SESSION 01

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Rolfingに期待すること?

いよいよロルフィングを受けることに決めて,さっそくE-Mailで田畑さんに連絡したところ,すぐに返事が来て予約がとれた。

1回目は,久しぶりの秋晴れの土曜日。調べ物の締め切り直前で,朝方まで仕事をして超寝不足のまま自由が丘にある「Bodywork Space TUNE」に向かった。レンガ風の建物の一室で,ロルファーの田畑さんが迎えてくれた。最初にアンケートに病歴や,ロルフィングに期待していることを書いた。期待していること・・・と言われても,説明に困ってしまうのだが,とりあえず「からだの中心に軸が通って,すっきりと立てるようになりたい」とかいうようなことを書いておいた。竹内レッスンのときの逆立ちの後のような感じ。文末に,ロルフィングはあくまでもからだのバランスを調整するワークであって,メンタルな効果を目的としてはいないことを理解しているか,ロルファーが必要に応じてからだに触れたり動かしたりすることに同意するか,というような確認の問いがあった。その辺のことは事前に聞いたり調べたりして理解していたので,もちろん「はい」と答えて,署名した。
田畑さんから,このときの同意書の文面と掲載のご許可を頂きました。ありがとうございました。m(_"_)m 1999.6.1こちらです。

こういうことを改めて確認するのは,メンタルな効果を期待する人が多いからだろうか。わたしも全く期待していないとは言えないけれど,あくまでそれは副産物だろうと思っている。タイミングや自分を取り巻く環境の変化など,他の要素も強く関わってくることだから,それを今回のワークの目的にはしていない。

ただ,からだが変われば,声も変わるし,呼吸も変わる。それは自分の存在感に何かしらの影響があるはずだとは思っている。

痛くない!

でもって,1回目は,主に胸と背中の上の方のワーク。呼吸を深くして,これからのセッションを受け入れやすくするための下地作り。骨格模型や筋肉の絵を使って,どこの筋肉・筋膜に働きかけるのかを説明してもらった。肺を包む肋骨や背骨は,上の方は前後に膨らみ,下の方は左右に膨らむようにできているそうだ。わたしは普段,左右の肩胛骨と肩胛骨の間や,胸の中央のあたりに息が入らなくて苦労している。レッスンの時など,ここに息が入ると,それだけでほわっと充実して幸せな気分になってしまうくらいだ。ただ,レッスンから日常生活に戻ると,数日でまた息が入らなくなってしまうのがこれまでのパターンだった。

ロルフィングは,そこに息が入る空間を作るという。もし実現すれば,初回から大収穫。ただ,下調べの結果,ちょっと昔のロルフィングは「痛い」というのが定評のようだったから,内心,何か未知のすごいワークをされるのだと思って身構えていた。もちろん,tさんのワークが痛くないということは,説明会のデモのときの体験で知っていたけれども,あれはデモだからで,本格的にやったら,きっと少しぐらいは「すっごく痛い」こともあるに違いないと思っていたのだ。けれども結論から言えば,全然辛いことはなかった。つぼを押されたときのような痛みはあったけど,「効くーっ」って感じで辛くはなかった。

はじめのうちは,田畑さんがからだのどこに触れて,どういう風に動かしていくのか,自分の中でどんな感じがするのかに意識を集中していたけれども,寝不足だったのもあって,心地よさの中でふっと意識がとぎれる瞬間が何度かあった。

派手な動きもなにもなく,お香の香りと,ゆったりした音楽の中,淡々と静かにワークは進んでいった。まず最初に部屋の中を何度か往復して歩き,それから壁の前に立って前後左右の全身写真を撮った。わたしの歩き方は,つま先が外に向かって出るタイプで,極端に言えばがに股系らしい。そういえば,靴の踵が外側から減っていく。その上,骨盤が右側にちょっと下がっているそうだ。これは,いままで全く気づかなかったから,結構ショックだった。あと,胸や背中が固まってしまっているのは,先日のデモのときのワークのおかげでちょっと改善されているらしい。確かに,そう思う。こうして,いろいろ初期状態をチェックしてから,いよいよワークが始まった。

息が入る\(^o^)/

ベッドに仰向けに寝て,腕の緊張をとるところから始まった。手のひらの中央あたりに両方の親指を当てて,探るように軽くぐりぐりしながら押された。これは「目を開く」というのだそうだ。押されると,腕から肩にかけてジーンとしてくるのがわかった。それから腕の先から肘,肩にかけて,指や手の甲,腕などを使って軽くすーーーっと,ときにぐーーーっと強く,押しながらなぞっていく。ときどき深呼吸に合わせて,間接を伸ばす。

この作業を説明するのは難しい。

ツボを押すとか,もみほぐすとか,そういうマッサージのようなものとは違う。筋肉の束の位置を微妙に調整しつつ,方向を揃えていくという感じ。

続けて,肩,鎖骨のあたり,脇の下,あばら,鳩尾,脇腹,背中も同じように押し伸ばして整えていく。それぞれの場所に息を送り込むと,思いがけず大きく胸が膨らみ,伸ばされているところに息が入っていくのがわかった。最後にまた,部屋の中を歩いて,歩いたときの感じを話した。確かに息が深く入っていく。ただ,まだ胸とお腹の息の入り具合が滑らかにつながっていない感じがした。お腹と胸にバラバラに息が入っていく。ひょうたんのようなイメージ。そのあたりのことは,今後のセッションでまた変わっていくとのことだった。最後にもう一度写真を撮って,終わった。次の日以降も,恐る恐る息をしてみたが,しっかりと背中やあばらの下の方が膨らんで息が入った。こんなにも簡単に息が入ることが嬉しくて,次のセッションが楽しみになった。

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