樹液の
樹液のあふれ出る
私は幹だ
傷つけられて
いたましく 涙する
風がなぜてすぎる
葉の影が傷をおほふ
私は幹だから
すべてに耐へてゐなければならない
亡びをうたひあげるのを
私はあきらめるのだ
いつもあふれ出る生に押されて
自分を日の光にさらけ出し
私を見上げるものを待つ
理由を知つて なほ見上げるものを
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