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北の方にはあまりドライブしたことがないので,秩父を経由して雁坂トンネルを通ってみることにした.秩父はセメント以外にもそばが有名であるから,そばを食べることも目的である.
町田街道を通って高尾方面へ向かう.途中,八王子楢原のダイエーでトイレ休憩をして,秋川街道から青梅に向かう.青梅を過ぎると都道53号青梅秩父線を北西に向かう.このあたりには東京都にありながら地方に出かけたようなのどかさがまだ残っている.都営バスが走っているのが不思議な気もするが,一応都内なので不自然な光景ではないはずである.
小沢トンネルを超えて埼玉県に入るといっそうローカル色が強まる.名栗村ではラジウム温泉などと書かれた看板もあり,やや活気があったが,村の中心部を外れて国道299号線へとつながる県道53号線の秩父側の9.2kmの区間では雪もたくさん残っており,ひたすら山の中を走ることになる.国道299号線に入るとすぐに渋滞が始まる.それまで対向車すら珍しかった山道を走ってきたので,渋滞はかなりストレスになる一方,道路状況は格段によくなった.
西武秩父線の芦ヶ久保駅,横瀬駅付近は徹底的に渋滞していたが,秩父の市街地に入ってからは車が流れ出した.どうやら国道140号線を北上して長瀞方面へ行く車のために渋滞していたようだ.渋滞を後目に,国道140号線を南下し,そば屋を探す.しかし,なかなか見つからなかったので,途中のホームセンター「カインズホーム」でトイレ休憩.先日の大雪のときに雪かきシャベルが壊れたので,新しいシャベルを探したのだが,残念ながら求めるものはなかった.ただ,屋根まで届くような長いはしごが売っていた.クリスマスの飾り付けにかなり役に立ちそうだったが,さすがに軽トラでも借りなければ持って帰れそうになかったのであきらめる.
昼ご飯にありつけないまま,国道を西に進む.道の駅荒川村ではそばが食べられるのでは,と期待してみたものの,行ってみると店が閉まっている.やっとの思いで16時頃に秩父そばの店を見つけることができた.いつものように天ざるを注文する.通常天ざるにはエビの他に野菜などの天ぷらが入っているケースが多いのだが,ここではなんとゆずの天ぷらが入っていた.輪切りにしたゆずをからっと揚げたものだったが,実においしかった.値段も手頃で一人前1000円であった.
国道を進むとどんどん山道になっていき,途中でループになったりしながら雁坂トンネルに近づく.夕方ということもあって,気温が低い山の中では一部路面が凍結しているところがあり,滑っていることがわかる.全長6625mの雁坂トンネルは埼玉県と山梨県を結ぶ有料道路であり,普通車は710円払わなければならない.こんな山の中に立派なトンネルを造ったのだから有料道路なのも無理はないが,果たして収支はどうなのだろうか.夕方とはいえ,連休中である.それなのに交通量が少なかった.
山梨県に入る頃には,まわりが暗くなっていた.まっすぐな山道を下っているため,ギアを一つ落として走ってもスピードが出てしまう.市街地に入ると,時間が遅くなったので中央道経由で帰るため勝沼インターへ向かう.しかし,上野原まで渋滞35kmの表示を見て,高速に入ることを挫折した.御坂みち経由で帰ろうと決め,甲府盆地の周りを右旋回していると,右手方向にきれいな夜景が見える.この夜景だけでも観光スポットになり得るくらいのすばらしさであった.御坂みち(国道137号線)に入ると,なぜか渋滞している.普段この道はたいした渋滞もない道なのに,中央道からの抜け道となったからだろうか.なお,チェーン着装の電光掲示が出ていたが,対向車にもそのようにした車はなかったのでチェーンを着けるための渋滞ではなかったようだ.
結局,河口湖までずっと渋滞していた.河口湖では湖畔をぐるっと迂回する国道137号線が渋滞しているというのが定説なので,200円を払って河口湖大橋有料道路を通る.この200円は距離は短いものの,渋滞を回避できるという点で非常に価値の高い200円である.河口湖からは東富士五湖道路を通る.ほとんど一般道で山道を通ってきたので,あまり気合いも入らずほぼ制限速度で走り続ける.料金所で窓を開けると,かなり涼しいことがわかる.おそらく外気温は氷点下であろう.須走からは国道138号線を御殿場まで走り,東名に乗る.
足柄SAで休憩をし,土産などを仕入れる.駐車場からトイレに行く途中,電光掲示で「0」と書かれていた.気温か風速でも表示しているのだろうと思ってよく見たら,屋根について太陽光発電の発電量を示すものだった.当然夜は発電量ゼロであろう.妙に納得しつつ,東名を上って帰宅する.
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