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リーフ艤装を標準に戻す

日付 2007年5月26日(土)

天気 晴れ
風向 南〜南西 風力 1〜5 波高 1.5〜2.5
行先 安良里沖
出港時刻 08:00 帰港時刻(寄港)09:00
乗員 2名


金曜の夜は雨だったので、土曜の朝から安良里に行くことに。

0500自宅を出て0730には出港。

船底塗装が終わったばかりなので、たいへんに滑りがいい。軽やか。港内を移動するだけでのその感じがわかる。いいねえ。船底が綺麗ってのは。

港外は波、うねり、風ともに穏やかとは言えない状況。港内でワンポンにする。港内でも時々強いブローが入る。

出港。

しばらく帆走していたら、メインセールのラフのスライダーが外れた。前回(去年の10月14日)に外れたときは、あまり慣れていない人に舵をまかせてリーフしたので、セールが暴れてスライダーが外れたと思った。今回は港の中でリーフしているし、女房の舵で作業したからそのようなことはなかった。その後(去年の11月25日)に折戸に行ったときもツーポイントまでリーフしたが、そのときはなんともなかった。なので、スライダーが外れたのはセールが暴れたせいだと思っていた。

しかし今回の状況から、スライダーが外れるのはリーフシステムそのものに問題があるという可能性が浮上してきた。

唐草のリーフシステムは、2本のラインでリーフするようにしている。1本でタック決めて、もう一本でクリューを決めている。

スライダーが外れるということは、タック側のラインの引き回しに問題がある。

スライダーが外れた状態で、タックの状況を観察に行った。

オリジナルのリーフの艤装は、通常のスラブリーフなので、リーフ時のタックはセールのクリングル(リング)をグースネックの専用のフックに引っ掛けるようにデザインされている。

この方法だと、リーフポイントのクリングルをフックに引っ掛けるために、マストまで行かなくてはならない。リーフ作業をコクピット内だけでできるように、クリングルにラインを結んで、それをコクピットまでリードし、専用のスピンロックで固定するように改造したのだ。

よくよく観察すると、セールに用意されたリーフ用のタックは、そのような改造を考えられていない。グースネックのフックに引っ掛けることを前提とした位置にあることがわかった。

つまり、クリングルを真下に引くとセールのラフのスライダーがやや後ろに引かれることがわかった。このような力がかかることによって、スライダーが外れてしまったのだと思う。

セールは、ピーク、タック、クリューの3点に最も大きな力がかかる。唐草のツーラインリーフシステムでは、タックがラインで下に引かれているので、完全に固定されているわけではない。ラインの伸びやブレに影響される。これがいけないんだと思う。

この問題を改良するには、マストのグースネックよりやや下くらいにブロックを取り付けて、タックを引くラインは、そのブロックを経由してコクピットにリードするようにすればいいと思う。

そこまで考えたが、船上でできることではない。

今日のこれからの天気は、天気予報によれば、午後からは「やや強い風(風速が10m/s以上15m/s未満の風)」が吹き、伊豆地方には強風波浪注意報が出るようだ。

強風注意報:平均風速がおおむね10m/sを超える場合。気象庁が言う風速は10分間の平均風速だ。

ちなみに海上風警報は風力7(和名:「強風」、英語名「Near gale」)で出る。風速だと28ノットから33ノットだ。

というわけで、スライダーの状況がよくないし、ヘッドセールもリカット中で、業者に出しているので今の唐草にはメインセールしかない。

今日の航海はここまでとし、港に戻ることにする。うねりが南西方向から2mから3mで入ってきている。あまり快適とはいえない海况だし。

港に戻って解装。明日リカットしたヘッドセールを試しに出港するかもしれないので、寄港地での解装程度にして、翌日も出港しやすい状態にしておく。

エンジンの煙のこととセールのリカットの件もあるので、石井さんに電話した。

電話したら、安良里に来ているということで、フネまで見にきてくれることになった。リカットしたセールは明日持ってきてくれるそうだ。

やはりタックの位置が改造した艤装と合っていないのが原因のようだ。グースネックのフックに引っ掛けるようにしたほうがいいのではないかとのことだった。シンプルが一番ということか。

グースネックにリーフポイントのクリングルのワッカをひっかけても、スグにハリヤードを引かないとワッカが外れてしまって一人でリーフするのはけっこうたいへんだ。で、どうしたらいいかというのを教えてもらった。

グースネックの太さに合わせたショックコードの輪を作ってクリングルが外れないようにするといいそうだ。似たような話は他でも聞いたことがあるが、なるほどショックコードに小さな輪を作ってカシめるといいのか。ただのワッカでは取れそうだもんな。グースネックのフックの太さに合わせた大きさのワッカを作って、さっそくやってみようと思う。(翌日作業したので写真は明日のほうに載せます)

エンジンの煙は問題ないようだった。ちょっと量は多いように思うのだが、色は青白いから問題ないようだ。先代の唐草よりも馬力が上がったので、煙もこれだけ出るということか。もちろん回転数が低ければなんともない。


石井さんが別な仕事のために帰ったので、少し早いが一杯やることに。

我家のハウスワインであり、唐草のボートワインでもある、ピノシャルドネスプマンテをワインクーラーで冷やす。つまみは出来合のスモークサーモンのパックと、牡蛎の薫製オリーブオイル漬けの缶詰、クラッカーとクリームチーズ。

最近我家では出来合のスモークサーモンパックが流行っている。だいたい800円くらいでケイパーもついてる。量もたっぷりある(我家感覚では)。タマネギを忘れて、オニオンスライスが出来ないのがちょっと残念。

できあいのスモークサーモン

パンにクリームチーズを塗って、スモークサーモン(と水でさらしたオニオンスライス)を挟むとちょっとした高級サンドイッチになる。

飲んで食べて、食器をバケツの水につけて、歯を磨いてパジャマに着替えてフリースのシュラフで寝る。







日付 2007年5月27日(日)

天気 晴れ
風向 東寄り〜 風力 1〜5 波高
行先 係留のみ
出港時刻 --:-- 帰港時刻(寄港)--:--
乗員 2名


今日は石井さんが8時半から9時頃来艇の予定なので、それまでに食事を済ませておく。

食事が済んだので、8時くらいからリーフシステムのアシスト用の艤装を作る。つまりショックコードにワッカを作ってカシめるんですな。

作業途中の9時ちょうどくらいに石井さんがやってきた。

ショックコードのほうの作業を中断して、石井さんと一緒にリカットしたセールを上げるシステムの現場合わせをする。

作業前の状態。ファーラードラムの上に見えている白いものがジブのピークを補強するパーツ

セールのピークを下げたので、ファーラーの本来ピークを接続するところから下がったところまで約1メーター半くらいのペンダントを付けて、そのピークに強力な力がかかってもグルーブから外れないようにFRPの補強用のパーツをつなぐ。

ジブのピークを補強するパーツのアップ

ペンダントの長さは現場合わせ。

ジブを揚げてみて長さチェック。この写真でジブのピークがマストヘッドからだいぶ下がっているのがわかると思う

寸法取って、ジブを上げて確認。下ろして調整。上げて確認。オッケーになってから、シンブル加工。

そして再びジブアップ。

完成。ジブのピークがこれだけ下がった

ジブのハリヤード引きにけっこう力使った。このへんハンクスだとラクなんだよね。ファーラーでハンクスというわけにはいかないからしょうがないね。

一仕事終わって、石井さんとキャビンでお茶を飲みながらいろいろ話を聞いた。

母港付近で座礁したフネの話。
雲見で沈没。サルベージ。200-300万。
保険の話。
小笠原の話。

なんだかんだで昼くらいまで話し込んだ。

昼はカレー。

グースネックのフック専用のショックコードを完成。これを今度試してみよう。

フックの太さに合わせてショックコードをカシめた

両舷にセットした様子。片側外して作業しても反対側のフックで保持される

それと将来的にツーラインでリーフできるように、艤装システムを考えてみたい。石井さんにも相談しつつコクピットから出ずにリーフ完了できる艤装にしたいと思う。

解装してフネを固めて、帰る。


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