Nゲージレイアウト Nゲージ鉄道模型とレイアウトについて


HOケージ車両とNゲージ車両の比較  左は線路幅16.5mmのHOゲージ鉄道模型の車両。右は線路幅9mmのNゲージ鉄道模型の車両です。


  日本において、本格的にNゲージ鉄道模型が発売されるようになって40年が経過しました。線路幅9mmのNゲージは、小さなスペースで走らせることができ、しかも低価格。発売開始から15年余りで、それまで屋内用鉄道模型の主流だった線路幅16.5mmのHOゲージに、肩を並べるほどに成長しました。 Nゲージの「N」とは、線路幅が9mmなので、英語で9を意味するnineから、このように呼んでいます(ゲージとは線路幅のこと)。Nゲージの日本型車両のうち、在来線(実物の線路幅1067mm)車両は150分の1の縮尺で、新幹線(実物の線路幅1435mm)車両は160分の1の縮尺で、それぞれ模型化されているのが一般的です。


在来線車両と新幹線車両の比較  手前は在来線車両のNゲージ模型で、150分の1の縮尺(模型の長さ約145mm)。奥は新幹線車両のNゲージ模型で、160分の1の縮尺(模型の長さ約170mm)。
  


  では、Nゲージ鉄道模型を走らせるために、まず最初に必要なものと言えば、何でしょうか。最初に必要なものとしては、円形の線路、動力付きの車両、パワーパックの3つです。
  円形の線路は、初めての方にもわかりやすい、道床付き線路が複数のメーカーより発売されているので、最初はこちらをお勧めします。道床付き線路ならば、畳やカーペットの上に線路を手軽に敷くことができます。もし単品売りの線路のみを使って円形に敷く場合は、フィーダー付き線路(メーカーによってはフィーダー)も忘れずにご購入を。
  動力付きの車両は、直流モーターを搭載した機関車、電車、気動車など、各メーカーより多彩なラインナップのものが発売されています。車種によっては、単品売りが不可で、動力なしの車両を加えたセット売りのみの販売形態の製品も存在するので、注意が必要です。
  パワーパックは、内蔵している機器類によって、交流100Vを直流12Vに変え、フィーダーを通して線路へ供給、さらに車両の速度を調節したり、進行方向を切り換える機能を持った各種の製品が発売されています。自社線路のフィーダー線に対応した接続端子を備えたパワーパックもあるので、使用する線路と同じメーカーのものに合わせる方が良いと思います。
  以上の3つが揃えば、Nゲージ鉄道模型を走らせることができます。なお、以上の3つを一箱にまとめた基本セットと呼べるものも、複数のメーカーより発売されており、Nゲージが初めての方におすすめです。
  ここまで、ご紹介して来ましたNゲージの各種製品は、Nゲージを取り扱っている模型店で購入することができます。お近くに模型店がない地域の方は、鉄道模型雑誌などに「通信販売可」の広告を出している模型店を利用し、通販でNゲージ製品を購入する方法があります。私もNゲージ製品を扱っている一番近い模型店まで、クルマで1時間かかるため、通販のお世話になる場合が結構あるのです。


フロアーレイアウトでの運転  円形の線路、動力付きの車両、パワーパックの3つが揃えば、フロアーレイアウト(組立式レイアウト)での模型車両運転を楽しむことができます。


  畳やカーペットの上に敷いた線路で、模型車両の運転を楽しむことを、フロアーレイアウト(組立式レイアウト)での運転と呼んでいます。Nゲージが初めての方は、フロアーレイアウトでの運転からお始めになる場合が多いと思います。道床付き線路を発売しているメーカーより、フロアーレイアウトに対応した駅舎やプラットホームなどの鉄道施設、さらに各種のストラクチャー(建造物)が製品化されています。これらの鉄道施設やストラクチャーを線路脇などに配置(レイアウトとは英語で 配置 を意味する言葉)すれば、車両の運転も一段と楽しくなるでしょう。

  もし、フロアーレイアウト(組立式レイアウト)での車両運転に何かもの足りなさを感じた時は、そろそろ固定式レイアウトの製作に挑戦されることを、考えてみてはいかがでしょうか。 日本で楽しまれている鉄道模型レイアウトには、フロアーレイアウトと固定式レイアウト、さらに集合式レイアウトという3つのタイプに、大きく分けることができると思います。ベニヤ板などの台に線路を敷き、その台に建物(ストラクチャー)を設置して、風景(シーナリィー)も作り、模型車両の運転を楽しむことを、固定式レイアウトでの運転と呼びます。他のゲージに比べて、小さなスペースで運転を楽しめるNゲージは、固定式レイアウトも小さなサイズのものを製作することが可能です。
  Nゲージ固定式レイアウト製作が初めての方にお勧めしたいのが、600mm×900mmサイズのミニレイアウト。このサイズのレイアウトでは、運転する列車は短編成が中心になるのですが、運転しない時には押入などへ収納でき、防塵対策にも有効です。


600×900mmサイズのレイアウトボード  600mm×900mmサイズの市販されているレイアウトボードです。角材を組んだ枠にベニヤ板を張ってパネル状にしてあります。600×900mmのレイアウトボードは大手Nゲージメーカーが以前から製品化しているわけで、せっかく既製品があるのですから、これを使えばベースボード作りの手間も省け、小型レイアウト製作のスピードアップに貢献できると、私は思うのです。


  城北平原鉄道の井中線、中町線、野町線は、600×900mmレイアウトボード1枚に道床付き線路を敷設、山や川を省略した田園風景のシーナリィーを作ることにより、短い日数でレイアウトを製作することができました。では、なぜ、道床付き線路を使うのか?。「自分もレイアウトを製作したい」と思い立った人が、誰でも簡単に製作可能なレイアウトでなければならないと、私は思うのです。 だから、道床付き線路を使うのです!。Nゲージ歴30年になろうとする私ですが、恥ずかしながら、今までフレキシブル線路を満足できる仕上がりでベースボードに敷設したことは一度もありません。フレキシブル線路をレイアウトプラン通りの長さに切断し、レールの切断面を綺麗に仕上げ、ベースボードの線路位置のケガギ線へ正確に固定するのは、難しい製作技法だと私は思います。

  私がこれまで製作しました、城北平原鉄道の製作工程には、特に難しい製作技法はありません。初めてNゲージレイアウト製作に挑戦される方の、お役に立てるものと思っています。私のレイアウト製作工程をご覧いただいて、「これならば自分でもレイアウトが製作できる」と思われた方の、レイアウト製作への挑戦を願っております。

ページ更新日 2009年2月11日

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