズ」しか単行本で読んでないが幅広い内容、絵柄も新しいものをめざしていてやはり一番意欲的な雑誌と言えそう

有吉さんのこの作品での格調高さは飛び抜けているので文句なし
いつもヒロインは素直でない女の子だから心底入り込めない岩館さんだが今号はつぎ子の回想で幼い頃の姿がかわいくてちょっといい
そうそう西谷さんも描いているが、えらく顔が横に広い人物になっていて華麗さがないのがいや
(070628)

デラックスマーガレット」2005年1月号
560頁、400円、9本、別冊とザマーガレットとどう違い?
50頁読みきり、学園ラブものという線ばかりで飽きる
巻頭の小島美帆子「君の存在」かって絵はシャープだけど、仕掛けやポイントない
田久ようこ「恋する女神」で自信ない女子大生が年下を逆ナンって設定や、上野愛「王子様とランチ」でコンプレックス一杯の「女の子がランチ屋の男を想ってじたばたとか、結局幸せ仕立てってところ、お決まりといえばお決まりだけどまず楽しめる、でも大半のまんが印象弱い(041130)

別冊マーガレット」2005年12月号
月刊誌だから読み切り、長めまんが多く、534頁、350円、11本集英社
70年代は河あきら「いらかの波」、くらもちふさこ「おしゃべり階段」なんか載ってたみたい
80年代になると槇村さとる「愛のアランフェス」「ダンシングジェネレーション」とかくらもち「いつもポケットにショパン」、紡木たく「ホットロード」
今号見てると矢沢影響が大きいかどのまんがも高校生くらいの恋愛を描いて顔アップさかん、似通ってる人物の顔や環境だけじゃなくて口調や考え方、生き方も違わず世界が狭くてまいった
椎名軽穂「Crazy For You」が表情いいが展開ぬるい
大谷紀子「あかみどり」が自転車乗れない女の子という話題を軸に少し明るい話で読めるか
神尾葉子「キャットストリート」細めの線でサッカー話題入れたとこの作はこまわりも工夫多い
河原和音「高校デビュー」高校生になって男の子とのつきあい方に自信もてない主人公が中学の部活後輩達のあこがれであったことから少し自信取り戻していくという設定がおもしろい

別マって小学校高学年から中学生狙いですか?(041119)

ザマーガレット」2005年1月号
集英社の「マーガレット」読み切り号みたいなの、B5版で944頁、560円、29本
ほんわかハピーな恋愛気分を味わいたい小、中狙いかな
ほとんど高校舞台のラブコメ、それも思わずうまくゆく結末の
29本中、10本ショートとか4こま、残り割っても1作40頁はある
相手が、おさななじみとかいじめられ男とかホストとか、舞台が水泳部とか卓球部とか変わっても似たり寄ったりの内容
巻頭「野良犬ラプソディ」は女がけんかっ早い女子校生だからちょっと見せるか
「ピンナップガール」がかわいい絵柄に加えて、自分を見つけ出した女の子が勝手な男をふるという、この誌では特殊な設定で好感
「ラブ×マシンガン」だけがバイクもので異色か
作家さん新人中心にしておいて内容は定番で押すってのは編集が絶対考え浅い(041125)

プリンセス」2005年1月号30周年号
秋田書店刊、560頁、430円、12本
30年史見ると、細川智栄子「王家の紋章」と青池保子「イブの息子たち」「エロイカより愛をこめて」が2枚看板です
今号にも「王家」ナビが付録につき、「エロイカ」番外編がのる
「王家の紋章」は絵に落ち着き無いなぁ、「エロイカ」は「イブ」よりすっきり読める
「放課後保健室」は半分女という一条真白の物語、絵もきれいし、もう少しせりふ少ないと助かる
女になって女子高生という泉が出てくる「天使じゃない」もいいのでは、ひかるをめぐる恋愛はなかなか厚みありそう
中学生毬央(まりお)の所にまいこんだミュータント鳥をめぐる「チキンパーティ」、今話は毬央がおしゃれを決め込んで彼の気をひこうとなかなかのギャグになってる
「弱虫」とかギャグっぽいのもおもしろい
その子猫が生まれてはじめてみたもので始まるファンタジー「ヘブン」細い線で思い切ったカット、いいですね
飛び抜けた秀作ないがバランスよく楽しめる雑誌、おすすめは「天使じゃない」(041209)

  「プリンセス」80年8月号270円(秋田書店)
巻頭作は文月今日子「ペパーミント・ボーイ」、この頃とても人気です
絵柄は男女とも大柄、額広すぎ全体に大きい顔立ちで好みからずれる
後レディースコミックに移りますが絵柄は既にそれ風
舟木こお「愛してみま専科」はかわいい絵柄、幼なじみのんちゃん、ひろ君に、横山さんがひろ君好きになり波乱が起きるというラブコメ
なんといっても有名作は「エロイカより愛をこめて」・「悪魔の花嫁」
青池保子さんもがっしりした人物描くが内容がハード、兵器なんかも出てくるし合っていますね
あしべゆうほさんはもう少し後の「クリスタル・ドラゴン」ほどの精密な絵でなくまあふつうの少女マンガ風

「プリンセス」は少女まんがにあって少し高級感を出そうとしたのでしょうが、90年代に世代交代しきれなかったみたい
(070619)

  75年秋田書店から「プリンセス」が創刊
少女まんが黄金期の到来を示していますね
創刊号情報が得られないので77年2月号を見ると

萩尾望都「少女ろまん」
せがわ真子「窓辺できみはささやいて」
小森麻美「セピアに淡い日にも」
花郁悠紀子「妖精は扉をたたいて」
岡崎沙美「オオトラ序曲」
南部ひろみ「燃える虹の序曲」
あしべゆうほ「悪魔の花嫁」
青池保子「イブの息子たち」
イケスミチエコ「孔雀の微笑」
古谷三敏「母恋い千鳥」
田村セツコ「となりのリブちゃん」
仲村計「笑ってちょーだい!」
吾妻ひでお「おしゃべりラブ」
赤塚不二夫「わんぱく天使」

かいさん、あしべさんの名前が光っていますが、男性陣も加わって秋田書店のねらいは?
(070525)

別冊フレンド」2005年1月号
講談社65年創刊「別冊少女フレンド」が84年から「別冊フレンド」と改名500頁、350円、10本84年(65年創刊)
新連載「シルバー」は絵も綺麗しストーリーもなかなか、小柄だが天才的に努力したバレー少女青葉(高校1年)は県大会で靱帯損傷練習もままならないが、校内球技大会では勝ちを狙い無口で不思議な少年、山田とチームを(校内大会は男女混成でOK)
キャッピー「でね、3年の男多いチームに苦戦するが山田の耳後ろにスイッチ入れることで山田くん奮起して勝ち取るなんと彼ロボットだって、これから展開どうなるんだ、ともかくおもしろい、史上最強の純愛ストーリー開始ってあるし期待大
「裏ピーチガール」期待したけどじめじめした話で好きになれない
いじめがらみの「ライフ」も暗めだし、おじさんの絵ってどうしてはんぱで鈍いんだろ
「DeepLove」でホストの厳しい世界を描きながら絵が軽いってのもどうか
ジョージ朝倉の「溺れるナイフ」が陰気入った目付きの人物でおもしろいかな、話をおもしろくしてくれたら歓迎(041222)
  
  「週刊少女フレンド」82年3号220円(講談社)
20周年記念号で庄司さんが読み切り(「ブロークンブラザーズ」)
ちょっとコメディ、でも生徒諸君の違っていて誰のかわからない絵柄になっているのに驚き

大和和紀「ヨコハマ物語」が筆頭作になるんだろうが、つっぱり娘を描いた西尚美「あでやかにあざみ」も注目
坂本こうこ、小野佳苗、みたむらのりこさんといった普通の落ち着いた少女まんがが多い中
吉田まゆみ「アンコール・エリーDoing」は後のレディスコミックを先取りした絵柄で
富永裕美「ウナにくびったけ」は線をがっちり引いたポップ調の絵柄という風に新しい所もある
ショートに光るものがあり
エンゼル松本「さくらんぼママ」はかわいい絵
阿保美代「くずの葉だより」はメルヘン調、少し岡田史子を思い出す白い目の人物、背景が登場する

王道マーガレット、ドラマチック少女コミック、新鮮花とゆめ各誌に比べて少しもっさりしてるか
集英社・小学館・白泉社に勝てず現在「別冊フレンド」として残っている

  「別冊少女フレンド」81年9月号

少女フレンドが62年創刊で別冊が65年と随分早い
あまり2誌の違いがわかりません、本家が96年休刊になり現在は「別冊フレンド」と名を変え後誌が存続
81年号のラインアップは
美村あきの「シーサイドランデブー」
小野弥夢「Lady Love」
大和和紀「アラミス78」
谷口亜夢「しし座の木曜日」
まさき輝「おはよう空」
真柴ひろみ「ひとつの夢、ふたつの心」

デビュー以来「フレンド」系に名作を発表し続けた大和さん、連載ものとしては70年からの15年が力作揃い
1970年 わたしの兄はヌードロン/真由子の日記
1971年 モンシェリCoCo
1972年 ハロージェミニ
1974年 ひとりぼっち流花
1975年 はいからさんが通る
1977年 KILLA
1978年 アラミス'78号
1979年 紀元2600年のプレイボール/あさきゆめみし
1981年 ヨコハマ物語
1984年 菩提樹
シリアスな作が好きだから「真由子」「流花」「菩提樹」
「アラミス」の頃になると顔が大きくて腕と不釣り合いの人物絵になっているのが解せない
替わってそのアシスタントつとめた小野さん出世作が始まっています


  月刊mimi」79年4月号
では80年ころに戻って女性誌から
「レモン白書」高校生早苗のユーモラスな恋愛物語
里中さんの「あすなろ坂」が一番作か
脚本家の精一郎と女優詩絵のカップルに妹忍がからんで
今号では詩絵とは結婚できないと言って忍に思いを告げるという展開
「やじろべえ」でこぼこ男子コンビのぼこの方が報われるという物語
本間さんのは17歳ファーストキッスのころ
対象年齢層は高校生、同じ層狙いのセブンティーンよりはおとなしめ

表紙にはComicFashionStarの雑誌と銘打ってあるがまんが大半で中途半端なかんじ
(070531)

少女コミック」2004年24号
付録が「僕妹クリスマス記念ネックレス」と、これ小学生向きだよね
1968年小学館創刊だから歴史的70年代は竹宮恵子「風と木の詩」、萩尾望都「トーマの心臓」など「洗礼」楳図かずおもか
80年代には吉田秋生「吉祥天女」篠原千絵はここで代表作を次々発表した
現在は付録とはうらはらに高校生向きの性的表現を許している
「美・ビューティ」「H3(三乗)スクール」(女の子かわいい)ともベッドシーンある、「あたしはペット」ではバスト出しも
巻頭作「僕は妹に恋をする」じゃテニス場面あり、カップル同士、両親との会食ありと展開の工夫有るが、少年月刊誌と同じく親世代の顔、十分描けてない
「氷のキスでとろけたい」ってスケートねたでいいんだが、新連載でいきなりスケートから離れた野郎が元の相手のピンチでペア復活する展開は性急
「勉強なんかしてんじゃねぇよ」もそう、ガリ勉めがね娘が、初見嫌みに見えた成績トップ男に助けられて想いをつのらせるって、すぐすぐ過ぎもうちょっと悩んでじらせてよ定番設定だけど、トップ男渋沢くんのクールさがいい
「花とゆめ」にもあったけど、温泉旅館まんが「かぽーん」は商売敵の男と恋仲、母は認めないってロミジュリ型
飛び抜けた作ないみたいだけど、新條まゆ「ラブセレブ」が問題作となりそう銀蔵はちょっとレディスコミックに出てくる男っぽく、キララとの恋愛劇だけど、過激な場面もあるし、銀蔵のつれ、渚(男)がセーラー服着てめがねっ子、典型的萌え型(041123)

  「週刊少女コミック」82年13号200円(小学館)

巻頭作、カラー含んで麻原いつみ「愛の歌になりたい」
当時人気あったんですね
スポーツもの得意の彼女、どの作もファンですが
藤田和子「ライジング」ははじめの方、ライラの踊りをやって娘役の意義を見いだしていくというくだり
古田久恵「ちょっとみだれてスキャンダル」
さいとうちほ「とんでるみたい」はまだあのゴージャスな人物絵にはなってなくてかわいい絵
中原千束「あい・しんく・そう」ふつうの青春恋愛もの、こういうのってあだち充さんも同様パターンですね
上原きみこ「青春白書」ローラースケートもの
川原由美子「すくらんぶるゲーム」すでに絵柄は完成している
佐伯かよの「スマッシュ・メグ」テニスものなんて描いていたんだ

なんといっても竹宮さん、ここだけコマの凝縮度が違う(「イズァローン伝説」)

ベツコミ」2005年1月号
小学館の少女コミック分派、高校生設定だが「少コミ」よりH度少なく中学生向けか500頁、350円、10本とお得値段
粋な誌名でしゃれた表紙、期待もするのに、中身どれも寄ったりの学園そのままもの
表紙飾ってる、相原実貴族「ホットギミック」は父母世代の不倫とか巻き込んでの話だが、多いアップを活かす表情少ない
ビックネームは篠原千絵か、時代劇設定もいいしキャラもしっかりしてる、でも彼女作はストーリーの素晴らしさを支える絵がどうも不足してる
「砂時計」芦原妃名子がいいかな、絵がかわいいし場面角度もいいし、ギャグ絵はでかなという気もするが、でもベツコミ全体に言えるこったけど、このくらいのメロい話では満たされん(041214)

  「別冊少女コミック」85年12月号270円(小学館)
渡辺多恵子「ジョセフへの追想(前編)」
田村由美「シャンパン・ターゲット」
川原由美子「前略・ミルクハウス」
赤石路代「ないしょのハーフムーン」
吉田秋生「BANANA FISH」
前田恵津子「ぺぱーみんと・エイジ」
なかなかの陣容
この頃になると女性誌はどの作家さんも絵が上手くて飽和状態に達したのかな
この誌は特に男女顔が長い(赤石さんのは女の子丸め)


プチコミック」2005年1月号
小学館77年創刊、430頁、390円、9本
80年代に名香「PARTNER」、吉村「麒麟館グラフィティー」90年代は目立つのないか
藤井みつる「官能小説」ではヌードシーンも出てきて、高校生以上読者かな
巻頭60ページぶちぬき「恋するハートで逮捕して」怪盗もの、恋愛ものどちらか強調ほしい
秋吉和国の巫女ものはいい線狙いだし、ももさん、殿先生の表情がいいわりに他の人たちまとまりない
吉村明美の絵もかわいさなくなってる
藤原晶「本気だっつの」が絵柄いいかな、ちょっと華やか
さいとうちほ「ビューティフル」いまどき首筋長い女の子少ないけど、昔モードのきれいな絵が見られるバレエもので、パリの風物が入ってるのもいい、オペラ座もいいけど朝市風景もすてき
ちょっと豪華狙いの雑誌なら、も少し過激で絡みHシーンあっても活きるんでは?(041210)

  「プチコミック」82年2月号(小学館)
文月今日子「黄昏のポートワイン(前編)」
表紙絵も文月さん、そしてこの巻頭作だから当時はかなりの人気者
少女コミックと比べて名香智子「PARTNER」大山和栄「太陽の味がする」などから少し年齢上の読者層を想定しているみたい
80年代はどんどんレディスコミックが創刊されたからこの雑誌の意味づけがもう一つはっきりしないわ
風間宏子「窓ぎわ族のポップちゃん」
重富奎子「アイム・ソーリー」
筒井さんのSF作が貴重だが、絵はやはり頼りなげ
吉村さんはこの雑誌で80年にデビューしてるんですね、なんと素敵で上手い絵でしょう、西洋的要素多くしゃれた絵柄は後の代表作とは同じ作家さんと思えない

  ビッグコミック フォアレディ」81年創刊号(小学館)
巻頭カラー、池田理代子「パラノイア」
牧美也子「真昼・ららばい」
竹宮恵子「私を月まで連れてって!」
倉田江美「らくらサクラ」
冴木奈緒「陽はまた昇る」
水野英子「輪舞」
土田よしこ「大奥激伝」
こんな陣容、なんといっても竹宮さんがギャグ物で好調連載したことでしょう
池田さんはよくわかっていてレディ向けにわざわざ和物、大柄な女性で描いている
冴木さんのは劇画調、風野は普通の少女まんが絵でコメディ
この両者をミックスした感じの作が後のレディースコミックの主流になるようだが
牧さんの時代劇イラストから出てきたような絵柄(「緋紋の女」の絵ね)、水野さんの西洋イラストから出てきたような線画などがもっと受け継がれたら、レディースもストーリーはおもしろいが絵がどれも似ていて、という不満は起こらなかったんでは?
この雑誌では後、ささやさんが「おかめはちもく」なんてやるがしぶすぎ
どうもレディ向けには週刊誌綴じが似合わないのか、90年には休刊したようす
(070704)


花とゆめ」2004年24号
白泉社75年創刊、「ガラスの仮面」「パタリロ!」「はみだしっ子」「スケバン刑事」を初めとして「ぼくの地球を守って」「笑う大天使」 「赤ちゃんと僕」「動物のお医者さん」と話題作を生み続けた名門
この雑誌はどれも同じ絵に見え、少女まんがきつい感じする
巻頭3作、学園コメディー「スペシャルA」「学園アリス」、俳優もの「スキップビート」ともギャグ絵転換すると落差はげしく引けてしまう
最終回となった「てるてる×少年」はしのぶが背中の薔薇いれずみを見せ、才蔵がその背に口付けするラスト美しい、絵全体がくっきりしてたらもっといいのに
「ぼく球」で印象的なキャラたくさん描いてた日渡早紀は「グローバルガーデン」ではおとなし目
絵夢羅の温泉旅館まんが「極楽同盟」がまとまった絵で好感、特に音哉くんの切れた目すがすがしい
日高万里の「VBローズ」はキャラいいんだけど、動きあと一歩か、ぬるい
山田南平「まなびや三人吉三」か、ちょっとせりふと絵とが交錯しすぎがキズ
注目は新人、鈴木ジュリエッタ、この絵萌え「拝み屋裏台帳」読みきりだけどしっかりした話でオチもいい(041122)

  「花とゆめ」82年6号200円(白泉社)
表紙・巻頭、高口里純、「花のあすか組」頃の方がまる顔人物
面長、鼻高い顔つきの外国風容貌は読者が高校生くらいだからか?

和田慎二「スケバン刑事」(青狼会との闘いの場面)
美内すずえ「ガラスの仮面」
魔夜峰央「パタリロ」
柴田昌弘「ブルーソネット」
と男性でも読める絵柄・内容の幅広い雑誌を目指していたんでしょう

二つ読み切りあり
「すーぱぁキッド☆3」の谷地さんは後年より鋭い線で描いてます
一見不良高校生の月川は家では主婦役やっているというコメディ
いとう・かこ「銀の花のメロディ」は正統派恋愛もの
金持ちの庇護を破って恋いに落ちた若者につく娘の話
ただ、金持ちといっても少し年上なだけで、彼もまた貧乏のため恋人を犠牲にした過去があるというほろ苦い内容


  74年末に創刊した「花とゆめ」
創刊号の内容がわからないので10号くらいまでの目録から掲載作を拾うと
創刊表紙も飾ったこやのかずこ「食べなきゃソン!」
山岸涼子「アラベスク」が始まって三原順、巴里夫が短編を描くという様子

  76年にはこの増刊「LaLa」(隔月刊/表紙:山岸凉子)が誕生
こちらはネットに創刊号情報あり
美内すずえ「聖アリス帝国シリーズ:空飛ぶ黄色いリンゴ」
和田慎二「あさぎ色の伝説:風車」
木原としえ「日なたへ日かげへのロマンス」
川崎ひろこ「送り火」
西谷祥子「とうきび畑で」
水野英子「水晶の玉」
萩尾望都「追憶」
竹宮恵子「会話」
倉多江美「赤ずきん君」
三原順「その日まで」
坂田靖子「猫たちの夜」
魔夜峰央「妖怪二口女」
森川久美「青色廃園」
山岸凉子「ムーサイ」
どれも知らない作だけど作者は現在全員ビックネーム!

別冊 花とゆめ」2005年1月号
B5版、900頁、590円、16本学園もの以外のジャンル多い
巻頭、由貴香織里「夜型愛人専門店」はバンパイアもの、誰が敵か微妙なのがおもしろいけどごちゃごちゃした絵
ほか有名所では河惣益巳、女戦士ものは絵が重いし、中条比紗也、美形朋樹に迫る同性の高校生はバンパイアだって、話おもしろいがこれも絵が痩せてる
パタリロもおまけしてるが、今更な神谷悠「黒迷宮」なかなか込んだ作りね、けどまんがにしなくても小説でも可能
やっぱり、今一番萌える絵、鈴木ジュリエッタ「マイブラッディライフ」、これも吸血鬼の父ってこの誌バンパイア好きだねジュリエッタのまんがは文句なし
人工子宮から生まれる近未来SF「Pot」や、何度もある時間にタイムスリップするサスペンス「リバース」や、400年後、龍族と人が共生する世界に蘇る「みらい渾天儀」とかいろいろあるが、絵柄では菅野文「悪性(あくさが)」が、テロリストの誘拐犯に将軍の盲目の娘という組み合わせ、ややこしい話はおいてもきれいなキャラにうっとりできる
ちょっと雑誌ぶとすぎる、3分の1だとあきずに読めるがここまでくると面倒で次買う気が失せるなぁ(041129)


Lala」2005年1月号
花とゆめから76年独立した雑誌と、530頁、390円、12本
「花とゆめ」が丸目女、厚唇男の新風なのに、こっちは旧スタイル、作家さんも有名所
清水玲子「輝夜姫」がいいね、あと2回で終了らしい
なかじ有紀「ジグザグ」にしても、樹なつみ「デーモン聖典」にしてもベテランは安心して読めるか
「彼氏彼女の事情」って今ひとつみたいに言われてるが、絵はけっこういいんじゃ、まあ、これもマツモトトモも顔から上多すぎるのなんだが
SF、奇術、天狗とバラエティあるね、「金色のコルダ」ではヴァイオリン出てくるし、やっと雑誌読んでる気分だわ
逆にいうと、現在の少女雑誌って様変わりしてるんですね(041201)

  「LaLa大増刊」82年10月号
オール読み切り
本体「Lala」の方は青池保子「Z」大島弓子「綿の国星」木原敏江「青嵐」成田美名子「エイリアン通り」山岸涼子「日出処の天子」森川久美「南京路に花吹雪」と連載陣は随分強烈
対して増刊はゲストに坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」、継母の引き起こすギャグ調、高口里純「空っぽハイスクール」
巻頭の星崎真紀「ナジャ」
男二人と女一人の3人暮らし、ナジャという娘が生まれて、女だけが出て行った
ナジャは10歳になってやはり3人暮らし
「ナジャ」というタイトルに惹かれて(もしかブルトン作を下敷きにしてたりとか)この号買ったわけですが、母ゼルダの影が落ちてくる少ししみじみした物語だった
他は滝沢美之が練れた絵描いてる以外、わりと新人に近い作家さんが描く粗めの作品で埋まっている雑誌
それなら内容でもっと冒険してもいいかなと思うね


Cheese」2005年1月号
小学館の月刊誌、480頁、390円、9本
ザマーガレットみたいに恋愛ものぞろい、学園以外のもあるのと、高校生向けかという違い
表紙から見たらもっと華麗かと思うけど基本的に彼彼女の話
巻頭作嶋木あこ「僕になった私」が絵がきれい、事情あって妹が兄になりすまして男子校にというよくある設定
「ロイヤルセブンティーン」はかなり目立つ絵、女の子もかわいいし、背景書き込みも美しい、胸吸うHや乗馬シーンまで出てくる派手漫画
「キューティボーイ」が男女キャラ美形でいい、図書委員の彼女、いじわるっぽい奴に気持ち持ってて図書館でいうなり脱いでしまうとか展開、結局、彼も彼女好きだったってうまい話になって図書館で相愛抱き合うという結末が短絡かな、一話で完結しなければならない悲しさあり
単行本買うってとこまで行く作はないんじゃ?「少女コミック」別冊なんだけど元本よりゆるいのはなぜ(041126)

クッキー」2005年1月号
集英社、480頁、370円、11本
マーガレットより少し低年齢向け
って言うけど「NANA」はけっこうきつい物語、相変わらず素晴らしい扉絵描いてるけど、ストーリー面倒な会話多くなっている
谷川史子「ホームメイド」の絵、わかいいし話もいいから完結という3話目も読みたい
あいざわ遙「カラフル・パレット」、だめ彼と仲戻す話なんだけど、唖然とした時の口を四角にするという手、決まってるわけじゃないが意欲ある
山野りんりんっていいな、「骨董あなろ具屋」バイト先のバツ一女店長にあこがれ、イブに告白しようとプレゼントに熊ぬいぐるみ買った彼は途中道でほしがった女の子にあげてしまう、喜んだそのお母さんはねぎを代わりあげるってどうなるんだよと思ってるとわらしべ長者風に薔薇の花束まで交換を重ねて贈ると、店長は「家には猫がいるから、彼の部屋で飾りましょ」って展開、コメディですねいい出来(041127)

Flowers」2005年1月号
少女コミック(別冊含め)の後続誌「プチフラワー」を継いだ形で名の売れた作家さん多い
470頁、500円、11本カレンダー付録少女誌ではじめて使える
赤石路代、名香智子、吉田秋生、木原敏江、田村由美と、ごうか
渡辺多恵子「風光る」もある、けっこうかわいいキャラで男に惚れるとか工夫があるけど、もっと過激ほしい
吉田さんはあいかわらず色気なしね、表紙絵はビキニに刺青ってちょといいそれと珍しく樹木の描きこみ(P190)いい感じ
表紙で一番大きなネーム入ってる、さいとうちほは「ブロンズの天使」で19世紀ロシア絵は旧来のおんなまんが、で華麗にまとまり嫌味なくすてき、この誌が押してるだけある
注目はコダマユキでしょ、ベトナムの話というのも意外、絵も太いしっかりした線で完成してる、絵本見てるみたい
諏訪緑の「時の地平線」が諸葛孔明ものだが、悪漢の出ない中国ものってつらいのでは
名香智子「水色童子KK」はいつもながら綺麗な人物出てくる(041203)


●flowers別冊「凛花」2号
「凛花」flowers別冊
宝島版求めに本屋に入ったついでにこんなのも
700頁余で830円、巻頭作「櫻狩り」の迫力に呑まれて買い
昨年はビーム別冊「fellows」、今年はfowersの、と別冊のいきがいい
本号2号目で、6月に創刊号だから年2回だけかぁ
ラインアップが以下の通り
連載
渡瀬悠宇「櫻狩り」
田村由美「猫mix幻奇譚とらじ」
赤石路代「アレクサンダー大王」
さいとうちほ「アナスタシア倶楽部」
岩本ナオ「雨無村役場産業課兼観光係」
江平洋巳「依姫綺譚」
奈々巻かなこ「夢狩人と雪の宵宮」

読み切り
大竹サラ「花魂療法師」
西炯子「スパイの手帖」
大野潤子「おーどりー」
やまざき貴子「秋祭り」
柘植かおる「蒐集の迷宮」
諏訪緑「霊長のお気に入り」
有留杏一「こいこい」
今井康絵「砂漠の薔薇」
奈知未佐子「田能久」
吉野阿貴「恋歌」
日下直子「よかろう」
太田真里子「君に言えずにいたけれど」

「凛花」の添え書きが「浪漫派少女まんが新境地」
少女まんがを卒業した人に再び幻想を運ぼうというもので狙いは成功しているのでは?

2006年以来めぼしい新雑誌が
ポプラ社からの「ピアニッシモ」(390円隔月)とこれ
「ピアニッシモ」はアニメ絵系統であまり特徴なくパス
男性誌では闘うヒロイン誌という「コミックヴァルキリー」(550円キルタイム)
狙いはいいが絵柄が似たり寄ったり
「月刊少年ジャンプ」が少し年齢層上に「ジャンンプスクエア」(500円月刊)と改編されたようだがあまり関係なし
(071213)
渡瀬悠宇「櫻狩り」
「凛花」の巻頭話題作をちょっと紹介
渡瀬さんは「セレス」がなんとか少し読め、「不思議遊戯」では密度濃い紙面につかれて読めなかったんだが
斉木侯爵家に書生として働く田神、当主は若い蒼磨
蒼磨はひそかに田神を想っているが、田神も蒼磨を強く慕っている
蒼磨が一線を越えないところにニュアンス豊かな愛感が漂い、本作を美しくしている
人物の線も流麗
蒼磨に言いがかる三河侯爵、田島に何やと世話を焼く食事所のおばさん
年配の人々も味あって良い
焼けた土蔵にかくまわれていた蒼磨の義理妹櫻子、二人は肉体関係も持っている
もっと深い秘密が彼女にはあるようで
渡瀬さんの変容には参った(071214)
「凛花」の話題作もう少し
「凛花」魅力の半分を「櫻狩り」が占めるとしても
他にも気になる作が多い
赤石、さいとう作はふだん通り、田村さんの「猫Mix」が奇っ怪
猫が人間的になった(Mix)のや、ねずみが人間的になったのが登場する伝奇もの
猫の塗りがスプレーかけたような仕様で田村さんのぼんやりした絵柄に合う

絵はあっさり気味だが、時々入る「おーどりー」アップがクレヨン絵みたいでおもしろい
もう余命少ないおばあさんを訪ねてやってきた瞳が琥珀色の女の子、おーどりー
令嬢で世間知らずというおーどりーを中学生の千洋(ちひろ)が「ローマの休日」みたいに連れ回すが
ラストに向かって話しがとってもしみじみしていて好感

やまざきさんは祝祭を描くにぎやかな絵がとても綺麗でこの人にあってるみたい
西さんもコミカル調が新境地か?
諏訪さんはイラン民話を元に聖なる鳥と人間の物語
今井さんはローマ時代のパルミラを元に国の指揮をとった女性ゼノビアを描く
戦後すぐの混乱の中で未来を予言する少女依子姫、江平さんの絵は妖艶にまで達し好調

ごく普通に女子高生と家庭教師の恋を描いた「よかろう」
日下さんの描く高校生、雪がすてきです

他にも話題の岩本ナオさん、江平+五十嵐絵みたいな大竹サラさん
この二人の絵柄は他作品も読んでから(071215)


メロディ」2005年1月号
白泉社、96年創刊、この社の少女誌では高校か大学生かちょっと上めで落ち着いた画風430頁、420円、10本
けっこう有名な作が並んでる、「陰陽師」ってここでやってるわけ
成田美名子も能まんが描いてるがね、今回はお休み番外みたいだけど
高橋しんが「トムソーヤ」って開始、今の日本に設定移して、魔女もからむのか、期待大
やまざき貴子「ゼロ」シリーズもここだわ、えらく背い高の人物でちょっと雰囲気違うが
「みかん絵日記」なんてかわいい系もある
本筋の恋愛ものは「GoひろみGo」がおもしろそう、でもこれも博多弁?方言ようしゃなくて意味わかりません部分あるって、やってますね
「Lala」もわかりよかったけど、この誌の方がさらに読みやすいか、ちょっと高め(04120)

コーラス」2005年1月号
集英社の女性向け、96年創刊300頁、300円、短編2除くと10本短くてわかりやすい雑誌
ビッグネームは一条ゆかり、劇的な話はそのままだけど、絵を枯れた線にしてるとこ、ちょっと全体まとまった感じ薄れ苦しいか
くらもちふさこ月のパルス」てタイトルからして話題作、「海の天辺」とまた絵柄違太い線できっちり描いてるのがいい、横顔は前みたいだけど、正面だいぶ変えたね
もんでんあきこ、今まで意識しなかった作家さんだけど、ここの絵いいなぁ、まとまってるし、この誌の収穫
値段も抑えてお得、いかにも安定作家の成果を回収します雑誌ね(041204)


  ぶーけ」79年6月号320円(集英社)
78年A5版月刊誌として創刊され2000年休刊、雑誌「Cookie」に発展解消という流れ
この号はあべさん単行本未収録「青葉かおれば」だけのため購入していたが、1/4を陸奥A子特集で占めている
他大きい字表記の作家さんは星川歩、倉持知子、そしてあべりつこ
星川さんは乙女チックな連載ものを描いているし、倉持さん、バスケものは珍しいが絵は標準タイプ
三山節子「水無月に笑って」、日舞の若師匠と元気がとりえのお手伝い娘の少し笑い入った恋愛物
と、けっこう普通の雑誌なんだが
水樹さんのがある、「センチメンタルブロンド」、この頃からメルヘン的、幻想的
松苗さん、ぶーけ初登場「花嫁にダイヤモンドを」、怪盗紳士もので絵が流麗、「純情・・」のような定型ギャグでないだけフレッシュ
あべさんのほんわかした作品を拝めるだけで幸せだけど、「ぶーけ」はそれに収まらない雑誌になっていく
(070613)


  その後の「ぶーけ」
なんといっても
81〜84年内田善美「ひぐらしの森」「草迷宮」「星の時計のLiddelle」が掲載されたことで記憶されるでしょう
82年から松苗あけみ「純情クレイジーフルーツ」連載、続編の方が4倍もあるが88年まで連載続きました
とってもうまい絵がどたばたの繰り返しに使われるのが少々もったいない気もするが特異な位置を保っていたと思われる
松苗の影響も受けた吉野朔実はぶーけでデビューして「月下の一群」「少年は荒野をめざす」と文学的作品を発表する
さらに幻想的世界をぶーけ中心に繰り広げた水樹和佳が86年から「イティハーサ」連載
最後はぶーけと折り合いつかず、単行本で結末をみたということ
それでも2000年近くまで連載されたということでぶーけの代表作家ということになりますね
(070614

  プチフラワー」80年秋号390円(小学館)
ぜんぶよみきりとなってるが佐藤さんのは「夢見る惑星」の一編
「少女コミック」の少々大人版として「プチコミック」が登場したわけで(80年では「PARTNER」)「プチフラワー」も内容は少々高級、読み切り版の違いくらいとするとまんがの購入量が増えたということか

竹宮恵子「遙かなり夢のかなた」
ささやななえ「サラの遺言」
萩尾望都「メッシュ」(これも連載もの)
佐藤史生「天の足音」

萩尾さんは「スターレッド」が79年、SFもの中心に「メッシュ」「銀の三角「A-A'」「モザイクラセン」「マージナル」と85年までまだまだ名作が続くのですが細面の男に色気がなくなってきている
竹宮さんはまだ少年少女中心に描いていて水気を残している(「木と風の詩」後編の頃)
ささやさんはシリアスなものから少しコミカルな調子を活かし始めた頃、75年頃の「真貴子」、82年の「おかめはちもく」とも違う絵柄
(070616)


Kiss」2005年1月号
講談社92年創刊、370頁、360円、11本
「のだめカンタービレ」がここで連載中なんですね、今2人はパリに来てるってとこ、のだめ試練の時
「世界で一番優しい音楽」の小沢真理が「パパのさがしもの」淡々とした進み方この人らしいけど「世界」の時と違って、妻と別居中、住まいもなくなうる男、妻は身重で(別の男の子かしら)夫には冷淡になってるて話、どんどん落ち込んでいく内容
巻頭の「ばついち物語」も離婚者同士の愛が子連れにさまたげられる所が問題になる作、ドラマでやるような内容
後は絵柄が変わってるの多いがあまり好めない、小野塚カホリの女性は目むきすぎだし
軽部潤子「青空クリニック」はほのぼのしてるんでは今話ではわからいが
絵はひうらさとる「ホタルノヒカリ」でしょ、構図も表情もいい(041215)

BeLove」2005年1月号
講談社、340頁、350円、10本
「生徒諸君(教師篇)」でしょう、が生徒時代のナッキーの明るいイメージ強いから現在の苦悩はつらい、絵も鼻に筋入れるのうまくいってない
深見じゅんの鼻もそうね、猫鼻みたいになってるので表情の魅力消える
文月今日子なんかも描いてるが絵が変わっちゃってる、変にキャラ作って子供絵にするの残念
雑誌はヤング主婦向けになってるねそれで新しい素材が多い「寝たきり天使」では双子の一方が滑脳症だし、「新はあとヘルパー」では看護士があまりヘルプしすぎると被介護者が頼りすぎるという学べるマンガになってる
「前科女(ぜんかもん)」という作は誤って死なせた結婚前の女性が服役する話で、これから刑務所暮らしというヘビーな内容ぶつけてくる
ピカ一は「ハッピー」じゃぁ?絵はおとなしいけど、盲導犬の話、目が見えなくなりつつある彼の心を彼女につなぐという暖っかいお話もいい、それ以上にハッピーの表情がここちいい97頁で光晴に鼻をなでられ、うる目になる横顔すてき
短編だけど「モモ缶」の腹見せてじゃれる犬もかわいい(041216)

フィールヤング」2005年1月号
祥伝社91年創刊、380頁、370円、12本短編7本
岡崎京子「ヘルタースケルター」載ってた雑誌ってことで傾向わかりますね
彼女つぐ桜沢エリカ?ちょっと絵ちがうが巻頭で、「天使U」日々が嫌になった女子高生、援交しようとすると天使が現れてその気がなえるって話、どこにつながるのか不明まんがだけど、まずまずか
宇仁田ゆみの「らんらん」は「とりばこはうす」番外ってなってるともかく人に福をもたらすだけで自分には何も残らないという女の子が頼りないが愛すべき彼氏と暮らし出して、やはり逃げられた、と悲しんでると、ちょっとほしいて言っていたベッドを手作りしていて戻ってきてくれるというハピーな結末
小山田マヤ「CGH」ってボーイズまんが風なんだけどヒナに迫る千歳というのが男装の美形という変なまんが
南Q太今は「スクナヒコナ」連載してるが、きれいで空間も決まったまんがの割に展開今ひとつ
高口里純「新花のあすか組」でしょ、でも女番長にしては動きがにぶい
比古地朔弥が「ライジングガール」で人見絹枝の伝記スタートさせてる、これもなぁ、絵がにぶい
原田梨花「Black」が華麗な絵柄、背景もきれい、空間もしゃれて、人物も美形(なんか話がわかりにくいが)
意欲的な雑誌と思うが不満は残る(041217)

YoungYou」2005年1月号
集英社86年創刊、370頁、360円、10本「Papa told me」(榛野なな恵)、「愛のアランフェス」「おいしい関係」(槇村さとる)など掲載した誌
筆頭人気作は「ハチミツとクローバー」だろが、どうもコロボックル(はぐみ)さんの絵、肌に合わず読まずきらいだったわ、今話見ると落ち着いていい感じ
谷地恵美子「すぐりの季節」でヒロインが心の支えにしていた11歳の少年の墓に捧げた人形がまたかわいい
「キャリア こぎつね きんのもり」ってのも両親を亡くしたショックできつね面をかぶったままの娘という特異な設定がひかれる
鴨居まさね「オおジョオします」も別れた男の元のアルバイトをする妻に嫉妬する坊主家の男って一風変わった話、しんみりしていい
癌で余命一年と知らされ結婚を解消するが最後の思い出に彼を誘い新婚旅行に行くはずのハワイに連れて行くという「フムフムヌクヌクアプアア」、解消の理由を知らず激怒したまま付いていく男も彼女のことが忘れられなかったわけだけど真相知った悲しさが終盤をおそうってかなり泣ける話、読み切り
西村しのぶ「アルコール」も「サードガール」の時よりいい絵描いてる
「FUTAGO」も最終回、なかなか美しい終わり方してる
槇村さとる「Believe」はあいかわらず劇的な話になってる、絵は前より地味だけど
すごーく深いわけじゃないが、なかなかいいまんが多い雑誌(041213)

YOU」2005年1月号
集英社82年創刊380頁、340円、12本で主婦向け
巻頭は「新 ひみつの奥さん」星崎真紀ホステス歴7年の蝶子さんがボテルのメイドさんに転職っていうんだから魅力的小事件だけでなく奇想天外なのも混ざるとおもしろい
変な話は山下和美で「寿町美女御殿」、エリザベス婆さんの活躍がなかなか、しわの書き込みもあれだけしながら醜悪にならない
葬儀屋の競争描いた「モーニン」、絵はふつうで会社同士の客とりあい合戦だからよくあるとしても、葬儀屋というのが
「離婚予定日」柏谷紀子、自分のがんばりを認めてもらって夫とよりを戻そうと選挙に出馬する主婦の話
「Pハート」では小児科医の活躍、今話は彼女のためやせようとダイエットするがスポーツドリンクのみすぎで危機一髪の中学生を描いてる、ほんとにこのころの主婦誌はいろいろ素材を考えて」
「カンナさーん」でもうさんくさいエステ会社を追求する話で、女社長もほんとに悪なのかと思わせる設定だから読める
酒井美羽「マジメ男にご用心」、ギャグ絵になってりくずれたりどうも決まらない絵柄だけど、地味な後輩男をイケ男にまで仕立て自分の彼氏にしちゃう美砂子さん、妊娠して結婚してみると意外につくしてくれる彼に半信半疑ながら頼れる存在だったってうますぎる話を読みきりに収めてる
案外お買い得誌で、これくらいでないと主婦の財布はあてにできないか(041220)

  「YOU」81年特別編集読み切り(集英社)
セブンティーンの特別号として刊行されている
のがみけい「乱反射」
成子は編集の弘士とつきあっているが(いきなりベッドシーン)ヌードを撮ればと進められてカメラマンの竜太と出会うことになる
この三角関係が骨子
鈴木玉恵「不安でーしょん」ユーモアもの
福原ヒロ子「リフレイン」OLさえこは堤との婚約を断って、ロマンスグレーの年輩と恋に落ちるが、彼がガンでなくなってという急展開
(巻頭作がいきなりベッドシーンから入ります)
市川ジュン「メイ子センセーション」、初期作「あじさい色の風の中」も新米先生ものだったけれどこれもそう
わたなべまさこ「春暦」は彼との結婚を進めれば、残される父の暮らしが心配という古い設定
森山玉枝「ミズーリ5月」フレッシュ新人という森山さん絵は人物が大柄、目もふつうの大きさでべた少なめの線画に近く
YOUは取り立てて変わった方針を持っていないようで
粕谷紀子「離婚予定日」
ささやななえ「凍りついた瞳」
津雲むつみ「風の輪舞」
深谷かほる「カンナさーん!」
森本梢子「研修医なな子」「ごくせん」
あたりが記憶に残る
分岐したOFFICE YOUに市川さんが移って「陽の末裔」「懐古的洋食事情」を連載したこと光ってる
(070627)


  月刊セブンティーン」79年4月号260円(集英社)
池田理代子「オルフェウスの窓」、これはマーガレットで始まったはずだけど、第二部から少し高年齢層に向けたわけですね
つづいて樹村みのり「FLIGHT」読み切り力作
しらいしあい「無・夢・矛」は背伸びしたくて酒飲んだりたばこふかしたり、彼と一晩という女子高校生亜沙里の日常
花岡佐江子「朝の顔は似あわない」は庄司さん風絵、島津郷子「卒業まで」が唯一少女まんが風
フレッシュ新人ということで描いている榛野なな恵「おはようフェアリー」は片方が病弱だが助け合っていく双子の物語
メルヘン調で榛野さんの持ち味苦みのようなのは少ないし、絵もまだ未完成
同じ新人で秋月志穂「ヘビースモーキングラブ」が婦警さんを素材になかなか

時代性か、しらいし・秋月作では女の子がたばこをふかすという少し背伸びした内容が盛られている

今回は「週刊セブンティーン」は買ってないので「月刊」との違いはもう一つよくわからない
どちらも同じ作家さんが入れ替わりしながら描いているよう
75年ころは武田京子、津雲むつみさんが女性問題を鋭く描いて、80年にかけて鈴木雅子が登場、彼女はさらに心情豊にそんな問題を取り上げ、80年以降、榛野さんが皮肉屋の自立心強い女性をヒロインに仕立てていく
問題意識をはっきり打ち出している女性誌ですね
(070601)


  ボニータ」85年5月号350円(秋田書店)
A5版、その分ぶ厚く500頁ある
巻頭は長岡良子「天離る月星」
この頃、「ボニータ」の顔ですね
この主人公は藤原不比等、兄定恵が悪霊につかれた人物として登場
長岡さんの作品ではミステリアスな面は減っていき人間的苦悩に重点が移るが
不比等を扱った大作が翌年連載の始まる「眉月の誓」
人気連載作は81年からあしべゆうほ「クリスタルドラゴン」・高階良子「マジシャン」
もう一つの人気作は82年からの市東亮子「やじきた学園道中記」
人気にのって活劇を主体にするようになる市東さんだが、時々に掲載している短編の主人公かたくなさが恋しい
この号読み切りの小林薫「チャイナガール」活劇、草創みずき「城壁」が冒険もの
恋愛ものもあるけれど、幻想・ミステリーに主体を置いた雑誌作りは成功してる
後はミステリーを中心に据えていくようす
どの作家さんも絵がうまい、読者層を高めに見ているからか、A5版が緻密な描き方を要求するからか
小林さん(同名の俳優さんもいるけどこちらは女性ですよね)は「チャイナガール」を「ASUKA」で連載ものにして今も代表作になっているようだけど、単行本表紙で見るところこの頃の方がすっきりしている、最近も描いていて消防士もの「炎のロマンス」はおもしろそう
96年休刊して「ミステリーボニータ」に発展解消


フォアミセス」2004年12月号
秋田書店86年創刊、400頁、420円、8本(ほか短編3)
1月号からリニューアルでA5版小さく迫力無くなったみたい、値段も590円だし、内容も下がってるのでは
春ドラマ化された「光とともに」が載ってるけど、これ単行本の装丁もきれいで話題、お父さん除けばみなキャラいい(ドラマでもお父さん今ひとつだったね)
話題作は上原きみ子「いのちの器」かな、産婦人科話人物いいんだが、今話では秋実が置き去りにした赤ん坊を友達の真吾くんが父代わりになるというんだがあまり現実味ない秋実が戻って赤ん坊連れて行くのも好きにさせるっていうのもちょっと
高見さちこ「死にゆく妻との旅路」で末期癌の問題扱ってるが、もっと老年問題扱ってもいいわね
女性誌でも秋田書店苦戦、リニューアルも裏目に出るんじゃないかなぁ(041221)


女性コミック誌補遺
12月に入って連日本屋でこの種の雑誌を買い求めてるけど、ともかくいっぱいある
男性誌のような週刊誌タイプのものがないかわりにA5版の江戸枕みたくぶあつのが
さすがにそれは読み切りのも多く敬遠したいなぁあおば出版や宙(おおぞら)出版の「愛情なんたら」、「恋愛白書なんとか」やミステリー系の特定分野もゴルフ・麻雀・パチンコとかの男系での特定分野敬遠したのと同じくけっこう
A5版
少女向け
集英社りぼんオリジナル 380円連載81年
白泉社ザ花とゆめ 630円読切99年
白泉社LalaDX 680円連載83年
レディース向け
集英社OfficeYou 600円読切85年
少年画報社MAY 580円読切84年
講談社デザート 580円読切99年
他にB5(ふつう)サイズだけどヤングから主婦向けので絵柄淡泊で印象薄く引いてしまった分が以下
B5版
秋田書店エレガンスイブ 400円連載84年
小学館Judy 360円連載84年
秋田書店デジール 590円読切85年
少女よりもう少し上の年齢層狙いの雑誌が84年頃集中して出てますね

メディアファクトリーの「コミックフラッパー」はマイナーなためか本屋で見つからず、朝日ソノラマの「ネムキ」は奇数月発行のため買いそびれ
後は、ボーイズラブ、百合系やHもの
Hものが案外少なく、宙出版の「レディスコミックAYA」「S(pecial)AYA」と近代映画社の「プチもも」それもA5版のぶあつもの
「AYA」は入門編みたいで恋愛ものも「SAYA」がどの作もさまざまな設定でHに至る(この点評価できる)がちょっと拙いのでは?「プチもも」はひょっとして男向けとみまがう幼い系の繰りひろげるHねこれもポーズ・構図の雑さからすると男性誌じゃないんでしょう
(041223)


幻冬社ネット配信「スピカ」「幻蔵」2004年12月号(無料)
こういうのもあるんですね、「幻蔵」がおもしろい
http://www.gentosha-comics.net/genzo/index.html
スズキユカ「迷宮百年の睡魔」:死んだミチル、脳だけ生き残り愛人のアキラは死んでいる他人の頭蓋に同居してサンジャック島のモンロゼ宮を訪れると、僧侶長が殺されてひと騒動起こるところで続く
絵が美しくていい宮殿広間に置かれた砂曼荼羅はPC技術でグラデーションつけているね2ページ見開きは綴じ目なしでネットならでは
富沢ひとし「務咆哮艦ユミハリ」:話は2054年とか?大正22年(?)長崎を出航した戦艦に平家船が攻め寄せる艦員たちが次々切られ乗客たち(?)がデッキに集められる静枝さんに近づいた防菌服男が顔の覆いを取ると吸盤みたいなのが飛び出して静枝さんの顔に張り付くなんて変な展開そこへ別艦から(これが巨大砲一門だけのための船)被弾というところで続く絵はふつうだけど話がなんとも
こちらも2ページ見開きで戦艦描き迫力あり
幸崎えん「浮雲桃刃伝」:戦国時代、稀人というう異人種が江戸に集まり、それを退治する桃太郎組がというこれも変な話
ヒロモト森一「武死道」は予告のみ、古沢優「血と骨」は単調な絵でここに混じっている理由ないんでは?
「スピカ」の方は
紺野キタ「オランジュリー幻想」さまよう魂を返すというメルヘン風魔法少女もの
船戸明里「UnderTheRose」ビクトリア朝伯爵家に家庭教師としてきたレイチェルの物語、多分恋愛からむんでしょ
碧也(あおまた)ぴんく「ガラスの麒麟54」ミステリーもの
宏橋昌水(ひろはしまさみ)「アルファメリック」人の想いを損害保険として扱う人達の物語
などなどだが、アンダーザローズ以外は気を引かないわちょっと「エマ」思い出す(041225)

月刊あすか」2005年1月号
角川書店85年創刊、530頁、400円、12本
CLAMP「X」が掲載されていた、若手中心のアニメ寄り雑誌
誌がおしてる杉崎ゆくる(「D・N・Angel」)は絵がいい
少年絵もいいし、あとはストーリーこんなのメインに立てて新しい少女向け誌として華やぐのでは?
少年少女両方向けアニメ風だから、特に少女雑誌に分類される理由ないみたいだが執筆陣が女性多数だから女性誌に分類されてるんでしょ
コミカルタッチ「ひよこや」もお化けが見える設定はなかなか、絵があと一歩
魔法夜間学校を巡る恋物「夜ニモマケズ」(最終回だけど)とか
記憶が飛ぶため東山さんとの仲がじれったい男子高校生、花丸くんの「メタモ☆キス」とか
弱虫一意(かずい)をかわいがる双子の涼平・透花、イタリア人ルームメイツのマリオって美形が集う「ジグザグ」も合格点
エバンゲリオン外伝で期待した「鋼鉄のガールフレンド」は絵も話も萌えないなぁ

創刊時は「花のあすか組」で、88年には「水鏡奇譚」で載ってるとこみると現在は編集方針変わったんでしょうね(050103)


  JUNE(ジュネ)」79年vol.7サン出版400円
一度79年に戻って、こんな雑誌も出てます、創刊は78年10月号、以来竹宮さんが表紙
2年目8号で休刊、81年10月復刊して96年まで刊行
85年頃まで竹宮さんが表紙を飾り、中身も時々描いている、この号では「シンフォニエッタ」というエッセイ
少年愛もののまんがを中心に、写真・文章・イラストが掲載されている
まんがはケン吉(柴門ふみ)「病院豚首くくりの家」、ひさうちみちお「パースペクティブキッド」、いしいひさいちも描いているが
今のBL風、峰岸知世「七月の悲歌がきこえる」、新人の綾「ちぎりきな」の方が目立つ
グラビアの美少年(10歳以下でしょ)、ささやななえのイラストを配した中山淳平小説「天使たちの放課後」、読者投稿欄と少年愛を盛り上げる雑誌作りで統一されている
一番感じたのは松崎明美イラスト「武官大夫敦盛」、このイラストかなり力入っています
悲壮さを表すなら熊谷に討たれようとする場面がいっそうだったかも

執筆陣は、復刊以来坂田靖子さん、85年から西炯子さん、88年頃から中田雅喜さんというのが主なところ
うーん坂田さんがこっちにも行っていたとは初めて知り
(070611)

  グレープフルーツ」81年創刊号750円(新書館)            
「JUNE」ついでに変わった女性誌、「JUNE」復刊の年に新書館から創刊されたさらに文学的要素濃厚な少し妖しい所も含んだ雑誌(88年休刊)
表紙が萩尾望都で青池保子「光と影の伝説」まつざきあけみ「アルメリアの窓」岸裕子「白漣」
なんといっても佐藤さんがここで七生子シリーズ(「雨男」)を描いたこと
さらに鳥図明児は「虹神殿」連載、続いて休刊まで「水蓮運河」
創刊号は「ジゴロ」特集やっていてデビッド・ボウイが取り上げられ、平井正「ジゴロの美学」なんて論まで付く
映画や音楽の紹介まである高感度な雑誌、ただまんがとしてはひねた作品多かったね
(070612)

「GrapeFruit」85年通算22号新書館発行680円
白黒大半だがこちらもアーティスティックな雑誌
名香智子「冬の花嫁」レディ・ギネヴィアのシリーズ
鳥図明児「水蓮運河」
岡野玲子「消え去りしもの」魔術世界もの、前半の絵柄が素晴らしい、後半はやけに白っぽく迫力を欠くが
たらさわみち「バイエルンの天使」は未完成
高口里純「ピンナップ・ベイビー」は背景思いっきり実験してる
波津彬子「熊猫深山備忘録」ではなかなか丁寧な背景、波津さんってここではギャグ顔けっこう入れてるんですよ
旅行記だけど
木原敏江「ドジの東欧日記」がのびのびしていてかなり楽しい
カラーや白黒の挿絵もけっこう掲載されてるがまずまずかな(071107)


花音(はなおと)」2005年1月号
芳文社98年創刊ボーイズラブ誌、390頁、670円、13本、A5版
女性コミックがHに進むと男性同性愛誌になるのは女立場だと強度の愛が発揮しにくいからかな
愛する側の心理を描くのが眼目だから、ポルノ度は低い
この誌で下半身あらわのベッドシーンは「願い叶えたまえ」「NICHIKA」2本で性器描写は「日曜日はだめよ」だけ
どれだけHかより、どれだけ切ないかで完成度計りゃいいみたい
藤崎こう、巻頭作「第三の男と男」はビジネス界を舞台にきれる兄さん達が男を巡る嫉妬に争いと、絵柄がゴツイ男でプロレスラーみたく引いてしまいそう
ただゴツイ組み合わせは「ウブ」くらい
「NICHIKA」は売りする少年はロリっぽい、ホテルで売りして体をだいなしにするニチカをオーナーが毎晩買い切り、回復させ6日目には愛情をぶつけるって筋だが、読み切りなんだからもっとポルノっぽくっても良いかな
「ホントの関係」で若組長左京の愛するカケルちゃんは女の子として通用するかわいさ
星野リリイ「花ムコさん」も家のしきたりで遠縁の男公一郎と律が結婚するって変な設定だけど、律は娘さんでもOKの顔立ち、公一郎背も高くてちょっとマッチョ、でも律が旦那立場で、キスを求める公一郎は女性っぽいじゃない、やっぱり変な設定まんが
おすすめ作は
日輪早夜「日がな一日」手芸好きな葛西孔明は少しおっちょこちょいで街で「正義の味方」をやって人に注意しては殴りつけられる、見てられないおもり役の柔道部員、小諸亮(たすく)は彼を見守りながら引かれていく孔明はたすくが好きで結婚相手と想っているこんな設定でも孔明が本気でたすくに迫った夜は自分が主導権とってだんなになっちゃうんだから実は孔明、家が道場やってて腕力も強くてたすくだってねじ伏せるくらいだから
高井戸あけみ「プリンスチャーミング」朝比奈先生を愛する男子生徒、湯浅と永井湯浅が強引に先生と同棲を湯浅も永井もクールな性格で、先生はそれ以上に醒めてるそんな彼らの恋だから進展が読めないし心配になる(050104)

ビーボーイGOLD」2004年12月号
ビブロス03年創刊ボーイズラブ誌、430頁、690円、13本、B5版
A5版「ビーボーイ」より見やすいってことでGOLDあまり違いわかんない
「花音」とはH度同じくらいで描く世界は狭い
「花音」でも描いてた新田祐克が俳優界で「ジャメ・ビュ」、このハードな兄貴顔がボーイズラブの代表かな
GOLDの表紙は「花色バージンソイル」のみなみ遙、アニメ絵だけど
典型的兄貴顔絵のやまのあやね「ネイキッド・トゥルース」、サラリーマン主役だがベッドシーンはハード、同性はキスでも一線超えることになるから、必然性出すためストーリーはしっかりしてる
おすすめは
新井サチ「友達ラバー」、女嫌いで一見冷血そうなモデル早乙女格(いたる)は新しいメイクさん、豪放な真鍋君にひかれていく真鍋君も男のほう好きの性格と知って強引に誘うことになるんだけど、セックスの時ちゃんとコンドーム出してくるところ他の作家さんにない姿勢を感じる
CJ Michalski「心の鍵を見つけて」腹違いの兄、清人は東堂を差し向け、妾の子、和人から間宮家の資産を奪わせる清人が病で倒れ輸血のためどうしても和人が必要となり、東堂は愛してしまったが一度裏切った和人を訪れるTVドラマなみの複雑な愛憎劇を男同士で絡めていくのがみもの、和人くんもかわいい(050105)

コミックGAMEピアス」2005年Vol.2
マガジンマガジン社発行、300頁、750円、15本
ぱっと見、絵柄綺麗新鮮でよさそだが、BLゲームの漫画化あるし、10頁くらいの短編多いし雑多な感じ
巻頭作カラー3頁のこうじま奈月「独占欲」はキャラもよく35頁展開だが、内容はあなたを独り占めしたいだけ
松本花「蜜の王国」は花に集う虫たちを人間で描いてかわいい、同性愛でなくてもいいから長い作品で読みたい
星野リリィ「ピアス魔法王国」ゲームからきてる、絵柄とってもかわいい、王子は猫に変身するし、たった8頁ではしかたないか
次の木鳩ねね「シュガーデビル」16頁もキャラとてもかわいい、なぜか人間界にまぎれこんでいる天使界の王子ウミが誤って落っこちてきた悪魔界の王子リクを翻弄するって話、どっちが悪魔かって逆転してるけど少年同士の美学でしょ
二人のねこみみ風髪は鉄腕アトム似だわ
おすすめ
寿たらこ「グリ+ゴリ」学園もので降魔に狙われた正宗くんライオン形の魔物を助っ人鉄蕉が倒すシーンが迫力その後のご褒美に正宗くんに鉄焦が迫るんだが、鉄焦の唇が吸うのは正宗くんの腹に現れた性口という飛んだ発想まんがが圧巻(050106)

百合姉妹」2005年Vol.5
マガジンマガジン社発行、260頁、880円、9本
ボーイズ系「ピアス」松本・こうじまってこの女性同性愛系誌でピンナップ描いてる、同じ社つながりか
小説とかイラストとか多くてけっこう高い値段
ベッドシーンはなくプラトニックに近いかな、巻頭作「ファーストキス」が女子高生の時キスした恋人同士(女女)が学園の教師・保健担当となって再会、男の恋人もできたが相手への思いもありという葛藤を描く、絵柄がちょっとね
森永みるく「ホントのキモチ」、文芸部の地味先輩を恋する後輩遠藤みちる、絵が綺麗で結末気になる連載もの
東雲水生「恋姉妹」が一番絵が綺麗かな、展開少ないが、ひきこもりの女の子、ネットだけで流れるヒナの歌声で生きる勇気がわいてきて、ある日街頭で偶然ヒナに出会うというお話、ほんわかした絵が癒し系物語にあっていて普通まんがですよね
おすすめが
果竜「testify」、かわいい女子高校生達の登場するまんがだけど話がなかなかいい、
5年前妹が目の前でドラキュラの犠牲になったリンはドラキュラハントに燃える綾野の友達
いつも元気のない緑が保健室で生徒の血を吸っているのを見て、妹を襲ったドラキュラと知る
屋上に呼び刃物で緑を殺そうとする時「殺されたら私の空腹はとりのぞかれるかしら」と言うのにひるんでいると、綾野がやってきて十字架を見せる気絶した緑を背負いリンは家まで届けようとして、妹が望んで姉の身代わりになったこと、緑には家もなく死なない程度に人の血を吸って生き延びているということを知る
リンが気づいてからもう血を吸わず仇討ちに来るのを待とうと衰弱していくのを見て緑は自分の血を吸わせるラスト
綾野はハントの会をドラキュラ研究会に変え対処を考えようというオチがついているがちょっと切ない物語になってる(050107)

タブー」2005年1月号
三和出版92年創刊、330頁、400円、9本
女性誌のポルノ系ってそのままのセックスでなく禁断の愛系
ふつうの書店ではボーイズラブが主流で百合系も一誌、禁断系も一誌
タイトル追ってどんな傾向かみると

海野やよい「本当の主人」調教師にひかれる妻
WAKO「淡雪」SMクラブで隣の兄さんと再会する娘
小林澪子「CommonLifeV」同性を愛する元妻
椎名ほの「私なりの愛され方」妻の浮気を目にして激しくなる夫
夢枕猫丸「背徳の娘」義父に責められる娘
宇高京子「隣のオモチャ」隣の妻をいじめ愛すという妻
渡辺やよい「女ともだち」乱交サークルにひかれる妻(これだけ劇画調)
水木姫りんご「ピンクアラカルト」アダルトショップで立ち直る倦怠期夫婦
神坂由里香「ターニングポイント」浮気を相手の妻の弟に調べられ関係を持つ女性

「ピンクアラカルト」も女店員が妻を愛撫する様子に感じて立ち直るわけで、ふつうの性愛で収まるものはこの誌にはありませんね
絵はラフで内容を絵解きしてるようなもの、性愛に執着して視覚化するという発想が女性誌にはないようでよ(050108)

成人指定まんが雑誌のあれこれ
「18歳以下購入禁止」と「成人向け」指定の違い、適当です
書店には置いていない所も多い、置いてある場合はたいてい一般まんが雑誌と別に置かれているが、売り場の関係か並んでいる所もあるし
年末年始に近くの書店で見た限りの報告です(「」内は名前を知っている作家さん)
どの誌も似ているので3つコーナーを分け一誌ずつ参考に

A5の雑誌は迫力がない どれも500円程度
テーマのない後半6誌は雑多な内容で似たり寄ったり
傾向が変わらないので中綴じ・平綴じ区別せず示します
ミニモン(東京三世社)ロリ系
快活力(光杉出版) 巨乳・ロリ系
曼天(ジェーシー出版)巨乳系
コミックメイト(一水社)SM系
純愛果実(一水社)「ゼロの者」
マショウ(三和出版)「ORI」
哀姫(東京三世社)「風船クラブ」
真激(ティーアイネット)
エンジェル倶楽部(エンジェル出版)
姫盗人(松文館)購入しました

B5の中綴じ(背ないもの)
350円から400円まで、B5版の雑誌は長年続いているようです、冬幻社のものが昨年創刊で新しい
ばんがいち(平和出版)古めの絵柄
レモンクラブ(日本出版社)ロリ系名前ですがSM要素
快楽天(ワニ)H度少なめで新しい傾向狙い
ギガロック(冬幻社)バーズ別冊 
以下4誌は同じような内容、創刊12年になる「ドルフィン」を購入
ポプリクラブ(晋遊舎)
ペンギン倶楽部山賊版(富士美出版)
コミックドルフィン(司出版)
コミックパピポ(フランス書院)

B5の平綴じ
ちょっと値段に差があるので()内にあげました、「天魔」はいつもはこれくらいだけど最新号はフィギアが付いて千円近い値段でした
この種の雑誌はどれもハードさを求めるあまり内容は似かより絵柄に新鮮さがないようです
そのためか長続きしていませんね
コミック阿吽(550 ヒット出版社)幾分新し目の絵柄もある
コミック天魔(600 茜新社)「うるし原智志」の表紙です、ストーリーものはのってません
メガストア(680 コアマガジン)
メガプラス(680 コアマガジン)2種も出てるのは力入ってるのでしょうか、購入しました
夢雅(630 オークラ出版)「グリフォン」
MUJIN(580 ティーアイネット)「ミニョン」、また「ダーティ松本」エロ魂がのってます
桃姫(700 富士美出版)「唯登詩樹」のショート
美熱エンジェル(600 平和出版)

A5のコミックLO(茜新社)、B5のコミックPOT(メディアックス)はどの書店でも見かけない(050109)

EROTICS」2004年号
太田出版、この誌は年一回発行のようで、「EROTICS F」が2月一度くらいの不定期刊、30号まで出ている
どちらも近くの書店にはなく、ジュンクで秋に買った分で概要確かめとく
F30号は志村貴子、鬼頭莫宏、よしながふみ、三宅乱丈と今話題(自分にとってかな)の作家が描いてる
2004年号は
山本直樹監修のもと、208頁、980円、12本

山田参助 ホモ内容をとぼけた絵柄で描くのが愛嬌
山本直樹 いつも例の通りの絵でやつれて見える顔が辛い
町野変丸 丸顔の女の子が特徴的、かなりマンガチックにしてます
駕籠真太郎 男の性器の形によって女の口の変形するという、おかしな話だけど顔しょぼいんでは
やまだないと マジックで荒く描いた線で萌えない

TAGRO、福富しげゆき、大塚弘樹、SABEはお話がのれませんでした

町田ひらく「ガラスの櫂」は老童話作家がめいの家に引き取られてきた幼女にふと性的な妄想を抱くという話で、リアルな絵がロリータものとしてはおもしろいが話しはしみじみすぎて地味 
梅本泰君「ラジオゾンビ」細い線に塗る中間色(クレヨンででも塗ってあるのか)が決まっているアケボノ食堂で人魚の卵を料理に出すというのがなんとも不思議な絵になっている
砂「セックス研究会」なんぱして性愛のあり方を実践研究するという女性ばかりの会の話、絵柄が米国コミック風粗い線でいい感じ「私とやりたい奴は性病検査証を持ってきたら次からセックスOK」という会長の明解な姿勢が好感

絵柄も内容も新味を追求する態度がすてきなんだけど、タイトルのエロティクスさがないのが如何とも(050110)

姫盗人(ひめどろぼう)」2005年2月号(100号記念)
A5版:松文館96年創刊、240頁、500円、13本+カラーイラスト
この誌についてはサイト「すわてのメモ」が詳しい
http://homepage3.nifty.com/p_swkt/sw_comi/adult_cm/hime.htm
2000年までみなもと太郎が表紙を描いていたという
近親姦が5つ(姉弟3兄妹ロリ系1母子1)、レイプ系3(輪姦願望女子、教師脅迫、ぬけ忍責めという設定)、ロリ系1、レズ系1、SM系1でふつうのが2作
絵柄はピクピクンが影にグラデーション使ってる、あまり効いてないが八的暁がモノクロ調でロリもの、絵はうまいが顔かわいくない
絵のよいのあげてみると、ひんでんブルグが萌え顔なんだけど輪郭硬い
弟が狂って姉を縛り付けてという松阪剛志性愛描写が激しいが高い画力を生かすだけの時間を使って描ききってほしいところ
それと対照的、時積恵美之は絵が類型的だけど構図が正確だということね、でも痴漢被害に遭った姉を慰めるとこから弟とのセックスに至るという話、ありえない
桃山ジロウのは一番エロいんだけど、萌えないのは、線が多すぎるからベタきっちり塗るか、スクリーントーン使わないなら斜線でもいいから整えてくれれば強弱きいて絵がすっきり見れるのに
というわけで、かなり質が高いけれど萌える作品に出会えません(050111)

コミックドルフィン」2005年2月号
B5版中綴:司書房92年創刊、240頁、380円、15本(うちショート3)
成人コミックの老舗にしちゃあ、名を知る作家さんいないねぇ、絵硬いの難点
成人指定本は筋なんて2の次でいきなり性愛出てきて(つまりポルノってわけ)エロを追求する姿勢認めるとしてもその分、設定無理なの多い、女性誌みたいに心理劇にまで仕上げなくていいからせめてありそうな話にしてほしい
絵は少年〜青年誌に見られるものと同じ、レディースやアニメ風のはない
横山ミチルの息子の友達とセックスにふける話が劇画タッチ(カラーにするほどかい)
くどうひさしのサンタで来た女の子に妹になってもらう話と、桐山人外のレズものがロリータ風、このあたりかわいいわぁ
田中誠司、じゃみんぐ、あわじひめじが幼馴染との性愛話PJ-1や南里孝一郎が学園ものでこの辺がドルフィンの専門か
PJ-1「マンケン」て漫研じゃなく性器研究会リードする妖艶な女生徒は腋にも性器持ってるって変な話なんだが、絵が硬め
南里の「Slave」は高嶺のお嬢様をだめ男の自分がセックスで支配してるというものでめがね娘の絵とともくすぐる
北方国明の盗撮もの、みづるうずの巫女さん陵辱もの(実はAVの撮影)、明智悟の女子プロレスもの、けんたろうの科学もの(老所長夫婦が実験で若返りセックスするという)と設定は多彩(050112)

メガプラス」2005年2月号
B5版平綴:コアマガジン2000年創刊、400頁、680円、23本、美少女ものと銘打って凄いボリューム
全体にアニメ絵、ロリ系のが多い、平綴全般に言えるけど
ただただ妄想・陵辱のハード誌(わけもなく侮辱的なのさすがに止めてほし)もあるが、これは幾分ソフトででかわいめ
姉弟もの、陵辱ものは4本くらいで、メイドもの2本にコスプレもの1本と定番もこんな数か
反村幼児のロリ風死神がおしかけて来るのや、えむあの女戦士と交わって戦士交代する話や、士崎雅雪のおっぱい女神が降臨するのとかメルヘンタッチのも多く、設定工夫が見られる誌
おすすめ作はあきふじさとし、姉弟「密やかな遊戯」でいろっぽい姉を見せてなかなか
すえひろがり「CAGE」は女担任がセックスほうびで男子生徒の成績あげ図った(ありえない前提)のをクラスで裁判するという変な話担任が女生徒たちに拘束されて証拠物件として体を検証される描写がエロいのにきれい
キャラきれいなのは本城リカ「ラブラブアタック大作戦」、メイドさんステフと若領主の恋も可憐
キャラ萌えるのは片幹U-Toy「あやねえ」、6年間なにもなかった恋人同士のタカト君を人に取られるのが心配になった姉御肌あやの方から誘う話(050113)


漫画ブリッコ」84年6月号500円
ロリコン路線で翌年分だが取り上げ
82年創刊で「チャンピオン」内山と共にこの路線を築いた功績大
早坂未紀「萌のお友だち」
寄生虫「虚空からの必殺シリーズ」
中田雅喜「タマよ尾をふれ」
いくたまき「アブナーズ」
飯田耕一郎「逢魔」
中森愛「〆切厳禁」
藤原カムイ「茶目子の一日」
岡崎京子「花」
森野うさぎ「ティーポットのお星さまに!」
おおやまさひろ「女子高通信2」
伝説的雑誌はこんなラインアップです、薄いA5版誌、各話短く読み切りが多い
出来も同人誌っぽく狙いはっきりしないのも
カムイさんアクションものの方がよい
岡崎さんはまだふつうっぽい絵、感覚的なせりふは独特だけど
おもしろいのが中森愛、エロ漫画家に娘の女子高校生をからませる愉快な展開
一番整っているし萌え要素強いのが中田さん、ネコのタマもすごくいいー


レモンピープル」83年6月号490円(あまとりあ社)
内山亜紀「あんころトリオ」
阿乱霊「ITHUMADEMO!DOKOMADEMO!」
千之ナイフ「怒暗城奇譚」
猫井るとと「熱血塵紙交換少女」
谷口敬「セーラー服とおりボン」
計奈恵「欲ある話」
「美少女コミック」と銘打ってあるが、内山作を筆頭にかなり幼女ものに退行
これは「JUNE」の登場人物が年齢高めに進んでいくのと対をなしている
どの作も完成度低く(わざとラフにしてるみたい)、千之ナイフさんでさえ粗いバック
谷口さんが切れのよい線でまとまっているのと、牧村みきさんが定型縛りパタンに宇宙人使っているのが目立つ


漫画大快楽」81年3月号
三大誌の一つ、だいたいが劇画調(沢田竜二、いつきたかし等)
耽美的な村祖俊一、ガロからの平口広美が目立つ 
勝又進も執筆陣に加わっているが植田まさし風の4こまでアナーキーさが減っている
82年、「あんどろトリオ」連載で一躍有名になる内山亜紀さんは野口正之名でやはりロリまんが
ただしこちらの方が幼児さが少なくていい
この号はロリコン特集をしていて「その1」が谷口敬さんが新人で「水の戯れ」
少しくしゃっとした少女の顔つきが苦味を加えているのがすでにこの時から
いくらかのポイントを除けば当時たくさん出ていたエロ劇画誌とそう大差なさそう
79年9月号創刊「エマニエル」は沢田、平口が重なっている
(070528)

劇画アリス
アリスといえば「不思議の国」
作者ルイス・キャロルが少女ばかり写真に収めたというまさにロリータ趣味からの命名
品薄のようでオークションにも出ないので所有せず
ネット資料を参考にすると77年創刊で80年29号まで
村祖俊一のようなエロまんが家、宮西計三のような耽美まんが家だけでなく
吾妻ひでお(るなてぃっく)、坂口尚(闇の箱)
近藤ようこなども描いている
近藤作は79年10月号22号「かごめかごめ」から登場
23号「おねえさんに赤い靴」、24号では「灰色の風景」、25号「黒い川のほとり」、28号「蒼空願望」、29号「身毒丸」
第一作品集「月夜見」には「灰色の風景」から後4作が収録
(070522)

漫画エロジェニカ
演劇や文化関連の出版していた海潮社がまんが雑誌も出してみましたという感じなのかな、1975創刊で1980年まで続いたよう
今回買ったのが76年、やや初期でふつうの成人向けまんが
劇画風のもの(やまもと孝二、清水つばさ、杉浦つとむ、前田海)中心に横山まさみちタイプのまんが劇画中間風が2本(渚耕介、くわずる修二)、ギャグショート4本、蟻田邦夫が山上「新喜劇思想体系」風まんがを載せている
内容は過激でもなく、これが三大エロ劇画誌に入るの?
村祖、中島と有名所が一人は掲載しているが80年になると、いしかわじゅん、吉田光彦の名前も
さて
エロジェニカの発禁事件とは?
作品は78年「堕天使達の狂宴」、当の作者がHPにあげる内容に詳しい「ダーティ松本不健全マンガ家歴30年」
松本さんによると今見るとどうとうこともない表現とか、かえってこの頃目の大きい美少女を登場させたことが新鮮だったという
ダーティさんはサディスティックな内容が目をひくが、バレエ装束を多く登場させるなど美意識が他の作家さんと比べ格段に高い
(070524)

漫画エロトピア」84年新年号
73年創刊で2000年まで続いた長寿誌
さすがに84年くらいになるとエロ劇画誌も絵柄が豊富になってくる様子
「エロトピア」84年新年号は
前田俊夫「うろつき童子」が連載開始
能條純一の最後コマなど石井隆を思わせる
ケン月影の時代ものがあり、中島史雄はかなりロリまんがぽくなっている
笹沼傑嗣「突いてくるかい」はビリヤードまんがで青年誌に合いそう
この時期の特徴か、この誌の特徴か、ストーリーを重視しているのが好感
(070529)

  漫画エロチスト増刊 クレッセント9月号」88年 東京三世社
成人誌続けたので80年代も後半になりますがこんなのも
山田章博が表紙と「紅色魔術探偵団」2本
続いて吾妻ひでお、御茶漬海苔とくるとちょっと意欲的な青年誌
葉月しのぶ、TOMIは少女マンガ活劇、速水翼は少女マンガ現代物
三世社さん狙いがはずれたか、後半もっと萌えものかエロティック風味なものを持ってくれば
で、実際の展開は
このクレッセント(Crescent)、SFファンタジー少女マンガ誌に変身して95年頃まで葉月さんや筒井百々子さんらの活躍の場となったようです
筒井さんといえば「たんぽぽクレーター」
他にも幾作か単行本出てますが入手困難で古書店でも見かけません
(070530)


まんが雑誌エピローグ
秋からの雑誌巡りもそろそろおしまいに
女性誌何冊かまだのあるが成人誌までいきついて
予定はボーイズラブと成人誌をもう少し買うはずが似たり寄ったりで飽きてきて

幼年向け・4コマは視野の外
少年誌・青年誌はまずまずの内容、ま、あいかわらずってとこで適当に楽しめる
「ビーム」や「IKKI」とかの凝ったのがおもしろいが単行本でいいかぁ
いきおいある少年月刊誌、玉石混淆というよりアニメ亜流とかレベル低すぎ
成人誌は絵のうまさがかなり進んでる(過激さもね)のに話なくパターンのみ(図解かい)
少女誌は低迷、なにを狙うか定まっていなくて、今風の少女像(と思ってるだけのもの)がべったり流れてる
レディース誌はそこそこ読めるが失速気味、H系は過激さ不足

「エロティクス」(「ComicQUE」は今は新刊は出てないね)なんて実験誌は空まわり
同人誌は知らないんでパス
ネット配信誌はページを繰るのならモニター疲れます、紙が断然融通きく、今後を期待
本棚軽ーく一つ占領する分量ですね、実際は部屋の隅に1.8mの高さ3列に積み上がっている
結論として定期購読する誌はなく単行本待ち、たまったのは大半処分ですね(050114)


ネムキ」2005年3月号
朝日ソノラマ1991年創刊「眠れぬ夜の奇妙な物語」98年略して「ネム(眠)キ(奇)」に
500頁、570円、23本(10頁以下が半分)
有名作は連載中の今市子「百鬼夜行抄」、川原由美子「観用少女」、諸星大二郎「栞と紙魚子」
現在の筆頭作がTONO「チキタ★GuGu」、頼りない絵は今まで通りだが、妖怪オルグができてる
「百鬼」は話が複雑で疲れます、諸星「グリムかもしれない」も洒落た題だけど
伊藤潤二の短編あいかわらず怖いです、続き物で読みたい
おもしろかったのが
かまたきみこ「空中飲茶飯店」:ハングライドで茶を運ぶ仕事人が憩う空中の食堂での事件と設定がいいですね、画面が白っぽすぎでベタがもう少々ほしい
魚住かおる「経帷子」:好きな絵です、16頁と話を運ぶので終わってるから50頁くらいで細部も読みたかった(050220)


月刊少年シリウス」創刊第二号2005年
(講談社)
「少年」だから主に小学校高学年向け、ゲーム感覚をまんが化したようなものか
巻頭4作をあげると
「魔法使いのたまごたち」魔法学校に入学する少女たちの物語、新連載、すっきりした絵
「Aventura」魔法学園でのランディットくんの冒険だが、彼は少年少女みたいな顔つき
「テレパシー少女蘭」いーだ俊嗣って絵師さんだが女性まんが系のラフな線
「怪物少女」怪物たちに君臨する王女(バンパイアの系列らしい)、誤って家来がひき殺した少年を蘇らせる、少年は王女の与える血によって命を保つという新連載
絵柄もシャープ(鋼の錬金術師に似て)
新人を起用して「ガンガン」とかの路線に食い込もうって意図でしょう
が、新味はないぞ
今のとこ、「怪物少女」くらいを単行本で読めばすむかな、「魔法使いの」も今後の展開で楽しみです(050626)

コミック ハイ!」2005年
双葉社臨時増刊550円
少年少女のためのガールズコミックとあるので購入
表紙に大きい活字で記された榎本ナリコ「寓話」、紺條夏生「妄想少女オタク系」、大島永遠「女子高生」がそのまんまおもしろく
他は絵が未完成とか話不足とか
榎本さんはもう少し背景にも語らせてほしいかな、漱石「こころ」の時の方が刺激的でした
「女子高生」は逆に絵がきまりすぎ
最も関心持てたのが「妄想少女オタク系」
やはり背景が少しほしい絵ですが設定がいい
オタク系は女性の方が多いくらいと聞いたこともあるし
実際オタク女性(と自称する)と話すとオタク男性とパターン変わらない感じ
そんなオタクがまんがの主人公になってるのは初めてで
ふつうの男子高校生阿部くんが浅井さんにコクハクしてみると
彼女は萌え腐女子で阿部くんとその美形友人千葉くんがヤオイ関係だと思いこんでいて逆に応援するわって励まされてしまう
キャラがなかなかでくすぐったい内容をすすめていくようなんで期待できそう(050719)


講談社週刊誌「イブニング」2005年
隔週発売という微妙な位置、「モーニング」が講談社の大人向け週刊漫画雑誌正統派なのに対して、それ以外を試しているものかいね
去年秋からまんが雑誌総覧した時は、おもしろうなさそうで購入しなかったもの
なんで今頃というと、ブログで「清原なつのが連載始めた」と出てたから
この誌の連載、有名所では「軍鶏」(アクションから移ってきた)、「ミスター味っ子2」
でも女性陣の高倉あつこ「山おんな壁おんな」、高梨みどり「銀座の番ねこ」が注目
一番気になるのは石川雅之「もやしもん」、女はミステリアスな美女系、男は水木しげる風にくずれてる
農業大学にまつわる怪奇バイオもの?

さて、清原なつの新連載「パラダイスアベニュー」、やはり変なまんが
彼女自身、「SF(少しふしぎ)まんが」ってコピーつけてるから
住宅販売会社員、たっくんは、だましの商売ストレスがたまり、ある時から顔だけが怪獣と変わってしまう(他の人はそう見えていない)
この後の展開次第では怪作となるんでは?(050814)

月刊コミック「アライブ」2006年
昨日の「リュウ」は新聞広告で見ていたので書店に寄ってその周辺を巡っているとメディアファクトリーからこんな月刊誌が創刊されてたみたい
8月号から創刊で今3号、650頁25本位連載で500円
ほとんどアニメ絵系統なわりに紙面が落ち着いているのは闘い少なく(そのため、飛線が少ない)、学園系萌えものが多く、低学年向きかい?
ネコミミやら、魔術ものやらやたらで、絵柄でもストーリーでもいいからもう少しリアルな作もほしいとこ
巻頭作、猫耳宇宙人が突然、騎央(きお)の家に到来するってギャグ「あそびにいくヨ」が一等楽しめる
次は石川マサキ「私立トアール学園2年☆組物語」がまずまずのギャグ展開
近藤るるる「しはるじぇねしす」もかわいい絵柄で注目
TVアニメになってるという「ゼロの使い魔」は絵がゆるめ、描き込み不足よ(060925)


月刊「少年ブラッド」2006年
ソフトバンククリエイティブ社刊行、16本500頁余で290円なんだ
ゲームマガジン増刊ってなってるけど、ゲーム層を狙うにしては、「デカ教師」「アクトオン」(「ホームズツインズ」もかな)なんて旧来の絵柄も混じってるし
それとお話の乗れない作品が多いわぁ
巻頭作「ブレイクブレイド」が特殊な力を持つ民の中で無能な男が主人公、きっと大きな力を発揮するんだろうと思えるが、発想がおもしろい
注目は天乃タカ「本の元の穴の中」、本の中身が具現化するという変わった冒険譚
本から迷い出たハナ子が水に濡れ、片腕が溶けてしまうという事態に至って元太郎がハナ子の手の辺りを筆で宙をなぞると手ができてしまうなんてユニーク
話は置いても、歌那早苗「クラシカルメドレー」の絵はかわいい(060926)

小説現代編集「エソラ」
講談社から年に一度特別編集で、小説・まんがの書き下ろしを集めたものが出ているよう
紹介してもらった3号は今年の3月発行
6の小説はどうも読みづらいが8つのまんがの方は新進作家陣
黒田硫黄「多田博士」、いつもの絵柄ですが異常事態でビルごと宇宙へ脱出する計画、この企画者多田博士は犠牲になって死ぬんだけど、彼とお嬢さんの関係が今ひとつわからない
こうの史代「青い花」にいたってはちっともわからない
安永知澄「わき水」というのは脇に空洞のある青年とそこに安住したいという女の子の話、変なんだけどひっかるところなく終わっちゃう
中野シズカ「スワン・ソング」、トーンを多用したイラスト風の絵柄、人形をめぐる少々サスペンスもの
大庭賢哉「ひきだしのなか」、海岸に打ち上げられた机の引き出しに水が残っていて魚が泳いでるってもの、母娘の絵がほのぼの
杉村藤太「デンシレンジ」彼女と別れ、部屋から電子レンジ引き上げるはなし、絵がシャープで気持ちいい
絵はいいんだけどどれも内容にひねりなし

一番楽しめたのが五十嵐大介「鬼、来襲」
「リトルフォレスト」風の田園絵中を二人の女性が歩いている
姫踊り子草が笠をかぶった踊り子に見えるという感想から、昨夜鬼が踊り子を襲い、踊り子達は抜刀して闘い鬼に呑まれたという幻想シーンに飛び
向こうの草がすっかりなくなってるから「鬼の襲来があった」とか与太言と思わせて
最後のコマ、羊の頭に小さな小さな刀がささってるというおちがくる(061024)

◆FellowsかBethか2006年
雑誌棚見ると2冊同時発売というコミックビーム増刊「Fellows」が新しい
一冊900円越すから「耳かきお蝶」の湯浅さんのが気になる(2)の方を購入
講談社から「Beth」というのも創刊されているが全体のインパクト低くパス
ただ松田奈緒子さん「100年たったらみんな死ぬ」が絵も話もなかなかで立ち読み

雑誌の仕事してる百合は仕事人間で家庭を顧みなかったため母が出て行ったことで父を恨んでいる
父の宮澤さんは以来仕事熱中を止めのんびりしていて存在感ゼロ、ところが彼がいると仕事がまとまるという不思議人物
ひょんなきっかけでホストクラブに誘われカツラ被って幾分若作り
仕事なりゆきでクラブを訪れた娘が父に遭遇してしまうってもの(061112)


2006年コミック雑誌:小学館男性誌
一年前大半のまんが雑誌を一冊ずつ買って読んだ
定期購読にいたる誌もなく読み物はだんだん古い方へ進んでいったので
また最近の様子を見ようと、今回は立ち読みや喫茶読みでごくおもしろいのだけ購入してという姿勢で
以前よりひもくくりしてある書店が増え、コンビニも種類減らしてるようなので、喫茶で読むかなって
さて小学館
週刊サンデーはMAJOR、コナン、犬夜叉と揃えているのに心酔しないのはTVアニメの方が絵が整っているからかな
「からくりサーカス」「DーLIVE」も今ひとつ
それでも意外と楽しめなかった「マガジン」より印象に残りました
サンデー少年月刊誌はGXに好感度、ヤング誌は他社より印象薄、大谷じろう「下北GLORY DAY」くらいね
小学館男性誌はやはりビックコミック系の成人向け
ビックコミックは最終回迎えた「小早川伸木の恋」、絵柄変わっても柴門さん話うまい
近藤さんが描いてるが絵柄が丸みを帯びてるので「ルームメイツ」みたいな異色でないと平板になるかな
他、オリジナルとスペリオールとスピリッツと出してるが違いがわかりませんね
オリジナルに様々な趣向のもの・実験作を集めて、スピリッツにすっ飛び作を集めたら?
スペリオールは娯楽路線なんだろうが「医龍」「キーチ」をスピリッツに「覇」をオリジナルに「あずみ」をビックコミックに移して廃したら?
そうそうマニア向け「IKKI」があったね
一番惹かれたのが「月館の殺人」、次は単行本刊行記念読み切り、古屋兎丸「アングラ・ドール」ではちょっと寂しい(060206)


2006年コミック雑誌:小学館女性誌
好調不調ないまぜになってる感じ
小学生向け誌は各社手詰まり状態、絵柄が似たりよったり
以前H度高かった「少女コミック」はそんなでもなく読み切りの月刊誌「プチコミ」にそんな雰囲気あり(これって中高生向け?)
中高生向け(かな)「Cheese」もどきどき内容で、今回は「プチコミ」「Cheese」を購入
「Cheese」はどれも女の子と男の子が抱き合ってすぐHにいっちゃう内容なんだ
新篠まゆ「Sex=Love二乗」、香代乃「ラブニスタ」、響アイ「絶ぜったいふくじゅう」、嶋木あこ「僕になった私」
あたりが人物すっきりしていてきれい、特に香代乃さんは注目の絵柄
話は単純、どこにもひねりない学園ものラブ路線、男がアニキ系のアニメ顔、女がかわいい系の少女マンガ顔というのがこの誌の特徴
対して「プチコミ」はもっと幅あるね
ガラス作家との愛を持ってきた北川みゆき「君の肌を壊す夜」、今風の絵柄だがおとなしめ
吉原由起「蝶よ花よ」、若手の美男課長と昔の雇い主(今は家が没落して同社の事務員になってる)の娘の恋物語とニュアンスあり
秋里和国「スイートオアシス」30歳も上の入江と結婚しようとする泉、同室の男がその息子の羽出須(ハデス)ってんだから一波乱ありそう、陰影に富む物語
この年齢層に小学館は好調
少し上向けの「ベツコミ」はふるわない
20歳以上向け?「Flowers」は「風光る」があるんだが乗り切れないなぁ、名香さんの「水色童子」も顔が大振り過ぎ
西炯子「夏休み カッパと」が意外と心地よい、小玉ユキさんはファンね、人魚もの「波の上の月」やはりいい
マダム向け?「Judy」もまんが誌として力入ってない、苦戦でしょう(060207)


2006年コミック雑誌:講談社男性誌
一年前のあの好感度はどこにいったんだぁ「少年マガジン」、目にとまったのは「スクールランブル」のみ
月刊誌は「マガジン」より「マガジンZ」の方がおもしろそう
アニメ系誌に対抗して創刊した「シリウス」は出遅れましたね、まだ海のもの
小学館でも感じたマニア誌のへこみ
「アフタヌーン」はこれだけ名作揃えてちっともわくわく感がないというのも
去年は女神さまのフィギアだけでも「へへえー」て拝んだものを
「ヨコハマ買い出し紀行」はちっとも動きがなくてもいい雰囲気だけど
ヤング誌「ヤングマガジン」は「×××Holic」が好き、なにもヤング誌に載せなくてもね
成人誌「モーニング」も「はるか17」くらい(060208)

2006年コミック雑誌:講談社女性誌
「なかよし」未見
「Cheese」相当になるのか「デザート」は成海柚希「ボインでごめんね」が気になる絵柄なんだが全体に単調
ヤング誌「Kiss」、「のだめ」は当然いい、次話題のひうらさとる「ホタルノヒカリ」は顔絵ばかりで飽きます
軽部さんの「れんと」がかわいい絵で好き、松本小夢「コンビニ恋愛レシピ」が濃い絵でよかった

成人向け「BeLove」は「チャングムの誓い」「博士の愛した数式」など入れ意欲見せてるがなぞりで終わってます
なんといっても波間信子「ハッピー」ね、清水康代さんの「新はあと ヘルパー」も時代に合った題材
うさぎくんの「ぴくぴく仙太郎」もあることだしハートウォーミングな雑誌を目指すのが正解では?(060209)

2006年コミック雑誌:集英社男性誌
少年向けではやはり「少年ジャンプ」一番はゆらがないなぁ
何でもぶちこんでるのが力を落とさないひけつか
「Hunter×Hunter」と「Naruto」がいい
「DeathNote」は字多すぎでつらいなぁ、推理もの苦手だし
小畑さんの絵って冴えてるけどいつも動かないんだ
「銀魂」人気だけどちょっと無理
やはり「こち亀」で落ち着くってとこ

その分ヤング誌、成人誌不振はいつもどおり
「ヤングジャンプ」は「gantz」が休載していることもあって魅力薄
「スーパージャンプ」は「ナッちゃん」だけ
「ビジネスジャンプ」は見るものなく
成人向け撤退してヤング誌に集中しては?
そうそう「漫革」は名前通りと注目していたが今回は印象に残らなかった(060210)

2006年コミック雑誌:集英社女性誌
まあ少女誌は「マーガレット」でしょう それでも絵柄の同質化が進んでいて飽きる
それが「別マ」「デラマ」「オリジナル」と出す必要あるん?小学館ビックコミック現象じゃん
中高生向け「クッキー」は「NANA」があるので不動かと思っていたが他のは今ひとつ抜けていない
その「NANA」にしても今号の表紙に以前見た迫力ない、中もごちゃごちゃした絵になっていて(矢沢さんだけ顔アップを抑えてるのが好感なんだが)決めポーズがほしいな
「young YOU」「office YOU」「YOU」とあったのを整理して
ヤング誌「コーラス」に「ハチミツとクローバー」を持っていったのは「月のパルス」が終了して「プライド」だけになっていたから正解ね
成人誌「YOU」に「office」ものも合体させて他社より若向けにしては?女性成人ものって露骨に「おばさん」くさいもん
「寿町美女御殿」「離婚予定日」のない「YOU」は「カンナさーん」「BELEAVE」だけだしね(060211)


2006年コミック雑誌:男性誌その他
秋田書店、少年画報社では分量増やして平綴、勝負に出た「ヤングキンングアワーズ」が注目
少年系をより高度にした路線を狙っているようでマニア系と競うつもりはなさそう、ガンガン、ブレイド、電撃各誌がアニメ系絵で似たり寄ったりに飽きてくるヤング層を拾えるか
アニメ絵は髪がぎざぎざ、角い線で、アニメなら色で生きるところまんがだと動きを流線で引いてやたら線の目立つ紙面になるもんなぁ
問題はアニメ絵は女性も少ないながら読むが少年系ヤング誌では女性読みませんわね
「エース」は「ブラッド」「エウレカセブン」というアニメものはなぞり、話題の大岩ケンヂ「NHKへようこそ」はどうも、天王寺きつね「エデンズボーイ」がちょっといいかも

そういう意味で女性読者を意識しているのが次の2誌
「月刊ASUKA」は女性誌のところにおいてあるからそもそも女性誌か、でもアニメ系、少年系要素ある
「フラッパー」はかわいい系絵を特徴として女性読者も狙ったんでしょうが、「スピカ」もアニメの方がよかったなぁ、「トランスルーセント」は絵もこなれてきて注目作になってる(女性誌の方からも「メロディ」とか「ネムキ」とか男性でも読みやすい絵・内容盛り込んでいるのありますね)
マニア誌の一角エンターブレインの「コミックビーム」は?
アニメ系をはずして異色のマンガ多めに載せる姿勢は共鳴したいが、普通の絵柄の「エマ」だけが飛び抜けているのはつらあ
志村貴子さんの絵柄には引きつけられるけど話がもう一つ、福島・入江・カネコ・羽生・竹谷・新谷みなさん、話をもっと展開させて

ということで全体通して男性誌は
少年誌が「週刊少年ジャンプ」
ヤング誌はなし
マニア向けが強いて選んで「アフタヌーン」
成人向けが「スピリッツ」かな(060212)


2006年コミック雑誌:女性誌その他
秋田書店「プリンセス」「フォアミセス」どちらも手堅さを重視して旧来の絵柄過ぎ
白泉社は「花とゆめ」で鈴木ジュリエッタが連載開始してますね「カラクリオデット」
でも絵柄が癖なくなりふつうっぽく ちょっと残念
「花とゆめ」は旧来の作家さん(日高万里、高尾滋・羅川真里茂・由貴香織里)も描いてるし、大正にタイムスリップする「ゴールデン・デイズ」、妖精もの、車イステニスを盛り込む「しゃにむにGO」とけっこう幅があり楽しめる
日高さんの人物も美しい、「学園アリス」も人物が美しくTVとは別物ですね
注目作は南マキ「スペシャルA」セレブ学園に入学したふつうの娘、華園光の物語、お気楽ストーリーとあるがかなりのストレスを乗り越える展開になるとおもしろいんだが
「悩殺ジャンキー」の福山リョウウコさんは大学生くらいの設定で過激な物語だともっと生きそう

少女誌では「花とゆめ」取ります
中高生誌は「Cheese」が「クッキー」よりいい
20歳くらい向けは祥伝社「フィールヤング」が「Kiss」よりも
成人向けはなし(060213)