Cygwin と TeraTerm

Windows 上で動作する TeraTerm という通信ソフトは Cygwin との接続機能をサポートしています。 一通りの日本語設定を実施済みで、 かつ X-Window 上で動作する GUI を使わない、 というのであれば、 X を立ち上げるよりも軽い動作で日本語を扱うウィンドウを起動できます。

TeraTerm のダウンロードとインストール

TeraTerm は Vector からダウンロードできます。 直接のページリンクは ここ です。

teraterm_utf8_417.exe というファイルがダウンロードできますが、 これがインストーラになっていますので、 起動してインストールしましょう。

Cygwin 接続用の設定

Cygwin 接続用の設定は、

 Setup → Additional settings

から行ないます。 下記の図に示したように実行すればよいでしょう。

メニューから「Setup → Additional settings」を選びます。

image/tera_001.png

「Cygwin」のタブを選択し、必要な設定を行ないます。 私は、下記の赤丸の部分を変更しました。

image/tera_002.png

設定を保存します。

image/tera_003.png

以上のようにしておけば、

 File → Cygwin connection

で TeraTerm 中で Cygwin のシェルが動きます。

次の画面は、TeraTerm 中で、 このファイルを編集しているところです。

image/tera_004.png

キーマップの変更

私の環境では、TeraTerm 経由で Emacs を利用すると、 範囲指定開始の「Ctrl-@」が使えませんでした。 「Ctrl-SPC」でも範囲指定開始ができるのですが、 「Ctrl-@」の方に手が慣れてしまっているので、 このキー割り当てを変更しています。 ちょっとした細工が必要ですが、 次のようにして可能ですので、 もし TeraTerm のキーマップに不満があれば、 試してみてください。

まず最初に、Emacs での範囲指定開始を割り当てるキーを増やします。 範囲指定開始コマンドは「set-mark-command」ですので、 Emacs 上で

 ESC-x help RET
 b

としてみましょう。 通常は「Ctrl-@」と「Ctrl-SPC」に割り当てられているはずです。

ここで、ファンクションキーのうち、使われていないものを探します。 私の場合は F5 などが未使用でした。 上記操作で出て来るキー割り当てのヘルプを見ると、 このファンクションキーが割り当てられているのは

 M-[ 1 5 ~     <f5>

という記述から、「ESC [ 1 5 ~」であることがわかります。 そこで、

 (global-set-key "\M-[15~" 'set-mark-command)

または

 (define-key global-map "\M-[15~" 'set-mark-command)

という記述を .emacs に追加して、 ファンクションキー F5 に範囲指定開始コマンドを割り当てておきます。

次に TeraTerm のキーボード設定ファイルに追加の設定を行ないます。 TeraTerm をインストールした場所(C:\Program Files\teraterm など) に、keycodej.txt という解説があります。 そこに記載されている、ユーザーキーの設定を行ないます。 つまり、「KEYBOARD」という名前のファイルを編集して、[User Keys] セクションに

 User1=1050,0,$1B[15~

という記述を追加します。

1050 という数値は keycode.exe で調べた「Ctrl-@」の PC key code です。 こうすることで、「Ctrl-@」を押したときに「$1B[15~」が送出されます。 これは Emacs にとってはファンクションキー F5 ですから、 .emacs の設定により set-mark-command が実行されることになります。

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