土佐くろしお鉄道

ごめん・なはり線の風景(その1)


このコーナーでは第三セクター土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線を紹介します。
ごめん・なはり線は後免から高知県東部の海岸線を走り、奈半利までを結ぶ路線です。
徳島と高知を海岸沿いに結ぶ国鉄阿佐線計画を引き継いで、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線として2002(平成14)年7月1日に開業しました。
国鉄阿佐線として工事が始まったのが1965(昭和40)年のことだそうです。
工事は超スローペースで、中断していた時期もあり、部分的に完成している高架橋がもう廃墟のように見える有様で、本当にここに列車が走ることがあるんだろうか・・・幻の鉄道のように思っていましたが、着工から37年かかってようやく開通しました。
ごめん・なはり線は全国最後の地方新線ということで、ローカル線でありながらも高架橋が多く、また海沿いの少し高いところを走っているので、とても景色の良い路線です。
まだ全部ではありませんが、今まで行った駅を順に紹介したいと思います。


後免駅
ごめん・なはり線の起点、後免駅です。
JR四国と共同の駅で、ホームは2面4線あり、駅舎側の0番と1番にごめん・なはり線の列車が発着します。
0番は行き止まりで、1番はJR土讃線とつながっています。
1番乗り場にやって来たのは、奈半利行きの快速列車です。
大部分の列車はJR土讃線直通で高知駅まで行き来しており、この列車も高知駅始発です。
先頭車はトラ柄のタイガース列車でした。

(2005年9月3日,後免)
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ごめん・なはり線の各駅には、アンパンマンの作者、やなせたかしさんのデザインしたキャラクターがあり、それぞれ駅のどこかにいます。
最初の駅、後免のキャラクターは「ごめんえきお君」で、0番乗り場のはずれ辺りにいます。

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後免駅の駅舎です。
凝ったデザインで、ここだけ都会的ですね。
JR四国と共同の駅なので駅名のところには両方の会社のマークが入っています。

(2005年9月3日,後免)


後免町駅
後免町駅に停車する快速列車。
ごめん・なはり線の列車は、後免駅を出るとすぐに登り坂となり、右にカーブしてJR土讃線と離れ、高架橋で後免の町中を走ります。
最初の駅がこの後免町駅です。
高架橋上にある単線の小さな駅です。
写真は奈半利方面から後免方面を見た様子です。

(2005年12月3日,後免町)
後免町駅の外観です。
ここのキャラクターは「ごめんまちこさん」で、駅前広場に出ると向かいにいます。
後免町駅にはありがとう駅という愛称が付けられています。
近くには土佐電鉄後免線の後免町電停もあります。
もともとこの辺りには土佐電鉄安芸線の後免町駅があったそうです。

(2005年12月3日,後免町駅)


のいち駅
のいち駅を出発する快速列車。
後免町を出発し、立田を通過すると物部川を渡り、その先にのいち駅があります。
ここは行き違い可能な2面2線の駅です。
信号機は赤と青の2個しかなくて、おもちゃのように見えます。
この車両はわりと新しいもので、通常のカラーと違っており「てのひらを太陽に号」の愛称が付けられています。

(2005年9月3日,のいち)
のいち駅の外観です。
駅舎はホームの屋根部分と一体的な四角い建物です。
のいち駅のキャラクターは、ピエロみたいな「のいちんどんまん」で、玄関先にいます。
野市町で行われるちんどんコンクールにちなんだものだそうです。
ここは1階に売店がありました。

(2005年9月3日,のいち)


あかおか駅
あかおか駅に停車中の普通列車。
烏川沿いに南へ下って行き、よしかわ駅を過ぎると間もなく海が見えるあかおか駅に到着します。
交換可能な2面2線の高架駅です。
この車両は海側がオープンデッキになっている9640形2Sです。
普通の9640形とは違って丸っこいデザインに、クジラをイメージしたカラーで、なんといってもオープンデッキがウリです。

(2005年9月3日,あかおか)
あかおか駅に勢ぞろいしたごめん・なはり線のキャラクターたち。
ごめん・なはり線では、それぞれの駅ごとに漫画家やなせたかしさんがデザインしたキャラクターがありますが、ここあかおか駅では全部まとめて見ることができます。
たくさんあって全部は写っていませんが、右から2番目がここのキャラクター「あかおかえきんさん」です。
ここ赤岡町に幕末の頃住んでいたという絵師、弘瀬金蔵(略して「絵金」)がモデルになっています。
それとこの展示内には模型の鉄道が敷かれており、決められた時間になると、模型の気動車が走ります。

(2005年9月3日,あかおか)


夜須(やす)駅
夜須駅に停車中の快速列車。
左はJR四国の1000型で、右が土佐くろしお鉄道の9640形です。
JR四国の車両も入ってきているようです。
あかおかからは海岸沿いに高架橋で走り、香我美駅を過ぎると夜須駅です。
この駅も行き違い可能ですが、1面2線の島式ホームになっています。
その構造上、柵がないので見晴らしがとても良い所です。
駅前には「道の駅やす」があり、その向こうには海水浴場を含めた大きな公園「ヤ・シィパーク」が見えます。

(2005年9月3日,夜須)
夜須駅にはこれといって大きな駅舎はなく、高架下にカフェスタンドと待合室、トイレがあります。
ここのキャラクターは「やすにんぎょちゃん」で、敷地のはずれのちょっと目立たないところにいました。
ヤ・シィパークで行われるミス・マーメイドコンテストにちなんだものだそうです。」

(2005年9月3日,夜須)


和食(わじき)駅
和食駅に停車する9640形2S、普通列車。
夜須から手結(てい)山をトンネルで抜けると再び海岸沿いを走り、西分駅を過ぎると和食駅です。
行き違い可能な2面2線の駅です。
この駅も高いところにありますがここは高架じゃなくて、築堤上にあります。

(2005年9月3日,和食)
和食駅のキャラクターは「わじきカッパ君」で、駅前駐車場の片隅にいます。
この近くを流れる和食川にはカッパが住んでいるという伝説があるんだそうです。
ここはホームから海岸が見えていて、ホームを降りて民家の間を抜けると、すぐ海岸に出られます。
景色が良くて、とてものどかで、いいところでした。

(2005年9月3日,和食)


球場前駅
球場前駅を出発するJR四国1000型、普通列車。
安芸の1つ手前に球場前駅があります。
1面1線の小さな駅です。
近くには阪神タイガースのキャンプで有名な安芸市民球場があります。
それに廃線となった土佐電鉄安芸線の終点、安芸駅跡が近くにあったそうで、駅跡に整備された公園がホームから見えています。

(2005年9月3日,球場前)
ここのキャラクターは「球場ボール君」で、ホームを降りると道路を挟んで向かい側にいます。
バックには安芸ドームがあります。
ここ安芸市は、阪神タイガースがキャンプに訪れることで有名な所で、タイガースタウンと呼ばれているようです。
キャンプ地ということが、駅名やキャラクターの名前にも影響を与えているんですね。
高知でキャンプをしていた球団はどんどん撤退してしまいましたが、阪神タイガースもいつまで来てくれることでしょうか。

(2005年9月3日,球場前)


安芸(あき)駅
安芸駅に停車中の9640形2S、普通列車。
海岸沿いを走ってきましたが、安芸平野に入ると安芸の町並みを避けるように、海から離れていきます。
郊外の田園地帯に築かれた築堤上に安芸駅があります。
この築堤は広大で、ホームの他に整備工場などの建物もあり、ごめん・なはり線の中枢部のようです。
駅構内はとても広いのですが、1面2線の島式ホームはそれぞれ2両ずつしか停まれない小さなものです。

(2005年9月3日,安芸)
安芸駅の駅舎です。
ホームは築堤上にありますが、駅舎は下にあります。
ぢばさん市場が入っているので大きな駅舎です。
ここのキャラクターは「あきうたこちゃん」で、玄関先にいます。
童謡「雀の学校」や「春よ来い」などの作曲家、弘田龍太郎さんは安芸市の出身だそうで、歌にちなんだキャラクターが生まれました。

(2005年9月3日,安芸)