病院とクズ
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病院がクズとか医者がクズとか言う問題ではなく(それは今後アップロードします)、院内でのゴミ問題の対応がいかに遅れているかについて問題としたいと思います。
ある虫垂炎の手術で
虫垂炎で手術が始まります。まずは麻酔から
Dr「腰椎麻酔(下半身麻酔)をかけるので準備を」
Ns「じゃあセットを出します。」
Dr「セット?あのガラスの注射器と腰椎穿刺針だけでいいんだけど」
Ns「あのガラス注射器なんてどこにあるんですか?セット使わないのは先生だけですけど」
Dr「セット使えば当然高くつくだろう?」
Ns「いえ全部保険で認められてますから高くても保険から材料費としてでます」
Dr「保険ででるのはいいけど当然保険からの出費が高くなるだろう?是非必要なものに関しては保険に泣いて貰わないといけないところもあるけどこんな無駄なところで保険請求を高くしてもしょうがないでしょう?」
Ns「・・・(これでやれば簡単なのに。何でこんなめんどくさいことをいいだすのかね、この馬鹿医者は!)」
ここで説明。腰椎麻酔のセットについて。
ところがセットを使わないと次のものだけに済みます。
腰椎穿刺用針、消毒は綿球(消毒ブラシより遙かに小さいです。2cmくらい)、ガラスの注射器1本(再利用可能)、注射器用針1本
あんまり違いがないように思えますが、セットの場合いちいち包装されており、使わないものもあるため、ずいぶんな量のゴミがでるのです。セットじゃない場合捨てるものは消毒綿球と腰椎穿刺用針、注射器用針1本で後は再消毒して使えるのです。セットではまあ倍以上のゴミがでると見て間違いないです。
手術途中で患者さんが吐き始めました。
Dr「胃管をいれなきゃ。(胃の中身を外に出すチューブ)」
Ns「じゃあセットを用意します。」
Dr「手術終わったら抜いちゃうからセットじゃなくていい。いつも通り胃管を点滴ボトルの空になったもの(これはゴミを別の用途に再利用していると言うことです。)につないでよ。」
Ns「えー?またセットはだめですか?保険で請求できますよ。」
Dr「直ぐ抜いちゃうからわざわざセットを使わなくてもいいんだよ。接続してあるバッグなんて使わないから。」
Ns「そんなめんどくさいこというの先生だけですよ。みんなセット使ってますから。」
ここで胃管のセットについて説明。胃管のセットはチューブとバッグへの接続チューブとそれにつなぐバッグがセットになっています。胃管だけ入れる場合接続チューブは再利用可能ですしバッグは点滴ボトルの空を再利用します。結局ゴミになるのは胃管だけということになります。セットではやはり倍以上のゴミがでますし保険点数も高くなります。
手術終了に際して
Dr「手術終了。おしっこの管(フォーリーカテーテルと言います)いれるから。」
Ns「セットがでてますから。」
Dr「もういいや。セットでいいよ。これ以上言うと何言われるか分かんないからな。」
ここでもセットについて
セットでなければ用意するものは尿管カテーテル、消毒用ピンセット(再利用OK)、消毒用綿球、接続バッグ、注射器1本です。くどいようですがセットであるといちいち包装されており全部それがゴミになります。さらに保険請求可能ですが、セットでない場合より高くつきます。
結局セットにするとまず保険請求できても高くつくものであること、ディスポであるが故にゴミがたくさんでること(いわゆる感染するウイルスを持っている人ではディスポは必須ですが)、さらにかさばるために置き場所を大きく取ってしまうこと(残念ながら保険ではこういったモノの保管とかについて点数を認めてません。つまりかさばらないモノの方が病院にとっては有利と言うことになります。)この3点から不利益な代物といえます。
ただし例外があります。絶対感染させたくない場合、1匹の菌の混入も許されない場合、その患者さんがすでに何らかのウイルス性疾患にかかっており(C型肝炎とかエイズとか)他にうつるのを防ぐ場合このディスポ製品の使用は正当なモノになります。
ただ現在の状態のように誰にでもディスポを使い、ゴミをやたらに増やすのはまずいのではという提案です。針とか直接患者さんの体(特に血液)に接触するモノはディスポにせざるを得ないと思います。針を今頃消毒している施設はほとんどないと思います。メスとかも同様です。それをセット化してしまうと膨大な量のゴミがでるわけです。
患者さん、医療従事者の安全性とこのコスト高、ゴミの量というものを秤に掛けたうえでディスポを使っていきたいと思います。
さもなければフィリピンにまた医療ゴミを捨てに行くことになるぞ。