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三重県松阪市の松阪競輪場で一月末、レースの誘導員が出場せず競技が中止になり、松阪市が観客三百七十人に迷惑料などとして現金二万円ずつを支払っていた問題で、管轄の通産省は二十日、同競輪場に三月三十一日までの業務停止を命じた。 1998年2月20日 共同通信ニュース速報より
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例の事件である。
客のことなど全く忘れ去られた、くだらない、選手会と競技会の意地の張り合い。施行者である松阪市などはむしろ被害者で、施行者から運営を委託された競技会にかなり大きな責任があるような気がするが……。
ニフのFMCN MES6(競輪会議室)にも書いたが、道義的に考えれば、今回松阪市が客に金を配った措置はそんなに間違っていなかったと思う。
だって、考えてみてよ。悪天候とか、暴動とか、とにかく外的要因で開催不可能になったのなら施行者側には責任はないし、客だってその辺りはある程度納得できるはず(もちろん、全員が納得しているわけではないからこの手の話は絶えないのだが)
でも、今回は違うよね。
聞くところに寄れば、この日の1Rは、選手が実際に発走台につくところまでいったらしいじゃないの。その瞬間まで、客としてはなんの問題もなくレースが始まると信じて疑わなかっただろうに。
それが、いきなり、中止。全く聞いたこともない理由で。
客は、そりゃ、怒るわ。儂だって、たまにヒラを打ちに松阪まで行くけど、そんな理由で中止されたら激怒するわいな。で、松阪市側としてもさすがにこれはまずいと思ったんだろうね。言い訳が立たないもん。
で、金を配ったわけだ。もちろん、何らかの処分が下ることは覚悟の上だったろうに。なんか可哀想な感じすらする。
さて、出走ボイコットした誘導員達だが、「自分たちは客商売である」という自覚はあるのだろうか?
権利の主張は、それが正当なものであるのなら、どんどんするべきだ。でも、レースを楽しみにやってきた何百人(1Rではこれぐらいしかいないというのも松阪の悲しい現実である)もの客を犠牲にするのが、正当な方法だろうか?
今時、電車だって、滅多にストなんぞやらないよ。やるとしても、予告ぐらいはあるよ。なんの疑いもなく駅まで来た客に「突然ですが、今からストします」なんて言う組合はないよ。
客商売として最低の一線を踏み越えてしまったと思う、彼らは。このことにより、地元バンクが2カ月休催になって自分たちの収入が減っても、それは自業自得というものである。
さて、問題となった、誘導員に対する降雨手当。どうやら、実際に雨が降ったかどうかで誘導員と競技会側で意見が食い違ったらしい。
ギャンブルレーサーの単行本に、「一滴でも雨が降れば雨敢手当が出る」と書いてあったが、そんな降ったか降らなかったか分からんような雨でも権利を請求するぐらいだから、あながちギャンブルレーサーに書いてあるのも嘘ではなかったようですな。しかし、出走選手との間でもめずに、誘導員との間でもめるというのも変な話。
そういえば、松阪といえば、かのTAXレーサー萩原 操(三重51)のホームですな。
最近、競輪の話が一般紙に載るのは、松阪がらみの不祥事の話ばかり。
これも、難儀な話やなぁ……