毎朝通勤時に、神領電車区の片隅に留置されている381系(1編成 6両)が見れなくなり、寂しさを感じてしまいます。
381系はキハ181系の後続として、中央西線に<特急 しなの>で華々しくデビューしました。急勾配やカーブの多い
中央西線・篠ノ井線で自慢の振り子式を駆使し、驚異的な時間短縮を行いました。私も長野方面へスキーに出かける
時は、よくお世話になりました。この381系で伝説として伝わっている事があります。それは塩尻を13分遅れで出発
した上り<しなの>が終着の名古屋に定時で到着してしまったことです。急勾配やカーブの多い
塩尻〜名古屋間
174.8kmを、13分も短縮してしまうなんて神業としか思われません。運転手の技量の高さに驚くばかりです。
JR東海で現役運転手の後輩に聞いてみたら、「いくら381とはいえ、カーブではなかなかスピードが出せない。
出るとしたら直線でかなりスピードを出し時間を稼いだのではないか」との事でした。「でも13分も短縮するなんて、
とても・・・・・」後の言葉が続きませんでした。後日談として、運転手は助役から当日のタコメーターの記録でこっぴどく
怒られたと聞いています。こんな武勇伝がいっぱいの381系ですが、<しなの 81号><しなの 84号>として、
名古屋〜白馬間を不定期に運用されていました。いつ廃車になるか分からない今日この頃でしたが、2008年5月6日
ついに終焉を迎え中央西線から去っていきました。全国的に国鉄色の特急車両がどんどん無くなっている現在、これも
時代の流れでしょうか。「走れ!381系」では、ラストランも含め381系の輝かしい勇姿を出来る限り展開いたします。