プロローグ
ロシアより微笑みを込めて

 

ロシアより微笑みを込めて(From Russia with a smile)

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プロローグ:ソ連からロシアへ

プーチン
ロシア大統領

1990年ベルリンの壁が崩壊し、ソ連の最高指導者にゴルバチェフが就任して「ペレストロイカ」と呼ばれた民主化政策を進めた時、私は冷戦時代の終わりを直感し、時代の変化を直接肌で感じるため会社を2週間休んで「激動する東欧を巡る」というツアーに参加した。この時社会主義国家ソ連の印象が私には強烈だったので、政治経済体制が変わったロシアをぜひ見ようと思い、今年7月ワイフと一緒にモスクワとサンクトペテルブルグを 訪れた。現地で案内してくれたのは、モスクワ在住の友人I君夫妻である。国家体制が変わったとは言うものも、相変わらずロシアのビザを取るのは並大抵ではない。東京港区にあるロシア大使館にビザを申請するのだが、受付時間の9時30分に大使館に行くと既に整理番号42番の札で、待つこと延々2時間、12時少し前になってようやく書類を受け付けてもらったのである。12時ジャストに後ろに何人並んでいようとお構いなしにバシャっと、窓口を閉めてしまうお役所対応に、改めてロシアを認識した次第であった。

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