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第四節 パート③
香港・中国の旅 パート③

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□□■3日目□□

  1月13日、天気はあいにくの小雨模様。今日は、KCR東鐵に乗り中国本土の街、深圳(シンセン)へ行きます。

中国本土側にある、イミグレーションのビル。まるで城のようだ。
▲ 羅湖のイミグレーション(出入国審査場)
九広鉄路に揺られ、そして徒歩で国境越え~
  午前8時ごろ、KCR東鐵の始発駅である尖東駅へ向かいます。香港滞在3日目ともあり、慣れた感じで(まぁ、日本のSuicaの要領と同じなのだが) オクトパスを自動改札にタッチし構内に入場。今回は頭等車(1等車)を利用したいと思い、ホームに設置ある頭等核准機にオクトパスをタッチし、いざ乗車します。

  列車は、尖東駅を出発し途中の九龍塘駅から黄色いウインドブレーカーに身を包んだ2人の車掌が乗り込み、車内改札が始まります。車掌はティシュペーパーの箱大の 端末を差し出し、この端末のカードリーダーに私が持っているオクトパスをタッチするよう指示してきて、私は指示どおりタッチ!なるほど、乗車前に頭等核准機にタッチされたカードが 降車したとき自動改札で頭等の乗車運賃を差し引くので、車掌は頭等車の乗客がちゃんと頭等核准機にタッチしているかチェックしているのでした。
  車内改札が終わり、列車は香港競馬場のある沙田を通り、沙田からは樹木類がまばらな山(と言うか丘)を望みながら、尖東から約45分、中国国境に接する羅湖駅に到着しました。

羅湖駅のホーム駅名標示板。[出]とは出口(改札口)を示している。
▲ 羅湖駅ホームの駅名標示板
羅湖駅の改札口。この先は香港の出国審査ゲートになっている。
▲ 羅湖駅の改札口
香港と中国本土の国境線を流れる川に掛かる連絡橋。まさに、国境に架かる橋。
▲ 国境に架かる連絡通路

  羅湖駅の改札を出ると香港の出国審査場があり、ここでパスポートと出国カードを提出します。パスポートに香港政府の出国スタンプを押印されると同時に、出国カードが回収され ゲートを無事に通過。香港としばしのお別れです。

  香港と中国本土の国境線を流れる「深圳河」と言う川を越える連絡橋を徒歩で約3分弱で渡り(短かっ!)、いよいよ中国本土の街、深圳へ。中国側の入国審査場で入出国カードを記入、 パスポートへ押印を受け、無事通過して中国本土上陸を果たしました。

深圳市内の科学館駅周辺。画像では小さくて分かりにくいですが、ピンクの看板は「ジャスコ城市広場店」です。
▲ 深圳市内の科学館駅周辺。
中国、深圳に上陸。さて…

  無事、中国・深圳に上陸したわけですが、さて、どこに行こうか?何を見ようか? っと言うのも、深圳の街については、手持ちの香港のガイドブックに3・4ページに主な見どころのみ載っているのみで、事前にはよく調べていなかったのです。(要するに、行ってからのお楽しみ状態!)

  KCRに乗る前、尖東駅で「深圳玩楽遊」と表紙に書かれたパンフレットを貰いました。これには、2004年12月28日に深圳地下鉄(深圳地鉄)が開業したこと(どおりで、手持ちの香港 のガイドブックには載っていない筈だ)、その地下鉄各駅周辺の観光・商業施設が詳しく載っているもので、このパンフを参考に深圳の街の散策することにします。
  羅湖のイミグレーションビル前には広場があり、広場の直下に地下鉄羅湖駅を見つけ、いざ!御決まりの「乗りつぶし」のスタートです。 ここで、深圳地下鉄について簡単に説明すると、上記のとおり2004年12月28日に開業したばかりで、区間は羅湖駅~世界之窓(シージェジーチュアン)駅間の1号線と 少年宮(シャオニェンゴン)駅~皇崗(ホァンガン)駅間の4号線の2路線計21.9kmあります。

  羅湖駅にて切符を買います。香港のMTR・KCRと同じ要領で自動券売機を操作し、まずは初乗り運賃である2元の切符を購入します(1日乗車券などのフリータイプの切符は無いようでした)。券売機から出てきた切符は、「トークン」と呼ばれるコイン型した緑色のプラスチック製で、ICチップが内蔵されたものです。このトークンを改札機のリーダーにタッチしてホームに入場します。 ホームに降りると、ホームには線路と仕切るホームドアがあり、まもなく白色にオレンジのラインの入った電車が入ってきました。車両の大きさは香港MTR・KCRと同じくらい。 開業からまだ約2週間のため、駅施設・車両ともにピッカピカだったのが印象的でした。

深圳地下鉄の改札口。トークンを改札機に入場時はリーダーにタッチし、出場時にはトークン投入口へ入れる。
▲ 深圳地下鉄の改札口。世界之窓駅にて。
各駅のホームにはホームドアが設置されている。そのため、電車を撮影するのは難しい。
▲ ホームから電車を見る。
深圳地下鉄車内。座席はステンレス製で、壁・手すりは白を基調だ。
▲ 地下鉄車内、内装は白一色。

  1号線の終点、世界之窓駅で一旦下車。羅湖からは、5元なので乗り越し清算が必要なので窓口へ行きます。清算時に駅係員が何やらA5ぐらいの大きさの伝票を作成し、私に 「この欄に、サインしろ」と指示、指示通りに日本語でサインする。後の客も同じように清算していたので、深圳地下鉄はこの方式なのだと納得しました。 世界之窓から4元のトークンを買い、再び地下鉄に乗ります。途中、会展中心(ホィジャンジョンシン)駅で交わる4号線の少年宮~皇崗間に乗車したのち、1号線の科学館駅で下車します。 駅を出ると、ここ数年で急速に発展した深圳の街とあり、目新しいビルが立ち並んでいます。その中に、ピンク色の見覚えのある看板を発見!そうです「吉之島」ことジャスコの城市広場店です。 時間はお昼をとっくに過ぎていたので、遅い昼食をと吉之島に入り散策。日本食レストランを見つけ、「イラッシャイマセ~」と片言の日本語に迎えられてメニューを。幕の内弁当を 注文し、しばしの休憩をしました。
  昼食後、吉之島を後にし香港へ戻るため、地下鉄で羅湖に向かいます。イミグレーションで出国手続きをして、中国に別れを告げます。朝に渡った国境の連絡橋を通り、香港に再入国し 羅湖駅からKCR東鐵に乗車します。途中の大圍でKCR馬鞍山鐵道に乗換え烏渓沙まで1往復した後、再びKCR東鐵に乗り尖東へ。今日1日が終了しました。

後日談
  今年6月に発生した、中国各都市での反日デモ。 当時、TVニュースで深圳市内の日系スーパーでの騒動の様子も放映されていて、この日系スーパーこそ、私が昼食をとったジャスコ 城市広場店だったのです。

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□□□■4日目

  1月14日、晴れ。今日は、香港の北西部に位置する、新界エリアをLRTで散策します。

新界エリアに路線を持つ、LRT(軽鐵)。基本は1両で運行しているが、一部画像のような2両連結もある。
▲ 新界エリアを走る「LRT(軽鐵)」
LRTで新界を散策。そして、
  今日も早起きし8時ごろ宿を出て、MTR尖沙咀駅へ。荃灣綫、東涌綫と乗り継いで南昌駅へ行き、KCR西鐵に乗り換えます。KCR西鐵は2003年12月に開業した路線です。このKCR西鐵に乗り、南昌から約20分の元朗(ユンロン)駅で下車します。この元朗からLRTを乗りつぶしながら、新界エリアを散策開始です。

  このLRTは、正式には軽便鐵路(ヘンビンティツロウ)略称:軽鐵と言い、路面電車タイプの車両を単行(1両)または2両編成のワンマンで運転されています。駅には改札口は無く、ホームに券売機とオクトパスのリーダーがあるのみで、車内でも運賃や切符の収受はありません。一見、無賃乗車が出来そうですが、時々係員が乗り込み抜き打ちで車内改札し(今回は見られなかった)、見つかると罰金を取られるそうです。
  手持ちのオクトパスをホームの入場用カードリーダーにタッチしてLRTに乗ります。LRTは鋭い加速で発車しました。新界エリアは高層アパートが立ち並ぶニュータウン。この景色を眺めながら、複数の路線があるLRTを乗り継ぎ全線完乗しました。

LRTの後姿。終端駅ではループ状の線路を通って逆向きとなるため、車両後部には運転台が無い。
▲ 1両のLRT(後部から)
カードリーダーは3種類あり、画像のオレンジのカバーは入場用、緑のカバーは出場用、そして水色のカバーはカード残額閲覧用となっている。
▲ オクトパスのカードリーダー(入場用)
オレンジ色のFRP製の座席が並ぶ車内。運転台の方向を見る。
▲ LRTの車内

  LRTを完乗し、KCR西鐵の始発駅である屯門駅へ。KCR西鐵に乗り、途中の美孚でMTRに乗り換え九龍塘へ降り、駅に隣接するショッピングセンターで昼食をとります。 昼食後、九龍塘地鐵駅バス停から170系統バスに乗車し、香港島の南部の海に浮かぶ水上レストラン「珍寶海鮮舫(Jumbo)」を見に行きます。

  170系統バスは途中、紅磡駅横の海底隧道を通って香港島に入り、香港島中央部の香港仔隧道で南側に出る。バスが香港島の南側に出たところ、海沿いの香港仔海濱公園バス停で 下車します。ここからJunboへ無料の渡し舟が出ているのですが、ただ外から見たいだけのでここはパス。Junboの方向へ岸壁の歩道を行きます。5分くらい歩いたところにJumboを見つけるもまだ遠く、どうやら岸からは見られないようだ。近くに遊覧船乗り場があり、看板に「遊覧船1hour 1200HK$」と書いてある。暇そうにした係りのおばちゃんに「Jumboを見たいだけなので30分にしてくださいな。」と交渉すると「だったら、30分で600HK$でいいよ。」と快諾してもらい、すぐ乗船となった。10名程載れる小船を私のみの貸しきり状態で出港。Jumboの前に一時停船したのち(夜はさぞかし綺麗なんだろうなぁ)、香港仔の水上住宅を回って帰港し遊覧を終えました。

Jumboの表側。夜来るともっときれいなんだろうなぁ。
▲ 水上レストラン「Jumbo(珍寶)」
Jumboの裏側。まるでアニメ「千と千h~」の油屋の裏みたいだ!
▲ Jumboの裏側
香港仔の水上住宅。かつては、この湾にびっしりと浮かんでいたらしい。
▲ 香港仔の水上住宅

  Jumboを後にし、71系統バスで中環へトラムで上環へ向かい、ウエスタン・マーケット(西港城)に立ち寄る。ウエスタン・マーケット内の「80M巴士専門店」という模型店で、 2階建てバスとトラムの模型を購入し土産としました。その後、MTRで銅鑼灣へ行き日系デパート「そごう」の地下で夕食をとり、宿へ戻り4日目が終了しました。

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□□□□■5日目

  1月15日、晴れ。今日は、香港最終日。とうとう帰国です。

  9時ごろに宿を出発。空港バス(A21系統)に乗るため、KCRの紅磡駅へ向かいます。バスに乗る前に香港最後の食事をとり、空港バスに乗ります。この空港バスも 香港内の他のバスと同様に2階建てで、もちろん2階の一番前方の座席に座ります。運賃は市内からは33HK$(約430円)均一。なぜ、空港までバスを選んだかと言うと、 九龍から空港のある大嶼山へ渡る、大きな吊り橋の青馬(チンマー)大橋からの眺めがよいからです。(この青馬大橋、2層になっていて上段部は6車線の道路で、下段部は MTRのエアポートエクスプレスと東涌綫の線路があるが、線路部分は風除けの鋼板で覆われていて景色が見えない。)

  バスに乗り市内を抜けて青馬大橋へ。海を渡り大嶼山に入り、暫くエアポートエクスプレスと東涌綫の線路と並走します。この道路の向こうには、今年9月に開園予定の 「香港迪士尼樂園」が建設中ですが、山に隠れて見えません。暫くしてMTRの車庫が見えてきて、その敷地内に白いボディにキャラクターをかたどった窓の電車(まるで、浦安にあるモノレールの鉄道版!)が見られました。迪士尼樂園開園に合わせて開業するMTRのアクセス線で使用されるのでしょうか?さまざまな景色を眺めつつ、紅磡から約70分で香港国際空港に到着しました。

左側の白いバスが空港バスA21系統。
▲ 左側の白いバスが空港バス
眺めが最高の青馬大橋。この下をMTRのエアポートエクスプレスと東涌綫の線路が通っています。
▲ 青馬大橋を渡り、大嶼山へ
テーマパークのキャラクター型の窓のあるMTR車両。このパークへのアクセス路線に使用されるのか?
▲ キャラクター型の窓のある車両

  空港に到着しJALのカウンターへ、チェックインします。すぐ出国検査場に向かい、制限エリアに入り搭乗までのひとときを過ごします。搭乗するのは成田ゆきJL732便、15:10発です。 出発時刻の約30分前にボーディング開始のアナウンスがあり、いざ搭乗。その後JL732便は15:10、オンタイムで出発し香港国際空港をテイクオフ。そして、4時間30分ほどのフライトで20:00、成田国際空港に無事ランディングしました。成田国際空港からは電車を利用し、無事に自宅に到着、今回の旅行を終えました。

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(第四節 お し ま い)



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