フクスケの部屋
フクスケについて
2006年8月13日。家の中で,4ニャンとも、無事生まれました。
決して安産では無いという猫の出産。ジャニ、本当にお疲れさまでした。

ソックス系の子ですが、ソックスにしてはあまりにも短い、まるで足袋を履いている様に見えたので、足袋といえば”ふくすけ”そんな訳で、フクスケになりました。

フクスケは、他の誰よりも成長が遅く、目が開くのも、ハイハイするのも、歩くのも、走るのも、なにもかも最後でした。他の子が、ちょこまか走りだした頃、やっとハイハイし始めました。

まだまだ遊び盛りのお兄ちゃんたちは、ちょろちょろと動く物体を見つけると、”ちょっかい”をださずにはいれません。

チビ達は必死に走り、チビの隠れ家用の小さな穴に逃げ込みますが、やっとハイハイしだしたばかりのフクスケには、お兄ちゃん達から逃げ切れるスピードがあるはずもありません。
必然とフクスケに攻撃が集中します。
ハラハラドキドキの毎日でした。声もガラガラの掠れ声で、何度、隔離を考えたことか。

しかし、度が過ぎる攻撃をすると、ちゃんとジャニが守りに向かい、お兄ちゃん達は、お母さんからネコパンチをもらい、シュンとなります。やはり、こればかりは、ジャニにまかすしかありません。

生後1月半になると、やられたら、やりかえす。立派に成長しました、声も”ガラガラの掠れ声”から、それは可愛いボーイソプラノに。まるで、ウィーン少年合唱団のような奇麗な澄んだ声になりました。
生後6ヶ月の頃だったでしょうか。フクスケの才能が開花しました。
その才能というのは、”壁紙はがし”です。他の子の、ギューっという爪研ぎに寄る深い傷ではなく、薄皮1枚残して、広い範囲を奇麗に剥がしていきます。知り合いの大工さんも「うん。確かにうまい剥がし方だ」と感心していました。

来る日も来る日も、寡黙に剥がし続けています。その後ろ姿は、”まさに職人”

ちょっとばかり、目つきの悪い、悪人顔ですが、本当は,気の優しい、小心者のうんと可愛い子です。

大きくなって、新居に越してからも、職人ぶりを発揮しているフクスケです。
彼には、クロス剥がしの他に”モーニングコール”という、もう一つ仕事があります。
あの、嫌な目覚まし時計がなると、枕元にやってきて、「朝だよ。柔らかい方のご飯の時間だよ。」と、教えてくれます。
フクスケのおかげで、私たちは、毎朝爽やかな気持ちで目覚める事ができます。