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 地震対策、シックハウス、省エネ住宅(高気密・高断熱)について
 
Q.どのような地震対策をしていますか?

A.いつも心がけている地震対策についてお答えします。

〇建築基準法で求められている基準
  現在、建築基準法での住宅における耐震性能は震度4〜5に耐えうる基準で設定されています。つまり、震度6以上の地震についての保証はないことになります。そのため、通常は基準法で定められている基準の1.5倍〜2倍に設定して設計します。しかし、コスト削減のため基準法の基準値ぎりぎりに設定して設計する業者も少ないとはいえません。いくらローコストと言えどもこの部分を削ってのローコストはあってはならないことです。

〇通し柱より通し壁
  2階建ての木造在来工法の場合、出隅の柱は通し柱にしなければならないという規準があります。もちろん、この事も重要ですが、地震の横揺れに関しては、どちらかというと柱よりも筋交いや合板の張られた壁が重要になってきます。そして、それらの壁が上下階で出来る限り同じ位置あり、かつそれらに適応する金物によって緊結されている事が最も重要になってきます。


Q.シックハウスについて教えてください。

A.最近では高気密住宅が主流になり、家が締め切られた状態で使われるようになりました。これは化学物質過敏症を引き起こしやすくなった大きな原因であると考えられます。ここでは住まいに関する関する化学物質で人体に影響を及ぼすものとその対策法を説明します。〇シロアリ駆除用殺虫剤(クロムデン、スミチオン)
床下にシロアリ対策として散布される殺虫剤にクロムデン等の有害物資が含まれます。クロムデンが全面使用禁止になるなど、今では有害な殺虫剤が使われる事はなくなりましたが、シロアリに強い木材の選択や風通しの良い床下を作る工法を採用する必要があると思われます。

〇塗料(トルエン、キシレン)
 塗料にはトルエンやキシレンと言う有害物質が含まれていて、新築後しばらくの間室内に放出されます。塗料に関しても最近では自然素材から出来ている塗料やトルエンやキシレンを含まないものも販売され始めました。

〇フローリング及び下地用合板
 合板フローリングや壁や床下地用のベニヤの接着材に最近よく耳にするホルムアルデヒドが含まれています。ホルムアルデヒドは揮発性の物質で室内が高温になると発生します。現在ではホルムアルデヒドの基準値が設けられホルムアルデヒドを多く含む物は減少してきましてが、ムクのフローリング等の自然素材を用いた家づくりが望まれます。
〇ビニルクロス張り用のり
ホルムアルデヒドが液体になったものが、ホルマリンでクロス張り用ののりに用いられます。ここでもノンホルマリンののりを用いたりする等の注意が必要です。

Q.高気密・高断熱住宅で設計できますか?


A.最近では「冬は暖かく、夏は涼しい」が歌い文句の高断熱、高気密住宅がスタンダードとなり、省エネ化のために気密住宅が推進されています。しかしそこには大きな危険があり、幾つかの注意が必要です。気密住宅とは気密シート等により住宅をすっぽり囲ってしまうものであり、密封された状態になります。つまり計画的に換気をしないと、上記に示したようなシックハウスになる恐れもありますし、室内で発生した結露が外部に抜けなくなり内部の木が腐る等の被害を被る可能性もあります。そこでお勧めするのが高断熱低気密住宅です。特に気密性を下げる必要はありませんが、断熱性能をしっかりと確保しておけば極端に気密性を高める必要はないと思います。矛盾しているように思われるかも知れませんが、ビニル性の服を着て生活するよりは、居心地の良い服を着て生活するほうが良いと思いませんか?