水槽内のコケ・藻類対策・除去生物 水槽内で生えてくる藻類やコケは大変厄介なものです。これらが生えるには、原因は複合しており、まず水質的にはエサを多く与えていて栄養塩(硝酸塩、リン酸塩)の多 ●藻類(いわゆるコケ)を防ぐ方法の概要(追記2011/11/20) 藻類、いわゆるコケや糸状の藻類であるいわゆる”藻”(も)を防ぐにはいくつかの基本的な方法があります。 ・照明時間を毎日5〜6時間のみにする。(サンゴ・イソギン・海藻などがもともと健康なら問題ありません。) 補足 ただし、藻類が沢山生えてしまった状態から、上記の改善策を施してもまずそれだけでは改善は出来たためしがありません。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ●各藻類(いわゆるコケ)の(水質的・ろ過的)原因(追記2009/1/12) 水槽の中には、色々な種類のコケや藻類、海藻類が生えます。当方らの種々の実験でどのような際にそれらのものが発生してくるのか、また発生しないかがだいぶ判明 ・茶色の薄く、柔らかいコケ 水槽の壁面に生えてくる薄く、茶色く、こするとすぐに落ちるコケは、珪藻の類が多く、これは初期は水道水に含まれる珪酸塩が原因で増えることが多い様です。 ・緑色・茶色の硬いコケ 水槽やガラス面に生える薄い緑色のコケは、硝酸塩、リン酸塩やミネラルに起因しているものが多い様です。これはある程度予防のしようが無く、磨き落とすか、コケ取り貝 ・糸状の藻類 もっともやっかいなものですが、これは特に硝酸塩・リン酸塩の濃度の他、水槽に物理ろ過能力があるかないかで発生率がかなり違うことが分かってきました。 ・赤く、分厚いノリのようなコケ(シアノバクテリア) ・ブラシの様な堅い藻類(あるいは海藻) (追記2011/11/27) ライブロックから、成長が遅いながら、大変堅いブラシのような海藻が生える場合があります。
当方の知る限り、積極的にこれを食べる生き物がまだ分かっておりません。
・参考実験 以下、サンゴ飼育ガイド・機関紙BL5にも掲載をいたしました同じ時期に立ち上げた3種の実験水槽の写真ですが、それぞれで発生してくるものが明らかに違い
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ●除去生物紹介 ・サンゴモエビ
除去するもの:生えかけの糸状の藻、腐食しかけたサンゴの組織をある程度掃除 利点:本種自身が鑑賞に堪えます。 ・身軽でどの岩にも登ることができます。 ・他の生き物にまず危害を加えません。 欠点:いつも餌が与えられる水槽では、食性が変わってしまいます。出来るだけエビに餌が回らないようにするべきだと思います。ただし、餌がなくなるとコケを食べるようで 適当・必要数の目安 (100L水槽):本種のみなら、100L水槽で4〜6匹 ・タカラガイ類(ハナビラタカラガイ・キイロタカラガイなど)
除去するもの:糸状の藻類、岩や壁に生える薄いコケ類、砂の表面のコケもいくらかは食べてくれます。 利点: 本種自身が鑑賞に堪えます。 ・シッタカ貝類より幾分丈夫で、裏返っても外套膜を出して元に戻ることができます。 欠点: シッタカよりはだいぶ丈夫なものの、特にエサ不足になりますと死亡が多くなります。 適当: 必要数の目安(100L水槽):本種のみなら、100L水槽で5〜10匹 ・マガキガイ
除去するもの:底砂など、水槽底部のコケ、エサの残りの除去、砂の清掃 利点:かなり丈夫です。 ・シッタカ貝類より幾分丈夫で、裏返っても外套膜を出して元に戻ることができます。 欠点:動きが結構おっとりしているため、劇的に効果が出にくいです。60cm規格水槽で本種のみを底掃除にするなら、3〜4個は居た方がいいでしょう。 適当:・必要数の目安(100L水槽):本種のみなら、100L水槽で4〜5匹 ・ヤドカリ類
除去するもの:糸状の藻類、底砂など、エサの残りの除去、 利点:かなり丈夫です。 ・サンゴモエビより大食漢です。 欠点:殻が重いため、サンゴモエビのようにどこにでも上れる場合ばかりでは無いようです。小さな固体が一番役に立つでしょう。 適当:必要数の目安(100L水槽):本種のみなら、100L水槽で3〜5匹
・フタイロカエルウオ
除去するもの:糸状の藻類、底砂など、岩や壁に生える薄いコケ類、エサの残りの除去、 利点: ・かなり丈夫で、元気に動き回りますが、あまりサンゴなどをひっくり返すことがありません。 欠点: ・本種より小さい大人しい魚には、結構攻撃的な場合があります。 適当・必要数(100L水槽):水槽のサイズによらず、1匹(ケンカをするため) ・ヤエヤマギンポ
除去するもの:糸状の藻類、底砂など、岩や壁に生える薄いコケ類、エサの残りの除去、 利点:・フタイロカエルウオより体が大きい場合が多く、その分掃除の能力も高いです。 欠点:・意外に水質に敏感です。(上記フタイロカエルウオより敏感です。) 適当・必要数(100L水槽):水槽のサイズによらず、1匹 ・シッタカの仲間
除去するもの:糸状の藻類、岩や壁に生える薄いコケ類、砂の表面のコケもいくらかは食べてくれます。 利点:・安価な場合が多いです。 欠点:・種類にもよりますが、特にエサ不足になりますと死亡が多くなります。1年も飼育しているとほとんど死亡してしまう場合が多いです。 ・ノシガイの仲間 除去するもの:エサの残りの除去、またコケは食べませんが、壁を伝って歩く事で除去されるようです。 利点:・他の貝類に比べ、非常に丈夫です。あまり死んでしまうことがありません。生き物の死骸なども食べてくれます。 欠点:・コケそのものを食べているわけでは無いようですのであまり除草能力が高いわけではありません。 適当・必要数(100L水槽)の目安:5〜10 ・タマガイの仲間
※ナメクジのような体に、小さな貝柄がついた貝の仲間です。大きさは3cmくらいまでで、商品として売られていることはほとんどなく、サンゴの岩などについてきます。 除去するもの:岩や壁に生える薄いコケ類、エサの残りの除去、 利点:・これは、水槽内で自然に増えることがあり、これらが増えるとそれだけでコケがよく除去される大変便利な水槽になることがあります。 欠点:・特にありませんが、もともと居ないと増えないため、誰かに数固体をもらうか、生息している水槽から移植などすると良いでしょう。 適当・必要数(100L水槽)の目安:自然に増え、特に問題なし。 |