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軽量ノートPCの新製品ラッシュ

 ここ2週間ほどの間に「1スピンドル」(HDDのみ内蔵)の軽量ノートPCに新製品の発表が相次いでいます。ソニーのVAIO X505、東芝のダイナブックSS SX、および、IBMのThinkPad X40です。これまでは実質的にはパナソニックのLet's Note R2/T2の独壇場だっただけに、ユーザーにとって選択肢が広がるのはありがたいことです。

 これらのノートPCをみると基本的な構成は共通で、ペンティアムM 1GHzと855GMチップセットがベースになっています。これを1kg前後のパッケージに収めるために何を加えて何を抜くか、各社の腕の見せ所でしょう。

 軽さに走ったのがソニーで、一般流通ルートに乗せるモデル(PCG-X505/P)で825gというのは驚異的です。もっとも、無線LAN(IEEE-802.11b/g対応のPCカードを添付)、メモリースティック・スロット、LANコネクタ等が内蔵されていないのは実際の使用環境で不便を感じるかもしれません。電池による駆動時間も3時間程度とみられ、バッテリの容量を確保していたら、パナソニックのLet's Noteとそれほど重量が違わなかったと考えられます。

 これに対し、東芝のSS SXはバッテリ駆動時間を確保し、無線(IEEE-802.11b/g)と有線LAN、モデム、さらにはコンパクト・フラッシュ・スロットまで内蔵しているのが特徴です。さらに12インチの液晶パネルが搭載されている点がよいと感じる方も少なくないでしょう。もっとも、これらのインターフェースを内蔵したモデル(PASX210LNLW)では重量が1.1kgになりますので、これまでのダイナブックSS S9と比べそれほど軽量化が進んだ訳ではないのも事実です。

 IBMのThinkPad X40は、重量面(1.2kg強)を重視するならやや不利な製品です。特徴は、ドッキングによる拡張性です。SD I/Oカードへの対応やIEEE-802.11a/b/gの「3バンド対応」無線LANアダプタがオプションとして用意されている点も特筆すべきでしょう、さらに、「7段キーボード」に魅力を感じる方も少なくないでしょう。あっと驚かせるような点はないものの、手堅くまとめられている印象があります。

 発売価格をみると、ソニーのX505が突出しています(30万円程度)。他の機種はいずれも20万円前後になる模様です。100gの軽さのためにプラス10万円は出しにくいと思われますが、他の2機種はどちらを選ぶかなかなか難しいところです。

(03年12月4日、12月25日改訂)

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