-続・店長の後悔日誌(傲慢篇)- 2012年
後悔日誌は傲慢ですので、寛容な目で見られない方はご遠慮下さいませ。
※(2012/3/21)↑2010年分に、「我が国存亡の危機を救え!」を復旧掲載しました。
(すみません!うっかり最重要だったシリーズを、ページ整理の際以降、まるごと抜け落ちておりました!<(_
_;)>)
第27回 2月4日(※5・13日に若干訂正) 店長の後悔日誌<傲慢編> 一般生体販売の終了 おばんです。今回は本当に後悔日誌な内容です。今年は軍艦島の模型作成についての楽しい記述を予定していたのですがその前に色々と変なものばかりで恐れ入ります。 養殖ソフトトコーラルの販売が安定したことを機会に、一応生体はまだ扱っているという最低限の状態を維持しつつ、一般の普通に入荷する魚類やサンゴ類の販売は最終的 に次回6日のアップを持ちまして、停止を決定いたしました。 改めまして、ご期待にこたえられず申し訳ありません。また、これまでのご愛顧に深く、お礼を申上げます。
これまでの休止は、一応再開を見越しての一時的休止であり、再開を望んでいただけるお声も手伝って休止・システム改良・再開を行いました。 今回は以後の再開を予定しないという意味で本当に断念しました。 先日から申しておりましたようにデニトゲン再生産のための貯金・資金をためなければならないという理由があり、貯金をするためにより多く生体を扱うのではなく、むしろ販売 をやめなければならないという悲しい現状が、実際の販売の難しさ・厳しさを物語っております。 魚類の難しさはご存知の通りながら、最近は在庫中の死亡が多くなり、売れ行きもまた一段と厳しくなりました。 トリートメント中の死亡もすこし増え、また売れ行きが悪くなると当然店での待機時間が増え、魚の数は自然に増えることはありませんので死亡数の増加に繋がります。 サンゴについては、どうも価格が安いと値段なり?とかえって誤解をうけるらしく、抵抗になるけらいもあるようです。先日も、買ってくださったお客さんと話しておりましたが ハナサンゴ2ポリプ7〜9cmくらいのもの¥1800が、実際にはまず普通のお店で¥1800などで売ってないというようなものです。 だいたいサンゴがソフト・ハード問わず¥1000台などというもの自体が珍しいと思います。 ところが、私のところの通販ではこれでも本当に何ヶ月も売れないのです。現に今でもまだハナサンゴは上記と同様のものが1個残っています。 活性底面BOXが月に何十個と売れる間に、このハナサンゴやオオバナの1個くらい売れんか?と不思議でしかたがありませんが、よく思い出してみますと実際私もこれだけ 通販が安いと知りながら、アマチュワの時代は結局一度も生体を利用しませんでした。「え!?フエヤッコ¥1000?安い!」と感動はするのですが、なぜか注文まではいかな いのです。これはどうも送料の問題だけではないようです。結局、ものや販売者が「目視できない」という抵抗というか壁があるのだろうと思います。 普通、海水魚屋さんにいけば、買う気がなかったものでもお得なら買ってかえるということが私などは多かったのですが、通販はそういう”雰囲気”や気分的な問題、あと写真 のちょっとした写り方で難しい面もあるのかもしれないと思います。 私のところの店の信用自体が落ちたのかもしれないとも思うのですが、用品は現状維持以上に出ており、活性底面BOXも昨年、さすがにやや落ちたかとおもいきや、先月 は70個となかなか良い成績です。それでいて、生体は売れないというより、お客さんの要求販売価格がさらに低下したというべきなのかもしれません。それはなんとなく感 じます。 他、価格的な問題だけではなく、保障など販売後のことも問題になります。購入して数日以上経過してから「到着してから開かないままサンゴが死にました・・」などと悲しげ に言われてしまいますと、保証しないわけにはいかないのでお金をお返しします。「誠意ある対応」と感謝は頂けますが、残念ながら、そのようなことはいつまでもは続けられま せん。しかし、いざ判定困難なトラブルがおきると店側が負担する以外に収束させる方法が無いのも現状です。 良心的な対応・お客さんの利益を重視するため止むを得ず続けてきた結果、その営業やサービス自身を取りやめてしまわなければならないという状況は、私の知ってい る別の業種でもしばしば見られます。 最近、自分の店の処分販売や色々な閉店セールなどを見ていて思いますが、販売者か購入者のどちらかが損をしているような取引でしかものが流れないことも多くな っているように思います。やはり、相手もよくなって自分もよくなるという正常な販売でなければ続かないですね。 一般生体の収支の実情 やはり、生き物は購入者が原則的に自分の目で見て購入し、自分の水槽に入れたからには以後は自分で責任を持つという線引きを行わないと、その流通が成り立たなくな るのではないかと思います。もちろん大半はそのような方なのですが、実際全体の1割でもそういう購入後の責任まで追及されるようなことが起きますと、そうでなくても安い通 販では赤字にならざるを得ないのです。スーパーマーケットで1個の盗難が起きますと、同じ品物を5個も10個も売らなければ取り返さなければならないというお話を聞かれた 方は多いと思います。 以下、誠に下世話な話で恐れ入りますが、当方の場合は売る前にトリートメントの死亡で10匹のうちまず1〜3匹は死んでいます。残ったものを全部売っても最近の価格で は辛うじて僅かな黒字という状態です。 (※収支につきます記述は、少々露骨に過ぎると思い、掲載を休止させていただきました) 補足:メーカー用品の利益は月に1〜2回、極稀に数万円の高価製品が売れる以外では1日に数百円〜¥1000未満です。 上記から要しますに、今もし私の店で自社製品が無かったら、月の利益は粗利でもわずか4〜5万円程度しかないということになります。 自社製品があるので一般商品が売れなくなっているという影響を考慮して、仮にその3倍売れたとしても、店や一家庭もとても維持できません。 昔はこんなことはなかったのですが、最初に2007年頃から急に悪くなり、ここ1〜2年はさらにひどくなったという印象です。 時々、まだ通販店のせいで自分達の店が売れないと、当方をも逆恨みされるお店があるそうですが、はっきりいって当店は売れていません。 お店の方ならわかる言い方をしますと、もう何ヶ月も前から平均して一週間に1〜2カートン入れるか入れないか、本年など1週間で1カートン未満です。これは本当に個人 商店の僅かな入荷量です。自分達の数分の一も売っていない店を目の敵にするのは検討違いであって、大型スーパーが町の八百屋さんを目の敵にしているようなものです。 (補足:もちろん、普通の店が仕入れたくなるほど不可解なまでに安い激安のお店もあります。大半の方はそういうお店を実際にご利用の様です。) 結局、まともに収支が取れているのは、自社製品と生体では養殖ソフトコーラルなど一部だけでした。 しばしば、養殖ソフトコーラル数点だけのご注文をされる方が、「僅かな注文ですみません」などと言っていただけますが、とんでもありません。生体では大変ありがたい ご注文です。たとえ¥500のスターポリプ1個体でも、あれは自然に増殖したものですので半分以上の利益があります。占有しているスペースも僅かですので、増殖状態にも よりますが¥400近い利益を見込めます。¥400といいますと、魚類なら¥1000程度の魚1匹分、しかも同時に入荷した他個体が死んでいないという前提でです。実際には諸 経費・ロスを考慮すると¥200〜300程度の利益、それが送料サービスの場合はさらに減り¥-200〜200というところです。 もし今から、特に通販の海水魚店をされようとしている方は、こういった実情をよく知っておかれた方がよいと思います。私はこれまで、相談をうけた際はこの事実を伝えます が、これで面食らってやめる方がほとんどです。 一般生体を取り扱っていますと、一日の作業時間の半分以上は生体に関連することになります。特に魚類の入荷・水あわせ・トリートメント・餌付け・販売のための梱包・水槽 のメンテナンス、さらにお客さんからは、これに関する色々な相談や問い合わせもあります。 これは海水魚屋として重要かつ、意義ある仕事と思っておりました。だからこそ、維持でも継続していたのですがこれがもうほとんど無収入に近いとなると、現状と今後を考 えますと、経営者としてはさすがにもう看過するわけにはいかないのであります。 そういう意味では、養殖ソフトコーラルという品目を作り出せたことは幸いでした。まだなんとか生体を扱っている店ということにはなりますので、辛うじて海水魚屋の端くれと いえます。実際、上記のような厳しい販売をやっておりますと、自社製品で普通に利幅が得られるとまるで悪いことをしているような気になってしまい、数年前までは困惑した ものです。(笑) どうも、長々とみっともない台所事情のお話でお恥ずかしい限りでした。ただ、未だに海水魚屋をやりたいという方がしばしばあるようですので、現状はこんな感じであるとい うことをお伝えしておければ幸いと思います。長い間、地道にためられた貴重な貯金を、海水魚屋などに手を出したために一発でなくしてしまう恐れがありますのでどうかくれ ぐれもご用心いただけたら幸いと思います。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 第26回 1月30日 経営品格論 人間関係論 補足 後悔日誌傲慢編 人間関係論をお読み頂いた、普段お付き合いいただいている数名の方から、普段から長文などのメールでやりとりして申し訳ないとお詫びのメールをい ただいてしまい、誠に恐れ入っております。誤解を招かぬよう、記事の方にも若干の訂正や補足を入れさせていただきました。 確かに、普段のお便りでもかなりな長文なものを頻繁にやり取りさせていただいており、頂くけれども、こちらからは同様なものは送付できないという意味で、対等ではない 関係に全くかぶっていないとは申せません。 ただ、少なくともそのようなもったいないお便りを頂ける方が、”優越感”をもって当方に接されているなどということはありえません。単にこちらが遠慮をしているだけの場合 もりえますでしょう。誤解を招き恐れ入ります。どうかご容赦ねがいたいと思います。 ただ、実際にそういう優越感、あるいはそれ以上のものがどういうものであるか、そのような方々の誤解を解くために、(優越感の上での)”好意”とは方向性が違いますが、 当方が時にどういうメールが届き、どのようなものを優越・または高圧的なものとしているのか、一例としてお見せしたいと思います。 (※お耳汚しながら、メールには基本的に著作権はありません。また以下は名前はじめ個人情報は一切なく、親展ともいいがたいものです。店のマナーとしては不適当な 行為ではありますが、社会的に公知する必要性を感じますので、あえてご理解願います。) 以下は、以前メーカーのクリップライトのスイッチ部分に接触・初期不良があったと主張された方から、最初に届いたメールの一部を画像でそのまま転載したものです。 私が文章で申しておりました”優越感の上での好意、(この場合は悪意)”というのは、こういう(レベルの)もののことです。 上記はクレームの類ではありますが、こういう気勢に準じた、他の種類のものもあるということなのであります。 こういった文面を送ることがもし”普通”になり、店にはいかなる非礼も構わないという前提で気軽にこういうものを送り、相手が恐怖してカネなりものなりを差し出せば ラッキーという、腐ったものの考え方が当たり前になりつつあるのなら、少なくとも個々のお客さんの利益を一応は大事にしているつもりの我々、個人商店はおそらく疲れてや めていくでしょう。それを懸念して申し上げております次第です。 以前、経済評論家?の金子 哲雄氏が番組で、家電量販店等で値切るために、店員の前で夫婦喧嘩のマネまでするようなことを冗談まじりで紹介していましたが、あんな ことを冗談半分でも本気でも、皆が一円でも安くものを買うために手段を選ばないようなことをしだしたら、本当に販売業の対応は崩壊してしまいます。 昨年暮れのドイタさんでの一件や、私が普段から交友店から聞くだけでも、本当に近年、お客さんに親切な小売・販売業のお店ほど、それにつけこんだおかしなクレームが あり、それによる販売業自体の急速な衰退を懸念するためです。 こちらにしてみましたら、上記などははっきりいいましてゆすりたかい(まがい)であり、脅迫とかわりません。 ちなみにもう一歩要求が明確になり、また脅迫的になれば恐喝罪が成立する可能性もあります。この方は、何が恐喝罪になるか知っているのでしょう。 要求のしかたが誠に微妙です。このあとも当然高圧・要求的でしたが、警察に相談するといえばすぐに穏やかになりました。 ちなみに「恐喝罪(きょうかつざい)とは、暴力や相手の公表できない弱みを握るなどして脅迫すること等で相手を畏怖させ、金銭その他の財物を脅し取ることを内容とする 犯罪。」(ウィキペディアより)です。 同業者やネットでお仕事をされているでも、同様のことがしばしばありますので、ひとつアドバイスをさせて頂きますと、こういうメールが来たときは「店として、どのような対 応をするべきか、頂いたメールを警察に開示し、相談します」と伝え、そして実際に相談するべきです。こんなときこそ、普段税金を払っていることを意識するべきです。(笑) 私は一日に、今でも注文を含めまして5〜20通くらいの種々のメールをやり取りしております。 対等で屈託なくお話ができる方ほど有難いことは事実です。人間関係論に書きましたことは、確かに店としてとても普通では言えない、いうべきではないことかもしれませ んがこのままでは個人の販売業は消えていくという懸念にかられましてのことですので、どうか寛容にご理解を頂ければ幸いと思います。 ですが、さしあたり上記のようなメールでさえなければ、お気軽にお便りをいただきたいと思います。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- |