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センター試験対策 2009/4/17 第5版
■センター試験対策はいつ始めるのが最適か?
(1)理想的なのは
高校1年生または2年生の6月に開始。
その年の12月にセンター試験対策が終了。
開始が6月なのは,4月から習い始めて2ヶ月経過したのが6月だからです。
学んだ知識を復習しないでいると、3ヶ月くらいで、3分の1程度失われるか、
覚えていても思い出すのに時間がかかるようになります。
6ヶ月もすると忘れています。
2ヶ月経過したら知識の復習が必要です。
(問題集は総復習できる形式であることが大切です。)
センター試験対策が終了するとは,具体的には,
(ア)その科目で90点得点するのに必要な知識(空欄問題)は,
1問あたり5秒以内の解答速度で,
95%以上正解できる
(イ)その科目の過去のセンター試験問題を,
本番と同じ60分の制限時間で解くのを
8回分について行った
です。
この(ア)(イ)の条件が満たせれば,翌1月にその年のセンター試験の問題を解いて
80点以上得点できるはずです。
(2)2番目に望ましいのは
その科目を全部習い終えたら学習開始
既に習い終えているなら,少なくとも1科目はすぐに開始しておくべきです。
理由はいくつかあります。
・この時期はまだ記憶も新しいので学習もはかどります。
日数がたつと忘れる知識もあります。
・センター試験は比較的基本・標準の知識が多いからです。
各大学ごとの二次試験対策より先に基本・標準をまず固めます。
・センター試験本番が近づくに連れて時間がなくなります。
できるだけ早くセンター試験対策をしておけば後で随分と楽になります。
(3)試験がもうすぐの場合
センター試験が目前にせまって日数があまりなくても、品質のいい問題集があれば
短い日数でも高い学習効果が得られます。
直前期は集中力が高まっていて、
知識の吸収能力は普段の2倍3倍になっています。
この時期は、
少数の問題を,自力だけで解く
よりも、
大量の問題とその解答を声に出して読む
学習方法が効果的です。
センター試験で高得点できると,その後の2次試験までの間も随分と
調子よく勉強できます。
センター試験対策は重要です。
■センター試験対策で最初に何をする?(既にその科目を習い終えている場合)
センター試験対策を始める科目を一つ決めましょう。
一度に2科目以上を同時に始めるよりも,
1科目を2〜3ヶ月で終わらせるのが最良でしょう。
科目が決まったら,過去のセンター試験問題を1回だけ解いてみましょう。
(試用版に2006年センター試験問題.pdfが含まれています。)
解答用紙を用意します
(マーク式の解答用紙まで用意する必要はありません
問題番号と解答欄の枠があれば十分です。)
最近の過去問,例えば2006年1月のセンター試験化学Tの問題を,
タイマーを60分にセットして「始め!」の合図で解きます。
実際に試験問題を解くのは
「センター試験ではどんな能力・知識が必要か」
を調べるためです。
解けない問題がたくさんあって構いません。
これが分かって初めて,
これからどんな勉強をすればいいか
がはっきりします。
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どの年のセンター試験問題を解くか
■生物T
2006年か2008年のの試験問題を解くとよいです。
2007年は例年より簡単な試験問題でした。
2009年の問題は,知識の難易度は標準的ですが,文章や図の量が多いために
全部解くのが時間的に難しい試験問題でした。
旧課程の生物IBでは年度により「その場で考えるタイプの問題」の出題割合や
難易度が大きく上下しています。
特に2005年は難問・奇問が多く平均点も51点と異常に難しい試験でした。
■化学T
化学は2006年か2008年の問題を解くとよいです。
2007年と2009年は例年より簡単な試験問題でした。
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■自己分析−なぜその問題は解けなかったかを分析
解き終わったら,1小問毎に,なぜその問題が解けなかったか,
解けなかった理由をはっきりさせましょう。
解けなかった理由,解けたけれど時間がかかった理由を以下のように分類します。
(1)知らなかった・知らない知識を問われた(不知)
→全く知らない知識を問われたら解けませんね
(2)知識をはっきりと覚えていなかった,思い出すのに時間がかかった(不確実)
→理解した知識の記憶が,日数が経過してあいまいになっている場合です
「え〜と,何だったっけな〜」と思い出すのに時間がかかった問題です。
(3)計算ミス(計算)
→計算ミスの原因は何でしょうか?
九九がまだスラスラと言えないことが意外にも原因であったりします。
(4)読み間違えた(読違)
→時間が限られた試験で焦ると読み間違えも意外とあります。
化学で「アセチレン」とあるのに「エチレン」に読み間違えるなどです。
(5)読み落とした(読落)
→生物で「細胞の核を取り除く」を「細胞を取り除く」と勘違いするなど
(6)時間が足りなかった
時間が足りなくなる理由は更に以下のような理由に分類できます。
・知識を思い出すのに時間がかかる
・計算に時間がかかる
・文章を読むのに時間がかかる
・グラフを読むのに時間がかかる
→これらは,知識再生速度,計算速度,理解速度が遅いということです。
・途中にある難問で時間を取られて,
最後の方の基本・標準問題を解く時間がなくなった
→これは問題を解く順序が悪いということです。(順序)
さて,どうでしょうか?
不知,不確実,計算,読違,読落,順序はそれぞれ何個あったでしょうか?
必ず実際にやってみてください。
■自己分析の結果に応じた対策
(1)不知が多かった場合
その科目を習い終えたばかりの高校2年生に多いケースです。
全く知らない知識が多かったなら,教科書や教科書レベルの簡単な問題集
しか勉強していなかったということになります。
もっと詳しい内容の参考書も読んでおく必要があります。
(2)不確実が多かった場合
知識の理解と暗記はできています。
ただし即答練習ができていません。
知っていても即答できない知識はセンター試験ではあまりあてにならないのです。
思い出すのに時間がかかると時間不足で解けない問題が生じてきます。
対策は,
「大量の知識問題を,短時間で即答できるように練習する」
具体的には「空欄問題集を口答する」のが最適です。
(3)計算ミスが多かった場合
計算力が不足していることになります。
あわてずに確実に計算する意識を持ちます。
(4)読違・読落が多かった場合
これは知識の理解と暗記ができた後に,過去の試験問題を
本番と同じ制限時間で解いて「試験慣れ」するとなくせます。
(5)順序による失点があった場合
これも試験慣れで解消できます。
即答可能な知識があって時間制限のある試験を何回か経験していれば,
試験の中頃で難問に遭遇しても,
「この問題は難しい。後回しにすべきだ」
と判断できます。
■どの知識を暗記すべきか
参考書には膨大な量の知識が詳しく説明してあります。
しかしそれを全部覚える必要はありません。
暗記すべき知識は,参考書に書いてある知識のごく一部です。
では,どうやって暗記すべき知識を選び出すか?
専門家が10〜20回分のセンター試験問題を分析すれば分かります。
出題されている問題は難易度によって以下のように分類できます。
基本問題…全体の40%。ほとんどの受験生が知っていて正解できる。
正解率は90%程度。点を取らせて平均点を上げるための問題。
標準問題…全体の50%。きちんと勉強した受験生だけが正解できる。
正解率は30%〜50%。平均点を下げるための問題。
難問 …全体の5〜10%。2問程度。満点を取りにくくするための問題。
正解率10%程度。
奇問 …全体の5%。1問か2問。満点を取らせないための問題。
正解率5%程度。
理解し暗記すべきなのは、
基本・標準問題の知識
です。
この知識だけで90点を取れます。
難問・奇問は試験本番では後回しにする問題です。
基本・標準問題を全部解き終わって時間が余ったら難問・奇問に取り組みます。
それは普段の学習でも同じです。
難問・奇問は、全ての科目で、基本・標準問題を全部学習し終わって、
時間が余ったら取り組みます。
10〜20回分のセンター試験問題を解いて知識を分析する作業は,
生徒には必要ありません。
既に専門家がセンター試験を分析して問題集を作成しています。
(終わり)
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