ADHDについて

(ちょっとだけ)


ADHDでは、不注意、衝動的、落ち着きがない(多動)と言う3つの主な症状を持つ。

忘れ物やなくし物が多く、宿題が出来ない、先生の指示に従うのが苦手、ちょっとした刺激で気が散りやすく飽きっぽいと言う”注意力の散漫さ”
思いつくといても立ってもいられない、何が何でもやりたいと言う”衝動性”
いつも手や足で何かをいじってたり、物音を立てる、授業中むやみに動き回る、よく怪我をしたりよく転ぶ、非常におしゃべりなどの”多動性”
このような傾向は、誰にでも多少なりとも思い当たり、子供はそうゆうものだと思う人も居るだろうが、ADHDの子供たちの場合は、他の子供よりずっと強く、頻繁に見られる点が特徴的です。

見たり聞いたりしたこと、過去の経験や知識など脳に蓄積された情報を、脳のいろいろな部分から集め、それをうまく整理統合して脳は行動や感情を引き起こす。
注意欠陥多動性障害では、脳の細胞どうしの連絡に必要な神経伝達物質(ドーパミンやノルアドレナリンなど)の量がアンバランスになっている。そのために行動や感情をうまく制御できなくなる。その結果、活動が非常に活発になったり(多動)衝動的で注意力が散漫になる。また感情のコントロールがうまくできないために、さまざまな症状が引き起こされる。
脳の各部分の機能はよいのに、全体をうまくまとめたり調整する役割の部分が、あまり活発にしっかり働いてないため、程よい抑制がきかない。やりたいとなったらどうしてもやりたい。がまんができない。逆に、何かしようとしても、がんばればがんばるほど余計に出来なくなってしまう、っと言ったことが起こる。
また、特殊な時間の感覚を持っている。つまらないと思うことをしているときは、心の時計はとてつもなくゆっくりと過ぎていく。5分が1時間にも感じられる。耐えがたいほどに長く感じる。逆に、好きなことをしているときには、1時間が5分にしか感じられない。そこでもっとやりたい、貧欲にとことん楽しみたいと感じる。また、同年齢の子が朝から晩までのワクを意識できるとすれば、ADHDの子供たちは、現在を中心として前後1時間しか時間の感覚がない。「時間を感じる心の窓」はとても狭いとも言いかえる事ができる。この特殊な体内時計と本当の時計とのギャップがしばしば大きな問題となる。

友達や先生との間にもしばしばトラブルが起こる。彼らの反応の仕方や感情の激しさなどがなかなか理解されないために、どうしてこの子はこんなふうなのだろうと困惑される。
彼らは周りの状況を把握したり配慮したりする事がうまく出来ないために、行動や発言がしばしば自分勝手だとか、不遜(高慢)だととらわれがちである。しかし内心は傷つきやすく、もろいのである。

精神年齢は、実際の年齢の7割と見積もるのがよいとされる。つまり10才であっても、精神年齢は7才程度である。弟が2才年下であれば、弟の方が兄より精神的に成熟している。

何かあれば、それは親のしつけ方が悪い、母親が悪いせいだととらわれやすい。結果だけを見ればそう見えてしまうかもしれない。1つのことをしつけるのに、普通の家庭では10の努力が必要であるとしよう。ところがADHDに子供が相手だと、20や30もの努力が必要となる。ある母親は15の努力をしてもしつけられなかった。あと5の努力が不足したからだ。それをもって親の努力が足りないと言えるだろうか。スタートの時点で、子供のしつけやすさが違うのである。
彼らは難しい子である。変わった子である。素直でなくひねくれていることもある。手の掛かる子である。頑固で強情だ。それでいて内面は、愛情を人一倍必要としている。しかし親や教師にとってそうした子を可愛がるのは、必ずしも容易ではないことが多い。子供は可愛がられたい気持とうらはらに、子憎たらしい事をしてしまう。素直になれず、親の愛情を拒んでしまう。そうした皮肉な悪循環が起こる。子育ての大変さも、子供が1つ1つゆっくりでも出来るようになっていくことで報われるが、ADHDの子供たちは、親にその報われたという気持ちを起こさせることが少ないのだ。がんばってしつけても、なかなかできるようにならない。そのため親はいらいらしストレスがたまり、次のステップを踏み出す力がそれてしまう。
のび太・ジャイアン症候群<注意欠陥多動性障害(ADHD)>著者:司馬 理英子
より、抜き出して紹介しました。(ちょっとだけ)っと言いながら長くなってしまいました(笑)
最後に上記の本より、私の1番好きな記述を紹介します。

<<ドラえもんはどこに?>>

「あなたが、子供たちのすばらしい友達、ドラえもんになってあげたらどうだろうか。ドラえもんのポケットのようにはいかなくても、困った時にはあの道具、悲しい時にはこの道具というように、いろいろな方法を考えて探し出す手助けをしてやればいいのである。」


私はまだまだですが、がんばって、まあちゃん・ゆうちゃんのドラえもんになれたらと思います(^_^)


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