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封印された映像作品たち File1


〜ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団〜
白猿ハヌマーンと愉快な仲間達(笑)

ま、自分自身一本目がコレっていうのもどうかと思うのですが・・・全く個人的なMYブームって事でご勘弁を・・・・


 ■作品解説■
日本公開は1979年(昭和54年)ですが、製作は1974年です。
元々は日本で公開する気のなかった作品だと思われますが、当時のリバイバルブームに乗って急遽公開されたようです。
(と、当時の新聞記事にも載ってました)

製作は円谷プロとタイのチャイヨーフィルムというところですが、現在ウルトラマン著作権を巡って裁判で争っているせいか(一審はなんと円谷側が負け、さらに二審も負けた様です。(2003・12・12現在))最近のウルトラ関係書物ではこの作品に関する記述は全くなく、近日発売の劇場版ウルトラシリーズDVDのラインナップにも無い事を考えると円谷プロ的には、今後この作品は無かった事にしていくつもりだと思われます。

円谷プロとチャイヨーフィルムの争いについてはここでスペースを割く気はないんで各自「検索を駆使」して参照してください。

■ ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団 ■
原題「白猿ハヌマーンと7人の超人」


VHS版パッケージ
これだけ見るにウルトラマンタロウが主役の様ですが実際は原題通りハヌマーンです


○脚本は若槻文三となってますが、とても日本人が書いたホン(脚本)とは思えません。

○監督は美術屋にしやんが個人的に後期ウルトラシリーズ最高傑作と思っている「怪獣使いと少年」を撮った東條昭平と同じ名前ですが、多分同姓同名の別人でしょう、きっと(笑)

〜「そんなの見たこと無い」または「見たけど大昔でどんな中身か忘れた」貴方のために〜

○最初はウルトラの国M78星雲の説明とハヌマーンの紹介映像の後オープニングが始まります。
  
 オープニングは佐々木功の歌う「ぼくらのウルトラマン」をバックにハヌマーン&ウルトラ6兄弟の戦いが流れますが本編中の映像を使っている為、当然ながらクライマックスはまた同じ場面を見せられる事になります。

 ちなみに日本版はオリジナルのシネスコサイズをかなりトリミングして収録している為かなり窮屈な構図となってます。



○舞台は干ばつで苦しむタイ。ZATタイ支部(なわけないが隊員の服は同じ本編中の表現は研究所)では人口降雨ミサイルを打ち上げる計画が進められていた。

   
 ZATタイ支部(くどいようですが本編中では研究所)セットもほぼそのまま流用されているようです。

○時を同じく雨乞いの儀式に勤しむ少年コチャン。よせばいいのにたまたま出くわした仏像泥棒を捕まえようとして頭をブチ抜かれて即死。
その様子をみていたウルトラの母がコチャン少年をM78星雲に拉致して白猿ハヌマーンの魂を与えて蘇生させます。
ウルトラ兄弟の気合いと共にとても正義のヒーローとは思えない姿で復活。「白猿ハヌマーン」の誕生。


     

○めでたく(?)地上に帰ったコチャンは干ばつに苦しむ人々を救うかと思いきや真っ先に自分を撃ち殺した仏像泥棒を踏み潰したり握り潰したりして粉砕。
「仏様を大事にしない奴は死ぬべきなんだ!」
ひょっとしてこの作品のテーマはこれですか?

  
 「おらおら〜」「観念しろ〜」とか言いながら仏像泥棒を追い詰めるハヌマーン。最後のひとりは素手で握りつぶし・・
 その姿に御仏の慈悲などはカケラも存在しないようです。

・・・・ちょい中略・・・

○宇宙に飛び出たハヌマーンは太陽(馬車に乗ったオッサン)を説得。
「頼むからもう少し離れてくれ」 「そうしよう」
大した苦労もなく地上は救われた。


  
 右のオッサンが太陽です(の本体か?)

○そんなハヌマーンの活躍(?)をしらないZATタイ支部(違うって)は濃い美人秘書の「科学ばかりに頼らず仏様を信じないと・・」の意見を無視して降雨ミサイル実験を強行。お約束通り実験は大失敗。
爆発で地底に眠っていた怪獣たち(5匹)が復活。ただのガスタンクにしか見えないロケット燃料タンクに危機が迫る。


    
 ピンクの服のお姉さんが博士の秘書(助手か?)ですがキャバクラかフィリピンパブのようなスタイルはこういう施設にはまったく不似合いな衣装ですねぇ。


 迫り来る怪獣軍団(軍団っても5匹だけど)
 登場怪獣はゴモラ・アストロモンス・ドロボン・タイラント・ダストパン
 ゴモラ言うまでもなく初代ウルトラに登場する怪獣ですがダストパンはミラーマンの怪獣です。
 あとはウルトラマンタロウに登場した怪獣達です

 ゴモラは明らかにアトラク仕様だし、ひょっとして使える着ぐるみから適当に選んだのか?


○そこに立ち向かうハヌマーン。だが5対1では勝ち目はなさそう・・・ハヌマーン大ピンチ!

   
 最初は威勢のよかったハヌマーン しかし5対1ではあっという間に形勢は不利に・・・

○そこにやっと駆けつけたウルトラ6兄弟。
形勢は一気に逆転。怪獣達は次々と血祭りに・・・


    
 この戦いで燃料タンクが爆発してZATタイ支部は木っ端微塵に・・・(ひどいなぁ)
 このあとハヌマーンとウルトラ兄弟の怪獣虐殺ショーが開幕。
 首と手を跳ね飛ばして粉砕したり頭と手の皮をはがして骨だけにしたり正にやりたい放題。
 最後に残ったゴモラは7対1で袋叩きに(右写真参照)とても正義の見方の行いとは思えません・・・

○戦い終わって・・・ヘンな踊りでウルトラ兄弟を見送るハヌマーン。
「ありがとうウルトラの兄弟」


   
 ウルトラ兄弟一人一人に抱きつきキスをするハヌマーン(そういうふうにしか見えん)
 ちなみに、本編中でウルトラ兄弟は「ぜひウルトラの星へ来てくれ」とか言ってますが、続編は「ハヌマーンinM78星雲」などではなくまったく別のヒーローたちと競演する事になります。
〜完〜


■このページを作る為に改めて見返すとウルトラマンのイメージを大きく崩しかねないこの作品。
よく円谷プロはオッケーしたものです。
日本公開から24年後・・・偶然ネットオークションでタイオリジナル版と初めて知ったその続編を入手しました。
タイではまだDVDは普及していないのかビデオCDですけど。



タイオリジナル版
■白猿ハヌマーンと7超人■


タイ版ビデオCDジャケット PAL方式なんで入手の際は御注意ください

○タイオリジナル版タイトルで7人になってるのはウルトラの母もカウントしているせいです。

以前、円谷通の友人からは「編集がかなり違う」と聞かされていましたが、このタイ版ビデオCDも見る限りたいした違いはない様です。(ちょっとガッカリ・・・;;)

仕様は2枚組み
ビデオCDですから画質はまぁVHSの3倍録画的な印象です。
音はステレオになっていて(日本公開版はモノラル)一応ながら一部の効果音と音楽にステレオ感があります。
当時のオリジナル音声でなくおそらく再リミックスしたものでしょう。


    

 タイトルバックからオープニングへ・・・
オープニングに流れてるのは当然「ほくらのウルトラマン」などではなく「ハヌマーンのテーマ」というべきかなんともノリの悪い歌になってます。
タイの子供達的にはこんなのでいいのでしょうか?


基本的な中身は日本版と一緒ですが音楽・効果音が全然違います。
日本版は「ウルトラセブン」で統一してるBGMもタイ版は「Q」「ウルトラマン」「A」辺りも使っていてます。
その使い方もなんか変です。ハヌマーンがピンチの時に「ウルトラマンA」のイントロが流れたり、SEもコミカルな味付けになってます。
一番大きな違いは怪獣も喋ってる事ですね。どんな事を言ってるか知りたいもんです。
ハヌマーンに助けられた新マンが「アリガト、ハヌマーン、サンキュー」と怪しい日本語で喋ってます。(笑)

   

タイ版ラストも日本版と変わりません。上の日本版VHSと比べるとタイ版の方が若干収録サイズが広いのが判ります。




■ 白猿ハヌマーンと5人のライダー ■



同じくPAL方式なんで入手の際は自分の再生環境を確認の上どうぞ

○タイオリジナル版を入手する際初めてこの作品に続編がある事を知りました。しかもウルトラマンではなく仮面ライダーと競演とは・・・(絶句)
(まさかこれが封印の真の理由?な訳はないか:笑)

しかも、前作と違い非公認の為かライダーが登場する場面は流用フィルム(どうやって入手したの?)とタイで新撮した部分を駆使しているのですが、新撮部分のライダーの造形が全然繋がってないので「なんじゃこりゃ?」という仕上がりになってます。

    
 オープニング タイ語吹替え「セタップ!仮面ライダーX」乗ってタイの街を爆走するライダー達。(推定時速40キロ程度)
 後ろの後続車が迷惑そう。。。道路撮影許可など撮っていないのがバレバレです。手を振るなよ手を、、(笑)
 タクシーやノーヘル原付にボロボロ抜かれるライダーマシン・・・・
 ライダー好きのYUTA国王が見たら卒倒しそうな場面です。



  
 信じがたいと思いますが左のキングダークと右の人物は同じ作品中の同一人物です。


 前作の仏像泥棒が地獄で裁きを受けています。
 このあと流れるやたら長い回想シーンでタイ語がわからない僕等でもこの作品が「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」の正当な続編だという事が判ります。



○世界制服をたくらむキングダークとライダーの戦いにハヌマーンが手助けする話です。
(省略しすぎですみません。次回の更新でちゃんと・・・^^)

最後はこんな画で終わるんですけど

 

 ハヌマーンとライダーの活躍(?)で地獄に落ちたゴッド機関の幹部が仏像泥棒と共に晒されてるって図ですけど。




この作品が日本版で見られることはまずないでしょう・・・

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