大型免許を取得するのに普通免許を持っている場合、公認の教習所では最短で22時間の教習を受けなければなりません。大型一種免許を公認の教習所で取得すると路上教習があって魅力的なのですが、平成14年度から公認の教習所で大型二種免許の教習が始まるという噂なので、もっと魅力的なバスの教習の方にお金をかけたいと思い、非公認の教習所で練習し、試験場で技能試験を受けることにしました。
電車で二俣川まで通うと乗り換えが大変なので、車で出動。7時40分頃立体駐車場に到着。かなり奥の方だが一応駐車スペースはあった。結構車の中で涼んでいる人がいて不思議に思う。門を入ると結構行列ができていたので教習所卒の普通免許取得予定者だろうと思いつつ、左の入り口から入ってトイレを済ませる。窓口の方を見ると誰もいなかったので「怪しい」と思ってもと来た入り口から外に出て行列の方へ行ってみる。入場時刻が7時50分とあったので、どうやら先ほどは関係者以外立入禁止的なところから入ってしまったようだ。
開場を待って、案内で「大型一種の技能試験を受けたいのですが…」というと、コピーのところで並ぶように指示される。その間に持参した証明写真を所定の大きさにカットする機械でカットする。普通免許を取りに来たときは都内の教習所を卒業したので、二俣川では自分で申請書を書かなければならなかった。そのときはこの機械の存在に気がつかず、はさみで枠のサイズを気にしながらチョキチョキと切っていたものだ。ついでにいうと、切りすぎて小さくなってしまった上に、長方形と言うよりはゆがんだ四角形になってしまって「こんなので受理されるのだろうか」と勝手に不安になっていた。それはともかくとして、コピーが終わると3,300円の証紙を買う。このとき5,300円出したらこの間発行されたばかりの2,000円札がお釣りとして戻ってきた。なんだかうれしい気分である。
名前、生年月日、連絡先、受けたい免許の種類などを記入してB窓口に並ぶ。適性試験で難関なのは深視力だが、1回目に3本の棒が並ぶときは見送った。はじめ奥から手前に真ん中の棒が動いてくるが、このときどのあたりで棒の位置がそろうか見ておけば、次からは適切な位置でボタンを押せる。機械によっては中で何かが動いている音がするので参考になるかもしれない。けん引のときと異なり、今回は一発でクリアできた。後で申請書を見ると、それぞれ0, 22, 8 mmであった。3回の平均が20 mm以内であれば大丈夫である。
10時頃になると、白いカードを持った人(学科試験免除で技能試験を受ける人)の召集がかかり、指定の日時が記入された紙と申請書が渡される。午前中の受付の場合、大型一種受験者は初回のみだが希望すれば当日午後に技能試験を受けられるようである。しかし、今回はまだ練習もしていないので指定の日に受けることにする。
けん引免許を持っているとはいえ、何も練習しないでのこのこ大型免許を取りに行っても落ちるだろうということで、先日下見を済ませておいた非公認の教習所で練習する。午後1番の予約が取れたので昼ご飯の心配をしなければならない。そこでぶらぶらと散策をはじめたのだが、近くに適当な店がなかったのでちょっと離れたスーパーまで車でご飯を買いに行く。戻って昼を食べると、少し休憩して教習が始まる。
車に乗るときはドアを開ける前に前後の確認をするとか、ルームミラーには手をかけるなど一通り教わった後、運転の見本を見せてもらう。けん引を取ってからブランクがあったのとけん引のヘッドが普通車なのに対し、いま乗っているのが大型車であるということから少し感覚がつかめないでいたが、徐々に慣れる。今回の教習内容は周回と進路変更である。
まずは周回だが、その前にギアの練習をする。R, 2, 3, 4しか使わないようだ。けん引車で苦労したのと同様に今回も変速には苦労することになる。基本的に2にうまく入らないというのが苦労の原因である。発進すると、はじめは右回りの練習をする。試験場の走り方としてメリハリというのがある。運転に慣れていないとアクセルを思いっきり踏めなくてだらだらした走りになってしまい、「もっと元気よく走ってね」といわれて落ちてしまうというのが試験場であるから、練習のうちからアクセルには気をつける。ただ、ブレーキが遅くなってカーブでスピードを落としきれないと、あわててしまって操作が追いつかずにギアを4から3へうまく落とせなかったりするので、カーブ手前でスピードを落とした上でカーブはゆっくり走るようにする。今日の感じだとスピードは3速のアイドリング程度で十分のようである。
今度は左回りである。右回りと違う点は左後輪を意識しないと脱輪もしくは大回りになってしまうということである。交差点では曲がった先の縁石が自分と並ぶ頃にハンドルを切り始め、けん引のときと同じように切りすぎないというのがポイントである。左回りをしばらく走った後、障害物を避ける進路変更の課題を行う。流れとしては「安全確認(ルームミラー)→右合図→目視→進路変更」となり、戻るときも同様に左合図を出す。
教習終了時にもとあった場所に車を戻す作業をした。いわゆる車庫入れである。ただし、本当の車庫ではなくS字カーブ状になっていたのでいわれるままにハンドルとアクセルと操作していただけである。自分としてはエアブレーキで急ブレーキになってしまったところとギアがうまく入らなかったところが反省点であるが、1回目にしては上出来といわれたので何となく満足である。もちろんけん引一種免許を持っているのだからあまりにもぼろぼろでは面目ないのだが。
教習を終わって自車に乗ると「軽い!」というのが印象であった。ハンドルは軽いしブレーキも軽い。けん引のときは教習所の送迎バスで近くの駅まで送ってもらえたが、今回の教習では自分で運転して帰らなければならない。車両感覚は明らかに違うので問題ないが、操作の感触が異なるのでしばらくは気をつけないといけない。最後に、途中片側2車線の50 km/h道路でおまわりさんがレーダーか何かで速度取締りをやっていた。55 km/hくらいで走っていてなんか目が合ったような気もするが,車を止められてサイン会場までご案内されるということがなかったから、ひとまず安心。後は15 km/h未満速度超過の違反点数1点と反則金9,000円の請求が来ないことを祈るだけである。
今日のポイント
○ 3速アイドリングでアクセルを踏まなくても車は進む
○ カーブ手前では徹底的にスピードを落としてその後の操作にゆとりを持たせる
○ 速度超過に気をつける
8時少し前に二俣川に着いて、コース図を購入し少しコースを歩いてみる。大特と違ってコースが長いのでさすがに全部は回らなかったが、クランクや縦列駐車部分は見て回った。受付してみると、3号コースの5番であった。このコースは縦列駐車ではなく方向変換である。
順番が来ると、ドアを開ける前に左右に首を振って前後を確認し、車に乗り込む。このとき、荷物を座席後ろに置くことに気を取られて、風にあおられたドアが全開になってしまい、一言いわれる。「風でドア開いちゃうからきちんと閉めてね」という感じである。シートの位置を合わせてルームミラーに手を当ててからシートベルトを締めてちょっと待つ。サイドブレーキを確認してクラッチを踏み、ギアをNに入れる。エンジンをかけると出発進行である。まずはギアを2に入れるところからつまずく。教習所よりギアが楽に入ることを忘れていてギアをRの下まで持ってきて後ろに引いていて入らない入らないとがちゃがちゃやっていると「Rの下にギアないよ、よく見て!」といわれた。早速焦って、発着所が6番だったので左に合図を出さなければいけないところを、いつもの癖で右に出してしまう。「この場合は左か」などとぶつぶつ独り言をいって左に合図を出し直して出発。はじめの一時停止でややつんのめった後、右折してならし走行終了の黄色いカラーコーンを通過する。
するとまもなく試験中止になる。大特のときと同じように、ならし走行終了後1番の交差点において初めての左折で左に寄りすぎてダブルの外側のタイヤが縁石に乗り上げたようだ。たしかにミラーで見るとぎりぎりであり、「このまま左折すると柱にぶつかる」といわれたのももっともなことである。ここは片側2車線であり、大型車が走ると結構車線の幅をいっぱいに使うのであまり左に寄りすぎてはまずい。すぐに発着点に戻るように指示が出たものの、交通の流れからか制限40 km/hの道路を通って一回りさせてもらう。いいわけにはならないが、試験車が練習の車より新しく、ギアやペダルやハンドルの操作感覚が結構異なるものだったのも敗因のごく一部を構成していると思われる。途中で終わってしまった一番の理由は、そもそも大型車の車両感覚がなかったということだからである。
今までもそうだったが、補助ブレーキを踏まれて一通り怒られた後、試験官は急に優しくなって、「ハンドルはこの辺で切るといいよ」とか、「このくらいだと左が空きすぎだね」とか丁寧に教えてくれた。最後にギアとエアブレーキと左折を注意されて終わり。このときも、「がんばってね」と励ましのお言葉をいただいた。不合格のどの受験者に対しても同じようなことをいっているのかもしれないが、ひょっとすると、自分は見た目にもかなり落ち込んでいたのかもしれない。
不合格発表の後、練習の効果もむなしくいきなりの試験中止でへこみつつ、車を運転して帰宅する。雨が降ってきてワイパーを動かしたらブレードがふるえて音を立てる。ついこの間取り替えたばかりなのに…。
今日の教訓
○ 1番の交差点では左折時に無理に左に寄らない
○ ギア操作は軽いタッチで
○ 普通車の感覚でブレーキを踏まない
今日の練習内容は、前回の練習に引き続き、周回と車線変更である。基本的にコースの外周をぐるぐる回るのだが、途中で右左折や信号通過、一時停止、障害物などいくつか課題に相当するものが追加されたものである。
前回と異なる教習車なのでギアの入り方やクラッチの感じが少し異なる。発進時に駐車スペースから車を出すために後退しなければならなかったのだが、ギアをRに入れたつもりで1で発進して植え込みに突っ込みそうになる。気を取り直して無事発進する。今回の教習車は前回の車よりもノッキングが起こりやすく、クラッチとアクセルの操作をしっかりやらないといけない。しかし、相変わらず低速で加速むらがあってぎくしゃくした動きになってしまった。
前回に比べて右左折の回数が増えたので、いろいろと注意点も増えた。まずは、左折時の左寄せである。縁石から直角に白い線が引いてあり、車の左端がこの線の先っぽと重なるくらいまで寄せるように教わる。数回は広めに寄せてしまったが、だんだん寄せられるようになる。あとは縁石と左後輪の間隔が60〜70 cm、つまり水切りの幅の倍くらいで一定に曲がることができればよい。まだこれはうまくいかないときも多く、曲がりきったときに1 m以上空いてしまったり、逆に寄せすぎてハンドルを戻して修正しなければならなかったりもした。きれいに左折することは当面の課題である。
また、右折については信号のある交差点で中心のすぐ内側を通ることと右折した先のセンターラインを右後輪が踏まないように走ることを教わる。前者は学科試験でも聞かれるような内容であり、少なくとも試験場では特に意識しなくてもできるだろう。後者は普通車のときは意識しなくても大型車やけん引車では重要なポイントだと思われる。つまり、ラインを踏めば試験中止になるからである。たしかに、右折先の道路からこちらに向いて走っている車が右折するときの状況を考えると、その車は右に寄っていることになる。そこを大型車がラインを踏んで走ってきたらぶつかる可能性が大である。対処方法としてはミラーで確認しながら右折するとともに、あまりハンドルを切りすぎないことがあげられる。
指導員によると、S字やクランクはぶつかったり乗り上げたりしなければ大丈夫らしく、右左折や進路変更、メリハリや(目で見るだけではなく、首もきちんと振る)安全確認といった基本的な走りができていれば受かるらしい。「車の取り回しもだいたいできているからすぐに合格しますよ」などといわれつつ下車する。前回と同じく、教習を終えて自車に乗り込むと、ハンドルが軽くブレーキも軽く感じる。いつも同じ道を通って帰るのもおもしろくないので、途中から少し違う道を通って帰る。
今日のポイント
○ クラッチを急につながない
○ 左折時は水切り幅の倍程度まで左に寄せる
いつもの周回コースに加えて坂道発進が加わる。教習車3台のうち、今日ですべてに乗ったことになる。これが一番新しい教習車だったのか、試験場の車と同様に3点式シートベルトが装備されていた。
特に変わった内容といえば、坂道発進だが、MT車で坂道発進をするのは2年以上ぶりであり、うまく感覚がつかめなかった。坂道では1速で発進し、坂を上りきったら2に変速し、頂上の平地で3に入れてそのままエンジンブレーキとフットブレーキを併用して徐行しながら下ると教わった。
そのほか、クラッチのつなぎ方が雑だったこととアクセルワークがうまくいかずノッキングとなったので注意したい。また、正確には道路の曲がり角だが、左折時に左に寄せるのが甘く、その後修正しようと思いっきりハンドルを切ったら縁石を乗り越えてしまった。やはり、はじめにうまく寄せたないとダメだ。
いつもと違う道から帰ろうとして渋滞にはまってしまった。燃費が悪そうだ。
今日のポイント
○ クラッチを急につながない
○ 坂道発進では1から発進する
○ 左に曲がるときはあらかじめ左に寄る
占いは最下位だが大安という運気である。少し余裕を見てきたので立体駐車場に車を入れることができた。その後、少しコースを歩いてみる。試験官と同じ制服を着た人がコースの見回りをしていたのに加えて、掃除までしていた。受付してみると、3号コース1番だった。受かるなら受かる、ダメならダメでさっさとけりを付けたいと思い、一番に並んだからである。
試験車に乗って確認などした後、発進。前回と同じコースなだけに、同じ過ちを繰り返さないよう1番の交差点でしっかりミラーを確認し、左折する。立体駐車場の下を40 km/h弱で走行した後徐行、そして次の交差点あたりからまた加速する。左折して踏切を越えると左折してすぐ右折する。しばらく走ると見通しの悪い交差点でキョロキョロして、ちょっと加速した後左折でクランクに入る。ただ、前がつかえていたためワイパーのスイッチを上に上げてハザードを出して待った。このとき左に寄せるのが甘かったかもと思う。2速で無事クランクを抜けると左折。すぐ信号があったが青から変わってしまったのでブレーキをかける。が、突然のためあわてて急ブレーキになってしまう。信号が青に変わると左右を確認して加速する。突き当たりを右折してまた右折。坂を上る途中で坂道発進である。練習ではうまくいかなかったので心配したが、本番では大丈夫だった。なお、坂道発進のギアは1でも2でも構わないらしい。坂を下るとすぐS字である。2速アイドリングで走行したが、はじめクラッチを切っている時間が長かったので減点の心配がある。左折して信号を通過すると右折。少し走ってまた右折。課題速度45 km/hである。4速でアクセルを踏み込むと無事45 km/hを越えたので、しばらく45〜50 km/hで走行し、道路の曲がり角扱いのカーブ手前で減速し3に変速する。その途中で合図を出して右側を目視し、障害物を避ける。また左側に戻ると、立体駐車場の下を走って障害物手前で右折。方向変換である。一応、入る場所をちらっと首を振って確認してやや頭を右に振った。左バックなため、ミラーをよく見てゆっくり進む。しかし、うまく入りそうもなく右後ろがぶつかりそうだったため切り返す。このとき、Rに入った状態で逆行してしまう。しばらく動けなくなると、「逆行するならサイドブレーキ使って」と試験官。試験中にアドバイスが飛び出てきたら終わった証拠である。その後車庫には入ったが右に出るのにちょっと余裕がない。大特のときのように方向変換を出るときに苦労したくなかったので幅寄せしてみる。このとき試験官がこっちを見ていたのでもしかすると幅寄せの必要はなかったのかもしれない。その後立体駐車場の下に出て合図が戻ったらまた点けたりしながら1番の交差点へ。右折扱いで発着点に戻る。
案の定、ブレーキと逆行を注意される。ブレーキの方は「積み荷がずれちゃうよ」ということだった。一応最後の課題である方向変換までは70点を保持していたと思われるが逆行と切り返しで持ち点がなくなった可能性が大である。ただ、完走(といえないかもしれないが)できたことで久しぶりに満足感を味わうことができた。この気持ちよさは技能試験受験の醍醐味であろう。
ウーロン茶を飲んでから本など読みつつ発表を待つ。その間公認教習所卒で普通一種の学科試験を受けに来た大学の1学年下の知り合いに遭遇する。
12時近くになって合格発表である。結果は不合格であったが、前回のようにへこむことはなかった。不満があるとするなら前回同様試験間隔が1週間であることだ。できれば2, 3日後には受けられるようだといいのだが。
帰りの運転は大型車との車両間隔の違いではなく別のことで冷や冷やしていた。それはガソリン切れのランプが点灯していたからである。二俣川の駅で左折して保土ヶ谷バイパスに入ったはいいが渋滞していた。ガソリン切れのランプが点いていてもあと10 Lは入っているだろうからたぶん大丈夫だとは思ったが、渋滞にはまると燃費も悪くなるし不安である。結局途中でバイパスを下りたが必要以上に加速しないように注意してなんとか行きつけのガソリンスタンドまでたどり着いた。
今日の教訓
○ 急ブレーキにならないよう判断してかつブレーキ操作にも注意する
○ 逆行のおそれがある場合はサイドブレーキも用いる
○ 早めにガソリンを入れておく
今までの練習に加えて一通りの課題を教わる。話の流れで「前回の試験で一応完走しました」「試験までの練習はとりあえず今回で最後です」と申し出たからか、すべての課題の練習をしてもらえることになった。
まずは周回や進路変更、坂道発進を行う。坂道発進では今までうまくいかなかった理由にサイドブレーキの使い方のまずさがあった。今まではギアを1に入れて安全確認をして半クラッチ状態で、ボタンを押してからサイドブレーキを戻したが、ボタンを押しておき、後は戻すのみという状態で坂道発進を行うとスムーズに発進できた。これは収穫である。
S字では、けん引のときと同じく、曲線の方向が変わるときにハンドルを戻すのをできるだけ我慢して次の曲線の外側を回れるようにするのがコツである。これはけん引でしっかり練習したし、前回の試験でも一応通過できた。
クランクは右折用のところを左折進入して練習したので入り方は必ずしもうまく練習できたとはいえないが、内部での動きは練習できた。とにかく内輪差分だけ余裕を取り、外側のポールから10 cmくらい空けたところをミラーが通過すればよいということである。
方向変換では、右バック、左バックともに一回ずつ練習した。車庫から40〜50 cmに寄った後、手前ではなく奥にある自分と直交している縁石を2 mほど過ぎてからハンドルを一回転して頭を振って、またハンドルをまっすぐに戻すようである。そうすれば後はミラーを見ながらバックすればうまく方向変換できる。車庫の奥まで入る必要はなく、T字の上の横棒の手前側の縁石と自分が並ぶ程度まで下がっていれば十分出ることができる。出にくそうなときは頭を出たい方と逆に振るか幅寄せをするかすればよいということである。
縦列駐車では、基本的に市販の様々な教本の類に書いてある方法と同じで、左に合図を出しておいて30 cm程度に寄せ、合図を戻して安全確認してバックすればよい。普通車のときと同様にこのポールのところに来たら云々という説明だったが、試験場でもポールはあるし、実際の路上ではポールがどこに相当するかを頭の中で考えればアナロジーによって理解できる範囲である。後ろのタイヤ付近が車庫の前方のポールに達したらハンドルを思いっきり左に切って、右ミラーを見て荷台の角が奥のコーナーと一致したらハンドルをまっすぐにして下がる。左の前がポールにあたらないくらいに下がったらハンドルを右に切ってバックする。このとき左のミラーをよく見て左後輪が縁石に乗り上げないようにすればよい。入ったらサイドブレーキを引いて「入りました」と申告するらしい。
S字・クランクを2回練習した以外は新しい課題について各1回ずつの練習だった。でも課題に関しても一度は練習したということで次の試験ではもっと落ち着いて走れそうな気はする。
今日のポイント
○ S字では曲線の方向が変わるときに注意する
○ 方向変換では2m進んでからハンドルを一回転する
○ 縦列駐車は教本通り
縦列駐車と方向変換の下見をする。受付は前回と同じく3号コース1番である。
試験車に乗り込んで出発する。コースに出るための一時停止で早速急ブレーキをやらかす。ただ、試験官によると1番の受験者が急ブレーキになるのは仕方ないらしい。おそらく構造上の問題というかエアブレーキの作用機構上の問題なのだろう。この事実についていままで何も説明がなかったのが不思議だった。受験者はこのような車両の特性を知らないのだから説明してしかるべきではないのか。もっともならし走行中はこのようなことがあったとしても急ブレーキにカウントしないだろうから、今までの試験官は問題はないと思っていたのだろう。試験開始後も1番の交差点でやや急ブレーキになったがやむを得ない。立体駐車場の下は制限40 km/hである。メリハリを意識してアクセルを踏んでいく。気が付くと40〜45 km/hの間まで針が動いてしまっていたのでアクセルをゆるめる。ひょっとして速度超過でお帰りになるのではと冷や冷やしたが、試験中止の合図もなかったので試験続行。徐行してしばらく走り、4速に入れる。踏切を過ぎると一時停止の後左折してすぐ右折する。ここで左折大回りにならないように意識してミラーを注意して見て、右合図、目視の後、右に寄る。交差点に入る頃、隣で試験官がなにやらチェックしていた。また、見通しの悪い交差点でスピードを落としてキョロキョロしていたときも何かチェックしていたようである。クランク、坂道発進、S字をクリアして課題速度45 km/hである。試験前の説明で45 km/hで走るよう指示されていたので、針を見ながら45 km/h付近で速度を維持する。道路の曲がり角扱いの右カーブの後障害物を避け、立体駐車場の下で右折する。左バックの方向変換では教習所で習ったとおりに車を動かしたつもりだったものの、ハンドルを切るのが遅かったために右後ろがぶつかりそうになり、切り返す。しかし、幅寄せしないと出られそうもなかったのでまた幅寄せする。このときサイドブレーキをしっかり引いて逆行しないようにしたが、一度クラッチのつなぎ方かギアの入りの甘さのためか小逆行的状態に陥り、あわててギアを入れ直す。発着所に着くと、踏切後の左折から右折するときの右寄せが甘かったとのこと。ただ、左折は大回りにならないちょうどよい加減だったということで、なかなか左折後すぐの右折は難しいものだと思った。あとは方向変換である。基本的にハンドルを切るのが遅すぎて切り返す羽目になっていたことを注意された。あとはサイドブレーキを引いてから動き出すまでの時間が長く、もっとてきぱきとやってほしいという内容であった。誰だってちょっとは下がっても仕方ないんだからサイドブレーキ使わなくても大丈夫だよ、という主旨のようだ。このとき前回逆行を取られてサイドブレーキを使うことを勧められたと力説したが、動作がとろいといわれたも同然だったので効果のほどは疑わしかった。そして切り返し2回目のときに後ろを確認しなかったといわれた。「せっかく最初は窓も開けてしっかり確認したのに…」ということだ。こればかりは弁解の余地はない。
結果は不合格である。今日こそは受かりたいと思っていたのだが、前回と同じく一見完走に思われても事実上方向変換でお帰りとなっていたと思われる。せめてもの救いは、今回を逃すと旅行に行ってしまい試験が受けられなくなると思い込んでいたのだが、試験間隔がほんの少し縮まってぎりぎり旅行出発の前日に試験を受けられることである。
今日の教訓
○ 朝1番の受験者がはじめ急ブレーキになるのはやむを得ない
○ 右寄せに注意する
○ 方向変換でハンドルを切り遅れないようにする
今日は電車で午後の試験に向かう。二俣川からバスに乗ると、いつもと違う道を通って試験場に着いた。どうやら午前と午後でバスの道が変わるようだ。暑い中コースを回る気にもなれないのでさっさと受付を済ませる。なんと初めての2号コースである。縦列駐車は教習所で1回だけ練習したが、大丈夫だろうか。
試験車に乗ると「背中にリュック背負ってちゃできないよ」と試験官。「今から下ろすところです」と返事をしておく。初回にドアの開けっ放しを注意されたので、ドアを閉めてロックするところまではきちんとやっておきたかったから荷物を背負ったままドアを閉めたのである。「準備して待ってて」といわれたのでシート、ミラーなど調節してサイドブレーキを確認し、ギアをNにする。エンジンをかけたところで「エンジンかけてっていった?」ときた。「すみません」ということで勘弁してもらう。うっかり先走ってしまったようだ。
2速発進して3速に入れて少し進んで一時停止。左折後、信号を右折。このとき3速に入れるタイミングを逸して2速のままで赤信号まで進む。いきなり課題速度45 km/hである。3号コースと異なりはじめの左折で乗り上げる心配がない反面、ちょっと走るとすぐ課題速度になってしまう。障害物を避けて踏切を右折。このとき指示を聞いて返事をしながら踏切を行き過ぎかけて試験官に怒られる。何とか右折して踏切を通過し、右折後左折。見通しの悪い交差点を通過しクランクへ。左に入って左屈折の後右屈折する。右屈折のところで左ミラーがぎりぎりだった以外は順調に通過する。右折してまた右折。もう一度見通しの悪い交差点を通過し進路変更後右折してS字に入る。無事抜けるとしばらく進んで右折して立体下の40 km/hで障害物を避け、右折右折。そして問題の縦列駐車である。教本通りであったが、うまく一発で車庫に収まった。「入りました!」と申告すると試験官が「ハイ」と返事をしたので、次は坂道発進である。黄色いコーンが立ってないなと不思議に思いつつ指示通りに停車する。安全確認の後発車するもクラッチがつながっておらず逆行大で補助ブレーキ。その前にこちらもブレーキを踏んだのだが時すでに遅し。「これで終わりだから」と試験官。ここで終わるも終わらぬも坂道発進しないことには進めないので1速でサイドを引いた状態にして「クラッチ離して」といわれ、音の変化を体験する。試験中止になってからは「すみません、踏切で間違えてしまって」「あれは減点にはならないから。でも止まったときにブレーキ踏んでてね」などと会話しながら発着点まで戻る。コース通りに戻ったものの明らかに不合格なので発表までドキドキしながら待つ必要はない。
「あ〜あ、今までは坂道発進できたのに」「初めての縦列駐車、きれいに入った、ヨシヨシ」と思いつつ、不合格結果をへこんだ気持ちで待つ。指定日の変更をして帰る。なお、2号コースと3号コース、どちらも合格者はゼロであった。
今日の教訓
○ 坂道発進はエンジン音が変わってからサイドブレーキを戻す
○ 止まっているときはブレーキを踏んだ状態を維持する
午後の試験である。かろうじて立体駐車場の一番奥から2番目に空きがあった。最近は技能試験の受付順とコースの関係がわかってきた。2000年8月現在では、少なくとも予約の人は受付に並んだ順番が奇数番だと3号コースで偶数番だと2号コースのようである。よって奇数番だったので3号コースだと予想したところ、その通りであった。このコースでは方向変換で2回とも2回切り返してしまい、その上逆行や確認忘れを取られたこともあるので慎重に行かなければならない。
発進の準備を終え、ギアを2に入れてウインカーを左に出す。通常は右だが、発着点が島式のホームになっており、その左側から出発するために左にウインカーを出すのである。さて、サイドブレーキを下ろそうとすると、動かない。前の人が力一杯全力でブレーキを引き上げたと見えて、片手ではとても下ろせない。仕方なく両手で下ろそうとするもなかなかきつくて苦労した。なんとか下ろして出発する。いつもと同じく発着所を出てすぐの一時停止で急ブレーキになった。今回は前の人がならし走行終了を示す黄色いコーンの先の横断歩道でキョロキョロしていたのが見えたので、今まで気づかなかった安全確認スポットを取りこぼさずに自分もキョロキョロして通過した。とりあえずはじめの左折は寄せすぎたが通過でき、踏切までは順調に進む。発進が急発進となってしまったがここで下手になにかしてエンストするとお帰りになってしまうのでそのままやり過ごす。クランクでは右折時にハンドルと切りすぎて脱輪寸前でストップし、切り返す。今まで順調だったクランクでもついにぼろが出た。坂道では前回失敗したように逆行はしなかったものの、クラッチのつなぎかたがうまくいかず急発進となってしまった。エンストしてでも通過しようと音と回転数に注意してクラッチを上げていったはいいが、前進しはじめてからすぐにクラッチを上げてしまい急に発進した。その後は特に問題なさそうに進んで、方向変換である。頭を右に振った後ギアがバックに入っているつもりでやや逆行。気を取り直してギアを入れ、ハンドルを思いっきり切ってうまい具合に方向変換できた。これで発着所に戻る。踏切進入時の左折で寄せすぎたために一度センターラインよりに車を流したことや、急発進したことを指摘され、障害物を避けた後にもっと早めにもとの車線に戻るようにと注意された。あとは方向変換の逆行とクランクの接輪を注意された。もうちょっと遅ければ脱輪だったよとのことである。最後に「サイドブレーキは力一杯ギギギッと引くのではなく、ボタンを押しながらスーっと引いてボタンを戻すんだよ」と教わって下車。
ウーロン茶など飲みながら発表を待つ。今回は切り返しなしで方向変換から出られたしもしかすると、と思いつつ申請書が戻ってくる。「ホント、がんばってよ」と激励のお言葉を頂戴しつつ、むなしく駐車場に戻る。もっとも旅行のために指定日を変更したのでいつも以上にブランクがあったことなどコンディションはあまりよいとはいえない状態だったので仕方ないのではあるが。帰りは二俣川駅方面の渋滞にはまってしまい、踏んだり蹴ったりである。
これくらい完走して落ち続けると、なんだか開き直りの気分。試験官様にはいつも貴重なアドバイスを頂き、さらには十数分とはいえ大型トラックに乗ることもできるし、試験場に来るいろいろな人々の様子をこの目で見ることができる。大型一種免許の取得が必要に迫られていない自分にとっては大変貴重な体験であると考えることにしよう。
方向変換を切り返しなしで通過できたことで、逆行を除けばこれまでの試験ですべての課題を一度は通過できたことになる。あとは逆行せずにいままでのいいとこ取りをすることができれば合格できそうである。
今日の教訓
○ クラッチのつなぎ方にもっと注意する
○ なんだかんだでやっぱり逆行に注意する
午前の試験。先ほどまで雨が降っていたためか、開場時間前から建物に入れるようだった。しばらく待って、技能試験受付開始。4番目に並んだので縦列駐車の2号コースになると予想していたのだが、なぜか3号コース1番である。どうやら前に並んだ3人が初回の受験だったらしく、受付時に配慮があったようだ。
いずれはこの日が来るとは思っていたが、ついに大特から始まって初めて同じ試験官に当たった。大型の1回目でいきなり失敗したときの試験官だ。この人はドアを開けておくと風であおられることを大変気にする人なので前回のような失敗をしないように注意しよう。今回はコース説明でもドアのことを注意していた。
発進から右折後左折し、立体駐車場下を通って徐行。その後加速してしばらく先の踏切に入る。左折右折で見通しの悪い交差点を通過し、クランク入口で停車。前の車がつかえていた。ハザードを出して待つ。クランクは前回接輪していたので断続クラッチで慎重に通過。左折してクランクを出て突き当たりを右折し、また右折して坂道へ。今回は2速で発進してみる。その後S字を通過し、左折で出て突き当たりを右折。信号のところで右折して課題速度45 km/hである。道路の曲がり角を通過して障害物を避け、立体駐車場の下を右折する。方向変換である。慎重にサイドブレーキを使ってバックを始めるもクラッチのつなぎ方がまずく結構バックしてしまい、ハンドル操作が追いつかない。何とか切り返しなしで車庫には入ったが、右にだいぶ寄っていたので出るとき苦しいだろうと思い切り返す。今度は出るときに左前輪がつかえそうだったのでまた切り返す。発着点に戻る。前にトラックがいたので、あまり前につけないよう指示があった。「この辺でいいですか?」「ハイ」と試験官。なんだか試験官補助の雰囲気もあるが、どうなのだろうか。
試験官からは、すごく惜しいという気持ちの伝わるアドバイスを頂く。基本的にはクラッチの使い方がなっていないということだ。方向変換では右側に水切り2枚分くらいの余裕があったので切り返しの必要が必ずしもなかったということも指摘された。あとはクランク入口の接輪であった。構造的にはミラーで見て明らかに接触していない状態でも曲がることができるのだから、ぎりぎりで通過できたと思っても「ちょっと接輪」といわれれば仕方ない。また、クランク出口の左折が大回りになっていたようだ。逆行も注意された。総括すると、他はスムーズだったのにねぇ、ということでこちらも残念だが試験官の方も残念がっていた感じである。
万が一ということも期待しなかったわけではないが、やっぱり不合格である。確かに道路で前の大型トラックが自分に向かって下がってきたら大変だから、逆行を注意されているうちは受からないだろう。大型トラックを運転できて満足である、ということにして気を取り直して帰る。
今日の教訓
○ クラッチのつなぎ方にもっともっと注意する
○ クランクに注意する
午後の試験である。車で出かけたのだが、途中で工事をしていたところがあり少し遅めの到着となる。案の定、立体駐車場には駐車待ちの列ができていたのでコース横の駐車場に入る。ここでもあまり空き場所はなかったが、奥の方に空きを見つけて駐車する。試験場に歩いていく途中、車の中に携帯電話を忘れたことに気づいて戻ろうかとも思ったが、トイレに行きたかったのでとりあえずトイレだけ済ませてから携帯を取りに戻る。試験場に戻るとすでに技能受付が始まっていた。
今日のコースは2号コース。縦列駐車である。方向変換場所と異なり、縦列駐車の場所はあまり傾斜がないために逆行になりにくく自分にとっては有利である。コース板の前に集合がかかると、3号コースは使わないらしく、2号コースだけだった。また、人数が多いために応援の試験官が来るらしい。
受付順が遅かったために、応援の試験官の車両で試験開始。発着所を出ると左折用の出口から出て信号を右折、すぐに課題速度45 km/hである。道路の曲がり角扱いの右カーブを過ぎると障害物を避けつつ進路変更して踏切に入る。前回2号コースを走ったときは踏切に入り損ねるところだったので注意する。試験前の説明の時にも踏切入口を間違える人が多いと注意を受けたばかりだったので、無事に踏切に入れた。踏切を出ると右折後すぐに左折し、見通しの悪い交差点を通過してクランクに左折進入する。断続クラッチで無事に通過し、右折する。一時停止後右折し、またすぐ右折し見通しの悪い交差点を再度通過しS字へ入る。こちらも無事通過し、左折、突き当たりを右折して立体駐車場下を通り、右折右折で縦列駐車である。バックを始めてハンドルを左に切って車体を斜めにし、ハンドルを戻して少し下がる。このとき下がり方が足りなかったため、3回切り返して無事に平行に駐車完了する。坂道発進では今までと比べれば格段にスムーズな発進ができ、その後左折左折でしばらく走り、左折右折で発着所に戻る。アドバイスで何をいわれるのかと思っていたら、「交代して」といわれて終わってしまった。車を降りるときにドアを開けようとしたところロックしていなかったことに気づき、試験官への印象がかなり悪かったのではないかと心配した。
ドアロックと切り返しで20点くらい減点、その他あわてたところと大回りっぽいところがあったのでダメなんじゃないかとも思ったが、ふたを開けてみると無事合格であった。やはり逆行がなかったことといつも以上に左折に気をつけたのがよかったのだろう。16時20分ころから写真撮影である。点数を見ると「ん?」という感じである。なんで95点なんだろう? ドアロックで5点引かれたのだろうが、点数からすると切り返ししていないことになっているのかもしれない。どっちにしても合格したのでうれしいことには変わりないが。16時50分頃新しい免許を受け取り、帰宅する。
7回目で合格というのは遅いような気もするが、早く合格するか遅く合格するかはこの際あまり問題ではない。大型免許を取得するかしないかが問題なのである。完走不合格にならないよう、逆行に注意するのはもちろんだが、コース選択も重要である。不得意なコースに当たらなければ合格率も上がると思う。やっぱり運も実力のうちなのだろうか?
大型免許を取得したとはいってもまだ普通免許を取ってから2年ちょっとしか経っていないので、当面はマイクロバスくらいしか運転できない。もっとも普段の生活には普通免許AT限定でも十分なので、大型トラックを運転したことがあるぞ、というささやかな経験が運転技術・マナーの向上に役に立てば幸いである。
今日の教訓
○ 技能試験ではドアロックを忘れずに
○ 縦列駐車では下がり具合に注意する