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5月は公園の片隅や河原などちょっとしたところに自生するたんぽぽが控えめながらもしっかり自己主張するように咲き誇ります。人に栽培され愛情をかけることによって咲く花はたいへん美しく華やかですが、辛いときにそっと人の心を癒してくれるのは自然の風雪に耐え花を咲かせるたんぽぽなどの野花ではないでしょうか。
自然と共に「自生」する姿は人間でいえば「自立」を、白い綿帽子のような種子が風に乗ってどこまでも飛んでいく姿は「自由」をイメージします。自立と自由、どちらも私たちが生きていく上でとても大切であり、車の両輪のような関係です。自立には経済的に人の世話にならないという意味も含みますが、根本は自分のことは自分で考え自分で決断するということにあります。自由は、単に自分の好きなようにしていいということではなく、あらゆる圧力を排し自分の判断で選択できる環境を意味します。もし、教育や就労、生活の場で選択肢が一つしかなかったり、自分の納得できる選択肢が用意されていない中で判断や行動を強要されれば、自由は大きく制限されていることになります。人間は自由でなければ自立できないし、自立するためには自由が保障されていなければならないと思います。一見、俺は自立していると思い込んでいても、実際は社会の手かせ足かせでがんじがらめになっていることに気付いていないだけかもしれません。
私たちも野に自生するたんぽぽのように強く生きたいものです。
(藤原)

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