しもやけ(凍瘡)
重症になることが少なくなった


貝瀬皮膚科情報紙「やなぎばし快快通信」14号にも「しもやけ」をさらに詳しく特集しています。あわせてご覧ください。

【しもやけの症状】
 末梢血管の循環障害によるものと考えられています。遺伝的な素質もあるようです。指・手・鼻先・耳たぶや足の外縁に赤い発疹のように(M型=多型滲出性紅斑型)出るもの、指全体が腫れたように(T型=樽[たる]型)なるものがあります。痛みとかゆみが混じったような感覚を伴い、結構つらいものです。むかしはしもやけの部分がくずれたようになって(潰瘍化)重症化する例が多かったようですが、近年は重症のしもやけは随分少なくなりました。暖房器具が発達したことと、栄養状態がよくなったためと考えられています。
 しもやけは意外にも、厳冬期よりも初冬と初春に多く発症します。また厳寒地では患者さんが少ないようです。初冬や初春には、昼夜の温度差が大きく、この温度差により毛細血管の調節機構に変調をきたし、しもやけになるものと推測されています。

【しもやけの治療】
 循環を改善する外用剤(ヘパリン類似物質など)、循環ビタミン(ビタミンE)・漢方薬(人参養栄湯)などの内服薬を用います。重症例では強力に血管を拡張する薬剤を用いることもあります。
 入浴時の軽いマッサージも有効です。このとき、軽く行なうことが大切で、強くもんだりするとかえって腫れを強くしてしまいます。温水と冷水の交互浴も推奨されますが、効果ははっきりしないようです。

【しもやけの予防】
 まず身体に大きな温度差を与えないことです。具体的には寒いところと暖かいところを頻繁に行ったり来たりする事などは悪化につながるでしょう。靴は、きついものはさけて余裕のサイズのものを選びましょう。スキー靴にも同じことがいえます。スキーからの帰りに足の指が腫れてかゆくて、辛かった記憶が私にもあります。
 湿度も大きくかかわっています。手袋がぬれていると、水が乾くときに皮膚の温度をうばい、しもやけになりやすくなるので、手や足はぬれたままにしておかないようにしましょう

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