街の規模から考えると、岐阜市と大垣市といったら結構な開きがあるはず。でも、競輪客の間ではなぜかこの二つの街は同等、場合によっては大垣の方が上、と思わせてしまう。そんな印象を形成させる競輪場とはどんなところか……
今でこそ当たり前になってしまった車番連勝。しかし、始まった当時は競輪客の間では熱い注目を浴びていて、千葉ダービーでは枠番のみの本場よりも車番を売っている立川場外の方が入場客が多かったという珍現象を生み出した。
そんな車番連勝式を西日本で最初に導入したのが、ここ、大垣競輪場。当然、私も物珍しさも手伝ってはるばる神戸から駆けつけたのである。
元々、ここの競輪場には何度も通っていた。実家が名古屋なので帰省のついでに寄ったのが最初だが、その居心地の良さに引かれ、近畿で開催がないときはヒラ開催を打ちに行ったことさえある。
とにかく、客に対する扱いがよい。無料バスも名古屋からガンガン出ているし、客席も上々。ホーム側の特観席下の一般席も、多数設置されているモニターとあいまって非常に居心地がよい。これでびわこのようにガラスがあったら、というのは贅沢を言い過ぎか。
バックの客席はまあ普通なのだが、冬場はかなり寒くなる当地の特性を考慮してか、一部ガラスで囲まれた場所がある。これも客のみになった施設と言えよう。ただしここ、夏場は温室のようになってしまうが……。
特観席は各席にモニターがあってなかなか良いぞ。1,500円払う価値ありと言っておこう。もちろん、それなりの人気で、記念の時には朝10時に行っても満席だった。
食い物もまあまあ良いし(串カツ、ドテ飯といった中部地区標準品であるが)、バンクの中に設置されている池を泳ぐアヒルを眺めるのも楽しいし、「最終レースまでが遠い」と感じさせない競輪場である。
バンクは至ってノーマルな400バンクのはずなのだが、なぜかスジで決まることが少ないような印象を受ける。これは私の体験による印象で、正確なデータがあるわけではないのだが……。
ここを根城にするのが山田と山口。こいつら、データを見ると地元では結構強いはずなのだが、儂が見ている前ではここで勝ったことがないような気がする。
古くは、3年前の全日本選抜。二次予選でグリグリの本命人気を背負った山田は、しかしプレッシャーに押しつぶされたためか車が全く前に進まず惨敗。今年の大垣記念でも山田は会心の捲りを放ったにも萩原 操(三重51)ごときに差されて二着、儂の財政に多大なる迷惑をかけたのである。この日はヤマコウも三着止まり。どうもあかんな、この二人は。
最初に書いた、車番初日。結局この日は車番であろうとなかろうと関係なく、当たったのが単枠同士の組み合わせを二つ取った(しかも、一つは車番の方が安かった)。 後は結局、代用にすらならない、基本的に外れ。車券のシステム以前に、自分のレースに対する見方をどうにかしなきゃならないと実感した一日でした。
全日本選抜やルビーカップを招致したこともある、やる気あふれる競輪場だ。今後もちょくちょく通ってしまうだろう。
アクセス
JR東海道線大垣駅前の他、岐阜市内の新岐阜バスターミナル、名古屋駅前名鉄バスセンターなどから名神高速経由の無料バス。名古屋市内の星ヶ丘方面からも出ているようだが、ちょっとよく分からない。
去年(H8)の正月のSシに名古屋からバスに乗ったら、儂の他には一人しか乗っていなく、大名旅行気分だったなぁ。そういや、もうひとりのおっさんがみかんをくれたなぁ。