BEIJING-ULANBAATAR 2005
レポート(ダランザドガド〜ウランバートル)
・8/11 再会
おっちゃんがガソリンを買ってくる間、無線機で近森さんを呼びますが何度呼んでも返事は
ありません。実は昨夜、村を出る前にガンちゃんに「もし、はぐれたらダランザドガドの
飛行場で落ち合おう」と申し合わせていたのでガソリンを給油したら飛行場へ向かうことに
しました。ガソリンを給油していると無線の向こうから、かすかに呼ぶ声が聞こえてきました。
こちらから「近森さ〜ん、ガンちゃ〜ん、聞こえますかぁ〜」と呼び返すと「はぁ〜い、ガン
ちゃんで〜す」とガンちゃんが答えてくれました。近森さんから「今、ドコにおんの?」
との問いかけに「町の外れに居て火力発電所とスタンドが見えます」と知らせると、しばらく
してオレンジ色のツナギを着た人が乗った車があっちから近づいてきました。オレンジの
ツナギって遠くからでもとっても目立ちます。ここで涙の?再会。近森さん達の車について飛行場を
目指します。RRMの時代、ここから出る飛行機にバイクを載せてウランバートルまで運んだ
事があり、ガンちゃんのお兄さんがこの飛行場の社長とのコトらしい。力強いコネですね。しかし飛行場へ
到着するも誰も居ない。ガンちゃんが色々と探して話をしている。すると、最近は飛行機に
バイクを載せてないし飛行機が飛ぶのは数日後らしい。これでは陸路に切替るのが賢明だろうと
言うことになったので町の銀行でドルからツグルグに換金する事になりました。
河田さんは持ち合わせが無いのでボクが全額立て替える事に。600ドルを換金すると、
すっごい量の札束に変身して帰ってきました。これを車の中で数えているとガンちゃんに「外から
見えないように数えて下さい。襲われるから」と言われました。日本とは治安・金銭感覚がかなり
違うようです。
ライディングウェアのままだったので着替えをこの町で調達する事になりました。ザハ(市場)で
買い物です。日本人だけだととっても危険な場所なんだそうです。ミネラルウォーターやコーラを
買ってから服を選びに行きます。ズボンは1枚1000ツグルグから。百円程度です。ボクが
最初に選んだのが百円のズボン、もうちょっと良いデザインのを探していると河田さんの
目に止まったらしく先に購入してました。キープしてなかったボクが悪いんですけどね。
ボクはパンタロンカットのを購入1万ツグルグ(千円)で購入しました。高いなーとは
思ったのですがタグに「中国製 特級品」と書いてました。河田さんのは「二級品」だったそうです。
試着室?で履いたんですが、河田さんは履いてしゃがんだ瞬間、お尻のあたりの縫目が破れ てました。日本では信じられない生地を使っているようです。ちなみに特級品はまったく破れる気配ありません。
服を購入し、気分もラクになったので近森さんとアイスクリーム買って食べました。
出国前、みんなから現地の生水やアイスは絶対に口にするなと言われていたのですが、近森さんは
大丈夫だと言ってます。ココまで来たらハラを壊そうが関係ないので食べました。1個5ツグルグ
だったかな?美味しかったですよ。ハラも壊さなかったし。
それなりにハラも減ってきたので昼食を町の食堂で頂きます。なにを食べたかは憶えてない
けど、とっても美味しかったのを記憶しています。ココで湯飲みのようなコップを親指と中指で
湯飲みのフチを持つように(熱い湯飲みを持つカンジで)お茶を飲もうとしたら「その持ち方は
やめてくれ」とガンちゃんに言われ「なんで?」と聞き返すと「理由は解らないけどなぜかむかつく。
ぶん殴りたくなる」らしい。殴られたくなかったので普通の持ち方に変えて飲みました。
モンゴルの常識のようです。礼儀ついでに日本の常識?礼儀?の一例として箸は左右同じ物を
使わないとダメだよ。と教えたら、「なんでですか?」と聞き返されたので、「日本では火葬の時、
竹と木の箸(左右違う箸)を持って骨を拾う習慣があるんだよ」と教えたら、とても不思議がって
いました。国が違えば文化風習はまったく違うものなんですよね。
昼飯も終わり、ガンちゃんの親父さんにウランバートルまでの車の手配もしてもらったので、
待ち合わせ場所まで行きました。そしたら既にその車は来ていて待ってくれていました。
早速、車にバイクを乗せます。この車はボクらが通称ロシアンデリカと呼んでるヤツでした。
ボクのバイクをウランバートルまで持って帰ってくれているのと同じ型のようです。
このロシアンデリカへの乗せ方も日本とは随分と違います。
その乗せ方とは、まず車のタイヤを床に置いて、BMW−GSのシリンダーがその輪の中に
収まるように横倒しで置きます。そのシリンダーの上に同じようなタイヤを置き、
その上にKTM450EXCを横倒しで積み込みます。バイクを横倒しで車へ積むのは初めて
見ました。(−。−; 積み込みにはその辺に居たお兄さん達に御願いしていました。みな怪力
の持ち主です。BMW−GSを横倒しにして運ぶんですから。
積み込みも無事?終わり、ガンちゃんが運転手のお爺ちゃんにモンゴル語で「チンギスハーン
ホテルまで連れて行ってくれ」との説明をしてくれました。近森さんが「爺さん、あんた1人で
大丈夫かよ。ウランバートルまで600kmあるぞ」と言っても「問題ない」ホントか?
ここで、ここまで連れてきてくれたおっちゃんにも運賃を支払います。先払いで元締めに
7万5千ツグルグを支払っていたので、残りの7万5千ツグルグを支払ったら帰っていきました。
新しい爺さんと運賃の交渉もココで行います。結果、15万ツグルグ(1万5千円)で落ち着き
ました。全額先払いを求められたのですが、そんな危険なコトはしません。途中で捨てられたら
困るんで。(近森さん、ガンちゃんが教えてくれた)交渉で10万ツグルグを先払い、
5万ツグルグを成功報酬として支払う約束をしました。
準備&交渉がすべて終わったので、ココで近森さん達ともお別れです。あとはウランバートルの
チンギスハーンホテルで待機しているJTB佐伯さんに会うだけです。
夕方の4時頃、早速出発!かと思ったら爺さんの自宅へ到着です。車の上に2列目3列目のイスを
括り付けていました。帰り道は観光客を乗せるバスに変身するみたいです。商魂たくましい爺さんです。
準備も終わり、さて出発かと思いきや次はスーパーへ到着。ソーセージやらジュースやらを
買い込んでいました。ココまで爺さんの息子も同乗していたのですが、町を出る頃には降りるの
だろうと思っていたら町を出てからもずーっと乗っています。やっぱり運転手の交代要員みたいです。
なので3人乗りの車に4人乗ってます。相当キツかったんですが言葉が通じないので文句も
言えません(言っても通じないし)。爺さんと息子が交代交代で運転しながら順調に?ずんずんと
進みます。夜中の2時か3時頃、ゴビハイウェイのSA?レストラン?で爺さん達は休憩してました。
ボクらは外で満天の夜空を眺めてました。この夜空の素晴らしいコト。夏なので天の川が見える
だろうと思って眺めてみると何処が天の川か判らないほど明るい!星が迫ってくるような
感覚。それに半端でない量の流れ星。数えるヒマもないほど流れてる。一生分見たんじゃないか
と思う位、流れ星を見ました。これは言葉では表現出来ません。ぜひ現地で夜空を見上げて欲しい。
いつまでも夜空を眺めていたかったのですが休憩も終わりです。
再度走りはじめるんですが延々とウォッシュボードを走る感覚。後部座席に座っていると、
かなりブルー入りました。もう寝るしかありません。生まれて初めて無理矢理寝ました。
次に目を覚ましたら辺り一面草原です。朝の8時すぎだったでしょうか。車は止まっていたので
周りを見ると喫茶店?があり、そこに爺さん親子と4人で入りコーヒーを飲みました。
このコーヒーの甘ったるいのなんのって。びっくりする位あまい。昔飲んだ懐かしいコーヒー
より甘い。砂糖の塊を入れてるんじゃないのかと思っちゃいました。
モンゴル産のインスタントコーヒーだったんですけどね。
ここを出発してしばらく走ると、やっと舗装路にでました。すると料金所でお金を払ってます。
何なんでしょ?この料金所は。ウランバートルへの入場料?ボクらには判りませんが、
そこからちょっと走ると遠くにウランバートルの街が見えてきました。その上空には黒い霧?が。
昔、箱根の山から東京を見た時に見えていたヤツそのものです。都会は何処も空気が悪いようです。
ウランバートルの街が近づいてくるにしたがって今まで普通にすれ違っていたロシアンデリカや
カマズの姿が見えなくなっていきます。変わって日本車やドイツ車が多くなりました。
ウランバートルとそれ以外は別の国だと聞いていたのですが車を観察するだけでもその通りだと
納得できます。あとゲルの数もハンパじゃなく増えてきました。詳しいことは判りませんが、
放牧民が減ったと聞いていたのが理解出来たような気がしました。