| ワカサギ釣り |
ワカサギについて
ワカサギ Hypomesus transpacificus nipponensis キュウリウオ科ワカサギ属
横から見ると鱗のため銀色に輝いて
見えますが、上から見ると鰓や脳、
内臓などが透けて見えます。ワカサギは淡水魚の中でも食味が良く、釣れるときにはたくさん釣れるため釣りの対象魚としては好適な種です。ワカサギといえば氷の張った湖に穴を明けて釣る穴釣りが思い浮かべられますが、本来この魚は海と淡水域との間を往復する魚で、自然分布では海岸沿いの湖などに限られています。霞ヶ浦水系は、以前は海水域との往来が自由であったことより太平洋岸側での自然分布の南限となっています。現在山上の湖などにいるワカサギは霞ヶ浦水系から移植された物が多いです。現在では河口堰により海との往来が制限されていることと水質の汚濁により生息数が減ってしまい、中国に移植した子孫を里帰りさせる状態になってしまっています。
ワカサギはキュウリウオ科に属し、キュウリウオ、鮎と同じく胡瓜のような西瓜のような匂いがする魚です。鱗が剥がれやすく、釣った場合には活かしておくことが難しいのですが、卵の場合は移送に耐えるため、水産資源や観光資源として多く移植されています。
ワカサギを釣る
霞ヶ浦水系でワカサギを釣る場合、殆どが陸から釣ることになります。従って、陸から釣ることを前提にいたします。
釣れる時期・場所
霞ヶ浦・北浦では10月上旬〜12月中旬が釣れる時期です。特に10月下旬〜11月中旬が最盛期となります。場所としては舟溜内外、流入河川の河口が狙い目ですが、こんな所でという所(1996年は大船津舟溜の脇の護岸で釣れました。)でも釣ることができます。ワカサギは群を作って移動していますので、群のいないところでは釣れません。群が来ていれば、水面に魚が泳ぐ跡が出ますのでこれを目安にします。(餌食いの良い状態の時は2〜3回仕掛けを入れれば必ず釣れてきますので、数回仕掛けを入れてだめで有れば違う場所を探る方が良いでしょう。)
道具・仕掛け
竿は場所により異なりますが、2.7〜5.4mの範囲で異なる長さの物を数本用意できれば理想的です。これは、群が寄っている場合は極岸近くでも釣れるので、このようなときは短い竿の方が能率が上がります。また、舟溜の中央部を狙うためには3.6〜4.5m程度の竿が必要になるためです。
仕掛けは浮子を使用する胴突き仕掛けとなります。道糸0.8号、幹糸0.6〜0.8号、ハリス0.4号(ハリス付きの場合は大抵この号数ですが、違っていても構いません)、鈎は金袖1〜2号を4〜6本程度出します。浮子には棒浮子やへら浮子など、食い上げのアタリが取れる物の方が適当です。鈎の本数はあまり多くしても釣果に差はあまりありませんので、扱い易さを重点に考えて少な目の方が良いでしょう。(鈎が多いと餌の管理や仕掛けの絡みなどで時間を取られることが多いためです。)従って、釣具店で販売されているワカサギ仕掛けはあまり適当でなく、面倒でも自作した方が良いでしょう。仕掛けの自作についてですが、釣りの入門書に糸の結び方など書かれていますので、参考にして下さい。
仕掛けの製作ですが、ハリスの長さが4〜5cm、枝の間隔は10〜15cm(鈎の本数が多い場合は短め・少ない場合は長めに調整)となるように幹糸に結びます。道糸は、幹糸との合計の長さが竿の全長と同じか少し長めになるようにします。オモリは浮子が正常に立つ重さとします。オモリの調整は自宅ではやりにくいので釣り場についてからで構いません。この仕掛けはうまく収納しないと絡みつきます。市販のサビキ仕掛けの台紙などを参考にボール紙を切って仕掛け巻きを自作することもできます。
餌の準備
餌はアカムシもしくはサシを使用します。他の釣りよりも比較的多めに使うため、アカムシの場合は400円程度の量を購入した方が良い場合があります。アカムシとサシで釣果の差が有るかどうかは時期や場所により異なりますが、アカムシの方が確実ではあります。
釣 り 方
まずは釣る場所の水深を測ります。浮子下を短めに設定して投入し、浮子の立ち具合を確認します。徐々に浮子下を長くしていき、浮子が今までよりも余計に水面に出るようになった時、オモリが底に着いています。その状態から多少浮子下を短く設定して下さい。餌は、アカムシの場合1つの鈎に1〜2匹、サシの場合は1匹を付けます。餌を付けて投入し、魚の鈎掛かりする位置によって浮子下を調整していきます。(上の方の鈎に掛かってくる場合は浮子下を短くする。)アタリは殆どが浮子を引き込むぐらいのアタリが出ますが、食い上げるときも有ります。餌食いの悪いときには小さいアタリしか出ないことがありますので、おかしいと思ったら合わせて下さい。
また、ワカサギは動く物を追いますので、仕掛けを振り込んだらそのままで置いておかず、アタリが無いと感じたら仕掛けを動かして誘いを掛けます。餌は適当に点検し、アカムシの場合は汁が抜けたり黒や茶色に変色した時点で交換します。
釣れた魚はとりあえずは水を張ったバケツに入れますが、一息ついた時点で氷を入れたクーラーボックスに移し替えます。魚を掴むと鱗が剥がれて手につきます。これをできるだけ抑えるには手を濡らしてから扱うのが一番ですが、それでも多少はつきますので手拭いは必需品です。(乾いてからでは取れにくいので、湿っている内に拭くためです。)
Last update:Jan.03.1998 (c)k.watanabe