飛ばしてる訳でもなく、流れに乗って走行車線を走りながら柏トンネルを出たところで「カツン!」という軽い衝撃を感じ、車速が落ちた。 焼き付いたのかと思い、とっさにアクセルを放り出し、クラッチを握ったまま車体を3車線ある常磐道の一番左へ移動させ、タコメーターに目を向けると静かにアイドリングしている針を確認した。 前後に車影がないのを確認するとクラッチを握ったまま速度を50km程度まで下げ、恐る恐るクラッチをつないだ。 エンジンは車輪からのトルクが伝わると先ほどの衝撃がなかったかのように回転をあげ、アクセルを軽くひねるとスムースに加速を行い始めた。 大きな異常は見受けられないが初めて感じる挙動でもあったので、4000rpm以下の回転数のみを使用してバイク屋へたどり着いた。 バイク屋の社長に見て貰うためにエンジンを始動させると、アイドリング時にシリンダから今までは出ていなかったカタカタした音がわずかだが出ていた。 高速での状況をバイク屋の社長に話すとクランクかピストンに異常が出ている可能性があるから気を付けろとアドバイスをもらうが、自走可能なようなのでそのまま自宅まで戻った。 自宅に戻ったときにはシリンダからのカタカタとした音がはっきりと聞こえるようになっていた。 週末にシリンダを外してみると、左シリンダの内壁とピストンにしっかりと傷が残っており、ピストンが妙にグラグラする。 それはコンロッドも一緒に動いており、チェックしてみるコンロッドのクランク側のベアリングが砕け、フリクションが大きくなった状態でピストンがシリンダ内壁と接触していた。 高速走行中にコンロッドベアリングが壊れるという状態だったが、無事に戻れたことを幸運と思いたい。 処置として予備エンジンに載せ替え、傷がついたシリンダはボーリング処理を行うためにバイク屋に預けた。
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