若先生登場
![]()
医療業界を切ってはおりませんが、今回は私的なことで若先生がついにこの春医学部一年生としてdebutしました。ついでながら私の後輩に当たります。では若先生こと金魚先生に現在の医療業界についてインタビューしてみました。
きむあつ(以下大);先生は将来どういう医者になるつもりなんでしょうか?(出来りゃおやぢとしたら楽して儲かる医者になって欲しいなんてこっそり思ったりして)
金魚(以下若);外科系が良いですね。やはり患者さんの命に関わるような科が希望です。
大;(ためいき)はあ・・・。でもいろいろ患者さんとのトラブルも多いし訴訟なんかもあるんじゃあ。
若;それについてはおやぢの方をむしろ心配しています。もうすでにトラブルで−うげげげ。(それ以上しゃべっちゃいかん。)
大;では現在の医療制度で赤字が垂れ流しになっている状態について何か改善案を一言。
若;自己負担を一割にしてみんながかかりやすい医療を提供する事じゃあないでしょうか。
嫁;そりゃあんたの意見でしょうが!息子が言ったように書かないでよ!そんなことすりゃ破綻するでしょうが。
大;わかってますって。ただ3割になってみなさん医療にはお金がかかることが分かったのはいいんだけど、お金がかかるから最適な医療を受けないとか、極端な話だと抗癌剤治療が受けられないとか。
若;でも3割でしかも高額医療は後で返ってくるんだよね?
大;いやそれでも月額8万とか10万とかは大きいよ。翻って収入がないからと医療保護生活保護になるとただになるのでどんな高額な治療でも受けられるんだ。
若;それっておかしくない?頑張って税金を納め保険料を払っている人が何も払ってない人より治療が受けられないというのは。払っていない人の言うことを聞く必要があるの?
大;そもそも医師にはヒポポタマスの誓いというのがあって・・・
若、嫁;さむっ!
大;いやヒポクラテスの誓い。
で患者さん(様か)の要望になるべく沿わなければいけないというのがあるんだな。
若;患者さんを利する治療をうけさせるんでしょ。それは希望通りと違うんじゃあ。
大;あのね。利しているかどうかは受ける側が決めることでこちらが決められることではないんだよ。我々は警察でもない、裁判官でもない、そんな権限は元々与えられていない。だからこれしか受けられないなどと説明して他に方法があろうものなら非難ごうごうになるわけ。聞いてないってね。
若;正解はないの?
大;受験の弊害ですな。正解はいつも複数あります。(えらそうに)それが本当に患者さんのためになるかどうかは神のみぞ知るです。ただ絶対やっちゃいけないことはあるんだけどね。
若;例えば?
大;私は外科医なので手術のことが主になるけどこの手術をやったばかりに多大な被害を被る可能性が高い場合、例えば治りもしない癌の患者さんに全部取りますと説明して挙げ句の果て命を失うことなんかはそうだよね。
若;じゃしっかり説明して同意を取っておけば問題ないわけだ。
大;ふふん。あまーい。現在聞いてないからと文句が出るのには3つの場合があるんだ。一つは本当に説明が不足している。でもそんなに多くはないな、このケースは。もう一つははじめから言っていることを聞いていない。難しいからといって聞くことを放棄している場合。医療現場では常に最悪のケースを考えて話をしているんだけど、景気のいい話しか聞きたくないと思っている人もずいぶんいます。こういう人には最悪のケースの説明はしてもしてないのと同じ結果になります。くれぐれも文章に残しておくべきです。もう一つは勘違いしている場合。分かっているつもりがとんでもないことを考えていることもあるんだ。絵を描いて説明するなど手段を考えるべきだろうね。
若;結局逆になっている格差はどうすればいいの?
大;頼りにならないし犯罪も多く犯してはいるが、厚生労働省に考えてもらうしかない。つい最近もリハビリに関して自分のところで180日以上は金は払わんと定義しておいてそれ以上かかる患者もいるのにけしからんとコメントを出している。今棄民された人たちの物語を読んでいて・・。
若;はいはいはい。(話が長くなりそうだ。)外務省も厚生労働省も多くの犯罪を犯しているのはよーく分かっております。本日はこの辺でお開きにしたいと思います。今後もごひいきに。