海水魚飼育図鑑

(古い飼育表から、順次詳細な記述に更新していっております。作成中ですのでお見苦しい点も多々ございますが何卒ご容赦願います。)

●表の記号の見方

餌付き

A:水槽収容後、通常は2日程度で乾燥飼料を食べはじめる種です。
B:個体によって、人口飼料をすぐに食べるものと遅いものがあり、もし3日以内に食べない場合は
魚飼育ガイドの餌付けの項を参考に、アサリや冷凍ブラインシュリンプによ
  る餌付けからスタートをお勧めします。最終的には乾燥飼料に充分餌付く種類です。
C:Bがさらに餌付きが遅くなった種ですが、個体差もあり、以外に早く餌付くこともあります。 
D:自然界でサンゴだけを食べている種で、大変餌付けは難しい種です。おもにポリプ食グループのチョウチョウウオがこれに該当しますが、まず3〜4cm以内の小さな個体
  なら食性が固定していないため、普通に餌付けることができる場合があります。(これは大変幸運です。)それ以外の場合は、アサリやアサリのミンチをサンゴの岩
  に塗りつけたものなどをあたえ、最終的にアサリに餌付いたら幸いですが、さらに貝を食べるようになったら人口飼料を少量の水で練ったものや、また錠剤型のエサを貼り
  付けて与えうまく餌付けば万万歳です。  
E:自然界でプランクトンなどを中心に食し基本的に乾燥飼料に餌付きにくく、冷凍ブライン、冷凍コペポーダ、冷凍ミジンコなどを与えて飼育しなければならない種です。無脊
  椎水槽で、小豆大砂が敷いてあり、また微生物が多数沸いている水槽であれば、50L水槽につき1〜2匹程度であればそれでエサをまかなうことができる場合も多いで
  す。

※:大型ヤッコなどの成魚のサイズが15cmを越える個体では食性が固定してしまって餌付けが難しくなっている場合があります。その際は、微生物を増やすため魚でなく、
  水槽に対して、普通の乾燥飼料でよいので、1日に1回くらいは少量を投入します。

気の強さ(協調性)

 ※海水魚は、ペアが形成された場合と、一部の例外のぞき、同種を同じ水槽で複数飼育することは基本的に大変難しいです。一見、群れを作る魚でも内部でケンカが多く、
  徐々に数を減らしてしまいます。

A:基本的に温和で、かつ物怖じもあまりせず、A、Bグループの一般的な種と混泳可能で同種の複数飼育がさしあたり可能ですが、大きさに差があるとケンカや苛めが起こり
  やすいです。全長(細長く、おとなしい魚などは別です)が倍以上もある大きな魚との混泳は怖がることがあるので注意します。    
B:Aと同じく、多くの魚と混泳可能ですが、同種間では争い、同属の異種や全くの異種なら混泳可能です。ただし、入れる時期がずれたりすると、一時片方を隔離するなど
   の措置が必要になるときがあります。その他はAと同じです。    
C:大変気が強く、おとなしい魚は食べられたり物怖じしてしまうので混泳は避けたほうが良いです。同属は同様に気が強いので普通は混泳可能ですが、ケンカがひどいよ
  うなら隔離などを行う必要があります。また、同種は一見群れを作るようにみえても、群れの中で小競り合いがあり、結局ダメージをうけてしまうので水槽内では避けた方
  が無難です。ハギの仲間が典型です。  
D:大変おとなしく、また物怖じ、気後れしてしまい、気の強い魚やこの魚より大きな魚との同居は避けた方が無難です。一般的に、サイズの小さい異種のAとBのグループなら
  混泳も可能です。
E:自分より大きな魚には無害ですが、同種、同属種とでも大変激しく争い、またそれ以下の小さなものに対しても攻撃的です。ニセスズメの仲間が典型です。
F:非常に強く、また凶暴な性格で、肉食が強く、大人しい他魚に噛み付いていく性格です。モンガラカワハギの仲間でも、とくに凶暴な種(ゴマモンガラ、クロモンガラ、アカモ
  ンガラなど)などがこれに類します。

 ※上記の表示内でも、サイズが極端に小さいもの(4cm以内など)では、幾分おとなしい場合が多いため調整して閲覧願います。

水質的な敏感度(特に硝酸塩、pHの低下に対して)

A:大変丈夫で、さしあたりろ過が安定していれば硝酸塩濃度も徐々に慣らしていけば100ppm程度までなら飼育できる。収容初期は50ppm以内が良い。
B:Aよりやや敏感で、水質の変化にもやや弱く硝酸塩も50ppm程度までに抑えて飼育した方が良い。収容初期は25ppm以内が良い。
C:Bよりさらに敏感で、水質やpHの変化に特に弱く、硝酸塩も10ppm程度までに抑えて飼育した方が良い。(おもにヨウジウオなどかわった形状をした魚に多い)

病気(白点病・ウーディニウム病のかかりやすさ) 新項目です

 白点病・ウーディニウムなどについて、これまでチョウチョウウオ、ヤッコ、ハギなどはかかりやすい、またそれ以外はかかりにくいという大まかな分類でしたが、さらに各種に
おいてもその際がだいぶ判明してきましたので、分かっている主だけですが、ご報告したいと思います。

A:他魚が罹っていてもなかなか罹らない(寄生されにくい)丈夫な種です。また、罹っても耐性があり、治療までの猶予があります。
B:普通に飼育を行っていればあまりに罹りませんが、他魚が罹って水槽に蔓延すると罹りやすい種です。
C:かなり罹りやすく、無脊椎水槽で何ら対策をとらずに特に、魚を数多く飼育しているといずれ罹ってしまう種です。
D:非常に罹りやすく、水槽に少しでも白点やウーディニウムが残っているとそれを拾うかのごとく罹ってしまう種です。まず、無脊椎系水槽では飼育に向かない種です。

 

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●ヤッコの仲間 (小型、中型、大型に分類されます。)

全体的な傾向 

協調性

 全体的に同種間はケンカが多く、運良くオスメスのペアになったとき意外は、水槽内で同種と飼育するのは避けた方が良いです。また、異種間でもケンカがしばしば在り、特
に後から入れたものと先住者でケンカがおきやすいため、どちらかを隔離するなどの対策が必要になることが多いです。

病気

 チョウチョウウオよりは幾分ましですが、白点・ウーディニウム病にはかかりやすいため、魚水槽での飼育が好ましいです。
硫酸銅に弱く、使用すると鰭の糜爛や化膿らしき症状で目やヒレが腐ってくる場合があり、できれば未然にグリーンFゴールド顆粒との併用か、低比重+グリーンFゴールドによ
る治療をお勧めします。 
 また、体色の黄色いものが全体的に細菌性の病気に弱いようです。

その他

 サンゴ水槽に収容した場合、オオバナ、コハナガタ、ハナガタ、キクメイシなどのLPSが狙われる場合が多いです。狙わない個体もいるため誤解されやすいのですが、おそら
く半分くらいの個体は狙います。一日に数回もつつかれたら、そのサンゴはまず最終的に死んでしまいますので、収容しないに越したことはないです。


各種紹介

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 気の強

水質敏
感度

病気  その他


ケントロピーゼ属(クシピポプス亜族)の仲間

特徴:

アカハラヤッコ

4-7

C

 
フレームエンゼル 4-7cm C  
フレームエンゼル マーシャル産   4-7cm C  

チャイロヤッコ

  4-7cm C  

マニラ産ルリヤッコ

  4-7cm A-B C  

バリ産ルリヤッコ

  4-7cm A-B C  

マルチカラーピグミーA

  4-7cm A-B C  
カリビアンフレームバック   4-7cm C  
ゴールデンエンゼル   4-7cm B-C C  


ケントロピーゼ属(ケントロピーゼ亜属)の仲間

特徴:

  レモンピールエンゼル クリスマス島 4-7cm C  

ナメラヤッコ

  4-7cm C  

アブラヤッコ

  4-7cm C  

チリメンヤッコ

  4-7cm C  

ヘラルドヤッコ

  4-7cm C  

ソメワケヤッコ

4-7cm C  

エイブルズ

4-7cm C  

ミッドナイト

  4-7cm C  

コリンズエンゼル

4-7cm C  

メニィスパインドA 

    C  


ゲニカントス属の仲間

特徴:

トサヤッコ(写真はメス)     B B B    
ヒレナガヤッコ

(写真はメス)

4-7cm   性格はとりわけ臆病ではあ
りませんがややおとなしい
です。同種間でもあまり争う
事が少ない珍しい魚です。

<ここから下は、魚飼育ガイドにありました旧図鑑です。順次上記の図鑑に変換しておりますのでご容赦願います。>


ヤッコ(エンゼルフィッシュ)の仲間

全体の特徴

協調性

チョウチョウウオに似ているものの、やはり特徴がやや違います。全体的に同種間はケンカが多く、運良くオスメスのペアになったとき意外は、水槽内で同種と飼
育するのは避けた方が良いです。また、異種間でもケンカがしばしば在り、特に後から入れたものと先住者でケンカがおきやすいため、どちらかを隔離するなどの
対策が必要になることが多いです。

病気(おもに白点病に対して)  

 チョウチョウウオよりは幾分マシですが、それでも白点病にはかかりやすいため、魚水槽での飼育が好ましいですが、もし薬の使えない無脊椎水槽に入れるの
であれば、まず水槽のほうに潜んでいるかもしれない白点虫を除去するため、十分にろ過と水質が安定した状態でさらに水温を28℃くらいにして2週間くらい保ち
(もちろん、陰日性サンゴなど、飼育している生物によって、低水温を好むものがいたら不可能ですが一般的なサンゴなら大丈夫です。一応、種類を確認してくだ
さい。)そのあとで、十分にトリートメントされ、病気の可能性がないものを収容することをお勧めします。
 また、治療の際硫酸銅を使用すると銅による化膿らしき症状で目やヒレが腐ってくる場合があり、できれば未然にグリーンFゴールド顆粒との併用か、病気が軽
症ならグリーンFゴールドによる治療だけでも直る場合があります。)無脊椎水槽なら、重症は不可能ですが、少しでも白点が出てきたら、マラカイトGなど、無脊椎
水槽でも使用できる薬を投与したほうがいいでしょう。少なめに入っている状態で軽症なら、なんとか治る、またさらに軽症にできることが多いです。

その他

 サンゴ水槽に、小型のヤッコを収容したいとう場合も多いと思いますが、残念ながらオオバナ、コハナガタ、ハナガタ、キクメイシなどが狙われる場合が多いです。
狙わない個体もいるため、誤解されやすいのですが、おそらく半分くらいの個体は狙います。一日に数回もつつかれたら、そのサンゴはまず最終的に死んでしま
いますので、本当はハードコーラル水槽には入れないに越したことはないです。

各種解説

ケントロピーゼ属(クシピポプス亜属)の仲間
-特徴-

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 気の強さ

水質敏感度

その他

アカハラヤッコ

4-7cm

 
フレームエンゼル クリスマス産 4-7cm  
フレームエンゼル マーシャル産   4-7cm  

チャイロヤッコ

  4-7cm  

マニラ産ルリヤッコ

  4-7cm A-B  

バリ産ルリヤッコ

  4-7cm A-B  

マルチカラーピグミーA

  4-7cm A-B  
カリビアンフレームバック 4-7cm  

ケントロピーゼ属(ケントロピーゼ亜属)の仲間

    4-7cm        
  レモンピールエンゼル クリスマス島 4-7cm  

ナメラヤッコ

  4-7cm  

アブラヤッコ

  4-7cm  

チリメンヤッコ

  4-7cm  

ヘラルドヤッコ

  4-7cm  

ソメワケヤッコ

4-7cm  

エイブルズ

4-7cm  

ミッドナイト

  4-7cm  

コリンズエンゼル

4-7cm  

メニィスパインドA 

     

クロシテン スリランカ

    A-B B-C  
シテンヤッコ   B-C  

ホシゾラヤッコ

    B-C B-C  

サザナミヤッコ

    A-B B-C  
ニシキヤッコ 4-20cm B+D  

アデヤッコ

  A-B
B-C  

マクロスス

  A-B B-C  
タテジマキンチャクダイ     A-B B-C 幼魚・成魚とも
やや横や斜め
気味になって泳ぐ
性質があるようです。

スクリブルドエンゼル

  A-B B-C  

キングエンゼル (パッサー)

  A-B B-C  

ワヌケヤッコ

    A-B B-C  

クイーンエンゼル

  A-B B-C  

フレンチエンゼル

  4-25cm A-B B-C  

 


チョウチョウウオの仲間

全体の特徴

全体的に協調性があり、色々な種類を同居させやすいグループですが、それでもケンカがおきることがあります。一応、隔離など色々な対策を練って置くことをお勧め
します。白点病に非常にかかりやすく、普通に飼育していたら間違いなくかかると考えておいたほうが良いです。やはり、少なくとも基本的に「魚専用」の水槽で飼い
、いつでも薬品を入れて治療できるようにしておいたほうが良いと思います。逆に、薬品に対する耐性は強いと思います。硫酸銅の治療も、0.5ppmくらいまでの治療
なら普通は耐えます。(最初の投薬時だけは、0.3ppmくらい抑えて、薬に慣らした方が良いでしょう。)

 餌付きは最初は食べなくとも、ポリプ食性のもの意外はだいたいが人口飼料に餌付きやすいので、餌付きにくいものはアサリや冷凍ブラインなど上
記全体論の餌付け方法に従って餌付けてもらうと良いと思います。

水質にはむちゃくちゃ敏感と言うほどではありませんが、とりあえずろ過が安定した後、硝酸塩は水槽に収容時は20ppmくらいまでに抑え、2週間くらい
飼育して慣れたら30ppmくらいまでに抑えて飼育すれば十分だと思います。 

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 気の強さ

水質敏感度

その他

 ミゾレチョウチョウウオ

 

3-8cm

 
カスミチョウチョウウオ   4-10cm  
コクテンカタギ 4-10cm  

アケボノチョウ

3-8cm

 

トゲチョウ

 

3-8cm

 

フウライチョウ

 

3-8cm

 

インドフウライ

 

3-8cm

 

シチセン

 

3-8cm

 

クラカケ

3-8cm

 

アケボノチョウ

3-8cm

 

ゴマチョウ

3-8cm

 

ミゾレ

 

3-8cm

 

アミメ

 

3-8cm

 

アミ

 

3-8cm

 

ハタタテダイ

 

3-8cm

 

ツノハタタテダイ

 

3-8cm

 

フエヤッコ

 

3-8cm

 

スダレ

 

3-8cm

 

チョウハン

 

3-8cm

 

セグロ

 

3-8cm

 

ハシナガチョウ(チェルモン)

 

3-8cm

 

イッテン

 

3-8cm

 

ミスジ

 

3-8cm

ポリプ食性

ウミズキ

3-8cm

ポリプ食性
ヤリカタギ  

3-8cm

ポリプ食性

トノサマ

 

3-8cm

ポリプ食性

コラーレバタフライ

 

3-8cm

 

ホワイトフェイスバタフライ

3-8cm

B-C  

レッドバックバタフライ

3-8cm

B-C  

レッドシーバンナーバタフライ

3-8cm

 
サントスB

3-10cm

 

ゴールデンバタフライ

3-8cm

 

バーゲスB

 

3-8cm

 
ブラックピラミッドバタフライ
(通称ゾスター)
4-10cm  

ナンヨウツバメウオ

(高さ)
3-20cm

 
リーフバタフライ 3-10cm  

 


ハギの仲間 

全体の特徴

協調性

 ほぼヤッコに準じます。同種間では群れを作っているように見えても、小競り合いをしていることがしばしばあり、それが致命傷になっていることもありますので、同種
の同居は基本的にお勧めできません。

餌付き

 餌付きはだいたい良く、体調さえ悪くなければよほどの大型種以外は1週間以内に人口飼料を口にするようになるとおもいます。ただ、全体的に植物飼
料も多めに与えた方がよいです。また餌付けのとき食べにくい個体が居たら、岩に食用の「焼き海苔」を折りたたんだものなどを沈めてみると食べ始めるこ

もあります。 

病気(おもに白点病に対して)  

 (ヤッコに準じます。)

補足 ナンヨウハギ、ツノダシなど一部の種ではチョウチョウウオ並に白点にかかりやすいため、これらと同じようにあつかうほうが良く、できるだけ薬の
使えない水槽への収容は控えるか、よほどヤッコの項に記載した処理を行った上で収容しましょう。

 その他

 基本的にハギ類は植物が好きなため、海草のある水槽に入れると食べてしまいます。また、ヤッコほどではありませんがサンゴをつつくことがあり、し
かもヤッコとちがって、オオバナ、コハナガタ、ハナガタ、キクメイシなど以外でもつつくことがあり、かえって厄介かもしれません。これも、本当はハードコ
ーラル水槽には入れないに越したことはない仲間です。

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 気の強さ

水質敏感度

その他
ゴマハギ     A-B  
           
ニジハギ      

ミヤコテングハギ

     

ツノダシ

4-12cm

 

ナンヨウハギ

2-15cm

 
メガネクロハギ   4-12cm  

コーレタン

4-12cm

 

キイロハギ

4-12cm

 

  パウダーブルーサージョンF.

 

4-12cm

A-B  

アトランティックブルータン

 

4-12cm

A-B  

パープルサージョンF.

4-12cm

A-B  

ツノダシ

産地:フィリピン・インドネシア・ハワイ・紅海・スリランカほか
餌付き:B
性格・協調性:<特殊>
 かなり特異的な性質を持ちます。まず、本人は結構多魚を攻撃しますが、自分と同じくらい、あるいはそれ以上の大きさの魚がいるとだん
だん気負けしてしまい、エサを食べなくなって死んでしまいます。また、本種は群れで飼うと良いとされますが、複数で飼えばそれはそれで
同士討ちを起こして死んでしまいます。
 完全に上手く飼育しようと思いますと、本種1匹のみか本種以外はあきらかに小さくておとなしくて、本種がボスになれるような組み合わせ
しかないと思われます。
 こういった事があまり知られていなく、何度飼育してもしばらくするとエサを食べなくなり、死なせてしまうパターンが多いようです。飼いたい
というご希望がかなり多い種ですが、混泳水槽では極めて飼いにくい魚です。
水質的な敏感度:A-B
全体的な難易度:難しい
病気のかかりやすさ:白点病・ウーディニウム病に極めてかかりやすい。魚専用水槽での飼育が必須。 


スズメダイの仲間 

全体の特徴

協調性

 自然界では群れをなしていることが多いのですが、水槽内では同種間で争う場合が多く、だんだんと死んでしまうことが多いです。デバスズメ、カクレクマノミなどでは
各種の部分を参照願います。

餌付き

 餌付きはほとんど問題ありません。体調さえ悪くなければ、ほぼすべての一般的な種が、最初から人口飼料を食べます。

病気(おもに白点病に対して)  

 水質とろ過が安定してきたら、かかることは少ないです。

 その他

 クマノミの仲間について本来、丈夫な仲間なのですが、採取方法や状態によって、購入後におよそ半数程度がすぐに死に安いのが現状です。
養殖ものは比べ物にならないほど丈夫ですので、価格が高くても、できるだけそちらをお勧めします。

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 協調性

水質敏感度

その他

ルリスズメ   2-5cm  
シリキスズメ   2-4cm  

 クマノミ

2-10cm

 

 カクレクマノミ

2-10cm

 

トアカクマノミ

 

2-10cm

 

セジロクマノミ

 

2-10cm

 

ハナビラクマノミ

 

2-10cm

 

セバエクマノミ

 

2-10cm

 

スパインチークアネモネ

 

2-10cm

 

ゴールデンマロンクマノミ

 

2-10cm

 


ニセスズメの仲間

全体の特徴

協調性

 同種、同属間で非常によく争い、小さな水槽ではとても同居はできません。ただし、無脊椎水槽にはサンゴにほとんど無害なとても良い魚で、敏感なサンゴ水槽にお勧
めの仲間です。

餌付き

 餌付きはほとんど問題ありません。体調さえ悪くなければ、ほぼすべての一般的な種が、最初から人口飼料を食べます。

病気(おもに白点病に対して)  

 チョウチョウウオなどほどではありませんし、水質が安定してきたら、ほぼかかりませんが、ハゼ類などに比べるとややかかりやすい傾向にあります。水槽
が安定して、白点が水槽内に少なくなっている状態になってから入れたほうが良いでしょう。

 その他 

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 気の強さ

水質敏感度

その他

カンムリニセスズメ・

3-6cm

 

バイカラードティーバック

3-6cm

 

クレナイニセスズメ

3-6cm

 

    ロイヤルグラマ 

3-6cm

 


ハナダイの仲間

全体の特徴

協調性

 ハナダイは同種、同属間でしばしば争い、以外に同居が難しい面があります。不可能ではありませんのでできるだけ大きさのそろったものを入れていくと良いでしょう。
 ハナゴイはとてもおとなしい上、協調性があって、複数入れてもうまく飼育できることが多いです。 両方とも、サンゴ水槽にベストな魚です。

餌付き

 ハナダイは全体的に餌付きが良いですが、スミレナガハナイのオスなど一般的に大き目の種は、やや時間がかかることがあります。
慣れにくいときは、生エサなどからはじめることをお勧めします。
 ハナゴイは種類によりますが、細かな粒状のエサを数日与えてみて、食べないときは冷凍のブラインシュリンプ、ミジンコ、コペポーダ
などを試してみて、だんだんと乾燥エサをまぜてあたえて慣れさせていくと良いと思います。

病気(おもに白点病に対して)  

 水質が安定してきたら、ほぼかかりません。

その他 

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 気の強さ

水質敏感度

その他

キンギィハナダイ

 

3-7cm

A-B  

スミレハナガハナダイ♀

 

5-7cm

 

スミレハナガハナダイ♂

 

10-15cm

 

ケラマハナダイ

 

5-7cm

A-B  

クマソ(アカオビ)ハナダイ

    A-B  

エバンズアンティアス

 

5-7cm

 

バートレットアンティアス

 

4-6cm

 
アカボシハナゴイ 4-7cm  

アカネハナゴイ

 

3-7cm

 

オオテンハナゴイ

3-6cm

 
ハナゴンベ 3-6cm  
             
             
             
             
             


ハゼの仲間

全体の特徴

協調性

 各種参照願います。

餌付き

 餌付きはほとんど問題ありません。体調さえ悪くなければ、ほぼすべての一般的な種が、最初から人口飼料を食べます。

病気(おもに白点病に対して)  

 水質とろ過が安定してきたら、普通はほぼかかりませんが、水槽内に蔓延してしまうと一緒にかかってしまいます。

 その他 

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 協調性

水質敏感度

その他

クロユリハゼ

 

4-8cm

遊泳型ハゼの仲間です。

多くの種が、サンゴに無害で
非常に向いています。全体的に臆病で水槽から飛び出
しやすいのでフタをきちんとしておくことが大事です。
狭い隙間でも、「狙って」飛び出します。

オグロクロユリハゼ

 

4-8cm

イトマンクロユリハゼ

 

4-8cm

ゼブラハゼ

 

4-8cm

ハタタテハゼ

4-8cm

アケボノハゼ

 

4-8cm

チャガラ  

4-8cm

ハタタテネジリンボー

 

3-5cm

  テッポウエビ共生する
習性をもつ仲間です。

ヤシャハゼ

3-5cm

 

ハタタテシノビハゼ

 

3-8cm

 
ニチリンダテハゼ   3-5cm 同種同士のケンカが
少ないようです。

ギンガハゼ

3-8cm A?  
ヒメダテハゼ  

3-8cm

A?  
           

キイロサンゴハゼ

 

1.5-3cm

A-B コバンハゼの仲間です。

ハナガサ、アワサンゴ、スリバチサンゴ
などに乗る傾向があり、最終的にサンゴ
を死なせてしまいます。
オオバナ、コハナガタなどにも乗りますが
こちらはあまり影響をうけないようです。

コバンハゼSPブラック   1.5-3cm A-B
         

ミズタマハゼ

4-7cm ベントスハゼグループ

底砂を掬い上げて食べて掃除を
してくれる仲間です。

底砂にコケが生えず、ゴミをたまり難く
なりますが、それまで白点が出がちで
あった水槽にいきなり入れると一気に
蔓延してしまうことがあります。
水槽立ち上げ後、初期から入れておくか
、先に、総論で書いた白点対策をしてお
くことをお勧めします。

このグループの同属の異種間ならとりあ
えず同居可能ですが、サイズが違ったり
すると飼えないことがあります。
できれば水槽内に1匹だけにしておいた
ほうが無難でしょう。
あるいは後から入れるときは、やや大きめ
を入れるとよいでしょう。

オトメハゼ

4-7cm

  カニハゼ  

3-6cm

アカハチハゼ   4-7cm
珍 アオハチハゼ    4-7cm

ササハゼ

 

4-7cm

ブルードットウオッチマンゴビー
一般的には、ブルードットゴビー

 

5-10cm

 
フルムーンリーフゴビー   3-6cm  

ネオンゴビー 

 

3-5cm

 
ゴールデンネオンゴビー   3-5cm  
ヒメダテハゼ  

3-5cm

 

キンセンハゼ

 

3-5cm

 
サラサハゼ   3-5cm  

ゴールドスペックジョーフィッシュ

 

5-8cm

 


ベラの仲間

全体の特徴

協調性

 同種間では争う種が多いです。各種参照願います。

餌付き

 餌付きはほとんど問題ありません。体調さえ悪くなければ、ほぼすべての一般的な種が、最初から人口飼料を食べます。

病気(おもに白点病に対して)  

 水質とろ過が安定してきたら、普通はほぼかかりませんが、水槽内に蔓延してしまうと一緒にかかってしまいます。

 その他 

基本的に甲殻類を好みます。エビ類が狙われますので同居は避けた方が良いでしょう。サンゴ水槽での飼育にも向きますが、あまり大きいものはよくないので、ハードコー
ラルの多い水槽では全長6-7cm以内のものにしたほうが良いでしょう。ただ、数多いベラの中には、マナベベラのようにサンゴのポリプだけしか食べないものもいます。

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 協調性

水質敏感度

その他

コガネキュウセン

 

4-7cm

 

ホンソメワケベラ

 

4-7cm

 

ファイティングラス

4-7cm

 
  ニセモチノウオ      

メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)

6cm-10cm

(成魚は2メートル
にもなります。)

 

沖縄カザリキュウセン

  4-7cm  
ライムラス

4-7cm

 
オレンジストライプバスレット

4-6cm

  D  


タツノオトシゴ・ヨウジウオの仲間

この仲間は、各種間の性質の違いが少ないため、まとめて説明します。

協調性

 普通はケンカは少ないです。混泳的には水槽内でも複数飼育が可能です。ヨウジウオは無脊椎水槽にも最適なグループのひとつです。
 タツノオトシゴも良いのですが、結構体をこすりながら水槽内を泳ぐため、ポリプを伸ばすハードコーラル水槽にはやや不向きかもしれません。

餌付き

 最大の問題点で、普通は冷凍ブラインシュリンプ、冷凍コペポーダ、冷凍ミジンコなどを与えます。乾燥エサには、まず慣れにくいのですが、冷凍ブライン
シュリンプをもし食べるなら、冷凍と乾燥ブラインをまぜて水にといて与え、そこからならしていくと可能性があるかもしれません。

 あるいは、無脊椎水槽で、小豆大程度の砂が敷いてあり、また微生物が多数沸いている水槽であれば、50L水槽につき1〜2匹程度であればそれでエ
サをまかなうことができる場合も多いです。その際は、微生物を増やすため、魚でなく、水槽に対して、普通の乾燥飼料でよいので、1日に1回くらいは少量
を投入します。

 さらに、あまり実験例が多くありませんので確証はもてませんが、もしこれらの飼育を中心に考える水槽を構築したいということでしたら、上記の砂を用意し
た上、魚はこれらの仲間だけに限定し、さらにウミブドウなどの海草を繁殖させた状態にすると、微生物が海草を上り、また海草が光合成によって生産した有
機物のあまりを水中へ放出するため、これにあつまってきて良い餌場にもなると考えられます。(あくまで参考程度に考えてください。)

病気(おもに白点病に対して)  

 白点病にはかかりにくいですが、ヨウジウオの仲間はタツよりやや弱いらしく、水槽内にあまりに蔓延してしまうと一緒に
かかってしまうことがあります。

 その他 

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 協調性

水質敏感度

その他

タツノオトシゴ
(オオウミウマ)の仲間

  4-8cm A+D  

タツノオトシゴ
(イバラタツ)の仲間2

  4-8cm   B-C  

オイランヨウジウオ

  8-12cm   B-C  

ヒバシヨウジウオ

4-6cm   B-C  

イシヨウジウオ

  8-12cm   B-C  

メニーリングドパイプフィッシュ

  8-12cm   B-C  

ファイヤーパイプフィッシュ

  8-12cm    

カミソリウオ

  5-10cm   B-C  
             


ハコフグ・おとなしいカワハギの仲間

全体の特徴

協調性

 まず一般的なハコフグ類や、5cmくらいまでのフグ類はおとなしいものが多いですが、同種間ではやはり争いがちです。同属なら普通は大丈夫ですが、怪我
をしたりすると、怪我をしている部分を狙う癖があるので隔離をし、完全に治癒するまで別にしましょう。

餌付き

 餌付きは通常は問題ありませんが、サイズの大きいものでは餌付きの悪いものがあります。

病気(おもに白点病に対して)  

 白点にはかかりやすく、治療のできない水槽への収容はお勧めできません。

その他 

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 協調性

水質敏感度

その他
ミナミハコフグ   1-3cm  
コンゴウフグ   1-3cm  
クロハコフグ  

1-3cm

 
ラクダハコフグ   1-3cm  
ヒメキンチャクフグ 3-4cm  
テングカワハギ   4-5cm A-B  
ニシキカワハギ   4-5cm A-B  

グリーンファイルフィッシュ

           
テンジクダイの仲間

協調性

 協調性が高く、あまり争うことがありませんが、大きさがあまりに違うと小さなものが苛められる場合があります。

餌付き

 餌付きはほとんど問題ありません。体調さえ悪くなければ、ほぼすべての一般的な種が、最初から人口飼料を食べます。
 ただ、プテラポゴンなどやや餌付きにくい種もあります。 

病気(おもに白点病に対して)  

 水質とろ過が安定してきたら、普通はほぼかかりませんが、水槽内に蔓延してしまうと一緒にかかってしまいます。

 その他 

非常におとなしく、無脊椎にも悪さをしないためサンゴ水槽にうってつけの種類です。おとなしいといっても、物怖じして出てこないなどということもありません。

(名前)

(写真)

一般的なサイズ

餌付き 協調性

水質敏感度

その他
アポゴン(マンジュウイシモチ) 2-5cm  

プテラポゴン

  2-5cm  
ラティスカージナル 2-5cm  
キンセンイシモチ   2-5cm  
             

ネズッポの仲間

人気のある種なのですが、基本的にプランクトンを主食にしているため、エサの点で飼いにくい面があります。タツやヨウジウオと同じ飼い方
をすると良いと思います。

マンダリンフィッシュ

3-5cm

 

スポッテッドマンダリン

 

3-5cm

 

レッドスクーター

3-5cm

 
スクーターブレニー
(コウワンテグリ)
  3-5cm  
             

ウツボの仲間

一見グロテスクで怖いように見えますが、流通している約半分の種類はおとなしくて特に鋭い歯もなく、魚を襲って食べると言うことは少ない
です。トラウツボや凶暴な種類もいますのでそれらはまったく別ものと考えていただいた方がいいでしょう。
非常に丈夫で、餌付けの時にやや時間のかかることもありますが、最終的にはなんでも食べるようになります。餌付けには、クリルやアサリ
がいいと思います。

クモウツボ   20-30cm  
ホワイトリボンイール   20-30cm  
ハナヒゲウツボ            
             

ギンポ・カエルウオの仲間

藻やコケをよく食べてくれる仲間です。

ヤエヤマギンポ

 

5-8cm

B-C 元気に水槽内を走りまわるので
ハードコーラル水槽にはやや
不向きかもしれません。ソフト
だけのサンゴ水槽なら問題ない
でしょう
ハナダイギンポ   4-7cm  

フタイロカエルウオ

 

4-7cm

 
             

その他の仲間
チョウチョウコショウダイ   4-10cm  
プリンセスモノクルブリーム 4-8cm