昨年9月にリョービのクーラーボックス、プロターゲット「XXR」を買った。使ってみて、その性能は実用的に充分だった。しかし、XXRの高性能を目の当たりにして、その上位機種であるリョービのフラグシップクーラーボックス「ULTRA HEXA」に興味と物欲が向いていた。とても欲しくなっていた。 XXRは真空パネル採用のでリョービの標準機の2.5倍の保冷力があるという。ULTRA HEXAは6面真空断熱で保冷力が6.5倍だそうだ。保冷力も強力だが、価格も強力で、XXRの倍だ。 2泊3日なら48時間くらい氷が持てば保冷庫として充分な性能だ。しかし3泊4日だと72時間は保冷して欲しい。それ以上は、なんらかのエネルギーを使った冷蔵庫が必要だろう。 約10ヶ月迷って、ULTRA HEXAを買った。とうとう買った。買って早速その保冷力6.5倍の実力をテストした。 ULTRA HEXAの容量26Lのに、凍らせた2Lのペットボトル1本を入れてテストしたところ、72時間に渡って庫内温度を10度以下に保った。凍らせたペットボトルを増やせばもっと冷やせると思う。 実際の運用では、凍らせた2Lのペットボトルを2本で3泊4日のクルージングに保冷庫として活躍してくれると思う。 フネのギャレーにも保冷庫があるので、凍らせた2Lのペットボトル4本もっていって、2本をULTRA HEXA、2本をギャレーのの保冷庫に入れて使おう。溶けた氷は清水タンクに入れて来るつもり。清水8L。
わたしは今、クーラボックス欲がとても満たされている。満ち足りた気分だ。民よ、余は満足じゃ(中村うさぎ風)。
来週7月12日(木)から15日(日)まで3泊4日の夏のクルージングを計画している。そのために夏休みも取った。 伊豆半島をぐるっと回って、安良里から小田原沖まで行くという計画だ。小田原沖から小田原城を始めとする小田原市街と箱根の山々、遠く丹沢の山々を見ようと思うのだ。 西伊豆の海岸線は石廊崎から内浦湾の奥までクルージングしたが、東伊豆は下田、稲取までしか行ったことがない。稲取の北の景色を楽しむというのも目的のひとつだ。 クルージングの時期を梅雨明け直前くらいにしたのは、梅雨とはいえ雨ばかり降るわけではないし、運が良ければ梅雨の晴れ間に当たるかもしれない。それに梅雨時は雨は降るが海况が穏やかなことが多い。航海で危険なのは大波だ。波は、強風が長時間吹き続けると成長する。また、その吹走距離が長いと波長も波高も大きくなる。 梅雨の後半は大雨になることがあるが、気圧傾斜は緩いことが多いので、波や風の心配はあまりしなくてもいい。とはいえ天気予報はチェックしないとね。 そのクルージングを来週に控えているので、今回はクルージング用の食料と燃料をあらかじめ積みに行く。 そんなわけで、スーパーで日持ちのする食料5日ぶんを調達してからフネに来た。3泊とはいえ、実際に航海するのは日中だけの予定だし、東伊豆ではマリーナを予約してあるので、食料の調達や食事をするところには困らないと思うが、念のためカップ麺とレトルト食品、缶詰、飲料水、ギョニソ、などを買う。 2300フネ着。キンキンに冷やしたロゼの発泡ワインと缶詰の魚を肴に一杯やる。フネでの一杯はたまらんなあ。 前回フネに来てから、なんだかんだでひと月来れなかった。まあその「なんだかんだ」のおかげでフネを持ててるわけなんだけど。
未明から雨だ。今日は昼過ぎまで降り続くだろう。 今日は、晴れても降っても夏のクルージングのためのチャートワークをするつもりだったので、雨が降ってもかまわない。クルージングのコースを引いて、ウェイポイントを GPS に入力するところまで今日中にやる。 雨だし、ということで8時くらいまでゆっくり寝る。 起きてコクピットにオーニングを掛ける。これでコクピットも雨に濡れなくなった。オーニングは、日除けだけじゃなくて雨除けにも役立つ。 キャビンでチャートを広げてチャートワーク開始。 石廊崎沖までは、前回新島に行ったときのコースを使う。それ以降小田原までのコースを引く。 GPSを使って航海するので、どんなところで変針してもいいのだが、万が一GPSが壊れてもいいように(予備も持ってるのだけど)、山頂や島を目標として進み、岬や灯台を正横(真横90度)に見て変針して次の目標を目指せるようなコースを引く。とはいえ、実際の地形は私の思いとはうらはらに意地悪なのだ。なかなか思い通りにはいかない。 それでも「なるべく」目標となる地形をみながら航海できるようなコースを引いた。
コースを引いて、変針点の座標も拾ったので、その数字をウェイポイントとしてGPSに入力。ここで座標を間違うと危険なので、GPSに入力する時にもう一度海図の座標を正しく読み取っているか、確認しつつ入力。航海中も変針点の座標の確認をする。 このような作業は、プロッタ付きのGPSならいちいち座標を読み取らずにカーソル動かすだけでいいから相当ラクなんだろうな。こっちは、航海中にコース変更で座標から位置を取り直してGPSに再入力だもんな。 それでも天測は推測航法にくらべればだいぶラクして精度の高い航海ができるんだけどね。 なんだかんだでチャートワークは昼過ぎまでかかった。 雨は小降りになったがまだ降っている。 チャートワークに使った道具を片付けて、昼食の用意。チャートワークはチャートテーブルじゃなくて、メインキャビンのテーブルでやったので、いわばダイニングテーブルでやっていたようなものである。 私が片付けているあいだに、女房がつまみの準備。 キンキンに冷やしたカリフォルニアの白ワインと缶詰でランチ。氷がふんだんに使えて嬉しい。 のんびり飲む。ゆっくり飲む。iPodで音楽を聞きながら飲む。時間はいくらでもある。 白ワイン1本空けるのに1時間以上かけて飲んだ。 雨は上がったみたい。オーニングを乾かすためにしばらくそのままにしておく。
もう少し飲みたいので、そんなこともあろうかと思って持ってきたブルゴーニュの赤ワインを空ける。おそらくこれは全部は飲めないだろうから、飲み残しを持って帰ることになるだろう。 陽が傾いて、オーニングも乾いたので片付ける。 女房はデッキで雨上がりの天気と陽の傾きを見ながら飲んでいる。 私はセティーで横になる。コンパニオンウェイ越しの空を眺めつつ。
気がついたら寝ていた。 始めたときはランチだったんだけど、片付けるときは夕食の片付けになっていた。 体を拭いて、着替えてクォーターバースで寝る。
朝から晴天。 明るくなって起き、0600に解纜して出港。
黄金崎沖を回って帰港。黄金崎は夕日のほうがが似合うね。
安良里の港内のプレジャーボートの係留海面付近で、釣りのビデオを撮っている人がいた。ただの釣りじゃなくてルアーでキャスティングしている。狭いところでハリやおもりを振り回しているというのは、他人のフネにひっかけたら、キズつけたら、という想像力欠如なんだろうな。釣り人には本当にいろんな人がいる。マリーナで釣り人が閉め出されるのは、それなりの理由がある。岸壁にエサや撒き餌を散らかしっぱなしの人もいるし。 こういう話は釣り人だけに限った話じゃなくて、プレジャーボート乗りもそれなりに嫌われてるんだとは思う。
片付けて離艇。 1100頃自宅着。
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