PC Page "2000/06/04 & 2000/06/12
 

Iwill BD100Plus Ver.1.3 with DuaneOSC2.2 

  



■DuaneOSC Rev.2.2について

DuaneOSC Rev.2.2はDuaneさんがご考案された、固定クロックジェネレータです。DuaneOSCもRev.2.1を経てリビジョンアップしRev.2.2になりましたので、早速σ(^^)が普段手掛けないメーカのM/Bということで探したM/BがIwill社のBD100Plusです。
このM/BにDuaneOSC Rev.2.2を搭載してみましたのでレポートいたします。


■BD100Plusの準備知識

//BD100の思い出//
実は、σ(^^)はBD100という名の付くM/Bが初めてではなく、BD100Plusの前モデルであるBD100を一時期使用しておりました。
PentiumIIの300MHz(SL2W8)が発売された当初にBD100を使用してFSB100の設定にし、450MHzのCPUクロックに出来ることで重宝しておりました。しかし、時代の流れから段々使用しないという状況になり手放してしまいました。入門用としては良いM/Bだったと思います。

//BD100Plusについて//
過去にBD100を使用した経緯もあり、BD100PlusというM/BはO/C性能も良さそうな設定を持っていたので、いずれ扱ってみたいとは思っておりましたが、運良く手頃に入手出来ました。(*^_^*)

前文が長くなりましたが、このPAGEでは乗っ取りについて、Datasheetを基に考えてみたいとおもいます。

改造前に、M/B側の改造個所の確認をします。BD100Plus Ver1.3のPLL ICは
ICSの9248DF-39を採用しております。
ICSのIntelチップ用の
PAGEから9248-39を探し、Datasheetを参考にします。注意が必要なのがBD100時代からバージョンアップによる変更が結構あるメーカなので、Ver1.3の情報として捉えていただきたいと思います。

Datasheetでは、以下の記述となっております。ピン番号は左廻りに左上の1ピンから48ピン迄です。
■14.318MHzは、PCI_STOP/REF0(2ピン) と REF1/FS2(46ピン)
■24MHzは、24MHz/FS1(25ピン)
■48MHzは、48MHz/FS0(26ピン)


■難関なREF0の足上げ

BD100Plus Ver1.3のREF0(2ピン)の乗っ取りについては、ダンピング抵抗が無く足上げによってPLL-IC(9248DF-39)からの出力を分断しなくてはなりません。改造方法は以下の手順になりますが、自信が無い場合は改造をしない方が賢明です。PLL-ICの足はちょっとした力ですぐ折れてしまうからです。
もう一つの手段は、M/Bのパターンをカットする方法です。σ(^^)は基本的に元に戻せる改造方法を優先しますので足上げ方法を採用しております。

(1)足上げを行う際の道具について
σ(^^)は太陽電気産業(株)のソルダーアシストSA-10というセットを愛用しております。

上の画像の道具は上から順に、ニードル,丸型チップ押え,丸リーマです。9248DF-39はピン数が多いPLL-ICなのでニードルが使えません。そこで丸リーマを使って足上げを行います。丸型チップ押さえは、先端部分を使い、PLL-ICの足を元に戻す際に使用するのに適しております。

(2)足上げ方法
9248DF-39のREF0である2ピンの足を足上げする方法は、1ピンと2ピンを一旦足上げします。そして、1ピンだけ元に戻すという手順を行っております。下の画像のように丸リーマを使いPLL-ICの足の裏側から押し上げ、1ピンと2ピンに半田鏝をあてます。

左下画像が1ピンと2ピンの足上げ後。右下画像は1ピンを元に戻した画像です。2ピンのみ足上げとなっているのがお分かりいただけると思います。


■抵抗と水晶(X'tal)の除去

除去する抵抗は、9248DF-39の以下に接続されている抵抗です。

○46ピンに接続されているR338(10Ω) → 14.318MHz

○25ピンに接続されているR336(22Ω) → 24MHz

○26ピンに接続されているR334(10Ω) → 48MHz

除去後の画像は以下です。尚、矢印が指してしるパッドが注入パッドとなります。



■DuaneOSC Rev.2.2の配線

配線はジュンフロン線で行っておりす。σ(^^)の場合は、14.318MHzが白、24MHzが青、48MHzが緑にしてあります。除去したX'tal部分にはICソケットを半田付けしてあります。

 


■環境のセット

改造終了後は最低構成で動作チェックすることをお勧めします。その他の注意点はBH6 Ver.1.01 with DuaneOSC Rev.2.1に記載しておりますので、参考にして下さい。


■O/C性能

O/C性能については調査中の段階です。(^^;) 極楽PC掲示板に以下の速報をレポートしておりますが他所の改造をしないと原因が掴めない可能性があります。今後の課題ってことになりそうです。しばし時間を。。。(^^)/

BD100 Plus その2 投稿者:kei  投稿日:05月30日(火)00時22分45秒

改造中のBD100+ですが、改造自体は成功のようです。水晶換えて2時間廻した結果、時計
の認識、FDDの書き込みは正常終了します。

さて、ちょっと困った点があります。実はFSB150までのクロックはPLL-ICにて設定できる
のですが、それ以上のクロックを設定する(水晶をチェンジ)と、起動できません。
色々悩んだ結果、メモリーの相性があるようです。

M/BデフォルトではV-I/Oが3.4V,3.6V,3.8Vの設定が可能なのですが、
HYUNDAIはTC-10S(32M)が3.8VにしてBIOS画面がメチャメチャ。その他はブラックアウトのまま。
LTC-10P,LTC-10SはNG(^^;)
MICRONは75B,8Eと全滅。
所有MEMORYでX'talチェンジしてFSB150オーバ可能なのは、MOSELだけという結果でした。
7F基板のMOSEL128Mの一番性能の良いと思われる9950PRでFSB154.5MHz(X'talは14.745MHz)
という感じです。


河童500EとP2-350(SL38M)で調査したのでV-Coreは無罪だと仮定すると、キーはV-I/Oに
あるように思えます。3.8VにしてTC-10Sが立ちあがろうとする気力は見受けられますので…

ちなみにCPUのFANがデカイのでMEMORY SLOTは、CPUより一番遠い側にセッティングして
あります。この辺のチェックとV-I/Oの改造をしてみないことには何ともなのですが、
どうやら頑張ってもFSB160前後って感じがします。
MEMORYのセッティングを3-3-3-10T-Normalにしてこの結果なのですが、MEMORY自体の相性
がクリアーしてくれないと、検証できなかったりしそうです。ヽ( ´ー`)丿 


■O/C性能追記("00/06/12)

再度、BD100PlusのO/C検証をしてみました。その結果が以下となります。

■O/C環境について
CPUは、倍率可変のPentiumIIの400MHzを3倍速にして計測しました。尚、ヒートシンクはギガコンプのSB13070mkIIIを使用してます。上記の画像からMEMORY SLOTの各BANKが全て使用できるのがお分りいただけると思います。余談ですが、ギガコンプのヒートシンクは純正のリテンションと合わないのでリテンションも変えてあります。
水晶を取り換えた計測時は何故かHY TC-10S(7F基板)32Mの調子が良かったのでこれを使用しました。
MEMORYの設定は、NBTを使用して2-2-2-2T-FASTにしてあります。

■FSB150MHz
ちょっと心配だったので、PLL-ICから発生できる最大限のFSBクロックであるFSB150MHzから計測開始しました。
FSB150MHz時は、全てのMEMORY SLOTでSuperπ104万桁は完走しました。MEMORYの相性はありません。(当たり前か)

■FSB152.19MHz (M/BのFSB設定は133MHzにし16.384MHzのX'talを使用)
Superπ104万桁の結果です。CPUに最も近いMEMORY SLOTがDIMM 0です。ここからはMEMORYの相性が発生しました。

動作が可能だったMEMORYは、HY TC-10S(7F基板),MOSEL9950PR(7F基板 8PC)
動作が不可だったMEMORYは、HY TC-10S,LTC-10S,LTC-10P(全てHY純正基板),MICRON 75E,8E

DIMM 0 DIMM 1 DIMM 2 DIMM 3
1ループ 完走4'02" 完走4'02" 完走4'02"


■FSB154.5MHz (M/BのFSB設定は150MHzにし14.714MHzのX'talを使用)
Superπ104万桁の結果です。MEMORYはTC-10S(7F基板)

DIMM 0 DIMM 1 DIMM 2 DIMM 3
未計測 システムエラー 完走3'59" 9ループ

上記結果からDIMM2の結果が一番良いことが解りました。しかしFSB154.5MHzを越えての動作は非常に不安定か起動せずといった結果に終わりました。

■まとめ
BD100Plusは、FSB150以上のO/Cを狙うより、むしろPLL-ICのFSB設定が133MHz→140MHz→150MHzと間が空いておりますので、乗っ取りしてその間を埋めるのに適したM/Bと言えると思います。


■謝辞

苦心してDuaneOSCの早期リファレンス変更された”Duaneさん” 又、改造する際の相談をさせていただいた”キョロちゃん”と前出のDuaneさんに感謝いたします。m(_ _)m 後、同時期に乗っ取りに参加して下さいましたhidepoohさんもご協力ありがとうございます。(^^)/

改造は自己責任でお願いいたします。m(_ _)m


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