シリーズ 『えいろくすけさん風(?)‐アフリカ語録』



Arona Ndiaye

Arona Ndiaye Rose さん
(セネガル出身フランス在住、世界中でタイコの演奏とワークショップを開催)

1998年夏、駒ヶ根市でのタムタム(アフリカのタイコ)のワークショップで:

「アフリカの子どもも6歳半まではタムタムに触らせてもらえません。 6歳半を過ぎて始めてタイコの叩き方を学び始めます。」

「皆さんは今椅子に座ってタムタムを抱えていますが、 本来は立った状態でタムタムは演奏します。座るというのは 欧米の人々にタムタムという文化を学んでもらうために 考えられたのです。」

「タムタムの生みの親は女性だと言われます。男たちが起き出す前、 5時半頃から女性たちは朝食の準備に臼と杵で穀物を搗き始めます。 この時の臼を搗くリズムがタムタムの最初のリズムなのです。」

「正しいたたき方をすれば、途中で演奏を止めても続きがどこからか 聞こえてきます。」


「あなたのお父さんはグリオですか?あなたの演奏する時の姿勢は 非常に自然で、なにか雰囲気が感じられます。」

「視線を上げて、遠くを見るように背筋を伸ばして下さい。 タムタムの革は見ません。たとえ誰かが前にいてもその人の 動きなど見えないくらい集中して下さい。」

「私のワークショップは、ただ楽しむためのものではありません。 ワークショップの後に何かを得た、とみなさんが感じてくれるような、 そんなレッスンの場です。」

「タムタムをしっかり足で抱えて下さい。タムタムと一体化し、 バゲット(バチ)と手で革を打つことによって、コミュニケー ションするのです。そうすれば、タムタムは私たちの代わりに 言葉を発してくれます。」

「基本が大事です。基本がしっかりできていれば、いい演奏ができます。 基本ができていないと、バゲットの打ち所がばらつき、革を破ったりす るのです。」

アロナ=ンジャイ=ローズさんは、世界的に有名なセネガルのドゥドゥ=ンジャイ=ローズさんの三男。一番年上の娘さんが23才になるそうです。

イラスト:アフリカの会(大阪)