緊急発言
臨床研修制度の改悪について
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「大学病院に人が足りない!大学に研修医をよこせ。」この図々しい要求に厚生労働省は何故応えるのか?
医学部というもの
大学の医学部とはどこが運営しているのか。独立行政法人になったとはいえそのお上は文科省である。
文科省は医者を増やすと手柄になるのか?ならない。研究者を育ててノーベル賞を狙わせたいと考えている。
一人前の医者を作ることよりノーベル賞が狙わせたい医学部で初期研修する意味は?単なる下働きの人手。医学部内で学生に医者になるための研修さえ行えないのに、さらにその仕事を全く市中病院に丸投げしている医学部に今さら医師になるための教育など出来るわけがない。
卒業してきた新米の医師(というかほとんど学生)たちは実地が全く出来ない。
レントゲン読影は単純写真もCTも国家試験問題位しか見たことがない。基本的な読影能力は0。何の疾患か当てものが中ればいいと言うのは臨床の現場では通用しない。疾患がないまたは全く考えているところと別の部位のことすらある。当てものだけで基本読影能力がないと全く診断が出来ない。
問診とか触診も学生では実際に結果がフィードバックかからないため(どこがどういけないのか指摘されない)全く身に付かない。第一やらしてももらえない。
第一治療や検査のオーダーが全く出来ない。何故それをやるのかその意味も分かってない。要するに治療の戦略の立て方など習ったこともないし聞いたこともないのである。国家試験にはそんな問題出ないし。
本当に臨床研修を見直して大学に研修医を増やしたいのならまず学生の教育を全くがらりと変えなければなんら変わらない。何でもアメリカのマネをすればいいと思っているわけではないが、医学教育だけは全く正しいと思う。(マイケルクライトンの頃のハーバードは今の日本と同じだったという話だ。それ以後かなり大胆に改革を行っている。)ついでに言うとアメリカからの年次要望書には医学教育の項は全く含まれていない。自国の大事な財産で日本などには分け与えたくないのである。(日本の方が優秀な制度ならOSのトロンや戦闘機のFSXの時のようにまず絶対横やりを入れてくる)
危機的な状況はチャンスであるといわれている。もし今回本気で研修制度を見直すなら大学内での医師の教育もまな板の上にだし、それも含めて連続的な医師教育が出来るように是非考えて貰いたい。いまのまま大学の言うなりになれば学生運動が盛んだった頃以前に大学での教育は逆戻りし、また教授のぞろぞろ回診が復活し研究主体の教室のあり方に拍車がかかり、できの悪い後期研修の初めての実地が市中病院という(勘弁してくれえ!)最悪の事態になりかねない。
大事なことは医師の教育は医学部の含め厚生労働省が一貫して面倒を見るべきなのである。責任のない文科省に任せてはいけない。私個人としては日野原先生の言われるように一般の大学を卒業してから厚労省が権限を持つ文科省は全く責任のない医学部(大学院大学です)に入る制度にした方がよほどすっきりすると思う。
頭部のレントゲン一枚出されて出されて指導教官は全く現場放棄の状態でポリクリ(臨床研修のことらしい。ほんまか???)で数時間過ごした身としては(その後の解答も無し。何の授業だ)こんな根拠のない研修医側に全く立っていない制度改悪には賛成しかねる。有識者を集めるならせめて今研修を受けている研修医を大量に交えるべきだと思う。当事者は彼らなのだから。
緊急発言:研修制度自体は悪くない。中身はかなり問題。医学部での教育は更に問題というか論外。研修制度のために医師を引き上げたというのは悪い冗談。医学部で教えることを放棄てしているから卒業生は市中病院を選ぶという単純な構図である。桝添さん是非当事者の研修医に聞いてください。現場の意見をきかなきゃ。