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記述開始     :2008年1月5日
最終追記・訂正日:2009年12月05日
分かりにくい追記・訂正部は、ピンク色の文字にしております。)

<※誠に恐れ入りますが、各記事・コラムは断り無く内容を変更するこ
とがありますので何卒ご容赦の程、お願い致します。>

ここでは主に飼育器具類に着目し、飼育に役立つ使い方、実際の効果、問題点などを当方の使用経験・お客様などのご報告からまとめ、解説・掲載いたします。

(索引) 水陸・パワーヘッドポンプ プロテインスキマー 砂(底砂) オゾナイザー(追記・訂正) 照明器具 人工海水 比重計 殺菌灯 

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プロテインスキマー(主に設置の意義について)(後日、追記予定です。)

 当店でサクラスキマーを発売してから、「安価なのでつけてみたいが、はたして自分の水槽にスキマーを設置すべきかどうか悩んでいます。」といったお問い合わせが増えて
おります。そこで、このような項目を設けてみました。これはどの方式のスキマーが良いとか、強力であるか否か、というお話ではなく設置するべきか否か、という根本的な疑問
についてです。ご購入のご検討の参考になりましたら幸いです。

使用の意義

 まず必要か、不要かと聞かれましたら”不要である場合が多い”と思います。といいますのは、今まで使用せずになんら支障がなかった水槽なら、設置して”より良い”というこ
とで”必須”では無いと考えるためです。
また、魚やサンゴがよく死亡している水槽にスキマーを設置したからといって直接的に目に見えて改善される場合は多くありません。
 あらためて整理をしてみますと、まずミドリイシ以外のサンゴをメインに飼育したい、という目的の水槽の場合ほとんど設置をお勧めする場合はありません。もし還元ろ過が無か
ったらスキマーを使用して少しでも硝酸塩の上昇を抑えなければいけないという事になりますが、還元ろ過で硝酸塩の除去がすでに容易であり、またもうひとつの栄養塩である
リン酸塩は、ミドリイシ以外のサンゴにはむしろあった方が良いということが明白に分かってき、
サンゴ水槽でも物理・生物的ろ過は重要であるという当方の見解では、汚れの発
生の少ないサンゴ水槽では物理的なゴミを積極的にスキマーに除去させる必要性も余り無く、また微量成分を取り除いてしまう分とくに設置する必要はないだろうという結論に
達しております。

 ただ、それ以外で有効に使用できる、あるいはスキマーでなければ出来ないというような場合を以下に列挙してみました。

有効に使用できる使い道

・ベルリン式

 ベルリン式は、スキマーが”有機物除去装置”としてメインの水質維持装置になります。ゆえに必須のものです。ベルリン式はミドリイシなどSPS類の飼育に大変特化している
方法であるというのが、当方の見解です。ミドリイシに対するリン酸塩の存在は、少しはあった方が良い場合も考えられますが、色揚げなどの点も考慮し、また実際に飼育され
ている方々の水槽のデータを頂きますに、飼育上は一応、完全に無い状態を維持することが良いだろうという当たりを考えております。こういった水槽の場合、ベルリン式はリン
酸塩の濃度を低濃度に保ちやすいという利点では、他の追従を許しません。砂を使用していないことが最大の理由と思います。
 そしてベルリン式の場合は、”すべての汚れをスキマーへ運ぶ”という目的がありますので、スキマーの効果を最大限に生かすことが出来る飼育方法と考えます。

・オゾンミキサーとして

(※当方のサクラスキマーは、オゾン併用はパーツ劣化が激しい恐れがあるため使用はしないで下さい。只今実験中です。)
 
当店でオゾンを使用する主な場合と意義は”白点病にかかりやすい魚を薬品治療が出来ない水槽(無脊椎水槽)で飼育する”事ですので、このような場合はオゾンを使用する
事が必要・有効と言えると思います。
 白点病に対する種々実験を行っておりますところ、オゾンは白点虫を駆虫できることが分かってきましたが、これはよほどオゾンを有効に使用したときのみです。
オゾンは使用方法で効き目が如何様にも変化します。 以下のオゾナイザーの項目に記述しておりますように、微細な気泡を水中に長時間滞留させ、また多くの水と接触させ
る方法が有効であり、このオゾンミキサーとしてのスキマーを利用は、有効というより白点対策のためには必須の場合もあると思います。
ただし、スキマーはオゾンによって早期
に劣化するものが多いため、各スキマーの対応・未対応を確認し、各パーツの劣化・メンテナンスに気を配る必要がります。

・魚水槽での物理ろ過の補助として

 魚水槽では、使用は必須ではありません。ただ、エサを多量に食べる魚が多い水槽の場合、物理ろ過器を短期間に清掃が必要になる場合、また清掃の手間は良いとしても
それを行うことでろ過機のバランスが崩れてしまうような構造のフィルターの場合など(単層式の上部フィルターなど)、は少しでも物理フィルターの負担を軽くするためにスキマ
ーを設置することは考えられます。ただ、これはあくまで補助であって、いずれろ過機の清掃は必要になりますので、出来るだけフィルター自体の構造が安全で、清掃してもバラ
ンスが崩れないような構造(魚飼育ガイド
ろ過システムの追加事項・簡単な改造をご参照下さい。)になっていることが最善であると思います。
硝酸塩のことだけを考えれば、還元ろ過を増強すればよいだけのことですので、スキマーの設置より還元ろ過BOXなどを使用した方が価格も設置の容易さも勝っていると思いま
す。実際、小さな水槽に上部フィルターと一緒にスキマーを併設することはスペース的、景観的にも難しかったり無理である場合もあります。

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砂(底砂(後日、追記予定です。)

 水槽の底に敷く底砂について、ご質問が多く、疑問点も多いようですので先に追加させて頂きます。

お勧めの砂

 当方では、もう18年ほど色々な砂や使用を行った結果、家庭用レベルの海水魚飼育で使用する砂は、極論しますと砂はほぼ2種類のみでよいという結論に到りました。
それは、@まず底砂に単純に敷くだけなら1〜3mm粒径のいわゆる”細かめ(3番)”の砂、Aそして濾過層や底面フィルター用としては(長辺で)5〜10mm程度のいわゆる
小豆大(”粗め”10番)サンゴ砂、この2種です。
@は、水流などで巻き上げても充分重さがあって舞い上がらず、かつ魚やベントスゴビーの生体でも充分に掃除できる小ささで、また10cm程度敷いても水流があれば硫化
 水素などが溜まらず、好気的ろ過の補助として役立ちます。
A特に強制的に水を通過させるろ過砂として使用する場合、目詰まりをせず、また仮にしても水が通水できる荒で一番細かい大きさという点で小豆大がベストであると考えま
 す。底面フィルターにはこれが最適でこれより細かい@などではいずれ通水が減って機能できなくなってしまいます。
 ただ、流量が毎分50L以上の大型のOF式システムの濾過層でろ過材として使用する砂は、もう1ランク上の”大粗め(15番)”の砂の方が構造的に安全と言えます。
 ただ、できるだけ小豆大砂を使用できる構造(充分に物理ろ過等のプレフィルターがあり、砂を入れている濾過層の通過面積が大きい)で使用した方が、物理・生物ろ過能力
 が高く、好ましいと考えております。

パウダー砂(0番砂)は使いにくい

 パウダー状のサンゴ砂は、現在かなり人気があり、見た目も美しいため多くの方が底砂として使用しておられます。水槽の砂は細かいほど水槽が広く見えるという視覚的効
果もあり、当方でも過去にかなり多量に使用して実験を行ったことがありましたが、色々な判断の結果、最終的に使用を完全に止めました。理由は、以下のようなものです。

・粒が小さいためゴミを飛ばすための水流で水と一緒に流れてしまう部分が多く、濾過層などへ吸い込まれて流れてしまうことがあること(濾過層の形状にもよります。)
 →結果として濾過層の頻繁なメンテナンスが必要となり、それが原因でバランスを崩す場合がある。

・自然な還元ろ過など、目的がある場合は利点でもあるのですが、数cm敷いた状態で嫌気的になり、通水が極めて悪いため好気ろ過の補助の目的としてはあまり適さず、
 また長期間使用していると硫化水素が広範囲にわたって蓄積し、ある日突然一気に水槽に放出されて全滅を招く場合があったり、またお客様の例では、ランドールシュリン
 プなど底を掘って住処を作るエビなどがそれによってどうしても死亡しやすくなるようです。(当初、動きが鈍くなり、後に死亡するようです。) 

魚の病気に関しては敷いた方がいいのか、悪いのか 

 昔から魚の病気にために、底砂を敷かない方が良いという理論があります。これはほぼその通りといえますが、逆とも言えます。
底砂を敷いていなければ、敷いている状態よりたしかに溜まるものが少ないですので、白点虫なども比較的少ない、と言えます。ただ、上記のように1〜3mm程度の砂なら生
体が容易にひっくり返せるため、そういう状態ならかなり綺麗に保てるということと、コケの発生に関しては敷いている状態でひっくり返させた方が有利でさえあります。
コケの表面にも、白点や各種病原中が付着しやすいので、その意味では必ずしも底砂を敷いていない方が病気には良い、ということにはならないと思われます。

サンゴ砂を綺麗な色に脱色する方法 

 サンゴ砂は、使用していますとだんだん黄色い色や、また照明に当たっている部分は非常に薄いコケがこびりつき、黒っぽくなってまるで砂自体の色が変ってしまったような
状態になっていきます。これはお水で手洗いをしてもなかなか落ちませんが、この色を取る方法がいくつかありますのですでに一般的な既出の方法もあるかと思いますが、以
下にご紹介致します。

・砂を漂白剤を混ぜた淡水に漬け込み、脱色します。その後何度も水ですすいで洗浄し、塩素中和剤(カルキ抜き)を通常の3倍程度使用した水に漬け込んで一晩、置きます。

・砂を天日干しにします。日の当たっている部分は晴れの日ならまる1日でほぼ真っ白になります。安全かつ効果的で、当方でもよく行う方法です。脱色されるのは日が当たっ
ている場所だけですので、できるだけ砂を平面に広く伸ばせるような状態が好ましいです。(以前アキュリさんのブログでも掲載させていただいた方法です。)

 
左半分は、1日干した状態、右半分は干していない(日の当たっていない)状態です。色の違いがはっきり分かります。

・水槽内での事ですが、砂は表層だけがも色がついたり、汚れている場合がほとんどです。これをそっととり、上記のいずれかの方法で脱色しておいて、ローテーションで交換
 する形で敷きなおせば、新品の綺麗な状態に保つことができます。
 もっとも、使用している砂が3番(細かめ)以下で、もともと水槽内に底砂を撹拌する生物がいれば大分緩和されますが、底面フィルターなどで小豆大サンゴ以上の砂を使用し
 た場合、砂の粒が大きくて重いため、生物による撹拌ではなかなか綺麗にならないため、水槽の景観をたもちたい場合、この方法が有効な場合があります。

新品のサンゴ砂のアクを抜く方法(アクアシステム マリンさんに教えてい ただいた方法です。) 

 新品のサンゴ砂のアクにつきましては完全に 取り除くのは難しいため、ほどほどでよく、自然なろ過で 落ち着くものですのでそれでもよいと思いますが、 もし完璧を期する場
合は、お鍋などでお湯で煮沸しますと ほぼ完全に取り除くことが出来ます。
ふきこぼれ等々作業は充分注意してお願いします。

オゾナイザー (途中報告です あくまでご参考までにお願いします。)

※当方で以下の記事のもとになりましたのは、アデックスさんというメーカーのL-75という機器合計4機によるものです。
当方はこの機械をアキュリさんに教えていただいた商品であるのため、かのお店の販売のご迷惑にならないよう、早々にこちらの店でも扱うということを控えておりますだけで
、商品としては素晴らしいものだと思います。ぜひご購入は
アキュリさんでお願いします。

オゾナイザー/オゾンの概要

 オゾナイザーとは、オゾン(O3)を発生させる機器の事です。オゾンは、これを水中になんらかの方法でエアーレーションを行うことで殺菌・殺虫・脱色・脱臭などを行うことが
できます。また、オゾン自体は白点虫を殺虫できることがほぼ確認されていますが、使用・エアーレーションの方法によってその効果・効率が大きく変動するため、効果的な方
法で使用しなければなかなか効果を出すことができないようです。
 また、私自身も以前まで誤解していたのですがオゾンは水に溶けません。ゆえに、オゾンを含んだ気泡が水中にある時間が、オゾンの効果を出せるということになります。
一般的な使用法では、プロテインスキマーでのエアーレーションとして使用したり、また濾過槽の最後の部分などでエアーレーションとして使用します。
1台の機械で、エアーをいくつにも分岐させて使用できることもオゾンの有利点で、沢山水槽があるときでも使用できます。

生体への影響

 オゾンは、硝酸塩がある程度たまった、また有機物の多い(酸化還元電位の低い)←↓※すみません訂正しました。<(_ _)>
海水では非常に早く消えてしまうため、ほとんど問題にはならないようですが、酸化還元電位の
高い綺麗な水ではオゾンが水中にも残りやすく、有害になるようです。(これらの詳
細は、後日ORPメーター(酸化還元電位測定機)を用いて、実験を行いたいと思います。

 取り急ぎ、オゾン自身が生体や魚に及ぼす害について調べるため、当方では生体を飼育している水槽で直接オゾンをエアーレーションすることを種々の生体で試みてみました。
 こちらの水槽では、魚類や多くの無脊椎動物水槽の端で2〜3ヶ月間直接エアーレーションを行っても、ほとんど害がないように思えました。ただ、魚の色が種類によって少し浅
くなるように思えたものがありました。
 サンゴ類、特にイソギンチャク類や近縁のディスクコーラルなどは、明らかに状態が向上し、オゾンを好んでいるかのように思えるほどです。
 逆に、悪い影響と思えた生体では、まずミドリイシ類があまり好んでいないようで、少し開きが悪くなったというご報告もいただきました。またナマコ類の多くがあきらかに以上を
呈し、頭部の花のような器官をが全開にして、死んでしまいました。また、キサンゴ類も開き方がおかしくなるなどの症状が見られました。 
 これらには、同じ水槽内で噴射することは避けた方が良いと思われます。

 他、直接噴射している水槽では、以下のように600L水槽*2個で約半年間、直接水中で噴射した飼育(ベラ、ハゼ、ハナダイ、ヤッコ、ハギ、チョウチョウウオなど計約30匹)
程度)を行いましたが、それが原因とみられる死亡した魚は見られませんでした。ただ、ヤッコ類の頭部などに、色が抜けたような状態がしばしば見られ、オゾンによる影響かも
しれないと考えております。(現在はスキマーでの使用に切り替えており、徐々に回復しつつある固体もいるようです。以下の写真は、BL5号にも掲載したものです。)
 引き続き、判明したことを当ページ、またBLで掲載したいと思います。

 なお、前述しましたように、オゾンは水中の酸化還元電位(水が綺麗で、酸化されるものが少ないほど高い)が高いと酸化するものがないため残留し、魚に悪影響を及ぼします。
 そのため、ORPメーター(酸化還元電位計)との連動が好ましいとされますが、さしあたり試薬キットでも残留オゾンを測定するキットがあり、水中の残留オゾンを測定できます。
 当方ではORPメーターの必要性を感じたことが無く、試薬キットのみですが、後ほど、ORPメーターによる記事も追加したいと思います。
 ちなみに当方の以下実験水槽では、オゾンでエアーレーションした直後の水でも、残留オゾンの存在は確認されませんでした。
 

 
画像左:実験している水槽180*60*60cm 2基です。 画像右:矢印の先が、オゾンを噴射しているストーンです。この状態で約半年間、飼育を行いました。

薬品との併用は避ける

 また、薬品との弊害もあるらしく、当方では魚類在庫水槽ではオゾンとグリーンFゴールドを併用したところ、原因不明の死亡を示す魚類が全体の5〜10パーセント程度みら
れました。前日までなんともないのに、フラフラと急に泳ぎだし、死んでしまうという症状です。
この環境は、低比重(ディープシックス比重計で1.014程度、さらにグリーンFゴールド(以下、GFG)顆粒を使用)で、オゾナイザーを濾過槽の最後の部分でエアーレーションに
よって使用しており、オゾンの気泡は飼育水槽の水中に帰らないように極力注意をしているつもりですが、大小約50匹の魚を収容していた際、前日にオゾンのレベルを少しあ
げると、1〜3匹程度の魚が死んでいた事が数回あります。これは、GFGとの併用による弊害かもしれません。当方がマリンスクエアで使用を行っていたとき、このような死亡
はありませんでした。
 またオゾンを使用しますと、有害なオキシダントの発生の恐れがあります。(ただし、このオキシダントも殺菌効果があります。)仮にこの影響であったとして、これがいつ、
どのような加減で発生しているかまだ分からないのですが、一旦安定していたらオゾンの発生レベルをあまりいじらない方が良いでしょう。

効果的な使い方 白点対策に、どのように使用するべきか

 オゾンを使用するとき、黄ばみ除去・脱臭・細菌の除去だけの目的なら、さしあたり上記の一般的な方法で目に見えた効果を実感できます。(副作用は除きます。)
しかし、オゾンを利用する最高の有利点は、薬の使えない水槽で白点病対策ができる可能性が高い、ということです。すなわち、これまで当方がかたくなに、「薬の使えない水
槽で病気にかかりやすい魚を飼育することは控えましょう」とお伝えしてきたことが、安全に可能になるということです。

 ただ、白点病やウーディニウム病に対して治療目的で使用したい場合、よほど効果的な使用法を行わなければ、なかなか殺虫効果を出すことが出来ません。
効果的に使用する方法として、エアーレーション時は出来るだけエアーが細かい方がよく、水中に長時間オゾンが舞っている状態が有効と考えられます。
 ストーンなら、できるだけ細かな泡がたつものが良いのですが、ウッドストーンでは短期間で腐食を起こしてしまうため、セラミックの高級なものの方がいいでしょう。

※先日まで、パワーヘッドにエアーを吸わせて、ベンチュリー(中でもディスパーセレイター)式スキマーのように非常に細かなエアーを放出させる方法を掲載しておりましたが、
 このようなオゾンとポンプの併用法はメーカーのサポート外であり、万一の事故の発生を危惧し、一応、掲載を中止させて頂きました。
 併用を行った場合、インペラ・本体・パッキン・吸盤などゴム製の部品などに早期の劣化が考えられますのでくれぐれもご注意ください。
 (当店では、現在オゾン併用半年目で実験を継続中ですが、一応問題は起きておりません。)
 ただ、RIO800自体にももともと寿命があり、これまで通常使用でもRIO800が劣化によって1〜3年の使用で劣化もしくは漏電が見られ、廃棄したものがすでに数個あります。
 いずれにしましても、ポンプには使用年数の限界がありますため、異常音、漏電、作動しないなどの症状が見られた場合は使用を中止されますよう、お願いいたします。

サクラスキマーでの、オゾン併用によるスキマー、およびRIO400(RIO800のインペラを装着)の劣化具合のご報告 (追記 2008/10/18)

 当方では、2008年5月初頭より、サクラスキマーにてオゾナイザー(アデックスさんのL-75)を接続し、白点病・ウーディニウム病の駆除実験をかねて、スキマー、およびRIO
 パワーヘッドの劣化具合を調べており、以下にご報告いたします。(決して併用をお勧めしているわけではなく、オゾンを併用した際、どのような劣化現象がおきるかの実験
 ですので、併用は避けていただきますよう、お願いいたします。)

  スポンジフィルター

  (写真は6月中ごろです)これの劣化は非常に早く、1ヶ月程度で写真のように穴があいてしまいました。

  (他、写真を掲載しておりませんが、エアーチューブの特に水中に没している部分は劣化が酷く、寿命は約3ヶ月程度と思われます。)

  RIOパワーヘッド各所の確認(新品との比較)

  各所、比較を行ってみましたが、意外にも劣化はほとんど見られませんでした。
  まず本体は、内部のプラスチックの”つや”がなくなっており、他は変形・劣化とも見られず、インペラ(※この間、メーカーさんのモデルチェンジがあり、形状が少し変わって
  います。)も、前後のシャフトのゴムキャップ、細かなペラ部分などの強度、弾力性を確かめてみましたが、劣化している様子は得にみられず、破損なども皆無です。
  意外でしたのは、インペラを保護するためのゴム製のパッキンで、これは海水では通常の使用法で使用していても1〜2年で劣化してしまう部分ですが
  、これも外観は劣化が見られず、ただ指でこするとゴムが劣化した黒い汚れがつきました。以下、写真になります。
  

本体


(白い点のようなものゴカイなどの寄生生物です。)

インペラ

インペラを保護しているカバー及びパッキン

 ポンプは、オゾンを併用したことで特別早い劣化がみられるようには思われませんでした。
 ゴム部分は、殺菌されることでかえって細菌による腐食を免れ、長持ちする可能も考えております。ただ、それでプラスチックの部分は劣化が幾分早くはなると思われます。
 安全のため、後日明確に分かりますまで使用を避けていただけますよう、お願いいたします。 
 

ウーディニウム病対策には殺菌灯の方が有利か

 まだ決して結論を出せたわけではなく、実験中なのですが、白点より小さいウーディニウム病については、オゾンより殺菌灯の方が効果的である可能性がある感触を得てお
ります。無論、オゾンも効果がないわけではないのですが、白点より強い増殖力、そして大きさが白点より小さいため、対白点よりエアーによる殺菌が効率が落ち、逆に殺菌
灯でも殺せる可能性が上がることは想像に難くありません。分かり次第、機関誌やページでお知らせしたいと思います。

当店が使用使ったアデックスさんの L-75のご報告

 当店では、オゾナイザーは上記の機器しか使ったことがありません。ですが、現在もっともリーズナブルかつ、オゾン発生量が極めて多いもののひとつだと思います。
通常、オゾン発生装置は発生量を調整するものが多いですが、本機は間欠式のタイマー制御で稼働時間5分に対して停止時間を設定する機構になっています。すなわち、働
いているときはフルパワーで、停止しているときは完全停止になります。オゾンは、特に白点虫に対してはエアーの中のオゾン濃度が殺せる濃度と殺せない濃度の境目があ
ると思われ、その意味ではこの機構が適しているのではと思います。
 本機はもともと、当方の友店アキュリさんにお勧めいただき、使用を始めたものです。
本機の効果とパワー、価格の点での素晴らしさもさることながら、アデックスさんは説明書にオゾン管の手入れ方法まで記載されておられ、購入者がオゾン管を少しでも長く使
用できるように配慮されています。
 当方は以前からこういった周辺機器がないと飼育が出来ないという印象を与えなくないということがあり、お勧めすることはあまり致しませんが、もし水槽を沢山お持ちで、一
生のご趣味にされたいという事でしたら、このアデックスさんのL-75を1台だけは黄ばみ除去対策のためだけでも検討されても良いのではないかと思います。

照明器具

 (この項目は、以前はサンゴ飼育ガイドにあったものですが、機関誌BLの内容などを追加してこちら器具の方に掲載するものです。)
 サンゴやイソギンには光合成のため、それ以外の生き物にも生理活動を昼夜で切り替えるため、また海水魚にはある程度の照明をせずに飼育すると繁殖する病原菌がある
らしいことがわかり、やはり不可欠です。
 以下、当店の知りうる蛍光灯とメタハラについてまとめております。

 蛍光灯について

 特徴

 ・ランプが大変豊富で、色々な色を選びやすいです。
 ・熱の放出がメタハラより少ないです。(→クーラーを使用しなくても管理ができる可能性が高くなります。)
 ・集中照射に向かず、大変散光した灯具、ランプであることが多く、蛍光灯で飼育できるサンゴでもあまり水深が深い場所への照明は不適で、通常、深さ45m未満、限界で
  も60cm程度の水深の水槽がよいと考えられます。したがって、通常の水槽であればたいがい向いているといえます。
 ・昨今登場している、インバーター器具には、スーパールミックスのように60cm水槽用でなんと合計110Wもの器具もあり、同じ光色の散光型メタハラに迫る光量を持ってい
  るものもあります。(ちなみにスーパールミックスのお求めは、サポート万全の
アキュリさんでお願いします。^^)
 ・一般に漠然と、メタハラの方が明るいといわれますが、同W数では、電気の変換効率は蛍光灯の方がずっと効率が高いです。
 ・実際に必要な蛍光灯の本数は一概に言えないと思いますが、だいたい下の表を参考にしていただけたらよいかと思います。
  また、水深45cmまでの水槽であれば、水槽の奥行き10cmごとに蛍光灯が1本ついている状態が好ましいと思います。

 メタルハライドランプについて

 特徴

 ・光源の形状が点光源であり、器具によって、散光型と集光型があります。集中照射では部分的に強い光が得やすく、ミドリイシなどSPSを中心に飼育する際は、単に光合
  成で育てるだけでなく、増えすぎた褐虫藻を除去する役目も果たしているらしいため、この強い集中光はあったほうが有利です。
  また器具の形状上、多灯しやすく必要な場合は沢山の光を得ることもできます。
 ・点光源であるため、水槽内に水面の波による反射や、魚や生態の陰影がはっきりとで、蛍光灯には無い美しいコントラストの状態を楽しむことができます。
 ・ランプ、灯具にもよりますが、LPSやソフトコーラルまた時にはSPSでもメタハラの直下での照射は光が強すぎて死なせてしまうこともあります。
  推測ですが、これは光源の力が強すぎる場合以外に、波立ちなどで水面がレンズの役割を果たし、局所的に非常に強い光がサンゴに悪影響を及ぼしている可能性を考え
  ています。逆にこれがSPSでは良い方向に働いている場合もあるのではと思います。※ミドリイシと照明の関係につきましては、
こちらの各種飼育図鑑をご覧下さいませ。

 実際の照度測定

  ここには、機関誌BL3、5号において測定いたしました、60*30*36cm規格水槽での照明の簡単な測定結果を報告します。(詳しくは、機関誌に掲載しております。)

(各測定の状態)

    
 左から、蛍光灯一灯式・スーパールミックス、サンライトH150(スタンドに、同社のアクアアーチ使用 ランプから照度計までの距離は約50cmです。)
、スーパークール115(スーパークール115は、サンライトの専用スタンド アクアアーチを使用して測定しました。ランプから照度計までの距離は約45cm程度です)

条件:暗室、測定器具:佐藤商事ライトマスター
蛍光灯器具:ニッソーカラーライト1灯式、および2灯式、
メタハラ:TFWインターナショナルサンライトH150、
スーパークール115

   

-測照度測定結果-

ランプ・灯具

照度(lx)(水槽底中央部) 
<蛍光灯 一灯式 (ニッソー)>  
KS-12000K(興和) 1800
KS-17000ケルビン(興和) 1670
KS-BB450(興和) 1100
PG-U(ニッソー) 970
PG-B(ニッソー) 730
カリビアンブルー(スドー) 1200
メロウ5D(家庭用三波長昼光色・東芝) 1720(水槽端1200)
メロウ5D(アルミホイルでミラー設置) 2400
<蛍光灯 二灯式 (ニッソーカラーライト)>  
反射ミラー付きを用い、17000kと12000kを1本づつ使用 3800
上記と同じものを2機(すなわち4灯)使用 7000
<蛍光灯 インバーター スーパールミックス600>  
ランプ:ブルー&ホワイトW約  7500

<メタハラT.F.W.インターナショナルサンライトH150>
(150W)

 
マルチランプ 13700
アクアランプ 7800
リーフ(半年使用) 4400
<メタハラ ランプネットワーク スーパークール115>
(150W)
 
サンホワイト集光型 85000
マリンブルー集光型 32000(6400)
マリンブルー集光型(半年使用) 30000
人工海水

 海水魚を飼育する際の、人工海水の選択についてです。魚とサンゴ(無脊椎)では選択のポイントが違いますので以下に当店の知りうる情報を掲載します。
外国製のものはメーカーによって個体差が大きいものがあり、できるだけ名の通ったもの、国産、国内メーカーの人工海水をお勧めします。

・魚(また、ソフトコーラル、サンゴ以外の無脊椎動物)を飼育する場合

 魚を飼育する場合、さしあたってどの人工海水でも飼育は可能だと思います。製品によって特別に注目すべき必要な微量成分というものもありません。ただ、天然海水中に
は0.05ppm程度のヨウ素が含まれており、水槽内では1〜2日でなくなってしまいます。これを成分として含んでいる人工海水があり、久しくヨウ素の無い海水で飼育されて
きた魚を、このような人工海水で全水量の3分の1程度以上の水換えすると、12時間以内に特にチョウチョウウオ、ヤッコ、ハギ、タツノオトシゴなどの魚が全滅することがあり
ます。
 これは非常に危険なことで、最近まで分からなかったことですが確実です。
(普段からヨウ素を添加し、徐々に濃度を上げていけば天然海水の濃度の5倍でも耐えうることを
確認しております)

 ヨウ素が人工海水に含まれていること事態は非常に有難いことであり、むしろ必要なものなのですが、水槽という特殊な環境での諸刃の剣というところです。
ただ、最近はメーカーさんもこれに気付いており、徐々にヨウ素の含有量を抑え目にしているという情報もあります。

・サンゴ(主にハードコーラル)を飼育する場合

 人工海水の選択は、もし主に水換えを頻繁に行ってサンゴを飼うのであれば、サンゴ用に製造されているできるだけ高品位、多種類の成分が入ったものをお勧めしますが、
還元ろ過、ナチュラルシステムなど水替えをあまりしない飼育では、減少してくる成分を補給するために定期的に添加する添加剤の方がむしろ重要になってきます。
 サンゴを飼育する際はできるだけ成分が豊富なもので、特にカルシウムイオン濃度が400〜500ppm、KH値10〜15程度あるものがお勧めです。
安価だからといって必ずしも成分が乏しいわけではありません。

・お勧め銘柄

 当店が過去に使用したもの、販売したものでの価格的なことも含めて、飼育に向いていると思われるものを列挙しておきます。 

 魚・ソフトコーラル・他無脊椎用 :ソルトアクアーレ、シーライフ、マリンアート、レッドシーソルト、コーラルライフマリンソルト
 サンゴ(ハードコーラル)用 :ニューソルトアクアーレ

・やはり優れている天然海水

 昨今、当方の友好店アキュリさんが販売されている串本沖の天然海水をメカニカルフィルターでろ過し、さらにKH値を調整した商品”エクストリーム・シー・ウォーター”が絶大
な人気があり、当方のリーフパワーソルトが圧迫されています。^^;
 天然海水は多量の成分と生物を含んだ、まさしく”生きた水”であり、放っておくと生きている部分が死んでしまい、かえってあまりよくない結果を招くこともありますが、この商
品は生きている部分を早急にカットし、成分の良い部分だけを劣化させることなく保っているという商品です。水槽に入れると、サンゴの状態があきらかに向上するという声が、
当店にもしばしば届くほどです。(自分のところを圧迫している商品を宣伝してしまうという、私の自虐趣味の一端が出てしまった記事でした。(゚×゚*)プッ)

 
採取してきたそのままの天然海水ももちろん使用は可能ですが、上記のようにエアーレーション行い、含まれている生物が死なないように新鮮なうちに使用すること、病気に
かかりやすい魚の水槽に使用する場合はできるだけろ過を行ってから使用すること、もともと綺麗な海で採取し、河川などが近くにあるところからは採水しないこと、などが重要
になります。
 昔は、私も学校の先生に串本で採水してきてもらった海水をよく利用しており、エアーレーションもせず1〜2日経過したものを利用していましたのであまり鮮度はよくなかった
と思われますが、もとが綺麗であったため、使用して目に見えて悪い影響が出たことはありませんでした。

比重計  

・比重計は機種によって差異(誤差)があり、しかも時間で劣化します。

 一般的な鑑賞魚用比重計には、各製品によってかなり誤差があります。しかし、一流メーカーさんのものであれば同じ製品での誤差は少なく、あらかじめメーカー間の誤差
範囲だけを知っていれば十分に使用できます。メーカーさんを弁護するわけではないのですが、これら安価な測定器具で高い精度を出すことは非常に難しく、実際に正確な値
を測定できる実験用のガラスのボーメ計などは非常に高価な上、扱いに注意しなければ簡単に折れてしまう形状をしています。その意味では、観賞用製品は、価格的にも使
用時にも大変扱いやすい製品であるといえると思います。
 以下の写真は、数社の発売されているもの、と、いくつかは同じ比重計を2年ほど使用したものを当方の人口海水リーフパワーソルト40g※を溶解した1Lの海水水温24-2
5℃を測定したものです。(測定日 2007年11月)
※人工海水の素は、幾分吸湿しているため純粋な塩分ではありません。本来、比重計の測定実験は、純粋な塩化ナトリウムで行うべきかと思います。

写真は、左から@スプリームアクアハイドロメーター、Aマツダ エンジェルテスト、Bアクアリウムシステムズ製インスタントオーシャン比重計の新品、C同品の約2年使用、
Dコーラルライフ製ディープシックス比重計の新品、E旧コーラルライフ製ディープシックス比重計(約2年使用) Fコーラルライフ製ディープシックス比重計(約2年使用)
です。
 

以下は上記写真の拡大です。


@スプリーム アクアハイドロメーター:1.023(ほぼ新品)
 
インスタントオーシャン比重計 (B左:約2年使用 1.024  C右:新品1.0255) 


Aマツダエンジェルテスト 値:1.0195
(使用開始は2年半前ですが、ほとんど使用せず)

コーラルライフ製ディープシックス比重計 双方、約1年使用ただし、新型の方を多用しておりました。
D左:(新型新品)1.0222  E中央:(旧型2年使用)1.0215  F右:(新型2年使用)1.0212

 昨今は、D、E、Fのディープシックスを使用されている方が多く、本ページでは特に器具の名前の記述のない場合は原則としてこの機種での値とさせていただきます。
 (以前は、B、Cのインスタントオーシャンを基準として説明させて頂いておりました。)

・約2年半前(2005年)の測定の記録

 下の写真は、過去におきまして、上記のA、B、Dのそれぞれの比重計を、ほぼ新品に近い状態の時に人工海水濃度に調整し、測定をした記録です。
 値は(約)A1.0232 B1.0265 F1.023程度です。 インスタントオーシャン比重計とディープシックス比重計は、双方今回の測定の新品より若干低い値が出ております。
これ は、当方の人口海水の成分がこの間に変更されたためと、誤差などの結果と思われます。(いいかげんですみません。^^;)

・2年に1回は新品を購入し、古いものは公正して読みましょう。

 使用回数に比例しますが、比重計もやはり劣化してくるらしく、特に針の根元の軸受けの部分が磨り減ってくると引っかかってしまって正確な値が出にくくなるようです。
また、全体的に値が低めにでてくるようになるようです。
そのため、2年に1回くらいは同じ機種で買いなおして、古いものの値を新品と照合しておき、誤差を読み取っておいた方がいいでしょう。
 比重計が痛む時期の目安ですが、私は比重計本体にプリント印刷されている文字が消えかかってきたら、これはあきらかによく使っている証拠ですので買い替えの時期と
することにしています。^^

・比重計の回復法 古くなったものは、希釈したお酢やクエン酸水溶液に浸すと、精度が回復する場合があります。  

 使いこんだ比重計のうち、針の軸受けの部分が磨り減って正常に稼働しなくなるなど、本体自身が磨耗してしまったものは回復できませんがカルシウムやタンパク質が付着
したことによって針の部分が重くなり、測定精度が落ちているものは、回復させることができます。いくつかの比重計の説明書に方法が解説されておりますが、5倍に希釈したお
酢や、クエン酸をスプーンに軽く1杯溶いた50ml程度の水溶液を本体に入れ、一晩置いてから洗い流すとかなり回復するようです。
(これはお客様の実験でのご報告によるものです。)


・各機種の特徴

 @マツダエンジェルテスト お勧め度 ★

   シンプルな構造で返って使用しやすく、以前のアクアリウムシステムズと似たコンパクトな比重計です。ただ、購入直後に測定したときは、実はインスタントオーシャ
   ンとディープシックスの間くらいの値を示していましたが、その後あまり回数を使用していないまま年月がたちますと、今回のような値を示していました。
   複数を使用したわけではありませんのであまり確実な事はいえませんが、値がやや不安定に思われますので、他の機種と照合して使用した方がいいでしょう。

 Aスプリームアクアハイドロメーター お勧め度 ★★(水槽設置にはお勧め!)

   比較的新しい登場の比重計で、水槽内への設置もできるのが大きな特徴です。個体差も0.005程度ありますが十分に使用できると思います。
   ただ、水槽設置を行う場合は、コケが生えたりする場合もあるため、しばしば洗浄する必要があります。

 B、Cインスタントオーシャン比重計 お勧め度 ★★★

   個体差は少なくまた淡水〜測定できるため、当方の低比重実験でも大変使いやすかったです。
   通常の使いやすさでは、手がぬれにくいので下記のディープシックスに若干譲りますが、針が大きくて値も見やすいです。
   当店では開店より3年間くらいずっとお世話になった比重計です。現在もしばしば使用します。(このほど、当店でも再販開始しました。)

 D、Fコーラルライフディープシックス比重計(カミハタさん輸入・販売) お勧め度 ★★★

   個体差は少なく、水槽に差し込むように使用でき、手がぬれにくくて大変使いやすい機種です。現在、主に使用している機種です。

・その他ご注意(追記2008・1・7)

比重計で測定を行います際、針の部分に泡がつくことがよくあり、また新品は非常につきやすく、泡を取るのに結構苦労することもあります。これはまず試験水を入れる際に水
をゆっくりと入れてできるだけ泡が針につかないようにすること、そして付いてしまった泡は水を入れたまま比重計をコンコンとかるくたたきつけたり、割り箸を差し込んでまぜて
泡を取るなどして、とにかく針についている泡を取ってしまわないと正確な値が出ませんのでご注意ください。

殺菌灯

※当方で以下の記事のもとになりましたのは、カミハタターボツイスト36W6機です。
  他、同シリーズ9W,18Wや他の情報は他の方からいただいた内容から記述しております。 

・殺菌灯とは

 観賞魚における殺菌灯器具は、紫外線を発生する蛍光灯のランプが内部に入っており、その至近に飼育水を通過させることで、飼育水を殺菌しようというものです。
使用は飼育に必須ではなく、
魚はろ過器が生物的・物理的に安定した状態であれば、これら殺菌器具が無くても十分に飼育できるものであり、本来は使わなければ飼育できな
いというような状況はできるだけ避けるべきであると考えます。
ただ、困ったときに役立つ面も多々発見しましたので以下に現在わかっていることをまとめてご報告するものです。

器具の中の紫外線ランプ

※殺菌ランプの光を直接見たり、肌に当たると有害ですので避けましょう


殺菌灯器具(カミハタターボツイスト36W)外観

・細菌除去には効果覿面。ただし、常時の使用は魚の免疫力を弱める。

 機関紙BL4号にも記載をしておりますが、水中のウイルス、細菌の除去にはかなり効果的で、水の透明度が上がったことを実感できるくらいです。
また、黄ばみの除去もある程度効果があります。ろ過の安定後もですが、まだろ過機が安定していない時期などに、水中に増える細菌を殺すのにも役立ちのでと思われます。
 しかし、細菌の極端に少ない綺麗な海水で長期間飼育された魚は、粘膜の機能が低下してしまい細菌病に対する
抵抗力が確実に弱くなっているようです。
 殺菌灯を使用してうまく飼育ができており、はずしたとたんに、あるいはランプが切れたとたんに病気が出てきた、という現象はこれにも起因していると思われます。ここから、
「殺菌灯が無ければ飼育が不可能」という考えも出てきたのではないかと思われます。
 できれば、ろ過システムの安定後には殺菌灯にタイマーなどを利用して使用時間を制限し、魚をある程度は細菌にならして粘膜を鍛えておく、という事も有効なのではと考え
ます。 

・ウーディニウム病虫も、W数によっては殺せるようです。

 当方主催の室内水族館マリンスクエアで、クマノミの合計1300Lの連結したシステム水槽にウーディウム病が蔓延して非常に困ったとき、カミハタターボツイスト36Wを使
用したところ、徐徐に収まり、最終的に治癒させることができました。ウーディニウム虫は白点虫の10分の1程度の大きさのため、殺菌灯が効きやすい可能性もあるとおもわ
れます。
このときのポンプは、サンソー1561Bで、毎分50L以上は通水していたと思われます。
 しかし、他の方にうかがったところ、同じターボツイストでも9W,18Wのタイプではウーディニウムを駆除・治癒できなかったというというご連絡もあり、やはりこれは飼育水
の水量より、ポンプの流量、殺菌灯のW数と、器具を通過する時間に大きな差異・関係があるように思います。

・普通の使い方では、白点病の治療は不可能?予防もあまり期待できない?

 これも、機関紙BL4号にも記載をしておりますが、こちらで50Lの水槽に36Wのカミハタターボツイストを接続し、中程度の羅病した3匹程度のヤッコ、チョウチョウウオを治
療できるかという実験を行ってみましたが、断念ながら結果は失敗で、病気は進行し、魚は死亡しました。
 以前、顕微鏡で観察実験を行ったところ、0.05mm程度の白点虫を殺菌灯で殺すには2〜3分の時間が必要でありましたが、通常の殺菌灯器具は飼育水が通過する時間
は数秒〜5秒ですので、殺虫できている可能性は残念ながら低い様です。
 ただし、白点虫は、水質や水温・比重によってその大きさ・シストからの分列数にきわめて大きな差があり、通常、水温が高いと仔虫が小さく、数多くなり、低いとその逆に
なるとされています。そのため、仔虫が小さいときは効果的に効いている可能性は否定できません。(夏場の白点にだけ、殺菌灯がよく効いたという話がないかどうか、情報
をあつめたいと思いますが、なかなかこういうデータは集まりにくいです。)
また、つねに魚がウイルスや細菌に犯されないようにしておくということは、粘膜の異常や荒れている部分に極めて寄生しやすい白点虫を結果的に予防しているという事もい
えると思います。殺菌灯が白点に効くか効かないか、この点は殺菌灯の有効性を決定する大きなポイントであり、まだ断定はできかねると思います。

(参考文献:魚の病気と治療法昭和50年5月1日6版 緑書房 発行人:中村利一)

・どれくらいのW数をどうえらぶか

 上記の内容とも重複しますが、これまで当方の実験、そしてアキュリさんほか友好店さんやお客様から得た情報を全体的に統合しますと、殺菌灯は「水量にたいして何Wよ
り、W数そのもの」で効果が決まるという事を、私も実感しております。30W程度までですと、黄ばみ・ウイルス・細菌除去作用のみが期待でき、さらに36W、40Wなどがウ
ーディニウムなどの予防・治療(白点もわずかに予防?)の効果がでてくるようです。

・どのような水槽で使用すると特に有効か

  薬品の使えない無脊椎水槽や、薬品を使わない、使いたくない水槽でウーディニウム病にかかってしまうような魚(ヤッコ、チョウチョウウオ、ハギ、またクマノミやスズメダイ
の仲間なども案外罹りやすいです)を特に多めに飼育するとき、その予防と治療には有効だと思います。(ただ、まだ白点病の問題は残ります。)
 また、水温上昇による温度管理が出来るなら、どのような水槽でもつけていれば確かに細菌性の疾病には罹りにくくなります。また、藻類やコケの発生が幾分抑えられます。
 通常のように魚飼育水槽で薬品治療で対応するか、もともと病気に罹らない魚なら、殺菌灯の設置は決して必須ではありません。
また、使用しているといわば無菌室に近いような水質で飼育することになるため、使用時間をタイマーなどで調節して、魚自体の免疫力もできるだけ鍛えておきたいところです。

 

・その他のメリット・デメリット・対策

・まず、デメリットは、設置するためにそれようのホースや配管が必要なこと、それと水温が確実に1〜2℃は上昇してしまうことです。
 結果的に、クーラーが必要になってしまうことがより多くなるでしょう
・循環ポンプなどと接続していますと、あきらかに抵抗・負担になりますので流量が減ってしまいます。そのためにはパイプを分岐させて殺菌灯専用の水の回路を用意したほう
 が結果的な水量低下が防げることが多いでしょう。

・設置のポイント

殺菌灯が殺虫・殺菌するものは、細菌であり、また病原虫です。これらはどこに一番溜まっているのかといえば、通常は濾過槽(フィルター)
です。ですから本当は濾過槽から出てくる水に殺菌灯を使用して飼育水槽へ返すのが一番であると思われます。こういうとまるで濾過槽が病
気の元凶のようですが、これは全く逆で濾過槽が大半の病原中を溜め込んで水中から除去してくれているからこそ、結果的に水中の菌数が
減っており、そこからまだ出て水槽に帰ろうとする病原菌を殺菌灯で殺す、という考え方が正しいのではないかと思います。
ただ、濾過槽(ろか機)の安定が中途半端な時期は確かに水中に細菌を流出させて魚の病気を増やす原因であるとも言え、この時期も殺菌
灯の働きは大変効果的です。

右の写真は、小型水槽へ設置した例です。
殺菌灯を水槽の上に固定し、フィルターとは別のポンプを使用しています。 

・当店が使用使ったカミハタ ターボツイストのご報告

 当店では、殺菌灯はターボツイストしか使ったことがありません。現在もっともリーズナブルなもののひとつです。しかも設置用のパーツなどもありホースで接続も可能で使い
やすい器具ではないかと思います。ただ、当方はマリンスクエアで36Wを合計6機使用しましたが、うち2機に使用後1週間前後で異常がみられ、片方は安定期の不調で点
灯しなくなり、もう1機が使用していると数時間で突然消灯するというものがありました。
 安定機の故障はかなりあるようですが、保障期間であればカミハタさんで無償修理が受けられるはずですので、くれぐれも購入時には保証書にちゃんと記入し、保管されま
すようお勧めするものです。

今後も記事を追加していきます予定です。次回はオゾナイザーを予定しています。