A 全ての難病と長期慢性疾患の医療費を助成する制度の創設を。
現在の特定疾患対策では、全ての難病を対象とすることは予算的にも困難。現在でも軽症患者や軽快時は対象から外される疾患もある。今後、難病の選定基準の明確化により、さらに難病指定から外れる疾患が出てくる可能性が予想される。しかし、一方ではいわゆる「難病」以外でも生涯にわたって多額の医療費を払い続けなければならない疾患は少なくない。
B 三位一体改革と地域格差解消及び自治体の取り組みに関する要望活動をすすめていく。 現在でも難病対策における都道府県の取り組みや認識には大きな格差が見られますが、いわゆる三位一体改革(権限と財源の地域移譲)によって、その格差が一層大きくなることが懸念されている。日本難病・疾病団体協議会(JPA)の要望活動もあって2006度予算では、地域移譲の対象とされたのはごく一部にすぎず、大きな影響はなかったが、今後の難病対策、とりわけ医療費公費負担と研究事業以外の事業に関しては、都道府県の役割が一層大きくなると思われることと、一方では都道府県の負担超過が限界となっていることから、このまま権限が地方移譲されることとなれば多くの都道府県では全面的な難病対策の後退・縮小ともなりかねない危険がある。地域の活動を一層重視し、運動のすすめ方についても重点課題としなければならない。また、平成の市町村大合併による様々な影響も軽視できない。
D 難病対策の法制化問題への取り組み
現在の難病対策(特定疾患治療研究事業及び難治性疾患克服研究事業)は、1972年の難病対策実施要綱に基づいて補助金事業として実施されてきた。法律に基づくものではないにしても、30年以上にわたり対象事業、予算、共に拡大しつつ大きな成果をあげて国内外からの評価も高い事業となっている。