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活性底面BOX (還元ろ過BOX・カルシウムリアクターBOX)の詳細

(このページは、2009年8月28日に開設いたしました、活性底面BOX専用のページです。)

   
※上記の写真左・中央の2点は説明書が付属した状態で、右の写真が本体です。

(索引)

●本品について

●技術 公開公知について

●本品の危険性と使用上のご注意
 (水道水中の硝酸塩について)

●本品との併用で不具合が起きる製品・システム

●本品使用による、生体死亡の報告

●ご使用方法(養生・設置方法のポイントなど)

●メンテナンス・部品交換

●製品の仕様(サイズ等)

●保障・ご返品について(2009年8月 追加)

●他・よくある質問

●使用例

 
●本品について

本品 活性底面BOX(還元ろ過BOX、カルシウムリアクターBOXの総称)は淡水・海水使用可能な還元濾過(硝酸塩除去)濾過器および海水専用のカルシウムリアクターです。
 海水魚の飼育におきまして、基本的に水変えが不要な飼育、また常に低濃度の硝酸塩を実現したいと、当店が開店以前の2000年〜2002年に研究・開発したろ過・飼育方
式「
活性底面法」を原型とし、この飼育方式を箱型の濾過器の形状にして水槽内に設置することで手軽に使用できるようにしたものです。(原理は以下の通りです。)
 活性底面BOXは現在2種あり、硝酸塩の除去専用のものが還元ろ過BOX、還元濾過の際に副産物として発生する二酸化炭素がさらにBOX内部のpHをさらに下げる原理を
利用して内部に封入したサンゴ砂・アラゴナイト砂を溶解し、
カルシウムイオン・炭酸水素イオン・マグネシウムイオンその他などを溶出することを利用したものがカルシウムリア
クターBOXです。

 本品は還元ろ過機の構造・特性上、亜硝酸や硫化水素の発生を招くものであり、扱いには厳重な注意とある程度の工夫が必要になります。以下の内容をすべ
てご熟読の上、本品に対するご理解・ご了承がいただける場合のみご検討をお願い致します。

(活性底面BOXの原理)

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●技術 公開公知・先行技術について

 還元ろ過BOX、カルシウムリアクターBOX(総称 活性底面BOX)は、2003年6月の発売日以降にすでに5000個以上を出荷し、当方発行の機関紙ブルーライトニング
全1〜5号にも掲載を行っております。さらに作成方法の公開(
こちらのページです)によって数多くの方がすでに作製・自作されています。そのため、特に海水魚(または観賞
魚全般)の世界においては一般に広く認知された商品・技術で、公開・公知の先行技術であり、特許化・実用新案化はできません。
  これにより、すでに万人の方に自由に作製・使用・販売して頂いて問題はございませんが、商用販売などの際はご一報いただけますと幸いです。

 先日、大手オークションにおいて本品を定価の数倍での転売・また模造品販売がされ、多くの被害届けと対策を求める声が当方に殺到いたしました。
このような事がない様に、どうか良心と各社様のモラルとコンプライアンスに基づいた技術利用を切に願うものです。

 なお万一のトラブルの回避、後願排除のため2009年10月21日付けで社団法人発明協会様へ先行技術としての証明のための公開技報WEBサービスへ申請・登録を行い
、ならびに右記のページを同協会様へ登録致しました。
 登録を行った公開ページ
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●本品の危険性と使用上のご注意

 ●本品が使用可能なシステム

 総水量50L以上で本品をすでに生体を飼育している水槽で使用する場合、上部フィルター、底面フィルター、密閉式、オーバーフロー式ろ過層など、しっかりと安定した物理
的、好気的生物ろ過、およびそれによるエアーレーションなどがある環境で、水槽立ち上げ後2ヶ月以上過経過した状態での使用をお願い致します。
 水槽の立ち上げ初期からの使用する場合は生体が全くいない状態でのみお願い致します。亜硝酸が無くなった状態を見計らって、生体を収容願います。ろ過能力の弱いナ
 チュラルシステムまたベルリン式などでは還元ろ過の副作用である亜硝酸などの増加を招く場合があり、お勧めは致しかねます。

 ●硫化水素へのご注意・対策

 1.人体に対する危険性とご注意

 本品は使用中において内部が嫌気的なり、硫化水素が発生する場合があります。そのため、本品は使用中のものを水槽から取り上げますと、硫化水素の悪臭(ドブ臭い
 におい)が致します。そのためメンテナンスなどの作業の際は、室内を充分に換気し、付近に老人・ご病気の方・子供等体のお弱い方を近づけず、作業は風通しの良い
屋外で行ってくださいますよう、くれぐれもお願い申上げます。通常、この硫化水素は水(酸素)が通わないために発生をするものであり、必然的に水中に多量に出てくるこ
とはありません。
  以下に、硫化水素の濃度と人体に対する危険性をお知らせさせて頂きます。(本品の発生させる可能性のある濃度)
 なお、本品1個を水中から取り出しての発生する恐れのある濃度(室内)は、不快臭をやや感じる1〜3ppm程度と思われます。

(硫化水素の濃度と危険性)

濃度(ppm 症状・作用
1,000〜2,000 数回の呼吸で即死
600 1時間で致命的中毒
200300 1時間で急性中毒
100200 臭覚麻痺
20〜100 角膜障害、気道刺激、結膜炎
10 許容濃度 労働安全衛生法規制値
1〜5 不快臭を感じる (本品が発生させる可能性のある濃度)
約0.01〜0.03 臭いの感知の下限界

 2.飼育生物に対する危険性とご注意

  通常は、本品の内側に発生して外部に出てくる量は少ないため悪影響は及ぼしません。また、発生量自体が少ないため、仮に水槽内に溶出しても、好気ろ過システム・
 エアーレーションがある水槽では問題は発生しないのが普通です。硫化水素が発生し、臭いがしてきた場合、設置個所へのエアーレーションを増やす、またやや水流のあ
 るところに設置を変更するなどの対策をとりますと緩和されます。 
 また当社の実験におきまして、50Lの飼育水槽で使用していた還元ろ過BOX1個を取り出し、内部の硫化水素を含んだ水をあえて水槽内にすべて投与してみたところ、サン
 ゴ・魚とも死亡は見られませんでした。

 ●亜硝酸の発生・および水道水中の硝酸塩のご注意・対策

  本品は、脱窒素細菌の作用を利用した還元ろ過器であるため、硝酸塩を一旦、有害な亜硝酸に還元し、それがさらに窒素ガスとなって空気中に放出されます。
 還元ろ過器を設置直後にもっとも注意が必要な事は設置後2日間程度の亜硝酸の値で、十分にご注意いただき、よくご観察・測定をお願いします。
 もし上昇してきた場合は、本品を直ちに取り出してください。 一旦安定し、水槽内のろ過のバランスが取れた状態から急激に亜硝酸などが発生するということはこれまで例
 がございません。 また、ご使用前に飼育水中に硝酸塩が多いと一時に発生する有害な亜硝酸も多くなるため、予め水替えを行い硝酸塩30ppm程度以下に落としておい
 てください。

  ただし、地域によりまして水道水の硝酸塩濃度が30〜100ppm程度もある地域があり、この場合は水換えで減らす事が不可能です。この場合は、本品を使用しながら、
 亜硝酸が発生していないかをテスターで1日に1回程度測定し、安全に硝酸塩が低下していくことを確認し、もし亜硝酸が発生しているならすぐに本品を取り出すようにして下
 さい。
 
  ろ過器内に十分に細菌が繁殖し、細菌粘膜が出来ればこのようなことは極端に減り、通常の好気ろ過を行うフィルターがある状態ではほぼ問題がなくなります。
 そのためにもご使用前には当ページおよび解説書に記載しております「細菌の養生」の手順を必ず行っていただきますようお願いいたします。

 ●pH低下へのご注意・対策

  本品内部は、使用中に還元ろ過細菌の温床になるため必然的に酸性になります。そのため、飼育水のpHが下がり気味になる場合があります。 この場合はKH上昇材を
 使用してpH7.8〜8.4を維持してください。また、水槽の酸欠を防ぐため、水槽内には十分なエアーレーションがかかった状態でご使用ください。(淡水水槽の水草や、海水水
 槽のサンゴ・海草などが繁茂している水槽の各日中など、生物によって酸素が十分に供給される場合はこの限りではありません)

 ●使用後の水の濁り・対策

  本品設置後に、還元ろ過細菌の流出で水が白く濁ることがあります。通常はごく薄っすらとしたにごりで生体に異常はありませんが、ミドリイシや敏感な生体を飼育されて
 いるときはご注意ください。この濁りは、設置後数日後〜2週間程度つづく場合が多く、日によって濁り方が違う場合もあります。
  
濁りが1〜2日で取れない場合は本品を取り出し、別容器に飼育海水を入れBOXを漬け込み、3日間程度置くことで再養生を行い、その後再設置願います。 
 ただし、どうしても濁りが発生する場合、無理に設置をされないようにお願い致します。 
  

 ●他

  ・レイアウトの景観上、本品を砂に埋める場合は粒系1mm以上の砂のできるだけ浅い場所に埋めてください。(機能的には、本来埋める必要はありません。)
  ・水槽内にヘドロが堆積していたりして、生体以外にも硝酸塩を産生するような状態の場合は、還元ろ過が効きにくい場合があります。
  ・
設置・使用中のBOXの周りにに、白いカビ状のもの、また特に初期は固まり状のフワフワしたものが出ますが、これは繁殖した細菌があふれ出てきた状態、また
   は好気的水域にでてきたために死亡した細菌の膜で、異常ではなく、特に取り除く必要はなく、いこれまで特に実害は発生していません。
   設置後1ヶ月程度しますとあまり発生をしなくなりますが、長期間消えにくい場合は、設置した場所の水流が弱すぎ、または強すぎ、あるいは下記の養生不足が考えられ
   ますため、一旦本品を取り出して海水で軽く洗うことで白い塊を洗い流し、前回とは水流条件の異なる場所に設置してみてください。

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●本品との併用で不具合が起きる製品・システム (不具合が発覚次第、順次掲載を行ってまいります。)

 ●絶対に併用をしてはいけないもの(以下の製品をご使用の場合、本品のご使用は絶対に避けて頂きますよう、くれぐれもよろしくお願い申し上げます。)

 ・デルフィス社様製 人工海水(ライブシーソルト) および バッファー剤のBuffer pH/al)、 (Buffer al

  本品を使用している水槽に本バッファー剤を使用したところ、すぐに水の濁りが発生してその後水を何度交換しても取れず、生体が死亡したという痛ましい
 ご報告を1件(2008年1月29日)うかがっております。また、以前これと同様の症状が発生した事をもう1件(2005年)うかがっております。人工海水のみであれば濁りが生じ
 ない事も多いようですが、いずれにせよ併用は避けていただきますようくれぐれもお願い致します。化学的成分の不具合によるものだと思われます。

  また、万一上記の症状が出た場合は、部分換え水では濁りが消えないため、すべての水を替えてください。活性炭や吸着剤などでは改善不可能です。

 ●併用に注意が必要なもの・システム

  ・プロテインスキマーとの併用

  本品は、特に使用初期には水中に還元ろ過細菌・デニトロゲン生分解性プラスチックの分解されたものなどが遊離します。この作用により、本品を設置した直後はプロテ
 インスキマーの泡立ちが悪くなってしまう場合があります。生物・物理ろ過器能力がすでに安定しているシステムの場合、通常は日数にともなう本品の熟成とともに正常に
 戻りますが、改善できない場合、使用方法にあります使用前の養生を再度、行っていただけます様お願い致します。
  また、改善できない場合はご使用を中止頂き、保障規定にありますご返品(お客様1名様につき、1個まで)をお申し出下さいますよう、お願い致します。

  ・ベルリンシステム等、ろ過器の無いシステムでの本品の使用

  本品はその特性上、亜硝酸や硫化水素などが発生する恐れがあるもののため、これらを除去できる強い物理的・好気的生物ろ過的ろ過のフィルターが無いベルリンシス
 テム等、ナチュラルシステムでの使用は、さしあたり避けていただけますようお願い致します。
  使用の問題が無い例も報告されておりますが、失敗例では長期間水が濁ったままになったり、上記の理由でプロテインスキマーが長期間機能しなくなってしまうことも報
 告されております。
  なお、上記の事を踏まえていただいた上であえてご使用される場合はまず養生を充分に(2週間程度)行い、かつスキマーと水の濁りを確認しながら異常時には本品をす
 ぐ取り出すことを予定した上でご使用されますことをお勧めいたします。 

 ●各参考実験写真

  以下は、還元ろ過BOX・カルシウムリアクターBOXを使用した各システムの実験写真です。

  @OF式での、一般的なろ過器を使った方式で、スキマーと還元ろ過BOX、カルシウムリアクターBOX双方1個づつ使用使用した例
  (機関紙BL5号で掲載した実験水槽の一部です) 
 
  (水槽サイズ:60*45*45cm ろ過器:60*30*36cm プロテインスキマー:サクラスキマー 循環ポンプ:マキシジェットMP1200 海水:リーフパワーソルト
   照明:スーパークール115マリンブルー集光型) 
  


赤い矢印の中央のシステムです。
 
赤い矢印が本品です。

   A(ご参考までに)ベルリン式で使用した例-1

    上記@の一番左の写真の右側のシステム(ベルリン式)です。他の水槽で数ヶ月使用し、安定したカルシウムリアクターBOX1個を使用したところ、スキマーや生体
   (ミドリイシ類・ハナサンゴ・フタイロカエルウオ・貝類)、水の透明度に特に問題は見られなかった。
    この後、新品のものを使用したところ、スキマーが全くあわ立たなくなり、1ヶ月以上正常に機能をしなかった。

   B(ご参考までに)ベルリン式で使用した例-2 カルシウムリアクターBOX3個を使用して様子を見た実験(生体なし)  

   (サンプにライブロック約10kgを使用・他水槽の主なステータスは、上記@と同じです。)  

   状態:飼育水が最初の2週間程度、薄っすらと濁り、スキマーの泡立ちが極めて悪く、カルシウムリアクターBOXを再度養生を行ったのち徐々に改善されたが、最終的
   に1ヶ月程度を要した。途中、カルシウムリアクターBOXを実験的にすべて撤去した場合、スキマーの稼働状態があきらかに回復した。
 
     

    

上記@、Aの結果からして、個数や使用状態個数にもよりますがベルリン式での利用は非常に注意を要しますことをご理解願います。 

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●本品使用による、生体死亡の報告

 ここでは、お客様より本品を設置後に「本品を使用したことが原因・あるいは一因で生体が死亡した」というご指摘を受けたものを掲載しております。
 (あくまでお客様からのご意見を一方的に掲載しておりますものです。当方の見解は一切含まれておりません。)

・1件目 2005年11月 (販売個数約200個目(旧活性底面BOXを含め、約800個目))

 飼育器具:60cm規格水槽+海水様上部やや大型フィルター その他:ライブロック (水量の1/3程度) 底砂:アラゴナイト3〜4cm状態:
 水質 亜硝酸:0  硝酸塩:20-25ppm  KH:9-10dkh
 魚ほか:ライムラス、カクレx3、ハギSPx1、ギンガハゼx1、ルリスズメx1 シッタカ× 1無脊椎:タマイタダキ30cm、タマイタダキ7cm、マメスナ(20〜30個)、
 ヤワタコアシ4cm、ナガレハナコロニー  
 死亡状態と経過:カルシウムリアクターBOX1個設置後3日後、約1週間前に収容したライムラス(他店)が姿を消し、ナガレハナの開きが少し悪くなる。
 さらに数日後ハギSPが死亡。 

4件目 2008年2月(販売個数約3400個目(旧活性底面BOXを含め、約4000個目程度))

 飼育器具:120*45*45cm水槽 OF式 活性底面BOX3個使用。使用海水:インスタントオーシャン 飼育生体:大型ヤッコ・他・多数約15匹
 経過:デルフィス社様製のバッファー(Buffer pH/a)を使用されたところ、急速に水の濁りが発生、その後、半量の水替えを2回するも収まらず、全換え水で収まる。
 この間、レンテンヤッコ、バーゲスバタフライ、クイーンエンゼル、などが死亡。
 ※本バッファー剤の使用法は解説書に準拠しており、還元ろ過BOXを使用する以前に同品を使用したが、そのときは異常なかったとの事です。

・上記の他、掲載ご許可を頂いていない死亡報告が2件ございます。

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●保障・ご返品について(2009年8月 追加)

 本品をご購入いただいた上でご返品をご希望される場合、ご購入後1ヶ月以内にお知らせを頂けましたら、お客様お一人に対して還元ろ過BOX、またはカルシウムリアク
ターBOXのいずれかを1個のみご返品を対応させて頂きます。(恐れ入りますが多数をご使用になる場合、ご返品を考慮されます場合は必ず1個からお試しくださいませ。)

 ご返品の前には必ず当方(海水館)までご連絡を頂き、ご購入店とご購入日をお知らせいただき、照合ができました後ご返品とさせて頂きます。
 
(※2009年1月以降にご購入された場合、もしくはご購入後1ヶ月以上を過ぎたお客様で、ご返品をご希望の方が居られましたらお知らせください。状況に応じて個々に対応を
させて頂きます。)
 他、恐れ入りますが本品を利用したことで、生体や他のものに如何なる損害が生じたとしましても、一切免責とさせて頂きます。

(なお、現在本品付属の説明書にはご返品保障につきましては、生産時期のずれのため記述ができて居ない場合があります。何卒ご容赦のほど、御願いできますと幸いです
。)

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●ご使用方法(養生・設置方法)

本品は、水槽内に設置する前に、養生という作業を行い、後水槽・ろ過器・サンプなど設置します。

1.養生

 養生の目的は、本品内部のデニトロゲン、そしてその外側のスポンジろ材に還元ろ過細菌を繁殖させることで、単に細菌数を増やす目的だけでなく、細菌の粘膜層を造成す
ることで本品の外部に細菌が出てしまうことを避けるという目的があります。これを怠りますと、細菌が
水中に出て行くことで水が濁り、また水槽内の好気条件下ではBOX
内部に粘膜を作るのが遅く、なかなか水の濁りが取れないことがあり、必ずこの作業を行っていただきますよう、お願いいたします。

養生の手順 

養生は冬場などとくに気温の低いときなどは細菌の増殖が遅く、時間がかかります。このようなときは以下の方法の他に、本体と飼育水をビニール
袋に入れて輪ゴムなどで縛り、水槽にうかべておく方法でも可能です。

@(本体に縛ってあるヒモ・またはゴムはほどかずにそのまま使用します。)
 5〜10L程度のポリ・プラバケツなどの容器に飼育水槽の海水を取り、BOXが完全に浸るくらいの深さまで入れます。

A中に活性底面BOXを入れます。BOXが内部の空気で浮きますので、上部のウレタン部分を軽く押し空気を出来るだけ押し出します。
Bそれでもまだ浮きますので、上にレイアウト用岩、あるいは水を入れたペットボトルなど水に溶け出さない性質の重石を載せておきます。この状
態で、約3日間置きます。
(お時間に余裕のある場合、さらに長く養生するとより好ましいです。水が少し白く濁ってくる場合もあります。)
※このとき、養生した水には亜硝酸が発生していますが、これは飼育水の硝酸塩を還元した副作用であり、異常ではありません。もし気になる
方は、養生終了後にBOXを入れたままエアーレーションしていただければ、数日後に硝酸塩、亜硝酸塩ともほぼ0ppmになる状態を観察でき
ます。この反応完了時間はその時の水温・および元々の硝酸塩濃度・養生の度合いによって大きく左右され、これまでエアーレーションを行って
から1週間程度、亜硝酸が出つづけた例も報告されています。
 なお、一般に硝酸塩テスターは、亜硝酸が僅かでもあると測定値が大きく狂い、大きな値が出ますのでこの間の測定は不可能です。
これで、BOXの養生は完了です。

2.設置・使用開始

@水槽や濾過槽内部の水中で強い水流が直接当たらない場所に付属の吸盤を用いて設置してください。
 全くの止水へ個所はかえってよくありませんので、やや流れのあるところへの設置をお願い致します。 

 適当な設置場所例:(すべて水中です)

   ・飼育水槽内の隅や、岩陰
   ・ろ過層のろ材の入っていない個所 

   
(使用・設置例 赤い矢印の部分です)

 A設置後約10時間後くらいに亜硝酸の濃度を測定し、水中に亜硝酸が無いことをご確認願います。
 設置後数時間から反応は起こり始め、徐々に安定し、水質テスターなどの測定で効果が確認できますのは、1〜2週間後以降になります。
 (安定するほど、BOXの内壁が茶色、さらに黒くなっていきます。)

●他・セッティングについてのポイントなど

 ・オーバ−フロー式濾過層内などへの設置について

  本品をオーバーフロー式(以下OF式)濾過層へ設置する場合、ろ材の中に埋めるようにセットしますとBOX内に強制的に流れが生じてしまうことが多く、うまく稼働しない
 例が多数上がっております。そのため、同じ高さにろ材がなく、解放された水域へ設置していただけますよう、お願い致します。
 下記の図は、ろ過層へ設置する際の目安の図です。赤い×印のような場所への設置は避けて下さいますよう、お願い致します。

 ・密閉式フィルターの中でのご使用について

  密閉式フィルターの中に本品を入れて使用したいというご希望が多く、この場合は注意が必要で本品以外に十分に水の通り道を残してセットすることが重要です。本品の
 隙間にろ材を埋めるようにセットしてしまいますと、活性底面BOXの内部に水が強制通水してしまい、BOX内部が嫌気状態にならずに効果が出せないことがございます。そ
 のため、この場合は密閉式フィルターの内部の本品と同じ高さの部分にろ材を入れないようにセットされることをお勧めいたします。

 ・本体を横に倒しての設置について

 本品は、上記の写真のようにウレタン層が露出している部分を上に設置いただくのが基本ですが、本体を横に倒しても一応効果が出ることを確認しております。 

 ・使用後1〜2ヶ月以降について

  本品は使用開始直後は、水流の少ない場所が好ましいですが使用開始1〜2ヶ月程度経過してからはBOXが安定して細菌膜が厚く張られることで内部の通水がさらに
 減少するため、多少流れのある場所への設置の方が効果が高くなるという結果がでております。ご考慮いただけますと幸いです。

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●メンテナンス・部品交換

 ※メンテナンス時のご注意

 本品内部にはろ過細菌を初め大量の細菌が発生していますので、ビニール手袋などを使用して作業を行い、作業後は十分に手を洗浄してください。また、本品内部に悪臭・
有害な硫化水素が多量にたまっています。作業は必ず風通しの良い屋外などで、周辺に老人・心臓疾患の方、また体調不良の方などを遠ざけて行い、硫化水素を吸い込ま
ないようにご注意ください。)

 ●本体の洗浄

  本体は時間の経過とともに、細菌のコロニーやコケ、石灰藻で覆われて通水が悪くなってきますと、効果がでにくくなってしまうことがあります。そのため、半年に一回程度
 、本品を取り出して外側のケース、ウレタンの露出部分などををタワシなどでごく軽く磨いて掃除し、海水で汚れを洗いして頂けましたら、効率が回復いたします。
 上記の還元素材の補充の際に合わせて行って頂けますと良いと思います。    

 メディアの補充 

  魚水槽で約半年に1回、サンゴ水槽で約1年に1回、ヒモを解いて上部のウレタンを取り、市販の生分解性プラスチック製の還元素剤(テトラ・ナイトレイトマイナス、または
 当社のリーフパワーデニトロゲンなど)をBOX内部に減っている分だけ補充して元通りにふたをし、もう一度市販のビニールヒモなどで縛ってください。
 このとき、内部が細菌の死骸などで汚れ、部分的に空洞状になっている場合などもありますので、捨てる飼育水で軽くすすぎ、還元素材をよく押し込んでつめておくと尚効果
 的です。カルシウムリアクターBOXの場合は、このたび新発売になりました専用メディアをご利用いただくか、還元素材と、一般的なパウダーサンゴ砂を体積で約半量づつ
 補充してください。(還元ろ過BOX,カルシウムリアクターBOXとも、濾過器の構造は同じですので、中身を詰め替えることでそれぞれ違う使用法に変更可能です。)
 なお、状況によって違いますが数年の使用でウレタン層が劣化します。穴があいてしまったものは使用不能です。
  補充後の使用では、養生は通常は不要ですが、もし使用後に水が白く濁ってきた場合は取り出して2〜3日の養生を行ってください。 

(補充用メディア) デニトロゲン

  約160g ¥1200(還元ろ過BOX1個分です)
  約320g ¥2000

還元ろ過BOXの補充用還元素材です。魚水槽で半年に1回程度、サンゴ水槽で1年に1回程
度、活性底面BOXを開封し、減っている分だけ補充を行ってください。
(還元BOX,CaBOXとも、濾過器の構造は同じですので、中身を詰め替えることでそれぞれ
違う使用法にあとから変更も可能です。)

(活性底面BOX以外の同様の原理の還元ろ過器などにも使用可能ですが、サポート外になり
ますので、ご自身の責任においてご使用ください。
使用後の亜硝酸などの水質や濾過槽の形状に十分に注意をお願いいたします。本品の形状
は3mm程度の粒状です。)

本品には,特に使用期限はございません。 ただ、デニトロゲンはあまり湿気の多いところに起き
ますと 劣化(細菌による腐食)がおきる恐れがありますので できるだけ乾燥をした場所に おい
ていただけますよう、 お願い致します。

カルシウムリアクターBOX用 補充メディア

約250g ¥1200
(カルシウムリアターBOX1個分です)

カルシウムリアクターBOX専用の補充用として新発売しましたメディアです。
内容は、体積でデニトロゲン約50%、パウダーサンゴ+アラゴナイト約50%※を混合したものです。
※パウダー砂とアラゴナイト砂の比率は、現在3:1程度ですが、これは随時調整しております。

 ●スポンジ、吸盤の交換  

  活性底面BOXをご使用後、スポンジ、吸盤が劣化した場合(通常1〜2年後)、また生体やその他の原因によって破損した場合に各交換用パーツでの交換が必要になり
 ます。 

  スポンジ交換方法:

  交換法:(交換スポンジは交換用スポンジが2個一組になっており、薄い方が内部用、分厚い方がフタ用になっております。)
 @活性底面BOXを取り出し、ヒモを切って開封し、内部のメディア、古いスポンジをすべて別容器などに出します。
 A新しいスポンジをセットします。まず内部用をセットしますが、その際、下の図のように継ぎ目の部分がなるようにセットいただき、継ぎ目部分に隙間が出来ないように
   ご注意願います。

 Bその後、再びメディアを詰め(また補充し)、フタ用の新しいスポンジをセットし、プラスチックの白い抑えパーツ等を元通りセットし、水に溶けないビニール紐等で本体を縛
  ります。
 C使用前に活性底面BOXの初期セット時の“細菌の養生”を3日間行います。
 D水槽にセットして、使用を開始します。

※スポンジにつきましてのお知らせとお詫び-
 

現在製品の活性底面BOXは上記のスポンジの継ぎ目に隙間ができることを未然に防ぐため、スポンジ部分の継ぎ目部分を念のため熱溶着し
ております。(右の写真の赤い線の部分です)しかし、交換用ウレタンは製造上、溶着した状態でお届けすることが出来ないため、そのままセ
ット・ご使用頂くものとしております。
 無論、この状態でも充分に使用可能です(発売当初の活性底面BOXは溶着をしておりませんでした。)が、一般的なシアノアクリレート系
の瞬間接着剤で継ぎ目部分を軽く接着するなどの処置を取っていただければ、溶着と同様の状態に出来ます。
 接着の有無に関わらず、継ぎ目や本体ケースとの間に大きな隙間が出来、水が多く通水してしまった場合、養生を行っても飼育が薄濁り
をしてしまったり、うまく還元が出来ない可能性があります。この場合はスポンジをセットしなおしていただきますようお願い致します。(通常
、見た目で明らかな隙間ができていない場合はまずこのようなこと にはならず、経年変化でスポンジがかなり瘠せてしまっても機能している
状態を確認致しております。) 

・交換用スポンジセット

     (1組)¥300 (3組セット)¥600    

・交換用吸盤4個入り ¥350

(RIOパワーヘッド用キスゴム1を使用しています。)

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●製品の仕様

商品名 還元ろ過BOX
(旧・別名 活性底面BOX 還元ろ過タイプ)
 カルシウムリアクターBOX 
(旧・別名 活性底面BOX カルシウムリアクタータイプ)
効果

<淡水・海水両用>

水中の硝酸塩(NO3)の除去専用

<海水専用>

 海水水槽において、濾過器内部で還元濾過の際に発生する二酸化炭
素を利用し、BOX内部のpHを下げてサンゴ砂を溶解し、
カルシウムイオ
ン・炭酸水素イオン・マグネシウムイオンその他などを溶出します。

特にハードコーラルを飼育する場合に有効です。

使用量・適応水槽目安 ・水量50〜100Lの魚水槽 200Lまでのサンゴ水槽につき1個。
・大型魚や水を大幅に汚す生き物が多い場合は、これ以上の数量を必要と
します。
・本品稼動、安定後は硝酸塩の値が魚専用水槽では20〜30ppm程度、
サンゴ水槽ではほぼ5ppm以内であれば正常とお考え願います。
・水量50〜200Lにつき1個程度
・骨格10cm前後のハードコーラル10個前後の水槽
価格

\2200

\2200

外寸法

幅・奥行き:約8cm 高さ:約11cm

備考 用量の目安は、大雑把ですので魚が多く、与える餌の多い水槽は硝酸塩
テスターで効果を確認しつつ、使用量の検討をおねがいします。

また、このほど当店の友店(後日、リンク当で紹介させていただきます。)
の発見と実験で、淡水水草水槽での二酸化炭素の発生源としても有効
に使用できることが分かりました。後日、詳細なデータを掲載させていた
だきます。(2008年1月7日追記)

本品は還元BOXの3分の1程度の硝酸塩除去能力を持ちます。
魚の少ないサンゴ水槽などでは、本品だけで十分な硝酸塩除去を行え
る場合があります。
(還元素材は左記還元BOXの半量を使用していますが、カルシウムな
どイオンが還元ろ過の活動を阻害する事を考慮しています。)
また、アラ
ゴナイト砂をご利用の水槽の場合、カルシウム値が370ppm程度以上
から上がりにくくなるという現象が多数報告されています。
あらかじめご留意いただけますよう、お願いいたします。

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●他・よくある質問など

Q.オゾナイザー・殺菌灯の影響はありますか?

A.これらとの併用も問題ありません。ただ、オゾナイザーの場合、オゾンを含むエアーが直接当たらないようにお願いします。細菌の死亡やBOXが劣化したりすることが考えら
 れます。

Q.治療薬との併用は可能でしょうか?

A.さしあたり可能です。ただし、硫酸銅や日動グリーン・F・ゴールド初めて治療薬等を使用した場合、細菌の死亡によって水がやや濁る場合があります。2回目以降の投薬
 は、耐性のある細菌だけが繁殖するためあまり濁らなくなる場合が多いですが、硫酸銅は、殺菌性が高いため多少濁る場合が多いです。

Q.一旦使用したものを、長期保存したいときはどうすればいいでしょうか?

A.BOXを淡水の流水でよくすすぎ、屋外で乾燥させ、それをビニール袋に入れて保管されると良いと思います。

Q.活魚用の低水温(18℃程度)でも効果はありますでしょうか?

A.はい、かなり低下いたしますが、効果はございます。(デニトロゲンの減りは遅くなります。)

Q.胡散臭くてイマイチ信用できないんですが・・・。

A.当店のオリジナル製品は、多くが自家製のため見た目等が悪く行き届かない点が多々ございますことは深くお詫び申し上げます。
 ただ、誠に恐れ入りますが当方が詐欺商品を販売していると疑われている中でご購入をして頂く事は、互いにトラブルの原因になりますので何卒お控え頂きますよう、お願
 い致します。

Q.なぜこれほどまで、製品の欠点や危険性を掲載するのでしょうか?

A.本品は、脱窒素細菌を利用した還元ろ過作用を利用したもので危険性は確かにありますので、あらかじめそれをお伝えするのは当然のことと考えております。
 また、当方の製品はご使用・または自作された方がそれによってよりよい飼育をしていただけることが第一目的であり、本品の利用によって生体に被害が出るようなことは、
 本末転倒となります。そのため、製品の危険性を充分にお伝えすることは何より重要なため、このように考えられる限りのデメリットを今後も掲載していきます予定です。
 無論、商品自体の改善や改善法も努力してまいりたいと考えております。 

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●使用例
 

@魚水槽 当店実験水槽

水槽:60*45*45cm ガラス水槽
ろ過方式:上部フィルター(ウールのみ) 
底砂(ろ材)に粒径1〜2mmのサンゴ砂と、ウレタンマット1cm厚をうめて使用(これらを生物ろ過用とする)
水流・ろ過促進用に毎分約6L程度のパワーヘッドを水槽奥の上に設置
還元BOX1個水槽の奥に設置
使用添加剤:リーフプラス、KH+
生体:カクレクマノミ、ハマクマノミ(養殖) 各2〜3cm あわせて80匹  チンアナゴ1匹
給餌:1日に約5回 合計1g前後
水質:亜硝酸約0ppm 硝酸塩 約10ppm
備考:水槽立ち上げは昨年、飼育開始は2005年9月10日です。
カクレクマノミは特に皮膚病に罹りやすいため、還元素材を使用した場合に考えられる水中の細菌の増加
の影響を観察するために好ましいと判断し採用しました。飼育開始〜3ヶ月間、病気、死亡は見られませんでした。

Aサンゴ水槽 当店実験水槽

水槽:60*45*45 アクリル水槽
ライト:蛍光灯20W4灯式(カリビアンブルー*2、興和17000K*1、ニッソーPG-B*1)
ろ過方式:パワーヘッド+内部式ウエットフィルターの直結内部式ろ過器のろ材には小豆大サンゴ砂と、
ウレタンマット3cm厚をうめて使用)
カルシウムリアクターBOX(旧タイプ)1個水槽の右奥に設置
パワーヘッド流量:毎分約8L
使用添加剤:ミネリッチアクアーレを週に1回30ml、リーフプラス、リーフストロンチウム規定量、KH+
水温:27〜29℃(夏の数日のみ) コトブキスポットファンのみで冷却
生体:
サンゴ:バブルコーラル3、コエダナガレハナサンゴコロニータイプ2、コエダナガレハナサンゴブランチ
タイプ2、アザミハナガタサンゴ2、オオバナサンゴ4個、カクオオトゲキクメイシ2、ハナガサ、スターポ
リプ2、ナガレハナ、ハナズタ、ウミキノコ、魚、その他:ウメイロモドキ、デバスズメ、ケヤリムシ、イソ
ギンチャクモエビ、オシャレカクレエビ、ミカヅキコモンエビ、ソリハシコモンエビ、サンゴモエビ2
水質:アンモニア、亜硝酸、硝酸塩ともに試薬上では0ppm
燐酸塩:1ppmカルシウムイオン濃度 450mg/ml KH値:12
備考:これまでの状態など
水槽設置は2005年3月で、9月現在で丁度6ヶ月になります。これまで水替えは一切せず、添加剤と水道水の差
し水のみで維持を続けてきました。水槽内にあるサンゴのうち、ほぼ大半の固体は設置直後〜5月までに収容した
のものです。これまでの間で死亡した生体は、設置直後の3月にハナガサ、5月にコエダナガレハナコロニー3個で
す。原因はストロンチウムの欠乏と判明し、そののち添加を増やしたところ、その後は生体の死亡は見られず、順調
に成長を続けています。(右下のコエダナガレハナコロニー、左上のバブルコーラルは、それぞれ雑誌BLのサンゴ飼
育ガイドで解説の部分に使用した固体です。)
 

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