| ● 天ぷらの歴史 |
| |
天ぷらの歴史は意外に新しく、江戸時代に魚介類や野菜などに水溶きしたうどん粉の薄い衣を付けて、油で揚げたものを総じて「天ぷら」と呼んでいたようです。
天ぷらの名前が初めて文献にに登場するのは、1669年に京都の医師・奥村久正が著した『食道記』とされています。ただ、当時は、魚や鳥の肉を油で炒めたり、揚げたりしたもの、つまり油料理全般のことを「天ぷら」と呼んでいたようです。
江戸も中期頃には、なたね油やいわし油の生産が拡大し、それに伴い、油料理も台頭してきました。この頃には、現在のような衣を付けて揚げる天ぷらが一般化していました。
幕末の頃には、お座敷などでも天ぷらが出されるようになり、高級料理へと変わっていきました。当時人気のあった食い物屋の番付にも天ぷら屋の名前が載るようになりました。
その後百年余り、今では天ぷらは、寿司とともに日本を代表する料理として全世界に広まっています。
|
|