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2004年4月からの「国立大学法人化」移行し、いよいよ公立大学の統合や法人化が始まりました。また、国立大学法人についても、「統合の第2ステージ」も予想されます。以下に、国立大学の再編・統合の現状と今後の動向ついての情報を提供します。
[最近の課題]
・文理超え 真の知探る大阪大学 鷲田清一学長 外大と統合、国際化に弾み(07.8.30
新首都圏ネットワークHP)
・「全入時代」控え、大阪府大・大阪市大が連携協議へ(07.1.10
新首都圏ネットワークHP)
・浜松医大、大阪大、金沢大、中京大「連合大学院」 4校が設置構想(07.1.05 新首都圏ネットワークHP)
□経団連御手洗会長が提唱する「大九州大学」構想]
・大九州大で知の結集 御手洗氏、あらためて持論(06.8.29
新首都圏ネットワークHP)
・「大九州大」構想 大胆な提案があっていい(06.8.24 新首都圏ネットワークHP)
・経団連会長が「大九州大学」を提唱(06.8.14 新首都圏ネットワークHP)
・経団連会長「大学統合で研究開発力強化を」(06.8.13 新首都圏ネットワークHP)
表 国公立大学の再編・統合の現状と今後の動向
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現在統合を検討中 |
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統合対象大学 |
新大学名 |
特記事項 |
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長崎県立大学
長崎シーボルト大学 |
新大学名応募
06年10月20日まで |
・2008年4月統合 (詳細は、新首都圏ネットワークHP(1)、(2)参照
・2005年4月から一法人化へ移行予定 |
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大阪大学
大阪外国語大学 |
大阪大学 |
・2007年10月統合
・新「大阪大」の1学年の入学定員が、11学部で計3245人
(詳細は、新首都圏ネットワークHP参照) |
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京都工芸繊維大学
京都府立大学
京都府立医科大学 |
未定 |
・08年度から府立大と府立医科大を一つの独立行政法人化へ(06.7.5)
・08年度から府立大の学部再編(文学部、公共政策学部(仮称)、生命環境学部(仮称))
(詳細は、新首都圏ネットワークHP(1)、(2)参照) |
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岐阜大学
市立岐阜薬科大学 |
未定 |
統合を協議中 |
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徳島大学
鳴門教育大学
香川大学
高知大学
愛媛大学 |
未定 |
・連携強化のため四国国立大学協議会設置
・5大学での単位互換などを目指す。
・教育学部を2学部程度に統合する |
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東京学芸大学
横浜国立大学 |
未定 |
教員養成系学部の再編を視野に入れて協議 |
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大阪教育大学
京都教育大学
兵庫教育大学
奈良教育大学 |
未定 |
4教育大で協議 |
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和歌山大学
三重大学 |
未定 |
教員養成系学部の統合再編だけでなく、全学部での連携視野に |
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埼玉大学
群馬大学
茨城大学
宇都宮大学 |
未定 |
・埼玉大学、群馬大学の教育学部統合化は白紙
・4大学が連携方策について協議中
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静岡大学
浜松医科大学 |
未定 |
・統合の検討中 |
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滋賀大
滋賀医科大学
京都教育大学
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未定 |
・統合を協議中 ・滋賀大学、京都教育大学の両教育学部は、新大学に新しい学部を作る方向 |
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弘前大学
秋田大学
岩手大学 |
未定 |
・北東北国立3大学、再編・統合の可能性を協議中。法人化以降後、さらに連携を強
(3大学の「中期目標・中期計画(素案)に明記)
教育学部の再編・統合を中心に協議中 |
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名古屋大学
豊橋技術科学大学 |
未定 |
豊橋技術科学大学は、名古屋大と静岡大の両にらみで検討を進めてきた統合相手を名大に一本化する方針を決めた。両大学は組織再編など具体的な条件面の調整を本格化させ、2006年度をメドに統合を目指す。 |
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2005年10月1日に統合 |
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統合対象大学 |
新大学名 |
特記事項 |
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富山大学
富山医科薬科大学
高岡短大 |
富山大学 |
2005年10月統合(2006年4月学生入学予定) 人文、経済、理、工、医、薬、芸術文化、人間発達科の8学部 |
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2005年4月1日に統合 |
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統合対象大学 |
新大学名 |
特記事項 |
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東京都立大学
都立科学技術大学
都立短期大学
都立保健科学大学 |
首都大学東京 |
・都市教養、システムデザイン、保健福祉、都市環境学部の4学部に改組
・総長の他に知事が理事長を任命し、教学と経営を分離(国公立大では初)
・「単位バンク制」の導入:社会経験も単位に認定 ・初代学長は、西沢潤一氏(現岩手県立大学長、元東北大学学長) *9月22日、大学設置・学校法人審議会で、正式認可 |
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大阪府立大学
大阪女子大学
大阪府立看護大学 |
大阪府立大学 |
・地方独立行政法人法に基づく「公立大学法人」
による運営を予定 ・理事長は、、南 努氏(現大阪府立大学学長) ・工学部、生命環境科学部、理学部、経済学部、人間社会学部、看護学部、総合リハビリテーション学部の7学部に再編 ・経営担当理事に大手家電メーカー「シャープ」(大阪市)モバイル液晶事業本部副本部長の北條圭一氏
(04.9.24) *7月15日、大学設置・学校法人審議会で、正式認可 |
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県立広島女子大学 広島県立大学 広島県立保健福祉大学 |
県立広島大学 |
・学長は、赤岡功氏(元京都大副学長) ・経営学部、生活文化学部、生物環境学部、保健福祉学部の4学部に再編 *7月15日、大学設置・学校法人審議会で、正式認可 |
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2004年4月1日に統合 |
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統合対象大学 |
新大学名 |
特記事項 |
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神戸商科大学
姫路工業大学
兵庫県立看護大学 |
兵庫県立大学 |
・経済学部、経営学部、工学部、理学部、環境人間学部、看護学部の6学部
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2003年10月1日に統合 |
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統合対象大学 |
新大学名 |
特記事項 |
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東京商船大学
東京水産大学 |
東京海洋大学 |
・商船大学が海洋工学部に、水産大学が海洋科学部に改組 |
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福井大学
福井医科大学 |
福井大学 |
・教育地域科学、医学、工学の3学部体制 |
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神戸大学
神戸商船大学 |
神戸大学 |
・神戸商船大学は、事実上神戸大学に吸収合併され海事科学部へ |
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島根大学
島根医科大学 |
島根大学 |
・法文学、教育学、医学、総合理工学、生物資源科学の5学体制 |
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香川大学
香川医科大学 |
香川大学 |
・教育学、法学、経済学、医学、工学、農学の6学部体制で「総合大学」を目指す。 |
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高知大学
高知医科大学 |
高知大学 |
・人文学、教育学、理学、医学、農学の5学部体制 |
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九州大学
九州芸術工科大学 |
九州大学 |
・九州芸術工科大学は、事実上,九州大学に吸収合併され芸術工学部へ |
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佐賀大学
佐賀医科大学 |
佐賀大学 |
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大分大学
大分医科大学 |
大分大学 |
・教育福祉科学、経済学、医学、工学の4学部体制 |
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宮崎大学
宮崎医科大学 |
宮崎大学 |
・統合により、教養教育の多様性と質を確保のため「共通教育部」新設
・農学、教育文化、工学、医学の4学部体制 |
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2002年10月1日に統合 |
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統合対象大学 |
新大学名 |
特記事項 |
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山梨大学
山梨医科大学 |
山梨大学 |
・工学、医学、教育人間科学の3学部体制
・医学工学融合領域の教育研究組織を持つ「医学工学総合大学院」が目玉
・大学院重点化「大学院医学工学総合研究部・教育部」発足
・研究面、地域社会貢献面では、統合の効果が顕在化
・今後は教育面での成果を期待 |
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筑波大学
図書館情報大学 |
筑波大学 |
・図書館情報大学は、筑波大学に吸収合併(図書館情報専門学群) |
[解説]
1.国立大学の再編・統合(スクラップ・アンド・ビルド)の第1ステージは、2002年10月と今回の統合でほぼ完了した。
2.第1ステージでは、地方の国立大学と医科大学の同一県内の大学の統合が中心であり、統合により「総合大学化」を目指し、法人化後の経営基盤を確保することが主要な目的である。
3.一方では、図書館情報大学、神戸商船大学、九州芸術工科大学など、有力な総合大学に事実上、吸収合併されるケースもある。
4.第1ステージで統合した12組の中では、山梨大学が、いち早く統合後の大学の目指すべき方向性を明確にし、医学と工学を融合した大学院教育を重視した組織に改組し、研究面で着実に成果を挙げつつあることは、地方の国立大学には参考となろう。
5.他の統合した大学についても、統合後の目指す姿を明確にし、統合によるシナジー効果を早く発揮してもらいたい。
6.今後は、第2ステージに移行するが、その中心が「教育学部(教員養成課程)」の取り扱いである。
現在統合を検討している大学は、この教育学部の再編、統合で行き詰まっているのが現状である。
7.これからは、もっと大所高所にたって、県域を超えた戦略的な再編・統合が期待される。
8.更に、法人化後、第3ステージの再編・統合を視野に入れた中長期戦略が、特に地方国立大学の生き残りを決定することになろう。
つまり、03年10月1日に正式発足した「国立大学法人評価委員会」による、各国立大学法人の研究・教育や経営の目標の達成度評価結果により、予算が重点配分されるため、評価が低い大学は、いずれ淘汰されるという厳しい現実が待っている。
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