| 2009/07/06
ご挨拶
オーディオフアンならお馴染みのBOSE社日本支社長を、30年勤めた佐倉住嘉(さくらすみよし)さんは、運には二種類あり、自分で開発出来ない運を「ツキ」と呼び、自分で開発出来る運を「巡り合わせ」と定義しています。付き合う人がもたらす「巡り合わせ」は、有意義な情報として入って来て運をもたらします。佐倉さんは巡り合わせを大切にするため、毎年中元と歳暮を200人に送っていますが、必ずユーモラスな挨拶文を添えています。いくつかご紹介しましょう。【「ご挨拶」(佐倉住嘉著:文藝春秋社)】
■拝啓 いきなりド炎夏、日本コロンビアさんみたいな季節の変わりようです。お元気にご活躍のことと、謹んで中元のご挨拶を申し上げます。
■拝啓 山一証券が潰れようが、クリントンの浮気が露見しようが、お天道様は毎日昇って、年の瀬は必ずやって来るものでございます。ご貴台には変わらぬご健勝、大慶に存じ上げます。
■拝啓 冷夏です。米は出来ない、エアコンは売れない、ボーナスは出ない、カミさんは不機嫌の構図が出来上がってしまいます。
■拝啓 まばたきをする間にまた年末になりました。年齢(トシ)と共に時の流れが加速するのは、アインシュタインさんのせいなのでしょうか。ご貴台様にはアインシュタインとは無関係に、ご清栄の毎日と拝察いたします。
■手違いが発生し、年内納入予定が間に合わなくなりました。間違いと外れは嫁さんだけでござらぬのが世の常と思し召し、何卒ご勘弁くださいますよう、平にお願い申し上げます。
まさしく抱腹絶倒。なるほど、盆暮れの季節になると誰もがそれを読みたくて待ち受けていた、というのが、よくわかります。質の高いユーモアは、心のゆとりを感じさせます。
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