7K4SHIカンテナ製作
JO7LFDからカンテナの作り方の依頼がありました。
数回に分けてメールしたものを編集しましたので、
皆さんも手作りアンテナの面白さを味わってください。

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カンテナ作りのポイントは缶とコネクターを安定させ、かつ缶とコネクターを絶縁させるかにかかります。私の場合は自動車走行させても壊れないものを前提で工作しました。

ところでJO7LFDさんは年齢から運転することはないですよね!
考案した杵淵氏によると、一番効率のいい缶の大きさはキリン2リットルビール缶だそうです
が、JO7LFDさんの年齢からソフトドリンクの500ミリリットルアルミ缶で作ることにしましょう!コーラを飲んで、飲み終わったらアンテナに使う、2度おいしいとはこのことですね!

材料は、缶、M型(3Dから5D用)コネクター、40ミリ長のビスとナット、30ミリ
角で厚さ2ミリほどアクリルのような(丈夫なもの)絶縁物、ホースバンド、2ミリ
から3ミリのアルミ棒(ラジアル用ですので電気を通す棒なら種類は問いません)1
メートル、釣り糸10メートル、2液型接着剤 以上です。

初期の材料集めとして少しコストがかかってしまいますね。


なるべく詳しく記述したいと思いますが、どうしても金属を加工することになるので、書いてあることがわからないこともあると思います。そのときはいつでもメールをください。

私も今夜飲んだ500ミリリットルのビール缶(アルミ缶)を加工しながらこの文章を書いています。

@(缶についているいらないものを取り除く方法)
JO7LFDさんの缶も多分アルミ缶と思います。コーラとかジュースの缶は大抵アルミ缶です。

持つと軽いですよね。最初は缶を開けるときの取っ手を取り除きます。

今私はニッパを使って取っ手を少しずつ刻んで外していきました。

最後に缶と取っ手をつないでいる留め金がありますので、やはりニッパで切り落としてください。

留め金をとった後はアルミが尖っていますので、手を傷つけないように気をつけてください。

これが終わると蓋の部分が残っていますので、缶本体と蓋の間をニッパで切り落としてください。

ここで一言お伝えします。私のカンテナの作り方は完成すると飲み口が下になります。

よって、缶に書いてあるものが逆さになりますので承知してください。

ここまで終われば工程の1/4終わりました。

A(缶にビスを取り付ける方法)
取った留め金が缶の中心です。中心にビスを差し込むことができませんので、飲み口の穴と反対方向に中心から5ミリのところに直径3.2ミリの穴を開けます。

私は電動ドリルで開けましたが、JO7LFDさんはドリルを持っていますか?私は最初手動のドリルを使いましたが、電動を使い始めたらアンテナ作りの便利さから手放せません。

ぜひ1つ確保してください。

穴が開いたとして話を続けます。ビスを取り付ける前に重要な処理があります。飲み口の導電です。

テスターで確認しましたがアルミの地金に表面加工されているためにメーターが振れません。そうです、このままではアンテナになりません。

導電させるために開けた穴の周りをヤスリで傷を付けてください。

加工後テスターで確認しましたら、導電していました。処理が終わらないで加工を続けたために失敗した人間からの忠告です。

そして、ビスを缶の内側から差し込んでナットで締め付けます。

でもビスを取り付けても導電していないかも知れませんのでもう一度テスターを使います。

今度は、ビスと取り付けた側と反対側(缶の底)に少しヤスリなどで傷つけます。

こことビスが導電しているかを確認してください。私は一発でテスターの針が動きました。

これで缶(ラジエター)の加工はほぼ終了しました。

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カンテナ作り方を続けます。
B(缶にコネクターを付ける)
ここの作業はAの導電と違い絶縁をしっかりやらなくてはなりません。

缶はラジエターすなわち同軸ケーブルの芯線の部分で、コネクターではビスを差し込んだ突き出たところになります。

コネクターのほかの金属部分は同軸ケーブルの網線部分になりますのでカンテナでいうとラジアルになります。

このラジエターとラジアルが導電してしまうとアンテナになりません。このことを考えながら工作してください。

缶とコネクターの間のアクリル板を作ります。私は厚さ2ミリの無色のアクリル板を100円ショップで買ってあったのでこれを使いました。

飲み口の円は内径が50ミリなので先ず50ミリ×50ミリ角のアクリル板を作り、さらに四隅をカットして飲み口の内側に入るようにします。

できあがったアクリル板にビス・ナットが通る穴を開けます。私はマジックで穴を開ける位置に印をしてドリルで直径6.5ミリの穴を開けました。ここで注意!ドリルをいきなり6.5ミリで開けようとするとアクリル板が割れてしまいます。径の小さいドリルから段々大きいドリルで穴を大きくしていきます。

力を強く入れない限りアクリル板は割れません。
アクリル板は絶縁の役割と飲み口の補強を兼ねています。

補強のことを考えるとアクリル板が小さいと飲み口の穴がありますので、アクリル板の大きさは飲み口の内側ぎりぎりが良いと思います。

前に書きましたが、私は自動車の屋根に設置、走行しても問題にならないようにするために補強を考えました。

次にアクリル板を缶に張り合わせます。2液式5分速乾接着剤を使用します。私のホームページで紹介しています。

5分と言っても2液を混ぜてから5分後から固まり始めます。

接着剤をまんべんなく缶側とアクリル側に塗って、しばらく(10分間ほど)手でアクリル板を押さえつけます。

接着剤が固まり始めこれにアクリル板が缶から浮き上がることがなくなります。

でも、完全に固まるまでには1日は必要です。

JO7LFDさん、前回材料をお伝えしましたが、1つ忘れたものがありました。

はがきのような厚紙を用意してください。20ミリ×50ミリに切ってください。

これを50ミリの方を丸めてビスが入るくらいの筒を作ってください。

筒はビニールテープでほどけないように固定します。高さ20ミリの筒ができましたが、これをビスを差し込む側のコネクターに入れてみます。

入れたところより出っ張っていたら同じ高さにはさみで切ってください。

この筒はビスがラジアル側のコネクターに接触しないために必要になります。あえて厚紙にしたのは、この後コネクターとビスを半田付けするときにかなりの熱さが加わるためです。

絶縁だけ考えるとビニールテープを巻きつけてもいいのですが熱さに弱く完成後使用している間に接触が起こるかもしれませんので加熱しても問題ない厚紙を使用します。

これも上記記載のホームページで紹介しています。

もう1つ細かい作業ですが、コネクターを良く見るとコネクター同士をロックさせるためのつめが2つあります。

しかし、基台の接続するときには邪魔になりますからヤスリで削ってしまいます。

いよいよ、コネクターを半田付けします。先ほどの厚紙で作った筒をビスに差し込んでください。

この状態でコネクターも差し込んでください。基台にねじ込む部分はぐらぐらしていますがここは問題あり
ません。

テスターでコネクターの芯線とコネクターの外側の絶縁されているかを確認してください。針が振れなければOKです。
コネクターのぐらぐらする部分ではなくその中の部分を押さえつけながら半田付けしてください。やけどしないでください!

ここまでくれば70%完成したようなものです。もう少しです。

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さて、今回でカンテナの作り方の最終回になります。

(コネクターの固定とラジアルの配置)
前回の説明まで製作が終わっていますと、コネクター部分は基台に取り付けるために回転できるようになっています。

私のカンテナではこの部分にラジアルを取り付けることになりますので、回転できないように固定してしまいます。

固定の方法ですが、材料の中に「釣り糸」の用意がありました。これを使用します。

コネクターが回転する部分を缶から見て一番遠く(回転部分を引っ張る状態と言ったほうがわかりやすいでしょうか!)の状態で釣り糸を回転部分と缶の間に巻きます。

以前お伝えしたように私は自動車が走行しても壊れないよう頑丈にするためにこの釣り糸の巻き方を多くしました。そして巻いては以前使用した接着剤を塗り、乾いたらまた巻くといった方法で巻き方を太くしました。

ここの部分が風圧に一番弱いからです。

でもJO7LFDさんの場合、自動車でなく自宅で使用するのであれば釣り糸の巻き方は少なくていいかもしれません。

次にラジアルを作ります。加工しやすいアルミ棒を使用します。それも私のホームページでも紹介してます盆栽用のアルミ(私は直径3ミリを使いました)を使用します。

加工方法は盆栽用アルミ線を私のホームページから真っ直ぐ・硬くする方法を参考にして下さい。

不思議なくらいにやわらかいアルミが硬く、真っ直ぐになります。

今回カンテナを作りながら説明していますが、まだやわらかい盆栽用のアルミを40センチ×2を用意しました。

これを電動ドライバーを使用してねじ込んで行きます。硬くなってくるとアルミの表面に斜めの筋が入っていますが、45度くらいのなっていればもうねじる必要はないでしょう。

さて、真っ直ぐかつ硬くなったまさしくアルミ棒を半分に曲げます。

曲げた先端が隙間ができないようにペンチで力を入れて加工してください。

次に長い方が18センチ残して短い部分を90度曲げます。

全体を見るとLの字になると言った方がわかりやすいかもしれません。

さらに、短い部分をペンチで挟みながら長い部分をさらに平行に90度曲げます。ちょっと立体的わかりにくいかもしてませんね。(18センチ部分を扇型に90度に広げると言ったらわかりますか!)

コネクター部分にアルミ棒で作ったラジアルを取り付ける作業が最後になります。

材料の「ホースバンド」があると簡単に取り付けができます。

ラジアルを見た目合計4本になりますが根元がつながっていますので2本になります。

初めてカンテナを製作したときはラジアルを4本ばらばらに作りホースバンドで締め付けしましたが、なかなか缶の上から見て90度ずつ綺麗に配置されたラジアルになりませんでした。

綺麗に配置するために2本を一体化したラジアルを作ったわけです。

缶とラジアルとの間はコネクターが回転していた部分を上限としてまた、ラジアルの角度がそれぞれ90度になるようにうまく取り付けてください。

さて出来上がりました。私はこのカンテナを基台に取り付けて室内ですがSWRを測定しました。

なんと一発で430MHZの使用周波数全体で1.0という結果になりました。

そしてハンディ機を取り付けて受信しましたが、当然問題がありませんでした。

実際、JO7LFDさんが調整する場合、もし使用周波数より低い周波数(たとえば430MHZ付近とか)にSWRが低い場合は、ラジアル4本を少しずつ同じ長さに切る詰めてください。

そして、アンテナを使用する場所で調整してください。

JO7LFDさん、どうでしょうか!説明が長くなりましたが、製作できましたでしょうか!





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