Presto と一緒に使うと大変便利(?)な Emacs のアウトラインモードの使い方を簡単にまとめました。
Emacs では、アスタリスク(*)を第1カラムに記述することで、 アウトライン(章や節)を表現します。 アスタリスクの個数でアウトラインのレベルを表します。 このとき、Emacs をアウトラインモードにしておくと、 着目する部分だけを表示したり、 章立ての全体構成を俯瞰したりすることができます。
例を挙げましょう。
*第1章 ここは第1章の文章です。 *第2章 ここは第1章の文章です。 **第2−1節 ここは第2−1節の文章です。 **第2−2節 *第3章 ここは第3章の文章です。
適当なテキストファイルを開いて、 上記のように打ち込みます。 ここで、「ESC x outline-mode RET」 とするとアウトラインモードに切り替わります。
ここで、「Ctrl-c Ctrl-t」と操作すると、次のように表示されます。
*第1章... *第2章... **第2−1節... **第2−2節 *第3章...
章/節見出し部分以外が消えてしまいました。 この場合、本文部分は削除されたわけではなく、 単に非表示になっているだけです。 非表示の本文がある章/節は、後にドットが3個表示されます。 本文が無い章/節にはドットが表示されません。 上記の例では、第2−2節には本文がありませんでしたので、 ドットが表示されていません。
元の表示に戻すには、「Ctrl-c Ctrl-a」と操作します。
アウトラインモードを抜けるには、元のモードを指定します。 通常なら「ESC-x fundamental-mode」や「ESC-x text-mode」 とすればよいでしょう。
上記では「Ctrl-c Ctrl-t」と「Ctrl-c Ctrl-a」を示しましたが、 これも含め、よく使う操作コマンドを解説します。
| 操作 | 意味 |
| Ctrl-c Ctrl-t | 章/節見出しだけを表示します。 |
| Ctrl-c Ctrl-a | 本文も含め、すべて表示します。どの状態にあるかわからなくなったら、この操作を実施しましょう。 |
| Ctrl-c Ctrl-o | 現在カーソルがある章/節以外の本文を非表示にします。つまり、着目している章/節の本文だけを表示します。 |
| Ctrl-c Ctrl-c | 現在カーソルがある章/節の本文を非表示にします。 |
| Ctrl-c Ctrl-e | 現在カーソルがある章/節の本文を表示します。 |
| Ctrl-c Ctrl-l | 現在カーソルがある章/節と、その下位階層の章/節について、本文を非表示にします。 |
| Ctrl-c Ctrl-d | 現在カーソルがある章/節の下位階層の章/節について、章/節見出しも含めて非表示にします。 |
| Ctrl-c Ctrl-s | 現在カーソルがある章/節の下位階層の章/節について、章/節見出しも含めて表示します。 |
| Ctrl-c Ctrl-p | 前の章/節見出しに移動します。 |
| Ctrl-c Ctrl-n | 次の章/節見出しに移動します。 |
| Ctrl-c Ctrl-b | 同じ階層レベルにある前の章/節見出しに移動します。 |
| Ctrl-c Ctrl-f | 同じ階層レベルにある次の章/節見出しに移動します。 |
| Ctrl-c Ctrl-u | 現在カーソルがある章/節の親の章/節見出しに移動します。 |
| Ctrl-c @ | 現在カーソルがある章/節見出しに移動して、そこに範囲指定開始マークを設定します。 |