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横溝正史関連ニュース&トピックス  - YS News and Topics -

横溝正史やその作品に関連する、ニュースやトピックスをお寄せください。
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  以前のニュース&トピックスは、横溝正史アーカイブスへ  


■ 中央公論Adagio 17号(2009/10)は、横溝正史!
  中央公論Adagio 17号(2009/10) 都営地下鉄駅に置かれるフリーペーパー「中央公論Adagio 17号」(2009/10月)が、2009年10月25日(日)発行され、都営地下鉄101駅で配布開始されました。表紙は、人形作家・石塚公昭氏による横溝正史です。あまり不気味になってもと、女の子を入れてバランスを取ってあるのと、お婆さん(『悪魔の手毬唄』の"おりん")まで作り込んであります。

横溝関連目次:
 表紙, p.1
 特集/『横溝正史と牛込神楽坂を歩く』, p.3-7
  呪いと因習をほどく"鎮魂"の謎解き
 坂道にこもる情念からの解放 市ヶ谷, p.8-9
  珠玉の短編「百日紅の下にて」より
 二松學学舎大学 ミステリ研究の拠点をめざして, p.10
 アダージョが選ぶDVDセレクション 横溝正史TVシリーズ, p.12
  「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」「八つ墓村」「本陣殺人事件」
  「不死蝶」「真珠郎」「黒猫亭事件」

関連サイト
 ・石塚公昭氏ホームページ
 ・県立神奈川近代文学館・大乱歩展 2009年10月3日〜11月15日

■ 戎光祥出版『横溝正史研究』 創刊号刊行!
  戎光祥出版『横溝正史研究』創刊号, 2009/4/10 '09/4/10付けで、戎光祥出版より『横溝正史研究』(江藤茂博・山口直孝・浜田知明編) 創刊号が刊行されました。ソフトカバーの刊本に仕上がっています。

「『横溝正史研究』創刊に寄せて」(横溝亮一, p.3)に次の如く記され、 "Master of Suspense"の面目躍如といったところ。
父の作品は海外では英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、 中国語、韓国語、タイ語などの訳され、韓国、タイではベスト・セラーになっている。

そして、さすがは『横溝正史研究』創刊号。さりげなく、 横溝正史最初期の作品(作文)が掲載されていることに、お気づきでしょうか。 「宿題を怠った日」(p.196)。横溝葭秋名義で「日本少年」1916(T5)年4月号に 掲載された作文を収録するとは、恐れ入ります(^^;)。 デビュー作「恐ろしき四月馬鹿」に先立つこと約5年前、横溝少年が 今でいう小学6年生の頃に応募した、雑誌懸賞作文です。

この件、横溝正史事典では、次のように紹介されています(p.197)。
横溝正史は、正史名義で作文欄に大正三年(1914)十月号、十一月号に選外佳作として 名前が掲載され、大正五年(1916)三月の春季増刊飛行小説号では、「飛行機」という 題名の作文が選外佳作とされているが題名のみで本文は未掲載であった。 同年四月号では、横溝葭秋名義で「宿題を怠った日」が入選作として掲載され、 五月号では葭秋名義で選外佳作として名前が掲載されている。

といった具合に微に入り細に入り、私には嬉しい内容になっていました。

 
■戎光祥出版『横溝正史研究』創刊号 目次
巻頭カラー 杉本一文・装丁画展
  『黒猫亭事件』 『八つ墓村』 『本陣殺人事件』『病院坂の首縊りの家・上』
  『病院坂の首縊りの家・下』 『悪魔の寵児(金田一耕助ファイル15)』
   『女王蜂』 『金田一耕助の冒険』
  
『横溝正史研究』創刊に寄せて, 横溝亮一p.2
  
特集「金田一耕助登場」
 金田一耕助の変遷, 浜田知明p.6
 金田一耕助は、「風」インタビュー・俳優 古谷一行p.24
 論考
 金田一耕助の恋愛 「女怪」を中心に, 谷口基p.38
 金田一耕助の食生活 「扉の影の女」を中心に, 山本幸正p.51
 金田一耕助のアメリカ 「蜃気楼島の情熱」を中心に, 生方智子p.61
 金田一耕助の探索 「不死蝶」を中心に, 中澤千磨夫p.71
 金田一耕助の金銭感覚 「八つ墓村」を中心に, 栗田卓p.82
 金田一耕助の探偵事務所 「悪魔の降誕祭」を中心に, 浜田知明p.91
 金田一耕助のパトロン, 「悪魔が来りて笛を吹く」を中心に, 小松史生子p.109
 金田一耕助の語り手 「黒猫亭事件」を中心に, 廣澤吉泰p.117
 金田一耕助の戦争体験 「獄門島」を中心に, 小嶋知善p.123
 金田一耕助の探偵方法 「本陣殺人事件」を中心に, 山前譲p.135
  
 連載 鼎談 観てから読む横溝正史 第1回 『三本指の男』・『本陣殺人事件』
   鷲田小弥太×中澤千磨夫×江藤茂博
p.143
 連載 二松学舎大学所蔵 横溝正史旧蔵資料紹介
   第1回 『悪霊島』取材ノート 紹介・解説 山口直孝
p.163
 連載 横溝正史年譜事典(1902-1921)p.177
  
 横溝正史参考文献目録, 石井佑典・山口直孝p.212
 横溝正史著書目録・平成14年(生誕100年)以降分, 浜田知明p.225
 自由寄稿1 雑誌「平凡」掲載 「誰が犯人か?」一覧, 浜田知明p.236
 自由寄稿2 「魔の踏切」と「片腕」, 黒田明p.239
 連載 横溝正史ネットワーク 第1回
   創元推理倶楽部秋田分科会代表 佐々木重喜氏
p.242
 執筆者一覧p.246
 編集後記p.249

  p.251の次号予告には、
 『横溝正史研究』第2号 特集・ビジュアライズ横溝正史ミステリー とある。続刊も期待してもよさそうだ。
 
関連ページ:
 ・横溝考古学・事始め No.34「Master of Suspense サスペンスの巨匠」

■ 戎光祥出版『横溝正史研究』創刊号[平成21年4月上旬刊行!] Rev.1 '09/3/31
  『横溝正史研究』創刊号(戎光祥出版, 2009/4, 装丁元画像を縮小) 戎光祥出版のサイトによれば、『横溝正史研究』創刊号が[平成21年4月上旬刊行!]と記されています('09/3/30現在)。 表紙には、角川文庫『八つ墓村』(杉本一文画)のカバー画が使われているようです。 そして気になる創刊号の特集は、「金田一耕助登場」となっていました。

『横溝正史研究』創刊号のページでは、次のように紹介されており、今から刊行が待ち遠しい限りです(^^;)。

 日本屈指の小説家・横溝正史の作品を微に入り細に穿ち研究、貴重な旧蔵資料
 から新規文献に至るまで幅広く紹介する、初の横溝正史研究書が、多数の愛好
 家に支えられ、満を持して刊行開始!
 創刊号では、角川文庫の装丁画で横溝正史シリーズのイメージを決定づけた
 画家・杉本一文先生の作品をフルカラーで掲載し、金田一耕助役で一世を風靡
 した俳優・古谷一行氏の特別インタビューを収録。
 二松學舍大学に所蔵された横溝正史旧蔵資料からは、『悪霊島取材ノート』を
 解説と翻刻で紹介する。


目次や著者紹介もあるので、詳しくはリンク先のページで、確認してみてください。
2009年は、戎光祥出版から目が離せなくなるかも(^^;)。

■ 『神戸70s青春古書街図』(野村恒彦, 神戸新聞総合出版センター)刊行
  『神戸70s青春古書街図』(野村恒彦, 神戸新聞総合出版センター, 2009/3/18) 2009年3月18日付けで、『神戸70s青春古書街図』(野村恒彦, 神戸新聞総合出版センター)が刊行されました。

帯には、次のように記されています。
 路地の向こうに、古本の匂いのする街があった。
 探偵小説に取り憑かれた古書渉猟人が、
 サイケで熱かった頃の神戸を巡るミステリー・ツアー。

 学生時代、アガサ・クリスティと横溝正史に
 夢中になって始まった神戸の古本屋巡り。
 記憶の中にのみ残る店、震災後閉じた店、今も気を吐く店―
 色々な店が元気だった1970年代の神戸と阪神間の
 古書&読書事情を語り継ぐ一冊。


この本の「それは一九七〇年から始まった。」の文中に、 横溝正史と神戸の古本屋について、簡単に紹介されています。
 横溝もまた学生時代に友人と外国の探偵小説を探し求めて神戸の古本屋を
 歩き回っていた。
(p.7)

かくいう私は、横溝正史生誕の地・神戸で学生時代を過ごしたのですが、 横溝文庫を読んだ以外は特に何もしなかったのが、今から思えば、 チョッピリ残念です。三宮・元町界隈へは、よく出かけたのに…(^^;)。 でもこの本のお陰で、学生時代闊歩した神戸の思い出に浸ることができました。

著者の野村恒彦氏は、横溝正史生誕地碑建設に尽力されたばかりでなく、
探偵小説愛好会 畸人郷、神戸探偵小説愛好會 主宰 SRの会 会員。 亜駆良人の筆名で探偵小説関係の随筆を執筆するほか、 千鳥足純生の筆名で書評を執筆している 方だそうです。

関連ページ
 ・横溝考古学・事始め No.61「メビウスの輪 in 神戸 -横溝正史生誕の地記念碑-」
 ・ほぼ週刊・本棚から横溝正史 No.79 『横溝正史と東川崎町』

■ 論創社『横溝正史探偵小説選』完結・戎光祥出版『横溝正史研究』創刊記念会
  論創社『横溝正史探偵小説選』完結・戎光祥出版『横溝正史研究』創刊記念会が、
以下の通り開催の運びとなり、当方も参加させていただきました。

【日程】 2009年1月31日(土) 午後1時〜午後5時
【会場】 専修大学神田校舎731号教室(大学院棟3F)
【イベント内容】ゲストによる講演を主とした横溝ファン同士の交流
【プログラム】
・講演
 1)掛谷治一朗(^^;):まだ見ぬ横溝正史作品 - 甦れ、幻の作品たち -
  (当方のレジュメ・発表原稿をアップいたしました↑)
 2)杉本一文先生:角川文庫カバー絵について
 3)二松学舎大学 山口直孝先生:『横溝正史研究』創刊までの経緯
 4)戎光祥出版編集部 中村勇麿氏:『横溝正史研究』について
 5)黒田明氏:論創社本経緯・補足説明・横溝少年の南島への憧れ ほか
・そのほか

関連ページ: 論創社『横溝正史探偵小説選』出版記念祝賀会に参加
サイト開設10周年の思い出
  - 論創社『横溝正史探偵小説選』出版記念祝賀会に寄せて -


■ NHKアーカイブス NHK映像ファイル「あの人に会いたい 横溝正史」
  NHKアーカイブス NHK映像ファイル「あの人に会いたい」で、以下の通り、 横溝正史へのインタビュー映像が放送されました。 当方は、再放送を予約録画して観ることができました。 ご連絡いただいた方々、ありがとうございました(^^;)。

 NHKアーカイブス NHK映像ファイル「あの人に会いたい」
  ・File No.201 横溝正史(よこみぞ せいし) 1902〜1981 作家
  ・至言「探偵小説は謎解きの遊びの文学である」

  ・本放送:2009/1/10(土) 総合 05:40-05:50
  ・再放送:2009/1/13(火) 教育 14:30-14:40
  ・再々放送:2009/1/16(金) BS2 09:50-10:00

1/13(火)の再放送時に、アンコール特選2本立てラインナップとして、 「横溝正史」に引き続いて、「菊田一夫」(劇作家)がアンコール放送されました。 『横溝正史読本』(角川文庫,2008/9復刊)の小林信彦との対談で、 横溝正史が「菊田一耕助」と発言し、金田一耕助の風采モデルと紹介しています。

「あの人に会いたい」は、既にDVD化/文庫化されているものもあるようなので、 近い将来「横溝正史」の回も、DVD化/文庫化されることを希望します。

関連ページ
 ・横溝正史の肉声・四月二十二日, 二十六日の項参照
 横溝正史は、他にもNHK教育TV「若い広場 横溝正史と語ろう」(1977/4)に、
 出演している旨、1977(昭和52)年の日記に記しています。

■ 『犬神家』に、何が起ったか −原作と映画の関係
  雑誌『國文學』(學燈社, 2008/12, Vol.53-No,17) 雑誌『國文學 -解釈と教材の研究-』2008年12月号(學燈社, Vol.53-No,17)の 特集・映画文学に、「『犬神家』に、何が起ったか−原作と映画の関係」(専修大学教授・山口政幸)という短文が掲載されている。

本稿で、映画『犬神家の一族』のテーマ曲「愛のバラード」(大野雄二作曲)が、 「別れ」の各シーンで効果的に使われていること、映画と原作の決定的な相違点や、 原作にはないラストシーンの必要性を、再認識させられました。
興味のある方は、図書館などで本稿を一読されてはいかがでしょうか。

関連ページ
 ・あの人、まるで天から来た人のようだな

■ 稲垣吾郎・金田一『悪魔の手毬唄』'09年新春にTV放送!
  SMAP稲垣吾郎が、金田一耕助役を演じるシリーズ、横溝正史ミステリー第5弾の
『悪魔の手毬唄』(フジテレビ系)が、'09年新春に放映されました。

 ・放送日時 : 2009年1月5日(月) 21:00〜23:33

◆主要キャスト
  金田一耕助  稲垣吾郎
  青池歌名雄  平岡祐太
  大空ゆかり  山田 優
  青池里子  柴本 幸
  多々羅放庵  麿 赤兒
  仁礼咲枝  仁科亜季子
  横溝正史  小日向文世
  恩田幾三  谷原章介
  橘署長  塩見三省
  青池リカ  かたせ梨乃

このシリーズは、金田一耕助と横溝正史の絡みを毎回楽しみに見ております。
シリーズ第六弾が作られることを、楽しみにしたい。

■ 論創社『横溝正史探偵小説選III』【論創ミステリ叢書37】刊行! Rev.1, Dec.20 '08
  論創社『横溝正史探偵小説選III』【論創ミステリ叢書37】2008/12/30 '08/12/30付けで、論創社より『横溝正史探偵小説選III』【論創ミステリ叢書37】が刊行されました。この第3弾は第1,2弾を凌ぐ、圧倒の640ページ超の刊本に仕上がっています。

文庫の帯には次のように記されています。
 背 巨匠の拾遺集堂々完結!
 前 新発見の現代ミステリほか
   ジュニア時代小説を復刻
   ホームズ関連を含む貴重な随筆25編 『奇傑左一平』幻の第7話、初収録


帯に記載の『奇傑左一平』幻の第話は、「第話」の誤植だったりします(^^;)。
(関連ページ:『奇傑左一平』幻の第六話 参照願います)

このほかにも、「解題」中に以下の誤りがあるようです(単純誤植は除く)。
 p.628 後ろから5行め下 「白蝋少年」 → 「白蝋変化」
 p.632 初刊本に関する記述は、下記が正とのこと。
    「拝領の茶釜」:『人形佐七捕物帳 美男虚無僧』(東方社,1954)
    「江戸名所図会」:『新編人形佐七捕物文庫9 緋牡丹狂女』(金鈴社,1968)
 p.634 5行め  「白蝋変化」 → 「白狼変化」

帯や「解題」にマイナーな誤りがありますが、些細なこと。重箱の隅をつつくのはここまでにして、横溝正史作品の一読者として、論創社の偉業に敬意を表したい。本当にご苦労さまでした。この拾遺集三巻によって、数多くの横溝作品が21世紀に日の目を見たわけで、一ファンとして嬉しい限りです。

 
[収録作品]
●創作篇 − 推理小説
 三津木俊助・御子柴進の事件簿 
  「鋼鉄魔人」p.5
  「まほうの金貨」p.107
  「のろいの王冠」p.157
    * 
 「寄木細工の家」p.205
 「げんとうどろぼう」p.221
 「地獄の花嫁」p.231
   関西で発行されたカストリ雑誌から見つかった短編。
  人形佐七の同題中編とは、全く別の作品とのこと。

●創作篇 − 時代小説
 智慧若捕物帳 
  「雪だるま」p.258
  「とんびの行方」p.269
  「幽霊兄弟」p.280
    * 
 「神変龍巻組」p.291
 「奇傑左一平−怪しき猿人吹矢の巻」p.445
 「白狼浪人」p.465
 「秘文貝殻陣」p.489
 「まぼろし小町」p.519
 「蝶合戦」p.543
   戦時中、慰問雑誌に掲載された時代物。松平長七郎が主役。
  人形佐七「蝶合戦」の原型作品とのこと。
    * 
 犯人さがし捕物帖 
 「お蝶殺し」p.559

●評論・随筆篇
 「探偵小説への饑餓」p.569
 「探偵小説と療養生活」p.571
 「『蝶々殺人事件』の映画化について」p.574
 「映画にしたい探偵小説」p.576
 「探偵小説の方向」p.580
 「獄門島顛末」p.583
 「めくら蛇におぢず−翻訳誌の思出」p.584
 「新しい探偵小説」p.586
 「探偵小説の構想」p.588
 「森下雨村の好意―私の処女出版」p.595
 「還暦感あり」p.596
 「推理小説万歳」p.599
 「推理小説を勉強中」p.603
 「探偵小説五十年」p.604
    * 
 「佐七誕生記」p.606
 「人形佐七捕物控」p.608
 「私の捕物帳縁起」p.609
    * 
 「『ドイル全集』訳者の言葉」p.612
 「御存じカー好み」p.614
 「怪奇幻想の作家三橋一夫氏を推す」p.616
 「家庭必備の書」p.617
 「ガードナーを推す」p.620
 「「魔術師」について」p.622
 「エデン・フィルポッツのこと」p.624
 
【解題】 横井 司

p.627
 
関連ページ:
 ・論創社『横溝正史探偵小説選III』【論創ミステリ叢書】刊行予定
 ・論創社『横溝正史探偵小説選III』【論創ミステリ叢書】続報! Rev.2, Dec/8 '08

■ 『僕たちの好きな金田一耕助』(宝島SUGOI文庫)刊行
  『僕たちの好きな金田一耕助』(宝島SUGOI文庫, 宝島社,'09/1) 2009年1月1日付けで、『僕たちの好きな金田一耕助』(別冊宝島編集部編, 宝島SUGOI文庫)が刊行されました。

表紙カバーに、次のように記されています。
本書は2007年1月に小社より刊行した 別冊宝島1375『僕たちの好きな金田一耕助』を改訂し、 作品ガイド部分を改訂したものです。
とのことです。

また、帯には次のように記されています。
 『本陣殺人事件』から『病院坂の首縊りの家』まで
 金田一耕助が登場する全77作品完全ガイド

関連ページ
 ・ほぼ週刊・本棚から横溝正史『僕たちの好きな金田一耕助』
 ・横溝正史アーカイブスNo.184『僕たちの好きな金田一耕助』

■ 論創社『横溝正史探偵小説選III』【論創ミステリ叢書】続報! Rev.2, Dec/8 '08
  まさに、「2008年の横溝正史」関連出版の、〆にふさわしいトピックです。

『横溝正史探偵小説選』として、新発見の作品を含め、単行本未収録作を数多く収録した 刊本第三弾を刊行する、論創社の偉業に敬意を表したい。 今まで手の届かないと思っていた横溝作品が、新刊本として世に出ることで、 横溝正史の文学遺産が21世紀に引き継がれた。横溝正史は懐が広く奥が深い。 その「横溝作品を全て読みたい」という、横溝作品の読者ファンの方々の、 脈々と続く熱き思いを感じる。
論創社『横溝正史探偵小説選III』は、ファンにとって至高の一冊となる。

論創社サイトの 刊行予定のページに、横溝正史探偵小説選III【論創ミステリ叢書】の収録内容がアップされていました(Dec/4 '08)。三津木俊助&御子柴進の事件簿「鋼鉄魔人」「まほうの金貨」「のろいの宝冠」や、智慧若捕物帳「雪だるま」「とんびの行方」「幽霊兄弟」など、横溝ジュヴナイルのラインナップをみて、1ファンとして、刊行を待ち遠しく思います。

 ・横溝正史探偵小説選III 【論創ミステリ叢書】 12月25日発売予定 価格未定
 
関連ページ:
 ・論創社『横溝正史探偵小説選III』【論創ミステリ叢書】刊行予定

■ NHK BS2「私の1冊 日本の100冊」で横溝正史『本陣殺人事件』紹介
  2008年11月3日(月)の、NHK BS2『私の1冊 日本の100冊』で、 横溝正史『本陣殺人事件』が紹介・放送されました。

 ・放送日時:2008年11月3日(月) 08:00-08:10
  (再放送BShi:2008年11月8日(土) 07:45-08:35, 1週間分まとめて再放送)
 ・出演:新妻聖子, 朗読:和田源二, 語り:森本健成

ミュージカル女優・新妻聖子さんのとっておきの1冊として、横溝正史『本陣殺人事件』が紹介されました。自身が出演された「21C:マドモアゼル モーツァルト」になぞらえて、金田一耕助が女性だったらという設定で、ぜひ演じてみたいとのことでした。

NHKの番組ホームページでは、次のように紹介されています。
英語漬けの毎日を送った海外生活の中、新妻聖子は横溝正史の金田一耕助シリーズの虜に。彼女を魅了したのは横溝ワールドの古き日本語の響きだった。

新妻聖子さんといえば、つい先日まで帝国劇場で「ミス・サイゴン」に出演されていました。 わが家では、「ミス・サイゴン」のみならず「レ・ミゼラブル」「マリー・アントワネット」「21C:マドモアゼル モーツァルト」などでお馴染みのミュージカル女優さんです。

■ 横溝訳・短編「モダン吸血鬼」が、学研M文庫で!
  学研M文庫『伝奇の匣9 ゴシック名訳集成 吸血妖鬼譚』(東雅夫編,2008/10/28) '08/10/28付けで刊行された、学研M文庫『伝奇の匣9 ゴシック名訳集成 吸血妖鬼譚』(東雅夫編)に、横溝正史が戦前翻訳したW.L.アルデン(オールデン)の短編「モダン吸血鬼」が収録されている。

 ・「モダン吸血鬼」初出:「モダン日本」1930(S5)年11月号

500ページ強のかなり厚めの文庫です。翻訳家・横溝正史を垣間見ることができる一冊ではありますが、「モダン吸血鬼」は正味8ページ(p.489-496)。 それにしても本体:1,800円+税とは、価格設定のかなり高い文庫のように思います。 確かに、入手困難な吸血鬼関係の訳本ではありますが…、これを機に吸血鬼物の勉強でもしますか。
巻末解説にも記されていますが、横溝訳のW.L.アルデンといえば、ちくま文庫『乱歩の選んだベスト・ホラー』(2000/3)に、「専売特許大統領」が収録されています。 また横溝正史の吸血鬼ものとして有名な作品に『髑髏検校』があり、 こちらは、2008/6に角川文庫より復刊されています。

関連ページ:
 ・角川文庫『髑髏検校』が復刊('08/6/25)

■ 論創社『横溝正史探偵小説選III』【論創ミステリ叢書】刊行予定
  '08/10/20付けで刊行された、論創社『横溝正史探偵小説選II』【論創ミステリ叢書36】のカバーや帯に、次回配本として『横溝正史探偵小説選III』が記されている。

巻末の解題に、次のように記されており、1ファンとして、刊行が待ち遠しい限りです。
 三津木・御子柴コンビの活躍する短編と戦前に発表されたジュヴナイル作品を纏めた本書は、 当初の予定では単行本未収録となっている少年物の長短編を一挙収録した横溝ジュヴナイルの 集大成となる筈だったが、キャパシティの都合により収録を見送った作品も数多く出てしまった。
 幸いにも、先に刊行された『横溝正史探偵小説選I』は横溝正史ファンに好評を以って 迎えられたようなので、収録を見送った長短編を中心に、「奇傑左一平 怪しき猿人吹き矢の巻」(39・9)、「智慧若捕物帖」(49,55)、『神変竜巻組』(53・1〜54・3)等を納めた続刊の刊行が決定した。


年内刊行予定らしい。

■ 論創社『横溝正史探偵小説選II』【論創ミステリ叢書36】刊行!
  論創社『横溝正史探偵小説選II』【論創ミステリ叢書36】2008/10/20 '08/10/20付けで、論創社より『横溝正史探偵小説選II』【論創ミステリ叢書36】が刊行されました。

文庫の帯には次のように記されています。
 背 大冒険怪奇探偵代活劇
 前 大たんふてきな怪人をおって
   われらが名探偵のかつやくだ!!
   『怪盗X・Y・Z』幻の第4話、初収録

そして、
 後 次回配本 横溝正史探偵小説選III  と記され、第3弾が予告されています。
カバーにも、論争ミステリ叢書刊行予定として、 横溝正史III と記載されています。

 
[収録作品]
【創作篇】
 三津木俊助・御子柴進の事件簿 
  「孔雀扇の秘密」p.5
  「赤いチューリップ」p.31
  「魔人都市」p.45
  「鉄仮面王」p.67
  「怪盗X・Y・Z おりの中の男」p.79
   * 
 「怪人魔人」p.121
 「爆発手紙」p.213
 「渦巻く濃霧」p.225
 「曲馬団に咲く花」p.297
 「変幻幽霊盗賊」p.367
 「笑ふ紳士」p.419
 「鋼鉄仮面王」p.475
 「薊を持つ支那娘」p.517
   * 
 誰が犯人か? 
  「匂う抽斗」p.534
  「目撃者」p.537

【随筆篇】
 「「大迷宮」について」p.547
 「子供のための探偵小説」p.548
 「ミステリー好きの少年少女諸君へ」p.549
 
【解題】 黒田 明

p.551

■ あの本が帰ってきた! 角川文庫『横溝正史読本』復刊!('08/9/25)
  角川文庫『横溝正史読本』'08/9/25復刊 '08/9/25付けで、角川文庫より小林信彦編『横溝正史読本』が復刊されました。2008年9月「今月の角川文庫編集長」である金城一紀編集長が選んだ、おすすめの角川文庫6冊の1つとして。 一ファンとして、『読本』の帰還を喜びたい。

文庫の帯に、金城一紀編集長が次のように記しています。
僕に物語を語ることの面白さを教えてくれたのは横溝です。

角川文庫緑304-99『横溝正史読本』の復刊ですので、単行本版『横溝正史読本』にはある、「日記(昭和四十年)」「昭和四十年の日記について」は割愛されたままです。 先に復刊された『髑髏検校』同様、文字が大きく見やすくなった分、ページ数がずいぶん増えました。

表紙カバーの後ろ側には、次のように記されています。
 名探偵金田一耕助のモデルは?「獄門島」「八つ墓村」ほかのトリックは、どのよ
 うに思いついたか?−−作家小林信彦氏を相手に、主要作品の詳細な舞台裏を
 初めて明かした、巨匠みずから空前絶後の内容と称する<対談四部作>、貴重な
 エッセイ<探偵茶話>、乱歩・安吾・彬光のによる横溝正史作品論と、資料的価値も
 高い伝説の名著が、ここに甦る。今回、新たに現代までの詳細な横溝正史年譜を
 加えた、ミステリファン必読の書。

上の文章に記されているとおり、今回の『横溝正史読本』復刊の目玉は、島崎博・作製、 浜田知明・訂補による横溝正史「年譜」ではないでしょうか。惜しむらくは、平成二十年(二〇〇八)の項目に、"八月、論創社『横溝正史探偵小説選I』刊行"の記述がないことでしょうか。

関連ページ:
 ・横溝正史関連ニュース&トピックス あの本が帰ってくる!

■ 論創社『横溝正史探偵小説選I』解題に…
  論創社『横溝正史探偵小説選I』【論創ミステリ叢書35】2008/8/30 論創ミステリ叢書35『横溝正史探偵小説選I』(論創社, 2008/8/30)の解題中、 「恐ろしきエイプリル・フール」(p.538)に関する記述内容に、 誤記があるようです。
問題の箇所は、以下の通り。

なお、角川文庫版のみ、冒頭の二段落分がカットされている。 作者生前の刊行であることを鑑みれば、冒頭をカットしたものが 底本となるが、ここでは論創ミステリ叢書の編集方針に基づいて 初出時のバージョンを採録した。

横溝正史の処女作・短編「恐ろしき四月馬鹿」は、 以下の出版物に収録されています。初出から54年を経て、初めて単行本に 収録された事実。今更ながら、ちょっとビックリです。

  1)『新青年』1921年4月号(2巻4号):初出
  2)『新版横溝正史全集1 真珠郎』 講談社, 1975/5/22
  3)『恐ろしき四月馬鹿』 角川書店, 1976/9/20
  4)『恐ろしき四月馬鹿』 角川文庫緑304-46, 1977/3/10
  5)『横溝正史探偵小説選I』 論創社, 2008/8/30

「恐ろしきエイプリル・フール」初出:『新青年』1921年4月号(2巻4号) 解題記載箇所は、実はこのように記載されています。
 四月一日の午前三時頃、M中学校の寄宿舎の一室に寝て居た 葉山という一学生は、恐ろしい夢からふと目覚めた。(中略)
 (二段落目:省略)
    ×
 四月一日の朝、M中学校の寄宿舎ではおそろしい事件が発見された。(以下略)

二段落目と三段落目の間に、初出『新青年』,『新版全集』ともに、 ×印で、一行分空けられています。しかしながら、 角川書店の単行本・文庫とも、何も書かれていない「空行」が一行あるのみで、 ×印が記されていません。

また、一段落目と三段落目の書き出しの文章がよく似ています。 これらのことから、勘違いが起こったのではないかと推察されます。

今回の論創社『横溝正史探偵小説選I』では、×印が復活し、 さらに作品タイトルも初出に戻りました。 ということで、今後もし角川書店より復刊される場合は、 勘違い防止の観点からも、ぜひとも初出通り、 ×印の一行にしていただければ、と思います。

■ 論創社『横溝正史探偵小説選II』【論創ミステリ叢書】刊行予定
  論創社サイトの 刊行予定のページに、横溝正史探偵小説選II【論創ミステリ叢書】の収録内容がアップされていました(2008/9)。
大たんふてきな怪人をおって、われらが名探偵のかつやくだ!『怪盗X・Y・Z』幻の第4話、初収録とのこと。またしてもグッジョブな収録作品ではありませんか!
1ファンとして、刊行が待ち遠しい限りです。

横溝正史探偵小説選 II 【論創ミステリ叢書】 9月下旬発売予定 税込予価3,360円

■ あの本が帰ってくる!
  '08/8/26現在、角川書店ウェブサイト(web KADOKAWA)の文庫刊行情報によれば、 '08/9/25付けで、角川文庫より『横溝正史読本』が復刊されるようです。 サイトでは次のように紹介されています。
 本書を読まずに横溝正史を語るなかれ!
 編者:小林信彦  デザイン:杉本一文
(!)
 [ 内容 ]
 名探偵・金田一耕助のモデルは? 『獄門島』『八墓村』ほかのトリックはどのように
 思いついたか? 作家・小林信彦氏相手に主要作品の舞台裏を初めて明かす!


この内容紹介文は、当時の『横溝正史読本』(単行本, 文庫とも)表紙カバーに記された 文章を省略したもののようです。以下に当時の前文を記します。
  名探偵金田一耕助のモデルは?「獄門島」「八つ墓村」ほかのトリックは、 どのよ
 うに思いついたか?−作家小林信彦氏を相手に、主要作品執筆の舞台裏を 初めて
 明かし、「新青年」編集長時代の、様々な思い出を語り、乱歩、 クリスティー、カーら
 の作品を縦横に論じて、巨匠みずから空前絶後の内容と称する <対談四部作>、
 新発掘のエッセイ<探偵茶話>、乱歩・安吾・彬光の資料的横溝論、 年譜を加える。
  空前のブームを呼ぶ横溝正史の人と作品の秘密のすべてを明らかにした《横溝
 正史読本》決定版!
  本書を読まずに、横溝正史を語ることは出来ないだろう。(小林信彦 編)


気になる価格 : なんと定価(税込):540円とのこと。うれしい価格設定ですね!
気になる収録内容 : 日記(昭和四十年)は、やはり割愛なのでしょうか?

『横溝正史読本』収録内容(1976単行本, 1979文庫版)
 序にかえて 横溝正史
 横溝正史の秘密 横溝正史・小林信彦
 第一部 「新青年」編集長時代から喀血まで
 第二部 自作を語る
 第三部 同時代作家の回想
 第四部 クリスティーの死と英米の作家たち
 資料1  探偵茶話<エッセイ> 横溝正史
 資料2  作品評
      「本陣殺人事件」を評す 江戸川乱歩
      「蝶々殺人事件」について(「推理小説論」) 坂口安吾
      「獄門島」について 高木彬光
 日記(昭和四十年) …文庫版では割愛
 昭和四十年の日記について 横溝正史 …文庫版では割愛
 年譜 島崎博
 初出一覧
 あとがきにかえて 小林信彦
 解説 権田萬治 …文庫版のみ

気になる表紙 : どのパターンでの復刊なのでしょうか?
いずれにせよ、復刊を楽しみに待ちたいと思います。
角川書店単行本
単行本
角川文庫初版
角川文庫初版
角川文庫再版
角川文庫再版

■ 論創社『横溝正史探偵小説選』出版記念祝賀会に参加
  論創社『横溝正史探偵小説選』出版記念祝賀会が、 以下の通り開催され、当方も参加させていただきました。

【日程】 2008年8月23日(土) 午後1時〜午後5時
【会場】 専修大学神田校舎731号教室(大学院棟3F)
【プログラム】
・講演
 1)浜田知明氏「三つ首塔, 火の十字架 テキスト校正ほか」
 2)山口直孝氏(二松学舎大学准教授)「横溝正史旧蔵資料受け入れの経過と概要」
 3)掛谷治一朗(^^;)「サイト開設10周年の思い出」
 4)黒田明氏「単行本出版の苦労話, 第2巻の目次概要」
・杉本一文先生サイン会
・『横溝正史探偵小説選I』先行販売
・横溝本交換即売会 ほか

当日、当方がお話しさせていただいた原稿をご覧になりたいという奇特な方は、 下記をクリック願います。ちなみに、ワイドハイター詰め替え用はちゃんと買って帰りましたので、ご安心を(^^;)。
関連ページ: サイト開設10周年の思い出
  - 論創社『横溝正史探偵小説選』出版記念祝賀会に寄せて -


■ 論創社『横溝正史探偵小説選』【論創ミステリ叢書】刊行!
  論創社『横溝正史探偵小説選I』【論創ミステリ叢書35】2008/8/30 '08/8/30付けで、論創社より『横溝正史探偵小説選I』【論創ミステリ叢書35】が刊行されました。これに合わせて、出版記念祝賀会も開催されました。

文庫の帯には次のように記されています。
 背 本格の巨匠戦前の軌跡
 前 新発見原稿「霧の夜の出来事」
    ほか、横溝ルパン大活躍!
    単行本未収録作、ここに一挙収録

そして、
 後 次回配本 横溝正史探偵小説選II  と記され、第2弾が予告されています。

 
[収録作品]
【創作・翻案篇】
 「霧の夜の出来事」(未発表作品)p.3
   
 「ルパン大盗伝」p.23
 「海底水晶宮」p.81
   
 「恐ろしきエイプリル・フール」p.163
 「化学教室の怪火」p.169
 「卵と結婚」p.177
 「十二時前後」p.183
 「橋場仙吉の結婚」p.201
 「恐ろしき馬券」p.219
 「悲しき暗号」p.223
 「宝玉的道話集」p.227
 「お尻を叩く話」p.235
 「首を抜く話」p.239
 「博士昇天」p.243
 「足の裏 − 共犯野原達男の告白」p.251
 「五つの踊子」p.259
 「妻は売れツ子 − 甘辛夫婦喧嘩抄」p.277
 「黄色い手袋」p.285
 「五万円の万年筆」p.301
 「ドラ吉の新商売」p.315
 「コント・むつごと集」p.321
 「陽気な夢遊病者」p.347
 「堀見先生の推理」p.355
 「榧の木の恐怖」p.359

【評論・随筆・読物篇】
 「ビーストンの面白さ」p.369
 「創作集「心理試験」書評(新著評判)」p.373
 「幽霊屋敷」p.375
 「私の死ぬる日」p.378
 「ビーストンに現れる探偵」p.383
 「探偵小説講座(『探偵趣味』版)」p.387
 「処女作云々」p.391
 「いろいろ」p.392
 「探偵映画蝙蝠を観る」p.395
 「無題(喫茶室)」p.405
 「酔中語」p.406
 「「ユリエ殺し」の記」p.407
 「恋愛曲線を称ふ」p.410
 「銀座小景 − 或は、貧しきクリスマス・プレゼント」p.412
 「散歩の事から」p.416
 「シネマの玩具化」p.419
 「不吉な数(近頃面白く読んだもの)」p.421
 「陰獣縁起」p.422
 「トーキーと探偵物」p.424
 「思ひ出の断片(亡き小酒井不木氏を偲ぶ)」p.426
 「グリーンの作品」p.428
 「フアーガス・ヒユーム」p.430
 「ビーステンドサム」p.432
 「パリのなぞ」p.436
 「くすり屋の抽斗から」p.444
 「探偵・猟奇・ナンセンス」p.447
 「探偵小説講座(『探偵小説』版)」p.454
 「横溝正史小伝」p.460
 「光る石(大下宇陀児氏の作品)」p.462
 「クロスワード式探偵小説」p.463
 「彼の精神力(水谷準氏の横顔)」p.466
 「現実派探偵小説(橋本五郎氏の作品)」p.469
 「浮気な妻故(女性を解剖する)」p.471
 「東京パンの思い出(佐左木俊郎氏の思出)」p.476
 「カミ礼讃!」p.478
 「探偵小説壇の展望」p.479
 「江戸川乱歩へ」p.482
 「槿槿先生夢物語」p.483
 「探偵小説の簡便化」p.487
 「クレオパトラと蚤」p.489
 「続槿槿先生夢物語」p.492
 「私の探偵小説論」p.495
 「上諏訪三界」p.509
 「アンケートほか」p.515
 
【解題】 横井 司

p.533

■ 論創社『横溝正史探偵小説選 I』【論創ミステリ叢書】続々報!
  論創社サイトの 刊行予定のページに、横溝正史探偵小説選 I 【論創ミステリ叢書】の収録内容がアップされていました(Aug/4 '08)。新発見原稿「霧の夜の出来事」ほか、単行本未収録作を一挙集成とのこと。グッジョブな収録作品ではありませんか!
1ファンとして、刊行が待ち遠しい限りです。

横溝正史探偵小説選 I 【論創ミステリ叢書】 8月25日発売予定 税込予価3,360円

■ 論創社『横溝正史探偵小説選』【論創ミステリ叢書】続報!
  論創社『横溝正史探偵小説選』【論創ミステリ叢書】刊行の予定ですが、 今のところ('08/7/22)以下のようです。

 1) 単行本は全2巻となる
 2) どちらも単行本未収録作品が中心
 3) 発売予定は『横溝正史探偵小説選1』が8月下旬、『2』が9月下旬
 4) 発売が近づけば、目次を公開予定

「横溝正史 温故知新」でも、以下の通り記しました。
横溝正史年代順作品リストを作成していた折、雑誌発表のみとなった作品や、数十年前に刊行されたきりその後復刊されていない作品など、埋もれた作品の数の多さに、驚かされました。横溝作品のファンとしては、ミッシングリングをなんとかつなげて、読み進めたいと考えています。

横溝正史が20世紀に残してきた作品達が、日の目を見ようとしています。 どんな作品が収録されるのか、今から楽しみですね。

関連ページ:
 ・横溝正史 温故知新 -埋もれた横溝作品を読む-

■ 角川文庫『髑髏検校』が復刊('08/6/25)
  角川文庫『髑髏検校』'08/6/25復刊 '08/6/25付けで、角川文庫より『髑髏検校』が復刊されました。2008年6月「今月の角川文庫編集長」京極編集長が選んだ、おすすめの角川文庫6冊の1つとして。
2008/6/12-22に新国立劇場で行われたミュージカル「DRACULA -ドラキュラ伝説-」(松平健主演)の影響ではないと思いたい(^^;)。

文庫の帯には次のように記されています。
 横溝正史でなくしては書き得なかっただろう、
 吸血鬼時代小説。
 この作品が今読めないというのは、
 もったいないですよ。角川文庫なのに。

 日本が、妖怪が見えてくる−−
 京極編集長が選んだ、おすすめの角川文庫

角川文庫緑304-19『髑髏検校』の復刊ですので、巻末には中島河太郎の解説があります。 文字が大きく見やすくなった分、ページ数がずいぶん増えました。

角川文庫'77/7/20
角川文庫'77/7/20
富士見時代小説文庫'86/8/30
富士見時代小説文庫'86/8/30
講談社文庫コレクション大衆文学館'96/3/20
講談社大衆文学館'96/3/20
徳間文庫'06/6/15
徳間文庫'06/6/15

■ NHK教育『知るを楽しむ』「横溝正史 日本を見つめた探偵小説家」6月放送!
  NHK教育テレビ『るをしむ』火曜日の「私のこだわり人物伝」で、 2008年6月は「横溝正史 日本を見つめた探偵小説家」(計4回)が、放送される予定です。

 ・放送日時:2008年6月 毎週火曜日 22:25-22:50
  (再放送:翌週火曜日 05:05-05:30)
 
No.番組放送予定(各回タイトル)本放送再放送
第1回  今こそ『獄門島』を読め! '08/6/3 '08/6/10
第2回  逆境に燃えた小説家魂 '08/6/10 '08/6/17
第3回  名探偵 金田一耕助 '08/6/17 '08/6/24
第4回  時代を超越した小説  対論/角川春樹 '08/6/24 '08/7/1

  小説家・真山仁氏による、"私のこだわり人物伝"「横溝正史編」になっているようです。 NHK出版のテキストホームページ「知るを楽しむ」では、
 金田一耕助を生んだ探偵小説の巨匠の傑作を新鋭の作家が読み解く。
と、紹介されていました。

NHK教育TV『知るを楽しむ』「私のこだわり人物伝」2008/6-7月放送テキスト この番組には、しっかりしたテキストがあります(定価683円, 書店で購入可能)。 一読の価値ありと思いました。 真山氏の「私のこだわり宣言 アイデンティティ・クライシス時代の救世主」という短文と、横溝正史略年譜、カラー写真なども掲載されております。 個人的には、よくぞ取り上げてくれた、ありがたい!と感じております。

今年6月の毎週火曜は、横溝正史曜日になります(^^;)。


■ ポプラ社『ラブストーリーセレクション 7 大人の恋』に横溝作品が!
  ポプラ社『大人の恋』(ラブストーリーセレクション 『ラブストーリーセレクション 7 大人の恋』(赤木かん子編, ポプラ社, 2008/3)は、 ラブストーリーセレクション全10巻の7巻目で、 オー・ヘンリー, 木村久子, 横溝正史, 戸板康二, 佐藤史生, 前川麻子の短編が 収録されています。 ラブストーリーとして、横溝正史の「ネクタイ綺譚」(初出「新青年」Vo.8 No.5, 1927/4)が収録されています。

帯には、次のように記されています。
 さまざまな恋のカタチをつづるアンソロジー
 想いよとどけ……


この本で横溝正史は、次のように紹介されています。
p.7, はじめに
「ネクタイ綺譚」は横溝正史の短編です。 みんなはマンガの「金田一少年の事件簿」を知っていますか? あのマンガの主人公、一君は、名探偵金田一耕助の孫、ということになっていますが、 その名探偵金田一耕助を書いた作家が横溝正史です。 『悪霊島』『八つ墓村』とか、横溝といえば、おどろおどろしい、怖い話を書く作家 ですが、これはちょっといい話になっています。
角川文庫『山名耕作の不思議な生活』(緑304-47)
p.42
『山名耕作の不思議な生活』(角川文庫)より採録
The Curious Story of Neckties, Yokomizo Seishi

横溝正史
1902年、兵庫県生まれ。
ミステリ雑誌の編集長をつとめ、海外のミステリー作品を紹介するかたわら、 自身も多くの作品を執筆。代表作は『獄門島』『八つ墓村』『犬神家の一族』など。 探偵役の金田一耕助は、今でも日本の代表的な名探偵の一人である。 この作品はいつものおどろおどろしい作風からかけはなれた、えっ? これが横溝?というかわいらしい話。いかがでしょう?


徳間文庫『山名耕作の不思議な生活』(2007/8) 角川文庫『山名耕作の不思議な生活』(緑304-47)は、絶版となって久しく、 入手がむずかしいのですが、2007/8に徳間文庫から角川文庫と同一収録内容の文庫が 刊行されています。 ラブストーリーとして、「ネクタイ綺譚」が再評価されているわけで、 これをきっかけに横溝正史再評価の輪が拡がることを、期待したいものです。

関連ページ:
 ・徳間文庫『山名耕作の不思議な生活』(2007/8)刊行

■ 文藝春秋『推理作家になりたくて マイベストミステリー』文庫化
  2003-2004年に刊行された 『推理作家になりたくて マイベストミステリー』(文藝春秋, 全6巻)は、 ミステリー作家たちが「最も好きな自作短編」と「最も好きな他人の短編」を選ぶ、 ユニークな趣向のアンソロジーでした。このアンソロジーが、 2007年末に『マイ・ベスト・ミステリー』と改題の上文庫化されていたことに、 今更ながらというか、最近ようやく気づきました(^^;)。

その第5,6巻に、横溝正史作品が収録されていることを、ご存じでしょうか。

『マイ・ベスト・ミステリー V』(文春文庫, 日本推理作家協会編, 2007/11)
(親本:『推理作家になりたくて 第5巻 鍵 マイベストミステリー』, 2004/2)
泡坂妻夫の「最も好きな他人の短編」として、横溝正史の「探偵小説」 (初出「新青年」Vol.27-No.9, 1946/10)が収録されています。

『マイ・ベスト・ミステリー VI』(文春文庫, 日本推理作家協会編, 2007/12)
(親本:『推理作家になりたくて 第6巻 謎 マイベストミステリー』, 2004/4)
横溝正史「神楽太夫」(初出「週刊河北」1946/3)と合わせ、「最も好きな他人の短編」として 谷崎潤一郎「秘密」が収録されています。また、「谷崎先生と日本探偵小説」という、 『谷崎潤一郎全集 第十巻』月報付録(1959/5)に添えられた、 横溝正史の短文も収録されています。
角川文庫『刺青された男』緑304-52
「探偵小説」「神楽太夫」は、ともに終戦後まもなくに発表された作品であり、 角川文庫『刺青された男』(緑304-52)に収録されたものの、 この文庫は絶版になって久しい。






■ 論創社『横溝正史探偵小説選』【論創ミステリ叢書】刊行予定
  論創社サイトがリニューアルされ、 刊行予定のページに、
 横溝正史探偵小説選 【論創ミステリ叢書】横溝正史(著)
と、記されています。1ファンとして、刊行を大いに楽しみにしております。




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