12月31日 霜月二十日
本年も有難うございました。
12月29日 霜月十八日 朝から雪が降る
雪の庭より。猫も野鳥も来ない。犬が一匹来たのみ。

午前10時 午後3時マンリョウに雪 午後3時雪の夕方
雪景色で光が乏しくなるとモノクロの世界になるのはどうしてなのか、墨絵のようでした。これは美しいが明日の朝、道路の凍結が心配。
12月27日(月) 霜月十六日 満月
地球上いたるところ災害ばかりが今年でした。どうにか生きながらえる事が出来たのでしょうか。
お互い困難ばかりが突きつけられた毎日でした。それでも耐えて行かねばなりません。生き延びるには体力は必要ですが、さらに夢見る力つまり想像力で少しは乗り切れるのではないかと思います。残念だが後は幸運だけです。
今夜は満月。冴え冴えとした白い月が輝いている。石川啄木の短歌を想います。冬の月光は情感があります。彼は釧路の海の冬の月を詠んでいますが苦しい生活から解き放たれた一瞬だったのでしょうか。清らかな冬の海スケッチのような歌です。
冬至の頃より急激に寒くなってきた。まさに寒い朝で氷が張り外の水道は使えない。山の手前には川が流れており水蒸気が湯気のように立ち上るのだが気温が低く上昇できずに霧か雲のように漂う。
9時を過ぎた頃には太陽に温められ霧散してしまう。快晴の無風にて寒い日。ヤブツバキの花は強烈な霜でしもやけで茶色くなり落ちてしまった。
穏やかないい暮れの日々であることを。
展示中のわが友の店では粉引の大花瓶に生けられたヤブツバキが沢山咲いている。花との相性もよく白いはだに黄色い花粉が落ち、何時までも黄色い粉だけが付着している。花は落ちても名残は尽きない。
12月16日 霜月五日
旧暦でもいよいよ冬だ。しかし暖冬としか言いようのない毎日が続く。わが庭にもそれを見ることが出来る。

マンサクの花 マンリョウの実 ハウスではイチゴが ヤブツバキが満開に
マンサクの花は早い。わが庭の樹では正月早々に咲くのがこの花だが今年は今月10日には咲いていた。木の下にはヤマブキとハマナスの黄色い葉っぱが輝いている。昔からまんづ咲くのがマンサクだそうで早春の花。早すぎる。
マンリョウはとても実の着きが良い。これを食べに野鳥はまだ来ない。彼らも他に食べ物が充分なのかもしれない、まだまだ枯れ野という景色ではないから。近在ではユズが大豊作で、輝いている。ここでも温州みかんが実るかもしれません。暖冬現象などと言うような一過性のものではないように思える。シダ類もよく繁茂するようになり確実に亜熱帯気候になりつつあるのが現実か。
ビニールハウスの中にはイチゴが色づき始めた。クリスマスまでが商売の季節商品だ。この国のイチゴの最盛期は冬に定着して久しい。隣の栃木県が大産地ですが当地にもハウスはあります。闇の中に明かりが点された ビニールハウスが延々と続く光景は幻想的というより少年漫画の宇宙基地の巨大なお化け版で不気味。
ヤブツバキはもう花をいっぱいに。あまりに早い花に痛々しさを感じた。
12月1日 本日は水曜日 神無月二十日
確かに暖冬。しかし今朝は霜で真っ白の庭となった。海の近くの画廊への道筋の景色を。

11月29日9時30分頃 11月30日9時30分頃 12月1日9時40分頃
彼方は太平洋。絶海の孤島に住んでいることを確認する。漁船が少し見えかもめが飛んでいた。
30日は白波が立っていた。この日はかもめが飛ぶばかり。
11月29日 神無月十八日
初冬の気配が濃厚。今年も残りは一月となりました。この一年忙しくはしていたが何をしたのかさっぱり分からないのが現状です。それはともかく初冬の植物を。

ヤブツバキ ダイモンジソウ これは知らない ノバラの実
11月11日 長月末日
少し暖かすぎるかな。穏やかな日が続きました。だが夜は冷えストーブです。渇きを感じます。 庭から。

ヒイラギの花 菊 名前は知りません シュウメイギク
ヒイラギは初冬に一番に合う花です。甘い芳香があり、蜂も来て、私も樹の下に佇む。
この菊は元気に梅の木下に咲き続け、美味しそうなところは時々食べます。
轆轤場の窓の下に咲くブラシのような花はなんというのか知らない。ミツバチが来ている。
シャラノキの落ち葉を浴びながら一輪のシュウメイギク。
昨年も書きましたが恐ろしいナラタケ菌。取り付かれた樹木は確実にあっという間に枯れました。

枯れてゆく檜の植林 枯れたユスラウメの株 枯れたオオデマリの株 野兎の骨
私の庭ではムクゲ、ユスラウメ、オオデマリが取り付かれました。皆十年以上楽しませてくれました。
桜のないわが家ではユスラウメの傍らで子ども達の入学式の朝、写真を撮ることにしていたが、息子の高校入学は見届けてくれたが実をつけることなく枯れてしまった。
近所で日陰をくれたアカシデの大木も枯れてしまいおびただしいナラタケが根元に生えていた。
これは掃除屋みたいな菌で樹が朽ち果てるのも早い。ナラタケは美味しいが愛する樹との別れはつらい。
岩波新書「キノコとカビの生物学」に詳しく説明されています。。
わが庭では小動物の死骸は珍しくありません。さらに近辺いたるところにあります。裏山には頭骨が転がっていたので拾ってきました。
10月29日 長月十六日
寒い朝が続きました。当地は昨日が初霜ですが、今朝も霜。
赤い大きな月が東の空には上がりましたがだんだん雲に囲まれてきました。
寒気は無くなるがまた雨のよう。束の間の秋晴の庭より

サフランに小さな蜂が来た。 トウホクダイモンジソウ これは判りません ムカゴ
ムカゴは山芋の蔓と葉の付け根にできる小さな芋のようなもので、これは食べます。
大変美味しく、栄養価も高いはず。
落ちたムカゴは来年には芽がでてきます。
沢山ムカゴをつけた山芋の蔓を見つけるとこうもり傘を逆さまに広げて長い棒で叩いてその中に落とすのです。
子どもが小さい頃、一緒に採ったものです。そしてよく食べました。
茹でて軽く塩をしたり、マヨネーズを付けたりしていいおやつになりました。
今は私の酒のつまみに採るばかり。一握りもあれば充分です。
地下の芋はこれから。自然薯堀りは奥が深く一言お持ちの方がわが裏山にももうじき来ることでしょう。
鹿児島県では焼酎に悪酔いして人に不快感を与える人をヤマイモホリと言いますが、私はもっぱらこちらのほうです。
銘菓「かるかん」は山芋が使われます。
自生するいい山芋を掘り出すのは忍耐が必要。
方言の語源はいい芋を掘り出せない人の八つ当たりのさまか。ひとりよがりはダメだよ、そんな戒めでしょうか。
10月21日 長月八日
台風一過
頻繁に台風が来たのが今年、雨を降らせてばかりでいい天気になった記憶がない。これも異常なことだ。
渇いた夏の後たっぷり雨をもって来てくれる台風は被害も確かにあるが自然の周りとしては来ないと水不足になる。
熊も台風も恐い。さらに恐いのがこれらを活発にしている異常気象かもしれない。
早い話、気圧の激変に人間も獣もどこまで耐えられるのだろうか。

台風がいい夕暮れをもって来てくれた。
こんな天気は何日ぶりか。
本日16時頃。空にばかり気持がゆき露出の失敗です。
久しぶりの青空、カメラは正直に空ばかり眺めているからでしょうか
こんな写真となりました。
空が明るすぎ手前の景色は影となりました。
わが家の窓より。
さらに木の実と秋の花。

ナツハゼの実 ヤブコウジの実 リンドウの花 センブリの花
ナツハゼは和製ブルーベリーというのでしょうか。当地には多い樹です。実は大変すっぱいのですが子どもの頃食べました。
ヤブコウジは鉢植えなどにしてお正月に使われます。花がいいのです。真夏に咲きます。
リンドウ、これは秋の代表的な花です。わが家の周りには野生のが咲いていますが、最近激減してます。彼女には住みにくい環境に成ってしまったのか寂しい。ご同輩は小説「野菊の墓」を思い出す人が多いのではないでしょうか。
純愛の極めつけの小説です。お互いを好きな花に例え愛を告白するのに使われたのがリンドウ。
センブリ。庭の雑草に混じり毎年咲きます。有名な薬草です。胃薬だが毛はえ薬にいいそうで、これも激減。
リンドウとこれは同じ仲間です。この時期に相応しい清らかな花たちです。
10月16日 旧暦は長月三日
わが庭も秋深しでしょうか。やっと冷え込みがきつくなり山の色が変わってきました。
本秋はナラタケが生えてこない。昨年は切り株にばい菌のようにウジャウジャと出てきたのだが。
ハツタケはまだ採れるようだからこれからかもしれない。楽しみにしておこう。

バラの実。木も花も小さい。 ゴンズイの樹にも実がなった。 この化け物は白モクレンの実です。 秋の花はツワブキですね。
バラの実が沢山採れたら果実酒に使いたい。
ゴンズイは林の縁によくある樹ですがかわいそうに魚の名前が付けられています。脆くて利用価値のない樹だそうで、これもまずくて誰も食べない魚がゴンズイだそうだ。誰がこの樹の名付け親か知りませんがいい加減さがほほえましいと思います。庭に一本という樹ではありません。
しかし、実は鮮やかです。別名をションベンノキ、さらにひどくなるが一度ご観賞を。
白モクレンはあの清楚な花からは信じがたい実をつけます。沢山落ちていますが実生で苗は出来ないようです。すでに来春の花芽と共に枝にぶら下がっている姿は赤子と鬼婆の同居のようで不思議なムードです。
ツワブキは若い頃しばらく住んだ屋久島への思いにつながる。いたるところに沢山咲いていた。春には蕗を食べるよう新芽を食べた。これが食いたくて植えてあるのだが株は増えない。 いい日々を。
10月12日
十月も半ばとなった。庭の木々には可愛い実が、稔りをご覧下さい。

台風で折れたクヌギの樹 ウメモドキの実 サワフタギの実 ガマズミの実

ムラサキシキブの実 クサギの実 サルナシの実 出てきましたコムラサキシメジ
台風22号の後は雨ばかりですが、日毎秋の深まりを感じます。十月十日の頃は明治時代からの統計では晴天が一番多いということで東京オリンピック開催日に決められたが、これも近年気候の変化で当てにならなくなった。
暗い空の下、鮮やかな木の実に慰められる。サワフタギは恐ろしい別名がある、ルリノミノウシゴロシ。樹に毒があるのでしょうか、それとも使役の牛たちを叩く道具にこの枝が使われたのか、判らないが。
サルナシは本邦のキュウイフルーツ。小さな実だがもう少し待つと熟しとても美味しい。サルと争ってでも喰いたい。沢山採れたら果実酒やジャムにもいい。ガマズミは赤い酸味のある果実酒が出来ます。
クサギは八月に花を紹介しました。やはり実も不思議な感じです。これらの実は冬までに無くなります。野鳥の大切な食料となり、種をばら撒いてくれます。この自然の連鎖はすばらしい。
コムラサキシメジは食用です。特に美味しいキノコではないが色合いが美しいので和えのもなどにします。道端などどこにでもあるキノコです。ご賞味を。 いい秋の日々を。
9月29日
晴れていれば十六夜の月光が美しいはずだが、台風接近中で激しい雨。
暑かった夏の日々食べ続けたニガウリ。これが最後の実となった。入れ替わるようにカラタチが金色のまろいまろい実をつけた。今年もたくさんのアゲハチョウがここから大空に羽ばたいていった。彼女たちはどこまで飛んでいったのだろうか。
秋になると恋しい夏の日々。
テレビなどでは暑い夏の置き土産のようにスズメバチの大発生が報道されたが、わが庭には八月から一匹も見ない。安全で快適な庭の手入れが出来るのはいいが、毎年来るべきものが来ないのは言いようの無い不安がある。
空梅雨が尾を引き秋口まで井戸水の不足に悩まされた。水分不足にはからっきし弱いのがスズメバチ。地下水の乏しいこの地を彼らは避けているのだろうか。昆虫の行動で気象の予知をすることは昔から知恵として言い伝えられてきた。
彼らを観察して知恵のひとつに加える事が出来るといい。スズメバチの行動の観察だ。少し恐いが。

ひとつだけのニガウリ、これは来年の種に残そう。 からたちの実、みかんのようだが食用にはならない。
9月12日 文月二十八日
更に秋の日が。

暑かった夏の賜りもの ヤマジノホトトギス ミズヒキと白い萩の花 ヒガンバナ
素人の私が見てもいい稔り。

早くも咲いたワビスケの仲間 赤松にススキとくれば 食べごろのタマゴタケ ふるさと、徳島県神山町より届いたスダチ。
この時期はハツタケを探す。 キノコ料理にはスダチが絶対に必要です。
9月9日 文月二十五日
台風の多い年だ。温暖化した気候が原因なのか強い勢力のままこの島を駆け抜け被害は多い。
夏の台風は充分に雨を運んでくれたことに感謝をされたこともあるようだが、最近のものはきびしすぎる。
自然相手に勝手な話だが。
わが庭の小さな秋。

ヤマボウシの実。 強い風で落ちてしまった。 7月初めから咲き続けたムクゲ。 出てきたタマゴタケ。
もう終わりに近い。
ヤマボウシはこんな実を着けます。甘みは少しあるが感触もよくなくまずい。野鳥のためには豊作であってほしい。
花もよいが実をつけた樹の風情は好きです。かって果実酒にしたことがあります。元気の出る薬効があるそうだが、アルコールで元気が出たのかヤマボウシの実の成分なのか判りませんが有難く頂きました。 初秋いい日々を。
8月30日 文月十五日 ブルームーンとタマゴタケ
8月は2度目の満月。
月光を浴びることがわれわれ生き物にどのような影響を受けるのか、私は知らないが心の中に染み込んでくるものを感じるのは私だけか。
今日はこれに尽きる。近所で見つけたタマゴタケ。幼菌は下部にある白いブヨブヨのまさに卵のような壷の中にあり、皮を破り成長するのは生き物に近い。
バターとの相性がよく、スダチをたっぷりかけて食べるのが好きだ。
味が濃いキノコなのでシンプルな調理で旨みの成分を味わいたい。
こんな美味しいものは人には教えたくないが、見かけたらご賞味を。
ただ、この仲間はこれ以外は食べないほうがいい。
猛毒のものもあり。色と形(このキノコは老キノコ)を記憶し、茎のささくれが特徴です。
私の手と比較しても大きなキノコです。
夏も終わり、いい日々を。
8月29日 文月十四日
南の海には台風が北上中。その影響で雨が続いている。連日肌寒くあの暑い日々はどこに往ってしまったのか。夏の好きな私としては寂しい。
ミョウガの花が次から次と咲いている。
花の出る前に大方は食べものとなるが花は小さなガラスの盃に生けるといい雰囲気になる。
腐葉土を持ち上げキノコがポツリポツリと出始める頃だ。
わが庭には出なくなってしまったがチチタケが出る頃だ。このキノコは傷のついた襞よりミルクのような汁を出し独特の風味がある。
栃木県の方はこれがないと始まらないらしいが、確かにうどんとの相性はいい。それに刻んだミョウガをたっぷり入れたのがこの時季の楽しみ。
8月23日 文月八日
肌寒い一日で昨日との連続性は無し。昨夜より雨が降ったりの天気だが旧暦では昨夜が七夕。
天空には天の川が鮮やかに見える頃だ。私はこの日を七夕とする。天の川を眺めるにはいい季節だが今夜は晴れていても半月。いい時間には見えない。
新潟は寺泊の海岸に松尾芭蕉の天の川を詠んだ句碑がある。十七字にてとんでもない雄大な世界が表現されている。
わが庭にも星が。
これはクサギの花。
真夏に咲き夕方になると甘い官能的な香りを漂わせています。夜風に部屋のなかにもいい香りが。
葉はとても悪臭があり、ちぎり採ったりはしないほうがいい。本当に臭い。これが命名の理由だと納得できる臭さです。
私は食べられるといわれているものは試みますが、これだけはまだ。かっては新芽を山菜として利用してきたそうだ。
来春は試食したい。
8月14日 水無月は二十九日。
本日も暑く秋に気配はありません。だが、ツクツクボウシが元気に鳴き始めたのは夏も終わりか。
暗くなるとたくさんカラスウリの花が咲きます
わが庭の涼しい花。清らかな香りがあり花を摘んでガラスの器にいっぱい生けるといい感じになります。

本当に不思議な花です。日が落ち薄暗くなると花をあっというまに開き朝日の出る頃には花を閉じて落花を急ぐ。私は闇の中の白い花を見続ける。この香りに儚さを感じない人が居るだろうか。
この植物の根は逞しい芋で、これが随分利用されたそうだ。
天花粉(てんかふん)、お若い方には死語かもしれないがベビーパウダーといえばお解りか。
その原料になったのがこの地下茎。
仕事柄、タルクという鉱物はなじみがあります。これも天花粉に使われている。
どっちだか判らないがガキの頃、行水の後は全身に塗りたくられた。
この花の彼方には、わが少年時代への想いががある。
8月1日となりました。旧暦は水無月十六日。
今夜は満月。昼間の暑さが嘘のような夜となりました。
赤い月の光に濡れたような夜景があります。今年は8月は30日も満月。
今月は二回の月光浴が出来る。
満月の夜は吹き矢を吹く。月に向かうロケットを打ち上げるように。
三十数年前、アメリカの飛行士が月面に降り立ったらしいということがあった。尾瀬の山小屋でその月を眺めたのはこの時期だった。
私は日本スポーツ吹矢協会の会員で二段です。最高位が五段で、そこまで行けたらと思い練習を続けています。10メートルの距離にて5矢を6回。体調のよさを基本として集中力と確実な腹式呼吸で高得点が得られるのだが、それはそれは難しい。
ご同輩、ご一緒に如何ですか。満月にロケットをぶち込む気持にて。 いい夏の日々を。
7月26日 水無月十日
暑い日々に耐えている夏の花。
マンリョウ ミナヅキ ヤマユリ オトギリソウ
オトギリソウは弟切草が名前で薬草と利用されたそうだ。恐い名前だが可憐な真夏の花です。毎年、雑草に混じりわが庭に咲きます。
闖入。
大きな蝦蟇が粘土を保存している室(むろ)で堂々と居ました。
お互い気遣いと友情の下にそこを使っています。
あくびもし風格は十分。
庭は乾いて暑い。ここは湿気があり涼しい場所。
よくぞ探して来たものだ。その賢さに、ごゆっくりと言いたい。
どんな餌を得てこんなにプヨプヨとデカくなれるのか、しばらくは観察だ。
7月18日 旧暦も水無月(みなづき)となり今日は二日。
暑中お見舞い申し上げます。
今夏はあまりに早く猛暑になりご挨拶をしてしまいましたが、あらためて。梅雨前線のはるか南になってしまった当地はとても暑い日が続きます。ニィニィゼミの鳴き声がピタリの毎日で、いい夏だと思います。
雨ばかりで涼しい昨夏はとても損な時間を送ったのかも知れない。そんな思いは私だけか。
少年の頃の四国の夏の記憶が心の底にあり大好きな季節です。
水無月、雨の少ない時期そのものの月名に先人達の自然観が読み取れいい暦だと思う。だが、わが庭のミナヅキはまだ咲かない。マンリョウはもう少し。ジュウリョウと呼ばれるヤブコウジは小さい実を着けた。マンリョウもジュウリョウも野鳥の糞からの貰い物だ。涼しげで可憐な花を後日お見せします。 いい日々を。
7月13日 皐月二十六日
本日にて当地方も梅雨明け。毎日暑い日が続き空梅雨。この時期にこれほど雨降りを望んだことはなかったと思う。
ノリウツギが満開となりミツバチが大群で来てくれる。ヒョウモンチョウか、オレンジ色の羽は白い花によく合う。でかいバッタまで来ていた。大昔、紙の原料となり、またパイプに加工されたりしたユキノシタ科のアジサイの仲間のようだが見上げるような大きな木が随分ある。サビタと、何でかロマンチックな別名がある。このサビタという響きはいいなぁ。

暑い!暑い! いい夏の日を。
7月1日 旧暦は皐月十四日 カレンダーには半夏至、半夏生とかの記載があるのが本日。
この日に合わせるかのようにハンゲショウが咲き始めた。
夏至の頃から花の近くの葉が半分白くなる不思議な草だ。
やがて。房状の花を咲かせる。
この様子から半化粧が命名ではないかと思う。
ドクダミ科に分類され、薬草のドクダミとは同じ仲間。
湿ったところによく茂る。
ここ数日、月が美しい。
梅雨空が遠くにゆき満月の下、今夜は月光浴。 いい夢を。
6月は今日で終わり。
旧暦では皐月の十三夜。台風の余波の夜空に綺麗な月が見え隠れしている。
蛍を観るのもいいときだが月を眺めよう。早くも昨日の夕暮れにはヒグラシの初鳴きを聞く。
同じように夏の花も早い。わが庭よりご案内。
ムクゲ ナデシコ ウツボグサにはセセリチョウ
ネムノキの花はそっと触りたくなり手の届く樹のもとへ行く。乾いた甘い芳香があり幸せな気分に充たされる。
この花を楊貴妃のまつげとはよく言ったものでこれ以上の喩えはない。
いい夏の日を。6月30日
今年も夏至。 台風が来て風と雨の一日だった。
私の重宝しているランタン。
これはガソリンを燃料としている灯りだ。化石燃料と酸素を消費するのはしかたないが、電気煌々よりはいいのではないかと思う。
暑い夜、この明かりの下で酒を呑み飯を喰い、さらに本を読む。風とともに。
わが子ども達はここで宿題もしていた。
いい夏の日のために。 6月21日
大きな台風が近づきつつある。晴れて暑い日々、シャラの花が青空によく合います。
これもいいが、この花は夏椿と言われるように落ちた花の風情がさらによい。

ヤマアジサイが紅に。
樹下に花盛りのドクダミ。八重咲きです。
陶器でもガラスでもよい、大きめの浅い鉢に水を張り、そっと一輪流すように生けてやる。
そんなことがとても楽しい夏至の少し前。
夏至の夜にはローソクかランプの灯りの下、酒を呑み食事としたい。
なぜなら、闇の中の白い花には味わい深いものがある。清浄さに満ち溢れた郷愁のような感じか。
蛍も迷い込んで来るかもしれない。旧暦もいよいよ初夏となり本日は、皐月(さつき)一日 にて 6月18日。
いよいよ梅雨になりました。
こんな日々は気宇壮大な話が出来たらと思います。
売られているバラは品種改良された新種が提供されている。しかし私の庭のバラは限りなく原種に近いものばかりだ。
ナニワイバラ、モッコウバラ、ハマナスそして今が盛りのノイバラ。
林のヘリに咲くノイバラの白い花に降り注ぐ雨を見続けると縄文時代ここでやきものを創り同じように雨を見続けていた人が居たのではないか、そんなことが想われます。私は縄文びとの痕跡を見ながら生活をしています。
なぜなら、隣接する畑からは縄文土器の破片、須恵器の破片も少し、さらには細工がされた石が出てきます。
たまたま、私は25年前ここに居を構えたが、不思議な幸せ感があります。ささやかにその上で、陶器を創り焼くことを生業としている。
子どもが小学生の頃「ひまだから土器でも集めるか。」そんなことを言いながら拾い集めた破片はバケツ一杯にもなった。
丁度いいものは箸置きにした。何千年の後も、加飾は昨日にされた細工の跡の様に鮮やかで思わず指でなぞってしまう。
その彼方に縄文びとの体温を感じる。
右はノバラの花。縄文土器の破片。
左端は我が手になる陶器の破片。
粘土は?燃料の樹は?水は?そしてどんな制作現場であったのか?
限りなく疑問が湧くがきっと豊かでいい場所であったことは間違いない。
機会があり(財)茨城県教育財団の埋蔵文化財研究の専門家にお願いをして観て頂き、縄文前期後葉の土器群である事が判った。
茨城県遺跡地図というのがありそれを見ると近くに沢山遺跡はあります。
さらに書き加えられた事は嬉しい。
畑地であったこの土地はコナラが植えられ、昔からの林に戻りつつある。もう土器の破片を探すのことは出来なくなった。下草が生え雑木林になる。
土器の破片は永い眠りに着きつつある。 
こんどは誰が拾い上げてくれるのか。
その時は私の手になるやきものも拾われる事があるのだろうか。
卯月二十六日 6月13日
なが〜い五月も終わり。
真夏のような陽気の毎日でした。皆様如何でしょうか。
わが庭には初夏の花が満開です。少しお付き合いを。

コアジサイ ヤマボウシ フランスギク アザミ

セイヨウバイカウツギ ノバラ
樹あり草ありです。この時期の花は美しい。独特の風情が溢れています。
コアジサイはかっては裏山や庭先に野生であったものだが雑木林がなくなると見事に消滅した。
甘い香りがあり樹下にこんな花がいっぱいある林の豊かさを思い出してほしい。杉や檜の下にはありえない。
わが庭で芳香を放っています。さらに楽しみなのは晩秋の黄葉。見事です。
昨今、里山のことが取りざたされているが樹下で活きている植物はもっと大切に研究の対象になっていいのではないか。
小さな経験だが雑木林が椎茸の原木や木炭の材料のため伐採されても雑木林である限り樹下の植物は雑木の成長とともに息を吹き返す。 卯月十三日
04年5月31日
初夏の白い花の咲く頃となりました。
毎日夢を見ているわけではないのですが、夢のように日が過ぎてゆきます。白い花に憧れを感じた日のために。

ハクウンボク ツクバネウツギ。淡い芳香があります。
ハクウンボクの下に咲くトウオガダマ。バナナのようないい香りがあり、風がとてもいい風に変わります。嗅覚があることの幸せとそれがあるゆえの切なさも感じます。危うい香りか。 いい初夏の日を。弥生二十四日 5月12日に
近辺の山にはいたるところにフジの花が咲いている。
野生では木に絡まり高所に咲きまじかには見る機会は少ない。
近づくと穏やかな甘い香りがあり気品すら感じる。
昔からなじみ深い植物であることは確かなようだ。苗字に地名にさらに花は図案化され生活空間を満たしてきた。花札にもあったと思うが。
かずらは編んで「ものいれ」と成り、またロープとして随分利用されてきたようだ。
手入れがされていない山林にはおびただししくあり、他の樹木を駆逐する勢いのマメ科の植物は駆除し管理する必要がある。
里山が放置されていることがこの花の多さに感じられる。
旧暦弥生十六日 5月4日に
今年の陶炎祭はいよいよ終盤と成りました。
毎年思うことだが若い女性の方が好みの器を一点、二点と真剣に選んで求めてくださる。食器作りの私には頼もしい援軍を得たような気持になる。やがて家族とともに楽しく美しい食卓の道具の一つに加えていただけたら、美しい彼女達の横顔にそんな希望も抱きます。
我が庭はタニウツギとハクウンボクが咲き始めいよいよ初夏。
本日は旧暦にて弥生十五日。いい朧月夜だ。低気圧が近づきつつあり空気は重く甘い。
5月3日に |