医者を傷つける一言
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最近新聞等で、病院の訴訟のもととなるのは医者のその一言であるとよく叩かれています。いわく”あんたはなおらん”とか”そんなうるさく聞く人はおらんよ、任せなさい!”といったとか。確かにわかります。私も過去に傷ついたと言われたことは何回かあります。それについては反省してますし、軽率だったと思うケースもあります。でも傷つけているのは医者ばかりではないのです。”患者は常に被害者”というのはどうみてもおかしい気がします。新聞にたたかれてぐうの音も出ない医者達の傷つけられた過去について触れてみたいと思います。(こんなことは本来新聞が書くことですが、やる気がないのか、ちっとも書いてくれません。一般に新聞は医療訴訟が起きるといつも患者側のコメントは丁寧に取るのに医者側のはまるで最初から悪人であるようにコメントをねじ曲げています。大本営発表ではないのです。いい加減ものの表裏両方から見た記事を載せて下さい。)
風邪で看護学校の学生さんが受診しました。
Dr「症状についてはあらかたわかりました。では診察をします。」
学生及びついてきた学校の先生(以下Nsと略)「あの薬を出して貰えばいいんですが。」
Dr「診察無しでどうやって薬を出すの?」
Ns「風邪だと思いますから風邪薬を下さい」
Dr(むっ・・・診断するのは私でしょうが。でも争ってもしょうがないか。)
「風邪薬を出せばいいんですね。他に症状はありませんか?」
Ns「おなかが痛いんですが。」
Dr「じゃあ痛いところを見せて下さい。」
Ns「下痢していますから下痢止めを下さい。」
Dr(・・・私いなくてもいいのね。)
まあこれは確かに医療業界での軽いやりとりですが、問題はどうして聴診や腹部の触診を拒否するかです。このような行動は大変医者を傷つけます。なぜならこの態度は根本的に医者を信用せず、そこらのスケベなおじさん的な目で見ているからです。確かに医者でも守秘義務が守れず、他の人の前で大きなガンだねーとか言ってしまう人間もいます。当然こんな医者にかかれば、xx君のおっぱいはでかかっただのあちこちでしゃべられるかもしれません。心配する気持ちは分かります。でもここでもっとも問題になるのは口が軽くて患者さんの状態をあちこちでしゃべりまわっている人たちなのです。この行為が守秘義務違反で罪になることをだれもわかっていないのです。