けん引一種免許1) 取得:1999/3
けん引一種免許を取得するのに普通・大型免許を持っている場合、最短で12時間の教習を受けなければなりません。通っていた教習所では、大型特殊免許のみ持っている人のためのけん引教習はやっていないらしく、教習時間の一覧には載っていませんでした。ただ、大特からけん引っていうのは受ける人がいなそうなので詳細は不明です。あと、学科は免除ですが、適性検査があります。
教習は12時間のうちの7時間はバックです。それはけん引免許の最大の難関が方向変換だからです。教習時間の内訳は、第1段階が5時間、第2段階が7時間。つまり第1段階は全部バックの練習です。
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第1段階 |
直線バック | |
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角度合わせ | ||
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右バック | ||
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右バック | ||
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右バック | ||
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第2段階 |
左バック | |
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左バック | ||
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法規走行 | ||
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1コース | ||
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2コース | ||
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3コース | ||
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練習コース復習 | ||
たいていの人は普通一種免許を持っています。他に持っているとしても原付、あるいは普通二輪免許などが多いでしょう。しかし、ここに普通免許(しかも若葉マーク付き)からけん引一種免許を取ろうと教習所に通っていた無茶な人間がいます。では、なぜ「けん引」なのでしょうか。
- 大型免許を持っていないと乗れないような大きな車を運転できる(ただし、路上教習はない)
- マニュアル車である
- ほかの免許にはない技術的要素(バックなど)が必要である
これが主な理由ですが、免許証の「種類」の欄に文字を増やしたいというのもささやかな理由です。
もちろん、大型免許、普通免許、大型特殊免許のいずれかを持っていればけん引免許を受験する資格はありますが、試験車両(当然教習車も)はセミトレーラで運転席部分は大型トラックとほぼ同じです。
また、免許が取れたとしても、普通免許とけん引免許では用途がキャンピングトレーラを普通車でけん引する程度しかありません。(その後、大特免許を取りましたが大特とけん引だとなにができるんでしょう?)
(2000年9月に大型一種免許を取得することができました。政令大型車の運転資格が出来次第、キャリアカーやタンクローリなどのけん引車を運転することができるようになります。)
はじめてのけん引車。とにかくでかい。まずは助手席に乗り込むよう指示される。シートベルトは2点式で緩くても特にかまわないらしい。
「どこで免許取ったの?」
「教習所です」
「・・・」
「教習所の名前ですか?」
「そう」
「○○自動車学校です」
「大型免許は?」
「ないです」
「そう。・・・二輪? (免許証を見て)・・・も、ないね」
「ないです」
こんな会話が続いた後、今日やることの見本を見せてくれる。今日するのは直線バックの練習。なんでも、窓から頭出してトレーラから目をそらさず、トレーラが右に行きそうになったらハンドルを右に切り、左ならその逆にしなければならないらしい。また、ギアはRと2しか使わないらしい。運転を代っていざ練習。どうもうまくいかない。早速ギアをRに入れたつもりで前進。どうやら2に入っていたらしい。ひとまずギアを確かめバック開始。くねくねと直線をバックしていると、補助ブレーキが入る。左が縁石に接触している。一旦前に戻ってブレーキをかけようとすると、普通に踏んでるつもりなのに急ブレーキになり、教官は前につんのめり、教習原簿は落ちる。これが噂のエアブレーキであった。この後も2,3回教官はつんのめることになるのだが、たしかに止まるときに「プシュ」と空気の音がするのが分かる。そのうち曲がり過ぎて修正不可能に思えたので途中で引き返したら、
「途中でやり直したら練習にならないよ」
「すいません」
となり、以後ある程度曲がってもなんとかバックを続ける。しばらく行ったり来たりすると、
「ここで止まって」
教習時間が終わったようである。時間が経つのに気がつかないことから、かなり集中していたものと思われる。
「あなたは左に行く傾向があったでしょ。右にはぶつからなかったよね?」
「はい、右は大丈夫でした」
「あと、普通しか持ってないからしょうがないんだけど、ギアとエアブレーキね…」
となって教習終わり。普通免許しか持ってないからか大目に見てもらってハンコ獲得。無事1時間目の項目クリア。今日の教訓
○ 直線バックはとにかくまっすぐを意識すべし
○ Rだと半クラッチだけでアクセル踏まなくてもOK?
今日は右バックの練習。例によって見本を見せてくれる。まず、右側の縁石から30 cmくらい車体を離し、前輪が目印のガムテープに来たところでハンドルを半分ちょっと左に回し、トラクタ右後輪とトレーラ横に貼ってある黄色のテープがちょうど重なるような位置までトラクタとトレーラを折り曲げる。そこからトレーラ最後尾の赤い反射板が車庫の外側の目印の縁石までくる間その曲げ具合を維持するようにハンドルを右に回してちょうど良い位置を保つ。この際、トレーラ右後ろのタイヤが縁石の角を沿うようにしないと左前輪が縁石にぶつかる。最後にハンドルを右いっぱいに切り、トラクタとトレーラがまっすぐになったら直線バックで後ろまで下がる。ただし、ちょっとしたミスにより斜めに車庫に入ったり、車庫の中央に入らなかったりするので微妙にハンドルを操作しないといけない。
さて、実際にやってみると、うまくいかない。前回と違ってまず前進して車庫までたどり着くように普通車と一緒に走らなければならない。大型車を運転したこともないのであまりにも長い車体を操作しきれず、左折時に左後輪を縁石にぶつけまくる。自分のお尻の下に前輪があるため、自分が道にはみ出た頃にハンドルを切り始め、そのまま車線の端までいっぱいに使って大回り気味に回らなければならないところで普通車の感覚でハンドルをすぐに戻してしまい、タイヤを縁石にぶつけるのである。
バックでもハンドルを切る方向を逆にしてしまい、やり直さなければ入れなくなったりと、改めてけん引車の運転の難しさを実感した。
今日の教訓
○ 大型車の内輪差に気をつけよ
○ お尻を右に振りたければハンドルは左、左なら右
また右バックの練習。きょうは大型特殊の教習車が走っていて、いつもより教習コースがにぎやかである。
見本を見た後で実際にやるが、右側に寄せるのが足りずにうまく曲がりきれず、左前輪が縁石にぶつかる。一応やり方通りにやろうとしても1回ではうまく入らないこともあり、切り返してバックする。しかし、直線バックがあまりうまくできないため、切り返し後もうまくトラクタ、トレーラ、ハンドルがまっすぐにならず、改めて直線バック&低速の練習を1回はさんで再度挑戦。そもそもクラッチのつなぎ方が荒く低速がうまく作れないためにハンドルの切り方戻し方が遅すぎてまっすぐを通り越してさらに逆に折れてしまう。
数回車庫入れをしたのち、トラクタとトレーラがやや折れた状況で教習終了。
「他の先生に起こられちゃうぞ〜」
といわれたくらい甘い採点でハンコ獲得。今日はこの後もう1時間乗れるのであと一ふんばりといったところ。
今日2時間目の教習。先ほどうまく車庫に入らなかったのと同じ車両で教習。今回は見本の車庫入れはなく、車庫入れ手前までで運転を交代する。2時間目のせいか、比較的スムーズに車庫入れ体制に入る。相変わらずクラッチの使い方に問題はあるものの、今回からは3回までの切り返しを意識した運転のため、今までほどは焦らなくてもいいのが楽だ。
うまい具合にトラクタ、トレーラ、ハンドルがまっすぐになるようハンドルの戻しと直線バックに気をつけて練習する。しかし、まだトラクタが少しトレーラに対して曲がってしまうので、次の時間の見きわめのときには気をつけなければならない。
そんなところに気を取られていたため、車庫から出る際に右後輪、あるいは左前輪を縁石にぶつけそうになり、切り返すことになる。ただ、以前にくらべて大型車の運転になれてきたようで、車庫(方向転換)以外の左折については(右折はまだ登場していない)内輪差で左後輪を縁石にぶつけなくなった。
普通免許を取ったときも2時間連続の教習は何度かあったが、今回の2時間はいままでで一番苦労した部類に入る気がする。
今日の教訓
○ 検定のとき、切り返しは方向転換(車庫に入る、出る)全体で3回まで
○ ハンドルを切る、戻すはなめらかにし、ゆっくり動きながらする
今日はいよいよ第1段階の見きわめの日である。なにやら教習車のトレーラのサイドにあるライトが球切れのようで、交換している。そのため、いつもの方向変換の所ではなく、外周の大通りに教習車が止めてある。方向変換の所で運転を交代し、右バックで入れようとするも、右後輪が縁石の角から離れ過ぎて車庫の左側ぎりぎりに車体が入る。何度か前進して再度バックして一応はまっすぐになりまたコースを回ろうとした。交差点で右にウインカーを出し、右折しようとしたそのとき、
「なんで右曲がるの!」
「えっ?」
「右バックの練習だよ!」
「あっ、すいません」
今日はいつもと違って最初に外周の大通りを回って方向変換の所に到着したので、きっとコースも回るのが練習のうちなんだなと思い、いつも左に曲がるところを右に曲がろうとしたのである。実はただライトの球を交換するためだけに最初外周に車を止めてあったので、外周を走ったのは練習のためではなかったのだ。そんなことから、なんか今日は調子が狂って左カーブで左後輪をぶつけること数回、方向変換で右後輪を縁石に乗り上げそうになったり、左前輪を縁石にぶつけそうになること数回。しまいには、右バックでトラクタとトレーラを折り過ぎてしまったりとミスをくり返し、さすがの指導員も運転交代し、見本を見せながら詳しく説明してくれる。そしてとにかく右後輪を縁石に沿わせて回ることを意識し、なんとか車庫に車が収った。
そのとき途中でクラッチを踏んでもギアがRに入らずガチャガチャやっていたら、一度Nでクラッチを上げ、再度踏み込んでギアを変えるよういわれた。すると、たしかにすっとギアが入った。
もう今日は見きわめなのに相変わらずヘマばっかりだったので、見きわめのハンコはもらえないのではと心配したが、なんとかもらうことができ、第1段階を規定時間だけでクリアした。次の教習は1週間後なので感覚を忘れるのではないかと少し心配。
今日の教訓
○ もう目印をたよりにするのはやめて右後輪の位置をよく見よう
○ ギアチェンジしにくければNで一度クラッチを踏み直す
今日から第2段階となり、左バックの練習。まずは左バック用の目印の説明があり、見本を見せてくれる。右バックと異なり、直接左後輪が見えない状態でのスタートであり、ミラーを頼りに縁石の角と左後輪の位置関係を把握する。
運転を交代する。はじめは右バックのときとハンドルを切るのが逆なので戸惑ったが、基本的にトレーラを進めたい方向の逆にハンドルを切ればよいので徐々に慣れる。練習が進むにつれ、左バックにも慣れ、右バック並には車庫に入るようになってきた。ただもともと角度がつき過ぎたり後輪が縁石に近づき過ぎたりと失敗を重ねてきたため、一発で車庫の真中に入ることはほとんどない。
左バックの感覚にも慣れきたが、前進時に左折で左後輪を縁石にぶつけたり、逆に意識し過ぎて大回りしたりと大型車の扱いにいまだ悩みつつ教習終了。
今日2時間目の教習。また左バックの練習だが、今回は左バックの見きわめである。右バックのときと同じように目印を頼りにするのにも限界があり、少しでも目印からずれたり、バック開始時に左縁石との間隔が狭すぎたり広すぎたりしても最終的にうまく入れない。よって、左後輪が見えるような位置まで来てからは微調整を含めてすべて自分で判断しなければならない。
この時間はもういい加減に前進時の左折で左後輪を縁石にぶつけそうになってもなんとか切り抜けることができるようにはなってきたが、何となくコツが分かってきた気がする。いままでは大型車を意識しつつも普通車の感覚でハンドルを切り過ぎていたが、実験的にハンドルをあまり切らずにはじめから大回りを決め込んでいつもより少なめにハンドルを切ったところ、うまくいくことが分かった。つまり、ハンドルを切り過ぎてから修正して曲がるより、大回り気味にあまりハンドルを切らずに曲がった方が最終的には車線をはみ出る部分が少なくなり、きれいに曲がれるのである。
しかし、バックの方は相変わらずうまく車庫の中央に車体が収らず切り返しを含めてもまだまだトラクタ、トレーラ、タイヤの3つがまっすぐにはならず、微妙にどれかが曲がっている。うまく入るときもあるのだが、たいていは検定時に減点を食らうかどうか微妙な状態で車庫に収る。
一応ハンコをもらうことができ、次回からは法規走行である。これからはバックがメインではなくなるので、大型車の扱いにさらに困るのか?
今日の教訓
○ 左バックはミラーが命
○ 左折は大回り気味にしてハンドルは切り過ぎない(時と場合による)
今回からは前進がメインになる。まずは説明とコースの走行の見本があり、いろいろと注意とコツを教わる。運転を代ると普通車では当たり前のようにしていることすらなかなかできない。たとえば、右折時にはあらかじめ右側に寄り、対向車がいれば待つとか、車線を踏まないようにまっすぐ走るとか。とにかく勝手が違い過ぎる。ミラーで左右の車線を確認しつつ、ギアを変え、スピードを落としてカーブを曲がるといったことからきちんとできるようにしなければならない。
また、コースにはS字があり、この通過にはミラーと縁石の見える位置を常に確かめつつ、途中では隣接する直線コースの車にミラーが邪魔にならないよう気を使わなければならない。出口ではトレーラの車輪とともに出た先のコース沿いに立っているポールにミラーを当てないよう左右のミラーを見つつハンドル操作をしなければならず、ゆっくりと前進することが要求される。スピードが出過ぎていると、ハンドル操作などが追いつかず、カーブを曲がりきれなかったり、センターラインをはみ出したりすることになる。今回は今までのけん引1号車ではなく2号車であり、半クラッチ時にアクセルを少し多めに踏まないとノッキングが起こったようにガタガタ揺れるので調節に苦労する。
そしてコース途中で右バックをしたが、これまた目印を頼って微妙なずれを修正できずにうまく車庫に入れない。バック時には左手だけでハンドルを操作するよう言われるが、手のひらで回せと言われても汗で滑ってうまく回せず、なかなかタイミングが遅れて曲がった状態で車庫に入る。今まで何度も他の人が車庫入れするのを見たが、自分が一番下手である。だんだん検定でうまくいくのか心配になる。
今日の前進ではとにかく大型車なので後ろを意識しなければならないのだが、ギアの使い方からカーブの曲がり方など基本的なことが分からず、後ろだけでなく前もぶつかりそうになり、補助ブレーキ踏まれまくりのエンストしまくりとなる。今までバックばっかりだったのでRではクラッチだけで車が動いたからかその癖が抜けずに2速でいきなりクラッチだけ繋いでしまいエンストするなどどう考えてもバカなことをしでかしてしまう。
この1時間で普通車教習34時間全体でエンストした回数や補助ブレーキを踏まれた回数より多くそれらを体験したように思える。次回は練習コースを走ることになる。
連続して2時間目の教習。また2号車。今度は1コースを走るが、前の時間の法規走行でほとんど同じことをしていたので繰り返しになる。前の時間と異なるのは踏み切りがコース上に存在すること。ただし、踏み切りでは多少道が傾いているものの、普通車とは異なり、サイドブレーキを引くようには言われない。どうやらエアブレーキのおかげで後退するタイミングが遅いので普通に2速発進で問題ないようだ。注意するのは踏み切りコース手前のカーブであまり大回りしてその後修正しないと、踏み切り内でセンターラインをはみ出し、対向車がいた場合通過不能になってしまうことである。
コース中の右バックではまたもや修正できずなんとか切り返して収った。いろいろと折れ過ぎだとか伸ばし過ぎだとか言われるが、修正は半クラッチの低速と素早いハンドルさばきができないとつらい。目印を意識するもいいが、かえって何も言わずに見てるだけの指導員なら自分で何とかできるようになるのではといい加減な感じになる。どうも普通車の時と違い、運転していて気持ちにゆとりがないのではと思う。これは大型車に慣れてないというよりは、マニュアル車に慣れてないといった方が適切だろう。普段はオートマ車に乗っているので山道にでもいかなければギアを特別意識せずに走るが、マニュアル車では、ことあるごとにギアと格闘しなければならない。ブレーキとのタイミングやギアチェンジの正確さを持ち合わせていないために、ブレーキが遅すぎて焦ってカーブでギアチェンジすることになりギアがうまく入らないこともしばしばある。
今回はバックよりも難しい印象であったが、指導員によると、けん引車は大型車よりも楽らしい。なぜなら、車体が折れることで後輪がどこを通っているかミラーで確認できるからだそうである。
これでもか! というくらい甘い採点でハンコをもらい、次は2コースの練習をすることになる。
今日の教訓
○ 右左折はトレーラの前輪がコーナーに差し掛かったところでハンドルを切る
○ トラクタはどうにでもなる。トレーラの動きを考えよ
今日は雨が降っており、コース上に水たまりができている。そのため思ったよりもハンドルが取られやすく、ふらつきに注意するよう言われる。2コースを走るが、左折時に左後輪が縁石の角を一定の距離を保って回るようにするのが難しい。けん引2号車での教習となるが、今日は指導員がゆったりとした人でこちらにも焦りがあまりなく落ち着いた教習である。そのためか、ギアがいつもよりスムーズに入り、いい気分である。
コースを回っていると当然バックで車庫入れがあるのだが、相変わらず下手である。また今回は、左折時に(場所にもよるのだが)少しハンドルを切るのが早すぎるとの指摘を受ける。また右折時にウインカーを出して通行帯の右側に寄るためにもう少し普段から左寄りを走るよう言われる。そうでもしないと、右折時に右に寄れないか、またはセンターラインをはみ出そうになってしまう。また踏み切りに入るときは、斜めにやや左折で入るのだが、ハンドルを切るのがやや早く、左後輪が縁石の角ぎりぎりを通過してしまい注意を受ける。S字では、いままでよりもやや厳しく、コースのカーブの微妙な歪みまで意識した運転をするよう言われる。
もういい加減にバックにも慣れていなければならないのだが、あいにく目印をちょっとずれるだけでも車庫入れは修正が効きにくいので雨では目印も見にくくつらいものがある。
水たまりをさけて車を止め、教習終了。
2時間続いて同じ指導員で教習となる。最初からバックの練習をする。右バック左バックをくり返し、今度は3コースを走る。また2号車であるが、もう慣れたようだ。コース的には特に変わったことはないが、右左折など順番が少し違う。この時間はなぜか普通車がほとんど路上に出払ってしまい、教習コースが回りやすいが、ちょっといつもより活気が少ない。
コースを回るのに特に道順を覚える必要はなく、どこのあたりが要注意だとか、ハンドル操作が忙しくなるとか、何となく印象が残っていれば検定でも役に立つらしい。次第に外が暗くなってきておまけに雨で水たまりができているので、コースの発着点で左に寄せきれないが、これは悪条件が重なったためで、特に心配ではないとのこと。
そんなわけでまたバックをメインに練習する。とにかくゆっくりと車を動かし、目印のテープをきちんと合わせて微調整に徹する。これができればきっとうまく車庫入れはできる。縁石と車の間隔やバックを始める位置が合っていれば後は車の折れ具合が目印通りになっていれば、うまい具合に車庫の真中に車が収るはずである。
バックに注意するよう言われ、教習終了。引き続き所内に車が少ないが、渋滞のため、出払った普通車が戻ってきていないようである。
今日の教訓
○ 右折のための進路変更をきちんと行うためにも、普段は道の左を走る
○ バックはゆっくりていねいに
今日は第2段階の最終日で見きわめである。雨が降っておりとても寒い。久しぶりのけん引1号車である。いままでの3つのコースを回るが、いくつか問題点が出た。
まずは、進路妨害。けん引車の場合は後ろが長くてしかも折れ曲がるのでカーブではトラクタの先端がセンターラインをはみ出し大回りをすることがあるのだが、対向車がいる場合、相手に迷惑をかけないようカーブ途中(というよりは道路の曲がり角)でも一時停止しなければならなくなる。ところが、相手の大型車にブレーキを踏ませてしまったのだ。相手がたとえ普通車であっても、実際に自分が相手の立場だったら分かるように、センターラインをはみ出した大型車が前から来たら恐いのだ。それどころか相手が大型車なら恐いどころかミラーがぶつかる恐れがある。
次に、トレーラ後輪と縁石の間隔。いまでもついうっかり普通車の感覚で早めにハンドルを切ってしまうことがあるのだが、当然トレーラは縁石に引っ掛かってしまうわけで、進路妨害にならないよう相手のいないのを見計らって反対車線にはみ出るようハンドルを切ったり、バックしてやり直したりしてカーブを曲がるのだが、ミラーで見る限り、あいにくの雨でもありタイヤが縁石にぶつかっているのかそれともぎりぎりでぶつかっていないのかがわかりにくく、最終的にぶつかってしまうことが2回くらいあった。また、逆に左の間隔が空き過ぎてキープレフトを行っていないと注意されることも1回あった。
あとは、細々したことだが、直線で課題速度30 km/hを出す際に、前回の教習ではギアは3のままで速度が十分出るからアクセルを踏み込めばよしとされていたが、今日は「そんなにエンジンの回転を上げたのなら4に入れてね」とのことだった。また、最後に発着点でエンジンを止めるときにギアをRに入れてからサイドブレーキを引き、キーを回してエンジンを止め、クラッチブレーキの順に足を離すようにということで注意を受けた。いままでは特にいつギアをRに入れるかはサイドブレーキを引いてキーを回してエンジンを止めてから入れたりしていたのでちょっと意外だったが、今回指示された方が基本だと宣言されてしまったので検定時には悪い印象を与えないように注意したい。個人的には最終的にギアがRに入っていれば構わないと思うのだが、基本がそうならばあえて違うことをする必要もない。
見きわめのハンコをもらうことができ教習終了。前にも1度あたったことのある指導員だったので、励ましの言葉があり、「前よりも前進うまくなったね」とのこと。これで最短の規定時間で教習を終え、検定に臨めることになる。
今日の教訓
○ 進路妨害に注意
○ 基本に忠実にエンジンを止めよう
今日は晴れていていい天気である。占いでもいい結果が出た。集合場所に集まると、10数人の受検者がいる。本日の検定を受けるのは、大型・けん引・大特・二輪・審査の人である。ただし、途中から二輪車の検定の人と別行動になり、大型・けん引の受検者は全部で3人と少ない。検定員も1人しかいない。今日は大型特殊の人はいないようだ。
まずは大型車から検定が始まった。検定そのものは、大型かけん引かどっちからはじめても構わないといった感じで適当に順番が決まる。その後がけん引の検定である。けん引は2人いて、もうひとりの人が先だった。教習所内は普通車教習をやっており、その人が走っている間暇だったので、発着点付近で普通車が縦列駐車をしているのを見ていた。いまとなっては普通免許を持っているが、約1年前は同じように縦列駐車の練習をしていた時期があったので、懐かしく思いながら見ていた。やはり縦列駐車は難しいようだ。何人かがやるのを見ていたが、うまく入れない人や、左後輪を縁石にぶつけている人もいた。
さて、自分の番である。今日は3コースなので左バック。また検定車は2号車である。はじめ左右を確認して乗り込み、ドアロック、シート、ミラーを合わせ、ギアを2に入れてサイドブレーキを下ろし、ウインカーを右に出す。右と後方の確認の後、出発進行。2回左折したところで一旦停止、なんと教習の合間の休み時間に突入し、コース上に教習車の路駐がびっしりと並んでしまい、検定できないので休憩である。ギアをNに入れ、サイドを引いてしばらくお休み。だが、意外とこの休憩でリラックスできてよかったと思う。
教習時間が始まったので検定再開。コースの途中から発進し、しばらくコースを進む。その後しばらくして左折があるのだが、けん引車は大回りするので対向車に気をつけなければならない。ところが、路上教習に出る教習車の列が左折した先にできており、そこをすいすいと教習車が来そうな気配なので一時停止で数分止まっていた。でも、教習車は路上方面に行くようでこちらには来ない。やがてバイクが来たのでその後左折を開始したが、待たなくても行けたらしく、注意を受ける。途中で踏み切りでは、普段はエアブレーキが効いているのでやや坂道なのだが、ブレーキを離してすぐに2速発進でよかったのだが、今日はエアブレーキの効きが弱いのかずるずると後退してしまう。焦って急にクラッチを繋いでしまいガクガクッとなる。S字は一応はうまく左右をぶつけずに通過できた。しばらくして課題速度30 km/hの直線があり、左バック。けん引2号車なのに、今日は目印にうまく角度をあわせることができ、一発できれいに方向転換できた。そして検定終了。
指定の場所で待っているよう指示されていたので、建物に入ろうとコースを歩いて出るとけん引の1番目の人がいた。コースを間違えたので合否が心配だとのことである。
結果発表。3人とも合格である。けん引は2人とも75点。やっと終わったという安堵の気持ちと、もう少しで危なかったとのドキドキの気持ちでいっぱいでどこで減点したのか聞くのを忘れてしまったが、全体的にもっと元気に運転してよということである。
卒業証明書が出来上がるまでアンケート等を書きながら過ごす。この間に二輪車の合格者1名が入ってくる。今日はいつもと異なり、二輪車は合格者がたった1名ということである。その理由は、いつもより整備が行き届いており、クラッチの感覚が違ったということのようである。そうこうしているうちに、卒業証明書ができてきた。二俣川での手続き等の説明があり、卒業記念品をもらう。
いつも気になっていたのだが、けん引車のトラクタは自重8t未満なら普通車なのか? 聞いてみると、そうらしい。だから、教習車は普通とけん引免許で乗れるらしい。ただ、二輪の合格者の人の話によると、けん引したときにトラクタの軸重(第5輪荷重)がある程度以上だと、単独でも大型車の範疇に入るらしい。実際は車検証を見ないと分からないが、ほとんどのトラクタは大型車になってしまうそうだ。何でもメーカーが普通車のトラクタは作っていないという話だ。だから普通免許とけん引免許ではキャンピングトレーラーや、滅多にないけど普通車のトラクタでのけん引、あるいはこれも珍しいけど、4 tのフルトレーラーなどしか使い道がない。やはり大型免許がないと、けん引免許の効力を発揮できる機会はぐっと減る。
帰り際に深視力の練習をしてみるが、何回も測ってやっと規定以内の誤差となり、約1ヶ月お世話になった教習所を後にする。
相鉄に乗って二俣川に着く。そこからバスで190円。生まれて2回目の運転免許試験場である。8時過ぎに着いたので証紙売り場もそれほど混雑しておらず、前回普通免許を取りに来たときよりもすいている気がする。
きのう教習所では証紙を貼るのは2ケ所と聞いていたが、申請書に申請料と交付手数料の合計分の証紙を貼るだけでよかった。2号館のB窓口で申請する。申請書と卒業証明書を出し、免許を見せる。そのあと、適性検査である。視力は問題なかったが、深視力でつまずいた。いつもの眼鏡では視力が出ないので度の強い眼鏡で試験を受けたのだが、はじめ3本見えるはずの棒が4本見えてどれが動いているのか分からず困った。次第に3本に見えるようになったが、ボタンを押す位置が全然ダメで注意を受ける。試験官は恐そうな人だったが、機械の横に付いた小窓から棒が前後する様子を見せてくれ、きちんと仕組みを説明してくれた。できないからすぐ不合格ではなく、数回やり直して数値が規定以内になるまでつきあってくれた。
これで問題の深視力をクリアし後はひたすら待つだけである。待っていると、偶然にもきのう一緒に検定を受けたけん引の人が話しかけてきた。彼も今日免許を取りに来たようだ。10時20分頃放送が入り、写真撮影をすることになったが、そのときまた偶然にきのう大型で検定を受けた人もいた。世の中狭いものである。その後予定よりやや早く11時頃には免許が出来上がった。今回回収される免許ははじめての免許だったので記念にもらえないかと尋ねたら、穴をあけたとしてもダメ、とのこと。なんでも有効期限が残っているのでダメらしい。やはり悪用されては困るとの配慮からか? いまとなってはもうどうしようもないが、記念の写真でも撮っておけばよかったと後悔しつつ新しい青い免許と引き換えに古い緑色の免許を返納する。
これからしばらくここ二俣川には来る予定がないので、最後に国際免許を申請し、即日発行された。