あこがれのインターネット常時接続環境への道 (1)
(2002年12月21日以降の記事はこちら)

 

[2002/12/09] H-IIAロケット4号機の打上げライブ中継

 宇宙開発事業団(NASDA)は、12月14日(土)に種子島宇宙センターにおいて予定 されている、H-IIAロケット4号機で環境観測技術衛星(ADEOS-II)の打上げの模様を、現地からの解説を交えてライブ中継する。

  □中継日時:2002年12月14日(土) 10時00分〜11時00分
   (ロケット打上げは、同日10時31分を予定)

 今回の環境観測技術衛星(ADEOS-II)に相乗りするピギーバック衛星(小型副衛星)には3機が搭載されていて、そのひとつの鯨生態観測衛星(観太くん)は、宇宙がより身近になるユニークな衛星としても期待したい。

※左 は今年の9月10日(火)に打上げられたH-IIAロケット3号機
 右は今回打上げられたH-IIAロケット4号機のカット図。
                        (宇宙開発事業団提供)

 天候にも恵まれ、H-IIAロケットは予定通り14日10時31分に種子島宇宙センターから打上げられた。宇宙開発事業団の14日午後0時のプレリリースによると、発射後約16分31秒後(10時47分31秒)に環境観測技術衛星を分離し、11時33分にフランス国立宇宙研究センターの追跡局(仏領ギアナ)での衛星からの受信が開始が確認されており、打上げは大成功を収めたようだ。
 なお、今回の環境観測技術衛星の愛称を「みどりII」と命名された。  (追記 2002/12/14)



[2002/12/08] Bフレッツファミリー100は「保留」に!

 「Bフレッツファミリー100」に申し込むか否かを検討した結論をご披露するが、まずその前にIP REVOLUTIONStreaming Moviesを観て欲しい。5Mbpsの画質はVTR再生と見間違うほどで、これがコマ落ちなしで観ることができれば、現時点で必要十分な回線速度と言っても良いのではなかろうか。(もっとも、コマ落ちに関しては、回線速度だけでなくPCスペックにも影響されるが。)
 元はといえばここから始まった。回線速度が遅くとも、バイナリーデータのダウンロードでは時間が掛かるだけで、データが欠落するわけでもなく何の問題もない。ところがストリーミングムービーの場合には、著作権の関連もあって保存ができない仕組みになっているので、安定した回線速度が重要になってくる。

 さて、前置きはこの程度にして結論を急ぐが、下記の理由もあって今回は「保留」とした(^^;)
 (下記の※部の詳細は「Bフレッツ・ファミリー100」は本当に安いのか?を参照)

  1. ほんとにどの程度の回線速度が得られるのか?
     家庭からNTT収容局まで専用の電話線で繋がっているADSLと異なり、Bフレッツファミリー100は最大32ユーザで共用するタイプ(※)になっていることだ。もっと分かりやすく表現すれば、最大32ユーザで共用する100Mbpsの能力を持つLANの口が、各家庭に設置されるのがBフレッツファミリー100の使用形態だ。
     従って少し極端であるが、32ユーザが同時にストリーミングムービーを観るとすれば、1ユーザあたりに割り振られる回線速度は約3.1Mbpsとなる。また、多くのユーザは複数台接続をしてるのを考えれば、それらのPCが一斉にアクセスするすれば、1PCあたりの回線速度は更に減ることになる。
     このようなことから、サービス開始時点のユーザ数が少ない状況で激速が出たとしても、デジタルコンテンツが充実してユーザ数が増えてきた将来においては、マーフィの法則のごとく、ほんとに必要な時にどの程度の回線速度が得られるのかに対して疑問がある。
     
  2. ほんとに安くなったのか?まだまだ安くならないか?
     現在のBフレッツファミリー100の利用料は\4,300に設定されているが、32ユーザで共用時の1ユーザあたりの設備費は\1,673(※)なので、まだまだ引き下げの余地が残っている。またNTTが引き下げないとしても、他の事業者がNTTから回線を借用して、NTTより低料金のサービスが実施する可能もある。
     また、100Mbpsを8ユーザで共用するシミュレーションをしても、1ユーザーあたりの設備は\2,533となって、32ユーザで共用する場合と千円も違わないことから、更に質の高いサービスが他の事業者で実施される可能性がある。
     
  3. 回線事業者の変更は面倒を極める!
     現在の通信環境は、プロパイダが@niftyで回線業者がイー・アクセスだが、回線業者をNTTに変更しようとすると、一旦イー・アクセスを解約した後に新たにNTTと契約しなければならない。また、@niftyでもADSL回線の廃止とBフレッツ回線の登録が必要だ。(同じ回線業者でのサービス変更は容易)
     タイミングよく行えば、通信環境不在の空間は免れそうだが、ユーザを手放したくないための囲い込みから、わざと面倒にしているのかと思えるぐらい面倒に感じる。

 以上の理由から、今回のBフレッツファミリー100は「保留」としたが、光接続サービスを決して諦めたわけでもない。NTT東西日本や電力会社による光ケーブル網も拡大し、ADSLも一段落する来年あたりには、それぞれ特長を持つ光接続サービスが乱立する可能性も出てきた。その中で自分のニーズにあった光接続サービスをじっくりと探してみたい。


[2002/12/03] Bフレッツファミリー100がやってきた!

 NTT西日本は11月26日、「Bフレッツファミリー100」(光接続サービス100Mbps)に関して、12月からの提供エリア情報を更新したが、我が町の京都府八幡市の一部が12月10日から対応エリアとなった。
 早速、筆者の使っているプロパイダ@niftyのエリア検索で調べたところ間違いなく 対応エリアで、現在申し込むと@nifty月額料金が期間限定で格安になる「フレッツ・シリーズ2002冬キャンペーン」も行われてい る。

 光接続サービスといえば、関西電力系のケイ・オプチコムのeoホームファイーバーもすでに提供エリア で、過去に契約を真剣に検討したが、いろんな意味で時期尚早との判断から、それまでのつなぎとしてADSL 12Mbpsサービスに賭けた経緯がある。ところが、先月14日に開通した12Mbpsサービスで明らかとなったが、メタル線が故の致命的なNTT収容局との距離には勝てず、大幅な接続速度の向上は絶望的となった。
 タイミングが良いか悪いのか、当面は十分に凌げそうな下り速度5〜6Mbpsも絶望的となり、光接続サービスの導入かNTT収容局の至近距離に引っ越すかと考えていた矢先で、触手が動 きつつあのも事実だ(^^;)

  下記は現在のADSLからBフレッツファミリーに乗り換えた場合の費用比較だ。2年目以降は約2倍で済むものの、初年度はNTT工事費等と複数台接続するためのブロードバンドルータが必要なので(ADSLの場合はルータ付きモデムなのでハブだけで分配可能)、キャンペーンを使っても約3倍の年間費用になる。
 なおブロードバンドルータには、家庭用としては現時点最高速で安定性にも定評があるマイクロ総合研究所のNetGenesis SuperOPT90をチョイスした。(加筆訂正 2002/12/07)

費用 @nifty+
Bフレッツファミリー(100Mbps)
@nifty+
eAccessADSL
(12Mbps)
@nifty+
eAccessADSL
(1.5Mbps)
初期費用 NTT工事費等 \27,900

(設置済)

ブロードバンドルータ \20,000

(不要)

合計

\47,900

\0

月額費用 @nifty月額料金 \2,880
(6ヶ月間 \980)
\3,280 \2,980
Bフレッツファミリー100利用料 \4,300
機器使用料 \1,100 \500
NTT回線使用料 \173 \173

合計

\8,280
(6ヶ月間 \6,380)
\3,953 \3,153
年間費用 初年度(初期費用+月額費用×12) \135,860 \47,436 \37,836
2年目以降(月額費用×12) \99,360 \47,436 \37,836


[2002/11/17] 12Mbpsサービス、諸刃の剣の着地点

 転送速度はともかくとしても、12Mbpsへ無事移行かと思ったのも束の間、リンク切れが頻繁に起こってることに気付いた。1.5Mbpsでは全く経験したことが無かったがリンク切れだが、特に大容量ファイルのダウンロード時に発生する確立が高く、ダウンロードもままならない状況だった。
 少し様子を見るつもりだったが、局側で回線監視をしながらチューニングを行ってるようで、こちらがアクセスしてない間を見計って、頻繁にモデムの再起動がかかる。

 本来、このような利用者の回線の特性に合わせてモデムをチューニングする作業は、これまで利用者が申告しない限り対策は取れなかった。なぜならば、個別回線の最適化をしてリンク切れしにくくすることは、周波数特性に合わせて利用する周波数を限定する作業になる。つまり、最大リンク速度が下がる可能性がある。したがって、諸刃の剣でもある通信速度を選ぶか、安定度合いを選択するかは、利用者に委ねられるとするのが、業界での一般的な考え方だ。(もっとも、 「利用者の申告もないのに、面倒な個別対応などやってられない」との業界事情もあるようだが)
 ところが、筆者が契約するイー・アクセスは、回線の最適化を利用者の申告を待たずに、積極的に実施すると表明する 、数少ない回線業者のひとつでもある。筆者はこのサービスには大賛成で、Windows Updateの途中でリンク切れの可能性があるような危なっかしい回線よりも、リンク速度が遅くとも安定した回線をもちろん望んでいる。

 チューニングは、通信情報ログを観察しながら、ノイズマージンを大きくするか、最大速度を制限するかによって、ノイズの影響を受けにくくする方法が一般的だ。原理の解説は、こちらで井上氏が述べている。
 どうやらイー・アクセスは、12Mbps開通後の3日間でチューニングを完璧に行ったようだ。下は、モデム設定ユーティリティで開通直後とチューニング後(と思われる)の【ADSL回線の状態】を見たものだが、下りの回線速度(リンク速度)とノイズマージンが変ってることがわかる。
 実は、このチューニングの様子をこちらも監視していたが、最初は少しずつ回線速度を制限していたようだが効果が無く、最後の手段のノイズマージンを増やした時点でピタッと安定した。(お疲れさん!)

2002/11/14(開通直後)

2002/11/17(チューニング後?)

 このようなことで、全くリンク切れしない安定性を得た反面、転送速度も落ちたので、再計測し なおした。

 (1)〜(3)は、直前の記事を参照していただくとして、(4)についてのみ説明を加える。
 Download JPNsqleval:実際のファイルダウンロードから転送速度を求める。ダウンロードしたファイルは、高速サーバーとして定評があるMicrosoftサイトに掲載のJPNsqleval.exe(SQL Server 2000 Enterprise Edition 120日限定評価版)339MB。

 約1.6倍の転送速度の増加に、初期費用\5,800(変更手数料\3,000+NTT工事費\2,800)と月額費用\900アップ(モデムレンタル料\500を含む)を考えると疑問な点もあるが、CPUやHDDの速度を60%アップするための費用を考えれば、なんと安上がりなものか(^^ゞ。(少し負け惜しみ)


[2002/11/15] 12Mbpsサービスの転送速度と考察

 期待に届かなかった転送速度ではあるが、それでも十分な速さを満喫できる転送速度について、12Mbpsへ移行前に取得しておいた1.5Mbpsの結果と比較して整理してみた。

 左は、3つのツールによる転送速度の計測結果を、下り(ダウンロード)と上り(アップロード)別に、1.5Mbpsと12Mbpsの違いをグラフ化したものだ。

 リンク速度:モデムで表示されるリンクアップ速度。
 BNR Speed Test:数ある回線速度の計測ツールの中で、唯一の上り速度を計測できるツールだ。計測サイトの混雑度などの影響を受けやすく、他より低く表示されることから敬遠され気味であるが、反面、実アクセスに近い結果を知ることができる特長を持つ。
 OSO Speed Test:計測サイトの混雑度などの影響を受けにく く、測定バラツキも小さいことから、通信パラメーターの最適化などに使用されることが多いが、計測は下り速度だけで上り速度の計測はできない。
 なお、OSの通信パラメーターなどについては、Windows2000のデフォルトにて計測を行った。

 結果の考察:

  1. 下り上りともに、1.5Mbpsから12Mbpsに移行したことによって、約2倍の転送速度になった。
  2. 上りの転送速度の改善は、もともとベースが低かったために効果も大きく、ホームページのファイルなどのFTPでのアップロードが快適になった。
  3. 下りの転送速度の改善は、大容量ファイルのダウンロードに効果を感じるが、Webサイトのブラウジングでは、他の要素もあって体感するのが難しい。
  4. 下りのリンク速度に対してOSO Speed Testの結果が約84%(2695/3200)で、イーアクセスが使うプロトコルのPPPoA(VC多重化)方式の理論限界値が約88%であることから、通信パラメーター(MTUやRWINサイズ)を最適化しても、改善の余地は約4%しか残されていない。
  5. これ以上の大幅な転送速度の改善にはリンク速度を上げるしかないが、恐らくモデム設置環境の整備ぐらいでは大きな効果も見込めないことから、収容局の近くへの引越ししかなさそうだ(^^;)


[2002/11/14] 12Mbpsサービスへぶじ移行したが・・・

 期待に胸を膨らませながら、爽やかに目覚めた12Mbpsへの移行日だが、実際にNTT回線工事で移行が完了したのは午前10時頃だった。新しい12Mbpサービス用のモデムが12Mbps/8Mbps/1.5Mbps対応だったので、これを使って1.5Mbpsでネットサーフィンをしてたところ、突然リンクが切れてモデムが再起動しはじめたが、これが記念すべき12Mbpsサービスへの移行であった。その後、午前中に数回のモデム再起動があったが、どうやら局側からの設定及び確認などのための強制再起動と思われる。

 10月19日に申し込みを行って27日(18営業日)で、1.5Mbpsから12Mbpsへの移行がぶじ完了した。少し時間が掛かったように思えるが、ニフティでの新サービス料金は開通日(移行日)の翌月なので、月末開通(移行)の標準パターンから外れた(わざと外した)ことが、原因にあるものと思われる。1.5Mbpsの時は6月30日の開通で悔しい思いをしたものだ(^^ゞ。

 さて、最大の関心事はリンク速度になるが、楽しみは後に残して、まずその前に我が家のモデム設置環境について説明しておきたい。

 MJ(モジュラージャック)が1階にあり、2階で3台のPCが稼動している状況であるが、本来ならノイズに弱いモジュラーケーブル長を短くするため、モデムを1階に設置し、LANケーブルで2階のハブに接続するのがセオリーだ。
 なぜこのような設置方法を取るかと言うと、(1)通信状況を知るモデムのランプをメインPCを使いながら見たい、(2)1階のMJの近くにモデムを置く適当なスペースがない、(3)アナログモデム時代に敷設したモジュラーケーブルがあり、LANケーブルに敷設しなおすのが面倒(^^ゞ。

 というところで、電話線を2階から引き込めば全てが解決するが、これも費用が掛かるので実施する気もない。すなわち、ノイズの影響で少々のリンク速度が落ちても、使い勝手や手間や経費の観点がモデムの設置環境を決めている。

 最大の関心事であるが、リンク速度については、下りが3200kbps、上りが832kbpsと玉砕だ!ヘ(^o^)/
 右は、モデム(Aterm DR202C)の設定ユーティリティで【ADSL回線の状態】を見たものだが、線路損失が44dBとなっているが期待を裏切る大きな誤算だった。
 線路損失(伝送損失)については、リンク速度を推定する方法としてここでも大きく取り上げたが、線路情報開示システムで調べた37dBよりも、実際には7dBも大きかったことが誤算の要因だ。

 と、贅沢なことを言っているが、実際はリンク切れなどの問題もなく、約2倍のスピードになったことに満足している。具体的なベンチ結果は続いてお知らせする。


[2002/11/13] 12Mbpsサービス用のモデムが到着!

 会社から帰宅したところモデムが届いていたが、今朝の10時頃のヤマト便にて到着し たらしい。発送は製造元からの直送で、静岡県掛川市のNECアクセステクニカ(株)となっていた。

 早速開梱してみたところ、モデムは12Mbps/8Mbps/1.5Mbps対応のNEC DIRECTSTAR Aterm DR202C(ファームウェアは最新のVer7.2f)で、その他に縦置きスタンド、ADSL回線ケーブル(モジュラーケーブル)、ETHERNETケーブル、ACアダプタ、つなぎかたガイド(簡易マニュアル1)、お使いになる前に(簡易マニュアル2)、スプリッタ、CD-ROM(詳細なマニュアル集)などの標準付属品が同梱されていた。
 CD-ROMの詳細ガイド(サイトよりダウンロードも可能)によると、線路損失やノイズマージンなどが表示できるらしく、楽しめそうなモデムのようだ。開通後、追い追い紹介してゆきたい。

 モデムが12Mbps/8Mbps/1.5Mbps対応なので非常に便利だ。早速モデムのセッティングを行ったが、現在は1.5Mbpsで繋がっている。
 うまくゆけば明日の朝には切り替わってるはずだが、12Mbpsの夢を見ながら眠りにつくことにする。


[2002/11/08] 12Mbpsサービスへの移行予定日は11月14日に決定!

 イー・アクセス11月7日23:04の発信にて《速度変更手続開始のお知らせ》 のメールが届く。(以下抜粋)

|お客様にお申込みいただいた内容でNTTへの変更手続きを開始
|いたしましたのでご連絡申し上げます。
|下記変更工事予定日に対応モデム取付けをお願いいたします。
|**************************************************
| 速度変更工事予定日 :平成14年11月14日
|**************************************************

 翌8日(今日)11:19の発信にてニフティより「ADSL移行予定日のご連絡」のメールが届く。(以下抜粋)

| この度お申し込みいただきましたADSL接続サービスの回線速度変更
|(1.5M・8/10M→12M、1.5M・12M→8/10M、8/10M・12M→1.5M))ですが、
|回線事業者より「サービス可能」との通知が届きましたことをご連絡い たします。
| お客様の移行予定日は以下のとおりなります。ご確認をお願いしたし ます。
|   開通予定日: 2002/11/14

 また、ニフティのサイト上の12Mbpsへの移行進捗を知らせる「お申込み状況の確認(開通予定検索)」の「変更情報」は、「12M移行開通待ち中」に変わった。


[2002/11/02] ブロードバンド時代へのシフトと課題

 総務省発表のインターネット接続サービスの利用者数等の推移【平成14年9月末現在】(速報)によると、2002年9月末のブロードバンドサービス(xDSL、FTTH、CATV)の加入者数は約614万人で、9月1ヶ月間の増加数は約36万人となっている。また、電話回線等を利用したダイヤルアップ型接続のナローバンドサービスは、2000年1月からの統計史上で初めての減少に転じている。

サービス種別 加入者数
累計 9月 増減率
xDSL 422.3万人 +30.7万人 +7.9%
FTTH 11.5万人 +1.5万人 +15.3%
CATV 180.0万人 +4.2万人 +2.4%

小計

613.8万人 +36.4万人 +6.3%
ダイアルアップ 2151.6万人 -5.8万人 -0.3%

 ブロードバンドサービスの中でCATVが伸び悩んでいるが、ADSLの12Mサービスがスタートし、速度差が縮まってきたことが原因と思われる。また、ダイヤルアップが減少に転じた現象は、常時接続のブロードバンド時代へ と本格的にシフトしていることを顕著に表している。

 さて、ブローバンドサービスの先頭を走るADSLだが、9月末段階でのADSL回線事業者の加入者数調査によるシェアが発表された(マルチメディア総合研究所調べ)。右のグラフは、今回の発表資料と直近のデーターからシェア推移を示す。
 日本テレコムは5月28日、個人向けADSL事業をイー・アクセスに営業譲渡して撤退したが、イー・アクセスは日本テレコムのユーザーの全てを取り込めず、一部は他の回線事業者の流れたようだ。その中でもBBテクノロジーは、2%のシェアを上げて健闘している。

 BBテクノロジーと言えば、スペクトル騒動を思い起こすが、紛争は続いていて、いつ火を噴き帰すか予断を許さない状況にある。
 NTT東西は10月17日、総務省に対して、DSL回線の収容条件などを見直す接続約款変更の認可申請をおこなったが、DSL技術の多様化の進展と、その一方で情報通信技術委員会(TTC)でのスペクトル管理標準の改定作業が滞っている状況に対応するものだ。

 詳細は長くなるので、井上博之氏の記事「ADSL料金が月額900円の値上げになるかも!?」の概要の紹介だけに留める。
 現時点でBBテクノロジーのAnnexA.exは、TTCのスペクトル管理標準に分類されてないが、もし第2グループとの分類裁定が下れば、先のNTT東西の接続約款変更によると、回線接続料が月額899円値上げと数々の制約が発生し、ADSL回線事業として壊滅的な状況に陥る可能性を述べている。

 現在のBBテクノロジーを除くADSLは全て第1グループに分類されているが、現状の電話やADSLに影響を与える恐れのあるDSL(ADSLもDSLの一種)については第2グループという扱いにするというのが根拠で、電話回線を共有する意味で好ましい施策である。ただ問題は、「影響を与える恐れ」について、判定基準が明確でないところが課題だ。

 米GlobespanVirataは、16Mbps以上のADSLサービスを可能にする新チップセット「Titanium G24」の出荷を開始したようで、2003年1月にはITU-Tの標準化作業が終わる見込みだ(Globespan曰く)。
 DSL技術の多様化の進展の芽をむやみにつぶさず、かつ電話回線を共有するためのルールづくりに、スピーディーな対応をTTC(情報通信技術委員会)にお願いしたい。


[2002/10/22] 12MbpsサービスはNTTへの移行申請に?

 12Mbpsサービスへの移行の進捗を知らせる「変更情報」が、「速度変更適合待ち中」から更に具体的な「12M速度変更適合待ち中」に変わった。「12M」が追加されただけ(^^ゞ。
 ほんとうの文意のほどは分からないが、単なる速度変更だけでなく、具体的に12Mbpsサービスの適合確認に入ったものと、良い方向で解釈する(^^;)。とうぜん、具体的な適合確認はNTTでしか出来ないので、回線事業者(イー・アクセス)からNTTに移行申請が出されたと思われる。


[2002/10/20] 12Mbpsサービスは速度変更適合待ち中!

 昨日は1.5Mbpsサービスから12Mbpsサービスへの速度変更移行申し込みを行ったが、今日になってニフティより「題名:ADSL移行申込受付のご連絡」の確認メールが届いた。
 下記は移行までのスケジュールについてのメールからの抜粋だ。


〇正式申込から移行までの流れについて

 申込から開通までの手続きのフロー概要は以下のようになります。
 申込から開通までは、3〜5週間程度かかります。

1.お客様からアット・ニフティへの移行申込
2.アット・ニフティから回線事業者への移行申込
3.回線事業者からNTTへの移行申請
4.回線事業者からアット・ニフティへの移行予定日通知
5.アット・ニフティもしくは回線事業者からお客様への移行予定日の連絡
6.回線事業者からお客様へADSLモデム送付
7.NTTのADSL回線工事
8.モデム設置工事(工事業者手配の場合)
9.移行完了
 

 現時点での移行までの進捗度合いは、ニフティのサイト上の「お申込み状況の確認(開通予定検索)」で調べることができる。すでにADSL接続サービスを利用している既存ユーザーについては、現在のADSL接続サービスのプロフィールとともに、最下段の「変更情報」の項目に進捗状況が 逐次表示される。
 速度変更を申し込んだ昨日時点では「速度変更申し込み中」であったが、今日時点では「速度変更適合待ち中」※に変わっていて、順調に移行作業が進んでいるようだ。
 ※「速度変更適合待ち中」とは、変更申し込みをニフティが受理し、ニフティから回線業者(イー・アクセス)に移行申し込みを行い、回線業者で12Mbpサービスエリア内である かを確認中という意味と思われる。

 1.5Mbpsサービス時には、予約申し込みから18日間(13営業日)で開通したが、今度はどのくらいで開通するのであろうか? 状況を逐次、お知らせしてゆくつもりだ。


[2002/10/19] 12Mbpsサービスの変更申し込み完了!

 プロパイダや回線業者では、12Mbpsサービスの新規ユーザー向け申し込み受付が一段落し、ようやく既存ユーザー向け速度変更の申し込み受付が開始された。筆者は現在、アット・ニフティのイー・アクセス回線1.5Mbpsサービスを利用しているが、こちらでも10月17日に速度変更の受付開始がアナウンスされた。

 8Mbpsサービスにおいては、衝動に駆られ真っ先に予約受付に申し込んだ口だが、いざ正式申し込み直前でキャンセルに至った前科を持つ(^^;)。この時の判断基準になった背景は現在も大きく変わっていないが、8Mbpsサービス時のような本命サービスへのつなぎ感がなくADSLの完成形に近くいこともあり、数年後になると思われる光ケーブルまでは使うつもりで、12Mbpsサービスへの速度変更を申し込んだ。
 なお、1.5Mbpsサービスから12Mbpsサービスへの変更は、初期費用\6,050と月額\900のアップ(モデムレンタル料含む)になる。(新規ユーザーの場合、既存ユーザーの変更手数料に替わる通常\3,300のアット・ニフティ初期費用が無料になるキャンペーンが あるが、既存ユーザーには特典がなく割高だ。)

1.5Mbpsから12Mbpsのサービス変更に伴う経費増(アット・ニフティのイー・アクセス回線の例)
サービス 初期費用 月額料金
変更手数料 NTT工事費 基本料金 NTT回線使用料 モデムレンタル料
1.5→12Mbps変更 \3,000 \3,050 \3,380 \173 \500
現在の1.5Mbps (支払済み) \2,980 \173 (初期費用に含む)

 筆者が使用のADSLサービスでの速度変更は、プロパイダ(アット・ニフティ)に申し込むことになるが、申し込み窓口で少し戸惑ったので少し触れておく。
 アット・ニフティ ・サイト「ADSL接続」からず〜と辿って、「ADSL接続サービスの申込変更、解約」のページが変更窓口だが、まず出てくるのが右の「※注意:申込メールに記載されている受付番号を明記してください(半角英数) 例) nifty001110001」という意味不明なダイアログだ。これから申し込むのに、申込メールがあろうはずがない(^^;)

 よくよく考えてみたところ、nifty…ではじまる文字列に記憶はあるがメモはない。必至でアット・ニフティからのメールログを調べ、現在の1.5Mbpsサービス時の受付番号だと推定して入力したところ、ぶじに12Mbpsサービスへの回線速度変更の申し込みが完了した。
 アット・ニフティにしてみれば、「現在の1.5Mbpsからのサービス変更だから、1.5Mbps時の受付番号を使ってね。」と言いたいのだろうが、昨年6月に発行された受付番号を使わなければいけないとは、不便極まりない申し込みシステムだ。余談になるが、メールソフトの検索機能が、これほどにありがたいものと初めて実感した(^^ゞ

 ということで、12Mbpsサービスの申し込みを、ぶじに完了することができた。


[2002/09/14] 日本のADSL料金は世界最安水準だが・・・

 総務省は11日、「平成13年度 電気通信サービスに係る内外価格差調査の概要」を発表した。
 この調査は、平成7年4月の緊急経済対策において、内外価格差問題が政府一体として取り組めべき課題と位置づけられたことに踏まえて、平成6年度から毎年度行われているもの。
 調査対象は、東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ジュネーブの6都市におけるインターネット接続、固定電話、携帯電話、専用線などの電気通信サービス料金について、平成14年9月2日時点のTTSレート(対顧客売相場)により比較を行っている。

 これらの調査結果によると、ADSLによるインターネット接続について(定額料金制の比較)、東京が世界最安水準にあるという結果になっている。
 ○事業者間の競争の促進に伴って料金の低廉化が進展し、世界的にみて最も低廉な水準にある。
 ○通信速度においても、他の都市が512kbpsや768kbps程度であるのに対し、東京は1.5Mbpsや8Mbpsと、より早いものとなっているため、速度をベースとした比較においても東京は更に割安である。

東京1:NTT東日本のフレッツADSL(通信料金:2,900円1.5Mbps)+OCN ADSLアクセスフレッツプラ ン(ISP接続料金:1,950円)
東京2:NTT東日本のフレッツADSL(通信料金:3,100円8Mbps)+ OCN ADSLアクセスフレッツプラン(ISP接続料金:1,950円)
東京3:ヤフーのADSLサービス(通信料金+ISP接続料金:2,453円)
ニューヨーク1:Verizon CommunicationsのVerizon Online DSL 住宅用(768kbps) 通信料金+ISP接続 料金(49.95ドル)
ニューヨーク2:Verizon CommunicationsのVerizon Online DSL 住宅用(1.5Mbps) 通信料金+ISP接続料金(59.95ドル)
ロンドン:BTのBTBroadband 通信料金+ISP接続料金(23.83ポンド)(2002.4〜)
パリ:FTのLa ligne ADSL (通信料金:25.08ユーロ)+FTWanadoo (ISP接続料金:17.21ユーロ)
デュッセルドルフ:DTのT-NET with DSL(通信料金:17.59ユーロ)+T-online DSL Flat (ISP接続料金: 21.55ユーロ)
ジュネーブ:スイスコムのBroadway Basic 通信料金+ISP接続料金(87.44スイスフラン)
ソウル:コリアテレコムのMegapass Lite 通信料金+ISP接続料金(30,000ウォン、1ウォン=0.1027円)
※諸外国ではモデム売切が主流のため、東京のサービス料金にはモデムレンタル料を含めずに比較。

 わが国のサービス料金は、世界水準からみると低廉なのはいがめないが、調査対象外の国内他事業者がヤフー(東京3)に近い水準にあるのを考えると、NTT東・西日本(東京1/2)は異常に高いと言えるだろう。


[2002/09/09] ADSL戦争の総括と事業者への願い

 イー・アクセスの最高技術責任者(CTO)であると同時に、標準化団体の情報通信技術委員会(TTC)でDSL技術のスペクトル管理関連のリーダーを務める小畑氏が、「Yahoo!BBが採用するAnnexA.exはスペクトル管理基準から外れてる!」と総務省への苦情提出からはじまったルール違反問題。すかさず、Yahoo!BBを擁するソフトバンクグループ代表の孫氏 は、「国際規格に準拠して何ら問題なく営業妨害だ!」と切り返して、ADSL戦争が勃発した。その後、孫氏は小畑氏を相手取り営業妨害と謝罪を要求して提訴し、現時点も和解の目処もないまま紛糾は続いている。

 詳細の経過については過去の記事、「三つ巴のADSL 12Mbps規格乱立に憂い!」、「秋に熱くなるADSLにその次が隠れてる!」、「ユーザのための電話線に優しい規格」、「紛糾する12Mサービスの正しい使い方」などで紹介してきたが、最近の動きを中心に経緯をまとめてみよう。

2002/07/12 イー・アクセスCTO小畑氏が総務省に書面で苦情提出

(1)Yahoo!BBが12Mbpsサービスで採用するAnnexA.exは、他のADSL回線に影響を及ぼす可能性が大いにある。
(2)AnnexA.exは、ADSL事業者が一緒にスペクトル管理のルールを作成する情報通信技術委員会(TTC)に提案しなかった。
(3)今後TTCでは、AnnexA.exが他の回線に及ぼす影響を基に技術論議を行う。

2002/07/17 ソフトバンクグループ代表の孫氏は「大変な営業妨害!」と反論

(1)AnnexA.ex は国際規格のITU-Tに準拠していて何ら問題はない。
(2)事前届出させる権限がTTCにあるとは認識していない。
(3)干渉の問題は、すでに3月に愛知県大口町でフィールドテストをしたが問題はなかった。
(4)AnnexA.exは、すでに1年半前にYahoo! BB(8M)のサービスを立ち上げるときにNTTに提出した スペクトルマップに含まれており、問題があれば1年半前に問題になっていたはず。

2002/07/31 情報通信技術委員会(TTC)が開催されて干渉問題を協議

(1)AnnexA.exが他の回線に及ぼす干渉のシミュレーション値をもとに、「他回線に大きな悪影響があるので、 既存サービスとの同一カッドを避けた上で、NTT局から2km以内に限定して使う必要がある。」(参加者)との内容で協議。
(2)BBテクノロジーが会合に欠席したため、議論が進められないと結論は先送りされる。

2002/08/19 TTC標準には致命的な欠陥がある−BBTが動議を提出

(1)Yahoo!BBが採用しているAnnexA.exを標準システムになる第1システムから外している。 ITU-Tが定めた国際標準に従っているAnnexA.exを第1システムとする分類表を提案する。
(2)スペクトル管理について定めたTTC標準「JJ-100.01」は、国際標準からかけ離れているので廃止改定すべきだ。
(3)TTCに中立な立場で議論できる学識経験者の選任を求める。
(4)また、イー・アクセスに対し「営業妨害を受けた」として訴訟準備を進めていることも明らかにした。

2002/08/22 一部報道に関するイーアクセスの見解について(eAccess netのinformation)

(1)1回目の営業妨害と主張する、イー・アクセスが2001年11月に「各種規格機器比較の実験で、ISDN干渉が強い場合は、AnnexA規格の機器が影響が大きい」と発表した件について・・・
実験結果の中では、BBテクノロジーをはじめ他のADSL事業者や他社のサービスの名称はまったく出しておらず、客観的な実験結果の公表が営業妨害にあたるという主張には、賛成できない。
(2)2回目の営業妨害と主張する、2002年7月12日に行われた技術勉強会で、「他のADSLサービスとの干渉などの問題に十分な検証がないまま試験サービスを開始したのは問題がある。」「AnnexA.exは、ISDNと同程度の干渉が発生する可能性があり、他のADSL事業者の回線に影響がでる恐れがある。」との趣旨の発言を行った件について・・・
TTC標準に従って計算した結果を客観的に述べたものであって、営業妨害にはあたらない。また、干渉の問題について、事前に検証しないままで運用実験を行ったことは、不適当であったと考えている。
(3)以上のことから、営業妨害との主張には正当な根拠がないと認識している。

2002/08/27 BBテクノロジーがイー・アクセスCTOを提訴、ADSL干渉問題で3億円の賠償と謝罪を請求

(1)営業上の損失と逸失利益の一部として3億円を支払うこと
(2)BBテクノロジーのADSL事業に対する営業妨害行為をしないこと
(3)これまでの行為を間違っていたと認め、明確に謝罪すること
(4)イー・アクセスに対する訴訟は証拠不十分と判断して見送ったが、小畑氏との裁判の進行次第では提訴も検討する。

2002/08/30 「我々の主張が理解された」と孫社長、他のADSL関係者とは依然深い溝

(1)ソフトバンクグループが開いた記者会見で孫氏は、8月19日に提出した動議にもとづいた8月29日のTTC会合では、
 1).改訂版スペクトル管理標準のドラフト(草案)を取り下げ,全技術について見直すことになった
 2).中立公正な標準化の場の設立に向けて検討するという方向性が出た
と語り、「我々の主張が理解されたと認識している」と強調した。
(2)しかし、TTC会合に参加していた他のメンバーの認識は、「新しい標準化の場について説明を聞いただけで,議論はしていない。新しい場が必要なのかを検討する方針だが、必ずしも必要と決まったわけではない」と言う。
(3)両者の認識には大きなズレがあり、解決までにはまだ時間がかかりそうだ。

 まだまだ紛争は続きそうだが、そろそろこの話題からひとまず休止することにした。なぜならば、筆者のように報道情報に頼る俄か記者には、真実を判断する自信がなくなるほどの輻輳した事件であるからだ。
 最後に筆者のこの事件についての感想を述べるが、これほど紛糾した根底には、共存共栄をよしとするネゴシティブな日本式ビジネスと、法から逸脱しない限り自由な活動をよしとする欧米流ビジネスの、文化の違いが露出した事件と受け止めている。
 ユーザに利益をもたらさない不毛な紛糾が一日も早く収束し、来るべきブロードバンド時代が到来することを切に願う。
 

[2002/09/02] H-IIAロケット3号機の打上げライブ中継

 宇宙開発事業団(NASDA)は、9月10日(火)に種子島宇宙センターにおいて予定されているH-IIAロケット3号機打上げの模様を、現地からの解説を交えてライブ中継する。

※左の画像は、今年の2月4日(月)に打上げられた
H-IIAロケット試験機2号機。(宇宙開発事業団提供)

 配信は、打ち上げ45分前の16時35分から開始される予定で、試験機2号機打ち上げ中継同様、ブロードバンド向け(最大1Mbps)、ナローバンド向け(最大45kbps)の2帯域が用意される予定だ。
 16時35分の「総合指令棟(RCC)からの射場状況の説明」より開始され、各種紹介が行われたあと、発射10分前の17時10分頃より「H-IIAロケット3号機 打上げ実況中継」へと進む。その後は担当者インタービューや記者会見の模様が配信される予定となっている。

  □中継日時:2002年9月10日(火) 16時35分〜18時00分
   (ロケット打上げは、同日17時:20分を予定)

 試験機2号機の時は、当初予定されていた2月3日(日)が悪天候のため、2月4日(月)に順延されて会議中で涙を呑んだが、今回こそはぜひとも見てみたい。ただし、会社のパソコンはオーディオなし(^^ゞ
 


[2002/08/31] BB TEC! スピードチェックは控え目??

 秋から始まる12Mbpsサービスも、来週あたりから各ISPや回線業者の受付がはじまり、このところ低調気味であったADSL業界も騒がしくなると思われる。そもそも、ADSLほどユーザーにとって期待と不安に胸を躍らせるアイテムは他になかろう。なぜならば、ベストエフォートの名の下で、開通してはじめて分かる未知なるリンクアップ速度に賭けと願いが存在し、一喜一憂する「光と影」の世界に他ならない。

 そこで、過大な期待から大ショックを受けないためにも、リンクアップ速度を事前に推測しておくことが非常に重要だ(^^;)。推測するための代表的なツールとして、直前の記事では三つを紹介したが、今回はここで初めて登場するBB TEC! スピードチェックを紹介しよう。

 上は筆者宅の住所を入力し(町域名はセキュリティのためモザイクで隠した)、接続速度(リンクアップ速度)の推定値を表示させたものだ。お世辞にも正確とは言いがたく、信じたくもない「下り接続速度の推定値」だが、どうやら控え目に表示する癖があるようで、これで覚悟しておけば精神的にもよい(笑)。
 ちなみに、BB TEC!にはBB TEC! Speed Checkerという通信速度測定ツールがあるが、現在の通信環境(イーアクセス+アット・ニフティの1.5Mbpsサービス)で計測した結果を申し添えておく。



[2002/08/11] ADSL 12Mbpsサービスに参戦布告(^_^)v

 12Mbpsサービスは、アッカ・ネットワークスが8月6日から申込み受付を開始したことで、一気に対応を表明するISPが増え、月額料金や申込み受付開始日などの詳細を明らかにしたISPは8社、対応予定を表明したISPは6社の合計で14社となった。(詳細は、ZDNetの記事「12Mbps ADSL、続々と受付開始」を参照)
  対応ISP:ASAHI NETSo-netReSET.JPBIGLOBESANNET東京電話JENS SpinNetDTI
  対応予定ISP:@nifty、OCN、DION、Panasonic hi-ho、DreamNet、KOJIMA
 ただし、上記は新規ユーザーを対象としたもので、既存ユーザーが12Mbpsサービスに移行する場合の変更手数料や申込み受付開始時期などは不明確で、各ISPのWebサイトから順次公開される予定。

 さて、申込みを予定してるなら準備しておきたいのが、12Mbpsサービスでの推定リンクアップ速度の調査だ。ここでも以前から、イー・アクセスの道なり距離測定ツールNTTの線路情報開示システムアッカの伝送損失によるおすすめサービス判定の三つのツールを紹介してきたが、現時点で12Mbpsサービスに対応してるのは、イー・アクセスの道なり測定距離測定ツールだけなのでこちらを利用をお薦めする。(イー・アクセスを実際の回線業者に使わなくとも、イー・アクセスの提供エリア内であれば利用可能)

 12Mbpsサービスでの推定リンクアップ速度の調査方法

  1. イー・アクセスの「ADSLプラス申込み受付のページ」にアクセスし、「Let's距離測定」のボタンをクリック。
  2. 距離測定画面で電話番号を入力し、「Let's距離測定」のボタンをクリック。
  3. 「データに誤りがあります」のエラー画面が出れば、
  4. 「地図から検索のページ」が出るまで、ブラウザの「戻る」のボタンをクリック。
  5. 「地図から検索」で都道府県→市→町と絞り込むと、自宅付近の地図が表示。
  6. 地図上で自宅あたりをクリックするとフラッグが立って「道なり距離」が表示(こんな画面)。
  7. 左フレームの「距離測定とサービスについて」のボタンをクリック。
  8. 道なり距離によるコース判断基準が表示されるが、距離に関わらずADSLプラス(12M)サービスを推奨。(^^;)
  9. 「ADSLプラスと既存サービスの比較(イメージ図)」で、道なり距離から推定リンクアップ速度を求める。
    上記のイメージ図を拝借して、自宅とNTT局との「道なり距離」の2.6kmを書き込んでみたが、リンクアップ速度は8Mサービス評価値の5.3Mbpsに、1.1Mbpsを加えたADSLプラスサービス理論値の6.4Mbpsが期待できることを示している。(実行速度は、リンクアップ速度の約85%の5.4Mbpsが期待値)

 現在筆者は、イー・アクセス回線の@niftyの1.5Mbpsサービスを利用しているが、現在の約5倍の6.4Mbnpsが期待できることもあり、申込み受付が開始されれば、いの一番でサービス変更の申込みを行うつもりだ。


[2002/08/04] 紛糾する12Mサービスの正しい使い方

 そろそろ慌しくなってきた12Mサービスだが、雑誌などに解説記事が見られるようになってきた。日経バイト8月号の中道氏による「止まらないADSLの技術革新、高速化と長距離化の両面で競う」の記事は、ユーザとして知っていたほうが良い必要最小限の知識がまとめられているので必見だ!Web版はこちら

 日経NETWORKの藤川氏の記事「過熱するADSLの高速化競争、もっと冷静になって見てみよう」は共感するところもあり先週も詳しく紹介したが、この記事を受けた形で日経コミュニケーションの松原氏は「高速版ADSLはユーザにとって本当にメリットがあるか?」という記事を書いている。
 短い記事なので詳細は読んでもらうとして、1)規格乱立による低下する互換性によってモデムが高価格化するデメリット、2)高速化では「早い人」と「遅い人」の差はさらに広がる、3)長距離化の技術は多くのユーザにメリットなどが書かれており、「ユーザも最大速度に乗せられるのではなく、メリットとデメリットを冷静に判断する必要があるだろ。」と締めくくられている。

 さて、スペクトル管理標準の適否が問われているYahoo!BBが使う「AnnexAex」のその後だが、国内の標準化団体であるTTC(情報通信技術委員会)は7月31日、電話線を使う通信技術の干渉について協議する会合が開催された。
 会合ではNECと住友電気工業が、AnnexA.exが他の回線に及ぼす干渉のシミュレーション値を提出した。内容は、「他回線に大きな悪影響がある。導入するなら、既存サービスとの同一カッドを避けた上で、NTT局から2km以内に限定して使う必要がある。」(参加者)というもの。
 しかし、当のBBテクノロジーが会合に欠席したため、議論が進められないと結論は先送りされた(^^;)

 業界のコンセンサスを得れないYahoo!BBは、当初7月末までの予定としていた12Mbps試験サービスの延長を発表した。事実上、8月1日の商用サービス提供開始の延期となる。これにより、既存ユーザのサービス変更も、具体的な時期が不明確なまま延期となる。

 これらの紛糾の中にあって、既存ユーザもないがしろにする業界の異端児?にもなりかねないYahoo!BBであるが、業界の発展のため、人格者でもある孫社長の英断に期待したいものだ。


[2002/08/01] アット・ニフティの12Mサービスは10月初旬から

 本日8月1日、アット・ニフティは、イー・アクセス、アッカ・ネットワークス、T-com、TNCの4回戦事業者のADSLサービスでは、10月初旬より12Mサービスの提供を開始する予定と発表した。申込受付開始時期は、新規ユーザについては9月2日より、既存ユーザで同じ回線業者におけるサービス変更については10月中旬から。なお、現時点では、料金、提供エリア、受付方法などは未定。


[2002/07/28] ユーザのための電話線に優しい規格

 気温の上昇とともに、ますます熱くなる12Mbpsサービスだが、INTERNET Watchに現況をピッタリ言い表した『第二次ADSL戦争勃発!?』なる記事が現れた。この記事には、ここで時あるごとに触れてきた「現状のADSL事情」、「アッカ、Yahoo!BB、イー・アクセスのサービスの特長」「Yahoo!BBのルール違反の経緯」などが詳しく書かれているので、現況を整理するには最適だ。

 さて、イー・アクセスの小畑CTOが「Yahoo!BBのAnnexAexはスペクトル管理標準から外れてる!」と、総務省に苦情提出からはじまったルール違反問題。すかさずソフトバンクグループ代表の孫社長は、「国際規格に準拠して何ら問題なく営業妨害だ!」と切り返し、ADSL事業者が丁々発止とやりあっている。

 筆者は、7月14日の「三つ巴のADSL 12Mbps規格乱立に憂い!」の記事中で、「ユーザのための電話線に優しい規格」と締めくくったが、日経NETWORK副編集長の藤川氏は、IT Proの「過熱するADSLの高速化競争、もっと冷静になって見てみよう」の記事中で、AnnexAexに対して「ルールは守るべき」と、下記のように憂いを熱く語っている(^^;)。

  1. スペクトル管理標準は、電話線を使うさまざまな通信サービスが、相互に影響を及ぼさないようにするための規格で、電話線を利用する際の「道路交通法」のような重要なルール。
  2. スペクトル管理標準の第1版では、第1グループと第2グループに分類されていて、同じカッド(2回線が束ねられた電話線の最小単位)内に入れてもいい組み合わせと、入れてはいけない組み合わせを規定している。加入電話、ISDN、1.5Mと8MのADSL(AnnexCとAnnexA)は第1グループに規定され、同じカッド内に収容可能だが、SSDSL、SHDSL、SDSLといったDSL技術は第2グループに規定され、加入電話を除く第1グループの通信サービスと同じカッド内に収容できないことになっている。
  3. 現在、スペクトル管理標準の改定作業を進めているが、8月に始めようとしているAnnexAexはリストに含まれてなく、イー・アクセスが問題視したのは正にこの点にある。スペクトル管理標準の第2版は8月末に草案が固まり、11月に総会で決定する。
  4. スペクトル管理標準には、「標準システム(第1グループおよび第2グループ)のリストに入っていない伝送方式は、標準システムに対して影響を与えないかどうか(中略)技術的な確認を行った上で、導入が検討されるべきである」と決めているが、AnnexAexは実際にフィールドで採用する前に、他のADSL規格やISDNなどに影響を与えないかの検証が行われていない。
  5. そして最後に以下のように締めくくっている。
    ここで、読者のみなさんには少し冷静になって考えていただきたい。下り方向の最高速度が8Mbpsから12Mbpsになったといって、インターネットの利用環境が劇的に変化するだろうか? 速度が速いに越したことはないが、速度保証のない月額数千円の常時接続サービスに、過度の期待をすべきでないように思える。
    速度競争自体を否定するつもりはない。だが、スペクトル管理標準という現状のルールを否定し、既存のADSLユーザーに迷惑をかける可能性を抱えてまで押し進めることなのだろうか。

 正に筆者が言いたいことを、理論的かつ技術的にうまくまとめられているものと感心した。また、終段の「速度競争を否定はしないが、ルールを守るべきだ」の意見についてはまったく同感だ。


[2002/07/20] 秋に熱くなるADSLにその次が隠れてる!

 正式サービスに先駆けたYahoo!BBの12Mbps試験サービスは好調で、第二次募集枠の10,000人も定員に達して、現在は50,000人の第三次募集を開始している。試験サービスの各募集状況は以下の通りで、この調子で推移すれば、9月中旬には第三次募集も終了 して、合計6万3千人の新規ユーザを獲得する勢いだ。
 秋に控えた12Mbpsサービスで、新規ユーザ獲得が難しい中にあり、うまく試験サービスを使ったものだ。

  1. 第一次募集  3,000人 7月1日〜7月3日の3日間で終了
  2. 第二次募集 10,000人 7月11日〜7月19日の9日間で終了
  3. 第三次募集 50,000人 7月19日開始

 なお、ソフトバンクグループ代表の孫社長は17日に記者会見を開催し、既存ユーザの変更は8月1日より申し込みを受け付け、変更費用は\4,800、月額費用は現在の8Mbpsサービスに対し、\400高い\3,143(ISPサービスとモデムレンタル料込み)になることを正式に表明した。
 また、同記者会見にて、Yahoo!BB 12Mbpsサービスは、従来より提供してきた「Annex A」に加え、「Annex Aex」 「Annex C」の3種類を規格をサポートし、ユーザの通信環境に最適なADSL規格を自動的に割り当てる開発コード『カメレオン』に、自信のほどを見せた。
 会見終了後も、イーアクセスの小畑CTOが7月12日に指摘した内容について、「たいへんな営業妨害で、規格に反していると言われたことは、はなはだ遺憾だ」と怒りをあらわにし、「技術に対する競争は技術で競争するのが健全なありかただ」と、下記のように意見を述べた。

  1. 「Annex Aex」 は国際規格のITU-Tに準拠していて何ら問題はない。
  2. 事前届出の権限がTTC(情報通信技術委員会)にあるとは認識していない。
  3. 干渉の問題については、すでに3月に愛知県大口町でフィールドテストをしたが問題はなかった。
  4. 「AnnexA.ex」は、すでに1年半前にYahoo! BB(8M)のサービスを立ち上げるときにNTTに提出したスペクトルマップに含まれており、問題があれば1年半前に問題になっていたはず。

 さて、12Mbpsサービスに影が薄れ気味のアッカ・ネットワークスの10Mbpsサービスだが、7月19日に対応スケジュールが発表された。まず7月24日に東京23区内のNTT局12局からスタートし、その後8月15日までにアッカがサービスを提供する全534局が対応する予定で、8Mbpsサービスの約9割を占めるアッカ貸し出しの富士通製モデムの場合、無償で提供するファームウェアのバージョンアップすることで可能になる。

 ところで、12Mbps試験サービスで先行するYahoo!BB、10Mbpsながら商用サービスで先行するアッカ・ネットワークス、遅れながらも10月から12Mbpsを開始する予定のイー・アクセスの中にあって、FTTHのBフレッツ・ファミリー100と二兎を追うNTT東西のADSLの動きが気になるが、とんでもない情報が飛び込んできた。

 7月17日の日刊工業新聞なのでリンクはないが、記事見出しは「NTT東西 ADSLに最大16メガビット投入 高速競争、ヤフーに対抗 電話局からのエリア 最大10Kmに拡大」だ。他紙やWebサイトの記事は見掛けないことから、NTT東西の発表でなく、日刊工業新聞社の推測記事(またはスッパ抜き記事)のなので、情報としてとらまえて欲しい 。内容の一部を以下に引用するが、ADSLはまだまだ進化する余裕がありそうだ。

 NTT東西はADSLを高速化し、電話局からの遠距離化や通信干渉にともなう接続速度の低下も小さくできる技術を確立した。・・・最速タイプは最大で2倍速くなる。ただ、12メガビットから段階的に投入するかは流動的。最初から一気に16メガビットを導入する可能性もある。・・・ADSLは8メガビットが上限とみられたが、通信技術の進歩で理論的には20メガビットまで可能となった。・・・NTT東西に追随する通信会社も増えそうだ。

 ADSLサービスは、普及の緒につき1年余りを経過したが、価格競争のステージは一段落し、高速化と遠距離化の性能競争へ突入しようとしている。


[2002/07/14] 三つ巴のADSL 12Mbps規格乱立に憂い!

 ADSL究極版になる12Mbps商用サービス開始まで約3ヶ月となり(来月から先行受付が開始される予定)、期待している向きも多いと思われるので、先週に引き続いてこの辺りのニュースをピックアップしてみよう。

 まずは、先週もお伝えした、わずか3日間で定員の3,000名に達して第一次モニタ募集を終了したYahoo!BBの試験サービスであるが、7月11日より新たに定員10,000名の第二次モニタ募集が開始された。
 筆者の在住地域になる京都八幡局も試験サービスの提供地域になるので、冷やかし半分で申し込みの途中まで行って調べてみたところ、現時点ではまだ締め切りに至ってないが、早々に募集終了になる可能性も高い。これほどの人気の背景には、本年3月中旬より愛知県大口町で開始された実証試験の結果、実験対象の全200ユーザの平均値で約1Mbpsのスピードアップした実績がある。また、商用サービス開始後の提供価格がすでに公表されており、月額費用は現在の8Mbpsサービスに対し、\400高いだけの\3,143(ISPサービスとモデルレンタル 料込み)と低額に設定されてる点も大きい。

 ところで、イー・アクセスの小畑CTOは7月12日、Yahoo!BB 12Mbpsサービスについて、総務省に書面で苦情を提出したことを明らかにした。
 問題にしているのは、Yahoo!BBが採用する「AnnexAex」と呼ぶ新方式で、上り専用の周波数帯域を下り通信にも使って、高速化やNTT局から遠いユーザの収容を実現する。ところが、上りの周波数帯域で下り信号を送ると、他のADSL回線の上り信号に影響を及ぼす恐れがあり、アッカ・ネットワークスが採用する「AnnexC.x」も同様に下りと上りの信号を重畳するが、影響は「AnnexAex」は「AnnexC.x」の3倍近くになるとも語った。
 また、最も問題があるのは、複数の技術が干渉して速度が低下するのを回避するため、ADSL事業者が一緒にスペクトル管理のルールを作成する情報通信技術委員会(TTC)に提案しなかったことと強調した。今後TTCでは、「AnnexAex」が他の回線に及ぼす影響を基に、技術論議が進められるようだ。
 なお、イー・アクセスは同12日、今秋から提供予定の「ADSLプラス」の詳細を明らかにし、センティリアム「eXtremeDSL」を採用した同社のサービスは、他社の12Mbps ADSLサービスが採用している技術と比べて、他回線への干渉が少なく、上り速度を犠牲にしないのが長所だとアピールした。

 話は変わって現在の8Mbpsサービスであるが、今秋に控えた12Mbpsサービスを前にして、陰りが出てきた模様で、BIGLOBE、@nifty、hi-hoの3社のISPではワンコイン・キャンペーンが登場してきた。ワンコイン・キャンペーンとは、開通月の翌月から3ヶ月間、接続料が\500玉1枚になるというもの。hi-hoにいたっては初期費用も無料になる、初期費用無料キャンペーンとの併用も可能。これらのキャンペーンは、あくまでも8Mbpsサービスの新規ユーザ獲得を目的としたもので、1.5Mbpsサービスからの変更は対象外となる。
 12Mbpsサービスで初めてADSLを導入する待機ユーザにとっては甘い蜜でもあるが、後悔しないようよく考えて計画的に事を運ぶ必要がある。

 秋からはじまる12Mbpsサービスは、ベータとVHSならぬ、Yahoo!BBの「AnnexAex」、アッカ・ネットワークスの「AnnexC.x」、イー・アクセスの「eXtremeDSL」の三つ巴の規格乱立が予想されるが、ユーザのための電話線に優しい規格に淘汰されることを切に願う。 


[2002/07/07] その後のADSL12Mbpsサービスの進展

 7月1日〜5日にかけて幕張メッセにて開催されたNETWORLD+INTEROP 2002 TOKYOのセミナーにおいて、アッカ・ネットワークス取締役の鴨下氏は、今後の同社が展開するADSL接続サービスや、さらにその先のFTTHサービスなどについて以下のように語った。

  1. すでに実施の10Mbpsサービスについて、8Mbps未満のリンク速度のユーザにとっては残念ながら恩恵はない。(限られた希少なユーザにしか恩恵を受けることができない)
  2. ただし、その後に準備している12Mbpsサービスについては、ユーザが全体的に500kbps〜1Mbpsの増速になり、遠距離(4.5kmオーバー、最大7km程度)にもサービスを提供できる。
  3. 12Mbpsのサービス料金については、「企業努力でなんとかできるのではないか」といった言い方で、現在の8Mbpsサービスと同程度で提供する可能性を匂わせた。
  4. 現在534局舎で展開しているADSLサービスの提供エリアについても、今年中に600局舎に拡大し、それ以上の拡大も行っていく。
  5. 個人向けFTTHサービスについては、いつかは来る「ADSLの先」としての自信をのぞかせる反面、事業としてペイするかを慎重に見極めた上でエリア展開していくつもりと述べた。

 以上の発言から、アッカ・ネットワークスの当面の事業については、進化した12Mbpsサービスを核にして、現在のADSLサービスを中心に進める方針と読み取れる。

 さて、12Mbpsサービスといえば、7月1日にYahoo! BBが8月から商用サービスの受付開始する提供対象局を発表したが、それによると対象局の総数は全国で1007局規模になるようだ。また、同日、商用サービスに先立って試験サービスの第一次募集を開始したが、わずか3日間で定員の3,000名に達して募集は終了した。

 ユーザの全てが高速化の恩恵をあずかり、来るはずがないと諦めていた長距離化が可能になった12Mbpsサービスは、ブロードバンド・ユーザの夢とADSL業者のエリア拡大の思惑を乗せ、秋にはFTTHを凌ぐ勢いでADSLサービスの再普及が見込まれる。 
 

[2002/06/27] Yahoo! BBも12Mbpsに!

 今日のYahoo! BBの発表によると、12Mbpsサービスについて、先行して7月に試験サービスを実施し、8月より商用サービスの受付を開始する予定。商用サービスの実施時期は明らかでないが、やはり今秋からスタートと思われる。Yahoo! BBは他社と違う「Annex A」を採用しているが、今回のサービスでは独自に開発した「Annex Aex」に加え、「Annex A」と「Annex C」の3種のADSL規格から、ユーザの通信環境最適なADS規格に自動的に切り替える模様。なお、商用サービス時の提供価格は、ADSLサービス料とモデムレンタル費用にそれぞれ200円をプラスした、合計400円アップしたした価格になるようだ。


[2002/06/24] フレッツ・ADSLも今秋より12Mbpsに!?

 現在の8Mbps ADSL規格「G.992.1 Annex C」のオプション仕様などを採用し(「拡張Annex C」)、最大12Mbpsまでの高速化や、線路長距離(NTT収容局とユーザ宅までの電話線の長さ)が最大7kmまでのユーザを接続できるようにするサービスは、すでにアッカ・ネットワークスイー・アクセスが今秋より開始する予定で、東西NTTの出方が注目されていた。
 今日の日経コミュニケーション Headline Newsの記事によると、東西NTTでも同様のサービスを今秋より開始する方針らしい。また、これの実現のためのADSLモデムや局舎側モデムも、すでに導入済みとのこと。
 東西NTTからの正式発表は近々あるはずだが、対抗上実施はまず間違いなく、今秋には12Mbps ADSL第三世代に突入すると思われる。(第一世代:1.5Mbps、第二世代:8Mbps)


[2002/06/22] 「Bフレッツ・ファミリー100」は本当に安いのか?

 NTT西日本は、9月より実施予定の破格料金となる月額\4,300の「Bフレッツ・ファミリー100」について、5月14日の発表と同時に総務省に認可申請を行っていたが、情報通信審議会での意見調査の結果を踏まえ、申請の料金案通りに6月14日に認可された。この認可にあたっての報道資料には、接続料のコスト試算など、非常に興味深い内容も掲載されてるので、ぜひ一読して欲しい。

 報道資料によると、「Bフレッツ・ファミリー100」の設備構成は、光信号伝送装置の100Mbs回線を、局内スプリッタで4分岐、局外スプリッタで8分岐し、最大32ユーザーでシェアするタイプになっている。また、収容局のISP網接続点からユーザ宅までの設備コストも知ることができる。
 1ユーザあたりが負担する設備コストは、局内設備や基本回線などの共有部分を何ユーザで使用するかによって異なってくるので、加入率によってシミュレーションしたのが下記の表だ。

内訳 最大収容
利用者数
設備コスト
[円/月]
加入率による1ユーザ負担コストのシミュレーション[円/月]
(1パッケージあたりの最大収容利用者数は32ユーザ)
100%
(32ユーザ)
78%
(25ユーザ)
53%
(17ユーザ)
28%
(9ユーザ)
光信号伝送装置
(局内伝送路含む)
32 7031 220
(7031/32)
281
(7031/25)
414
(7031/17)
781
(7031/9)
局内スプリッタ
(局内伝送路含む)
32 2141 67
(2141/32)
86
(2141/25)
126
(2141/17)
238
(2141/9)
基本回線
(局外スプリッタ含む)
8 4987 623
(4987*4/32)
798
(4987*4/25)
880
(4987*3/17)
1108
(4987*2/9)
分岐回線 1 763 763 763 763 763
合計 1673 1923 2183 2890

 シミュレーションは、最も設備コストが安くなる光ルートの加入率が100%の32ユーザ完全加入時と、設備効率的に条件の悪い25ユーザ、17ユーザ、9ユーザの例を選んだが、他の経費を切り詰めれば、月額\4,300であっても十分に採算が合うと思われる。

 さて、NTT西日本の認可が下りた背景には、自社の「Bフレッツ・ファミリー100」が\4,300で実施できる以外にも光ケーブル業界に大きな意味を持つ。もともと今回の認可は「第一種電気通信設備に関する接続約款の変更の認可」であり、第二種電気通信事業者のアッカ・ネットワークスやイー・アクセスが第一種通信事業者のNTTより回線を借用してADSL回線業者を運用しているように、NTT西日本は認可条件で光アクセスライン設備を第二種通信事業者に提供する義務を持つ。(5月14日の今回の認可申請と同時に、同条件の事業者間接続料金の約款変更の認可申請も行っている。)
 すなわち、ある事業者が格安プロパイダと\1,000で契約し、NTTのアクセスライン設備の借用経費以外を\1,000で抑えられたとすれば、\4,000前後でプロパイダ料金込みの「Bフレッツ・ファミリー100」相当のサービスが可能になることだ。

 ところで、この「Bフレッツ・ファミリー100」で釈然としないのは、「最大100Mbpsのベストエフォート型のサービス」と謳っている点だ。ADSLのように1本の電話回線が収容局とユーザ宅に繋がってる場合は、条件さえ良ければ最大速度が出る可能性もあるが(事実、筆者宅の1.5Mbpsサービスは、最大リンク速度で繋がっている。)、100Mbps回線を32ユーザでシェアしていれば、最大の100Mbpsが出ることはまずない。(10ユーザがアクセスしていれば約10Mbps、32ユーザの全てがアクセスしていれば約3Mbpsになる。)
 ぜひとも誤解がないように、「最大100Mbps 32ユーザシェアタイプのベストエフォート型のサービス」と謳って欲しいと願うのは筆者だけであろうか(^^;)。


[2002/06/20] イー・アクセス、12MbpsのADSLサービスを10月から

 イー・アクセスは6月19日、最大速度12Mbpsをはじめ<4つのプラス>機能の「ADSLプラス」サービスを、10月より563局で開始し、その後全国規模で展開することを発表した。申込み受付は、すでに導入発表をしているBIGLOBEをはじめ、8月初旬より順次@nifty、ASAHIネット、DTI、Panasonic hi-ho、ODN、東京電話インターネット、コジマネットなどのISPにて開始していく予定。

<4つのプラス>とは、

  1. <Speedプラス> 下り最大通信速度12Mbps、上り最大通信速度1Mbpsを実現

  2. <Linkプラス> 線路距離長にかかわらず、現行の8Mサービスと比較して、
    全区間において約100〜500kbpsの速度の底上げ

  3. <Reachプラス> ノイズ耐性を向上させることによって、最大線路長距離を約7kmに延長

  4. <Securityプラス> 今回採用する米センティリアム社の端末用新DSLチップに
    組み込まれている機能によってセキュリティ機能が強化

 利用料金は、先行したBIGLOBEでは、初期費用2,500円、月額利用料3,300円と、8Mサービスの利用料金に比べて月額利用料がわずか100円だけ上乗せした形なので、続く各社もこの水準になると思われる。

 予想はしてたものの、アッカ・ネットワークスとイー・アクセスのADSLの熱い戦いの火蓋が切られた。NTT東西はFTTHでかわすのか、ADSLでも対抗するのか、今後の行方が興味深い。


[2002/06/19] イー・アクセス、TE4111C用のGapNAT対応ファーム

 イー・アクセスは、1.5Mサービス利用者向けに提供しているルータタイプモデムTE4111C用に、GapNAT対応の新ファームウェア「Ver.2.10」の提供を開始した。GapNATは、住友電工が開発したLAN側の特定のPCにグローバルIPアドレスを割り当てる機能で、 今まで利用できなかったインターネット電話やネットワークゲームなどのアプリケーションを利用することができる。

 インターネット電話やネットワークゲームに縁はないが、好奇心旺盛なTE4111Cユーザーでもあり、早速ファームウェアのアップデートを行った(^^ゞ。アップデート については、イー・アクセスのファームウェアダウンロードページに詳細な説明があるので迷うことはない。アップデートに成功すれば、TE4000シリーズ管理メニューのバージョン情報には、上のようにSoftwareおよびBoot ROMのバージョンが02.10になる。
 ただし、GapNATを設定するには、ファームウェアのアップデート後に、Q&Aにあるように「一般ユ−ザアカウント」を作成し「user」で 管理メニューにログインしなければ、「GapNAT簡単設定」は表示されないので注意したい。設定が完了すると、右のように管理メニューのGapNAT情報のグローバールIPアドレス獲得状況が、「獲得済み」になる。

 なお、グローバルIPアドレスを振られた特定のPCとプライベートIPアドレスを振られたPCでは、セグメントの違いによりファイル共有などのネットワークが使えなくなる。自動でグローバルIPアドレスを振るGapNAT機能を使いたくなければ、管理者ユーザの「root」で管理メニューにログインし、「設定の選択」で「使用中」になっている設定欄の「編集する」のボタンを押し、「基本設定」の動作モードを「GapNAT」から「NATルータ」に変更する。このようにすれば、特定のPCにグローバルアドレスを振ることがないので、新ファームウェアにアップデートして、かつ従来通りファイル共有などのネットワークが使えるようになる。(2002/06/23追記)


[2002/06/15] アッカ、10MbpsのADSLサービスは7月中旬から

 アッカ・ネットワークスは6月14日、7月中旬より、現在提供している最大速度8MbpsのADSLサービスを、最大速度10Mbpsへ無償で性能向上させるファームウェアの提供を開始することを発表した。

  1. 最大速度の向上が見込まれるユーザーは、現在リンク速度が8Mbps出ていることが条件。
  2. 評価試験の結果では、伝送損失が17dBの回線で10Mbpsのリンクアップ、24dBの回線で8〜10Mbpsのリンクアップが確認された。
  3. この技術の内容は、4月9日にアッカネットワークスから発表された「拡張AnnexC」の内のエラー訂正機能(S=1/2)の適正化に相当。
  4. この技術を実現するためには、NTT収容局内ACCA設備および宅内側モデムのファームウェアをバージョンアップすることにより可能。
  5. NTT収容局内ACCA設備のバージョンアップは、7月中旬より東京23区内のサービスエリアから順次実施し、9月末までに全ての提供エリア(534NTT収容局)での作業を完了する予定。
  6. 今秋には、エコーキャンセラー技術(「拡張AnnexC」の内の、上りの搬送波を下りに利用することに相当)で、最大リンク速度約12Mbps、最大線路距離長約7Km、かつ約500kbps速度上乗せを実現できる新サービスを提供する予定。


[2002/05/30] イー・アクセスが日本最大の新興通信事業者に!

 イー・アクセスと日本テレコムは5月28日、日本テレコムが運営する個人向けADSL回線事業を、約55億円で営業譲渡することに合意に達したと発表した。これにより、イー・アクセスの5月末見込みによると、ADSL累計加入者数で約31万から約52.5万、サービスエリアは573局から875局に一気に拡大し、ブロードバンド市場においてはNTTに次ぐ、日本最大の新興通信事業者(※)となった。なお、日本テレコムは、コア事業のISP事業と法人通信事業に集中し、事業効率の改善と重点投資をはかる。

 年初の「電脳界を占う」の中でも『淘汰・再編される通信事業』を予測していたが、これほどにも早く超弩級の再編が行われるのは予想外でもあった。右の円グラフは、2002年2月末段階でのADSL回線事業者のシェアであるが(マルチメディア総合研究所調べ)、BBテクノロジー(Yahoo!BB)の低価格サービスの優位性が失われつつある現時点では、イー・アクセスの発表どおり、イー・アクセス+日本テレコム連合が、NTTに次ぐ日本最大の新興通信事業者になった可能性がきわめて高い。

 (※) 国内では、東日本電信電話(株)、西日本電信電話(株)を除く、通信市場に新規参入してきた通信事業者のことを指す。


[2002/05/23] 10Mbps超ADSLチップをCentillium社が発表

 Centillium社は5月22日、線路距離長が1.6km以内であれば10Mbps以上で通信でき、限界線路距離長も7kmに延長できる、「eXtremeDSL」と名づけたADSLチップを発表した。
 同社によると、「2002年9月頃にはこのチップを搭載したモデムの出荷が始まる」としているが、同社のチップを搭載した局舎側モデムを、すでにイー・アクセスやNTT東西が採用している実績を考えると、同時期に「10Mbps超サービス」が登場してくる可能性は高い。
 2000年に1.5MbpsでスタートしたADSLの第1世代は、2001年には第2世代の8Mbpsを経て、ついに2002年には更に進化して第3世代の10Mbps超に突入する模様だ。


[2002/05/18] 久々のADSL接続速度のチェック

 興味がないわけではないが、いくら計測しても大した変わりもないので、このところご無沙汰気味であった接続速度のチェックを、次の2つの理由から久々に行った。

  1. ノイズフィルタの入手
     パソコンショップで何気なく見ていたところ、パッケージに書かれたサージアレスタ(※)付に目が止まり、雷に対するADSLモデム保護に も最適だと思い、安かった(\1,480で10%ポイント還元)こともあって購入してきた。購入品はミヨシのPCノイズフィルタ ANF-D01で、照明器具/家電製品/放送波などから発生するノイズに効果があるらしい。
     大きな期待はないが、あわよくばスプリッタとADSLモデムを約20mの平行フィーダ線で配線という安直接続に対するノイズフィルタ効果と、逆にサージアレスタによって接続速度が落ちないかを検証する。
     
    (※)サージアレスタ:
     加えられた電圧により抵抗値が変化する性質がある。信号等の高周波電力の電圧程度では、抵抗値が高いため導通しないので、ケーブルの途中に挿入しても損失がない とされている。しかし、雷の誘導雷のように極めて高い電圧が加わると、抵抗値が低くなって短絡状態になり、高電圧が無線機器に加わるのを回避し、大切な機器を破損から護ることができる。
     
  2. セキュリティソフトのアップグレード
     Norton Internet Security (Norton Personal Firewall + Norton AntiVirus)の1年間の有効期限も迫ったので、アップグレードを行うとともに、接続速度への悪影響がないかを検証する。

 接続速度の計測は、SPEED TESTのデータサイズ1Mバイトを使用し、計測の都度にADSLモデムの再起動でリンクアップを行った。計測手順は、まずセキュリティソフトをアンインストールした後に、ノイズフィルタの無/有で交互に3回計測し、アップグレード版のセキュリティソフトをセットアップした後に、ノイズフィルタ有で3回の計測を行った。(計測環境は、アット・ニフティ+イー・アクセス1.5Mbps回線、Windows2000 Professional、Internet Explorer 6、Norton Internet Security、いずれも最新版でデフォルト使用。)

ノイズフィルタとセキュリティソフトの有無による接続速度 [kbps]
(ADSLモデム TE4111Cのリンク速度は常に1536 [kbps])
ノイズフィルタ 計測日時
セキュリティソフト
No.1 1320     2002/05/17(金)
17:30〜18:00頃
No.2   1320  
No.3 1323    
No.4   1319  
No.5 1316    
No.6   1319  
No.7     1319 2002/05/17(金)
18:45〜19:00頃
No.8     1318
No.9     1319
レンジ 7 1 1  
平均 1320 1319 1319  

 テーブルの接続速度の計測結果から考察すると、

  1. どのケースでも安定した接続速度
     すべての計測結果を合わせても1316〜1323kbpsで、1.5Mbpsサービスのフルリンク速度(1536kbps)の約86%を確保しており、非常に安定した接続といえる。
     
  2. ノイズフィルタによる効果も悪影響も無い
     効果がないのは、裏を返せばもともとノイズがない環境とも考えられる。微妙に見れば、ノイズフィルタ無の環境では、わずかながらレンジが大きい。ノイズの多い環境で使用すれば、大きな効果が発揮される可能性もある。また、サージアレスタによる信号減衰の悪影響は無いといえる。
     
  3. セキュリティソフトによる悪影響は無い
     少なくともSPEED TESTのような、大容量ファイルのダウンロードでは、まったく影響が無いようだ。ただし、Webページ表示のような多数の小容量ファイルのダウンロードでは、ファイルごとにセキュリティチェックが働いて、ダウンロードが遅くなるはずだが、体感では判別できない範疇だ。


[2002/05/17] NTT西日本「Bフレッツ・ファミリー100」発表

 NTT西日本の5月14日の発表によると、FTTH 100Mbpsの「Bフレッツ・ファミリー100」を、月額利用料\4,300(回線終端装置利用料\900と屋内配線利用料\200、ならびプロパイダ利用料金が別途必要)、初期費用\27,900に決定し、総務大臣に届出を行ったことを明らかにした。事前申し込みは、6月3日の大阪市から順次開始し、9月より順次サービス開始の予定。
 今回の「Bフレッツ・ファミリー100」のサービス料金は、明らかに関西電力系のケイ・オプチコムとの競合を踏まえた上の設定で、プロパイダの利用料金を含めるとまだまだ高いものの(ケイ・オプチコムはプロパイダ利用料金込み)、特定のプロパイダを利用しなければいけないケースでは反対に安くなる。


[2002/05/15] FTTHの道は険し〜決着編〜

 デメリット編に続きメリット編を書いて 、すでに約2ヶ月を経過してしまったが、日進月歩で激しく移り変わりつつあるブロードバンド事情の中にあって、将来も踏まえた決着ができなかったのも事実だ。

 まずは最近のニュースからブロードバンド最新事情を整理してみよう。

  1. FTTH先陣争いで価格競争激化の様相
     仕掛け人は、上下100Mbpsで関西2府4県78市町をカバーして、破格値の月額料金\6,000(プロパイダ料金込み、他プロパイダとの提携なし)、初期費用\30,000で先陣を切った、関西電力系のケイ・オプチコムのeoメガファイバーではじまった
     これを追うように4月10日、ニフティは東京電力の「TEPCOひかり」をアクセス回線とするアット・ニフティ光接続サービスを、ブロードバンドオプションを含めるとケイ・オプチコムとほぼ同額 となる月額料金\9,900、初期費用\31,500で開始すると発表した。また、BIGLOBEも同様のサービスを発表
     驚いたのは、NTT東日本が4月11日に発表した「Bフレッツ」の新タイプ「ニューファミリータイプ」で、上下100Mbpsの端末台数10台を\9,800で提供している「ベーシックタイプ」を、端末台数を5台に制限する ものの、東京電力に対抗して\5,800するディスカウントだ。また、4月24日には、NTT西日本では、ケイ・オプチコムに対抗して\5,500前後で提供準備とのもあったが、5月11日の日本経済新聞の報道によると、基本料金が\4,300の線が濃くなった。
     一方、現状ではプロパイダのFTTHオプション料金はまだまだ高いが(アット・ニフティは\3,800)、ASAHIネットの4月25日の発表によると、「Bフレッツ」の「ニューファミリータイプ」のオプション月額料金 が\950となるので、プランMの月額料金\450とNTT西日本の基本料金\4,300と組み合せば、\5,700でFTTH 100Mbpsの使い放題が可能となる。(現時点では 、この組み合わせが最安値になる。)
     ADSLの値下げ競争を思い出したかも知れないが、FTTHが普及の緒に就くであろう6月以降 には、価格競争が更に激化して、現在のADSL料金に限りなく接近する可能性も高い。
     
  2. ADSLも進化して負けじとまだまだ普及
     華々しい話題のFTTHの勢いに押され気味のADSLであるが、既設の電話網を使うがゆえの安価に供給が可能な特長を活かし、まだまだ普及は続くと思われる。ただ、普及当初にはFTTHへのつなぎとも言われたように、既設の設備を使うがゆえの制約もあり、最大の問題は信号減衰とノイズの影響を受けるため、線路距離長(伝送距離)と接続速度に限界がある点だ。
     ところで、その限界とはどのくらいのものなのか。4月9日にアッカ・ネットワークスから「拡張AnnexC」が 発表されたが、上りの搬送波を下りに利用することと、エラー訂正機能の適正化によって、最大接続速度は13..5Mbpsまで可能で、線路長距離が6.9kmでもリンクが可能と言われている。 また、この方式の特長は、すでにADSLチップでサポートされてる機能を使うので、ADSLモデムを交換しなくても、ファームウェアの書き換えだけで利用できる点だ。
     大したアッカの隠し玉!と思ったのは束の間、5月8日にイー・アクセスからは、現在のADSLモデムの安定性と最大接続速度を向上させるファームウェアと、今秋にも開始される8Mbps超ADSLサービスが発表された。やはりファームウェアの書き換えだけではいまひとつのようだが、今秋の最大10Mbpsを皮切りにスタートする8Mbps超ADSLサービスは、最大12Mbps/16Mbps/20Mbpsのラインアップが計画されている。なお、計画にはFTTHADSLが融合されたVDSLも含まれており、ADSLがどのような形態で進化を遂げるのか興味深い。
     また、Yahoo!BBなどで採用されているReachDSLは、線路距離長やAMラジオノイズなどの影響を受けにくいプロトコルとして知られているが、現行のバージョン2に対して、接続速度が2倍以上の最大2.2Mbpsになる、新しいReachDSL2.2が製品化された。
     ところがいかんせん、これらのADSLが進化するための技術にも障壁があり、そのひとつが現在のADSLやISDNと強く干渉する可能性があるために、利用に関して制限をつけるべきだという声が、一部から上がりはじめているのも事実だ。もし制限されれば、実質上サービスができなくなるので、議論のいかんによっては、ADSLの進化も制限されたものになる。 
     
  3. 真のブロードバンド放送はいつはじまるのか
     
    時として同じく、4月22日にブロードバンドタイトルに関する3つのニュースがあった。
      1)角川書店がブロードバンド・ドラマでNTTコムと提携
      2)アット・ニフティ、ショートフィルム専用「アトムフィルムズ・チャンネル」をオープン
      3)Yahoo!ムービー、三浦友和主演の「男の子はみんな飛行機が好き」を無料配信
     ところが残念なのは、提供帯域の上限が1Mbpsであることだ。すなわち言いたいのは、接続速度が数十Mbpsと騒いでいる割にはコンテンツが貧弱なことだ。

 以上をまとめると、FTTHやADSLはまだまだ発展途上で、今後とも更に魅力的なサービスが出てくる可能性も十分にあり、よしんば数十Mbpsの環境を手に入れても、使い道を持て余す可能性さえある。
 したがって、現状の通信環境に大きな不満がない場合には、全体の動向が見定められる、今秋頃まで暫くの我慢が賢明と感じた。特にFTTHの場合には、設備設置に大きな経費が掛かるため、最低利用期間や撤去費用が設定されているので(eoメガファーバーでは最低利用期間は1年、撤去費用は\10,000)、よくよく考えた上での契約が必要だ。

 ということで、現状のADSL 1.5Mbpsサービスを、当面は使い続けることに決定した(^^ゞ


[2002/04/14] アッカの伝送損失によるおすすめサービス判定

 NTTの「線路情報開示システム」は、現存するADSL開通後の回線速度予想ツールでは、最も信頼度の高い強力なものと、前回前々回の調査結果の考察で述べた。
 もっとも、総務省の意見募集では、DSL事業者から信頼度が低い?との不満表明があるのも事実だ。ただし、背景には、システム運営費の月額約1100万円をDSL事業者で負担させようとする、NTTに対する防衛策なども渦巻いているのも事実で、課題はあるものの現存する最強ツールであることには間違いがない。

 そのような中で、アッカ・ネットワークスは、NTTの「線路情報開示システム」を利用した、伝送損失によるおすすめサービス判定を4月11日から開始した。

 サービス判定方法は、まずNTTの「線路情報開示システム」で伝送損失を調べ、分かった損失値と利用者の電話番号を入力することで、該当する交換局での各サービスの提供状況、および既存のアッカユーザをサンプルとしたDSLリンク速度分布グラフ(およそ1Mbps単位)という形で表示され、分布グラフのうちもっとも高い山が現れている速度域の前後がユーザ宅での予想速度になるという。

 右は自宅の判定結果だが、表中の推定DSLリンク速度は3,776kbps〜896kbpsになっているが、DSLリンク速度分布グラフでは最も高い山が4Mbpsで前の3Mbpsの山を合わせると、93%(18%+28%+18%+12%+9%+6%+2%)の確立で3Mbpsのリンク速度が期待できると考えられる。
 表とグラフでの表現方法が異なるが、表では明示的な数値表現であることから、開通後のリンク速度が出ないクレームに対応したものと思われる。
 なお、文字が小さくて見にくいが、下から2行目は"アッカ調べによる3,840サンプルのフィールドデータの結果"と書かれている。

 今回は、NTTの「線路情報開示システム」をはじめて利用した、アッカ・ネットワークスの伝送損失によるおすすめサービスを紹介したが、今後DSL事業者から類似のサービスが続出するものと思われる。


[2002/04/05] 線路情報開示システムを裸にする

 前回で述べたNTTの線路情報開示システムは、NTT内に蓄積される大なデータを基に伝送損失をシミュレートしている可能性も高く、ADSL開通後の接続速度を予測する上で、現存する中での最強ツールと考えられる。今回は、もう少し突っ込んで、線路情報開示システムを検証してみよう。

 興味を持ったのは、収容局から遠い自宅の伝送損失が小さく表示(4090m,37dB)されることから始まった。
 ADSLでは収容局から4kmという距離は致命的でもあり、1.5Mbpsサービスでせいぜい1Mbps程度しか期待できない、運が悪ければ繋がらない可能性もあるほど で、伝送損失でいえば50dBあたりであろうか。しかし不思議なことに、自宅のモデムのリンク速度は1536Kbps(1.5*1024=1536)、SPEED TESTでの実効速度は約1.25Mbps(1.3/1.5=83%>80%)と、1.5Mbpsサービスのほぼフルレートで接続されている。これらの疑問を解消したのは線路情報開示システムで、収容局から遠い割りに伝送損失が小さく表示される事実だ。

 前回は、自宅の伝送損失が異常に小さく、すなわち回線品質が特異的に優れることを、筆者の住所録からNTT西日本管内に居住する、友人・知人の線路距離長(収容局との電話線の長さ)と伝送損失の調査からマクロ的に証明した。

 今回は、自宅の回線品質が特異的に優れるのが、自宅のある地域的な特質なのか、また自宅だけの特質であるのかを切り分けるために、ミクロな観点から自宅近隣の線路距離長と伝送損失を調べてみた。調査に使ったのは、自治会名簿から12人の役員の電話番号で、都合の良いことに役員は班代表で構成されてるため、自治会地域内をほぼ満遍に調べることになる。

 調べた結果は、前回と同じ形式でプロットし、線路距離長と伝送損失の傾向を示すために、前回に得た回帰式を付け加えたのが下のグラフ で、グラフから言えるのは次のようなことだ。

  1. 地域的に特異ではなく、バラツキも含めてNTT西日本管内のほぼ標準的な傾向を示す。
     線路距離長が3730m〜4670mで、伝送損失は37〜54dBに分布する。
     
  2. 回線品質が優れる自宅を含む5軒の特異グループが存在し、標準的な傾向からみると比率が高い。
     
  3. 特異グループの自宅を含む37dBの3軒は、同一の電柱間に懸架された電話線より分岐されている。
     
  4. 自宅を含む37dBの3軒と38dBの1軒の共通点は、高圧線に接近して並行に懸架された電話線である。
     当自治会地域には高圧線が走っていて、自宅に引き込んでる電話線が懸架された電柱と高圧線は、約50mの間隔で並行に設置されている。本来なら悪影響を及ぼしかねない高圧線なので、電話線の敷設工事は入念に、または何らかの対策が施されている可能性もある。可能性だけで全く根拠はないが、同一地域で伝送損失が10dBも違う原因としては、これくらいしか考えられない。

 以上のように、線路情報開示システムにおいて、収容局から遠い割りに伝送損失が小さい自宅の回線品質は、単なる地域的特質でなく、何らかの要因によってバラツキ下限が実現されたと推察する。もしかすると、線路情報開示システムのバグの可能性も無きにしも非ずだが、検証してみたいものですねぇ(^^;)


[2002/03/30] 線路情報開示システムの謎?

 NTT東西地域会社は3月14日、DSLサービスへの加入希望者に、最寄のNTT局から希望者宅までの電話回線距離などを通知するサービスを3月15日から始めると発表した。

 NTT東日本は3月15日から同社全エリアで,NTT西日本は同日から関西・北陸・四国エリア,同18日から東海エリア,同25日から中国・九州エリアを対象に情報提供を始めたはず。
 NTT西日本 線路情報開示システム
 NTT東日本 線路情報開示システム

 ところが、アクセスの集中かシステムが不安定だったのか、理由は定かでないが、しばらく線路情報開示システムに接続できなかったものの、昨日辺りからNTT西日本の方には繋がるようになった(NTT東日本の方にはいまだに繋がらない)。
 早速、自宅の線路情報を調べたところ、線路距離長が4090m、伝送損失が37dBと表示された。線路距離長は道なり距離測定測定ツールなどで調べた結果より大幅に長いが、距離の割に伝送損失は優秀で、1.5Mbpsサービスではほぼフルレートが出るのも納得できる。

 どちらも机上計算値とされているが、特に伝送損失については、ADSLのリンク速度が決定する大きなファクタでもあるので、ユーザが知り得ることができるようになった意義は大きい。また、詳細は後述するが、机上計算であるものの、NTTの回線情報データベースに基づいた結果と推察されることから、非常に価値は高い。
 
 伝送損失とリンク速度の関連は、伝送損失の情報が公開されてないことから資料も希少だが、一部のモデムで計測できることや、トラブル時のNTTの対応で明らかになることから存在し、ブロードバンドスピードテストの統計情報の線路長/伝送損失とスループットにも掲載されている。
 伝送損失は、当然ことながら小さいのが好ましく、特にリンク速度の劣化が著しい8Mbpsサービスでは55dBが限界で、できれば40dB以下が好ましいと思われる。

 さて、線路情報開示システムを分析する目的で取得したデータを紹介しよう。
 下記のグラフは、筆者の住所録からNTT西日本管内に居住する、約50人の友人・知人の電話番号を入力し、線路距離長と伝送損失を調べた結果をプロットしたものだが、以下のようなことが言える。

  1. 線路距離長と伝送損失の回帰式は、伝送損失=0.007*線路距離長+21.932 で与えられる。
     例えば、赤でプロットしたデータ(筆者の自宅)の期待値は、約50.6dBになる。
     
  2. 実際の伝送損失のバラツキ幅は約25dBもある。
     これは非常に興味深い結果であり、もし電話線の抵抗による単純な伝送損失を計算するだけなら、このような大きなバラツキは考えられず、NTTの回線情報データベースに基づく伝送品質が表示されてると推察できる。
     
  3. 最も優れた伝送損失は24dBだったが、この辺りに限界値であるようだ。
     残念ながら、ピンクでプロットしたこの方(0799-5?-0??0)の地域には、8Mbpsサービスがまだ来てないようだが、将来が楽しみですねぇ(^^;)

 以上のように、線路情報開示システムは、単に線路距離長から一義的に伝送損失を計算するのでなく、NTTが持つ回線情報データベースを基にシミュレートしているものと推察される。なお、シミュレートに使われる項目については、以下のようなものが考えられる。

  1. ブリッジタップの状況
     電話線の敷設時、分岐や回線の取り出し作業の簡素化のため、予め分岐点を取り付けておくことがあるが、これをブリッジタップと言う。自宅とNTT収容局間の電話線にあると、信号の減衰や反射が起こり、伝送品質に影響を与える。
     
  2. 手ひねり接続箇所
     やはりこれも電話線の敷設時、工事を簡単にするため、電話線の接続にハンダを使わず、手でひねるだけの接続方式があるが、これを俗に手ひねり接続と呼ぶ。ブリッジタップと同様、伝送品質に影響を与える。
     
  3. 線路条件(電話線内のISDNとの収容状況)
     電柱の上を走る家庭からNTT収容局までの電話線は、複数の家用の電話線が束ねた状態になっているが、ISDNとADSLの電話線が隣り合わせにあるとノイズの影響を受けて、伝送品質に影響を与える。

 いずれも電話だけの時代には問題にさえならなかったのが、高速データ通信のADSLで課題になってきたものだ。過去の作業日報などを元にすれば、個々の電話線のデータベースを構築するのも可能なので、それらから伝送損失を計算しているのかも知れない。


[2002/03/17] FTTHへの道は険し〜メリット編〜

 3月15日にケイ・オプチコムより、「eoメガファイバーホームタイプ」の本申込み勧誘のメールも届いたが(下記に一部抜粋)、シミュレーションの経費増にびびり気味で、いまだ検討中だ(^^ゞ

平成14年4月からのサービス開始に向け、平成14年3月1日から
「eoメガファイバー(ホームタイプ)」の本申込受付けを開始いたしております。
 また、3月31日までは、事前登録していただいたお客様が対象となる、
『Wでおトク!登録しトク&紹介しトクキャンペーン!』期間中となっております。
是非この機会にお申込をいただきますようよろしくお願いします。

 先回は〜デメリット編〜の結果として経費増を挙げたが、今回は享受できる〜メリット編〜をお届けする。

 100MbpsといえばISDNの約160倍のとてつもない速度であるが、実際の使用については光ケーブル端末とパソコンを直結するわけにもいかず、ブロードバンドルータを介してパソコンに分配するのがゆえに、実用上の限界がルータ性能から存在する。(もちろん直結でも使えるが、パソコン1台の為に敷設するには高価すぎる。)
 世はブロードバンド時代というが、ルータ性能はまだまだ貧弱で、フルに100Mbpsをルータするものが存在しないのが現実だ。詳細は、一ヶ谷兼乃氏が高速ブロードバンドルーターの実力を試すという記事を執筆しているので見て欲しいが、30Mbpsも出れば御の字であるのが現状だ。

 従って、どちらにしてもとてつもない接続速度であるが、享受できるメリットとしては現実的な30Mbpsを前提に話を進めることにする。では、接続速度が30Mbpsのメリットを下記に列挙する。

  1. 滑らかなストリーミングコンテンツが鑑賞できる
     現在の環境では1280Kbps前後であるが、ストリーミング配信されている上限の1Mbpsモードでは、時としてコマ落ちが発生する。例えば、無料動画配信などを安定して1Mbpsモードで観る為には、もう少しの余裕が欲しいものだ。
     
  2. パソコン複数台接続でもストリーミングコンテンツが観れる
     現在の接続台数は3台で、同時にインターネットアクセスの可能性があるのは2台だが、2台が稼動するとリソースを分け合うことから、まずストリーミングコンテンツの1Mbpsモードは不可能となる。その意味からも、少なくとも2台で1Mbpsを安定して使うことができるリソースが欲しい。
     
  3. ファイルのダウンロードが短くなる
     下の表に、比較的頻度が多い1MBのファイルをダウンロードに掛かる時間を、想定するシーンごとにまとめてみた。 「ADSL 1.5M 実力」は筆者の現在の環境であるが、FTTH 100Mbpsを導入した暁には、ダウンロードに掛かる時間が、約6秒から24分の1の約0.3秒に短縮されることを示している。
想定する接続速度 ダウンロード
[sec/MB]
シーン [Kbps] [KB/sec]
ISDN 64 8 128.0
ADSL 1.5M 実力 1280 160 6.4
ADSL 8.0M 平均 4096 512 2.0
FTTH 100M 限界 30720 3840 0.3

 たしかに快適には違いないが、「ISDN」から「ADSL 1.5M 実力」に替わった時には、20分の1で約2分も短縮されている。数字のマジックもあるので、率と絶対値は大きく異なることを認識するのが肝要だ。

 実際がともなわない机上での検討も難しいところがあるが、実は幸いにして会社の環境が3月から100Mbpsになったので感想を述べてみると、上に挙げたメリットはその通りでだが、小さなファイルを細切れでダウンロードするインターネットサーフィンなどにおいては、メガ単位の速度が1桁変わっても体感できにくいものだ。

 メリットとデメリットが整理できたので、次回はこれらをもとに〜決着編〜へと進む。


[2002/03/16] Y!BBスピードチェックとCPUアップグレード

 ADSL開通時の接続スピードの推定は興味あるところで、このページでもいくつか紹介してきたが、このたびYahoo! BBのインフラ部分を担当するビー・ビー・テクノロジーから、パソコンのスペックごとの推測値が表示される、Y!BBスピードチェックが公開されたので新しく紹介する。

 スピードチェックは、知りたい地域の住所を入力すると、上り下り接続速度の推定値とパソコンスペックごとの目安値が表示される。

 右は、自宅の収容局の住所を入力した例だが、下り接続速度の推定値は8085Kbpsと、ほぼフルレート(Max:1024*8=8092)が表示された。
 「ホントにそんなに出るの?」との疑問もあるが、むしろ興味深いのは目安値で、PentiumIII-1GHzでは7200Kbpsが、Celeron-300MHzになると3分の1の32400Kbpsまで落ちる。
 ちなみに、自宅の住所の入力例では、推定値が1120Kbps。目安値のPentiumIII-1GHzが1000Kbps、ところがCeleron-300MHzでも20%減の800Kbpsだった。高速な接続を行うほどに、CPUの処理速度も必要になることを示している。収容局が近いのに、思ったほど接続速度が出ない対策には、CPUのアップグレードも一考か(^^;)


[2002/03/10] FTTHへの道は険し〜デメリット編〜

 光ケーブルによるeoメガファイバーホームタイプの申込み受付から約10日間経過したがいまだ申込んでない。申込もうにも申込めないエリア外の諸氏には叱られそうだが、コストパフォーマンスについて現在検討中である。今回はその検討内容の中で、唯一のデメリットになる費用面について、詳細にお知らせしたい。

 筆者は@niftyをプロパイダとするeAccess回線のADSL 1.5Mサービスを現在使っている。下の表は、その条件下でeoメガファーバーを導入した暁に発生する、初年度と2年目以降の年間費用をシミュレーションしたものだ。ポイントについて下記に列挙する。(8Mサービスに移行したケースも 参考にシミュレート)

費用 eoメガファイバー
FTTH(100Mbps)
@nifty+eAccess
ADSL(1.5Mbps)
@nifty+eAccess
ADSL(8Mbps)
初期費用 契約事務手数料 \3,000 (設置済) \2,000
工事費用 \27,000 \2,800
ブロードバンドルータ \15,000 (不要) (不要)

合計

\45,000 \0 \4,800
月額費用 eoメガ 通信料+プロパイダ使用料 \5,500    
機器使用料 \500    
@nifty 通信料+プロパイダ使用料 \2,000 \2,980 \3,280
@niftyファミリーアカウント \500 \500 \500
機器使用料     \500
NTT回線使用料   \173 \173

合計

\8,500 \3,653 \4,453
年間費用 初年度(初期費用+月額費用×12) \147,000 \43,836 \58,236
2年目以降(月額費用×12) \102,000 \43,836 \53,436
  1. eoメガファイバーの導入によって、年間費用は初年度で約10万円、2年目以降で約6万円の出費となる。
  2. その内訳としては、eoメガファイバーに支払う契約事務手数料と工事費用、自分で購入が必要なブロードバンドルータ、二重に必要になる@niftyへの支払いがある。
  3. 契約事務手数料と工事費用を合わせた初期費用の\30,000は、ADSL 1.5Mサービスでも当初は\36,300 (実際はキャンペーン価格の\25,300しか払ってないが)であったことからも、リーゾナブルな価格設定でもあるが、まだADSLの初期費用を払って1年も経たない現状では、もったいないようにも感じる。
  4. ADSL 1.5Mサービスではルータモデムだったことから、モデム以降はハブで各PCに分配することで済んだが、eoメガファイバーのモデムはルータ機能がないので、新規にルータが必要になる。
  5. eoメガファイバーは、回線業者だけでなくプロパイダ事業も兼ねていることからか、現時点では他のプロパイダ提携によるサービスが行われていない。そんなことから、筆者のように@niftyにホームページやメールアドレスを持っていて継続したい場合には、二重のプロパイダ料金が発生して割高になる。

 以上のように、「100Mbpsが月額6千円、初期費用3万円!」と安そうにも見えるが、すでに他のプロパイダでADSL回線をすでに導入し、かつ他のプロパイダでしがらみ を持つ会員にとっては割高感がある。電話代を気にせずに、常時接続とブロードバンドの両方を手に入れたADSL回線とは少し違うぞ!と感じている。

 今回はデメリット編として割高な費用の課題を取り上げたが、以降メリット編、決着編へと続く予定だ。


[2002/03/02] eoメガファイバーホームタイプの申込み受付が始まる

 総務省は1日、「インターネット接続サービスの利用者数等の推移【平成14年1月末現在】(速報)」を発表した。

 それによると、家庭向け光ファイバー回線の利用者は1万2337人で、昨年8月からNTTの『Bフレッツ』の本サービスが都内で開始され、有線ブロードネットワークスなども参入し、1万人を超えていることが分かった。

 また、この4月1日から関西一円で開始予定の『eoメガファイバーホームタイプ』も、2月の事前登録では16,000件と好調なスタートで、3月1日から申込みが始まった。

 当方も『eoメガファイバーホームタイプ』には慌てて事前登録した口だが、2月28日に正式申込みの案内のメールが到着し、3月1日にはお申込み受付のページもできて、Web上で申込みが出来るようになっている。

 エリア検索のページもリニュアールされていて、従来はサービス提供地域がテキストでリストアップされていたのが、地図を使って詳細な検索ができる。上は、自宅で検索した結果だが、水色のハッチングで表示され、見事にサービスエリア内であるのが分かる。(右は、あえてサービスエリア外の検索だが、やはり水色のハッチングで表示されない。)

 さて、速攻で申込んだと思ってる向きも多いであろうが、現在思案中でもあり、悩みながら楽しんでいる状況だ(^^ゞ

 詳細は後日まとめてお知らせするが、現在のADSL回線の 1.5Mサービスと比較すると、初年度で10万円以上の追加出費となることから、それに見合うメリットが享受できるかの点について、もっか検討中である。


[2002/02/23] 本格的動画配信の「音声案内に・・・」

 ブロードバンド時代といえど名ばかりで、ほんとに観たいコンテンツにめぐり合うのもなかなか難しい。そんな中で、このたびYahoo!ムービーが映画レーベル「SHORT STOP FILM」と提携し、22日から15分程度のショートフィルムの無料ストリーミング配信を開始したが、これがなかなか見ごたえがある。(鑑賞には1Mbpsモードの全画面表示が迫力もあって好ましい。)

 今回はその第1弾!、演技派女優、鈴木京香主演の「音声案内に従って走行してください」が配信されている。
 あらすじは、仕事も恋も走りつづけた主人公の理恵が、ある日突然、カーナビに話し掛けられストーリーは展開する。カーナビは、不倫関係だった元上司や、大学時代の恋人の前に誘導するが、 果して理恵をどこに連れていこうとしているのか?

 内容の乏しいブロードバンド・コンテンツにアキアキした人には、ぜひ鑑賞してみて欲しいコンテンツで、ほんとのブロードバンド時代が予見できると思われる。


[2002/02/18] 影なしで光だけの100Mbpsが到来!

 関西電力の子会社であるケイ・オプティコムは、、FTTHサービスの「eoメガファイバーホームタイプ」(上り下りとも100Mbps)を、4月1日から月額6,000円で開始すると発表した。
 サービスエリアは、関西の2府4県・78都市で全所帯数の70%をカバーする大規模なFTTH網である。

 FTTHとは「Fiber To The Home」の頭文字を取ったもので、自宅までの通信ネットワークをすべて光ファイバーケーブルを敷設するサービス。電話回線を利用するADSLは、減衰やノイズの影響を受けやすいことから、回線速度のバラツキも大きく、『光』と『影』の部分が存在する。それに対して、FTTHは光ファイバーの性質上、影響を受ける部分(『影』)が少なく、安定した回線速度(『光』)が期待できる。

 まさかと思いサービスエリアを調べたところ、わが町の<京都府>八幡市も提供エリアに予定されていた。もちろん事前登録をしたのは言うまでもない(^^;)
 申し込み承諾から利用開始まで、標準で2ヶ月と結構な日数が掛かるが、現在のADSLで凌ぎながら待つことにした。

 費用としては、サービス基本料(通信料+プロパイダ接続料)5,500円と機器使用料(モデム)500円の計6,000円の月額料金と、契約事務手数料3,000円と工事費用27,000円の計30,000円の初期費用が必要になるが、ADSLの1.5Mbpsサービスの67倍、8Mbpsサービスの13倍の回線速度が正味実現できるのを考えると、それほど高くないと思えるのが実感だ。


[2002/02/17] イー・アクセスの道なり距離測定ツール

 イー・アクセスは15日、業界で初めて、収容局・自宅間の電話回線の"道なり距離"が測定できる『レッツ距離測定』を、提供エリア判別ページに追加した。
 収容局・自宅間の電話回線の距離は、回線速度と反比例することから重要なファクターである。ところが、今までは直線距離を測定するツールしか供給されておらず、今回はじめて"道なり距離"の概念を持ち出し、ユーザーが実際の回線距離をより正確に知ることができる 。

 オープン後、システムトラブルで使用できない状況が続いたが、先ほど復旧したようなので測定を行ってみた。
 イーアクセスのトップページのエリア判定に自宅電話番号を入力し判定結果が出たら、"Let's距離測定"のボタンを押す。うまく接続できれば、"地図から検索"の画面が出るので、自宅の住所で絞り込んで行くと地図が現れる。
 地図左の矢印をクリックして自宅が存在する地図に移動し、自宅あたりをマウスでクリックするとフラッグが立って、測定結果が表示される。

 当方では下記のように、道なりで約2.6Km、直線距離は2.3Kmと表示された。ちなみに、汗をかきながら自分で測定した以前の結果は、道なりで約2.9Km、直線距離で2.35Kmだった。道なり距離に差異が大きいのは、電話局寸前で電話線を見失いかけてるが、ほんとは実際に0.3Km短いのかもしれない(^_^)v


[2002/02/06] 回線使用料還元は日本テレコムが一番乗り

 2月4日、日本テレコムは、NTT東西のDSL回線使用料の値下げを受け、「J-DSLパーソナル」のDSL回線使用料を、2月分より電話共用(タイプ1)で14円の値下げをすると発表した。なお、NTT東西の値下げは2001年4月1日に遡って実施されるが、それ以前の料金はユーザーに還元しない方針である。
 現在のところ、値下げ発表で一番乗りの日本テレコムだが、これから順次、プロパイダ各社から発表があると思われる。


[2002/02/03] NTT回線使用料の値下げ(14円/月)

 昨年から審議を重ねていた、実際費用方式に基づく平成13年度の接続料の改定にともなう、「東日本電信電話株式会社及び西日本電信電話株式会社の指定電気通信設備に関する接続約款の変更案に対する答申」の認可が、1月31日に総務省から発表された。
 答申の中で、帯域分割端末回線伝送機能 (ラインシェアリング)と帯域透過端末回線伝送機能(ドライカッパ)の料金額とは、ADSLの電話共用(タイプ1)と専用回線(タイプ2)のNTT回線使用料のことで、前者が187円/月が173円/月に、後者はは2,062円/月が1,929円/月にそれぞれ値下げとなる。

 NTT回線使用料は、通常はプロパイダからADSL料金と共に徴収され、徴収者からNTTに一括して支払われているが(@niftyはこの方式)、今回の値下によって、一般的な電話共用(タイプ1)では14円/月の値下 げとなる。なお、答申中、実施予定期日は「認可後、速やかに実施(接続料は2001年4月1日に遡って適用。)」 とあるので、今後の値下だけでなく、支払済み分も返却されると思われる。


[2002/02/02] H-IIAロケット試験機2号の打上げライブ中継

 H-IIAロケット試験機2号機の打上げ予定時刻は、明日の11時32分に迫った。左は、打上げ場所の種子島宇宙センターの大型ロケット発射場だが(宇宙開発事業団提供)、現時点では準備は着々と進行し、カウントダウンが始まろうとしている。

 今回のロケットには、民生部品・コンポーネント実証衛星(MSD-1)高速再突入実験機(DASH)性能確認用ベイロード(VEP-3)の3つの衛星が搭載されており、各界から期待が寄せられている。

 ブロードバンドサイトのヒットポップスで、打上げライブ生中継が行われるので、世紀の瞬間を捉えることができる。
  中継日時:2002年2月3日(日) 10時30分〜13時30分
  (ロケット打上げは、同日11時:32分〜12時48分を予定)

 残念ながら、種子島は悪天候で打上げ時に強風が予想されるため、打上げは2月4日の11時28分に延期された。従って、ライブ中継も明日に延期される。(2002/02/03 追記)


[2002/02/02] その後のモデム所有権移転

 ありがたくもないモデムの所有権移転のその後の経過だが、イー・アクセスは正論を回答できない模様で、再質問に対してなしのつぶての無回答だ。執拗に回答を求める手もあるが、そんな暇人でもないので、ここは休戦することにした。経過を明らかにして、やりとりを公開するに留めて終結する。

  1. (2001/12/27)
    「所有権移転後の保障サービスは、レンタル時と同様にサービス開始時から1年間」との、一方的な通告のはがきがイー・アクセスより届く。
  2. (2001/12/28)
    「レンタル時に保障サービスは1年間と定めた契約条項を提示して欲しい」との質問メールを出す。
  3. (2002/01/02)
    「イー・アクセスよりご回答」というタイトルのメールが届くが、レンタルであった背景と無償で所有権移転を実施するとの一般的な説明だけで、「保障サービス期間」については一切触れられてなかった。
  4. (2002/01/02)
    下記文面の再質問のメールを出すが、現時点ではなしのつぶての無回答。

    >早速の回答をいただきましたが、質問の趣旨が理解されてない
    >ようなので、再質問とお願いを申し上げます。
    >
    >(途中省略)
    >
    >御社の主張される「レンタル時から無償保守期間は1年間」について、
    >どのような契約または契約時に公開されてたのでしょうか?
    >
    >質問はこの件についてお伺いしております。
    >明示いただきますよう、お願い申し上げます。


[2002/01/19] NTT西日本のプラン選択ツール

 ADSL契約時の事前に真っ先に行わなければならいのは、NTT収容局と自宅までの線路長の調査だ。なぜならば、特に8Mbpsサービスのリンク速度が線路長に大きく左右されるためだ。

 そのような理由で、ここでも収容局までの直線距離や所在地の調査方法を紹介してきたが、このたびNTT西日本のプラン選択ツールが登場した。

 このツールを使えば、収容局までの直線距離はもとより、ISDN干渉の有無による8Mbpsおよび1.5Mbpsサービスの、リンク速度の推定を行うことができる。ぜひとも契約前に実行して把握しておきたい調査だ。なお、フレッツ・ADSLの加入者向けのサービスであるが、他の回線業者を使う場合にも参考になる。

 右は自宅(京都八幡)の調査結果だが、やはり1.5Mbpsで辛抱するのが賢明のようだ。(; ;)


 NTT収容局と自宅までの直線距離や、所在地の調査方法などの記事をまとめて列挙しておく。

◇収容局と自宅までの直線距離を知る方法
 1)NTT西日本のプラン選択ツール
 2)アッカの距離別おすすめサービス
 3)ASAHIネットの対応エリア確認

◇収容局の所在地を知る方法
 1)生活地図サイト マップファン ウェブ
 2)Web地図Mapion

 しかし、最も確実なのは、収容局の所在地を知った上で、実地検証で線路長測定し、イーアクセスの8Mbps評価試験結果からリンク速度を推定する方法だ。


[2002/01/01] 極めつけの収容局所在地調査方法

 ADSLのリンク速度は「収容局から自宅までの線路長で大きく左右される」と、すでに何回も述べているが、防災上の関係もあって収容局が積極的に公開されてない現状では、所在地すら知るのが難しい。特に難しいのは、営業窓口のない交換機だけが設置(無人の場合も)されている収容局で、電話帳や地図で探しても見つからない場合も多々ある。筆者の場合は、現在は営業窓口はなくなったが、窓口がある時代に行ったことがあるので、電話線を遡って線路長測定ができたが、所在地が分からない限りは、線路長はもとより直線距離さえ知るすべがない。

 直線距離を調べる方法については、ASAHIネットの対応エリア確認ページやアッカ・ネットワークスの距離別おすすめサービス判定もあるが、あくまでも自社のサービスエリア内が条件で、たとえばフレッツ・ADSLしか開通していない地域では調べることができない。また、収容局をインターネット上の地図サービスから調べる方法として、Web地図Mapionによるランドマーク機能も紹介したが、すべてが網羅されてなく、特に無人局などの小規模な収容局は掲載されてないようだ。

 そこで、お正月のお年玉代わりに紹介したいのが、極めつけの生活地図サイト マップファン ウェブだ。
 例を挙げて調べてみたいが、これから調べる所は、上の理由で調べるのが不可能な収容局であったが、マップファンではバッチリ見つけることができた。

 仮想自宅を下記として、収容局を調べる(^^;)。
  南淡町役場 〒656-0501 兵庫県三原郡南淡町福良甲512-154 (TEL 0799-52-0426)

  1. MapFanWebにアクセスし、
  2. キーワードに住所をフルワードで入力し、
  3. 【さがす】のボタンをクリックする。
  4. 入力した住所を中心とした地図が表示される。
  5. 凡例によるとNTTの記号は下記なので、この記号を探しながら順次地図を拡大してゆく。
  6. 縮尺率を1/25000まで拡大すると、で右のような地図が表示されたはずだが、 地図上の右上から、うずしおライン(R25)を西行して右にカーブする角あたりにNTTを見つけることができる。
  7. あとは、地図上で幹線の道路沿いを辿れば線路長が分かるが、収容局から「南淡町役場」まで0.47kmだ。
  8. (訳ありから更に調べてみるが、ローカルネタでもあるので興味のない方は読み飛ばして欲しい。なお、これからの距離測定には愛用の地図帳ZIV DVD全国版を使用し ているので、右のMapFanWebとは異なる。)

    更に「南淡町役場前」を西行し、「迎ビル」のある次の交差点を右折し、左カーブの道なりに沿って行って、左に「旅館やぶ萬」が見えるので、そこを右折すると、すぐに「真砂屋食堂」あるので左折する。ここからは真っ直ぐの西行となるが、途中の小さな川にかかる橋を渡ると、すぐ右に郵便局福良局があるが、更に西行約200mにて右に「ヤブ酒店」、左に「スーパーマスヤ優福良教室」の交差点となり、ここから真っ直ぐ北行すれば町立福良小学校となる。この交差点までが「南淡町役場」から約0.47kmで、収容局から1km以内の8Mbpサービスも期待できるエリアだ。(地図を頼りに書いたので誤りもあるかも)
  9. というように活用することが出来る(^^ゞ

 
[2001/12/28] ありがたくもないモデムの所有権移転

 イー・アクセスより一通のはがきが届く。(要旨のみ抜粋)

 ADSLモデム(レンタル機器)所有権の移転実施について

さて、お客様にはADSLサービス契約時より下記の商品をレンタル品として提供してまいりましたが、先般モデムメーカーにてJATE(財団法人 電気通信端末機器審査協会)認定を取得し、ADSLモデムの買取が可能になりました。つきましては、この機器の所有権をお客様に移転させていただきます。
なお、これに伴う追加費用はございません。また、機器の保障サービスにつきましてはレンタル時と変わらず弊社でのADSLサービス開始日から1年間とさせていただきます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

 要するに、レンタルで使用していたTE4111C(1.5Mbpsルータータイプモデム)が、「JATE認定を取得したことから、イー・アクセスが製造者(住友電気工業)より買取が可能となったので、買取と同時に無償で所有権をユーザーに移転する」という措置だ。なお、「保障サービスはレンタル時と同様にサービス開始時から1年間とする」という内容だ。(同時に保証書が添付)

 所有権のユーザー移転は一見ありがたそうに見えるが、不要で売却するならともかく、永続的に使い続けるユーザーとしては、保障サービスを行う対象が、今までのイー・アクセスから直接コンタクトをしたこともない住友電気工業に転化されただけで、不具合が発生した時の処理が煩わしいだけだ。

 しかし、もっと大きな問題は、保障サービス期間が1年間と限定されることだ。筆者の認識では、レンタル期間内は、不具合のないものを供給するする義務があると解釈していたが、この条文からすると1年間で保障サービスが終了することになる。この件については、イー・アクセスと1年間の保障サービスを契約した記憶がないので問い合わせをしているが、回答が入り次第に経過を説明する予定だ。


[2001/12/20] Line Speed Testerの正確な差動測定

 回線スピードの測定ツールにも多種多様のものがあるが、インターネットで一般に使われるTCPによる通信では、原理的に正確な速度の測定は不可能に近い。なぜならば、TCPは、回線の最大効率を配慮するがゆえに、細切れデータを送るのを基本としていからだ。従って、大半の測定ツールでは、できるだけ正確な測定をするために、サイズの大きなファイルを使用しているが、影響をゼロにはできない。

 そこで、限りなく正確な回線速度を測定を目指した、久保田情報処理研究所Line Speed Testerを紹介する。原理的には、1回の測定でサイズの違う2つのファイルを同じサーバーから受信して、この2つのファイルの受信サイズと受信時間の差から最高回線速度を計算している。

 通常はこれほど厳密は結果は不要かもしれないが、バケットサイズの上限を決めるMTU (Maximum Transmission Unit)や、無条件にデータを受け取れることができるバッファ量のRWIN (TCP Receive Windows)の最適化設定には、ぜひ使用したいツールだ。なお、設定後には、速度優先のあまりに不安定になってないことを、Speedeyeによる回線速度の棒グラフ変化で、最適設定値確認(なだらかに綺麗な曲線を描き途中で息つきがない)をしておきたい。


[2001/12/19] ムック本「社会人のためのADSL」

 本日、ソフトバンクパブリッシングから「社会人のためのADSL」(副題:日本一辛口のADSL活用誌)という誌名のムック本が発売された。さすが流行だけあって、最近はADSLを記事にする雑誌は多いが、丸々一冊がADSLだけというのも珍しい。価格も低廉な\780と手ごろで、肩のこらないADSL知識の整理には最適と思われる。
 なお、40頁にはここのサイトも紹介されていて、「潔く諦めた8Mbpsサービス」の記事のキャプチャー画像が掲載されている。また、身に余る紹介文も掲載されているが、 恥ずかしいので、こちらについては流し読みして欲しい(^^ゞ
 ラージ版の画像(225KB)はこちらをクリック。

 雑誌でのサイト紹介記事のURLの打ち込みは面倒なものだが、こちらでは「Vコード」なるものを使っていて、ソフトバンクVサイトにアクセスして、「99263」を入れて、「Go」のボタンをクリックすれば、『木村の部屋』の「あこがれのインターネット常時接続環境への道」のサイトが表示されるようになっている。
 これもひとえに、このサイトをご贔屓に賜った読者のお陰と存じ上げます。この場を借りまして御礼を申し上げます。


[2001/12/15] 常時接続を活かすtelnet接続

 ニフティにはパソコン通信サービスの会員専用フォーラムが設置されているが 、ニフティ会員でADSL接続環境があるなら、電話代が必要になるダイヤルアップ接続でなく、常時接続のメリットを最大限に活かしたADSL回線からのアクセス が経済的で、イーアクセス回線の場合は次の三種類の方法がある。

  1. telnetプロトコルに対応したパソコン通信ソフトを使う方法
  2. ニュースリーダー機能に対応したOutlook Expressなどを使う方法
  3. ニフティ専用通信ソフトのニフティマネージャーを使う方法

 それぞれに一長一短があるが、約10年前のニフティ会員になったDOS時代はフリーウェアのWTERM、約6年前のWindows95リリース後からはシェアウェアのNifTermを使っていたこともあり、ADSL接続環境になってからも、telnet接続でパソコン通信ソフトのNifTermを使っている。

 telnetとは端末とホストの通信をTCP/IPネットワーク上で可能にするプロトコルだが、ホストがtelnetサービスを行っていれば、これを利用してInternet上のサーバにログインすることができる。ニフティでは、これを利用してtelnet接続回線を提供しているので、ADSL回線からのアクセスが可能だ。
 便利なサービスだが、ADSL回線を使ってtelnet接続をする時には、二重ログインのエラーに注意しなければならない。なぜならば、ADSL回線を常時接続で繋いでいる場合には、すでにログイン中になっているので、telnet接続をすると二重ログインとなって、不正なアクセスとみなされ接続ができない。しかし、これではtelnet接続ができないので、いくつかあるニフティのtelnetサービスの特定のホストでは、これを許している。

 ADSL接続サービスでtelnetを利用する時の特定のホスト名であるが、12月11日14時(一部地域で数時間の遅延あり)に変更されて、従来はr2.nifty.ne.jpだったのが、現在はhrt2.nifty.ne.jpとなった(ソフトウェアによって接続できない場合はhrt.nifty.ne.jpでも可)。ただし、この設定は前のパスワードの設定と同じく、ADSLの接続を一旦切って、再接続後に有効になる。

 パソコン通信ソフトを使わずに確認する方法としては、internetブラウザのアドレスにtelnet://hrt2.nifty.ne.jp/を入力すると、右のようなコマンドプロンプトが開くので、「SVC」に続いてユーザーIDとパスワードを入れれば、接続されるはずだ。また、「bye」を入れれば切断されて抜けることができる。


[2001/12/09] イーアクセスの8Mbpsは順調な滑り出し

 イーアクセスは12月3日に「G.dmt採用8Mbpsサービス フィールドデータのご報告」を発表した。
 発表の内容は、11月より提供を開始した下り最大速度8MbpsのADSLサービスについて、実際のリンクアップ速度とNTT収容局からの線路長を測定したもので、こちらの記事でも紹介の「G.dmt採用8Mbpsサービスにおける評価結果のご報告」を裏付ける結果となっている。結果の要約を以下に引用する。また、根拠となる実データによる「8Mユーザーにおける線路長とリンクアップ速度」のグラフは非常に興味深い。

  1. 実際のリンクアップ速度の多くは、11月1日に発表したG.dmt Annex C規格(下り最大速度8Mbps)の実験環境下における評価結果の想定に概ね従っている。
  2. 線路長が1.5km以内の回線は、ISDN等の影響を受けにくく、最大速度に近い速度を実現している。一方、線路長が1.5km以上の回線は、線路長が4.0kmに近づくほどISDN等の影響を受け易く、強いISDN干渉を設定した評価結果に近づいた分布を示している。
  3. 線路長が2km以下の場合、78%のお客様が6Mbps以上を、98%のお客様が3Mbps以上の速度を実現している。一方、線路長が2km以上の場合、69%のお客様が1.5Mbps以上を実現しているが、31%のお客様が1.5Mbps以下の速度を示している。
  4. 線路長が3.5kmを越える場合、1.5Mbpsを越える速度はかなり難しく、G.lite Annex C 規格からG.dmt Annex C規格へ変更しても、大きな性能の向上は見込めない。

 順調な8Mbpsサービスの滑り出しではあるが、やはりベストエフォー ト型の光と影、線路長が3Kmを超えてISDN等のノイズの影響を受ける度合いによっては、1.5Mbpsのほうが速い場合があるのも事実だ。
 ただしその場合でも、イーアクセスでは、1.5M/8M両方のサービスに対応したルータタイプモデムの提供も開始されたので、もし不幸にしてサービス変更に迫られても、モデムはそのままでNTT局内工事だけで変更が可能な道が開かれた。


[2001/12/01] 晴れて8Mbps移行予約キャンセル

 究極の選択で潔く諦めた8Mbpsだったが、開通予定検索の変更情報欄に、いつもでも「速度変更予約中」との表示も鬱陶しい。また、いつむら気が起こるかもしれない(^^;)

 そのようなことで、正式に予約キャンセルをする窓口を、ニフティにメールで問い合わせていたところ、昨日回答のメールを貰ったので、早々にキャンセルをした。

 キャンセル窓口は少し入り組んでるが、下記を辿って予約キャンセルができ、即時に開通予定検索に反映される。

  1. ニフティのホームページを開く
  2. 「ADSL[1.5M]1,980円」をクリック
  3. 「ヘルプ&サポート」のボタンをクリック
  4. 「ADSL申請の変更・解約」をクリック
  5. ADSL予約申込み中のキャンセル」のボタンをクリック
  6. 「ADSLサービスの予約キャンセル申請」画面が現れるので、受付番号と電話番号を入力

 正式に予約キャンセルを済ませてスッキリしたところだ(^^)v。

 そろそろニフティ+イー・アクセス回線の8Mbpsも開通し始めたが、1.5Mbpsから速度低下の例が報告されているのも事実だ。潔く諦めた理由にも挙げたが、8Mbpsでは信号減衰やノイズの影響が1.5Mbpsより顕著なので、条件によっては十分考えられる。例えば、一般には一般道路より速いはずの高速道路だが、事故でもあれば、抜け道があって融通性に富む一般道路ほうが速いこともある。
 また、8Mbpsへの変更後に1.5Mbpsに戻すためには、NTT局内工事費用もともなうので、十分な調査の上での移行をお勧めする。


[2001/11/24] 潔く諦めた8Mbpsサービス

 10月4日に衝動的に行った8Mbpsへの速度変更の予約申込であるが、11月20日にはニフティより下記のメールが到着した。(一部引用抜粋)

題名:ADSL移行正式申込手続きのお願い

 お客様が予約されたエリアのADSLサービス(8M)開始が近づいてきました。
よって、お手数ではございますが正式に申込手続きをお願いいたします。
 以下のホームページからお申込ください。
  http://dsl.nifty.com/dsl/dslupdspeedEntry.htm
 お申込数日後に、メールにて今後の予定や注意事項などを連絡させていただきます。

 申込後、いろいろと情報を集めて思慮していたが、結論として速度変更をしないことに決めた。結論に至ったのは次の理由による。

  1. 8Mbps変更で高速化の可能性が薄い
     リンク速度(自宅と収容局側装置との接続速度)は、線路長(自宅から収容局までの電話線の長さ)が大きく影響するのは広く知られているが、自宅から収容局までの距離測定では直線距離で2.35Km、線路長が約2.90Kmは、比較的長い部類に入る。「アッカの距離別おすすめサービス」や「イーアクセスの8Mbps評価試験結果」でもお知らせしたが、1.5Mbpsよりも大きい8Mbpsの信号減衰やノイズの影響を考えた場合、リンク速度が大きく向上するとは思えない。運が悪ければ、低下する可能性さえある。
     また、収容局側上流の実効速度(バックボーン)を考えた場合も、インフラが整備されるまでは、実用上の向上は見込めない。筆者の例では、リンク速度はいつ測っても1.4Mbps以上あるが、実効速度は0.5Mbps〜1.3Mbpsまで混雑度合いによって変化する。この例からも、バックボーンが強化されなければ、リンク速度だけが高速化しても、実用上の速度向上は見込めないと予想される。
     
  2. 現在の1.5Mbpsがすこぶる調子が良い
     線路長が長い割にリンク速度が高いこともあるが、それ以上に優秀なのは非常に安定した動作で、巷で聞くようなリンク切れ(理由が不明確な接続断現象)などは皆無でもある。新しいモデム に替えて、理論上不安定さが増えるはずの8Mbpsに変更した場合は、現在の良好な回線品質の維持に対してリスクが発生する。
     
  3. 貧弱なブロードバンド放送
     通常のインターネットアクセスやファイルのダウンロードについては、0.5Mbpsもあれば十分と感じているが、ブロードバンド放送を楽しむらなら、それ相当の回線速度が必要となる。ただし、現時点では無料の1Mbpsのブロードバンド放送は皆無に近く、あっても筆者の嗜好では貧弱と思える内容のものばかりだ。ブロードバンド放送も最初はいろいろと見てみたが、最近ではほとんど見ることもなくなり、パソコンでの映像はもっぱらTVチューナが大活躍している。
     
  4. 維持経費のコストパフォーマンス
     現在はニフティのイーアクセス回線の1.5Mbpsサービスを利用しているので、11月からの値下げによって月額料金は3,167円(月額費用2,980円+NTT回線使用料187円)であるが、8Mbpsサービスに移行すると月額料金は3,967円(月額費用3,280円+NTT回線使用料187円+モデムレンタル料金500円)となり800円高くなる。前記の約25%の経費増は、上の状況からみるとコストパフォーマンスが合わないと判断した。
     また8Mbpsサービスへの移行費用も不可解で、速度変更費用2,000円とNTT工事費2,800円の合計4,800円を必要とするが、新規加入の場合には、年内中のキャンペーンではあるものの、初期費用なしのNTT工事費2,800円だけという、「釣った魚に餌はやらず」がごとくの馬鹿げた料金体系にも呆れ果てた。
     
  5. 光ケーブルへのつなぎのADSL
     理想の通信回線とは信頼性と高速性であろうが、どちかを優先するとすれば、迷わずに信頼性を取る。常時接続環境が日常の一部となりつつあり、Webサイトを持つ筆者などには、一瞬たりとも不断の頼れる回線は、高速なだけの回線に替えがたい。
     そのような観点で見ると、ADSL回線は理想の回線になり切れないことも事実だ。近い将来には、信頼性と高速性が両立する光ケーブル時代が来るのは間違いなく、ADSL回線はつなぎの存在でもあろう。どうせつなぎなら、潔く諦めて1.5Mbpsに甘んじるのも一考であろう(^^;)

 成り行きを見守ってくれた人には申し訳ないが、筆者はかくなる理由で8Mbpsサービスの予約をキャンセルすることにした。判断基準はあくまでも筆者の環境条件に基づく価値観であって、8Mbpsそのものを否定するものではない。恵まれた環境条件にある人には、果敢に高速化に挑戦して、ADSLを十分に謳歌して欲しい。


[2001/11/18] アッカの距離別おすすめサービス





 

 ASAHIネットの「電話局までの距離を通知のサービス」は以前にお知らせしたが、アッカ・ネットワークスにもっと強力な「距離別おすすめサービス判定」が現れてたのでお知らせする。

 判定入力フォームに自宅の電話番号と住所を入力すると、NTT収容局から家までの直線距離と、下りの予想速度をグラフで表示し、おすすめのサービスを知らせてくれる。

 右は、自宅の電話番号と住所を入力した結果だが、NTT収容局から家までの距離は2.3Kmとほぼ違いない結果を教えてくれた。  
 判定結果の「おすすめサービスは【1.5M】です。」の「判定結果の参考」にもあるように、

★判定結果が2Km以上のお客様
 8Mbpsサービスをお申込みいただいても、1.5Mbpsサービスと速度の差がほとんどなくなるため、月額料金のお得な1.5Mbpsサービスをおすすめしております。

「あんたのとこは、8Mbpsにしてもおんなじやから、やめときなはれ!(下手すると遅うなりまっせ!)」と言われてしまった。(^^;)

 下のグラフで、横軸の直線距離が2.3Kmを上に辿って、縦軸の水色の領域が予想速度になるが、確かに1.5Mbps以上を期待するのは難しいようだ。

 「イーアクセスの8Mbps評価試験結果」で覚悟はしていたものの、こうハッキリ言われると、お節介というか寂しいところもあるが、実情を明確にするという意味では良心的とも思える。(8Mbpsへの変更 で、高速どころか低速になる場合も多々あるようで、クレーム対応にサービス判定のページを設置した可能性も高い。)

 8Mbpsへのサービス変更は予約中で、そろそろ本申込の案内が来る頃なので思案していたが、この結果でスッキリと解約ができそうだ。(^^;)

 すでに生活の一部となった感があるインターネットの常時接続環境は、使いたい時に安心していつでも使えることが最重要になりつつある。その意味からも、リスクを回避した1.5Mbpsの選択肢も一つであろう。
 次は光ケーブルですね(^^)v


[2001/11/15] アット・ニフティから重要なお知らせ!

 (アット・ニフティ+eAccessのユーザー以外は不要)
 本日、アット・ニフティから封書が届き、「ADSL接続サービス(eAccess)をご利用のみなさまへ」という文面とADSLモデムの設定マニュアル(4頁)が入っていたが、非常に重要なのでお知らせする(Web版はこちら)。
 文面より重要部分を引用。(<  >部は筆者が追記)

 <従来は不要でしたが>12月11日以降、お客様が<ADSLを使って>アット・ニフティに接続する際に、必ずアット・ニフティID+ドメインとログインパスワードが必要となります。<従来は不要なので、ADSLモデム設定部のログインパスワード欄はブランクだと思いますが、マニュアルを参照の上で設定願います。>

 要は、パスワードの設定をしてなければ、12月11日に突如としてADSLが繋がらなくなります(^^;)。忘れない内に早めに設定しましょう。(モデムタイプによって異なるパスワード設定画面の呼び出し方法はマニュアル参照のこと)



[2001/11/04] 正しいプロパイダ選び(サービス編)

 Yahoo!.BBの「低料金の8Mbpsサービスが月額\2,280」(実際はモデムレンタル料とNTT回線使用料を加えて\3,017必要)ではじまったADSL値下げ競争は、「正しいプロパイダ選び(価格編)」にも書いたように、8月には各社がなだれを打ったような値下げ合戦へと発展した。利用者としては安いに越したことはないが、米でのADSL業者の廃業や廉価なりのサービス低下などを考える時、限度を超えた価格引下げは真のユーザー利益に繋がらないはずと憂っていた。
 @nifty+ADSL回線業者の接続料金は、ISP+ADSLサービスに加えてニフティサーブネットワーク(パソコン通信)があるので、中でも最も高価な部類に属する。それでも月額料金(NTT回線使用料を除く1.5Mbpsサービス)は、\6,500(年初)\5,800(5月)\3,980(9月)と推移し、このたび11月から\2,980に値下げが行われた。

 最も一般的な電話共用タイプのルータタイプで、最も安価と思われるYahoo!.BBと最も高価と思われる@niftyの価格比較表を作ってみたが、その差は月額費用にして約千円と小さいものだ。(たぶん、その他のプロパイダ+回線業者の組み合わせは、この間に包含されると思われる。)

プロパイダ
+回線業者
下り
速度[bps]
月額費用 初期費用
ISP
サービス
ADSL
サービス
モデム
レンタル
NTT回線
使用料
合計 開通
一時金
NTT
局内工事
DSL
契約料
合計
Yahoo!.BB 8M \1,290 \990 \550 \187 \3,017 \2,800 \800 \3,600
@nifty+アッカ/
イー・アクセス
8M \3,280 \500 \187 \3,967 \2,800 \2,800
1.5M \2,980 \187 \3,167 \9,800 \2,800 \800 \13,400

 ニフティは11月1日に記者懇談会を開催して@niftyの現状と今後の事業戦略を説明したが、その中で、「接続サービスはあくまでも道具を提供するもの。これからは、価格だけでなくサービスで勝負する」、また「ADSLサービスの価格をさらに値下げすることは考えにくい」とも述べ、他社の値下げ合戦を後追いする考えがないことを強調した。

 サービスと言っても、提供コンテンツや回線品質など多種多様で、かつ個人の価値観も違うことから、人それぞれ選択肢は異なるが、少なくともプロパイダ選びにおいては、価格で選ぶ時代はすでに過ぎ去り、サービスで選ぶ時代に入ったと考えている。


[2001/11/03] イーアクセスの8Mbps評価試験結果

 イーアクセスは、「G.dmt採用8Mbpsサービスにおける評価結果のご報告(〜Annex CとAnnex Aの比較についても検証〜)」を11月1日にプレスリリースした。プレスリリースは、技術論文調で理解するのが非常に難解ということもあり、結果の要約の引用とグラフのリンクにて理解しやすいように工夫してみたつもりだ。

 比較するデータは下記の6つ。

記号 規格 下り最大速度 ISDN干渉
A G.dmt Annex A 8Mbps
A'
B G.lite Annex C 1.5Mbps
B'
C G.dmt Annex C 8Mbps
C'

 【結果の要約】 (こちらのグラフを開いて参照しながら本文を読む)

  1. G.dmt Annex Cを利用した場合は、ISDN干渉の有無および線路長に関わらずG.dmt Annex AおよびG.lite Annex Cを利用した場合より優れた性能を示している。(C>A>BC'>A'>B'の比較)
  2. 強いISDN干渉は、G.dmt Annex Aへの影響が著しく、線路長2kmを超えると接続不可能になる場合が多い。(A'の線路長2200mあたりはリンクアップ速度はゼロ)
  3. ISDN干渉が強く且つ線路長が2kmを超えるあたりの環境では、G.lite Annex CからG.dmt Annex Aへ変更しても、性能の改善は殆ど望めず、機器の個体差や誤差により改悪となる可能性もある。(B'とA'の比較)
  4. 線路長が3km以上若しくは現在のリンクアップ速度が600kbps前後の場合、G.lite Annex CからG.dmt Annex Cへ変更しても、大きな性能の向上は見込めない。(B'C'の比較)

 また例として、「電話局から線路長2km付近にお住まいのお客様が、新規若しくは1.5Mbpsサービスからの乗り換えで8Mbpsサービスへお申し込みになられた場合に想定される速度。」では、次のように述べられている。

  1. G.dmt Annex Cの8Mbpsサービスへの申込み: ISDNから受けている干渉の度合いにより、2.7Mbps(C')から7.8Mbps(C)の間でのリンクアップ速度が想定される。
  2. G.dmt Annex Aの8Mbpsサービスへの申込み:ISDNから受けている干渉の度合いにより、500kbps(A')から6.9Mbps(A)の間でのリンクアップ速度が想定され、ISDN干渉が強い環境では1.5Mbpsのサービスでの速度(B')を下回る速度が想定されます。

 前のアッカの8Mbps評価試験結果を発表!では、G.dmt(8Mbpsサービス)は線路長が2kmを超えたあたりからリンクアップ速度が急激に落ちるとお知らせしたが、今回の結果はそれを裏付けるものだ。また加えて、リンクアップ速度に大きな影響を与えるISDN干渉や方式的なAnnex Aとの比較など興味深いものになっている。
 G.dmt Annex Cの推進役となるイーアクセスとしては、Annex A(Yahoo! BB)との競合やG.dmtでリンクアップ速度が出ない不満ユーザーの対応も考えてのプレスリリースであるが、事実を曲げたものではないので、賢い回線業者選びの参考にしていただければ幸いだ。


[2001/10/27] 不明な収容局の所在地の調査法

 局との回線距離はADSLの転送速度を決める大きなファクターだが、基点になる局の所在地が不明な場合にはお手上げだ。自宅から電話線を辿って遡る方法もあるが、運がよければもっと安直に所在地を調査できる方法があるのでお知らせする。
 局といえば電話局や収容局と表現するが、前者は営業窓口があるところ、後者は交換機が設置されてるところを指す。従って、回線距離の云々には収容局までの距離が重要となるが、防災上の関係で非公開になっていることもあり、地図で見つけるのも難しい。特に最近では、電話局=収容局であったところが、集約化で営業窓口が廃止されて収容局になったところも多いので、地図で探せないケースも多くある。

 NTT収容局を調査するための、Web地図Mapionのランドマーク機能を利用する方法について解説する。
 トップページを開いて、左端中段の『ランドマークで探す』で「都道府県」を選択し「NTT」の文字列を入力した上で『Go』をクリックする。リストには社宅や独身寮も表示されるので、それらを除いて自宅に最も近いところが収容局の可能性が大だ。リストに候補が多い場合には、『さらにしぼり込む』を使って検索して欲しい。また、ヒットしたデータをクリックすると、地図も表示されて概略の距離を調べることもできる。


[2001/10/13] 電話局からの距離を通知のサービス
 
 サービスの転送速度が上がるほどに、ノイズの影響や転送損失の影響も大きくなり、ますます電話局までの回線距離の影響が気に掛かるのはベストエフォート型の宿命だ。
 そのようなユーザーのために、わざわざ実測しなくとも、エリア判定と同時に電話局からの距離を表示するサービスが現れた。

 右は、ASAHIネットのADSL-Aオプション(アッカ・ネットワークスのADSL回線を使用したサービス)の対応エリア確認のページに必要事項を記入して検索した結果だが、電話局からの距離が表示されている。残念ながら、自宅の京都八幡局はエリア外でその場合には距離が表示されないので、友人宅の情報を入力して検索した(^^;)

 ただし、ここで表示されるのは、あくまでも電話局からの直線距離なので、実際の回線距離はこの表示よりも長い。例えば、比較的直線的に回線(電話線)が引かれてる自宅でも、実地検証の結果は直線距離で2.35Km、回線距離は2.90Kmとなり、回線距離は直線距離より約20%強長い。(川や線路を跨ぐ場合には、特に遠回りの迂回もあって、回線距離が直線距離の倍のケースもあり。)
 従って、直線距離はあくまでも目安として、散歩に良い季節になったこともあり、実地検証をお勧めする。
                                                        (2001/10/13)


[2001/10/10] 8Mbpsへのサービス変更は受理?

 とりあえずはまず予約と、10月4日に衝動的に申込んだ8Mbpsへのサービス変更だが、その後に何の連絡もアナウンスもないので心配になっていた。

 ADSL接続サービスの予約確認で検索すると、左のように申込エラーが出て、ますます心配で問い合わせようかとも考えていた。

 ところが、すでにお馴染みのADSL開通予定検索を行うと、右のように、最下行に「変更情報」が追加されて「速度変更予約中」と表示されるので、申込は間違いなく受付られたことが確認できる。
 まさか1.5Mbpsから64Kbpsでは、あるまい?(笑)
                           (2001/10/10)



[2001/10/04] @niftyの8Mbpsサービス予約受付開始

 @niftyは、イーアクセス回線とアッカ回線を使う下り8Mbpsサービスの予約受付を、本日から開始すると発表した。サービス提供スケジュールは、本申込の受付開始が11月上旬、開通予定 が11月中旬頃。提供エリアチェックは、こちらで行える。

 回線事業者を変えない場合の1.5Mbpsから8Mbpsへのサービス変更はこちらのページから行う。(最後の「ADSL通信速度の変更」のデフォルトが「下り 1.5M 」になっているので、「下り 8M 」を忘れずにチェックしてから「確認ページへ」のボタンを押すこと。)
 電話共用タイプ(タイプ1)の場合。サービス移行費用は\4,800程度(NTT工事費\2,800+移行手数料\2,000程度)。月額費用は\3,967(月額料金\3,280+NTT回線使用料\187+モデムレンタル料金\500)と、1.5Mbps料金(9月)の\4,167(月額料金\3,980+NTT回線使用料\187)よりも\200安くなる。なお、1.5Mbps料金は11月より\1,000引き下げられるので、8Mbpsが開始される11月時点では、1.5Mbpsとの価格格差は\800となる。
 我が収容局(京都八幡)の開局予定をチェックしたところ、11月だったので早速に予約申込を行った(^^ゞ。

 速くて安いのは真にありがたいことだが、不具合で返金(私の場合はたった\29)がないような、安定した回線品質の確保を回線業者とプロパイダにお願いしたい。
 

[2001/09/21] イー・アクセスが8Mbpsサービスを発表

 本日のイー・アクセス発表によると、かねてより意向表明のG.dmt Annex C規格による下り最大8Mbpsのサービスをは、申込受付を10月1日よりISPとの合意が取れ次第に順次開始するとしている。なお、サービス提供は、まず10月下旬から11月上旬にかけて約350局で開始し、11月末までに現在G.lite Annex C規格による下り1.5Mbpsのサービスを提供する全473局に拡大する予定だ。

 現時点で10月1日からの申込受付を表明のISPはASAHIネットだけだが、今後ISP各社より続々とアナウンスがあるものと思われる。ASAHIネットでの電話共用タイプの料金体系は、初期費用は開通手数料の\800だけ(11月30日までの限定)。その後の月額費用は、基本月額費用\2,730にモデルレンタル料\500とNTT回線使用料\187を加えた\3,417となっている。
 ASAHIネットでの1.5Mbpsから8Mbpsへの切替料金が、初期費用として\3,600と(開通手数料\800とNTT工事費用\2,800)、月額費用の\800アップ(基本月額費用が\300アップとモデルレンタル料\500)となっていることから、他のISP各社もこれにならい、比較的低廉料金での切替プログラムが用意されるものと思われる。


[2001/09/20] イー・アクセスとWindows XPの蜜月な関係

 昨日、Windows XP日本語版が発表され、発売は11月16日と決まった。Windows2000ユーザーとしては、取り立てて新しさも感じないが、「ブロードバンド時代の新世紀Windows」というのがMicrosoftの売りだ。添付資料によると、常時接続で更に楽しむことができる「Windows Messenger」や、外出先のモバイル端末から会社や家庭のデスクトップへアクセスが可能な「リモートデスクトップ接続」が新たに装備したようだ。

 さて、このページでWindows XPを取り上げたるのは、イー・アクセスはWindows XPの発表と同時に、「Microsoftと提携しVoIPサービスを提供する」と発表したからだ。「Windows Messenger」を通じて、VoIP(Voice over IP)技術を利用した、PC発公衆向け電話サービスの提供を行うソフトが、Windows XPに組み込まれているようだ。
 もう少し平たく言えば、Windows XPに組み込まれたイー・アクセスのサービスを使うと、PCから日本国内・国際宛て一般加入電話・携帯電話等への通話が可能となることだ。現時点では、サービス料金(有料になると思われる)や通話品質などは明らかにされてないが、導入され普及の暁には大幅な電話料金の引き下げが考えられ、電話の革命にも匹敵するものと予測できる。

 データ回線から始まった公衆電話回線の開放は、伝家の電話回線の開放さえも間近に迫ろうとしている。


[2001/09/15] アッカの8Mbpsサービスが開始

 アッカ・ネットワークスは、9月14日に東京23区の18収容局で8Mbps(Gdmt AnnexC)サービスを、開始したことを発表した。なお、今後の展開として、11月上旬までに500局までの開局スケジュールが決定している。
 局番検索で収容局の開局時期が検索できるが、我が町の京都八幡では10月下旬にSo-netが開通するようだ。残念ながらニフティでの開局予定は未定だが、こちらは8月のイー・アクセス発表ニフティ発表から、そろそろアナウンスがあると思われる。
 ISDNの64Kbpsから、一挙に約23倍のADSLの1.5Mbpsが普及して約半年、更に約5倍の8Mbpsがやってきて、約1年の間に通信速度が125倍になったことになる。 


[2001/09/01] アッカが8Mbps評価試験結果を公表!

 アッカ・ネットワークスは、9月中旬からサービスが予定されている、8Mbps G.dmt AnnexCの評価試験結果を本日公表した。
 試験に供されたADSLモデムは、ISDNノイズを受ける日本特有の通信事情に対応した日本市場向けAnnexC規格だ(Yahoo! BBは米市場向けAnnexA)。今秋から各社で開始される8Mbpsサービスは、このAnnexCが主流になると思われるので、8Mbpsへの乗り換え検討には大いに役に立つ。

  詳細は発表資料を参照いただくとして、 最も重要な下り(ダウンロード)のリンクアップ速度と収容局までの回線距離の関係を右図にまとめてみた。
 やはり、8Mbpsの速度は1.5Mbpsより回線距離の影響を受けやすく、回線距離が2Kmまではフルレート速度(8000Kbps)が出るものの、それ以降は急降下し、3Kmでは2500Kbps、4Kmでは1000Mbpsまで落ちる。

 日本での加入者電話網の回線距離は、特殊な例を除き4Kmが大半と言われているが、それでも同料金でのリンクアップ速度に8倍の差が存在することになり、まさにベストエフォート型の光と影である。
 NTT収容局までの距離が、住宅選びの条件として一般化されるのも近い日であろう(^^;)


[2001/08/29] フレッツ・ADSLの料金値下げ!

 NTT東・西日本の8月29日発表によると、10月1日よりフレッツ・ADSLの電話共用タイプ料金について、現行の\3,800から\700引き下げて\3,100にする届出を、総務大臣に提出したことを明らかにした。(また、フレッツ・ISDNについても、同時期に現行の\3,300から\400引き下げて\2,900にする準備があることも表明。)
 以前の「正しいプロパイダ選び(価格編)」でもフレッツ・ADSLの料金の高さを述べたが、今回の改訂で例えば@niftyの場合には(回線だけの提供なのでプロパイダとの組み合わせは無数)、年間経費の1年目は\71,400、2年目は\67,800となって、まだまだ高いものの民間のADSL回線業者に一歩近づいた。


[2001/08/21] eAccess ADSLモデムの新ファームウェア公開

 イー・アクセスは、8月20に住友電工製ルータ型モデムのMegabit GearシリーズのTE/4CならびTE4111Cの新ファームウェアを公開した。

 アップバージョンにて、新ファームウェアバージョンは、
 TE/4C   Software Version: 05.00
 TE411C Software Version: 0.122になる。

 なお、機能変更点は、
 1)認証用パスワードにおける"@"マーク問題の改善
 2)LCP-ECHO機能追加
 3)PPP認証設定内容の変更
 4)NATアドレス変換設定でのレンジ設定機能の追加(TE/4Cのみ)

 6月29日に送付されてきた当方のモデムは、上記のようにすでに01.22となっているので、アップバージョンの必要はなかったが、上記機能が必要な古いモデムは対応 が必要。


[2001/08/16] 複数台接続は8Mbpsが必要か?

 6月30日にADSLが開通し、あこがれのインターネット常時接続環境になって約1ヵ月半を経過するが、入れ替わりのようにノートパソコンが昇天したしたこともあり、せっかくの複数台同時接続ができるADSL環境も、メインPCに単独接続するのみで使ってきた。

 ところが、このたび息子に預けていたサブPCを大幅アップグレードした機会に、同時接続できるように工事を行った。もともと配布されてるADSLモデム(MegaBit Gear TE4111C(2SEI-TE41C)がルータタイプということもあり、下図のようにハブを介して分配するだけで、隣の部屋まで20mのLANケーブルを配線するだけの簡単なものだ。
 ちなみに、ADSLモデムが192.168.1.1を使い、割り当て先頭IPアドレスが192.168.1.2、割り当てIPアドレスが16個なので、理論上はハブを介して15台まで同時接続が可能だ。(契約上の問題があるかも知れないが、隣近所の家へLANケーブルを這わし、月額1,000円程度でサービスを行えば、元が取れそうな気もする(゚゚ )\☆)

 さて、かねてより気掛かりだったのは、複数台が同時アクセスした場合に転送速度が落ちるという点だ。もともと運がいい方で、電話収容局まで線間距離が約2.90Kmあるものの回線品質が良いのか、転送速度は常時1Mbpsが確保されている。ところが、これは1台でアクセスする時の転送速度であり、複数台で電話線の取り合いを行えば、当然のことながら個々の転送速度は落ちることになる。

 下図は、息子殿にも手伝ってもらった実験結果のグラフだ。実験は、私のPCルーム(?_?)に設置前のサブPCを並べ、配線前の束にしたLANケーブルで繋いだ状態で行った。なお、転送速度の計測にはoso氏のSpeedTestを使用させていただき、データサイズ1Mバイトのデータ受信速度の計測を行った。
 まず、メインPCとサブPC単独で計測を行ったが、どちらも約1200bpsで通常の転送速度が確保されている。
 次に、「よ〜い ドン!」で両方のPCで同時に計測(同時にデータ受信)を行うが、この同時のタイミングが難しく、少しでも早く計測をスタートした方が結果が良く出る。何回か計測を行った結果から、計測ミスと思われるデータを削除し、リーゾナブルなデータを抽出したのが、下図のメイン&サブPC同時の1回目〜3回目のデータである。結果は予想通り、同時アクセスした場合には、1台での単独アクセス時の転送速度を、2台で分け合うことになった。

 上の実験結果をまとめると、以下のようになる。
 1)複数台接続でも、その内の1台でアクセスする限り、転送速度に変わりがないが、
 2)複数台の同時アクセスでは、転送速度を分け合うことになり、個々のPCの転送速度は大幅にダウンする。
 3)複数台の同時アクセスでは、個々のPCの転送速度の和が、なぜか1台の転送速度より大きい。
 4)複数台の同時アクセスでは、個々のPCの転送速度は、なぜか同じにならない。

 少し疑問もあるものの、ほぼ予想した結果となったが、困るのは2台のPCで同時に1Mbpsの映画が観れないことだ。贅沢と言えばその通りかも知れないが、データ通信なら転送速度が落ちた分、若干時間が掛かるのは辛抱もしようが、ストリーミング再生では再生不可の致命的な問題だ。当面は替わりばんこか(^^;)

 @niftyは8月9日に9月からの料金改定発表の中で、下記のように8MbpsのADSLサービスを今秋から提供する予定と表明しているが、複数台接続でのストリーミング再生の観点からも、リーゾナブルな価格での実現を期待したいものだ。

 なお、ニフティ(株)では、より高速の下り最大8Mbpsの通信速度のADSL接続サービスを今秋から提供する予定です。また、光ファイバー(FTTH)、モバイルなどの接続環境への対応、バックボーンの設備増強を積極的に行い、@nifty会員がいつでも安心、快適にインターネットを利用できる環境づくりを継続していきます。


[2001/08/11] 正しいプロパイダ選び(価格編)

 あこがれのインターネット常時接続環境も、急速なADSLの普及でもって、一部の人口過疎地域を除き、夢から現実の世界になりつつあり、今秋からの一斉料金引き下げでは、常識にさえもなるような勢いだ。そこで、今まで様子を見ていたが、そろそろADSLを引こうと考えてる人も多いと思うので、プロパイダ選びの価格編を執筆してみた。
 正しいプロパイダ選びは価格だけでないのは事実だが、自宅で休日の気の向いた時にネットサーフィンをする程度なら、難しい御託はなしにただ繋がるだけでよいので、価格だけで選んでもあながち間違いでもないような気もする。筆者のように、1)パソコン通信、2)出張時のアクセスポイント、3)ダウンがない回線品質と信頼度、などの条件があると、少々高くても@nifty以外に選択肢はないが、目的によってプロパイダ選びが変わって当然である。

 さて、Yahoo! BBの超低廉サービスから始まった値下げラッシュだが、すでに収束を迎えて大手プロパイダの9月からの料金体系も出揃ったこともあり、一覧リストを作成してみた。(各プロバイダサイトの料金表ページから作成したが、料金体系も複雑なこともあり、もしやすると誤りがあるかも知れない。何かお気づきの点があれば、『情報交換広場』に書き込んで頂ければ幸いだ。
 作成したリストは、タイプ1(電話共用タイプ)でルータタイプの料金を元に作成し、重要な1年目の年間経費の昇順で並べている。なお、モデムのレンタルと買い上げの選択肢があるプロパイダについては、投資効果の悪い買い上げでなく、レンタルの料金とした。(モデム買い上げは30〜36ヶ月使用しないとペイしなく、モデム方式等が日進月歩の時代にあっては、2年も先はまったく不透明なのでレンタルが懸命だ。)
 また回線速度は、特に断りがない限り、下りMaxが1.5Mbpsであるが、8Mbpsのサービスがある2社については、回線業者名の後ろに8Mと明示した。
  
 このリストを眺めてまず目に付くのが、フレッツ(NTT)が提供する回線料金の高さである。もともとフレッツは他にないモデムレンタルで、初期費用がないのが特徴であったが、今回の値下げラッシュに参加してないこともあって、大きな価格差が生じてしまった。全ての回線業者の値下げ発表が終わった後での発表の可能性もあるが、現在の壊滅的経営状況では大幅値下げは難しいと思われる。ただ、フレッツはきめ細かい全国展開を図っているので、フレッツしか開通していない地域では、好む好まざるに関わらずありがたい選択肢となる。また、初期費用がないことから、当面の繋ぎと割り切って使うのも良いかも知れない。

 その他については、実績やサービスなどから勘案すると妥当な感じもするが、ただSo-net(8M)には興味をそそられる。何故かと言うと、同じ8Mbpsでも、Yahoo! BBはISDNノイズの影響をもろに受ける通信規格のG.dmt AnnexAを使っているのに対し、So-netはISDNノイズに対応したG.lite AnnexCを使ってる点にある。(先ごろeAccess発表の今秋を目処に採用を決めている@niftyも同方式のG.lite AnnexC)
 このSo-net ADSLの予約受付は8月1日より行われていて、サービス開始は、1.5Mbpsが8月15日、8Mbpsが9月中旬となっている。8Mbpsのサービス展開の予定は、やはり東京からスタートし、その後、埼玉、神奈川、千葉、大阪へと展開して、12月以降は北海道、宮城、愛知、京都、兵庫、広島、福岡などにも展開する予定だ。料金については、1.5Mbpsに対し月額料金で\300Up、モデムレンタル代が\500と合計\800高くなるが、1.5Mbpsで必要だったモデム代の初期費用が不必要になるので、1年目の年間経費は1.5Mbpsより8Mbpsが結果的に安くなる。

 浮上とともにますます混沌としてきた感もあるADSLだが、貴兄殿の正しいプロパイダ選びの一助となり、常時接続を謳歌していただければ、筆者としては最高の喜びである。

プロパイダ ADSL回線業者

月額費用

初期投資

年間経費

キャンペーン期間

月額料金 その他 初期費用 その他 1年目 2年目
Yahoo! BB Yahoo! BB(8M) \2,830 \187 0 \3,600 \39,804 \36,204 先着100万名初期費用無料キャンペーン
DION KDDI \3,880 \187 0 \800 \49,604 \48,804 9/30までADSLモデムレンタル無料キャンペーン
So-net So-net(8M) \3,280 \687 0 \3,600 \51,204 \47,604 9/30まで初期登録料無料キャンペーン
OCN ACCA \3,980 \187 0 \3,600 \53,204 \50,004 初期費用無料キャンペーン。現時点では終了期限未定。
Hi-HO eAccess \2,980 \187 \16,000 \3,600 \57,604 \38,004 9/15まで初期費用減額キャンペーン
So-net So-net(1.5M) \2,980 \187 \19,800 \3,600 \61,404 \38,004 9/30まで初期登録料無料キャンペーン
Highway eAccess \2,950 \187 \24,000 \3,600 \65,244 \37,644 現時点では特に期間限定のキャンペーンなどなし
@nifty eAccess/ACCA \3,980 \187 \17,100 \2,800 \66,904 \50,004

9/30まで月額料金3ヶ月割引&8/30まで初期費用減額

BIGLOBE eAccess \3,980 \187 \17,100 0 \67,104 \50,004 8/31まで初期費用減額キャンペーン
JustNet eAccess \3,393 \187 \23,000 \2,800 \68,760 \42,960 9/20まで初期費用減額キャンペーン
DTI eAccess \3,980 \187 \26,800 \2,800 \76,604 \50,004

11/20まで月額料金3ヶ月割引&8/20まで初期費用減額

@nifty フレッツ(NTT) \5,800 \550 0 \3,600 \79,800 \76,200 現時点では特に期間限定のキャンペーンなどなし


[2001/08/09] 大御所@niftyの値下げ3980円に決定!
 本日の@niftyの発表によると、イー・アクセスとアッカ・ネットワークスのADSL接続料金を、従来の月額料金の5,800円が、9月1日より約30%下げた3,980円での提供が決まった。
 また@niftyADSL接続サービスキャンペーンとして、9月30日までの申し込み分について(8月1日から9月30日の申し込み分が対象)、3ヶ月間は月額料金が1000円割引となる2,980円/月で提供される。
 なお、初期費用についてもキャンペーン価格が適用され、ルータータイプは16,800円、USBタイプが12,800円となった。(こちらは9月1日から9月30日までの申し込み分が対象)

 Yahoo!! BBの出現によるADSL回線業者の雪崩打つような値下げラッシュもこれで一段落となるが、7月16日の値下げ以降改定がないフレッツ・ADSLとの価格差は大きく開いた。NTTに生きる道はあるのか(^^;)


[2001/08/06] イー・アクセスの@nifty値下げも間近か?
 Yahoo!! BBの超低価格攻勢に耐え切れず、このところADSL接続料金の値下げが相次いでいるが、本日ついにイー・アクセスは、大手BIGLOBEの値下げを発表した。価格改定内容は、一般的な電話共用タイプの月額料金を、従来の\5,800から約3割値下げして9月から\3,980とするものだ。また、申込手続費とモデム諸費用を合わせた初期費用も値下げされており、ルータタイプモデムは従来の\26,800が、約2割値下げして\21,500となる。
 同じく、日本を代表するパソコン通信系プロパイダの大手BIGLOBEの値下げによって、大御所@niftyの値下げもすでに時間の問題となった。通信回線の良し悪しは決して価格だけでないが、ユーザーとしては低価格での提供 されるに越したことはない。( ^_^)/


[2001/08/03] 雷さんに、ご注意を!
 昨日のイー・アクセスのユーザー専用情報「落雷時のご注意」によると、落雷が原因と思われるADSLモデム及びスプリッタの故障が多発しているようだ。対策として、雷が発生すると予想される時には、電源アダプタをコンセントから抜くと同時に、接続されてる電話線も抜くとことを勧めている。なお、購入したADSLモデムは、保障期間内であっても天災による故障は保障外となるそうだ。
 ADSLモデムにかかわらず、電話線を経由して雷の過大サージ電圧で、従来のアナログモデムやISDN用TAが被害を受けたのはよく聞く話だ。ただ実際には、いつ来るか分からない雷に、留守のたびごとに対策で引き抜くのも面倒ではあるが、被害に遭遇する確立を少しでも少なくするためにも、雷が鳴り始めたら対策を施して、インターネットは一時中断が好ましいであろう(^^;)


[2001/07/19] ニフティから「開通通知」が届く

 本日、ニフティより7月17日付の「ADSL接続サービス開通のご通知」の封書が届く。中身の内容は、(1)開通情報(開通日、キャリア名、回線タイプ、モデム種別)、(2)ADSL料金情報(初期費用、月額費用)、を確認するもので、誤りがあれば同封の「訂正用紙」に書き込み、課金修正に間に合うよう、7月27日必着で返送して欲しいとあった。
 通知内容は間違いなく、問題の初期費用はキャンペーン価格の\25,300になっている(^^)v


[2001/07/08] eAsyのeAccess速度調査

 eAsyって知ってる? 私はたかしさんのホームページADSL情報のページで存在を知ったが、eAccess is sweetie for youの略で、eAccess連合非公式サイトとでも呼ぶのか。極めて有益なADSL情報が満載なので、イー・アクセスユーザーはもとより、他回線業者を使ってるユーザーにもおすすめの必見サイトである。
 その中でもベンチ好きの私が最も興味深いのは、eAccess速度調査のページで、ftpクライアントを使った測定だけでなく、結果をデータベースに登録できて、自由に検索が可能な点にある。

 早速、5つの測定結果を登録した(^^ゞ。
 現時点では、京都八幡局での登録は私だけなので、下記のような検索結果が表示されるはずだ。5つのデータは、上から順に、So-net、So-net、DTI、impress、IIJのftpクライアントを使った測定結果であるが、管理メニューのADSL回線状態では全て1408Kbpsとなっている。
 従って、これらの実効率の差は、時間帯およびサイトの渋滞が要因と思われる。(左端の数列をクリックすると、より詳細な測定結果が表示される。)

  計測日 時間 プロバイダ 収容局 距離 ISDN モデム 計測値 実効 お名前
2689 01-07-08 16時 @nifty 京都八幡 2900m なし ルータ 1191.3k 79.4% 木村俊一郎
2684 01-07-08 12時 @nifty 京都八幡 2900m なし ルータ 843.3k 56.2% 木村俊一郎
2685 01-07-08 12時 @nifty 京都八幡 2900m なし ルータ 778.6k 51.9% 木村俊一郎
2682 01-07-08 11時 @nifty 京都八幡 2900m なし ルータ 559.5k 37.3% 木村俊一郎
2683 01-07-08 12時 @nifty 京都八幡 2900m なし ルータ 532.5k 35.5% 木村俊一郎


[2001/07/07] 1Mbpsの映画を観よう!

 ファイルのダウンロードが激速になって、それはそれで快適で素晴らしいことであるが、どうせ常時接続で電話回線も占有しないのなら、速さの必然性としては、何か物足りなさも感じる。
 必然性を感じる速さは、やはり動画のストリーミング再生となろうが、1Mbpsのブロードバンド配信を無料で行っているサイトも、まだまだ少ない現状にある。そこで、予告編であるものの最新映画が1Mbpsで配信されてるサイトを紹介したい。

 Yahoo! Japanのコンテンツの一つにYahoo!ムービーというのがあるが、その中の予告編ギャラリーには、最新の映画の予告編が60本ほど登録されていて、動画のムービーを無料でWindows Media Playerで観ることができる。配信スピードは、56k/100k/300k/1M (bps)から選択できるので、1Mbps環境があれば、ぜひ全画面表示にて観賞してみて欲しい。近い将来には、映画館やテレビ局にとって変わる、ブロードバンド配信時代の足音を感じるであろう。(Yahoo! BBの会員サービスとして有料配信されて、パソコンでロードショーが観れるのも、もうすぐですね。)


[2001/07/01] ADSLで何が変わるか?

 ブロードバンド三昧で約2日間、何が変わるか感想と共に述べてみたい。

 1)食べ放題はいいものだ!
 と言ってもしっかり元は掛かってるが、NTT電話代を気にしない常時接続は爽快だ。
 私の場合、イー・アクセスのアット・ニフティ無制限コース(ブロードバンドオプション)のタイプ1・ルータタイプなので、初期費用\28,100(開通一時金\24,500+開通手数料\800+NTT局内工事費用\2,800)と月額料\5,800が元手である。光だの電灯線などと日進月歩で進化する時代に、初期費用を何年で償却かを考えるのが課題だが、幸いなことに1Mbpsを確保できたので、少なくとも2年は辛抱しながらも使えるとみている。
 従って、2年間の総額で\167,300、月額に押しなべて\6,970になる(月額料の値下げもあって、平均すると五千円強程度)。この金額をどうみるかは人それぞれであるが、同じ通信費の携帯電話の平均使用料が一万円弱と比較すると、なんと安いものかと思っている。NHK受信料などは論外に高い(^^;)
 またもうひとつ、費用の面だけでなく、電話を使いながら通信ができるというメリットは大きい。今までは緊急電話が入らないかと気にしながらインターネットしていたが、その呪縛から開放され、のびのびとしたネットサーフィンは最高に快適だ。幸いなことに、当方では通信中の電話で通信が切断されるトラブルはなさそうだ。
 なお、ニフティパソコン通信もTelnetでr2.nifty.ne.jpを使えば、ネット接続からNifTermで巡回できるので、もちろんこちらも食べ放題!

 2)雑誌付録CD不要論!
 と言ってもせいぜい500Kbpsもあれば十分だが(^^ゞ、ダウンロードがこれほど速くなると雑誌付録のCD-ROMは不要になるのではなかろうか。サイトによっては180KB/sec(1440Kbps)が継続して全く落ちないところもあるが、10MBのファイルでも1分もあればダウンロードができる。しかしこんなサイトは珍しく、多くは100KB/sec程度で始まり時間と共に減速し50KB/secまで落ちる。でもこの場合でも、10MBなら2分弱でダウンロードができる。

 3)インターネット・キャッシュ不要論!
 もちろんインターネットキャッシュも不要となる。今までしっかり溜め込んでオフラインで読んでたのが嘘のようで、むしろオンラインで読んだ方が速いくらいなので、容量を10MBに設定して使っている。何かとトラブルの元になる可能性もあるキャッシュなので、使わないに越したことはない。

 4)テレビ放送不要論!
 ちょうど今日の13時からの2時間、イー・アクセスがブロードバンド配信で、渋谷Q FRONTのスタジオe-styleから、ニッポン放送の『原千晶のSunday Sound Walker Walker祭りスペシャル(ゆずスペシャル)』を観てみた。ブロードバンドと言っても名ばかりの300Kbpsと貧弱(320x240 14.8fps)なもので、21インチの1600x800の解像度のディスプレイでは小さすぎて物足らなさを感じたが、将来は更なる高解像度のインターネット放送で、テレビ放送が不要になるのではなかろうかとさえ感じた。

 ADSLもパソコンと同じで使ってナンボ!のものであるのは間違いない。まだまだ使いこなせてないADSLだが、しゃぶり尽くしたいと考えている(^^;)


[2001/06/30] とうとう開通!さてスピードは?

 29日が「開通予定日」なので、少なくとも28日に届くはずのADSLモデムは、やっと29日の朝九時にヤマト便にて到着したらしい。深夜にほろ酔い気分で帰宅して女房から聞いた(^^ゞ。7月1日開通を期待していたものの、敵もさる者引っ掻く者、どうしても6月中開通の実績にしたいらしい(__;)。
 しかし、早くなったもので、下のように予約申込の13日から18日間(13営業日)で開通。

 しょうがないと諦めて宅急便の箱を開け、酔払い運転でセッティングに入る。
 特に難しいところはなく、スタートアップガイドの説明に沿って、添付 CD-ROMを使った自動設定でセッティングを行ったが、問題なく完了する。ともすれば填まる可能性があるのは、セッティングの最初の「ADSLモデムの認証情報設定」画面で、「ご契約先プロパイダ名」、「ADSL認証ID」、「ADSL認証パスワード」を入力するが、前の2つはガイドとは別紙の「ADSL適合調査結果および認証IDのお知らせ」に書かれている。なお、最後の「ADSL認証パスワード」は、ガイドでは「プロパイダによってはパスワードが必要ありません。」と曖昧な表現だが、@niftyでは空欄のままが正解である。

 ハードウェアの接続は、今までダイヤルアップ接続時のモジュラー・ケーブルをそのまま使用し、回線切替器をスプリッタに、アナログモデムをADSLモデムに置き換えただけの安直接続である。(ノートPCはつい先日昇天したので、当面はハブ接続もない。)
 最近の雑誌などでは、スプリッタとADSLモデム間のモジュラー・ケーブルに乗るノイズを扱った記事も多く、できるだけ短くノイズに強いツイスト・ケーブルを使うように書かれているが、私は懐疑的で収容局までの数Kmを考えれば、誤差の範囲と思っている(^^;)。まして、屋内で自分で設置したものなので、周囲にノイズを発生するものがないことも確認している。
 そのようなことから、スプリッタからADSLモデムまでは、柱、壁、階段伝いに約20mの通常の平行フィーダ線をそのまま使った。(一応、気休め程度にフェライトの円筒型ノイズフィルタは取り付けてある。)


 さて、最大関心事の受信速度(下り速度)だが、送付されたADSLモデム MegaBit Gear TE4111C(2SEI-TE41C)の管理メニューにある機器状態情報のADSL回線状態は、「通信中 (上り 512Kbps 下り 1536Kbps)」と表示されている。これは、局側装置とADSLモデムがフルレートで接続されていることを示す。「実際の通信速度はどのくらい?」でも述べたが、フルレートの1.5Mbpsが得られる確率は、全体の約70%とイー・アクセスは言っている。

 SpeedTestでの計測結果は、さすがにロスがあるために、そのままの1.5Mbpsはまず出ないが、特別な対応を講ずることなく、デフォルトで効率88%(1.323/1.5)の1.323Mbpsはラッキーな数値であろう。まだデータは少ないが、詳細には「ADSLスピードDataBase」を参照願いたい。

 「情報交換広場」の#460(2001/06/19)辺りからも、速度が出ない課題が報告されているが、特に収容局までの距離が2Kmを超えると深刻になるようだ。その意味から今回の私のケースは非常にラッキーと言える。要因分析は非常に難しいが、電話局までの距離測定で得た感じでは、距離は2.9Kmあるものの、ノイズの発生源になりそうな工場や線路などもなく、民家に沿って電話線が敷設されてる点が、良い回線品質が得られているのだと思っている。


[2001/06/28] アナログモデムでのSpeedTest

 アナログモデムでのアクセスもあと残り僅かとなったこともあり、記念にアナログモデムでのSpeedTestの結果を取得しておいた(^^;)
 接続アクセスポイントは@nifty京都A(075-229-1138)、測定日時は2001/06/28(木) 15:40で、比較的空いてる時間ではあるが、それにしても比較的良い結果が得られた。
 ADSLで何倍出るかが楽しみ。

 ADSLモデムが今日届くはずと待っていたが、現時刻の22:40時点ではまだ届いてない。深夜に配達されることもないと思われるので、明日以降に持ち越された。
 理想的な7月1日開通の可能性も出てきた(^^;)


[2001/06/27] NTT適合調査を通過

 イー・アクセスから「ADSL適合通過のお知らせ」のメールがあり、モデムについては下記の一文がある。

※モデムは開通予定日の前日までに認証IDと同梱してお送りいたします。

 また、開通予定検索での開通予定日は、予想通りの29日になっていて、是が非でも月末開通させたいようだ(モデムさえ届けば協力しませう)(^^;)
 ということは、明日28日がモデム到着で、同時にフライング開通となるはず\(^o^)/

 今日のイー・アクセスのエリア拡張情報によると、昨日に引き続き、大阪府で2局、兵庫県で1局、京都府で9局、愛知県で11局、合計24局を開局したようだ。
 京都府内については、朱雀、嵯峨2、京都桂、賀茂、壬生別館、深草、長岡京、京都西山、と我が収容局の京都八幡で、予定されてた開局スケジュールは全てクリアされたことになる。


[2001/06/26] どうやら開局は6月中の模様

 今日帰宅したところ、女房曰く、昼間にNTTから電話があって、「ADSLの開通が29日なので、電話番号の確認に電話しました。」と言ってたとのこと\(^o^)/。ただし、まだメールでは、イー・アクセスやNTTからも連絡は無い。また、開通予定検索でも「NTT適合検査待ち」となっていて、何の変化も無い。
 今日のイー・アクセスのエリア拡張情報によると、埼玉県内10局と京都市内2局を開局し、京都市内の開局は京都北野と西陣別館とのこと。これで京都の開局は、6月22日の6局と本日発表の2局を加え、残るは、賀茂、朱雀、壬生別館、深草、京都桂、京都西山、長岡京、嵯峨2と、我が収容局の京都八幡となり、先のNTTからの電話の29日開局は信憑性がある。
 明日辺りにメールがあると思われるが、モデム送付の関係上、開通は理想的な7月にずれ込む可能性が出てきた(^^;)。7月1日開通になれば、宝くじに当たったほどのラッキーなのだが(^^)v


[2001/06/22] 「NTT適合検査待ち」に入る
 
 最下行のメッセージが、昨日の「データチェック中(ニフティ)」から、今日は「NTT適合検査待ち」に変わり、すでに適合検査のステップに入ったようだ。
 数十年前の試験結果待ちの緊張を思い出す(^^ゞ

 大きな変化ではないが、宅内工事の欄も「ご自身で工事担当を手配して、モデムを設置する」から、現実的な「ご自身で設置する」に変わった。

 やけにスピードが上がってきたようだが、7月からADSL接続料金を取れるよう、無理やりにも今月中の開通を目指しているのか?(希望は7月第1週の開通で、ADSL料金は翌月の8月より実施)

 6月22日のイー・アクセスのエリア拡張情報によると、伏見、宇治2、京都新田、木幡、山城田辺、城陽の6局はすでに開通し、残るは、賀茂、朱雀、壬生別館、深草、京都北野、西陣別館、京都桂、京都西山、長岡京、嵯峨2と、我が収容局の京都八幡となった。


[2001/06/21] やっと、事務手続き開始

 やっと「事務手続き開始日」が登録された。

 初期費用\3,600、月額\2,280で下り最大8MbpsのYAHOO! BBに脅威を感じ、解約を恐れた前倒しの可能性もあり。ただし規約では「ADSL申込の取消」は「事務手続き開始日」から10日まで無料(^^;)。

 最下行に「データチェック中(ニフティ)」とあることから、「ニフティからADSL会社への正式申込」がスタートしたと判断。


[2001/06/18] 出ないスピードの対応策は?

 まだここまで考えるのは気が早いのだが、皆さんの中にはすでに繋がったが、スピードが出なくて悩んでいる方もいると思うので、スピードの測定方法と出ないスピードの対策方法を書いておこう。

 スピードの測定は、OSO's NIFTY Siteデータ受信速度の計測のページで、データサイズを「1Mバイト」で測定してみよう。スピード計測結果と概略の電話局までの距離を、「情報交換広場」に書き込んでいただければ、比較するデータベースとして他の方にも大いに参考になるはずだ。

 測定結果が遅い原因にはどうしようもないものもあるが、まず「MTU」や「RWIN」を見直してみよう。詳しくは、ZDNetの「我が家のブロードバンド化計画(2)−速度の出ないのはなぜ?(1)」の記事で、詳しく要因と対策法が解説されているが、特にWindows 9x系の場合には、画期的に改善される可能性も大いにある。具体的には、前の記事をよく読んで、本文中の「Dr.TCP」を入手し、「MTU」を1454、「RWIN」を16384に設定してみることだ。

 これでも出ない場合には、再度屋内配線のケーブル類を見直し、それでも駄目なら、本質的なもので宿命だと理解し、清く諦めるのが精神的にも良い(^^;)


[2001/06/17] ステータス確認ページへの登録

 ニフティより6月17日の朝7時にメールがあり、Webのステータス確認ページにて、開通予定検索が可能になった旨の連絡があった。(左のキャプチャー画像)

 なお、開通までの概略のスケジュールの記載があり、未開局でNTT西日本手配のニフティ既存ユーザの場合には、適合検査と工事でもって、開局から14営業日が必要となっている。

 さて、当方の収容局である京都八幡の開局予定は、6月末と予想されるので、7月初旬の開通は無理っぽい様相を呈してきた。

 ただし、このスケジュールでは、初期費用減額のために一旦キャンセル後に再申込を行ったが、ロスをほとんど発生することなしに、\8,000の節約ができたことになる(^^)v。


[2001/06/16] 正式申込手続き完了!

 ニフティより「ADSL正式申込手続きのお願い」のメールが到着する。(メールより一部引用)

 お客様が予約されたエリアのADSLサービス開始が近づいてきました。よって、お手数ではございますが正式に申込手続きをお願いいたします。

 もちろん、タイプ1(電話共用タイプ)のルータモデムで、即刻申し込む。

 


[2001/06/14] 晴れて出戻り待機者(^^ゞ

 今朝になってニフティより約1分間で3通のメールが届く(^^;)。タイムスタンプが[07:28:24]と[07:28:37]の前の2通は何故か全く同じ内容で、タイトルは昨日届いた「ADSLキャンセル/回線解約受領通知」の『解約受領』が『契約完了』に変わって「ADSLキャンセル/回線契約完了通知」となっている。
 本文の中身は、キャンセル/解約依頼を完了したので、ADSL開通予定検索で『解約』と表示されていることを確認して欲しいとの内容であった。(これはすでに昨日確認済)

 面白いのは(゚゚ )\☆、その後58秒後のタイムスタンプが[07:29:35]で、タイトルが「ADSLサービスご予約ありがとうございます。」のメールだ。これは昨晩、再申し込みを行った確認のメールだが、もし手動で発信をしているなら、担当者はさぞかし困惑してるしょうね。
 メールの内容は、1)予約を受付けた旨の確認、2)受付番号の発行、3)開通までの流れ、の3点が論旨であったが、前の3月5日申し込みと少し異なるのは、申し込みが『予約申込』と『正式申込』の2段階になった点だ。(メールより一部引用)

〇予約申込について
 お客様のお申込のエリアは、現在ADSLサービス未開局(開局予定エリア)となっております。開局が近づきましたら、正式にお申込手続きが必要となります。あらかじめご了承ください。

〇ご予約後のご連絡およびお申込手続きについて
 ご予約後のご連絡につきましては、開局予定1〜2週間前頃に弊社より電子メールもしくは郵送にて正式申込OKとなった旨の通知をさせていただきます。そのメールに記載されている予約申込者専用のホームページからお申込手続きをしていただきます。

 なお、開通までの流れは以下のようになっていた。(メールより一部引用)

〇ご予約から開通までの流れについて
 予約申込から開通までの手続きのフロー概要は以下のようになります。事前申込から開通までは、3〜5週間程度かかります。(お申込内容に不備がある場合には、さらに開通までの期間が延びる場合があります。)

1.お客様からアット・ニフティへの予約申込
2.お客様からアット・ニフティへの正式申込
3.アット・ニフティからADSL提供会社への正式申込
4.ADSL提供会社からNTTへの適合確認
5.ADSL提供会社からアット・ニフティへの適合結果通知
6.アット・ニフティもしくはキャリアからお客様への適合結果通知
7.アット・ニフティの会員登録(アット・ニフティ新規会員の場合)
8.ADSL提供会社からお客様へADSLモデム送付
9.NTTのADSL回線工事
10.モデム設置工事(工事業者手配の場合)
11.開通

 さて、開通はいつになるでしょうか?開局が6月29日で、開通が7月6日と踏んでいる。キャンセルがなければ、開局と同時開通と踏んでいたが、順位が落ちて1週間の延伸=減額\8,000と引き換え。
 ところで、ADSL接続サービス料金は、「開通翌月からかかる」というのを知ってますか?具体的には、ニフティへの支払いが現在\2,000のところ、ADSL開通の翌月より\5,800に増額されるもので、月末開通が最も損なケースになる。(ここまで計算していたわけでもないが、更に\3,800も助かるかも。)


[2001/06/13] 二度目のADSL接続サービス申込

 早速、朝7時に昨晩キャンセルした旨の「ADSLキャンセル/回線解約受領通知」のメールがニフティより届く。

 夜8時にADSL開通予定検索をしたところ、右のように間違いなく解約されているのを確認できたので、その足でお申込のページへ飛び、新規で前回と同様のイー・アクセスのADSLサービスの申し込みを行った。また、そのついでにADSLプレゼントキャンペーンにも応募してきた(^^;)。

 これで初期費用は\25,300となって、私の場合は\8,000の減額。手間に比べても悪くはないですねぇ。

 ここで注意点を一つ述べておくが、キャンセルをする前に、収容局の受付が現在実施されてるかを必ず確認してください。収容局の一部では、回線売り切れのところもあるようで、その場合には増設工事の完了まで待たなければいけません。また、一旦解約して再度申し込みを行うと、順番が後ろにずれて、開通が遅くなる場合があります。


[2001/06/12] ADSL接続サービスのキャンセル

 3月5日にニフティでイー・アクセスのADSL接続サービスを申し込み、3ヶ月以上待たされてる内に、6月1日から初期費用キャンペーン価格が始った。

 このキャンペーンは、いままでのルータタイプの初期費用が、4月2日までの申し込み分は\33,300、4月3日以降の申し込み分は\36,300が、\25,300になるという\8,000〜\11,000ものディスカウントである(USBタイプでも\4,000〜\7,000安くなる)。

 ただし、「情報交換広場」のこちらこちらのたかしさんの情報のように、すでに申し込み分には適用されない、不合理極まりないキャンペーンでもある。また、ADSLプレゼントキャンペーンも、3月11日以前の申し込み分は対象外。

 そこで、「事務手続き」が未開始なのと(申込の取消は無料)、、6月後半まで開局しないのを幸いに「ADSL接続サービスの申込変更、解約」のページから、一旦ADSL回線申請のキャンセルを行った。(近い内に再申込の予定)







 

[2001/05/26] 開通予定検索の怪の氷解

 開通予定検索結果の「事務手続き開始日」が突然に消えた怪だが、待機者同盟(?_?)の同士からのメールで@niftyへの質問に対する回答を頂いたので、情報として要約にてお知らせする。
 @niftyの説明によると、「4月5日時点で未開局エリアになっていた一部で、バッチ処理の不具合で事務手続き開始日の設定ミスがあり、5月1日に不具合の修正し対応した。」とある。当方での「事務手続き開始日」は、4月8日に登録で5月3日の抹消なので(気付いた日)、ちょうどタイミングは合う。
 今回の怪は、全面的に@niftyのミスに振り回されたものだが、ミスは仕方ないとしても、気付いた時点で告知して欲しかったものだ。また、ほんとに一部で告知の必要がないとすれば、対象者にはメールで知らせるべきであろう。 『驕る平家は久しからず』>@nifty殿

 さて、具申はこの程度にして、まことにローカルで申し訳ないが、京阪地域のイー・アクセスのADSL接続サービスの開局展開を追っかけてみよう。
 大阪府内においては、5月25日に開局した門真市:大和田、枚方市:牧野、交野市:交野をもって、5月開局予定で未開局なのは、四條畷市:四條畷、大東市:大阪大東、東大阪市:北布施・鴻池局・大阪河内・枚岡、枚方市:枚方・香里丘・中宮、八尾市:八尾の5市10局となったが、来週中に開局して予定通り進捗して欲しいものだ。(すでに開局済リストはこちら)

 これらが終わると大阪府内は一休みで(次の展開は7月)、6月は京都府内の開局が展開される。
 まず6月に開局予定なのが、賀茂、朱雀、伏見、壬生別館、深草、京都北野、西陣別館、京都桂、京都西山、長岡京、京都八幡、宇治2、城陽、京都新田、木幡、山城田辺、嵯峨2の17局。続いて7月には、山科、紫野、祇園、京都南、京都、京都吉田、七条、大原野、京都醍醐の9局が開局の予定になっている。
 大阪府内場合においても、人口密度の高い中心部からスタートして、周辺部へと展開しているので、わが京都八幡は6月でも後半と予想しているが、いまだに開局予定のない地域もあることを考えれば幸せと思い、胸膨らませ期待して待ち焦がれる毎日である。


[2001/05/17] 開通予定検索での暗号文

 すでに登録済みの「事務手続き開始日」が、ある日突然に消えた怪には戸惑うばかりの開通予定検索だが、またもや暗号めいた意味不明の表示が出現した。

 今まで気付かなかっただけなのか、実は待機者同盟の同士からメールを戴いて、注意して見て分かったことだが、最下行に『未開局』の表示がいつからか追加されている。(4月8日時点では『NTT適合結果待ち』が記載されていた場所)
 現時点で未開局なのは当初の予定通りであり、特に情勢に変化があったものでもない。いまさら記載の必要がどこにあるのか、意味を掴むのに苦しんでいる。

善意で勝手に解釈すれば、「お客様の在住エリアのADSL回線は、現在未開局になっています。すでにお申込のお客様については、NTT適合検査依頼の受理されるタイミングに合わせて、事務手続きを開始致しますので、今しばらくお待ち願います。」ということでなんですかねぇ(^^;)


[2001/05/16] 実際の通信速度はどのくらい?

 ADSL開通を期待に胸を躍らせながらも不安を抱える日々でもあるが、その中でも実際にどの程度の速度が出るのか大きな関心事でもある。(もともと、電話共用の常時接続が低コストで実現できるだけで十分と考えていたが、人間とは強欲なもので、開通がほぼ1ヵ月後に迫ってくると、通信速度が気になってくる。)
 
 そのようなことから、通信速度の現状とそれを左右する要因について少し触れてみることにしょう。
 
 通信速度については、ほとんどのADS回線業者において、下り(ダウンロード)が1.5Mbps(192KB/sec)、上り(アップロード)が512Kbps(64KB/sec)が一般的で、64Kbps(8KB/sec)のISDNと比較すると、上りで24倍、下りで8倍の圧倒的なスピードでもある。しかし、これらの通信速度はあくまでもベストエフォート型であって、保証されてないところに話を混乱させ、ますます期待と不安をつのらせる要因ともなっている。
 
 まず、通信速度のベストエフォート型(best effort)の定義だが、「最善を尽くして努力するが、最低通信速度は保証しない」旨の契約形態を指している。なんだかファジーであるが、その分安価に実現できることもあって、ネットワークの世界ではしごく一般的でもある。その反対に、主として専用線で実現する通信速度が保証されるギャランティ型(guarantee)もあるが、コストが高くつくこともあり一般的ではない。
 従って、通常は回線業者との信頼関係に基づくベストエフォート型の契約が一般的となる。

 実際の通信速度が気になるところだが、貴重な臨床データが掲載されている、RBB TODAYの"1.5Mbpsへの高速化の影"なるコラムを紹介したい。このコラムは、ADSL回線業者のイー・アクセスの投稿で、2月1日に実施した設定最大速度の高速化にともない、ベストエフォートに対するユーザー理解を得る目的で書かれている。内容は、現実にどの程度の速度が出ていて、その速度が制限される要因についても触れられているので、ADSLユーザーにはきっと参考になると思われる。(なお、右のグラフのデータは、このコラムでの数値を使わせてもらった。)
 
 ADSL通信速度の現状は?
 右上のグラフは、イー・アクセスが2月8日に調査した約4000回線の通信速度を計測した結果であるが、下りについては87%が1.0Mbps以上、上りでは93%が0.5Mbps以上での接続が実現できていたことを示している。ただし、接続が全くできなかったデータはこの中にはないが、接続さえできればISDNとの比較でも遥かに高速であるのは間違いない。
 
 ADSL通信速度を低下させる要因は?
 では、通信速度のバラツキは何に起因するのかだが、やはり電話局までの距離に大きく影響され、特に2Kmから3Kmにかけて理論的な最高速度の限界が著しく低下していく、と述べられている。特定の距離から著しく低下する背景は詳しく述べられてないが、信号が減衰している上にノイズが加わることで、S/Nが大きく劣化することと、距離に比例してノイズに遭遇するチャンスが増えることが要因だと勝手に推測している。
 
 このようなことから、電話局まで2.9Kmもある筆者の自宅では、1.0Mbpsも出そうもないが、低ノイズに期待したいものである。こればかりは、実際に開局されて設置するまで分からないこともあり、期待と不安の日々を送らざるを得ない。(^^;)


[2001/05/12] 「事務手続き開始日」の消滅はハッピー!

 ADSL開通予定検索で一喜一憂してたところ、読者の方からメールをいただき、同じく一旦登録された「事務手続き開始日」が現在は消えているそうで、同一ケースの方がいるのが分かって安心しました。(^^;)
 さて、「事務手続き開始日」は、どのような意義があるのでしょうか? 申込者が開通までの経過をチェックできるのも大変有意義ですが、更に大きな意義は「申込内容の変更や取消に際する手数料」が決まる起点日になっていることです。(ほとんどの変更や取消は「事務手続き開始日」から10日までは無料)
 従って、「事務手続き開始日」が消えたのは、申込側としてはハッピーなことではないでせうか。ヽ(^o^)丿 モデムタイプの変更や申込の取消も、「事務手続き開始日」から10日までは手数料が無料なので、もし必要なら予定検索画面をスクリーンショットした後に、手続きに走りませう。(゚゚ )\☆バキッ

 余談ですが、在住エリアが5月開局予定のNTT西日本のフレッツADSLに申し込みたい友人は、いまだに申し込み受付さえ開始されてなく、合うたびごとにボヤキを聞かされています。ADSLは現時点まさに売り手市場で、きめの細かいサービスの要求も難しい状況にありますね。せめて待機者同盟で情報交換しましょう。

[2001/05/06] 電話局までの距離測定

 在住エリアの電話局は、京都支店京都八幡別館です。つい最近までは、京都八幡営業所と呼んでいましたが、リストラの影響か営業機能はなくなって、現在は電話交換機のみ収容されてるようです。
 実際の距離測定をするために、歩いて実地検証してきたところ、直線距離では約2.35Kmのものの、電話線は道伝いで約2.90Kmと分かりました。(距離測定には「地図帳ZII DVD全国版」を使用)
 う〜ん、少し遠いですねぇ。せいぜい1Mbpsというところでしょうか。

 電柱と電話線しか写ってませんが、興味のある方はこちらをご覧ください。 


[2001/05/03] 開通予定検索では一歩後退

 今朝、ADSL開通予定検索で確認したところ、何故だか「事務手続き開始日」が消えている(^^;)。4月末の確認では、「2001年04月05日」に事務手続きが開始され「NTT適合結果待ち」なのが、6月開局予定(京都八幡)と間があるものの、一旦開始されたのが突如として消えるのも不可解なものである。
 総務省4月25日発表のDSL普及状況公開ページによると、4月24日現在の加入者数が10万回線を突破し、昨年11月から5ヶ月で約20倍の勢いで加速的に増加しているようだ。それにともない、NTT側対応やADSLモデム不足から、一部では開局や施行の遅れの報が飛び交っている。
 それらの状況からすると、すでに開局された地域への設置に集中し、これから開局予定の地域は後回しにして滞るのは理解できるが、すでに開始されたとのアナウンスを抹消し、何の連絡がないのも寂しいものだ。
 ああぁ!インターネット常時接続環境への道は遠ざかる。(笑)

開通予定検索結果(2001/05/03)


[2001/04/08] 開通予定検索結果(2001/04/08)

 爆発的なADSL急増に心配になってきたこともあり、久しぶりにADSL開通予定検索で進捗を確認する。
 申し込み直後は申込日しか記入されてなかったが、新たに追加された事務手続開始日に記入があり、滞りなく進捗しているようだ。(在住エリアの開局予定は6月)

開通予定検索結果(2001/04/08)


[2001/04/06] ADSL普及は爆発的な勢いで増加

 本日更新された総務省のDSL普及状況公開ページによると、3月末現在のDSLサービス利用者数は前月比約2倍の68,746回線となった。本格サービス開始直前の昨年11月末時点では5,347回線だったので、4ヶ月で約13倍に増えたことになる。(上り下りの通信速度が、非対称なADSL(Asymmetric Digital Subscriber Lines)や対称(Symmetric)なSDSLなどを総称してDSLと呼ぶが、現在ではそのほとんがADSLである。)
 このような急進展で、開局待ちの待機組は日増しに増加して、NTT局内工事の遅れやADSLモデムの品不足があいまって、パニック的状況になりつつある。

[2001/03/24] イー・アクセスのADSL体験フロア

 開局まで待ち遠しいものだが、先ごろリニュアールオープンしたソフマップ大阪・なんば店 ザウルス2 ハード館の1階に、イー・アクセスのADSL体験フロアがあると聞いたので早速体験してきた。
 試しに開いたページはもちろん「木村の部屋」であるが、動画のファイルを置きたいほどに速いはやい。画像などはキャッシュを読むのと変わらない速さに仰天。(*_*)


[2001/03/18] 常時接続のセキュリティを256倍に

 ADSLでは、CATVのように他人と回線を共有しないことや固定IPアドレスでないことから、プライバシーやセキュリティの確保について優れるが、それでも常時接続はクラッカーなどに狙われやすいので、それなりに配慮が必要であろう。
 ただ、企業ならともかくとしても、個人ユーザーで完璧なセキュリティを施すのは難しいものがあるが、それでもちょっとしたことで、外部からの侵入に対する防壁を何百倍も高くすることも可能なので実施しておきたい。

 まず、セキュリティチェックの理解を深めるために、クラッカーの手口を推察してみよう。(^^;)
 ツールを使ってユーザー名とパスワードをしらみつぶしに送りつけ、登録されてるユーザーアカウントを暴き、ユーザー認証をクリアしてPCに侵入し、ファイルの改竄などを行うものと思われる。
 したがって、防備として最も有効なのは、ユーザー認証で蹴散らすことができる防壁である。

 そのようなことから、最小の手間で最大の効果が得られると思われるセキュリティの確保を行った。(OSはユーザー認証の概念があるWindows2000の例)

1)全てのユーザーアカウントにパスワードの設定
 [コントロールパネル]−[ユーザとパスワード]の[ユーザー]タブで、"このコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります"にチェックがあるか?
 また、登録されてる全てのユーザーにパスワードが設定されているだろうか?

2)ユーザー名のadministratorは別名に変更
 デフォルトで登録されるadministratorの名前は別の名前に変更しよう。そのままでは、ユーザー名を教えてあげていることにもなり、クラッカーの手間が随分と省けてしまう。
 [マイコンピュータ]を右クリック−[管理]−[ローカルユーザーとグループ]−[ユーザー]−[Administrator]を右クリック−[名前の変更]で、変更が可能。

3)アカウントロックアウトポリシーの設定
 [コントロールパネル]−[管理ツール]−[ローカルセキュリティポリシー]−[アカウントポリシー]−[アカウントロックアウトポリシー]−[アカウントのロックアウトのしきい値]で、ローカルポリシーの設定を「3」に設定する。
 設定を行うと、「ロックアウトカウントのリセット」と「ロックアウト期間」に推奨値の30分が設定され、30分以内に3回のログオンに失敗すればロックアウトとなり、その後30分はログオンができなくなるので、クラッカーは30分に3つのユーザー認証しか試せなくなる。

 また、ニフティADSL接続サービスで渡されるルータタイプのADSLモデムにセキュリティ機能があり、外部ネットワークのWWWブラウザからアクセスされないようにするフィルターの設定もできるので、開通してからになるが忘れずにこれも設定しておきたい。


[2001/03/17] ニフティサーブのtelnet接続実験

 ADSL接続サービスは、ADSL回線を使ったインターネット接続の課金と電話代が使い放題のシステムなので、サービス外のニフティサーブネットワーク(パソコン通信)にダイヤルアップで接続すると、課金は不要なものの電話代が別途発生する。ところが、ニフティにはインターネットを経由してニフティサーブに接続できるtelnet回線が用意されていて、こちらを使えば電話代も不必要となる。

 そのようなことから、全てのアクセスを使い放題にできるよう、現在の環境で実験が可能なダイアルアップのインターネット接続のtelnet回線(hrt2.nifty.ne.jp)で、NifTermでのニフティサーブの巡回をしてみたが、ダイヤルアップ接続のROAD7と変わらず実用十分な回線品質であることを確認した。


[2001/03/12] ADSL接続サービス料金の価格改定発表

 ニフティのイー・アクセスのADSL接続サービス料金の価格改定が発表される。
 改定内容は、月額料金を700円下げて初期費用を3000円上げるというもので、5ヶ月で初期費用の値上げ分が回収できる実質的な値下げとなる。また、4月2日までに申し込めば初期費用は現在と同じなので、月額料金の値下げだけが享受できる。

サービス料金 ルータタイプ USBタイプ

適用日

月額料金 \5,800(↓\700) 4月度利用分より
初期費用 \36,300(↑\3,000) \23,300(↑\3,000) 4月2日申し込み分より


[2001/03/06] ADSL開通予定検索にて再確認

 ニフティのADSL開通予定検索にて、申し込み内容が間違いないことを確認する。なお、現時点では在住エリアのADSLサービスが未開局なので、NTT適合結果登録日と開通予定日についてはブランクになっている。


[2001/03/06] ニフティより受け付け完了の通知

 ニフティよりのメールで、申し込み受付が完了し、在住エリアのADSLサービスの開局後14営業日(NTT適合調査+NTT工事)で開通することと、開通までのスケジュールがニフティのADSL開通予定検索で可能な旨の連絡がある。


[2001/03/05] ニフティでイー・アクセスの申し込み

 即行の申し込みをニフティで行う。(ニフティが受付窓口で、回線事業者のイー・アクセスへはニフティより連絡されるシステムになっている。)
 初期費用が少し高いものの、PC複数台の同時接続が可能なルータタイプを選択する。(ニフティには、通常の個人会員と同じサービスが利用できる子IDが、月額\500で取得できるお得なファミリープランもあるので、ADSL開通の暁には家族用の追加IDを取るつもりでルータタイプの選択をする。)

サービス料金 ルータタイプ USBタイプ 左記の条件
 1)既存の電話線とADSLの線を共用タイプ
 2)モデムレンタル料を含む
 3)モデムの設置は自前で行う
月額料金 \6,500
初期費用 \33,300 \20,300
NTT工事費 \2,800

 なお、イーアクセスには、従来の電話回線を利用する電話共用タイプ(タイプ1)と新たなADSL回線を追加する専用回線タイプ(タイプ2)があるが、後者は費用も高くなり一般的でないので、以降は特に断りのない限り電話共用タイプ(タイプ1)とし、専用回線タイプ(タイプ2)については省略する。


[2001/03/05] 情報配信サービスから申し込み受付開始の連絡

 かねてより登録のイー・アクセスの情報配信サービスからのメールにて、在住エリアのADSLサービスの開局が6月に予定されてることと、すでに申し込み受付が開始された旨の連絡を受ける。


[2001/01/下旬] イー・アクセスの情報配信サービスに登録

 ニフティADSL接続サービスをイー・アクセスのルータタイプで申し込むことに決めたが、問題の在住エリアの開局がまだ未定なので、開局予定が決まり次第にメールで連絡が入るように、イー・アクセスの情報配信サービスに登録を行う。


[2001/01/中旬] 複数台同時接続ならイー・アクセスのルータタイプ

 ニフティADSL接続サービスには、現在のところ2つのADSL回線を提供する回線事業者とNTT東/西日本のフレッツ・ADSLの合わせて3つの選択肢があるが、在住エリアの開局時期や細かいサービスなどの差のほかに、事業者から渡されるADSLモデムのタイプに大きな違いがある。

回線事業者 USB ルータ付 ルータ無
イー・アクセス  
アッカ・ネットワークス  
フレッツ・ADSL    

 モデムタイプの差は、PCが1台への接続ではI/Fの差だけで、機能的にはどのタイプでもあまり変わりないが、複数台のPCで同時接続環境を作る場合には大きな違いがある。

モデムタイプ

PC複数台の同時接続環境の構築法

USB Windowsのインターネット接続共有機能を使用するので、PCの同時起動が条件
ルータ付 (単純に)ハブにて分岐して、それぞれのPCに接続
ルータ無 ブロードバンドルータを通した後に、ハブにて分岐してPCに接続

 以上のように、複数台のPCで同時接続環境を作るには、ブロードバンドルータの投資(約2万円)を必要とするフレッツ・ADSNは避けて、近々在住エリアでの開局が予想されるイー・アクセスのルータタイプを選択することにした。(最近のISDN用ルータを持っていれば、ファームウェアの書き換えでADSLに対応できる可能性は高い。)


[2001/01/上旬] ニフティADSL接続サービスはメリット大

 インターネットの普及には目覚しいものがあり(いまさらでもないが)、居乍らにして世界中の最新情報が入手できるようになり、紙メディアに掛ける経費の激減と共に書籍の山から開放され、情報メディア革命の恩恵を蒙ってるのを最近はつくづく感じている。
 反面、雑誌代と反比例で電話代は激増する一方で、我が家の電話回線はインターネットに占拠され、家族からも苦情の出る始末で、通信環境の見直しの必要に迫られ検討に着手した。

 通信歴は、1992年にニフティサーブネットワーク(パソコン通信)を始めたので比較的古い部類に属するが、アナログモデムも7Kbpsの時代から、その後の進化にともなって買い換えて、現在の56Kbps(V90)は5台目にあたる。
 通信環境の見直しは、2〜3年前のISDNが本格的に普及し始めた頃に、使い慣れたアナログモデムから、乗り換えを検討したこともあったが、通信速度に大きな差がないことから(64Kbps)見送っている。また、1年前にも在住エリア京阪ケーブルテレビジョン局ZAQインターネット接続サービスが開通したが、ニフティサーブネットワークと外出先でのアクセスが必要なことも考え合わせると、結局は追加で発生するCATV料金となり、不経済極まりないこともあってこれも見送った。

 このような、いろんな条件もあって新しい通信環境に乗り遅れたが、今回新たに電話代や回線占拠の課題を解決すべく再検討に行った。
 結果を表にまとめてみたが、昨年から本格的に始ったADSLは、ISDNの特長に加えて通信速度が圧倒的に高速で、CATVのように他人と回線を共有しないことからプライバシーやセキュリティの確保にも優れる、現時点では理想的な通信手段と言えよう。
 また、このADSL回線を使うニフティADSL接続サービスを使えば、ニフティサーブネットワークと外出先からのアクセスも確保できるので、現在の全ての条件と課題のクリアが可能となる。

評価項目

ADSL ISDN アナログ CATV
ニフティサーブの対応 ×
外出先でのアクセス ×
電話機との併用 ×
常時接続コスト ×
通信速度
プライバシーとセキュリティ ×

総合評価

× ×

 通信速度の比較では、ADSLの通信速度が1.5Mbps(上りは512Kbps)に対して、CATVの実際のサービスは512Kbpsが大半なので(ZAQは256Kbpsに制限)、圧倒的にADSLが高速である。