2001年12月パリに行きました。そこから西に舵をとり、ノルマンディー地方のモンサンミッシェルへ。世界遺産に指定されている海に浮かぶ修道院。行きたくて行きたくて仕方がなかった。小さな島全体が修道院になっていて、満ち潮の時は完全に海に浮かび、引き潮の時は陸と島が道でつながっています。これぞラピュタの世界。夏などは巡礼者が多く人でごった返していますが、訪れたのは12月。がらんとしていました。
バスで草原を進み、ぽっかりと地平線の彼方にモンサンミュッシェルが見えたときは、言葉がでなかった。この世のものとは思えない風景。幾多の戦争を免れ存在するその様に、とっても興奮。正直モンサンミッシェルの中で撮った本当に載せたい写真は、私のあまりにのテンションの高さに全てボツ。情けない〜。
修道院なので礼拝堂があり、素敵なステンドグラスのある部屋、修道士が作業をする部屋、修道士が落ち着いて考えるために歩き回る中庭(ラピュタにでてくる空中庭園そのもの)、修道院のシンボルのミカエルの塔等々見るものいっぱい。ツアーで最初はみんなとみてまわったのですが、物足りなく自由時間にまた入って今度はじっくりとみてまわった。修道士が作業をする部屋というのが、高い天井に太い頑丈な支柱が何箇所かあり、全てが石造り。きーんとはりつめた空気が漂っていて、私一人しかいないその部屋に思わず座りこみボーっと。部屋といっても、50m走ができそうなくらいの大きな部屋。何かを考えるためにそこにきたのではなかったけど、ボーとしている間に、「あっ、仕事辞めよう」ってひらめいてしまった。そしてそこで確固たる意志になってしまい、帰国後出社した時に上司に告げてしまった。その日がボーナスの入金日なんてことも関係なく!なので、モンサンミッシェルに行っていなかったら今の自分っていないんです。今一緒にいる仲間にも出会えてなかったかも。そう思うと不思議な気分になります。
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