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相談例
  1. 54歳女性

     1年前から65歳の現在の主人と同棲を始める。入 籍はしていず夫婦とも生活保護(妻はうつ病を患い週に1度通院・投与を受けている。当初、生活費は独立採算で行く取り決めではあったが、気がつくと自分 (妻)からの持ち出しが多くなっている。どうしたらいいか、という電話相談。詳しく聞いてみるとこの妻には離婚歴があり、前夫からDVを受けていたことが 判明。現在の夫も高齢に近づいて別室で就寝するという状態。出会いのきっかけはコーラスのサークルで知り合い、互いに「さびしかった」がテーマであるとの こと。「話し合いますか?」の問いかけには「ない」との返事。「これからのこと、経済的なこと住まいのことなどでよく話し合いましょう」と提案して相談を 終えた。

  2. 18歳男子
     アルバイトがきっかけで知り合い付き合っ た女の子からの連絡が最近ない。1か月間毎日メールを入れても返信がない。最近ではメールアドレスや機種までも替えられた様子で、それもままならない。彼 女と連絡をとるにはどうしたらよいか教えてほしい、という相談。「失恋ですね」と言えることではあるのですがその厳然たる事実に自分で気付くまで状況を聞 いていくことに。次の段階では、「彼女のことが忘れられない」心境をいかにして乗り越えていくかに対応法をしぼっていくことに。

  3. 61歳男性
     昨年、定年退職してから夫婦の会話が少なくなってきた。二人の子供もそれぞれ独立して家を出て行き、対面する時間がとても息詰まる気がする。セラピーで夫婦の会話方法を教わって実行してはみたものの、「急にゴマをするようになって・・・」といわれくじけてしまう。

  4. 29歳男性
     帰宅早々、妻がその日に起きたことや、子供の心配事を立てつづきに訴えてくる。靴を脱ぐ間だけは待ってほしいといっても「だっ て一日大変だったんだから・・・」の一言でますます火がついてしまう。自分も疲れていて毎日こんな応対をされると、帰りたくなくなってしまう。どうしたら 妻がきりきりしなくなるでしょうか。

  5. 43歳女性。腎盂炎。
     3 年ほど前から体がだるく、頑張りがきかない。家に帰っても何もする気が起きず、休みは家でゴロゴロしている。会社の定期検診で腎臓の機能が低下しているこ とが判明して入院、投薬で平常値にもどったものの、いつまた再発するか不安の毎日であった。ちょうど友人がセラピーを受けているのを聞いて、半信半疑では あったが一度受けてみたら、と言われ、来所。
     初見では、背も高く健康そうにみえるものの、やや猫背ぎみでしゃべり方がゆっくり、しかも、質問に 対して言葉を選んで答える様子。そこで「思った通りパッと答えていいのですよ」と提案したところ、「そんなことをしたら母にえらく叱られるような気がしま す」。『女の子は相手を傷つけないようにしゃべりなさい』と言われ続けている、とのこと。人への過度な配慮から言いたいことが言えないことがストレスと なって、身体症状となって表れているのです。「不平不満を両親にぶつけたことは?」の質問にも、「そんなことをしたら申し訳ないです」との返事が返ってき た。肉親との血の通った交流のなさが快活さを出せないでいる原因だった。「ここではどんなことでも話していいのですよ」と伝えて、毎週1回とにかく気に なったことは何でも話題に出すことを提案し、自由に会話できる自分を築き始めている。

  6. 50歳男性。火事。
     2009 年8月、不審火で鉛筆製造の工場件自宅が全焼してしまい、現在親戚の家の二階を間借りしての生活。火事を出す、もらい火などにはすべて精神分析的な原因が あることを告げると、「まったくそのとおりです!」と驚かれた様子。「確かに私の家庭を知っているようですが、そうしたらよいのですか?」との質問には 「精神的な原因がわかったのですから、あとはどうしたらよいのかご自分でわかるはずですね」とお答えすると、「ハイ、しかし時間と経済的な問題が…」。 「あなたの中にプランを持って、あらゆる援助先の門を敲くことですね。セラピーに来る毎に、新しい計画を伝えることによって新たな自分を築いていきましょ う」と提案した。

子育ての相談例

  1. 小学4年女子。
     夏休み明けから家でマンガばかり読んでいる。「マンガばかりとはずーっとですか? 二時間宿題をして息抜きにマンガを読んでいる時にお母さんが帰ってきたということは考えられませんか?食事もせずに読んでいるのですか?」の質問にお母さんの顔がサッと変わる。

  2. 中学2年男子の母親
     家に帰ってくると私に命令することが多い。「野球の素振りをするから自転車をどけてほしい」「のどが渇いたからジュースを持って
     きてほしい」など、命令口調でいう。言いなりになっていていいのでしょうか。息子さんはお母さんの愛を求めていますね。お父さんが
    いない寂し さを、要求を出すことで発散させているのですね。(父は単身赴任で海外)。彼の心の叫びは「お父さんの分までボクのこ 
    とを見つめて!」です。


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